JPH1165452A - 2針式係止片取付装置 - Google Patents

2針式係止片取付装置

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JPH1165452A
JPH1165452A JP21749497A JP21749497A JPH1165452A JP H1165452 A JPH1165452 A JP H1165452A JP 21749497 A JP21749497 A JP 21749497A JP 21749497 A JP21749497 A JP 21749497A JP H1165452 A JPH1165452 A JP H1165452A
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JP
Japan
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locking piece
main body
lever
mounting device
hollow needles
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21749497A
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English (en)
Inventor
Mikio Kubota
幹雄 久保田
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Toska Co Ltd
Original Assignee
Toska Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーを把握することによって衣類に係止片
pを打込んで表示片を取付ける装置を提供する。 【解決手段】 フイラメント部fの両側に横棒部b,b
を設け、更に連結部c,cを介して連結部材r,rに連
結して梯子状に形成した係止片群Pの打込み装置であっ
て、係止片群Pを案内する供給路5aを持つ供給部5に
ラチエットホイール16,16aを配置し、該ラチエッ
トホイール16,16aに隣接して配置された中空針
6,6a中に前記フイラメント部fを押込むためのピス
トン11,11aと、該ピストン11,11aを駆動す
るレバー機構を有し、前記ラチエットホイール16,1
6aの間に回転量ないし供給量の差を調整する機構を設
けて、両横棒部b,bの供給遅れを防止するようにした
2針式係止片取付装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイラメント部の
両側にそれぞれ横棒部を直交して設けて全体としてH形
にした係止片(2棒式係止片)の前記2本の横棒部を、
近接した箇所に同時に打ち込んでフイラメント部を逆U
形にしてラベルや表示札等の被固定物を衣類等の商品に
簡易に固定するための係止片取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、タグピンと称されている係止片
は、商品に値札を付けたり、各種の物品や動物に表示札
を付けるために広く使用されている。一般の係止片は平
板状の頭部と、この頭部の中間より一方に伸びるフイラ
メント部と、このフイラメント部の端部に前記頭部に平
行して配置された横棒部で構成され、合成樹脂で一体成
形されたものである。そしてこの係止片を製造する際に
は、この横棒部より前記フイラメント部の延長線上に延
長する連結部を介して1本の連結部材上に連結して100
〜200本の係止片の集合体として一体的に成形してい
る。
【0003】前記合成樹脂製の係止片は、衣類等の商品
に値札を取付ける際に従来使用されていた糸の代わりに
使用するもので、取付機のレバーの握り操作で商品に値
札を取付けることができ、操作性が著しく優れており、
前記のように多くの商品に迅速に表示札を取付ける際に
広く利用されているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この通常の係
止片を使用して商品に取付けた値札は1本のフイラメン
ト部の一端に形成されている頭部に止められて吊り下げ
られた状態であるので、商品の表面でふらふらと振れ動
いたり、裏返ったりして表示札の方向が定まらないので
この表示札を商品に張りつけたようにぴったりと固定す
ることはできないという問題がある。
【0005】また、前記値札用の係止片の変形として、
例えば特公昭58-28619号あるいは実公昭61-1043 号公報
等に記載されているように、フイラメント部の両側にそ
れぞれ横棒部を直交して設けて全体としてH形に形成し
た2棒式の構造のものが提案されている。この2棒式の
係止片は、例えばボタンの2個の孔に2本の横棒部を通
すことによってフイラメント部を逆U字形に曲げた状態
でボタンを衣服に簡易に取付ける場合に便利に利用する
ことができる。
【0006】前記特公昭58-28169号公報に記載された2
棒式の係止片の取付装置は、両側の横棒部を長く連続さ
せて所定の長さの所に切断部を設けて、全体として梯子
形にしたものである。そして打込み際しては連続する横
棒部を個々に切断しなければならないために取付装置の
機構が複雑になる上に、主としてミシンのように固定式
で大きなな動力を持つ装置に適用されるが、この取付装
置は大型のもので簡易に操作できるものではない。
【0007】また、同公報中には手動式の取付装置も提
案されているが、この取付装置は衣類等の裏面を片手で
支持しながら他方の手で取付装置を操作して係止片を打
込まなければならず、作業が煩雑で非能率であるという
問題がある。また、実公昭61-1043 号公報に記載された
装置も2棒式の係止片からなる係止片群を使用するもの
であるが、送り機構に大型の特種なネジ機構を使用し、
ネジ溝にフイラメント部をU形に曲げて案内するように
しており、取付装置が著しく複雑になる上に大型であ
り、手持式のものとしては操作性が極めて悪いものであ
る。
【0008】一方、ジーンズやキャンバス製品等の厚手
の織物に、布や紙製あるいは革製の表示札を載せた状態
で、この表示札の四隅に2棒式の係止片を打込むことに
よってフイラメント部を逆U形として、あたかも表示札
を糸で縫ったような状態で固定する方法においては、ジ
ーンズ等の如く織物の組織が通常の衣類用の織物に比較
して厚手で硬い織物等に対して直径が1.8mmないし
2.0mm程度で平行に配置された2本の中空針を同時
に挿通することは、通常の衣類用の織物の場合に比較し
て著しく抵抗が大きく、手操作の取付機では連続的で効
率的な作業をすることができないという問題がある。
【0009】そこで通常の衣服の生地に比較して硬いジ
ーンズあるいはやキャンバス製品に、布やプラスチック
シート製あるいは革製の表示札を取付ける場合には、事
務用の金属製ホッチキスを使用したり、工業用ミシンを
使用して太い糸で縫う方法が採用されている。しかし、
金属製ホッチキスを使用する方法は、手でジーンズの端
をたくしあげながら行うような状態になるのでこの金属
製ホッチキスを押圧して打込む力が入れ難く、従って正
確な位置にホッチキス針を打ち込むことができず、表示
札を所定の位置に取付けることが困難な場合が多い。
【0010】また、このような煩雑で大きな把握力を必
要とする金属製ホッチキスを使用した手作業を長時間継
続して行うことは困難であり、更にこのホッチキス針は
先端が金属線を切断して尖って角部を持っているので、
打込みに際して繊維を切断して商品に損傷を与える上
に、保管中にこの金属製ホッチキスが錆びてその商品の
品質を著しく低下するという問題がある。
【0011】また、工業用ミシンのような大型の取付装
置を使用してジーンズ等をこの装置に当てがって行う方
法は、作業性が悪い上にその装置を据付けてある所定の
場所でしか表示札を取付ける作業ができないという問題
がある。一方、太い糸を使用して衣類等に表示札を手で
縫いつける方法は、この表示札の取付け位置が任意であ
る上に、作業場所が限定されないという意味があるが、
これは全て手作業である上に、布の裏側の手が届き難い
場所まで取付けることはできない。従って、大量の表示
札を連続的に、しかも効率良く取付けることは到底でき
ないという問題がある。
【0012】本発明は、ジーンズやキャンバスあるいは
皮革を使用した製品の表面に表示札あるいはシート状物
を当てがった状態で合成樹脂製の2棒式係止片を使用し
て簡単に固定できる2針式係止片取付装置を提供するこ
とを目的とするものである。また、表示札あるいはシー
ト状物を取付ける商品等を手で支えることなく、簡単な
操作で2棒式係止片を打込むことができる装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0013】更に、熟練者でなくても簡単に分解し、そ
して組立てることができ、係止片の送りや打出し操作に
トラブルが発生した場合に、これを迅速に解消できる装
置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明にかかる2針式係止片取付装置は次のように構
成されている。 1)フイラメント部fの両側に横棒部b,bを設け、更
に前記フイラメント部fの延長線上に形成した連結部
c,cを介して連結部材r,rに連結して梯子状に形成
した係止片群Pの打込み装置であって、該打ち込み装置
は前記係止片群Pを案内する供給路5aを持つ供給部5
と、該供給路5aに配置されたラチエットホイール1
6,16aと、該ラチエットホイール16,16aに隣
接して配置された中空針6,6aと、該中空針6,6a
中に前記フイラメント部fを押込むためのピストン1
1,11aと、該ピストン11,11aを駆動するレバ
ー機構からなる装置において、前記ラチエットホイール
16,16aの間に両ラチエットホイール16,16a
の回転量の差を調整する調整機構を設けて構成されてい
る。
【0015】2個のラチエットホイール16,16a
と、2本の中空針6,6aに係止片pを送給する場合
に、一方の横棒部bが他方の横棒部bより遅れを生ずる
場合があるが、前記のように回転量ないし送り量の調整
機構を設けることによってこの遅れを調整して同時に2
個のラチエットホイール16,16aに供給して2本の
係止片pが同時にラチエットホイール16,16aに噛
込まれ、その結果、送り不良となることを防止できる。
【0016】2)2個のラチエットホイール16,16
aの回転量ないし送り量の差を調整する調整機構は差動
歯車機構17で構成されている。調整機構を差動歯車機
構で構成することによって、コンパクトで故障が少なく
正確に作動する装置を得ることができる。 3)差動歯車機構17は、主ギヤ10と、該主ギヤ10
の両側面に配置された傘歯車からなるサイドギヤ10
c,10dと、前記主ギヤ10に支持され、前記サイド
ギヤ10c,10dに噛合する小傘歯車10eで構成さ
れている。
【0017】差動歯車機構17は前記のように複数の傘
歯車を組立てて構成されているが、実際の装置において
は小傘歯車は微細な歯を持つ繊細な構造となり、製作と
組立てが困難となる場合もあるので、これを避ける意味
でゴムプーリー等の歯のない回転体を使用しても同様な
差動回転を行うことができる。 4)本体2に開口した窓3内に把握レバー4の前端を枢
支し、前記本体2の下部に受け台9の後端部を枢支し、
前記把握レバー4に連動して前記本体2の下部に対して
前記受け台9の前部を接近離するように揺動させると共
に、前記本体2の前部2eに2棒式係止片pを連結部材
r,rで連結した係止片群Pの供給部5を設け、該前部
2eの下方に設けた2本の中空針6,6aを介して係止
片pの横棒部b,bを押込むように構成した係止片取付
装置において、前記中空針6,6aの供給口に横棒部
b,bを押込むピストン11,11aとラチエットホイ
ール16,16aの側方を開口する窓2aを設け、該窓
2aを蓋部材2bによって開閉するように構成されてい
る。
【0018】前記のように本体2の側部あるいは収容な
部品が配置されている部分に窓2aを開口し、これを蓋
部材2bで閉止することによって故障を簡単に直した
り、動きの不良部分を調整することができる。 5)前記中空針6,6a中に横棒部b,bを押込むピス
トン11,11aとラチエットホイール16,16aの
側方を開口する窓2aを設け、該窓2aを蓋部材2bに
よって開閉するように構成すると共に、前記供給部5の
係止片群Pの供給路5aに開閉可能な扉体5eを設けて
いる。
【0019】供給部5の供給路5aを扉体5eによって
簡単に開閉することによって、この供給路5aを通過す
る係止片集合体Pの配列状況を観察することができ、ま
た、詰まりが発生した場合は扉体5eを開いてこれを簡
単に直すことができる。 6)本体2に開口した窓3内に把握レバー4の前端を枢
支し、前記本体2の下部に受け台9の後端部を枢支し、
前記把握レバー4に連動して前記本体2の下部に対して
前記受け台9の前部を接近離反するように駆動すると共
に、前記本体2の前部2eに2本の横棒部b,bをフイ
ラメント部fで連結した係止片群Pの供給部5を設け、
該前部2eの下方に設けた2本の中空針6,6aに該横
棒部b,bを押込むように構成した係止片取付装置にお
いて、ラチエットホイール16,16aと、ピストン1
1,11aと、該ピストン11,11aを駆動する駆動
レバー13と、前記ラチエットホイール16,16aを
駆動する部材を作動する送り爪19からなる部材を、中
間板15A,15Bの間に配置してサブアセンブリSA
を形成している。
【0020】中間板15A,15Bの間に主要部品を配
置して組立てることによって、サブアセンブリを形成し
て正確に組立てることができると共に、このサブアセン
ブリは前記中間板15A,15Bが強度部材となって全
体として耐久性に優れた装置を提供することができる。
また、修理や調整も容易に行うことができる。 7)前記中間板15A,15Bの表面にラチエットホイ
ール16,16aを配置すると共に、該ラチエットホイ
ール16,16aの中心に向けて作動するピストン1
1,11aと、該ピストン11,11aを案内するガイ
ド部15cを設けている。
【0021】サブアセンブリを構成している中間板15
A,15Bの外表面に設けたガイド部15cによってピ
ストン11,11aを案内するので、ピストン11,1
1aを確実に案内することができ、故障の少ない装置を
提供することができる。 8)フイラメント部fの両側に横棒部b,bを設け、更
に前記フイラメント部fの延長線上に形成した連結部
c,cを介して連結部材r,rに連結して梯子状に形成
した係止片群Pの打込み装置であって、本体2に開口し
た窓3内に把握レバー4の前端を枢支し、前記本体2の
下部に受け台9の後端部を枢支し、前記把握レバー4に
連動して前記本体2の下部に対して接近離反するように
揺動させると共に、前記本体2の前部2eに係止片群P
の供給部5を設け、該前部2eの下方にラチエットホイ
ール16,16aと2本の中空針6,6aと、更に該中
空針6,6aに前記横棒部b,bを押込むためのピスト
ン11,11aを設け、更に係止片pを打込んで分離し
た連結部材r,rを案内するためのガイド溝5fを前記
本体2の側面に設けている。
【0022】本体2に連結部材r,rを案内するガイド
溝5fを設けることによって、係止片集合体Pより分離
された連結部材r,rが衣類等に引っかかるトラブルを
防止でき、また、作業の邪魔になることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。 〔全体の構成〕図1は本発明に係る2針式係止片取付装
置の右側面図、図2は正面図、図3は背面図、図4は平
面図、図5は内部機構の説明図、図8は図5におけるB
−B矢視断面図、そして図9及び図10は各部材の分解
斜視図である。
【0024】本発明に係る取付装置1は磨耗し易い部
分、強度を必要とする部分等の特別な性質が要求される
部分を除いて着色した合成樹脂を使用した射出成形品で
あって、左右の2つ割りに成形されている本体2の後部
に横長の窓3を開口して全体をアイロンのような形状と
している。そしてこの窓3内に把握レバー4が前部を支
軸4aで枢支して後部を矢印イのように把握して作動す
るように設けている。
【0025】そして本体2の前部には図17に示すよう
な2棒式係止片群Pを送り込む供給路5a(あるいは供
給溝)を有する供給部5を設け、この供給部5の終端部
の左右に図2に示すように中空針6,6aを平行して設
けている。そして供給路5aに続いて前記本体2の両側
面に後方に向けて図1に示すよう係止片群Pから係止片
pを分離した残りの連結部材r,rを排出するためのガ
イド溝5fを後方に向けて形成している。
【0026】図1及び図5を参照して前記レバー4を矢
印イのように把握した際の動きを説明すると、中継レバ
ー7は後端部を支軸7aで枢支され、中間部に設けた長
孔7eに前記レバー4の中央部に設けた支軸4bに係合
し、このレバー4の動きに伴なってこのレバー7の先端
部が矢印ロのように上昇する。そしてこの中継レバー7
の先端部に駆動レバー13(図5,図9)を介して係合
しているカム板8の下端部に、支軸9aによって後端部
が枢支されている受け台9の前部がピン8aによって連
結されている。従って前記レバー4を把握して矢印イの
ように動かすと、前記受台9の前部が前記支軸9aを中
心として矢印ハのように上昇して係止片pの打込みをす
るようになっている。
【0027】図17に示すように係止片群Pは、フイラ
メント部fの両側に横棒部bの中間部を連結した係止片
pを、前記フイラメント部fの両端の延長方向に設けた
連結部cを介して2本の連結部材r,r間に連結して全
体として梯子状に構成している。そして後述する本発明
に係る2針式係止片取付装置1を使用して図18に示す
ようにジーンズ等の商品Jの表面に表示札L(あるいは
シート状物)を載せた状態でこの表示札L側より中空針
6,6aを挿通し、次いで前記レバー4を把握操作して
前記中空針6,6aの側面の開口部より横棒部b,bを
吐出して商品Jの裏側に位置させることによって表示札
Lを、逆U字形になったフイラメント部fで押圧して動
きを阻止した状態で取付けが終了するのである。
【0028】さて、係止片群Pを前記供給部5に装填
し、図5に示す手動送りギヤ10aを外部のノブ10b
(図7)を回転させて主ギヤ10をゆっくりと回転させ
てこの主ギヤ10を含んで構成されている差動機構17
の両側に配置されているラチエットホイール16,16
aにフイラメント部fと横棒部b,bとの接合部に噛合
させて係止片群Pを送り開始位置に配置する。
【0029】この送り開始位置においては、装填された
係止片群Pの最前部に位置している1本の係止片pの横
棒部b,bは前記中空針6,6aの入口部の軸線方向に
向いている。そして前記把握レバー4を把握すると2本
のピストン11,11aが同時に矢印ニの方向に下降し
てこの中空針6,6a内に前記横棒部b,bが押込まれ
て衣類等の商品Jの裏面においてこの中空針6,6aの
前端開口より吐出されて図18の如く商品Jに表示札L
を取付けることができる。なお、この動作の際に連結部
c,cがカッター22で切断されて1本の係止片pが分
離されることは言うまでもない。
【0030】〔内部構造の概要〕次に図5に示す係止片
pの打込み前の内部機構図と図9及び図10の部品分解
図を参照して、係止片取付装置1の内部機構を説明す
る。把握レバー4は、左レバー体41 と右レバー体42
とを合わせて形成したもので、これらのレバー体41
2 の先端部の外面に支軸4aをそれぞれ一体的に突設
している。そしてこの把握レバー4の中間部には中継レ
バー7の長孔7eに係合する支軸4bを突設している。
【0031】中継レバー7は、この実施例においては板
状部7cと厚肉部7dとで形成され、その端部に設けた
軸孔7bに支軸7aを貫通して本体2に枢支すると共
に、中間部に把握レバー4に突設した支軸4bに係合す
る長孔7eを開口し、そして板状部7cには駆動レバー
13に開口した長孔13aに係合する支軸7fを突設
し、前記把持レバー4を把持操作してこの駆動レバー1
3を支軸13bを中心として前端を押下げるように運動
をするように構成している。
【0032】前記駆動レバー13の動きに伴なって前記
ピストン11,11aを押下げ、更にカム板8を介して
受け台9を上下させ、そして送り差動機構17を構成す
る主ギヤ10に逐次送り回転を与えるようになってい
る。そしてこの駆動レバー13に突設した突起13cを
図5に示すように前記カム板8に穿設したカム溝8bに
係合させ、前記レバー4の把握操作によってこのカム板
8と、このカム板8の下端にピン8aで連結された受け
台9を連動して引上げるように作動する。
【0033】前記したように駆動レバー13は、中継レ
バー7の揺動に伴なって支軸13bを中心に揺動する
が、この駆動レバー13に設けた長孔13eに移動軸1
3fを嵌入しており、従ってこの移動軸13fの両端部
に、ピストン11,11aの基部11bを嵌合してこの
ピストン11、11aが所定の経路にしたがって上下に
往復運動を行うようになっている。
【0034】なお、図5,図9に示すようにカム板8に
形成したカム溝8bの下方の、このカム板8の中間部に
軸8cを突設しており、この軸8cを本体2の内面に突
設したガイド部2dに嵌合してこのカム板8の上部を案
内している。従って、このカム板8は前記ガイド部2d
と受け台9に連結したピン8aとで上下方向に案内され
るようになっている。
【0035】図9、図12を参照すると分かるように、
前記駆動レバー13の両側に中間板15A,15Bを配
置してサブアセンブリSAを形成し、そしてこの中間板
15A,15Bに設けた支持孔15aに前記駆動レバー
13の中央部に設けた支軸13bを挿入して支持してい
る。また、この中間板15A,15Bの外表面にはピス
トン11,11aの基部11bを案内するガイド部15
bと前記駆動レバー13の長孔13eに嵌合している移
動軸13fを案内する直線状のガイド孔15cを設けて
いる。
【0036】更に、前記ガイド孔15cの延長線上には
支持孔15dを開口し、この支持孔15dの回りに係止
片集合体Pを移送するラチエットホイール16,16a
を配置する凹部を形成している。 〔差動歯車機構〕図1に示すように本体2の前部に設け
た係止片群供給部5の供給路5aの入口部から本体2の
前部2eの下部に設けたラチエットホイール16,16
aとの間にかなりの距離があるので、係止片群Pを供給
路5a内に装填した場合、最先端の係止片pのフイラメ
ント部fの根本部を2枚のラチエットホイール16,1
6aに同時に噛合させることができず、一方が僅かに先
に進む場合が発生する。
【0037】この状態で把握レバー4を把握して係止片
pを打込むと、係止片pの一方の側の1本の横棒部b
と、後続する係止片pの他方の側の1本の横棒部bとが
同時に打込まれることになり、図18のように1本のフ
イラメント部fの両側の2本の横棒部b,bを同時に打
込むことができず、打込み不良となる。このような係止
片群Pの装填不良の問題を解決するために本発明におい
ては、2枚のラチエットホイール16,16aの間に差
動機構17を介在させている。この差動機構17は図
7,図9及び図11に示すように2枚のラチエットホイ
ール16,16aの間に介在させている。
【0038】この差動機構17は、主ギヤ10と、この
主ギヤ10の両面に配置される平傘歯車からなるサイド
ギヤ10c,10dと、前記主ギヤ10の平板部上に等
間隔にあけた3個(あるいは複数個)の窓内に支持さ
れ、前記サイドギヤ10c,10dに噛合する小傘歯車
10eで構成されている。そして前記サイドギヤ10
c,10dに設けた軸10fにラチエットホイール1
6,16aをそれぞれ設けている。
【0039】前記のように構成した差動機構17を中間
に持つ2枚のラチエットホイール16,16aに対し
て、主ギヤ10を回転させることによって1本の係止片
pが送り込まれた場合、一方のラチエットホイールに係
止片pのフイラメント部fの根本部が噛合しているのに
対して、他方のラチエットホイールにこのフイラメント
部fの他方の根本部が噛合していない場合は、両ラチエ
ットホイール16,16aの間に回転抵抗差、あるいは
回転量の差を生ずることになる。
【0040】すると前記差動機構17の作用で回転抵抗
が少なく、回転量ないし送り量の少ない側のラチエット
ホイールが回転して遅れているフイラメント部fを進
め、2本の中空針6,6aの入口部に1本の係止片pを
構成している横棒部b,bを同時に位置させることにな
り、正確に係止片pを供給することができるのである。
なお、差動機構としてこの実施の形態においては傘歯車
からなるギヤ機構を使用したが、前記小傘歯車10eと
平傘歯車からなるサイドギヤ10c,10dに代えてゴ
ムローラを使用しても同様な機能を発揮させることがで
きる。
【0041】〔係止片の送り機構〕図5,図9及び図1
0に示すように駆動レバー13とラチエット16,16
aを駆動する主ギヤ10との間には送り爪19が設けら
れている。この送り爪19の第1爪部19aの両側面に
は突起19bを設けており、この突起19bを中間板1
5A,15Bに開口したガイド孔15fに嵌合させてそ
のガイド孔15fの範囲で送り爪19を運動させて前記
主ギヤ10に係止片群Pの送り運動を与えるようになっ
ている。
【0042】前記第1爪部19a(図10)に隣接して
形成した第2爪部19cの先端に爪体19dを形成し、
この爪体19dを主ギヤ10に噛合させている。更に前
記第1爪部19aと第2爪部19cの反対方向にはU形
のバネ部19eが形成されており、このバネ部19eを
駆動レバー13の凹部13gに係合させたり、離脱させ
ることができるように構成している。
【0043】また、前記送り爪19の第2爪部19cに
接離するように爪外し部材21が図9に示す中間板15
A,15Bの孔15gに案内されて移動するように設け
てあり、この爪外し部材21をこの孔15g内を移動さ
せて前記第2爪部19cの先端の爪体19aを主ギヤ1
0から離することができるようになっている。図5は係
止片pの打込み前の状態、あるいは打込みが終了して把
持レバー4の把握力をなくした状態を示しており、駆動
レバー13の凹部13gに係合しているバネ部19eの
先端部が押されている。そして把握レバー4の把握を解
放する動作に伴なって駆動レバー13が右回転して元に
位置に復帰、即ち図5の状態になるが、その際に前記の
ようにバネ部19eの端部を駆動レバー13が押圧して
主ギヤ10を左回転させて1本の係止片pを打込み位置
に移送する。
【0044】そして図6の係止片pの打込みが終了した
直後の状態は、中継レバー7の先端部が上昇し、駆動レ
バー13が左回転し、それに伴なって突起13hが第1
爪部19aの先端を押して送り爪19を前記ガイド孔1
5fに沿って後退させ、第2爪部19cをラチエットホ
イール16,16aに対して1本の係止片pを移送する
ための距離分だけ後退する。
【0045】図9に示すようにラチエットホイール1
6,16aの歯部には止め爪16bが設けてあり、この
前記のように送り爪19が後退する際にラチエットホイ
ール16,16aが後退方向に回転しないようになって
いる。 〔係止片群の案内部〕図1に示すようにラチエットホイ
ール16,16aに係止片群Pが噛合するまで案内する
係止片群供給部5はかなり長い供給路5aを形成してい
る。この供給路5aに係止片群Pが装填されると、両側
に配置されている2本の連結部材r,rの間に存在する
フイラメント部fがこの供給路5aに直交して綺麗に配
列した状態なるが、この係止片群Pの配列状態を簡単に
確認できることが重要である。
【0046】そこで本発明においては、図2及び図12
に示すように供給部右壁5bと左壁5cとの間に扉体5
eを、その上部に設けた軸5dを中心として下方を前方
に開閉するように構成している。このように供給路5a
の前面が解放されると何らかの原因で係止片群Pが詰ま
った場合に、これを簡単に排出したり、その姿勢を調整
することができるので便利である。
【0047】また、図2に示すように、前記扉体5eの
下部を閉止すると共に、中空針6,6aを固定する針止
め6bを矢印方向に廻すと、扉体5eを開放すると共
に、中空針6,6aを抜くことができるようになってい
る。 〔受け台〕図13に受け台9の分解図を示しているが、
この受け台9は右受部材9bと左受部材9cを合わせて
形成し、この受け台9の長手方向に衣類等を受入れるた
めの案内路9d(図5)を形成し、また両受部材9b,
9cの端部の内側に本体2に枢支するための支軸9aを
突出している。
【0048】この受け台9は力が作用する上に合成樹脂
製の中空体であるので、強度的に弱いのでこれを補うた
めに図13及び図14の如く両受部材9b,9c内に金
属製の補強金具9eが設けてある。そして前記案内路9
dの下側の部材90の天井部9kの下面に凹凸部9fを
形成しており、前記案内路9d内に衣類等の挿入位置を
規制するストッパー板9mとバネ性を持つ基部からなる
ストッパー9gを嵌入し、このストッパー9gの基部の
バネ部の上面の突起9rを前記凹凸部9fに噛合して細
かく位置決めができるようにしている。
【0049】また、右受部材9bに開口した孔9nに、
ピン8aを孔9pから出没させるためのノブ8eをスプ
リング8dによって突出させるようにしており、このピ
ン8aをカム板8の下端にあけた孔8fに貫通させて受
け台9とカム板8とを連結するようにしている。従っ
て、前記ノブ8eを押してピン8aを孔9pと孔8fか
ら脱出させると、カム板8と受け台9との連結が解除さ
れることになるから、本体2の下面に突出している中空
針6,6aを交換したり、修理することができる。
【0050】更に図13に示すように前記補強金具9e
内に中空針6,6aを受入れるための針受体9jが設け
てあり、この針受体9jによって中空針6,6aを下方
に案内すると共に、通路9dに挿入された衣類等を受け
て前記中空針6,6aが衣類等に挿入し易くしている。
また、図1に示すように、本体2の側部あるいは収容な
部品が配置されている部分に窓2aを開口し、これを蓋
部材2bで閉止している。この構造にすることによって
故障を簡単に直したり、動きの不良部分を調整すること
ができる。
【0051】〔部品の集合構成〕本発明に係る2針式係
止片取付装置は多数の部品で構成され、これらが関連し
て運動するものであるので、簡単に分解組立てができる
ことが好ましい。そこで本発明においては部品の集合
体、即ちサブアセンブリSA化を図っている。
【0052】図15は中間板15A,15Bの間に、図
9に示す主ギヤ10と送り爪19と駆動レバー13を収
容し、そして前記中間板15A,15Bの両側にラチエ
ットホイール16,16aを配置してサブアセンブリS
Aを形成している。そして前記セブアセンブリSAの両
側に図12に示す右壁5bと左壁5cと、この右壁5b
と前記サブアセンブリSAとの間にカム板8を配置し、
更に前記両壁5b,5cの側方にカバー2fを配置して
いる。また、前記中間板15A,15Bの側面に連結体
15hを突出させ、右壁5bと左壁5cに設けた孔にこ
れらをそれぞれ嵌合させて組立てを容易にしている。図
16は図15に示した各部材を組立てた状態を示してい
る。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されているため
に次のような効果を奏することができる。 1)請求項1の発明により、2個のラチエットホイール
16,16aと、2本の中空針6,6aに係止片pを送
給する場合に、一方の横棒部bが他方の横棒部bより遅
れを生ずる場合があるが、前記のように回転量ないし送
り量の差を調節するための調整機構を設けることによっ
て、この遅れを調整して同時に2個のラチエットホイー
ル16,16aに供給して2本の係止片pが同時にラチ
エットホイール16,16aに噛込まれ、その結果、回
転量ないしは送り量の差がなくなって送り不良となるこ
とを防止できる。
【0054】2)請求項2の発明により、回転量の差を
調整するための調整機構を差動歯車機構で構成すること
によって、コンパクトで故障が少なく正確に作動する装
置を得ることができる。 3)請求項3の発明により、差動歯車機構17は前記の
ように複数の傘歯車を簡単に組立てて構成することがで
きる。
【0055】4)請求項4の発明により、本体2の側部
あるいは収容な部品が配置されている部分に窓2aを開
口し、これを蓋部材2bで閉止することによって故障を
簡単に直したり、動きの不良部分を調整することができ
る。 5)請求項5の発明により、供給部5の供給路5aを扉
体5eによって簡単に開閉することによって、この供給
路5aを通過する係止片集合体Pの配列状況を観察する
ことができ、また、詰まりが発生した場合は扉体5eを
開いてこれを簡単に直すことができる。
【0056】6)請求項6の発明により、中間板15
A,15Bの間に主要部品を配置して組立てることによ
って、サブアセンブリを形成して正確に組立てることが
できると共に、このサブアセンブリは前記中間板15
A,15Bが強度部材となって全体として耐久性に優れ
た装置を提供することができる。また、修理な調整も容
易に行うことができる。
【0057】7)請求項7の発明により、サブアセンブ
リを構成している中間板15A,15Bの外表面に設け
たガイド部15cによってピストン11,11aを案内
するので、ピストン11,11aを確実に案内すること
ができ、故障の少ない装置を提供することができる。 8)請求項8の発明により、本体2に連結部材r,rを
案内するガイド溝5fを設けることによって、係止片集
合体Pより分離された連結部材r,rが衣類等に引っか
かるトラブルを防止でき、また、作業の邪魔になること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様に係る2針式係止片取付装
置の右側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】取付装置の内部構造を示す側面図である。
【図6】取付装置の内部構造を示す側面図である。
【図7】図5におけるA−A矢視断面図である。
【図8】図5におけるB−B矢視断面図である。
【図9】部品を分解して示す斜視図である。
【図10】部品を分解して示す斜視図である。
【図11】差動歯車機構を分解して示す斜視図である。
【図12】供給部の壁と係止片送り装置との関係を示す
斜視図である。
【図13】受け台を分解して示す斜視図である。
【図14】ストッパーを示すもので、(A)図は横断面
図、(B)図は正断面図、そして(C)は平面図であ
る。
【図15】係止片送り装置と側壁とカバーとの関係を下
側から見た分解図である。
【図16】図15の部品を組立てた状態を下側から見た
図である。
【図17】2針式係止片集合体の斜視図である。
【図18】2針式係止片の取付け状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 2針式式取付装置 2 本体 2a 窓 2
b 蓋部材 2d ガイド部 2e 前部 2f カバー 3 窓 4 把握レバー 41 左レバー体 42 右レバ
ー体 4a,4b 支軸 5 係止片供給部 5a 供給路 5b 供給部の
右壁 5c 供給部の左壁 5d 軸 5e 扉体 6,6a 中空針 6b 針止め 7 中継レバー 7a 支軸 7b 軸孔 7c
板状部 7d 厚肉部 7e 長孔 7f 支軸 8 カム板 8a ピン 8b カム溝 8c
軸 8d スプリング 8e ノブ 8f 孔 9 受け台 9a 支軸 9b 右受部材 9c
左受部材 9d 案内路 9e 補強金具 9f 凹凸部
9g ストッパー 9h 突起部 9j 針受け体 9k 天井部
9m ストッパー板 9n 孔 9p 孔 9r 突起 90 下側部
材 10 主ギヤ 10a 手動送りギヤ 10b ノ
ブ 10c,10d サイドギヤ 10e 小傘歯車
10f 軸 11,11a ピストン 11b 基部 13 駆動レバー 13a 長孔 13b 支軸
13c 突起 13e 長孔 13f 移動軸 13g 凹部 13h 突起 15A,15B 中間板 15a 支持孔 15b
ガイド部 15c ガイド孔 15d 支持孔 15f ガイ
ド孔 15g 孔 15h 連結体 16,16a ラチエットホイール 17 差動機構 19 送り爪 19a 第1爪部 19b 突起
19c 第2爪部 19d 爪体 19e バネ部 21 爪外し部材 22 カッター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイラメント部fの両側に横棒部b,b
    を設け、更に前記フイラメント部fの延長線上に形成し
    た連結部c,cを介して連結部材r,rに連結して梯子
    状に形成した係止片群Pの打込み装置であって、 該打ち込み装置は前記係止片群Pを案内する供給路5a
    を持つ供給部5と、該供給路5aに配置されたラチエッ
    トホイール16,16aと、該ラチエットホイール1
    6,16aに隣接して配置された中空針6,6aと、該
    中空針6,6a中に前記フイラメント部fを押込むため
    のピストン11,11aと、該ピストン11,11aを
    駆動するレバー機構からなる装置において、 前記ラチエットホイール16,16aの間に両ラチエッ
    トホイール16,16aの回転量の差を調整する機構を
    設けてなる2針式係止片取付装置。
  2. 【請求項2】 2個のラチエットホイール16,16a
    の回転量の差を調整する機構は、差動歯車機構17であ
    る請求項1記載の2針式係止片取付装置。
  3. 【請求項3】 差動歯車機構17は、主ギヤ10と、該
    主ギヤ10の両側面に配置された傘歯車からなるサイド
    ギヤ10c,10dと、前記主ギヤ10に支持され、前
    記サイドギヤ10c,10dに噛合する小傘歯車10e
    である請求項2記載の2針式係止片取付装置。
  4. 【請求項4】 本体2に開口した窓3内に把握レバー4
    の前端を枢支し、前記本体2の下部に受け台9の後端部
    を枢支し、前記把握レバー4に連動して前記本体2の下
    部に対して前記受け台9の前部を接近離するように揺動
    させると共に、前記本体2の前部2eに係止片群Pの供
    給部5を設け、該前部2eの下方に設けた2本の中空針
    6,6aを介して係止片pの横棒部b,bを押込むよう
    に構成した係止片取付装置において、 前記中空針6,6aの供給口に横棒部b,bを押込むピ
    ストン11,11aとラチエットホイール16,16a
    の側方を開口する窓2aを設け、該窓2aを蓋部材2b
    によって開閉するように構成した2針式係止片取付装
    置。
  5. 【請求項5】 前記中空針6,6a中に横棒部b,bを
    押込むピストン11,11aとラチエットホイール1
    6,16aの側方を開口する窓2aを設け、該窓2aを
    蓋部材2bによって開閉するように構成すると共に、前
    記供給部5の係止片群Pの供給路5aに開閉可能な扉体
    5eを設けた請求項4記載の2針式係止片取付装置。
  6. 【請求項6】 本体2に開口した窓3内に把握レバー4
    の前端を枢支し、前記本体2の下部に受け台9の後端部
    を枢支し、前記把握レバー4に連動して前記本体2の下
    部に対して前記受け台9の前部を接近離反するように駆
    動すると共に、前記本体2の前部2eに2本の横棒部
    b,bをフイラメント部fで連結した係止片群Pの供給
    部5を設け、該前部2eの下方に設けた2本の中空針
    6,6aに該横棒部b,bを押込むように構成した係止
    片取付装置において、 ラチエットホイール16,16aと、ピストン11,1
    1aと、該ピストン11,11aを駆動する駆動レバー
    13と、前記ラチエットホイール16,16aを駆動す
    る部材を作動する送り爪19からなる部材を、中間板1
    5A,15Bの間に配置してサブアセンブリSAを形成
    した2針式係止片取付装置。
  7. 【請求項7】 前記中間板15A,15Bの表面にラチ
    エットホイール16,16aを配置すると共に、該ラチ
    エットホイール16,16aの中心に向けて作動するピ
    ストン11,11aと、該ピストン11,11aを案内
    するガイド孔15cを設けた請求項6記載の2針式係止
    片取付装置。
  8. 【請求項8】 フイラメント部fの両側に横棒部b,b
    を設け、更に前記フイラメント部fの延長線上に形成し
    た連結部c,cを介して連結部材r,rに連結して梯子
    状に形成した係止片群Pの打込み装置であって、 本体2に開口した窓3内に把握レバー4の前端を枢支
    し、前記本体2の下部に受け台9の後端部を枢支し、前
    記把握レバー4に連動して前記本体2の下部に対して接
    近離反するように揺動させると共に、前記本体2の前端
    部2eに係止片群Pの供給部5を設け、該前端部2eの
    下方にラチエットホイール16,16aと2本の中空針
    6,6aと、該中空針6,6aに前記横棒部b,bを押
    込むためのピストン11,11aを設け、更に係止片p
    を打込んで分離した連結部材r,rを案内するためのガ
    イド溝5fを前記本体2の側面に設けてなる2針式係止
    片取付装置。
JP21749497A 1997-08-12 1997-08-12 2針式係止片取付装置 Withdrawn JPH1165452A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1094423C (zh) * 1996-01-22 2002-11-20 唐杰Pty有限公司 喷射颗粒材料的方法和设备
JP2008194448A (ja) * 2007-01-15 2008-08-28 Paramount Bed Co Ltd 折り畳み式サイドレールにおける保持機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1094423C (zh) * 1996-01-22 2002-11-20 唐杰Pty有限公司 喷射颗粒材料的方法和设备
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