JPH1166707A - 光ディスク、及び光ディスク再生装置 - Google Patents
光ディスク、及び光ディスク再生装置Info
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- JPH1166707A JPH1166707A JP9240359A JP24035997A JPH1166707A JP H1166707 A JPH1166707 A JP H1166707A JP 9240359 A JP9240359 A JP 9240359A JP 24035997 A JP24035997 A JP 24035997A JP H1166707 A JPH1166707 A JP H1166707A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不正に複製された光ディスクを識別できるよ
うにし、不正ディスクの再生をキャンセル等する機能を
備えた再生装置を提供する。 【解決手段】 不正コピーに一般的に用いられている方
法によっては正確に転写できず、且つ、正確に転写でき
なかった場合には正規ディスクとは異なる信号が検出さ
れる微小なピット(1T)を、予め光ディスクの所定領
域に記録する。この微小なピットが正規に検出されるか
否かに基づいて、正規ディスクであるか否かを判別す
る。その判別結果に基づいて、再生のキャンセル等を行
う。
うにし、不正ディスクの再生をキャンセル等する機能を
備えた再生装置を提供する。 【解決手段】 不正コピーに一般的に用いられている方
法によっては正確に転写できず、且つ、正確に転写でき
なかった場合には正規ディスクとは異なる信号が検出さ
れる微小なピット(1T)を、予め光ディスクの所定領
域に記録する。この微小なピットが正規に検出されるか
否かに基づいて、正規ディスクであるか否かを判別す
る。その判別結果に基づいて、再生のキャンセル等を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの不正
コピーの防止に関する。詳しくは、不正コピーの防止機
能を備えた光ディスクと、該光ディスクの再生装置に関
する。
コピーの防止に関する。詳しくは、不正コピーの防止機
能を備えた光ディスクと、該光ディスクの再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】再生専用の光ディスクであるコンパクト
ディスク(CD)では、記録信号はEFM変調されて、
3T〜11Tの長さのピット(又はランド)として、デ
ィスクに記録されている。ここで、Tは、1チャネルビ
ット周期、即ち、再生クロック長の再生信号を生ずるピ
ット(ランド)の長さである。以下、本明細書では、T
を、この意味で用いる。
ディスク(CD)では、記録信号はEFM変調されて、
3T〜11Tの長さのピット(又はランド)として、デ
ィスクに記録されている。ここで、Tは、1チャネルビ
ット周期、即ち、再生クロック長の再生信号を生ずるピ
ット(ランド)の長さである。以下、本明細書では、T
を、この意味で用いる。
【0003】光ディスクの不正コピーは、例えば、正規
に製造された光ディスクの保護膜を除去し、露出された
アルミニウム反射層を電極としてメッキを行うことによ
りスタンパを作成し、このスタンパを用いて、射出成型
法等により光ディスクを不正に複製するという方法で行
われている。
に製造された光ディスクの保護膜を除去し、露出された
アルミニウム反射層を電極としてメッキを行うことによ
りスタンパを作成し、このスタンパを用いて、射出成型
法等により光ディスクを不正に複製するという方法で行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】再生専用タイプの光デ
ィスクの不正コピーを防止したいという要請がある。ま
た、そのために、不正に複製された光ディスクを識別で
きるようにしたいという要請がある。さらに、不正ディ
スクの再生をキャンセル等する機能を備えた再生装置を
提供したいという要請もある。本発明は、かかる要請に
応えることを目的とする。
ィスクの不正コピーを防止したいという要請がある。ま
た、そのために、不正に複製された光ディスクを識別で
きるようにしたいという要請がある。さらに、不正ディ
スクの再生をキャンセル等する機能を備えた再生装置を
提供したいという要請もある。本発明は、かかる要請に
応えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の不正コ
ピー方法によっては正確に転写できず、且つ、正確に転
写できなかった場合には正規ディスクとは異なる信号が
検出される微小なピット(例:1T)を予め光ディスク
に記録しておき、この微小なピットが正規に検出される
か否かに基づいて正規ディスクか否かを判別し、その判
別結果に基づいて再生のキャンセル等を行うものであ
る。
ピー方法によっては正確に転写できず、且つ、正確に転
写できなかった場合には正規ディスクとは異なる信号が
検出される微小なピット(例:1T)を予め光ディスク
に記録しておき、この微小なピットが正規に検出される
か否かに基づいて正規ディスクか否かを判別し、その判
別結果に基づいて再生のキャンセル等を行うものであ
る。
【0006】請求項1の発明は、物理的な転写を防止す
るための微小ピット及び/又は微小ランドが所定の領域
に配されていることを特徴とする光ディスクである。
るための微小ピット及び/又は微小ランドが所定の領域
に配されていることを特徴とする光ディスクである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に於いて、前
記微小ピットの前後には所定長さのランドが配されてお
り、前記微小ランドの前後には所定長さのピットが配さ
れている、ことを特徴とする光ディスクである。請求項
3の発明は、請求項2に於いて、前記ランド及び/又は
前記ピットの長さが、再生ビームスポットとの関係で、
前記微小ピット及び/又は前記微小ランドを光学的に検
出できる値に設定されている、ことを特徴とする光ディ
スクである。例えば、再生ビームスポット内にピットの
2周期以上が同時に存在する場合は、光学的な検出は不
可能である。また、ピット長が再生ビームスポット径の
1/4以下の場合には、再生ビームスポット内にピット
の2周期以上が同時に存在する可能性が生ずる。請求項
4の発明は、請求項3に於いて、前記ランド及び/又は
前記ピットの長さが、再生ビームスポット中に2個以上
の前記微小ピット及び/又は前記微小ランドが含まれな
いような値に設定されている、ことを特徴とする光ディ
スクである。請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの
長さが、再生ビームスポット径の1/4以上を占める、
ことを特徴とする光ディスクである。
記微小ピットの前後には所定長さのランドが配されてお
り、前記微小ランドの前後には所定長さのピットが配さ
れている、ことを特徴とする光ディスクである。請求項
3の発明は、請求項2に於いて、前記ランド及び/又は
前記ピットの長さが、再生ビームスポットとの関係で、
前記微小ピット及び/又は前記微小ランドを光学的に検
出できる値に設定されている、ことを特徴とする光ディ
スクである。例えば、再生ビームスポット内にピットの
2周期以上が同時に存在する場合は、光学的な検出は不
可能である。また、ピット長が再生ビームスポット径の
1/4以下の場合には、再生ビームスポット内にピット
の2周期以上が同時に存在する可能性が生ずる。請求項
4の発明は、請求項3に於いて、前記ランド及び/又は
前記ピットの長さが、再生ビームスポット中に2個以上
の前記微小ピット及び/又は前記微小ランドが含まれな
いような値に設定されている、ことを特徴とする光ディ
スクである。請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの
長さが、再生ビームスポット径の1/4以上を占める、
ことを特徴とする光ディスクである。
【0008】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の
何れかに於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ラ
ンドが、ディスク上のデータ非記録領域に配されてい
る、ことを特徴とする光ディスクである。請求項7の発
明は、請求項6に於いて、前記微小ピット及び/又は前
記微小ランドが、ディスク上の最内周部又は最外周部に
配されている、ことを特徴とする光ディスクである。
何れかに於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ラ
ンドが、ディスク上のデータ非記録領域に配されてい
る、ことを特徴とする光ディスクである。請求項7の発
明は、請求項6に於いて、前記微小ピット及び/又は前
記微小ランドが、ディスク上の最内周部又は最外周部に
配されている、ことを特徴とする光ディスクである。
【0009】請求項8の発明は、請求項1〜請求項5の
何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディス
クの物理フォーマットに従っており、前記微小ピット及
び/又は前記微小ランドの長さが再生クロック長の再生
信号を生ずるピット及びランドの各長さを1Tとした場
合に3T未満である、ことを特徴とする光ディスクであ
る。請求項9の発明は、請求項8に於いて、前記微小ピ
ットの間のランド部は10T以上であり、前記微小ラン
ドの間のピット部は10T以上である、ことを特徴とす
る光ディスクである。請求項10の発明は、請求項9に
於いて、前記微小ピットの間のランド部は11Tであ
り、前記微小ランドの間のピット部は11Tである、こ
とを特徴とする光ディスクである。
何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディス
クの物理フォーマットに従っており、前記微小ピット及
び/又は前記微小ランドの長さが再生クロック長の再生
信号を生ずるピット及びランドの各長さを1Tとした場
合に3T未満である、ことを特徴とする光ディスクであ
る。請求項9の発明は、請求項8に於いて、前記微小ピ
ットの間のランド部は10T以上であり、前記微小ラン
ドの間のピット部は10T以上である、ことを特徴とす
る光ディスクである。請求項10の発明は、請求項9に
於いて、前記微小ピットの間のランド部は11Tであ
り、前記微小ランドの間のピット部は11Tである、こ
とを特徴とする光ディスクである。
【0010】請求項11の発明は、請求項1〜請求項5
の何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディ
スクの物理フォーマットと比較して高密度となるように
圧縮されており、前記微小ピット及び/又は前記微小ラ
ンドの長さが再生クロック長の再生信号を生ずるピット
及びランドの各長さを1Tとした場合に3T未満であ
る、ことを特徴とする光ディスクである。
の何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディ
スクの物理フォーマットと比較して高密度となるように
圧縮されており、前記微小ピット及び/又は前記微小ラ
ンドの長さが再生クロック長の再生信号を生ずるピット
及びランドの各長さを1Tとした場合に3T未満であ
る、ことを特徴とする光ディスクである。
【0011】請求項12の発明は、請求項8又は請求項
11に於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ラン
ドの各長さが各々1Tである、ことを特徴とする光ディ
スクである。
11に於いて、前記微小ピット及び/又は前記微小ラン
ドの各長さが各々1Tである、ことを特徴とする光ディ
スクである。
【0012】請求項13の発明は、請求項8〜請求項1
2の何れかに於いて、前記微小ピット及び/又は前記微
小ランドがディスク上の最内周部又は最外周部に配され
ている、ことを特徴とする光ディスクである。請求項1
4の発明は、請求項8〜請求項12の何れかに於いて、
前記微小ピット及び/又は前記微小ランドがディスク上
のリードイン区域の内周バッファに配されている、こと
を特徴とする光ディスクである。請求項15の発明は、
請求項8〜請求項12の何れかに於いて、前記微小ピッ
ト及び/又は前記微小ランドがディスク上のリードアウ
ト区域の外周バッファに配されている、ことを特徴とす
る光ディスクである。
2の何れかに於いて、前記微小ピット及び/又は前記微
小ランドがディスク上の最内周部又は最外周部に配され
ている、ことを特徴とする光ディスクである。請求項1
4の発明は、請求項8〜請求項12の何れかに於いて、
前記微小ピット及び/又は前記微小ランドがディスク上
のリードイン区域の内周バッファに配されている、こと
を特徴とする光ディスクである。請求項15の発明は、
請求項8〜請求項12の何れかに於いて、前記微小ピッ
ト及び/又は前記微小ランドがディスク上のリードアウ
ト区域の外周バッファに配されている、ことを特徴とす
る光ディスクである。
【0013】請求項16の発明は、物理的な転写を防止
するための微小ピット及び/又は微小ランドが所定領域
に配されている光ディスクの再生装置であって、前記微
小ピット及び/又は前記微小ランドを検出する検出手段
と、前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽を
判別する判別手段と、を有することを特徴とする光ディ
スク再生装置である。
するための微小ピット及び/又は微小ランドが所定領域
に配されている光ディスクの再生装置であって、前記微
小ピット及び/又は前記微小ランドを検出する検出手段
と、前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽を
判別する判別手段と、を有することを特徴とする光ディ
スク再生装置である。
【0014】請求項17の発明は、物理的な転写を防止
するための微小ピット及び/又は微小ランドが所定領域
に配されている光ディスクの再生装置であって、光ディ
スクの装着に応じて前記所定領域を検索走査する検索手
段と、前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピ
ット及び/又は前記微小ランドを検出する検出手段と、
前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域内での前
記微小ピット及び/又は微小ランドの存在の有無に基づ
いてディスクの真偽を判別する判別手段と、を有するこ
とを特徴とする光ディスク再生装置である。
するための微小ピット及び/又は微小ランドが所定領域
に配されている光ディスクの再生装置であって、光ディ
スクの装着に応じて前記所定領域を検索走査する検索手
段と、前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピ
ット及び/又は前記微小ランドを検出する検出手段と、
前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域内での前
記微小ピット及び/又は微小ランドの存在の有無に基づ
いてディスクの真偽を判別する判別手段と、を有するこ
とを特徴とする光ディスク再生装置である。
【0015】請求項18の発明は、請求項16、又は請
求項17に於いて、さらに、前記判別手段により偽と判
別された場合にその旨を表示する偽表示手段、を有する
ことを特徴とする光ディスク再生装置である。請求項1
9の発明は、請求項16、又は請求項17に於いて、さ
らに、前記判別手段により偽と判別された場合に再生動
作を禁止する禁止手段、を有することを特徴とする光デ
ィスク再生装置である。
求項17に於いて、さらに、前記判別手段により偽と判
別された場合にその旨を表示する偽表示手段、を有する
ことを特徴とする光ディスク再生装置である。請求項1
9の発明は、請求項16、又は請求項17に於いて、さ
らに、前記判別手段により偽と判別された場合に再生動
作を禁止する禁止手段、を有することを特徴とする光デ
ィスク再生装置である。
【0016】請求項20の発明は、物理的な転写を防止
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列が所定
領域に配されていることを特徴とする光ディスクであ
る。
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列が所定
領域に配されていることを特徴とする光ディスクであ
る。
【0017】請求項21の発明は、請求項20に於い
て、前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さと
前記微小ピット列内で隣接する微小ピットの間隔、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さと前記微小ランド列内で隣接する微小ランドの間隔
が、再生ビームスポットとの関係で、前記微小ピット列
及び/又は前記微小ランド列を光学的に検出できない値
に設定されている、ことを特徴とする光ディスクであ
る。例えば、再生ビームスポット内にピットの2周期以
上が同時に存在する場合は、光学的な検出は不可能であ
る。また、ピット長が再生ビームスポット径の1/4以
下の場合には、再生ビームスポット内にピットの2周期
以上が同時に存在する可能性が生ずる。請求項22の発
明は、請求項21に於いて、前記微小ピット列を構成す
る各微小ピットの長さと前記微小ピット列内で隣接する
微小ピットの間隔、及び/又は、前記微小ランド列を構
成する各微小ランドの長さと前記微小ランド列内で隣接
する微小ランドの間隔が同一である、ことを特徴とする
光ディスクである。請求項23の発明は、請求項22に
於いて、前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長
さ、及び/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ラ
ンドの長さは、再生ビームの波長がλ、再生ビームを収
束させる対物レンズの開口数がNAのとき、λ/(4×
NA)以下である、ことを特徴とする光ディスクであ
る。
て、前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さと
前記微小ピット列内で隣接する微小ピットの間隔、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さと前記微小ランド列内で隣接する微小ランドの間隔
が、再生ビームスポットとの関係で、前記微小ピット列
及び/又は前記微小ランド列を光学的に検出できない値
に設定されている、ことを特徴とする光ディスクであ
る。例えば、再生ビームスポット内にピットの2周期以
上が同時に存在する場合は、光学的な検出は不可能であ
る。また、ピット長が再生ビームスポット径の1/4以
下の場合には、再生ビームスポット内にピットの2周期
以上が同時に存在する可能性が生ずる。請求項22の発
明は、請求項21に於いて、前記微小ピット列を構成す
る各微小ピットの長さと前記微小ピット列内で隣接する
微小ピットの間隔、及び/又は、前記微小ランド列を構
成する各微小ランドの長さと前記微小ランド列内で隣接
する微小ランドの間隔が同一である、ことを特徴とする
光ディスクである。請求項23の発明は、請求項22に
於いて、前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長
さ、及び/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ラ
ンドの長さは、再生ビームの波長がλ、再生ビームを収
束させる対物レンズの開口数がNAのとき、λ/(4×
NA)以下である、ことを特徴とする光ディスクであ
る。
【0018】請求項24の発明は、請求項20〜請求項
23の何れかに於いて、前記微小ピット列及び/又は前
記微小ランド列が、ディスク上のデータ非記録領域に配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。請求
項25の発明は、請求項24に於いて、前記微小ピット
列及び/又は前記微小ランド列が、ディスク上の最内周
部又は最外周部に配されている、ことを特徴とする光デ
ィスクである。
23の何れかに於いて、前記微小ピット列及び/又は前
記微小ランド列が、ディスク上のデータ非記録領域に配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。請求
項25の発明は、請求項24に於いて、前記微小ピット
列及び/又は前記微小ランド列が、ディスク上の最内周
部又は最外周部に配されている、ことを特徴とする光デ
ィスクである。
【0019】請求項26の発明は、請求項20〜請求項
23の何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクト
ディスクの物理フォーマットに従っており、前記微小ピ
ット列を構成する各微小ピットの長さ及び/又は前記微
小ランド列を構成する各微小ランドの長さが再生クロッ
ク長の再生信号を生ずるピット及びランドの幅を1Tと
した場合に1T以下である、ことを特徴とする光ディス
クである。
23の何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクト
ディスクの物理フォーマットに従っており、前記微小ピ
ット列を構成する各微小ピットの長さ及び/又は前記微
小ランド列を構成する各微小ランドの長さが再生クロッ
ク長の再生信号を生ずるピット及びランドの幅を1Tと
した場合に1T以下である、ことを特徴とする光ディス
クである。
【0020】請求項27の発明は、請求項20〜23の
何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディス
クの物理フォーマットと比較して高密度となるように圧
縮されており、前記微小ピット列を構成する各微小ピッ
トの長さ及び/又は前記微小ランド列を構成する各微小
ランドの長さが再生クロック長の再生信号を生ずるピッ
ト及びランドの長さを1Tとした場合に1T以下であ
る、ことを特徴とする光ディスクである。
何れかに於いて、ピット及びランドがコンパクトディス
クの物理フォーマットと比較して高密度となるように圧
縮されており、前記微小ピット列を構成する各微小ピッ
トの長さ及び/又は前記微小ランド列を構成する各微小
ランドの長さが再生クロック長の再生信号を生ずるピッ
ト及びランドの長さを1Tとした場合に1T以下であ
る、ことを特徴とする光ディスクである。
【0021】請求項28の発明は、請求項26、又は請
求項27に於いて、前記微小ピット列を構成する各微小
ピットの長さ、及び/又は、前記微小ランド列を構成す
る各微小ランドの長さが、1Tである、ことを特徴とす
る光ディスクである。
求項27に於いて、前記微小ピット列を構成する各微小
ピットの長さ、及び/又は、前記微小ランド列を構成す
る各微小ランドの長さが、1Tである、ことを特徴とす
る光ディスクである。
【0022】請求項29の発明は、請求項26〜請求項
28の何れかに於いて、前記微小ピット列及び/又は前
記微小ランド列が、ディスク上の最内周部又は最外周部
に配されている、ことを特徴とする光ディスクである。
請求項30の発明は、請求項26〜請求項28の何れか
に於いて、前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド
列が、ディスク上のリードイン区域の内周バッファに配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。請求
項31の発明は、請求項26〜請求項28の何れかに於
いて、前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列
が、ディスク上のリードアウト区域の外周バッファに配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。
28の何れかに於いて、前記微小ピット列及び/又は前
記微小ランド列が、ディスク上の最内周部又は最外周部
に配されている、ことを特徴とする光ディスクである。
請求項30の発明は、請求項26〜請求項28の何れか
に於いて、前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド
列が、ディスク上のリードイン区域の内周バッファに配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。請求
項31の発明は、請求項26〜請求項28の何れかに於
いて、前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列
が、ディスク上のリードアウト区域の外周バッファに配
されている、ことを特徴とする光ディスクである。
【0023】請求項32の発明は、物理的な転写を防止
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列を所定
領域に配した光ディスクの再生装置であって、前記微小
ピット列及び/又は前記微小ランド列を検出する検出手
段と、前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽
を判別する判別手段と、を有することを特徴とする光デ
ィスク再生装置である。
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列を所定
領域に配した光ディスクの再生装置であって、前記微小
ピット列及び/又は前記微小ランド列を検出する検出手
段と、前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽
を判別する判別手段と、を有することを特徴とする光デ
ィスク再生装置である。
【0024】請求項33の発明は、物理的な転写を防止
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列を所定
領域に配した光ディスクの再生装置であって、光ディス
クの装着に応じて前記所定領域を検索走査する検索手段
と、前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピッ
ト列及び/又は前記微小ランド列を検出する検出手段
と、前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域での
微小ピット列及び/又は微小ランド列の存在の有無に基
づきディスクの真偽を判別する判別手段と、を有するこ
とを特徴とする光ディスク再生装置である。
するための微小ピット列及び/又は微小ランド列を所定
領域に配した光ディスクの再生装置であって、光ディス
クの装着に応じて前記所定領域を検索走査する検索手段
と、前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピッ
ト列及び/又は前記微小ランド列を検出する検出手段
と、前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域での
微小ピット列及び/又は微小ランド列の存在の有無に基
づきディスクの真偽を判別する判別手段と、を有するこ
とを特徴とする光ディスク再生装置である。
【0025】請求項34の発明は、請求項22又は請求
項33に於いて、前記判別手段が、前記所定領域を走査
したときに微小ピット列及び/又は微小ランド列を光学
的に検出できないときに真のディスクと判別する、こと
を特徴とする光ディスク再生装置である。
項33に於いて、前記判別手段が、前記所定領域を走査
したときに微小ピット列及び/又は微小ランド列を光学
的に検出できないときに真のディスクと判別する、こと
を特徴とする光ディスク再生装置である。
【0026】請求項35の発明は、請求項32〜請求項
34の何れかに於いて、さらに、前記判別手段により偽
と判別された場合にその旨を表示する偽表示手段、を有
することを特徴とする光ディスク再生装置である。請求
項36の発明は、請求項32〜請求項35の何れかに於
いて、さらに、前記判別手段により偽と判別された場合
に再生動作を禁止する禁止手段、を有することを特徴と
する光ディスク再生装置である。
34の何れかに於いて、さらに、前記判別手段により偽
と判別された場合にその旨を表示する偽表示手段、を有
することを特徴とする光ディスク再生装置である。請求
項36の発明は、請求項32〜請求項35の何れかに於
いて、さらに、前記判別手段により偽と判別された場合
に再生動作を禁止する禁止手段、を有することを特徴と
する光ディスク再生装置である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
具体化した実施の形態である実施例1と実施例2の光デ
ィスクを説明する。また、各実施例の光ディスクの原盤
に信号を記録するための記録装置と、各光ディスクの信
号を再生する再生装置を説明する。
具体化した実施の形態である実施例1と実施例2の光デ
ィスクを説明する。また、各実施例の光ディスクの原盤
に信号を記録するための記録装置と、各光ディスクの信
号を再生する再生装置を説明する。
【0028】実施例1.図1(a)は実施例1の光ディ
スク(以下「正規ディスク」という)のコピーガード領
域に記録されているピットと記録/再生信号を示し、
(b)は(a)の光ディスクを不正にコピーした光ディ
スク(以下「複製ディスク」という)のコピーガード領
域のピットと再生信号を示す。
スク(以下「正規ディスク」という)のコピーガード領
域に記録されているピットと記録/再生信号を示し、
(b)は(a)の光ディスクを不正にコピーした光ディ
スク(以下「複製ディスク」という)のコピーガード領
域のピットと再生信号を示す。
【0029】通常の記録信号はEFM変調されて記録さ
れるため、ピット長は3T〜11Tの何れかの値をとる
が、正規ディスクのコピーガード領域には、図示のよう
にピット長が1Tの微小ピットが記録されており、各微
小ピット間には11Tの間隔が設けられている。本明細
書ではピット間の部分を「ランド」という。また、本実
施例1では、1T長のピットと11T長のランドの繰り
返し部分を「コピーガード信号」という。
れるため、ピット長は3T〜11Tの何れかの値をとる
が、正規ディスクのコピーガード領域には、図示のよう
にピット長が1Tの微小ピットが記録されており、各微
小ピット間には11Tの間隔が設けられている。本明細
書ではピット間の部分を「ランド」という。また、本実
施例1では、1T長のピットと11T長のランドの繰り
返し部分を「コピーガード信号」という。
【0030】コピーガード領域には、また、該領域での
直流分を抑圧するために、ピット長が11Tで、且つ、
隣接するピット間の間隔が1Tである繰り返し部分が、
コピーガード信号と交互に或る周期で設けられている。
この11T長のピットと1T長のランドの繰り返し部分
を、本実施例1では「補償信号」という。
直流分を抑圧するために、ピット長が11Tで、且つ、
隣接するピット間の間隔が1Tである繰り返し部分が、
コピーガード信号と交互に或る周期で設けられている。
この11T長のピットと1T長のランドの繰り返し部分
を、本実施例1では「補償信号」という。
【0031】このようなコピーガード領域を有する正規
ディスクを前述の方法でコピーした場合、即ち、正規デ
ィスクの保護膜を除去し、露出されたアルミニウム反射
層を電極としてメッキを行うことでスタンパを作成し、
そのスタンパを用いて複製した場合、図1(b)の上段
に示すように、ピットは若干小さくなり、ピット長も正
規ディスクよりも若干短くなる。このため、コピーガー
ド信号中の長さ1Tの微小ピットは殆ど潰れてしまい、
その結果、図1(b)下段に示すように、再生信号中に
微小ピットは現れなくなる。このことを利用して、実施
例1の正規ディスクと、その複製ディスクとを識別する
ことができる。
ディスクを前述の方法でコピーした場合、即ち、正規デ
ィスクの保護膜を除去し、露出されたアルミニウム反射
層を電極としてメッキを行うことでスタンパを作成し、
そのスタンパを用いて複製した場合、図1(b)の上段
に示すように、ピットは若干小さくなり、ピット長も正
規ディスクよりも若干短くなる。このため、コピーガー
ド信号中の長さ1Tの微小ピットは殆ど潰れてしまい、
その結果、図1(b)下段に示すように、再生信号中に
微小ピットは現れなくなる。このことを利用して、実施
例1の正規ディスクと、その複製ディスクとを識別する
ことができる。
【0032】なお、図1の例では、微小ピットのピット
長を1Tとし、その間隔を11Tとしているが、微小ピ
ットのピット長は必ずしも1Tでなくてもよく、微小ピ
ット間の間隔も必ずしも11Tでなくてもよい。微小ピ
ットのピット長と微小ピット間の間隔は、再生ビームス
ポットとの関係に於いて微小ピットを光学的に検出可能
な値として定めることができる。
長を1Tとし、その間隔を11Tとしているが、微小ピ
ットのピット長は必ずしも1Tでなくてもよく、微小ピ
ット間の間隔も必ずしも11Tでなくてもよい。微小ピ
ットのピット長と微小ピット間の間隔は、再生ビームス
ポットとの関係に於いて微小ピットを光学的に検出可能
な値として定めることができる。
【0033】例えば、再生ビームスポット内に微小ピッ
トの2周期以上が同時に含まれる場合、それらの微小ピ
ットを光学的に検出することは不可能になるため、その
ような場合を除く必要がある。また、再生ビームスポッ
ト内に含まれる微小ピットが2周期以上にならないよう
にする方法としては、例えば、微小ピットのピット長を
再生ビームスポット径の1/4以上に設定する方法があ
る。
トの2周期以上が同時に含まれる場合、それらの微小ピ
ットを光学的に検出することは不可能になるため、その
ような場合を除く必要がある。また、再生ビームスポッ
ト内に含まれる微小ピットが2周期以上にならないよう
にする方法としては、例えば、微小ピットのピット長を
再生ビームスポット径の1/4以上に設定する方法があ
る。
【0034】また、微小ピットのピット長は、記録信号
に使用されている3T〜11T以外の値として定める必
要がある。さらに、前述の不正コピーにより潰れて、再
生信号中に殆ど現れなくなる値として定める必要があ
る。
に使用されている3T〜11T以外の値として定める必
要がある。さらに、前述の不正コピーにより潰れて、再
生信号中に殆ど現れなくなる値として定める必要があ
る。
【0035】このような観点から、微小ピットのピット
長は、3T未満、好ましくは2T未満がよい。また、原
盤作成用の記録装置のEFMエンコーダに大きな変更を
加えないためには、微小ピットのピット長はTの整数倍
であることが望ましく、以上より、微小ピットのピット
長は1Tであることが望ましい。しかし、必ずしもTの
整数倍でなくてもよい。また、微小ピット間の間隔は、
5T〜11T程度が望ましい。なお、以上の議論は、ピ
ット及びランドがコンパクトディスクの物理フォーマッ
トに従う場合にも、また、ピット及びランドがコンパク
トディスクの物理フォーマットより高密度となるように
圧縮されている場合にも、同様に適用される。
長は、3T未満、好ましくは2T未満がよい。また、原
盤作成用の記録装置のEFMエンコーダに大きな変更を
加えないためには、微小ピットのピット長はTの整数倍
であることが望ましく、以上より、微小ピットのピット
長は1Tであることが望ましい。しかし、必ずしもTの
整数倍でなくてもよい。また、微小ピット間の間隔は、
5T〜11T程度が望ましい。なお、以上の議論は、ピ
ット及びランドがコンパクトディスクの物理フォーマッ
トに従う場合にも、また、ピット及びランドがコンパク
トディスクの物理フォーマットより高密度となるように
圧縮されている場合にも、同様に適用される。
【0036】また、上記では、信号をピットとして記録
した場合について述べているが、信号をランドとして記
録した場合であれば、微小ピットを微小ランドとして読
み代え、且つ、ピットをランドとして読み代えることに
より、上記と略同様の議論が成り立つ。
した場合について述べているが、信号をランドとして記
録した場合であれば、微小ピットを微小ランドとして読
み代え、且つ、ピットをランドとして読み代えることに
より、上記と略同様の議論が成り立つ。
【0037】実施例2.図2(a)は実施例2の光ディ
スク(以下「正規ディスク」という)のコピーガード領
域に記録されているピットと記録信号を示し、(b)は
(a)の光ディスクを不正にコピーした光ディスク(以
下「複製ディスク」という)のコピーガード領域のピッ
トと再生信号を示す。
スク(以下「正規ディスク」という)のコピーガード領
域に記録されているピットと記録信号を示し、(b)は
(a)の光ディスクを不正にコピーした光ディスク(以
下「複製ディスク」という)のコピーガード領域のピッ
トと再生信号を示す。
【0038】前述の実施例1では、孤立した微小ピット
が形成されており、その微小ピットが光学的に検出され
る場合に正規ディスク、検出されない場合に複製ディス
クとして識別されている。これに対して、実施例2で
は、複数個の微小ピットが短い間隔で形成されて微小ピ
ット列を構成されており、その微小ピット列が光学的に
検出されない場合に正規ディスク、ランド等として検出
される場合に複製ディスクとして識別が行われる。
が形成されており、その微小ピットが光学的に検出され
る場合に正規ディスク、検出されない場合に複製ディス
クとして識別されている。これに対して、実施例2で
は、複数個の微小ピットが短い間隔で形成されて微小ピ
ット列を構成されており、その微小ピット列が光学的に
検出されない場合に正規ディスク、ランド等として検出
される場合に複製ディスクとして識別が行われる。
【0039】実施例2の正規ディスクのコピーガード領
域には、図示のように、ピット長が1Tの複数個の微小
ピットが比較的短い間隔(本例では1T)で配列され
て、微小ピット列を構成されている。また、各微小ピッ
ト列間には、比較的長い周期のピットが配置されてい
る。微小ピット列間の各ピットの周期は図では一定では
ないが、一定であってもよい。また、微小ピット列間
に、ピットに代えてランドを配置してもよい。なお、本
実施例2では、コピーガード領域に記録されている信
号、つまり、微小ピット列と、微小ピット列間のピット
又はランドとを合わせた信号を、「コピーガード信号」
という。
域には、図示のように、ピット長が1Tの複数個の微小
ピットが比較的短い間隔(本例では1T)で配列され
て、微小ピット列を構成されている。また、各微小ピッ
ト列間には、比較的長い周期のピットが配置されてい
る。微小ピット列間の各ピットの周期は図では一定では
ないが、一定であってもよい。また、微小ピット列間
に、ピットに代えてランドを配置してもよい。なお、本
実施例2では、コピーガード領域に記録されている信
号、つまり、微小ピット列と、微小ピット列間のピット
又はランドとを合わせた信号を、「コピーガード信号」
という。
【0040】このようなコピーガード領域を有する正規
ディスクを前述の方法でコピーした場合、即ち、正規デ
ィスクの保護膜を除去し、露出されたアルミニウム反射
層を電極としてメッキを行うことでスタンパを作成し、
そのスタンパを用いて複製した場合、図2(b)の上段
に示すように、ピットは若干小さくなり、ピット長も正
規ディスクより若干短くなる。このため、微小ピット列
を構成する長さ1Tの各微小ピットは殆ど潰れてしま
い、その結果、図1(b)下段に示すように、再生信号
中の微小ピット列の対応部分からは、ランド反射光に相
当する信号が検出されるようになる。
ディスクを前述の方法でコピーした場合、即ち、正規デ
ィスクの保護膜を除去し、露出されたアルミニウム反射
層を電極としてメッキを行うことでスタンパを作成し、
そのスタンパを用いて複製した場合、図2(b)の上段
に示すように、ピットは若干小さくなり、ピット長も正
規ディスクより若干短くなる。このため、微小ピット列
を構成する長さ1Tの各微小ピットは殆ど潰れてしま
い、その結果、図1(b)下段に示すように、再生信号
中の微小ピット列の対応部分からは、ランド反射光に相
当する信号が検出されるようになる。
【0041】つまり、正規ディスクの微小ピット列から
は、ランド反射光でもなく、ピット反射光でもない、基
準レベルの信号が検出される(その理由については後
述)のに対して、複製ディスクの微小ピット列の対応部
分からは、ランド反射光に相当する信号が検出されるよ
うになる。このことを利用して、実施例2の正規ディス
クと、その複製ディスクとを識別することができる。
は、ランド反射光でもなく、ピット反射光でもない、基
準レベルの信号が検出される(その理由については後
述)のに対して、複製ディスクの微小ピット列の対応部
分からは、ランド反射光に相当する信号が検出されるよ
うになる。このことを利用して、実施例2の正規ディス
クと、その複製ディスクとを識別することができる。
【0042】なお、図2の例では、微小ピット列を構成
する各微小ピットのピット長と、隣接する微小ピット間
の間隔を、ともに1Tとして等しくしているが、微小ピ
ットのピット長や微小ピット間の間隔は必ずしも1Tで
なくてもよく、両者が等しくなくてもよい。また、微小
ピットの数は表記上の都合により2個〜4個で表されて
いるが、数はこの例に限定されるものではなく、もっと
多くても全く問題はない。微小ピット列を構成する各微
小ピットのピット長と各微小ピット間の間隔は、再生ビ
ームスポットとの関係に於いて微小ピット列を光学的に
検出不可能な値として定めることができる。
する各微小ピットのピット長と、隣接する微小ピット間
の間隔を、ともに1Tとして等しくしているが、微小ピ
ットのピット長や微小ピット間の間隔は必ずしも1Tで
なくてもよく、両者が等しくなくてもよい。また、微小
ピットの数は表記上の都合により2個〜4個で表されて
いるが、数はこの例に限定されるものではなく、もっと
多くても全く問題はない。微小ピット列を構成する各微
小ピットのピット長と各微小ピット間の間隔は、再生ビ
ームスポットとの関係に於いて微小ピット列を光学的に
検出不可能な値として定めることができる。
【0043】例えば、再生ビームスポット内に微小ピッ
トの2周期以上が同時に含まれる場合、それらの微小ピ
ットを光学的に検出することは不可能になるため、その
ような場合を採用すればよい。また、再生ビームスポッ
ト内に含まれる微小ピットが2周期以上になるようにす
る方法としては、例えば、再生ビームの波長をλ、再生
ビームを信号記録面に合焦させる対物レンズの開口数を
NAとした場合に、微小ピットのピット長を「λ/(4
×NA)」以下に設定すればよい。
トの2周期以上が同時に含まれる場合、それらの微小ピ
ットを光学的に検出することは不可能になるため、その
ような場合を採用すればよい。また、再生ビームスポッ
ト内に含まれる微小ピットが2周期以上になるようにす
る方法としては、例えば、再生ビームの波長をλ、再生
ビームを信号記録面に合焦させる対物レンズの開口数を
NAとした場合に、微小ピットのピット長を「λ/(4
×NA)」以下に設定すればよい。
【0044】また、微小ピット列を構成する各微小ピッ
トのピット長は、前述の不正コピーにより潰れて前後の
ランドと繋がり、再生信号中に或る長さのランドとして
現れるようになる値として定める必要がある。さらに、
原盤作成用の記録装置のEFMエンコーダに大きな変更
を加えないという観点からは、微小ピット列を構成する
各微小ピットのピット長、及び隣接する微小ピット間の
間隔は、Tの整数倍であることが望ましく、このことか
ら、1Tであることが望ましい。なお、以上の議論は、
ピット及びランドがコンパクトディスクの物理フォーマ
ットに従う場合にも、また、ピット及びランドがコンパ
クトディスクの物理フォーマットより高密度となるよう
に圧縮されている場合にも、同様に適用される。
トのピット長は、前述の不正コピーにより潰れて前後の
ランドと繋がり、再生信号中に或る長さのランドとして
現れるようになる値として定める必要がある。さらに、
原盤作成用の記録装置のEFMエンコーダに大きな変更
を加えないという観点からは、微小ピット列を構成する
各微小ピットのピット長、及び隣接する微小ピット間の
間隔は、Tの整数倍であることが望ましく、このことか
ら、1Tであることが望ましい。なお、以上の議論は、
ピット及びランドがコンパクトディスクの物理フォーマ
ットに従う場合にも、また、ピット及びランドがコンパ
クトディスクの物理フォーマットより高密度となるよう
に圧縮されている場合にも、同様に適用される。
【0045】また、上記では、信号をピットとして記録
した場合について述べているが、信号をランドとして記
録した場合であれば、微小ピット列及び微小ピットを微
小ランド列及び微小ランドとして読み代え、且つ、ピッ
トをランドとして読み代えることにより、上記と略同様
の議論が成り立つ。
した場合について述べているが、信号をランドとして記
録した場合であれば、微小ピット列及び微小ピットを微
小ランド列及び微小ランドとして読み代え、且つ、ピッ
トをランドとして読み代えることにより、上記と略同様
の議論が成り立つ。
【0046】記録装置.図3は、前述の各実施例の光デ
ィスクの原盤に信号を記録するためのレーザカッティン
グ装置(記録装置)を示すブロック図である。
ィスクの原盤に信号を記録するためのレーザカッティン
グ装置(記録装置)を示すブロック図である。
【0047】入力信号は、EFMエンコーダ11によりE
FM変調され、このEFM変調後のビットデータに従っ
て、E/O変調コントローラ13が、E/O変調器15を制
御する。このE/O変調器15により、レーザ14から出力
されたレーザビームが変調されて、原盤91のフォトレジ
スト層に照射される。これにより、フォトレジスト層
は、上記EFM変調後のビットデータに対応するように
カッティングされる。
FM変調され、このEFM変調後のビットデータに従っ
て、E/O変調コントローラ13が、E/O変調器15を制
御する。このE/O変調器15により、レーザ14から出力
されたレーザビームが変調されて、原盤91のフォトレジ
スト層に照射される。これにより、フォトレジスト層
は、上記EFM変調後のビットデータに対応するように
カッティングされる。
【0048】コピーガード領域に信号を記録する場合に
は、通常の入力信号に代えて、コピーガード信号付加器
18から、EFMエンコーダ11へ、コピーガード領域用の
信号が入力される。この信号としては、実施例1の光デ
ィスク用の原盤をカッティングする場合であれば、図1
(a)の下段の信号をEFMエンコーダ11から出力させ
るための信号が入力される。また、実施例2の光ディス
ク用の原盤をカッティングする場合であれば、図2
(a)の下段の信号をEFMエンコーダ11から出力させ
るための信号が入力される。
は、通常の入力信号に代えて、コピーガード信号付加器
18から、EFMエンコーダ11へ、コピーガード領域用の
信号が入力される。この信号としては、実施例1の光デ
ィスク用の原盤をカッティングする場合であれば、図1
(a)の下段の信号をEFMエンコーダ11から出力させ
るための信号が入力される。また、実施例2の光ディス
ク用の原盤をカッティングする場合であれば、図2
(a)の下段の信号をEFMエンコーダ11から出力させ
るための信号が入力される。
【0049】なお、コピーガード領域として、図3で
は、リードイン区域91a が示されているが、後述するよ
うに、必ずしもリードイン区域91a に限定されない。ま
た、対物レンズ16a を介して照射されるレーザビームが
コピーガード領域に位置していいることは、光学系16の
位置を検出する位置センサ17の信号をコントローラ10に
入力することにより検出することができる。
は、リードイン区域91a が示されているが、後述するよ
うに、必ずしもリードイン区域91a に限定されない。ま
た、対物レンズ16a を介して照射されるレーザビームが
コピーガード領域に位置していいることは、光学系16の
位置を検出する位置センサ17の信号をコントローラ10に
入力することにより検出することができる。
【0050】再生装置.図4は、前述の各実施例の光デ
ィスク95の記録信号を再生するための再生装置を示すブ
ロック図である。
ィスク95の記録信号を再生するための再生装置を示すブ
ロック図である。
【0051】ディスク反射光は光ピックアップ51により
光電変換された後、RFアンプ52へ送られてRF信号と
して出力される。このRF信号は、CD/CD−ROM
デコーダ53に入力され、復調されて出力される。
光電変換された後、RFアンプ52へ送られてRF信号と
して出力される。このRF信号は、CD/CD−ROM
デコーダ53に入力され、復調されて出力される。
【0052】コピーガード領域の記録信号を再生する場
合には、RF信号は、コピーガード信号判別器56へも送
られる。なお、ディスクの装着時に、再生装置が、ま
ず、所定のコピーガード領域を読むように構成してもよ
い。コピーガード信号判別器56では、前述のコピーガー
ド信号の有無が判別される。
合には、RF信号は、コピーガード信号判別器56へも送
られる。なお、ディスクの装着時に、再生装置が、ま
ず、所定のコピーガード領域を読むように構成してもよ
い。コピーガード信号判別器56では、前述のコピーガー
ド信号の有無が判別される。
【0053】例えば、実施例1の光ディスクのように孤
立した微小ピットが形成されている筈のディスクであれ
ば、図1(a)下段のように1Tの微小ピットに対応す
る信号が再生されるか、又は、図1(b)上段のように
微小ピットが潰れた結果、下段のように1Tの微小ピッ
トに対応する信号が再生されないかが判別される。前者
の場合は正規ディスク、後者の場合は複製ディスクと判
別される。
立した微小ピットが形成されている筈のディスクであれ
ば、図1(a)下段のように1Tの微小ピットに対応す
る信号が再生されるか、又は、図1(b)上段のように
微小ピットが潰れた結果、下段のように1Tの微小ピッ
トに対応する信号が再生されないかが判別される。前者
の場合は正規ディスク、後者の場合は複製ディスクと判
別される。
【0054】また、実施例2の光ディスクのように微小
ピット列が形成されている筈のディスクであれば、微小
ピット列に対応する部分が検出されない(基準レベルが
検出される)か、又は、図2(b)上段のように各微小
ピットが潰れて前後のランドと繋がった結果、下段のよ
うに微小ピット列に対応する部分からランドに相当する
信号が検出されるかが判別される。前者の場合は正規デ
ィスク、後者の場合は複製ディスクと判別される。
ピット列が形成されている筈のディスクであれば、微小
ピット列に対応する部分が検出されない(基準レベルが
検出される)か、又は、図2(b)上段のように各微小
ピットが潰れて前後のランドと繋がった結果、下段のよ
うに微小ピット列に対応する部分からランドに相当する
信号が検出されるかが判別される。前者の場合は正規デ
ィスク、後者の場合は複製ディスクと判別される。
【0055】コピーガード信号判別器56による判別結果
は、コントローラ50へ送られる。コントローラ50は、装
着されたディスクがコピーガード信号判別器56により複
製ディスクと判別された場合は、例えば、スピンドルモ
ータM2を停止させ、ディスクが不正である旨の偽表示を
表示パネル59に行って警告し、ディスクイジェクタ58を
作動させて複製ディスクを排出する等、必要な処理を行
う。
は、コントローラ50へ送られる。コントローラ50は、装
着されたディスクがコピーガード信号判別器56により複
製ディスクと判別された場合は、例えば、スピンドルモ
ータM2を停止させ、ディスクが不正である旨の偽表示を
表示パネル59に行って警告し、ディスクイジェクタ58を
作動させて複製ディスクを排出する等、必要な処理を行
う。
【0056】なお、コピーガード領域として、図4で
は、リードイン区域95a が示されているが、後述するよ
うに、必ずしもリードイン区域95a に限定されない。ま
た、光ディスク95に照射されているレーザビームがコピ
ーガード領域に位置していいることは、不図示の位置セ
ンサの信号をコントローラ50に入力することにより検出
することができる。
は、リードイン区域95a が示されているが、後述するよ
うに、必ずしもリードイン区域95a に限定されない。ま
た、光ディスク95に照射されているレーザビームがコピ
ーガード領域に位置していいることは、不図示の位置セ
ンサの信号をコントローラ50に入力することにより検出
することができる。
【0057】コピーガード領域.図5に、光ディスク95
内のコピーガード領域の例を示す。例えば、リードイン
区域95a やリードアウト区域にコピーガード領域を設け
てもよい。また、光ディスクの物理フォーマットがコン
パクトディスクフォーマットであれば、使用されていな
い内周バッファや外周バッファにコピーガード領域を設
けてもよい。
内のコピーガード領域の例を示す。例えば、リードイン
区域95a やリードアウト区域にコピーガード領域を設け
てもよい。また、光ディスクの物理フォーマットがコン
パクトディスクフォーマットであれば、使用されていな
い内周バッファや外周バッファにコピーガード領域を設
けてもよい。
【0058】また、コンパクトディスクフォーマットよ
り高密度でフォーマットが既定でない場合であれば、リ
ードイン区域やリードアウト区域のみならず、任意の位
置にコピーガード領域を設けることもできる。その場
合、コピーガード領域を最初に読み出すように再生装置
を構成すると、ディスク装着時等に複製ディスクを識別
して、排出等の必要な処置を速やかにとることができ
る。
り高密度でフォーマットが既定でない場合であれば、リ
ードイン区域やリードアウト区域のみならず、任意の位
置にコピーガード領域を設けることもできる。その場
合、コピーガード領域を最初に読み出すように再生装置
を構成すると、ディスク装着時等に複製ディスクを識別
して、排出等の必要な処置を速やかにとることができ
る。
【0059】
【発明の効果】本発明の光ディスクに記録されている微
小ピットや微小ピット列は、従来より不正コピーに一般
的にに用いられている方法によっては正確に転写できな
い。このため、微小ピットの有無に基づいて、不正に複
製されたディスクであるか正規のディスクであるかを判
別することができる。また、その結果に基づいて、不正
ディスクの再生をキャンセル等することができる。
小ピットや微小ピット列は、従来より不正コピーに一般
的にに用いられている方法によっては正確に転写できな
い。このため、微小ピットの有無に基づいて、不正に複
製されたディスクであるか正規のディスクであるかを判
別することができる。また、その結果に基づいて、不正
ディスクの再生をキャンセル等することができる。
【図1】(a)は実施例1の正規ディスクのコピーガー
ド領域のピットと記録/再生信号、(b)は(a)の正
規ディスクを不正コピーして得た複製ディスクのコピー
ガード領域のピットと再生信号の説明図。
ド領域のピットと記録/再生信号、(b)は(a)の正
規ディスクを不正コピーして得た複製ディスクのコピー
ガード領域のピットと再生信号の説明図。
【図2】(a)は実施例2の正規ディスクのコピーガー
ド領域のピットと記録信号、(b)は(a)の正規ディ
スクを不正コピーして得た複製ディスクのコピーガード
領域のピットと再生信号の説明図。
ド領域のピットと記録信号、(b)は(a)の正規ディ
スクを不正コピーして得た複製ディスクのコピーガード
領域のピットと再生信号の説明図。
【図3】実施例1、2のディスクの原盤の記録装置のブ
ロック図。
ロック図。
【図4】実施例1、2のディスクの再生装置のブロック
図。
図。
【図5】不正コピー防止用ピット又はピット列の記録位
置を例示する説明図。
置を例示する説明図。
91 ディスク原盤 95 光ディスク
Claims (36)
- 【請求項1】 物理的な転写を防止するための微小ピッ
ト及び/又は微小ランドが所定の領域に配されているこ
とを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記微小ピットの前後には所定長さのランドが配されて
おり、前記微小ランドの前後には所定長さのピットが配
されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項3】 請求項2に於いて、 前記ランド及び/又は前記ピットの長さは、再生ビーム
スポットとの関係で、前記微小ピット及び/又は前記微
小ランドを光学的に検出できる値に設定されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項4】 請求項3に於いて、 前記ランド及び/又は前記ピットの長さは、再生ビーム
スポット中に2以上の前記微小ピット及び/又は前記微
小ランドが含まれないような値に設定されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項5】 請求項3、又は請求項4に於いて、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの長さは、再
生ビームスポット径の1/4以上を占める、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドは、ディスク
上のデータ非記録領域に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項7】 請求項6に於いて、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドは、ディスク
上の最内周部又は最外周部に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、 ピット及びランドはコンパクトディスクの物理フォーマ
ットに従っており、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの長さは、再
生クロック長の再生信号を生ずるピット及びランドの各
長さを1Tとした場合に3T未満である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項9】 請求項8に於いて、 前記微小ピットの間のランド部は10T以上であり、前
記微小ランドの間のピット部は10T以上である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項10】 請求項9に於いて、 前記微小ピットの間のランド部は11Tであり、前記微
小ランドの間のピット部は11Tである、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項11】 請求項1〜請求項5の何れかに於い
て、 ピット及びランドはコンパクトディスクの物理フォーマ
ットと比較して高密度となるように圧縮されており、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの長さは、再
生クロック長の再生信号を生ずるピット及びランドの各
長さを1Tとした場合に3T未満である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項12】 請求項8〜又は請求項11に於いて、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドの各長さは1
Tである、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項13】 請求項8〜請求項12の何れかに於い
て、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドは、ディスク
上の最内周部又は最外周部に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項14】 請求項8〜請求項12の何れかに於い
て、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドは、ディスク
上のリードイン区域の内周バッファに配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項15】 請求項8〜請求項12の何れかに於い
て、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドは、ディスク
上のリードアウト区域の外周バッファに配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項16】 物理的な転写を防止するための微小ピ
ット及び/又は微小ランドが所定領域に配されている光
ディスクの再生装置であって、 前記微小ピット及び/又は前記微小ランドを検出する検
出手段と、 前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽を判別
する判別手段と、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項17】 物理的な転写を防止するための微小ピ
ット及び/又は微小ランドが所定領域に配されている光
ディスクの再生装置であって、 光ディスクの装着に応じて前記所定領域を検索走査する
検索手段と、 前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピット及
び/又は前記微小ランドを検出する検出手段と、 前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域内での前
記微小ピット及び/又は微小ランドの存在の有無に基づ
いてディスクの真偽を判別する判別手段と、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項18】 請求項16、又は請求項17に於い
て、さらに、 前記判別手段により偽と判別された場合にその旨を表示
する偽表示手段、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項19】 請求項16、又は請求項17に於い
て、さらに、 前記判別手段により偽と判別された場合に再生動作を禁
止する禁止手段、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項20】 物理的な転写を防止するための微小ピ
ット列及び/又は微小ランド列が所定の領域に配されて
いることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項21】 請求項20に於いて、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さと前記
微小ピット列内で隣接する微小ピットの間隔、及び/又
は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長さと
前記微小ランド列内で隣接する微小ランドの間隔は、再
生ビームスポットとの関係で、前記微小ピット列及び/
又は前記微小ランド列を光学的に検出できない値に設定
されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項22】 請求項21に於いて、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さと前記
微小ピット列内で隣接する微小ピットの間隔、及び/又
は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長さと
前記微小ランド列内で隣接する微小ランドの間隔は同一
である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項23】 請求項22に於いて、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さ、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さは、再生ビームの波長がλ、再生ビームを収束させる
対物レンズの開口数がNAのとき、λ/(4×NA)以
下である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項24】 請求項20〜請求項23の何れかに於
いて、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列は、ディ
スク上のデータ非記録領域に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項25】 請求項24に於いて、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列は、ディ
スク上の最内周部又は最外周部に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項26】 請求項20〜請求項23の何れかに於
いて、 ピット及びランドはコンパクトディスクの物理フォーマ
ットに従っており、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さ、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さは、再生クロック長の再生信号を生ずるピット及びラ
ンドの幅を1Tとした場合に1T以下である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項27】 請求項20〜23の何れかに於いて、 ピット及びランドはコンパクトディスクの物理フォーマ
ットと比較して高密度となるように圧縮されており、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さ、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さは、再生クロック長の再生信号を生ずるピット及びラ
ンドの長さを1Tとした場合に1T以下である、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項28】 請求項26、又は請求項27に於い
て、 前記微小ピット列を構成する各微小ピットの長さ、及び
/又は、前記微小ランド列を構成する各微小ランドの長
さは、1Tである、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項29】 請求項26〜請求項28の何れかに於
いて、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列は、ディ
スク上の最内周部又は最外周部に配されている、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項30】 請求項26〜請求項28の何れかに於
いて、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列は、ディ
スク上のリードイン区域の内周バッファに配されてい
る、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項31】 請求項26〜請求項28の何れかに於
いて、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列は、ディ
スク上のリードアウト区域の外周バッファに配されてい
る、 ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項32】 物理的な転写を防止するための微小ピ
ット列及び/又は微小ランド列を所定領域に配した光デ
ィスクの再生装置であって、 前記微小ピット列及び/又は前記微小ランド列を検出す
る検出手段と、 前記検出手段からの出力を受けてディスクの真偽を判別
する判別手段と、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項33】 物理的な転写を防止するための微小ピ
ット列及び/又は微小ランド列を所定領域に配した光デ
ィスクの再生装置であって、 光ディスクの装着に応じて前記所定領域を検索走査する
検索手段と、 前記検索手段による検索走査に於いて前記微小ピット列
及び/又は前記微小ランド列を検出する検出手段と、 前記検出手段からの出力を受けて前記所定領域での微小
ピット列及び/又は微小ランド列の存在の有無に基づき
ディスクの真偽を判別する判別手段と、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項34】 請求項32、又は請求項33に於い
て、 前記判別手段は、前記所定領域を走査したときに微小ピ
ット列及び/又は微小ランド列を光学的に検出できない
ときに真のディスクと判別する、 ことを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項35】 請求項32〜請求項34の何れかに於
いて、さらに、 前記判別手段により偽と判別された場合にその旨を表示
する偽表示手段、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項36】 請求項32〜請求項35の何れかに於
いて、さらに、 前記判別手段により偽と判別された場合に再生動作を禁
止する禁止手段、 を有することを特徴とする光ディスク再生装置。
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---|---|---|---|
JP24035997A JP3229844B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 光ディスク、及び光ディスク再生装置 |
TW087113536A TW408319B (en) | 1997-08-20 | 1998-08-18 | Optical discs and optical disc readout units |
US09/136,458 US6108296A (en) | 1997-08-20 | 1998-08-19 | Optical recording disc capable of preventing illegal copy |
US09/487,867 US6438097B1 (en) | 1997-08-20 | 2000-01-20 | Optical recording disc capable of preventing illegal copy |
US09/487,866 US6262967B1 (en) | 1997-08-20 | 2000-01-20 | Optical recording disc capable of preventing illegal copy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24035997A JP3229844B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 光ディスク、及び光ディスク再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1166707A true JPH1166707A (ja) | 1999-03-09 |
JP3229844B2 JP3229844B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=17058325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24035997A Expired - Fee Related JP3229844B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 光ディスク、及び光ディスク再生装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3229844B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006030897A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Orient Instrument Computer Co., Ltd. | 光記録ディスク |
US7447132B2 (en) | 2003-12-16 | 2008-11-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method, medium, and apparatus, for determining whether a medium is copy protected |
JP2009289397A (ja) * | 2000-04-12 | 2009-12-10 | Panasonic Corp | ディスク識別子選別装置 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP24035997A patent/JP3229844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009289397A (ja) * | 2000-04-12 | 2009-12-10 | Panasonic Corp | ディスク識別子選別装置 |
JP4691604B2 (ja) * | 2000-04-12 | 2011-06-01 | パナソニック株式会社 | ディスク識別子選別装置 |
US7447132B2 (en) | 2003-12-16 | 2008-11-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method, medium, and apparatus, for determining whether a medium is copy protected |
WO2006030897A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Orient Instrument Computer Co., Ltd. | 光記録ディスク |
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---|---|
JP3229844B2 (ja) | 2001-11-19 |
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