JPH1165615A - 機能モジュールの位置検出方法 - Google Patents

機能モジュールの位置検出方法

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JPH1165615A
JPH1165615A JP9216755A JP21675597A JPH1165615A JP H1165615 A JPH1165615 A JP H1165615A JP 9216755 A JP9216755 A JP 9216755A JP 21675597 A JP21675597 A JP 21675597A JP H1165615 A JPH1165615 A JP H1165615A
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functional
function
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JP9216755A
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Inventor
Masaomi Fukuda
雅臣 福田
Mitsuki Fukuzumi
光記 福住
Atsuki Umehara
篤樹 梅原
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の機能モジュールから構成される情報処理
装置において、各機能モジュールが配置された位置を容
易に検出する。 【解決手段】ベースユニット1のスロットM1 〜M6
接点Ti及びTgを設け、信号線Lによって、スロット
1 の接点Ti1 から順に各接点Tiを接続し、スロッ
トM6 の接点Ti6 とTg6 を短絡してさらに、接点T
6 から順に各接点Tgを接続する。スロットM1 の接
点Ti1 に電圧5〔V〕を印加し接点Tg 1 を接地し、
接点Tiどうしの間それぞれに、同一抵抗値の抵抗R1
〜R5 を直列に接続する。各スロットM1 〜M6 の接点
Ti及びTg間の電圧は、スロットM1 から順に5
〔V〕,4〔V〕,…,0〔V〕となりスロット固有の
電圧値となるから、スロットに実装された機能モジュー
ル2が、接点Ti及びTg間の電圧を測定することによ
り、この測定電圧から機能モジュール2が実装されたス
ロットを一意に特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の処理機能
を有する機能モジュールを複数備えて構成される情報処
理装置において、各機能モジュールが配置された位置を
検出する機能モジュールの位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の処理機能を有しそれぞれ
単独で処理を行う複数の機能モジュールがベースユニッ
トに格納されて構成される、例えばプログラマブルコン
トローラ等の情報処理装置においては、各機能モジュー
ルがベースユニットの複数のスロットのうち、どのスロ
ットに格納されているのかを検出する必要がある。
【0003】これは、例えば、一つのベースユニット
に、同一形式のメモリモジュールが実装される場合に
は、これらメモリモジュールを制御する制御モジュール
では、各メモリモジュールの実装位置、つまり、どのス
ロットに実装されたかに応じて、メモリ空間の割り当て
を行ったり、各機能モジュールの動作状態の監視、保守
保全等のRAS情報の管理などを行う必要があるためで
ある。
【0004】そのため、例えば、図9に示すようにして
実装位置を検出するようにしている。つまり、ベースユ
ニット1の各スロットM1 〜M4 に複数の接点を有する
位置検出用コネクタを設け、各スロット毎に異なるパタ
ーンで、位置検出用コネクタの接点のうちの何れかを接
地している。機能モジュール側にも、これら接点と対応
する接点を有し、且つ、ベースユニット側の位置検出用
コネクタと嵌合する位置検出用コネクタを設け、各接点
に所定の電圧を印加するようにしている。そして、各ス
ロットに機能モジュールが実装されたときに、ベースユ
ニット側と機能モジュール側との位置検出用コネクタが
嵌合して各接点が導通し、この各接点の信号レベルが実
装位置情報Sとして、各機能モジュールを制御する制御
モジュールに通知されるようになっている。
【0005】このとき、各接点の接地パターンは各スロ
ット毎に異なるように設定したから、各接点の信号レベ
ルは各スロット毎に異なる。よって、制御モジュール側
で、各信号レベルを実装位置情報Sとして取り込み、予
め設定した、各接点の信号レベルの組み合わせと、スロ
ットを特定するスロット番号との対応から、実装位置情
報Sとしての各接点の信号レベルの組み合わせに応じた
スロット番号を求めることによって、各機能モジュール
が実装されたスロット位置を検出できるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、各スロット毎に固定的な信号レベルの組み合わ
せを設定することによって実装位置を検出するようにし
た場合には、例えば、図9に示すように、データベース
1にスロットが4つしかない場合には位置検出用の信号
を3つ設ければよいが、スロット数が増えるにつれて信
号の数も増加することになる。そのため、信号が増加す
ることから接点数が増加することになって、ベースユニ
ット1側及び機能モジュール2側でそれぞれ接点数が増
加するためこれを配置するための領域を確保する必要が
あり、装置の小型化を妨げるという問題がある。また、
これに伴ってコストが高くなるという問題もある。
【0007】また、例えば、機能モジュールがそれぞれ
単独で分散して配置され、これをケーブル等で接続して
情報処理装置を構成したような場合に、各機能モジュー
ルがどのような位置関係で接続されているかといった、
各機能モジュールの接続位置関係を検出する場合等に
は、例えば、図10に示すように、各機能モジュールを
リング接続にして何れかの機能モジュールをマスタ機能
モジュールとし、このマスタ機能モジュールから実装位
置データを“0”とした実装位置検出フレームを送信
し、各機能モジュールがこの実装位置検出フレームを受
信したときに実装位置データを“1”ずつ更新して次の
機能モジュールに回送することによって、各機能モジュ
ールにおいて自己の実装順つまり接続位置関係を認識す
るようになっている。しかしながら、この場合にも、各
機能モジュールをリング接続する必要があり、また、マ
スタ機能モジュールを設定しなければならず、さらに、
各機能モジュール毎に、実装位置検出フレームを受信し
てこれを解読し、実装位置を抽出及び更新して次の機能
モジュールに回送するという機能を実装する必要があ
り、容易且つ安価に検出する方法がないという問題があ
る。
【0008】そこで、この発明は上記従来の未解決の問
題に着目してなされたものであり、複数の機能モジュー
ルから構成される情報処理装置において各機能モジュー
ルが配置された位置を容易且つ安価に検出することの可
能な、機能モジュールの位置検出方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る機能モジュールの位置検出
方法は、所定の処理機能を有する複数の機能モジュール
から構成される情報処理装置において前記機能モジュー
ルが配置された位置を検出する機能モジュールの位置検
出方法であって、前記機能モジュールが配置されるべき
各位置に測定用端子を設け、当該測定用端子にそれぞれ
異なる電位を印加し、前記各機能モジュールが当該機能
モジュールの配置された位置の前記測定用端子の電位を
測定し、この測定値に基づいて前記機能モジュールが配
置された位置を検出するようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明によれば、機能モジュールが配置
されるべき各位置に測定用端子が設けられ、この測定用
端子にそれぞれ異なる電位が印加されている。よって、
機能モジュール側で、これが配置された位置に印加され
ている電位を測定すれば、この電位はそれぞれの測定用
端子で固有の値であるから、電位から機能モジュールが
どの位置に配置されたかを検出することができることに
なる。そして、位置検出用の回路としては電位測定用の
端子のみを設ければよく、機能モジュールの数の増減に
よって、端子数が増減することはない。
【0011】また、本発明の請求項2に係る機能モジュ
ールの位置検出方法は、前記各測定用端子は直列に接続
されて異なる電位間に接続され且つ、前記測定用端子間
には負荷が介挿されていることを特徴としている。
【0012】この発明によれば、機能モジュールを配置
すべき位置に配置された測定用端子はそれぞれ直列に接
続されて異なる電位間に接続されて、また、測定用端子
間にはそれぞれ負荷が介挿されている。つまり、異なる
電位間に測定用端子と負荷とが交互に直列に接続されて
いる。よって、各測定用端子における電位は各測定用端
子毎にそれぞれ異なることになって、各測定用端子に対
して異なる電位を容易与えることができると共に、各測
定用端子を直列に接続するための信号線のみを設けるこ
とによって実現することができる。
【0013】また、本発明の請求項3に係る機能モジュ
ールの位置検出方法は、前記情報処理装置は、前記機能
モジュールが当該機能モジュールを複数格納可能なベー
スユニットに格納されて構成される情報処理装置であっ
て、前記測定用端子は前記ベースユニットの各スロット
に設けられ、前記機能モジュールは、当該機能モジュー
ルが実装されたスロットの前記測定用端子の電位を検出
するようにしたことを特徴としている。
【0014】この発明によれば、複数の機能モジュール
がベースユニットに格納されて構成される情報処理装置
において、ベースユニットの各スロット毎に測定用端子
が設けられ、それぞれ異なる電位が印加されている。よ
って、スロットに実装された機能モジュールにおいてそ
のスロットの測定用端子の電位を測定することによっ
て、この機能モジュールが実装されたスロットは、その
測定電位から容易に検出される。
【0015】また、本発明の請求項4に係る機能モジュ
ールの位置検出方法は、前記測定用端子のうち、上流の
測定用端子の上流側及び下流の測定用端子の下流側の少
なくとも何れか一方に、抵抗値可変の負荷を介挿したこ
とを特徴としている。
【0016】この発明によれば、測定用端子のうち、上
流の測定用端子、つまり、最も高い電位が印加される測
定用端子の上流側と、下流の測定用端子、つまり、最も
低い電位が印加される測定用端子の下流側との少なくと
も何れか一方に、抵抗値可変の負荷が設けられている。
よって、上流側に設けた負荷の抵抗値を調整することに
よって、上流の測定用端子の電位を任意に設定すること
が可能となり、逆に、下流側に設けた負荷の抵抗値を調
整することによって、各測定用端子に印加される電位を
調整することが可能となって、これら抵抗値可変の負荷
の抵抗値を調整することによって、各測定用端子に任意
の電位を与えることが可能となる。
【0017】また、本発明の請求項5に係る機能モジュ
ールの位置検出方法は、所定の処理機能を有する複数の
機能モジュールから構成される情報処理装置において前
記機能モジュールが配置された位置を検出する機能モジ
ュールの位置検出方法であって、前記機能モジュールに
負荷を設け、複数の機能モジュールの各負荷を直列に接
続して異なる電位間に介挿し、前記機能モジュール側で
前記負荷の一端の電位を測定し、この測定値に基づいて
前記機能モジュールが配置された位置を検出するように
したことを特徴としている。
【0018】この発明によれば、機能モジュールに負荷
が設けられ、複数の機能モジュールの各負荷が直列に接
続されて、異なる電位間に接続される。そして、各機能
モジュールモジュールにおいて、負荷の一端、例えば上
流側の電位が測定される。このとき、各機能モジュール
毎に負荷が設けられこれら負荷は直列に接続されている
から、各機能モジュールの負荷の上流側の電位はそれぞ
れの機能モジュール毎に異なることになる。よって、例
えば複数の機能モジュールがケーブル等で接続されて情
報処理装置が構成される場合に、各機能モジュールが接
続された順にその機能モジュールの負荷を直列に接続す
るようにすれば、機能モジュールの接続順にその電位が
順次異なるから、機能モジュールが測定した電位から、
例えば高電位が印加される機能モジュールに対してどの
位置に接続されているかを一意に特定することができ
る。このとき、接続位置の特定に用いる信号線は、各負
荷を直列に接続する信号線のみでよく、機能モジュール
の接続された数に応じて信号線が増減することはない。
【0019】また、本発明の請求項6に係る機能モジュ
ールの位置検出方法は、前記機能モジュールのうち、上
流の機能モジュールの上流側及び下流の機能モジュール
の下流側の少なくとも何れか一方に、抵抗値可変の負荷
を介挿したことを特徴としている。
【0020】この発明によれば、機能モジュールのう
ち、上流の機能モジュール、つまり、その負荷に最も高
い電位が印加される機能モジュールの上流側と、下流の
機能モジュール、つまり、その負荷に最も低い電位が印
加される機能モジュールの下流側の少なくとも何れか一
方に、抵抗値可変の負荷が介挿されている。よって上流
側に設けた負荷の抵抗値を調整することによって、上流
の機能モジュールで検出される電位を任意に設定するこ
とが可能となり、逆に、下流側に設けた負荷の抵抗値を
調整することによって、各機能モジュールで検出される
電位を調整することが可能となって、これら抵抗値可変
の負荷の抵抗値を調整することによって、各機能モジュ
ールに任意の電位を与えることが可能となる。
【0021】さらに、本発明の請求項7に係る機能モジ
ュールの位置検出方法は、前記機能モジュールは、前記
測定値と前記機能モジュールが配置された位置との対応
情報を有し、当該対応情報に基づいて自己が配置された
位置を検出するようになっていることを特徴としてい
る。
【0022】この発明によれば、機能モジュールは、測
定用端子の電位或いは機能モジュールの負荷の電位の測
定値と、例えばベースユニットの各スロットを特定する
情報或いは、上流の機能モジュールに対する接続位置等
といった機能モジュールの接続位置を特定する情報等
の、機能モジュールが配置される位置と、を対応させて
例えばテーブル等を形成し対応情報としてこれを保持し
ている。そして、この対応情報に基づいて、測定値か
ら、自己が配置された位置を検出する。よって、例え
ば、情報処理装置を構成する機能モジュール数が変化し
た場合等には、これに伴って負荷が変化し、これによっ
て各機能モジュールで検出される測定値が変化するか
ら、測定値とその機能モジュールの位置との対応情報と
整合がとれなくなる。しかしながら、機能モジュール側
で対応情報を保持しているから、例えば、これら機能モ
ジュールを制御する上位モジュール側には何ら関係な
く、機能モジュール側で対応情報を変更することにより
容易に対処が行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。なお、本明細書でいう機能モジュールとは、い
わゆる各処理機能に応じて複数のブロックに分割されて
ブロック化された部分を意味し、各部分は、独立に所定
の作業を処理する機能を持つものである。その呼び名
は、ブロック或いはユニット等としてもよく、これらブ
ロック,ユニット等の語は、上述のものを意味する限
り、この明細書における機能モジュールの概念に含まれ
るものである。
【0024】まず、本発明の第1の実施の形態を説明す
る。図1は、本発明における機能モジュールの位置検出
方法を、プログラマブルコントローラ等の、複数の機能
モジュールがベースユニットに格納されて構成された情
報処理装置に適用したものである。図中1はベースユニ
ットであって、このベースユニット1は、機能モジュー
ル2を実装可能なスロットMを6つ有している。そし
て、各スロットMには、固有の識別番号からなるスロッ
ト番号が付与されていて、例えば図1の左側から順にM
1 ,M2 ,……,M6 として設定されている。
【0025】そして、各スロットMには、接点Ti(測
定用端子)及びTgを有するコネクタが設けられ、スロ
ットM1 の接点Ti1 から、スロットM2 の接点T
2 ,……,スロットM6 の接点Ti6 ,その他方の接
点Tg6 ,スロットM5 の接点Tg5 ,……,スロット
1 の接点Ti1 がこの順に位置検出用の信号線Lで接
続されている。そして、スロットM1 のコネクタの接点
Ti1 には、所定の電圧、例えば5〔V〕が印加され、
他方の接点Tg1 は接地されている。
【0026】さらに、スロットM1 のコネクタの接点T
1 とスロットM2 のコネクタの接点Ti2 との間には
抵抗R1 が介挿され、同様に、接点Ti2 とTi3 間に
は抵抗R2 ,接点Ti3 とTi4 間には抵抗R3 ,接点
Ti4 とTi5 間には抵抗R 4 ,接点Ti5 とTi6
には抵抗R5 ,がそれぞれ介挿されている。これら各抵
抗(負荷)R1 〜R5 は、全て同一の抵抗値を有してい
る。
【0027】したがって、例えば抵抗R1 〜R5 の各抵
抗値を同一に設定すると、スロットM1 の接点Ti1
は5〔V〕が印加されているから、スロットM1 の両接
点Ti1 ,Tg1 間の電圧は5〔V〕となる。同様に、
スロットM2 の両接点Ti2,Tg2 間の電圧は4
〔V〕,スロットM3 の両接点Ti3 ,Tg3 間の電圧
は3〔V〕,スロットM4 の両接点Ti4 ,Tg4 間の
電圧は2〔V〕,スロットM5 の両接点Ti5 ,Tg5
間の電圧は1〔V〕,スロットM6 の両接点Ti6,T
6 間の電圧は0〔V〕となる。
【0028】一方、機能モジュール2はそれぞれ、前記
ベースユニット1の各スロットに設けられた接点Ti及
びTgを有するコネクタと嵌合し、その接点Ti及びT
gとそれぞれ導通する接点T1 及びT2 を備えたコネク
タを備えている。そして、接点T1 及びT2 間の電圧
が、A/Dコンバータ3でデジタル信号に変換されて、
通信処理部4に出力される。この通信処理部4では、例
えばCPU等の演算処理装置を備え、ベースユニット1
に実装されている各モジュールを制御する制御モジュー
ル等の上位モジュールとの通信制御を行い、上位モジュ
ールから要求されたときに、A/Dコンバータ3で変換
したデジタル信号を実装位置情報Sとして上位モジュー
ルに出力するようになっている。
【0029】したがって、例えば機能モジュール2nを
ベースユニット1のスロットM2 に実装した場合には、
機能モジュール2nのコネクタとベースユニット1のス
ロットM2 のコネクタとが嵌合し、それぞれの接点が導
通する。スロットM2 の接点Ti2 及びTg2 間の電圧
は前述のように、4〔V〕であり、機能モジュール2n
では、接点T1 及びT2 間の電圧をA/Dコンバータ3
で測定しているから、機能モジュール2nの接点T1
びT2 間の電圧も4〔V〕となってこれがA/Dコンバ
ータ3で測定される。そして、例えば図示しない上位モ
ジュールから要求があったときに、A/Dコンバータ3
によって4〔V〕を表す電圧信号がデジタル信号に変換
され、これが通信処理部4から実装位置情報Sとして、
例えば機能モジュール2nの処理機能を特定するモジュ
ール情報等が付加されて上位モジュールに通知される。
【0030】このとき、各スロットMの接点Ti及びT
g間の電圧は、各スロット固有の電圧値となるから、上
位モジュールでは、例えば、予め実装位置情報Sつま
り、各スロット毎にとり得る電圧値と、各スロットを特
定するスロット番号M1 〜M6とを対応させて次の表1
に示すような対応テーブル等として記憶しておき、この
対応テーブルを参照して実装位置情報Sに対応するスロ
ット番号Mを特定することにより、機能モジュールのス
ロット番号を特定することができる。例えば、この場
合、実装位置情報Sは4〔V〕であって、表1からこれ
は、スロットM2 に対応するから、スロットM2 には、
実装位置情報Sに付加されて送信されたモジュール情報
の処理機能を有する機能モジュールが実装されたことを
認識することができる。
【0031】
【表1】 同様に、例えば機能モジュール2nをスロットM6 に実
装した場合には、その接点T1 及びT2 間の電圧は0
〔V〕となり、これは、表1からスロット番号M 6 に対
応するため、スロットM6 に機能モジュール2nからの
モジュール情報で特定される処理機能を有する機能モジ
ュールが実装されたことを認識することができる。
【0032】したがって、各スロット毎に固有の電圧値
を有する接点Ti及びTgを設けたから、スロットに実
装された機能モジュールがこの接点間の電圧を測定し、
これを上位モジュールに通知することによって、上位モ
ジュールでは、どのスロットにどのような処理機能を有
する機能モジュールが実装されたかを容易に認識するこ
とができる。また、この実装位置の検出は、スロット数
が増加した場合でも、信号線或いは接点を新たに追加す
る必要はなく、一本の信号線Lによって実現することが
でき、また、ベースユニット1及び機能モジュール2の
接点数が増加することなく、少ない部品数で実現するこ
とができる。よって、スロット数の増加に伴ってベース
ユニット1或いは各モジュール2において、実装位置の
検出に要する部品による専有面積が増加することはない
から、コストの増加につながることはなく、また、ベー
スユニット1の小型化を妨げることもない。
【0033】なお、上記第1の実施の形態においては、
上位モジュールにおいて、機能モジュール2から受信し
た実装位置情報Sをもとに、何れのスロットに実装され
ているかを判断するようにした場合について説明した
が、これに限るものではなく、例えば図2に示すよう
に、機能モジュール2側で、実装位置情報Sをもとにス
ロット番号を特定しこれを上位モジュールに通知するよ
うにしてもよい。
【0034】つまり、機能モジュール2に、A/Dコン
バータ3からのデジタル出力をスロット番号に変換し、
通信処理部4に通知する変換部5を設ける。そして、各
スロット毎に設定された固有の電圧値とスロット番号と
の対応を表す変換テーブルTbを設けておき、A/Dコ
ンバータ3からデジタル値の電圧信号が出力されたと
き、変換部5において変換テーブルTbを参照して、入
力された電圧信号に対応するスロット番号を特定し、こ
れを通信処理部4に通知する。そして、通信処理部4で
は、スロット番号を実装位置情報Sとして出力する。
【0035】このとき、例えば変換テーブルTbを図2
に示すように、入力したデジタル値と、例えば±0.5
〔V〕の許容誤差と、スロット番号とを対応させてお
き、入力したデジタル値とその許容誤差に応じてスロッ
ト番号を設定するようにすれば、ベースユニット1側或
いは機能モジュール2側の位置検出用の回路の回路誤差
による誤差を吸収することができる。
【0036】また、機能モジュール2側に変換テーブル
Tbを設けスロット番号を特定するようにしたから、例
えば抵抗Rの抵抗値を変更した場合でも、上位モジュー
ル側を変更することなく、機能モジュール2側において
変換テーブルTbを変更するだけで、容易に変更を行う
ことができる。
【0037】つまり、例えば上記第1の実施の形態にお
いては、6つのスロットを備えたベースユニット1に実
装するようにした場合について説明したが、例えば、図
3に示すような、スロット数が3つのベースユニット
1′に、前記機能モジュール1を適用した場合、スロッ
トM1 の接点Ti1 に例えば5〔V〕が印加されている
とすると、各スロットM1 〜M3 の接点Ti及びTg間
の電圧は、それぞれスロットM1 は5〔V〕,M2
2.5〔V〕,M3 は0〔V〕となり、機能モジュール
2側で、例えば図2に示す変換テーブルTbを有してい
る場合には、機能モジュール2で認識したスロット番号
と、実際のスロット番号とが対応しなくなる。しかしな
がら変換テーブルTbを変更することによって、容易に
対応させることができ、この変換テーブルTbは、機能
モジュール2側で有しているから、上位モジュールを変
更することなく、容易に対処することができる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。上記第1の実施の形態では、本発明における機能モ
ジュールの位置検出方法を、複数の機能モジュールがベ
ースユニット1に格納されて構成された情報処理装置に
適用した場合について説明したが、この第2の実施の形
態は、複数の機能モジュールがベースユニットに格納さ
れずに、各機能モジュールが分散して配置され、これら
機能モジュールがケーブル等によって接続されて構成さ
れる情報処理装置に適用したものである。
【0039】図4は、第2の実施の形態における情報処
理装置の概略構成を示したものであって、複数の機能モ
ジュール2は、各機能モジュールが図示しないケーブル
等の伝送路によって接続されている。
【0040】各機能モジュール2は、入力端子Ti(測
定用端子)及び出力端子Toと、入力端子Ti及び出力
端子Toとの間に介挿された所定の抵抗値を有する抵抗
R(負荷)と、接地された接地端子Tgと、を備えてい
る。そして、機能モジュール2の出力端子Toとその下
流に位置する機能モジュールの入力端子Tiとが信号線
Lによって接続され、つまり、上流の機能モジュール2
1 の入力端子Ti1 ,その抵抗R1 ,出力端子To1
機能モジュール21 の下流の機能モジュール2 2 の入力
端子Ti2 ,その抵抗R2 ,出力端子To2 ,……とい
うように、各機能モジュール2の抵抗Rが直列に接続さ
れている。そして、上流の機能モジュール21 の入力端
子Ti1 には例えば5〔V〕が印加され、下流の機能モ
ジュール2n の出力端子Ton は接地されている。な
お、各機能モジュール2の抵抗Rの抵抗値は全て同一値
に設定されている。
【0041】また、機能モジュール2は、上記第1の実
施の形態と同様に、前記入力端子Tiと接地端子Tgと
の間の電圧を測定し、これをデジタル信号に変換するA
/Dコンバータ3と、例えば上位モジュールから要求が
あったときに、A/Dコンバータ3からのデジタル信号
からなる電圧値を実装位置情報Sとして上位モジュール
に通知する通信処理部4とを備えている。
【0042】したがって、図4に示すように、各機能モ
ジュール2の入力端子Tiと抵抗Rとが順に直列に接続
されて5〔V〕と接地との間に介挿されているから、こ
れは、上記第1の実施の形態と同等の構成となる。
【0043】つまり、例えば、機能モジュール21 〜2
6 が分散して配置され、これらがケーブル等で接続され
て1つの情報処理装置を構成している場合には、上流の
機能モジュール21 の入力端子Ti1 に例えば5〔V〕
を印加し、各機能モジュール2の抵抗値を同一に設定し
た場合には、5〔V〕が印加される上流の機能モジュー
ル21 の入力端子Ti1 及び接地端子Tg1 間の電圧は
5〔V〕となり、機能モジュール21 の下流側に接続さ
れた機能モジュール22 の入力端子Ti2 及び接地端子
Tg2 間の電圧は4〔V〕となり、以後、機能モジュー
ル22 の下流側に接続された機能モジュール23 の入力
端子Ti3 及び接地端子Tg3 間の電圧は3〔V〕,機
能モジュール23 の下流側に接続された機能モジュール
4 の入力端子Ti4 及び接地端子Tg4 間の電圧は2
〔V〕,同様に、機能モジュール25 の入力端子Ti5
及び接地端子Tg5 間の電圧は1〔V〕,機能モジュー
ル26 の入力端子Ti6 及び接地端子Tg6 間の電圧は
0〔V〕となる。
【0044】したがって、これがA/Dコンバータ3に
よって検出されて、上位モジュールに通知されるから、
例えば、基準となる機能モジュール2の入力端子Tiに
所定の電圧例えば5〔V〕を印加するようにし、この機
能モジュール2の位置を“1”とし、この下流側に配置
された機能モジュール2の位置を“2”,その下流側に
接続された機能モジュール2の位置を“3”,……とし
て予め設定し、この接続位置と、電圧値とを例えば前記
表1に示すように対応させておくことによって、上位モ
ジュールでは、通知された実装位置情報Sと、例えばこ
れに付加された機能モジュールが有する処理機能等のモ
ジュール情報とをもとに、上記第1の実施の形態と同様
にして、どの機能モジュール2がどの位置に配置されて
いるかを容易に認識することができる。
【0045】よって、機能モジュール2が分散して設置
されている場合でも、上記第1の実施の形態と同等の作
用効果を得ることができる。また、上記第1の実施の形
態と同様に、機能モジュール2側で、配置された位置と
電圧値との対応を表す対応テーブルを有し、A/Dコン
バータ3で検出した電圧値をもとに配置された位置を特
定し、これを実装位置情報Sとして上位モジュールに通
知するようにしてもよく、この場合にも、上記第1の実
施の形態と同等の作用効果を得ることができる。
【0046】なお、上記第2の実施の形態においては、
複数の機能モジュールがケーブル等で接続されて構成さ
れる情報処理装置に適用した場合について説明したが、
これに限らず、上記第1の実施の形態に示すようにベー
スユニット1に機能モジュールが複数格納されて構成さ
れる情報処理装置に適用することも可能である。
【0047】また、上記第2の実施の形態においては、
各機能モジュール2では、A/Dコンバータ3によっ
て、入力端子Tiと接地端子Tgとの間の電圧を測定す
るようにしているが、出力端子Toと接地端子Tgとの
間の電圧を測定するようにしてもよい。
【0048】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態に
おいて、ベースユニット1の構成が異なること以外は上
記第1の実施の形態と同様であるので、同一部の詳細な
説明は省略する。
【0049】この第3の実施の形態におけるベースユニ
ット1は、図5に示すように、3つのスロットM1 〜M
3 を備えている。そして、各スロットMには接点Ti及
びTgを有するコネクタがそれぞれ設けられ、スロット
1 のコネクタの接点Ti1,スロットM2の接点Ti
2 ,スロットM3 の接点Ti3 ,他方の接点Tg1 ,ス
ロットM2 の接点Tg2 ,スロットM1 の接点Tg1
信号線Lでこの順に直列に接続され、スロットM1 の接
点Ti1 には所定の電圧、例えば5〔V〕が印加され、
他方の接点Tg1 は接地されている。
【0050】さらに、スロットM1 の接点Ti1 とスロ
ットM2の接点Ti2 との間に抵抗R1 が介挿され、ス
ロットM2の接点Ti2 とスロットM3 の接点Ti3
の間に抵抗R2 が介挿され、スロットM3 の接点Ti3
と他方の接点Tg1 との間には、可変抵抗Rvが介挿さ
れている。そして、抵抗R1 とR2 とは同一の抵抗値r
を有している。一方、可変抵抗Rvの抵抗値rvは、例
えばrv=3・rとなるように設定されている。
【0051】したがって、スロットM1 のコネクタの接
点Ti1 及びTg1 間の電圧は5〔V〕となり、スロッ
トM2 の接点Ti2 及びTg2 間の電圧は4〔V〕とな
り、スロットM3 の接点Ti3 及びTg3 間の電圧は3
〔V〕となる。
【0052】よって、機能モジュール2をスロットM1
〜M3 の何れかに実装した場合には、機能モジュール2
から出力される実装位置情報Sとしては、5〔V〕又は
4〔V〕又は3〔V〕の何れかになるから、実装位置情
報Sを通知された上位モジュール側では、これに基づい
て機能モジュール2が実装された実装位置を認識するこ
とができる。
【0053】このとき、前述の図3に示すように、上記
第1の実施の形態における機能モジュール2を、スロッ
ト数が3つのベースユニット1′に適用した場合、各ス
ロットM1 〜M3 のコネクタの接点Ti及びTo間の電
圧は、それぞれ5〔V〕,2.5〔V〕,0〔V〕とな
り、この状態で、機能モジュール2を何れかのスロット
に実装した場合、その機能モジュール2で検出する電圧
値は5〔V〕,2.5〔V〕,0〔V〕となってこれが
実装位置情報Sとして、上位モジュールに通知されるこ
とになる。上位モジュールでは、前記表1に基づいてス
ロット位置を判断することになるから、スロットM1
実装された場合にはスロット位置を検出することができ
るが、スロットM2 又はM3 に実装された場合には誤判
断をしてしまうことになる。
【0054】しかしながら、上記第3の実施の形態にお
いては、可変抵抗Rvを設けているから、上記モジュー
ル或いは機能モジュール2側で保持している例えば前記
表1等の各スロット位置とこれに対応する検出されるべ
き電圧値との対応情報を設定したときのスロット数と、
機能モジュール2を実装しようとするベースユニット1
のスロット数とが一致しない場合には、可変抵抗Rvの
抵抗値を変更し、ベースユニット1に設けられた抵抗の
抵抗値の合計を調整することによって、上位モジュール
或いは機能モジュールで保持する前記対応情報を変更す
ることなく、可変抵抗Rvの抵抗値を変更するだけで、
容易且つ的確にスロット位置の判断を行うことができ
る。
【0055】なお、上記実施の形態においては、スロッ
ト数が3つのベースユニットに適用した場合について説
明したが、これに限るものではなく、例えばスロット数
が4つのベースユニットに適用する場合には、可変抵抗
Rvの抵抗値rvを、rv=2・rとなるように設定す
ればよい。
【0056】また、上記第3の実施の形態においては、
上記第1の実施の形態に適用した場合について説明した
が、第2の実施の形態に適用することも可能であり、例
えば、最も下流に接続された機能モジュール2の下流側
に可変抵抗を設け、情報処理装置を構成する機能モジュ
ール数に応じてこの可変抵抗の抵抗値を変更するように
すればよい。例えば3つの機能モジュール2を接続して
情報処理装置を構成する場合には、可変抵抗の抵抗値r
vをrv=3・rとなるように設定すれば、各機能モジ
ュール2で検出される電圧値は5〔V〕,4〔V〕,3
〔V〕の何れかとなって、上位モジュールでは、これを
もとに各機能モジュールが接続された位置を検出するこ
とができる。この場合、最も下流に接続された機能モジ
ュール2が有する抵抗を可変抵抗とし、接続される機能
モジュール2の数に応じてこれを変更させるようにして
もよく、また、全ての機能モジュール2が有する抵抗を
可変抵抗とし、下流に配置された機能モジュール2以外
の機能モジュール2は、例えば所定の抵抗値rとし、下
流に配置された機能モジュール2の抵抗値のみを、接続
された機能モジュール数に応じて変更するようにしても
よい。同様に、上記第1及び第3の実施の形態におい
て、各抵抗Rを可変抵抗として必要に応じて、の抵抗値
を変化させて各機能モジュール2で検出される電圧値が
任意の値となるようにしてもよい。
【0057】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。この第4の実施の形態は上記第1の実施の形態にお
いて、ベースユニット1の構成が異なること以外は同様
であるので、同一部の詳細な説明は省略する。
【0058】図6は、第4の実施の形態におけるベース
ユニット1の概略構成を示したものであって、図5に示
す第3の実施の形態におけるベースユニット1と同様
に、スロットM1 〜M3 の各接点Ti1 〜Ti3 間に抵
抗値rの抵抗R1 及びR2 が介挿されていると共に、ス
ロットM3 の接点Ti3 及びTg3 間に可変抵抗Rv2
が設けられている。さらに、スロットM1 の接点Ti1
の上流側には、可変抵抗Rv1 が接続され、この可変抵
抗Rv1 を介して所定の電圧、例えば5〔V〕が印加さ
れるようになっている。
【0059】したがって、スロットM1 〜M3 の各接点
Ti及びTo間の電圧は、この可変抵抗Rv1 及びRv
2 の抵抗値によって定まることになり、例えば、可変抵
抗Rv1 の抵抗値を2・r,可変抵抗Rv2 の抵抗値を
rとして設定すれば、各スロットM1 〜M3 で検出され
る電圧値は、それぞれ3〔V〕,2〔V〕,1〔V〕と
なり、また、例えば、可変抵抗Rv1 の抵抗値を1・
r,可変抵抗Rv2 の抵抗値を2・rとして設定すれ
ば、各スロットM1 〜M3 で検出される電圧値は、それ
ぞれ4〔V〕,3〔V〕,2〔V〕となって任意の電圧
値を設定することができる。
【0060】よって、例えば、図7に示すように、三台
のベースユニット1a〜1cを接続して6つの機能モジ
ュール2からなる1つの情報処理装置を構成した場合等
には、上位モジュールでは、これら各ベースユニット1
a〜1cに実装された機能モジュールについて、どのベ
ースユニットのどのスロットに格納されているのかを特
定する必要があるため、全てのベースユニットの全ての
スロット毎に異なる電圧を設定する必要がある。
【0061】したがって、例えば、図7に示すように、
スロット数が2つのベースユニット1a,スロット数が
3つのベースユニット1b,スロット数が1つのベース
ユニット1cにおいて、各ベースユニット1a〜1cの
接点Ti間に介挿された抵抗Ra1 ,Rb1 ,Rb2
抵抗値をそれぞれrとし、各ベースユニットのスロット
1 に対して例えば5〔V〕を印加する場合には、各可
変抵抗の抵抗値を次のように設定すればよい。つまり、
例えばベースユニット1aの可変抵抗Rva1の抵抗値
を0・rつまり0,可変抵抗Rva2 の抵抗値を4・
r,ベースユニット1bの可変抵抗Rvb1 の抵抗値を
2・r,可変抵抗Rvb2 の抵抗値を1・r,ベースユ
ニット1cの可変抵抗Rva1 の抵抗値を5・r,可変
抵抗Rva 2 の抵抗値を0・rつまり0,としてそれぞ
れ設定すれば、ベースユニット1aのスロットM1 の接
点Ti1 及びTg1 間の電圧は5〔V〕,同様にスロッ
トM 2 は4〔V〕,ベースユニット1bのスロットM1
の接点Ti1 及びTg1 間の電圧は3〔V〕,同様にス
ロットM2 は2〔V〕,スロットM3 は1〔V〕,ベー
スユニット1cのスロットM1 の接点Ti1 及びTg1
間の電圧は0〔V〕となって、各ベースユニットのスロ
ット毎に異なる電圧となる。
【0062】よって、これらベースユニット1a〜1c
のスロットに格納された機能モジュールから通知される
実装位置情報Sはそれぞれ異なる値となるから、例えば
上位モジュール側で、実装位置情報Sとしての電圧値と
ベースユニットとスロット番号とを予め対応させておけ
ば、上位モジュール側では、実装位置情報Sからどのベ
ースユニットのどのスロットに実装されているかを一意
に検出することができ、各機能モジュールを容易に管理
することができる。
【0063】なお、この第4の実施の形態においては、
上記第1の実施の形態に適用した場合について説明した
が、上記第2の実施の形態に適用することも可能であ
り、この場合には、上記第2の実施の形態の作用効果を
得ることができると共に、上述の第4の実施の形態の作
用効果を得ることも可能である。
【0064】また、上記第4の実施の形態においては、
上流側及び下流側に共に可変抵抗を設けた場合について
説明したが、これに限らず、上流側のみに設けるように
してもよいことは言うまでもない。
【0065】なお、上記各実施の形態においては、説明
上簡略化するために、位置検出用信号Lsとして5
〔V〕の電圧値を印加するようにした場合について説明
したが、これに限らず、任意の電圧値を印加することが
できる。また、各抵抗Rの抵抗値は、全て同一にした場
合について説明したが、任意に設定することが可能であ
り、この抵抗値によって、機能モジュール2で検出され
る電圧値が変化するから、抵抗値を任意に設定すること
によって、各スロットに所望の電圧値を設定することが
できる。
【0066】また、上記各実施の形態においては、各接
点Ti或いは機能モジュール2と抵抗とを直列に接続し
た場合について説明したが、これに限らず、例えば、図
8に示すように、各測定用端子T(T1 〜TN )毎に、
その前後にそれぞれ抵抗R1及びR2 を直列に接続し、
この前後に抵抗が直列に接続された測定用端子T1 〜T
N を、例えば接地電位と電位VINとの間に並列に接続す
る。そして、例えば測定用端子T及び接地された接地端
子Tgをベースユニット1の各スロット毎に設けて、ス
ロットに実装された機能モジュール2がこれら測定用端
子T及び接地端子Tg間の電圧を測定するようにしても
よく、或いは、測定用端子T及び接地端子Tgを機能モ
ジュール2に設け、これら測定用端子T及び接地端子T
g間の電圧を測定するようにしてもよい。
【0067】さらに、上記各実施の形態においては、各
機能モジュールで検出した実装位置情報Sを上位モジュ
ールに通知するようにした場合について説明したが、例
えば機能モジュールがメモリモジュールであるような場
合には、上位モジュールへの通知は行わずに各機能モジ
ュールでは実装位置情報Sを検出して記憶しておき、上
位モジュールから自モジュールがアクセスされた場合に
応答するようにしてもよい。また、上記モジュールが設
けられていないシステムにおいては、各機能モジュール
間で実装位置情報Sの交信を行うようにしてもよいこと
は勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る機能モジュールの位置検出方法によれば、機能モ
ジュールが配置されるべき位置毎に設けた測定用端子に
異なる電位を印加し、これをこの位置に配置された機能
モジュール側で測定するようにしたから、この測定値か
らその機能モジュールが配置された位置を的確に検出す
ることができると共に、機能モジュール数の増減に応じ
て位置検出に要する部品数が増減することなく実現する
ことができる。
【0069】また、本発明の請求項2に係る機能モジュ
ールの位置検出方法によれば、異なる電位間に測定用端
子と負荷とを直列に接続して各測定用端子に異なる電圧
を印加するようにしたから、簡単な回路で実現すること
ができる。
【0070】また、本発明の請求項3に係る機能モジュ
ールの位置検出方法によれば、測定用端子をベースユニ
ットのスロットに設け、スロットに実装された機能モジ
ュールがその測定用端子の電位を検出するようにしたか
ら、機能モジュールがどのスロットに実装されたかを容
易に検出することができる。
【0071】また、本発明の請求項4に係る機能モジュ
ールの位置検出方法によれば、上流の測定用端子の上流
側及び下流の測定用端子の下流側の少なくとも何れか一
方に、抵抗値可変の負荷を介挿したから、これら負荷の
抵抗値を調整することによって、各測定用端子に任意の
電位を与えることができる。
【0072】また、本発明の請求項5に係る機能モジュ
ールの位置検出方法によれば、機能モジュールに設けた
負荷を直列に接続して異なる電位間に介挿し、負荷の一
端の電圧を測定するようにしたから、複数の機能モジュ
ールがケーブル等で接続されて情報処理装置が構成され
る場合等においても、機能モジュールが接続された位置
を的確に検出することができると共に、機能モジュール
の接続数に応じて、信号線等部品数が増加することはな
い。
【0073】また、本発明の請求項6に係る機能モジュ
ールの位置検出方法によれば、上流の機能モジュールの
上流側及び下流の機能モジュールの下流側の少なくとも
何れか一方に、抵抗値可変の負荷を介挿したから、これ
ら抵抗値可変の負荷の抵抗値を調整することによって、
各機能モジュールに任意の電位を与えることができる。
【0074】さらに、本発明の請求項7に係る機能モジ
ュールの位置検出方法によれば、機能モジュールで、測
定値と機能モジュールが配置された位置との対応情報を
保持し、これに基づいて自己が配置された位置を検出す
るようにしたから、機能モジュール接続数の変化等に伴
って対応情報を適用することができない場合でも、機能
モジュール側で対応情報を変更することによって、容易
に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装
置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における機能モジュ
ールのその他の例である。
【図3】図2の動作説明に供する説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における情報処理装
置の概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるベースユニ
ットの一例である。
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるベースユニ
ットの一例である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における動作説明に
供する説明図である。
【図8】本発明のその他の例である。
【図9】従来の情報処理装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図10】従来の情報処理装置における実装位置の検出
方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベースユニット 2 機能モジュール 3 A/Dコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 篤樹 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理機能を有する複数の機能モジ
    ュールから構成される情報処理装置において前記機能モ
    ジュールが配置された位置を検出する機能モジュールの
    位置検出方法であって、 前記機能モジュールが配置されるべき各位置に測定用端
    子を設け、当該測定用端子にそれぞれ異なる電位を印加
    し、前記各機能モジュールが当該機能モジュールの配置
    された位置の前記測定用端子の電位を測定し、この測定
    値に基づいて前記機能モジュールが配置された位置を検
    出するようにしたことを特徴とする機能モジュールの位
    置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記各測定用端子は直列に接続されて異
    なる電位間に接続され且つ、前記測定用端子間には負荷
    が介挿されていることを特徴とする請求項1記載の機能
    モジュールの位置検出方法。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置は、前記機能モジュー
    ルが当該機能モジュールを複数格納可能なベースユニッ
    トに格納されて構成される情報処理装置であって、前記
    測定用端子は前記ベースユニットの各スロットに設けら
    れ、前記機能モジュールは、当該機能モジュールが実装
    されたスロットの前記測定用端子の電位を検出するよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の機能モジ
    ュールの位置検出方法。
  4. 【請求項4】 前記測定用端子のうち、上流の測定用端
    子の上流側及び下流の測定用端子の下流側の少なくとも
    何れか一方に、抵抗値可変の負荷を介挿したことを特徴
    とする請求項2又は3の何れかに記載の機能モジュール
    の位置検出方法。
  5. 【請求項5】 所定の処理機能を有する複数の機能モジ
    ュールから構成される情報処理装置において前記機能モ
    ジュールが配置された位置を検出する機能モジュールの
    位置検出方法であって、 前記機能モジュールに負荷を設け、複数の機能モジュー
    ルの各負荷を直列に接続して異なる電位間に介挿し、前
    記機能モジュール側で前記負荷の一端の電位を測定し、
    この測定値に基づいて前記機能モジュールが配置された
    位置を検出するようにしたことを特徴とする機能モジュ
    ールの位置検出方法。
  6. 【請求項6】 前記機能モジュールのうち、上流の機能
    モジュールの上流側及び下流の機能モジュールの下流側
    の少なくとも何れか一方に、抵抗値可変の負荷を介挿し
    たことを特徴とする請求項5記載の機能モジュールの位
    置検出方法。
  7. 【請求項7】 前記機能モジュールは、前記測定値と前
    記機能モジュールが配置された位置との対応情報を有
    し、当該対応情報に基づいて自己が配置された位置を検
    出するようになっていることを特徴とする請求項1乃至
    6の何れかに記載の機能モジュールの位置検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165618A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Matsushita Electric Works Ltd ベースボード及びそれに装着される電源ユニット並びにcpuユニット
JP2016218846A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、それを備えた半導体システム及び半導体装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165618A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Matsushita Electric Works Ltd ベースボード及びそれに装着される電源ユニット並びにcpuユニット
JP2016218846A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、それを備えた半導体システム及び半導体装置の制御方法

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