JPH1167053A - 漏電しゃ断器 - Google Patents

漏電しゃ断器

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JPH1167053A
JPH1167053A JP22168797A JP22168797A JPH1167053A JP H1167053 A JPH1167053 A JP H1167053A JP 22168797 A JP22168797 A JP 22168797A JP 22168797 A JP22168797 A JP 22168797A JP H1167053 A JPH1167053 A JP H1167053A
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trip
actuator
reset
earth leakage
circuit breaker
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Makoto Ogasawara
誠 小笠原
Kazuhiko Sato
一彦 佐藤
Kiyoshi Hasegawa
喜▲吉▼ 長谷川
Yoshiaki Kawashima
善明 川嶋
Tadahisa Aoki
忠久 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成でトリップユニットを確実にリセッ
トできるように改良した漏電しゃ断器を提供する。 【解決手段】漏電電流検出部５からの信号を受けて動作
するプランジャ形トリップコイル６のアーマチュア６ａ
にアクチュエータ７を連結し、該アクチュエータに従動
するトリップレバー８を介して主回路の接触子開閉機構
を引外し動作させる漏電しゃ断器であり、引外し動作後
のリセットをハンドル操作で行うようにしたものにおい
て、操作ハンドル２と一体にアクチュエータ７に向けて
突き出すリセットアーム２ｂを設け、リセット操作時に
リセットアーム２ｂを介してアクチュエータ７をトリッ
プ位置からリセット位置に向けてダイレクトに突き押し
駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は漏電しゃ断器、詳
しくは漏電しゃ断器に組み込んだトリップユニットの構
成に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭記の漏電しゃ断器として、しゃ断器ケ
ースに操作ハンドル、トグル式接触子開閉機構、漏電検
出部、漏電電流検出部からの信号を受けて動作するトリ
ップコイル（常時は例えば永久磁石でアーマチュアを後
退位置に保持し、動作時にコイル電流の磁力で動作位置
に駆動する），該トリップコイルのアーマチュアに連結
したアクチュエータ，およびアクチュエータに従動する
トリップレバーを組合せたトリップユニットを組み込
み、漏電発生時に動作するトリップユニットで主回路接
触子を引外し動作して主回路電流をしゃ断するように構
成したものが公知である。
【０００３】図３，図４はかかる漏電しゃ断器の基本構
成図であり、各図において、１はしゃ断器ケース、２は
支軸２ａを中心に摺動する開閉操作用ハンドル、３は固
定接触子、４は可動接触子、５は零相ＣＴを備えた漏電
検出器、６はトリップユニットのトリップコイル、７は
トリップコイル６のアーマチュア（可動鉄心）６ａの下
端に連結したアクチュエータ、８はトリップレバー、９
はトリップコイル６のアーマチュア６ａに連桿６ｂを介
して上端側に連結した漏電表示ボタンである。なお、図
示していないが、前記した操作ハンドル２と可動接触子
４との間にはトグルリンクと開閉駆動ばねで構成した接
触子開閉機構が、また従来の漏電しゃ断器では接触子開
閉機構とは別に操作ハンドル２とトリップレバー８との
間にはリンク機構で構成したリセットレバーが組み込ま
れている。
【０００４】かかる構成で、定常通電時には図３の実線
で表すように可動接触子４が固定接触子３に接触して閉
極している。ここで、主回路に漏電が発生したことを漏
電検出器５が検知すると、その出力信号によりトリップ
コイル６が動作し、そのアーマチュア６ａが図４の位置
に吸引されてアクチュエータ７，および漏電表示ボタン
９を上方に引き上げる。これにより、トリップレバー８
がトリップ位置に揺動し、トグル式接触子開閉機構のラ
ッチ（図示せず）を外して引外し動作させ、可動接触子
４を図３の鎖線位置に開離して主回路電流をしゃ断す
る。同時に、漏電表示ボタン９（常時はケース１の内方
に引っ込んでいる）がケース１から外側に突き出してし
ゃ断器がトリップ動作したことを外部に知らせる。
【０００５】また、しゃ断器が引外し動作した後に、漏
電の原因を修復した上でしゃ断器を投入するに際して、
まず操作ハンドル２をトリップ位置からリセット位置に
回すと、これに従動するリセットレバー（図示せず）が
トリップユニットのアクチュエータ７を下方に引き下ろ
してリセット位置に復帰させ、続いて操作ハンドル２を
オン位置に戻すと、接触子開閉機構が反転動作して可動
接触子４が閉極位置（図３の実線位置）に復帰する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に操作ハンドル２とトリップユニットのアクチュエータ
７との間をリンク式のリセットレバーで連係し、ハンド
ル操作によりトリップユニットをリセットさせるように
した構成では信頼性の面で次記のような問題がある。
【０００７】すなわち、複数のリンク部品を組合せてリ
セットレバーを組立てた構成では、各部品の寸法誤差，
組立工程で各部品間に生じるガタ，遊びが原因で、操作
ハンドル２をリセット位置に回してもトリップユニット
がリセット位置に正しく復帰しないといったリセット動
作上での問題が生じ易く、このことが製品の信頼性を低
下させる一要因となっている。加えて、リセットレバー
を構成する部品点数，組立工数も増してコスト高とな
る。
【０００８】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的は前記課題を解決し、簡易な構成でトリ
ップユニットを確実にリセットできるように改良した漏
電しゃ断器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、漏電電流検出部からの信号を受
けて動作するプランジャ形トリップコイルのアーマチュ
アにアクチュエータを連結し、該アクチュエータに従動
するトリップレバーを介して主回路接触子を引外し動作
させる漏電しゃ断器で、引外し動作後のリセットをハン
ドル操作で行うようにしたものにおいて、 (1) 操作ハンドルと一体に前記アクチュエータに向けて
突き出すリセットアームを設け、リセット操作時にリセ
ットアームを介して前記アクチュエータをトリップ位置
からリセット位置に向けてダイレクトに突き押し駆動す
るよう構成するものとする（請求項１）。
【００１０】(2) また、前記構成においては、トリップ
ユニットを構成するトリップコイルとして、従来の磁石
保持形トリップコイルの代わりに、単純なプランジャ形
トリップコイルを用い、該トリップコイルのアーマチュ
アに連結したアクチュエータをトリップ位置に係止保持
する自己保持用の板ばね部材を備えた構成がある（請求
項２）。
【００１１】上記の構成で、しゃ断器の引外し動作後に
操作ハンドルをリセット位置に回すと、ハンドルに設け
たリセットアームの先端がトリップユニットのアクチュ
エータをダイレクトに押し込んでリセット位置に復帰さ
せる。また、アクチュエータはリセット位置に復帰する
と、このリセット位置で板ばね部材に係止して自己保持
される。
【００１２】しかも、リセットアームは操作ハンドルと
一体に形成されているので、リンク機構で構成した従来
のリセットレバーで問題となる部品間のガタ，遊びがな
く、アクチュエータに一定のストロークを与えて確実に
リセットすることができるほか、簡易な構造で対応でき
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１，図２の実施例に基づいて説明する。なお、実施例の
図中で図３，図４に対応する同一部材には同じ符号が付
してある。すなわち、この実施例においては、樹脂成形
品で作られた操作ハンドル２には一体成形したリセット
アーム２ｂが設けてあり、このリセットアーム２ｂの先
端がトリップコイル６のアーマチュア６ａに連結してケ
ース内に組み込んだアクチュエータ７の肩部７ａの上面
に対向している。
【００１４】また、このアクチュエータ７の昇降移動経
路に沿って側方には中央を凸状に湾曲した自己保持用の
板ばね１０がトリップコイル６の下端側に取付けてあ
る。この板ばね１０は、アクチュエータ７の係合段部７
ｂに当接してアクチュエータ７が図示実線で示すトリッ
プ位置に引き上げられた状態で、トリップコイル６の通
電が停止した後もこの位置に係止保持する。
【００１５】かかる構成で、引外し動作したしゃ断器を
リセットする際に、操作ハンドル２を図１のリセット位
置に回すと、リセットアーム２ｂが支軸２ａを支点に反
時計方向に回動し、トリップユニットのアクチュエータ
７をダイレクトに押し下げ駆動する。これれにより、ア
クチュエータ７は板ばね１０の凸部を乗り越えて図２の
実線位置から鎖線位置に移動してリセットされる。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、操作ハンドルと一体にトリップユニットのアクチ
ュエータに向けて突き出すリセットアームを設け、リセ
ット操作時のハンドル操作によりリセットアームを介し
て前記アクチュエータをトリップ位置からリセット位置
に向けてダイレクトに突き押し駆動するよう構成したの
で、操作ハンドルに従動するトリップレバーをリンク機
構で構成した従来のものと較べて、部品相互間のガタ，
遊びもなく、常に一定したリセットストロークでトリッ
プユニットをリセットさせることができて信頼性が向上
する。また、構造的にも従来と較べて部品点数，組立工
数も少なくてコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例による漏電しゃ断器の主要内
部構造を表した側面図
【図２】図１に組み込んだトリップユニットの構成図
【図３】この発明の実施対象となる漏電しゃ断器の基本
構成図
【図４】図３におけるトリップユニットの構成図
【符号の説明】
１ しゃ断器ケース ２ 操作ハンドル ２ａ 支軸 ２ｂ リセットアーム ４ 可動接触子 ５ 漏電検出器 ６ トリップコイル ６ａ アーマチュア ７ アクチュエータ ８ トリップレバー １０ 自己保持用板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川嶋 善明 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 (72)発明者 青木 忠久 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】漏電電流検出部からの信号を受けて動作す
    るプランジャ形トリップコイルのアーマチュアにアクチ
    ュエータを連結し、該アクチュエータに従動するトリッ
    プレバーを介して主回路接触子を引外し動作させる漏電
    しゃ断器であり、引外し動作後のリセットをハンドル操
    作で行うようにしたものにおいて、操作ハンドルと一体
    に前記アクチュエータに向けて突き出すリセットアーム
    を設け、リセット操作時にリセットアームを介して前記
    アクチュエータをトリップ位置からリセット位置に向け
    てダイレクトに突き押し駆動するよう構成したことを特
    徴とする漏電しゃ断器。
  2. 【請求項２】請求項１記載の漏電しゃ断器において、ト
    リップコイルに連結したアクチュエータをトリップ位置
    に係止保持する自己保持用の板ばね部材を備えているこ
    とを特徴とする漏電しゃ断器。
JP22168797A 1997-08-18 1997-08-18 漏電しゃ断器 Expired - Fee Related JP3807042B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364824B1 (ko) * 2000-12-05 2002-12-16 엘지산전 주식회사 누전차단기의 누전 트립장치
JP2008112691A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器の漏電引外し装置
CN107452562A (zh) * 2017-03-20 2017-12-08 乐清市五环电器有限公司 带漏电指示的带过电流的保护的剩余电流动作断路器
CN113257630A (zh) * 2020-02-10 2021-08-13 西门子股份公司 一种断路器附件和断路器组件

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