JPH1167375A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH1167375A
JPH1167375A JP22983097A JP22983097A JPH1167375A JP H1167375 A JPH1167375 A JP H1167375A JP 22983097 A JP22983097 A JP 22983097A JP 22983097 A JP22983097 A JP 22983097A JP H1167375 A JPH1167375 A JP H1167375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector housing
mounting hole
burr
parting line
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP22983097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sawada
尚 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP22983097A priority Critical patent/JPH1167375A/ja
Publication of JPH1167375A publication Critical patent/JPH1167375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタハウジングの取付孔内でのガタ付き
を防止しながら、バリ取りの作業を不要にする。 【解決手段】 コネクタハウジング11を取付孔Hに嵌
合した状態では、コネクタハウジング11の外周面のバ
リ11Cの形成されていない領域(金型のパーティング
ラインと非対応の領域)11Aがその全面に亘って取付
孔Hの内周面に当接するため、コネクタハウジング11
はガタ付きなく一定の位置及び姿勢に保持される。ま
た、バリ11Cの形成されている領域(パーティングラ
インとの対応領域)は取付孔Hの内周との間に隙間をあ
けていて、バリ11Cが取付孔Hの内周に強く押圧する
ことがないので、バリ11Cを除去しなくてもコネクタ
ハウジング11は取付孔H内に円滑に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取付孔に嵌合して
取り付けられるコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば燃料タンク内の電気機器と燃料タ
ンク外の電源とを接続する場合に用いられるコネクタと
して、特開昭63−211577に示すものがある。こ
れは、内部に雄端子金具を収容した樹脂製のコネクタハ
ウジングを、燃料タンクの壁板に形成した取付孔に嵌合
して取り付けられ、その雄端子金具のタンク内とタンク
外に臨む両端に、夫々、電気機器側の雌端子金具と電源
側の雌端子金具とが接続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるコネクタのコネ
クタハウジングは金型によって成型されるが、コネクタ
ハウジングの形状によっては、金型のパーティングライ
ンがコネクタハウジングの取付孔に対する嵌合方向に沿
う方向となることがある。この場合には、パーティング
ラインに沿ってコネクタハウジングの外周に生じるバリ
が、取付孔の内周と必ず対応することになる。このバリ
を未処理のままにしておくと、取付孔へ嵌合するときに
大きな抵抗が生じたり、嵌合することすらできない虞が
ある。
【0004】そのため、従来では、コネクタハウジング
の成型後にバリを除去する作業を行わなければならず、
工程数が多くなる欠点があった。また、このバリ取り
は、手作業によって行われ、しかも高い精度が要求され
るので、作業者への負担が大きいという問題もあった。
尚、この対策として、予めバリの突出寸法分だけコネク
タハウジングの外径を取付孔の内径よりも小さく設定し
ておくことにより、バリ取りの作業を不要にすることも
考えられる。しかし、バリは薄片状であって変形し易
く、しかもバリの突出寸法は金型の摩耗の程度によって
変動するため、コネクタハウジングを取付孔内で一定の
姿勢と位置に保持する機能をバリに担わせることは困難
であり、ガタ付きの発生は必至となる。本願発明は上記
事情に鑑みて創案され、コネクタハウジングの取付孔内
でのガタ付きを防止しながら、バリ取りの作業を不要に
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相手
部材の取付孔に対し、内部に端子金具が収容されたコネ
クタハウジングを嵌合させることにより取り付けられ、
前記コネクタハウジングの外形面がその嵌合方向に沿っ
たパーティングラインを有する金型によって成形される
コネクタであって、前記取付孔への嵌合状態では、前記
コネクタハウジングの外周面のうちの前記パーティング
ラインと非対応の領域における少なくとも2カ所が前記
取付孔の内周面に当接し、且つ前記パーティングライン
と対応する領域が前記取付孔の内周とは非接触とされる
構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記取付孔の内周面は真円状とされ、前記コネクタ
ハウジングの外周面の前記パーティングラインと非対応
の領域は前記取付孔の内周面と密接可能な円弧面状とさ
れている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>金型成型されたコネクタハウジング
の外周にはパーティングラインに沿ってバリが生じる
が、このバリが生じる領域ではコネクタハウジングと取
付孔とが非接触とされ、その隙間にバリが収容されるよ
うになるため、バリが取付孔の内周に強く押圧する虞は
なく、コネクタハウジングは取付孔内に円滑に嵌合され
る。即ち、バリ取りが不要となる。また、嵌合状態にお
いては、コネクタハウジングの外周面のうちのパーティ
ングラインと非対応の領域における少なくとも2カ所が
取付孔の内周に当接するので、コネクタハウジングは取
付孔に対してガタ付きを生じることなく一定の位置及び
姿勢に保持される。
【0008】<請求項2の発明>取付孔にコネクタハウ
ジングを嵌合すると、コネクタハウジングの外周面のう
ちの円弧面が広い領域に亘って取付孔の内周に密接する
ので、コネクタハウジングは取付孔に対して高い安定度
をもって所定の位置と姿勢に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図3を参照して説明する。図1において、板状
のフランジ(本発明の構成要件である相手部材)Fは、
図示しない燃料タンクの壁面に水平に取り付けられたも
のであり、このフランジFには筒部材Sが上下方向に貫
通した状態で溶接により固定されている。この筒部材S
の内周の断面形状は真円とされており、この筒部材Sの
中空内が、本実施形態のコネクタ10を取り付けるため
の取付孔Hとされている。
【0010】コネクタ10は、合成樹脂製のコネクタハ
ウジング11と、このコネクタハウジング11にインサ
ートされた雄端子金具13とを備えてなり、コネクタハ
ウジング11を上から取付孔Hに嵌め込み、拡径部14
を筒部材Sの上端に係止させることにより、下方への抜
けを規制された状態に取り付けられている。コネクタハ
ウジング11の上端部には横向きに開口するフード部1
2が形成され、このフード部12内に雄端子金具13の
上端部が横向きに突出している。このフード部12に
は、燃料タンク外に設けた電源(図示せず)に接続され
る電源側コネクタハウジング(図示せず)が嵌合され、
この電源側コネクタハウジングの雌端子金具(図示せ
ず)が雄端子金具13と接続されるようになっている。
一方、コネクタハウジング11の下端部には、固定部材
15が筒部材Sの下端部に内嵌した状態で図示しない係
止手段により取り付けられており、この固定部材15の
貫通孔16に雄端子金具13が貫通して、その下端部が
固定部材15内で下向きに突出している。この固定部材
15には、燃料タンク内の電気機器(図示せず)に接続
された機器側コネクタハウジング(図示せず)が嵌合さ
れ、この機器側コネクタハウジングの雌端子金具が雄端
子金具13と接続されるようになっている。
【0011】上記コネクタ10のコネクタハウジング1
1は、概ね半円形の金型面21を有する2つの金型20
によって成型される。そしてこの金型20の2本のパー
ティングライン22は、180°の角度間隔を空け、コ
ネクタハウジング11の取付孔Hに対する嵌合方向と平
行な方向に配されている。かかる金型20によって成型
されるコネクタハウジング11の外周面の形状は、次の
ようである。パーティングライン22と対応しない2つ
の広い領域(以下、非対応領域という)11Aは取付孔
Hの内周と同心同径の円弧形をなしている。一方、パー
ティングラインと対応する領域(以下、対応領域とい
う)11Bは平坦面とされ、この平坦な対応領域11B
と取付孔Hの内周との間に櫛形の空間19が空くように
なっている。そして、この平坦な対応領域11Bの中央
位置には、パーティングライン22の隙間によって生じ
たバリ11Cが外向きに突出している。
【0012】かかるコネクタハウジング11を取付孔H
に嵌合するときには、コネクタハウジング11の外周の
うちの円弧形の非対応領域11Aが取付孔Hの内周に緊
密に嵌合するので、コネクタハウジング11は取付孔H
に対してガタ付きなく所定の姿勢及び位置に保持され
る。また、コネクタハウジング11の外周の対応領域1
1Bに発生しているバリ11Cは、この対応領域11B
の平坦面と取付孔Hの内周面との間の櫛形の空間に収容
されている。したがって、バリ11Cは取付孔Hに内周
に接触することがないか、仮に接触したとしてもバリ1
1Cが柔軟に変形することによって接触圧は小さく抑え
られ、したがって、バリ11Cに起因する嵌合抵抗は発
生しない。即ち、バリ11Cを除去しなくても、コネク
タハウジング11を取付孔H内に円滑に嵌合することが
できる。上述のように、本実施形態においては、コネク
タハウジング11の取付孔H内でのガタ付きを防止しな
がら、バリ11Cの除去作業を不要にすることが可能で
ある。
【0013】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図4を参照して説明する。本実施形態は、
コネクタハウジングの横断面形状を上記実施形態1とは
異なる構成としたものである。その他の構成については
上記実施形態1と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。本実施形態2のコネクタハウジング31の断面は
概ね楕円形をなしており、その長径側の半径寸法Aは取
付孔の半径Rと同じ寸法とされ、短径の半径寸法Bは上
記寸法Rよりも小さくなっている。そして、コネクタハ
ウジング31の外周面のうち最も径の小さい位置にバリ
31Cが発生するようになっている。このバリ31Cの
発生する領域はパーティングライン(図4には示さな
い)との対応領域31Bとされている。また、バリ31
Cの形成されていない広い領域31Aはパーティングラ
インと非対応の領域31Aとされており、この非対応領
域31Aのうちの最も系の大きい2位置Pにおいてコネ
クタハウジング31の外周面と取付孔Hの内周面とが当
接するようになっている。本実施形態2においても、コ
ネクタハウジング31を取付孔Hに対してガタ付きなく
所定の位置及び姿勢に保持することができるとともに、
バリ31Cを除去しなくてもコネクタハウジング31を
支障なく取付孔Hに嵌合することができる。
【0014】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態1ではパーティングライン22と非
対応の2つの領域11Aではその領域全体に亘って取付
孔Hの内周に密接する円弧形としたが、本発明によれ
ば、各非対応領域について、夫々、部分的に取付孔の内
周と当接するようにしてもよい。
【0015】(2)上記実施形態1ではパーティングラ
イン22との対応領域11Bを平坦状としたが、本発明
によれば、平坦に限らず、要するに取付孔の内周との間
に隙間が確保されれば、曲面や凹凸面などの他の形態と
することが可能である。 (3)上記実施形態1及び実施形態2では取付孔Hが真
円形状である場合について説明したが、本発明は、取付
孔が例えば楕円形などの真円以外の形状である場合にも
適用することができる。
【0016】(4)上記実施形態1及び実施形態2では
コネクタハウジング11,31に収容される端子が雄端
子金具13であ場合について説明したが、本発明は、コ
ネクタハウジングに雌端子金具が収容される場合にも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてコネクタを相手部材に取り
付けた状態をあらわす断面図
【図2】実施形態1のコネクタハウジングと取付孔の断
面図
【図3】実施形態1のコネクタハウジングと金型の断面
【図4】実施形態2のコネクタハウジングと取付孔の断
面図
【符号の説明】
F…フランジ(相手部材) H…取付孔 10…コネクタ 11…コネクタハウジング 11A…非対応領域 11B…対応領域 11C…バリ 13…雄端子金具 20…金型 22…パーティングライン 31…コネクタハウジング 31A…非対応領域 31B…対応領域 31C…バリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手部材の取付孔に対し、内部に端子金
    具が収容されたコネクタハウジングを嵌合させることに
    より取り付けられ、前記コネクタハウジングの外形面が
    その嵌合方向に沿ったパーティングラインを有する金型
    によって成形されるコネクタであって、 前記取付孔への嵌合状態では、前記コネクタハウジング
    の外周面のうちの前記パーティングラインと非対応の領
    域における少なくとも2カ所が前記取付孔の内周面に当
    接し、且つ前記パーティングラインと対応する領域が前
    記取付孔の内周とは非接触とされる構成としたことを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記取付孔の内周面は真円状とされ、前
    記コネクタハウジングの外周面の前記パーティングライ
    ンと非対応の領域は前記取付孔の内周面と密接可能な円
    弧面状とされていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ。
JP22983097A 1997-08-26 1997-08-26 コネクタ Pending JPH1167375A (ja)

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JP22983097A JPH1167375A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コネクタ

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JP22983097A JPH1167375A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コネクタ

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JPH1167375A true JPH1167375A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16898350

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JP22983097A Pending JPH1167375A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 コネクタ

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JP (1) JPH1167375A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208949A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Time Engineering Co Ltd ダイアフラム弁
JP2017220304A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 トヨタ自動車株式会社 コネクタ接続構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008208949A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Time Engineering Co Ltd ダイアフラム弁
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