JPH1165362A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH1165362A
JPH1165362A JP9243418A JP24341897A JPH1165362A JP H1165362 A JPH1165362 A JP H1165362A JP 9243418 A JP9243418 A JP 9243418A JP 24341897 A JP24341897 A JP 24341897A JP H1165362 A JPH1165362 A JP H1165362A
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JP
Japan
Prior art keywords
fixing roller
transfer paper
temperature
paper
fixing
Prior art date
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Application number
JP9243418A
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English (en)
Inventor
Junji Nakai
順二 中井
Masanori Katsuki
政徳 香月
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理速度を一律に低下させることなく複写品
質を向上できる定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ11の表面温度を検知する温
度センサ14と、転写紙の連続通紙中に熱源13による
定着ローラ11の加熱を一定時間停止して、その間にお
ける定着ローラ11の表面温度の温度変化(温度勾配、
加熱を停止してから一定時間経過後の温度など)を検出
し、その検出結果に応じて、両ローラ間に通紙された転
写紙の種類を判別し、その判別結果に応じて転写紙の給
紙間隔を変更する制御手段とを備える。転写紙の種類に
応じて給紙間隔を変更することにより、定着ローラ11
の温度を転写紙の種類に応じて適切に制御することがで
きるので、処理速度を一律に低下させることなく複写品
質を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、プリンタ装置など電子写真式の画像形成装置
に搭載された定着装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真式の画像形成装置は、転
写紙に静電的に付着させたトナーを加熱定着する方式の
定着装置を備えている。この種の定着装置は、図26に
示すように、熱源であるヒータ(ハロゲンヒータ等)4
1を内装した定着ローラ42と、トナー像が転写された
転写紙Pを定着ローラ42に圧着させる加圧ローラ43
とを備え、転写紙Pを両ローラ42、43間で加圧及び
加熱しつつ搬送することにより、トナー像を転写紙Pに
定着させるようになっている。しかし上記構成の定着装
置で、複写速度を上げようとすると、複写速度に比例し
て転写紙Pにより定着ローラ42から奪われる熱量が増
すため、定着ローラ42の温度が低下する。そして定着
ローラ42の温度がある温度以下になると転写紙Pに与
える熱量が不足し、コールドオフセットが発生したり、
転写紙P上のトナーの溶解が不十分となり定着性が低下
する等の問題が生じる。特に、複写速度の速い装置で
は、定着ローラにハロゲンヒータ等の熱源から供給され
る熱より、転写紙が奪って行く熱量の方が多い為、連続
給紙を行うと、定着ローラの温度が低下してくる。
【0003】そこで従来より、連続給紙によって定着ロ
ーラ42の温度が低下した場合、定着ローラ42の表面
温度の低下に従い給紙間隔(周期)を順次大きくして、
定着温度が定着可能な温度以下に低下しないように、単
位時間(1分間)当たりにおける出力枚数(コピー枚数
或いはプリント枚数)を減少させる制御を行っている
(特開昭54−80135号公報、特開昭60−163
069号公報等参照)。以下、この制御のことをCPM
(Copy Par Minute )ダウン制御とよぶ。また、定着ロ
ーラの温度がある一定温度以下になると、転写紙に与え
る熱量が低下し過ぎて、トナーが十分溶解せずに定着ロ
ーラのニップ部を通過する為、ローラの温度がある温度
以下になると、転写紙の給紙を停止する制御も行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来は、定着ロ
ーラ42の温度が低下した場合、転写紙の種類(厚さ、
大きさ)を考慮することなく、定着ローラ42の表面温
度の低下に従い一律に給紙間隔を順次大きくしていたた
め、転写紙の種類によって定着ローラ42が与える最適
熱量がそれぞれ異なるにも関わらず、処理速度が一律に
低下するという問題があった。また、定着ローラ42の
温度がある温度以下になると転写紙Pの給紙を一時停止
する制御も行われるが、従来は転写紙Pの種類を考慮す
ることなく、定着ローラ42の温度のみによって転写紙
Pの給紙を停止時期を判断していたため、転写紙Pが薄
紙の場合などのように、少ない熱量で十分定着を行うこ
とができる場合でも不必要に一時停止することが多くな
り、複写速度が低下する原因になっていた。また、従来
は、転写紙の種類によって紙厚が異なる場合にも、紙厚
の違いを一切考慮せずに一定の定着線速を用いている
が、紙厚の厚い転写紙は、皺形成に対して比較的余裕が
あり、この場合の定着装置の線速としては、感光体の線
速に対して等速か、或は+0.1〜0.5%UPした線
速を設定することが好ましい。しかし、薄紙の転写紙の
場合、感光体から定着装置まで搬送される間に於て、転
写紙の腰の弱さに起因して、転写紙が感光体周面に巻付
いた状態で搬送されたり、また定着装置に進入するまで
に転写紙がスキューし易くなる。転写紙がスキューしな
がら定着ローラに搬送されると、スキューによる搬送皺
が発生する。この場合に、転写紙に皺などが発生するの
を防止するために、定着ローラの線速(ローラ外周の速
度)を感光体の線速よりも高速にする制御が行われてい
る。すなわち、定着ローラの線速を、感光体の線速より
0.1〜0.5%程度高速にして転写紙にバックテンシ
ョンをかけることにより、定着装置でスキューを補正し
皺の発生を防止している。しかし、従来は転写紙の種類
を考慮することなく、全ての種類の転写紙に対して定着
ローラの線速を一律に高速に設定していたため、例え
ば、紙厚の厚い腰のある転写紙の場合、定着ローラと感
光体の線速の差分だけ転写紙が感光体の線速よりも速く
搬送されることになり、感光体から転写紙への画像転写
時に画像の伸びが発生し、倍率が合わなくなるといった
不具合があった。また、紙厚が薄い場合には、定着に要
する熱量が過多になり易く、その分転写紙の紙の収縮量
が、厚紙の場合より大きくなり、結果として転写紙の倍
率はその線速増大分に反して、延びは発生しない。
【0005】本発明は上記問題点を解消するために創案
されたものであり、請求項1の発明では、定着ローラか
ら転写紙に供給される熱量を検出し、その供給熱量に応
じて転写紙の種類を検出し、その転写紙の種類に応じて
複写速度を変更して定着ローラの温度を制御することに
より、処理速度を一律に低下させることなく複写品質を
向上できる定着装置を提供することを目的としている。
また、請求項2の発明では、定着ローラから転写紙に供
給される熱量を検出し、その供給熱量に応じて転写紙の
種類を検出し、その転写紙の種類に応じて複写処理を停
止する条件を変更することにより、複写処理能力を一律
に低下することなく複写品質を向上できる定着装置を提
供することを目的としている。また、請求項3の発明で
は、定着ローラから転写紙に供給される熱量を検出し、
その供給熱量に応じて転写紙の種類を検出し、その転写
紙の種類に応じて定着温度の制御値を変更することによ
り、コールドオフセット等に起因した複写処理能力の一
律な低下を招くことなく複写品質を向上できる定着装置
を提供することを目的としている。また、請求項4の発
明では、定着ローラから転写紙に供給される熱量を検出
し、その供給熱量に応じて転写紙の種類を検出し、その
転写紙の種類に応じて定着ローラの線速を変更すること
により、複写処理能力を一律に低下することなく複写品
質を向上できる定着装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、熱源を備えた定着ローラと、
この定着ローラに圧接する加圧ローラとを有し、画像が
転写された転写紙を両ローラ間で加圧及び加熱しつつ搬
送することにより、上記画像を転写紙に定着させる定着
装置において、前記定着ローラの表面温度を検知する温
度検知手段と、前記転写紙の連続通紙中に前記熱源によ
る前記定着ローラの加熱を一定時間停止して、その間に
おける前記定着ローラの表面温度の温度変化(温度勾
配、加熱を停止してから一定時間経過後の温度など)を
検出し、その検出結果に応じて、両ローラ間に通紙され
た転写紙の種類を判別し、その判別結果に応じて前記転
写紙の給紙間隔を変更する制御手段と、を備えたことを
特徴としている。上記のように、転写紙の連続通紙中に
熱源による定着ローラの加熱を一定時間停止して、その
間における定着ローラの表面温度の温度勾配を検出する
ことにより、定着ローラから転写紙に供給される熱量を
検出できる。そして、その供給熱量に応じて転写紙の種
類、すなわち厚紙か薄紙かなどを検出し、その転写紙の
種類に応じて転写紙の給紙間隔を変更することにより、
定着ローラの温度を転写紙の種類に応じて適切に制御す
ることができるので、処理速度を一律に低下させること
なく複写品質を向上できる。
【0007】また、請求項2の発明では、熱源を備えた
定着ローラと、この定着ローラに圧接する加圧ローラと
を有し、画像が転写された転写紙を両ローラ間で加圧及
び加熱しつつ搬送することにより、上記画像を転写紙に
定着させる定着装置において、前記定着ローラの表面温
度を検知する温度検知手段と、前記定着ローラの温度が
所定温度以下になると転写紙の搬送を停止する搬送制御
手段と、前記転写紙の連続通紙中に前記熱源による前記
定着ローラの加熱を一定時間停止して、その間における
前記定着ローラの表面温度の温度勾配を検出し、その検
出結果に応じて、両ローラ間に通紙された転写紙の種類
を判別し、その判別結果に応じて上記搬送制御手段によ
る転写紙の搬送停止条件を変更する制御手段と、を備え
たことを特徴としている。上記のように、転写紙の連続
通紙中に熱源による定着ローラの加熱を一定時間停止し
て、その間における定着ローラの表面温度の温度勾配を
検出することにより、定着ローラから転写紙に供給され
る熱量を検出できる。そして、その供給熱量に応じて転
写紙の種類、すなわち厚紙か薄紙かなどを検出し、その
転写紙の種類に応じて複写処理を停止する条件を変更す
ることにより、複写処理能力を一律に低下することなく
複写品質を向上できる。
【0008】また、請求項3の発明では、熱源を備えた
定着ローラと、この定着ローラに圧接する加圧ローラと
を有し、画像が転写された転写紙を両ローラ間で加圧及
び加熱しつつ搬送することにより、上記画像を転写紙に
定着させる定着装置において、前記定着ローラの表面温
度を検知する温度検知手段と、前記転写紙の連続通紙中
に前記熱源による前記定着ローラの加熱を一定時間停止
して、その間における前記定着ローラの表面温度の温度
勾配を検出し、その検出結果に応じて前記定着ローラの
温度を制御する制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。上記のように、転写紙の連続通紙中に熱源による
定着ローラの加熱を一定時間停止して、その間における
定着ローラの表面温度の温度勾配を検出することによ
り、定着ローラから転写紙に供給される熱量を検出でき
る。そして、その供給熱量に応じて定着ローラの温度を
制御することにより、複写処理能力を一律に低下するこ
となく複写品質を向上できる。
【0009】また、請求項4の発明では、熱源を備えた
定着ローラと、この定着ローラに圧接する加圧ローラと
を有し、画像が転写された転写紙を両ローラ間で加圧及
び加熱しつつ搬送することにより、上記画像を転写紙に
定着させる定着装置において、前記定着ローラの表面温
度を検知する温度検知手段と、前記転写紙の連続通紙中
に前記熱源による前記定着ローラの加熱を一定時間停止
して、その間における前記定着ローラの表面温度の温度
勾配を検出し、その検出結果に応じて両ローラによる前
記転写紙の搬送速度を変更する制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。上記のように、転写紙の連続通紙
中に熱源による定着ローラの加熱を一定時間停止して、
その間における定着ローラの表面温度の温度勾配を検出
することにより、定着ローラから転写紙に供給される熱
量を検出できる。そして、その供給熱量に応じて両ロー
ラによる転写紙の搬送速度を変更することにより、複写
処理能力を一律に低下することなく複写品質を向上でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1に本発明の定着装置が搭載される電子
写真式の画像形成装置の内部機構の一例を示す構成説明
図である。この画像形成装置は黒と赤の二色からなる画
像を形成する機能を備えたものであり、第一及び第二の
帯電器1−1、1−2と、第一及び第二の現像器2−
1、2−2と、第一及び第二の光学系3−1、3−2と
を備えている。画像形成の際、まず、第一の帯電器1−
1により感光体4が均一に帯電処理され、その帯電面上
に第一の光学系3−1により第一の色に対応する画像光
B1が照射されることにより、第一の静電潜像が形成さ
れる。そして、第一現像器2−1から供給される黒トナ
ーにより第一の静電潜像が現像される。続いて、第二の
帯電器1−2により黒トナー画像部及び非画像部を含め
て感光体4上の再帯電処理が行われ、その帯電面上に第
二の光学系3−2により第二の色に対応する画像光B2
が照射されることにより、第二の静電潜像が形成され
る。そして、第二の現像器2−2から供給される赤トナ
ーにより第二の静電潜像が現像される。なお、第二の現
像器2−2は、現像時のみ感光体4との間に所定の微少
な間隔を隔てた位置に接近できるよう、ソレノイド8と
バネ9とによって感光体4に対して接近及び離間可能に
構成されている。また、第二の帯電器1−2による再帯
電は、黒トナー現像領域への赤トナーの混色現像の防
止、及び第二の現像器2−2への黒トナーの逆現像を防
止できる条件設定の下で行われる。上記のようにして感
光体4上に形成された黒トナーと赤トナーとからなる2
色画像は、感光体4が回転するに連れて転写位置に移動
し、転写ベルト7によって感光体4に圧接されつつ搬送
される転写紙Pに転写される。転写ベルト7には電圧印
加装置6によりバイアスローラ5を介して電圧が印加さ
れており、その印加電圧による静電的な力と圧接力とに
よりトナー画像が転写紙Pに転写される。その後、転写
紙Pは転写ベルト7により定着装置10へ搬送され、そ
こで定着処理が施される。
【0011】図2に定着装置10の内部構成を示す。図
示するように、定着装置10は、定着ローラ11と、こ
の定着ローラ11に圧接する加圧ローラ12とを有して
いる。定着ローラ11は表面がPFA、PTFE等の耐
熱離型層でコーティングされており、内部には熱源13
が設けられている。熱源13にはハロゲンヒータや赤外
線ヒータ(ニクロム線)などが用いられる。定着ローラ
11の上方近傍には温度検知手段である温度センサ14
が設けられており、この温度センサ14からの温度検知
信号に基づいて、制御手段15により定着ローラ11の
温度がある一定の温度になるように熱源13が制御され
るようになっている。制御手段15は定着ローラ11の
温度だけでなくこの画像形成装置全体の動作を制御す
る。定着ローラ11は図示しない駆動機構により図示の
矢印方向に回転され、加圧ローラ12と協働して転写紙
Pを搬送しながら、転写紙Pに熱及び圧力を加えて定着
処理を行う。
【0012】また、加圧ローラ12は表面がシリコンゴ
ム等の耐熱ゴム層で構成されている。加圧ローラ12は
その軸16の両端部が軸受17により回転自在に枢支さ
れるとともに、軸受17を支えている図示しない付勢手
段によって定着ローラ12と離間する方向に常時付勢さ
れている。その一方で、加圧ローラ12は軸受17の下
方から加圧レバー18により持ち上げられて定着ローラ
12の下部に押し付けられている。加圧レバー18は、
その一方の端部が軸19により上下方向に回転自在に軸
支されるとともに、他方の端部に連結された弾性部材
(スプリング)20によって定着ローラ12を持ち上げ
る向きに常時付勢されている。弾性部材20には加圧力
を調整する圧力調整手段21が設けられている。この圧
力調整手段21は、側板23に沿って上下動可能に設け
られた可動板24を有している。可動板24はその上下
方向に延びる長孔24aを有し、その長孔24aに側板
23に突設された支持部26が摺動自在に嵌合されるこ
とにより、一定範囲上下動可能に支持されている。
【0013】可動板24の上端部は略直角に屈曲してお
り、その屈曲部24bの下方近傍には図示しない貫通孔
が形成されている。側板23にも可動板24の貫通孔と
連通する図示しない貫通孔が設けられており、両貫通孔
に回動軸25が挿通されている。回動軸25の先端部に
は図示しない駆動部から駆動力が伝達されるギヤ27が
固定され、さらに屈曲部24bの下方に位置させてギヤ
27と同軸的にカム28が固定されている。カム28は
可動板24の屈曲部24bの下面に係合しつつ回動軸2
5と共に回動し、可動板24の位置を、図3(a)に示
すようにその最も短径の部位が可動板24に係合する第
1加圧位置と、図3(b)に示すように最も長径の部位
が可動板24に係合する第2加圧位置とに切り換えられ
るようになっている。図3(a)の状態にすれば定着ロ
ーラ12に対する加圧ローラ12の圧接力は小さくな
り、図3(b)の状態にすれば定着ローラ12に対する
加圧ローラ12の圧接力は大きくなる。上記のように構
成された画像形成装置は、電源が投入されると直ちに、
熱源13を作動させて定着ローラ11の加熱を開始する
とともに、温度検知手段14により定着ローラ11の表
面温度の検出を開始する。そして、定着ローラ11の表
面温度が転写紙Pの未定着画像を定着できる温度に達し
たら、複写開始可能となり、その旨を図示しない操作パ
ネル上に表示する。
【0014】そして、操作パネル上の複写開始ボタン
(スタートボタン)などが操作されると、複写動作を開
始する。その際、図8のフローチャートに示すように、
まず通紙される転写紙Pのサイズをチェックし(S
1)、予め制御手段15内のメモリに設定されているテ
ーブル(図7)を参照して温度勾配AN を決定する(S
2)。図7のテーブルには転写紙Pのサイズと各サイズ
における温度勾配AN の標準値とが対応させて登録され
ている。その後、転写紙Pの連続通紙中に図4に示すよ
うに定着ローラ11の熱源13による加熱を一定時間△
t (△t =t2 −t1 )停止する。この間、定着ローラ
11の熱源13による熱の供給はなくなるため、定着ロ
ーラ11の蓄熱だけで転写紙Pに熱を供給することにな
る。そして、加熱を停止している間における定着ローラ
11の表面温度の変化△T、すなわち加熱を停止した時
点での温度と一定時間△t経過した時点での温度との差
△Tを検出し(S4)、温度勾配A(A=△T/△t )
を算出し(S5)、その値と前記ステップS2で決定し
た温度勾配AN とを比較する(S6)。その結果、A<
N であれば通紙された転写紙Pは薄紙であると判断し
(S7)、A>AN であれば厚紙であると判断する(S
8)。すなわち、転写紙Pの種類が異なる場合、定着ロ
ーラ11から各転写紙Pに供給される熱量も異なるた
め、普通紙(坪量約70g/m2 )を通紙したときの一
定時間△t における温度低下△TN より各通紙サイズの
温度勾配AN の標準値を予め求めておき、実際に通紙し
た時の温度勾配AがA<AN ならば通紙されている転写
紙Pを薄紙と判断し、AN ≦Aならば通紙されている転
写紙Pを厚紙と判断する。
【0015】また、図6に示すように定着ローラ11の
熱源13をオフしてから一定時間△t 経過した時点での
温度TN の標準値を普通紙(坪量約70g/m2 )を基
準にして、図9に示すように各通紙サイズごとに温度T
N の標準値を予め求めておき、実際に通紙した時の温度
TがTN <Tならば通紙されている転写紙Pを薄紙と判
断し、T≦TN ならば通紙されている転写紙Pを厚紙と
判断するようにしてもよい。図10は上記の場合の動作
フローを示したものであり、まず通紙される転写紙Pの
サイズをチェックし(S11)、予め制御手段15内の
メモリに設定されているテーブル(図9)を参照して温
度TN を決定する(S12)。その後、転写紙Pの連続
通紙中に定着ローラ11の熱源13による加熱を停止
し、一定時間t経過した時点で温度Tを検出する(S1
3)。そして、検出された温度Tと前記ステップS12
で決定した温度TN とを比較する(S14)。その結
果、TN <Tであれば通紙された転写紙Pは薄紙である
と判断し(S15)、TN >Tであれば厚紙であると判
断する(S16)。また、転写紙Pの先端が定着ローラ
11と加圧ローラ12とのニップ部(圧接部)に到達す
るタイミングを検知し、連続給紙における1枚目の転写
紙Pがニップ部に到達した時点から温度変化△Tを検出
するようにしてもよい。その際、例えば図11に示すよ
うに、転写ベルト7の下流に先端検出手段30を設けて
転写ベルト7により搬送されてきた転写紙Pを検出す
る。このとき先端検出手段30とニップ部との間の距離
をL、搬送速度を1/tとすれば、転写紙Pの先端が検
出されてから転写紙Pがニップ部に到達するまでの時間
はtL となる。
【0016】図13は上記の場合の動作フローを示した
ものであり、まず通紙される転写紙Pのサイズをチェッ
クし(S21)、予め制御手段15内のメモリに設定さ
れているテーブル(図7)を参照して温度勾配AN を決
定する(S22)。その後、先端検出手段30により転
写紙Pの先端が検出されたら、図12に示すように時間
tLが経過するのを待って定着ローラ11の熱源13を
一定時間△t (△t =t2 −t1 )オフする(S2
3)。この間、定着ローラ11の熱源13による熱の供
給はなくなるため、定着ローラ11の蓄熱だけで転写紙
Pに熱を供給することになる。そして、加熱を停止して
いる間における定着ローラ11の表面温度の変化△Tを
検出し(S24)、温度勾配A(A=△T/△t )を算
出し(S25)、その値と前記ステップS22で決定し
た温度勾配AN とを比較する(S26)。その結果、A
<AN であれば通紙された転写紙Pは薄紙であると判断
し(S27)、A>AN であれば厚紙であると判断する
(S28)。また、転写紙Pの連続通紙中に、図14に
示すように定着ローラ11の表面温度の一定時間△t ’
における変化量の絶対値△T’(図中△T 1、△T’
2 、△T 3)を検出し、絶対値△T’が予め設定した許
容変化温度△TA より小さいとき(△T’<△TA )、
転写紙Pが定着ローラ11と加圧ローラ12との間のニ
ップ部を通過中であると判断して温度変化△Tを検出す
るようにしてもよい。
【0017】図15は上記の場合の動作フローを示した
ものであり、まず通紙される転写紙Pのサイズをチェッ
クし(S31)、予め制御手段15内のメモリに設定さ
れているテーブル(図7)を参照して温度勾配AN を決
定する(S32)。その後、定着ローラ11の表面温度
の一定時間△t ’における変化量の絶対値△T’を検出
し、絶対値△T’と許容変化温度△TA とを比較する
(S33)。そして、△T’<△TA となったら(図1
4の例では△T’=△T 3が該当)、定着ローラ11の
熱源13を一定時間△t (△t =t2 −t1 )オフする
(S34)。この間、定着ローラ11の熱源13による
熱の供給はなくなるため、定着ローラ11の蓄熱だけで
転写紙Pに熱を供給することになる。そして、加熱を停
止している間における定着ローラ11の表面温度の変化
△Tを検出し(S35)、温度勾配A(A=△T/△t
)を算出し(S36)、その値と前記ステップS32
で決定した温度勾配AN とを比較する(S37)。その
結果、A<AN であれば通紙された転写紙Pは薄紙であ
ると判断し(S38)、A>AN であれば厚紙であると
判断する(S39)。
【0018】次に、各請求項に対応する実施に形態につ
いて説明する。 請求項1に対応する実施の形態 この実施の形態では、転写紙Pの連続通紙中に定着ロー
ラ11と加圧ローラ12間に通紙された転写紙Pの種類
を判別し、その判別結果に応じて、単位時間当たりの通
紙枚数を通常の通紙枚数の0.75倍となるように制御
するCPMダウン制御の開始条件を変更することによっ
て、画像品質を低下することなく、また処理速度を一律
的に落とすこともなく機械性能を向上させる。そのため
に、図16のように、転写紙Pの種類別にCPMダウン
制御開始温度△Tを予め設定しておく。この例において
は、転写紙Pが薄紙の場合のCPMダウン制御開始温度
△Tは25degに設定され、厚紙の場合のCPMダウ
ン制御開始温度△Tは15degに設定されている。こ
れは薄紙の転写紙Pを使用した場合は、定着ローラ11
の温度が厚紙に対して低い温度でも定着性は良好である
ことによるものであり、定着ローラ11から転写紙Pに
供給される熱量は転写紙Pの表面温度を上昇させ、また
トナーの温度を上昇させ、そのトナーを溶融するのに使
用されるだけでなく、転写紙Pに含まれる水分(含水
分)が蒸発する気化熱にも使用されるため、転写紙Pの
紙厚によりその供給熱量が大きく異なってくることを考
慮して設定された値である。
【0019】図17はこの実施の形態の動作内容を示す
フローチャートであり、まず、図8、図10、図13の
うちのいずれかの方法で転写紙Pの種類を検知し(S4
1)、次にその検知された紙種によりCPMダウン開始
温度△Tを図16のテーブルに基づいて決定する(S4
2)。そして、定着ローラ11の表面温度Tを測定し
(S43)、定着ローラ11の設定温度T0 と測定温度
Tとの差と、ステップS42で決定したCPMダウン開
始温度△Tとを比較する(S44)。その結果、T0
T≧△Tであれば(S44でYes)通常の通紙間隔を
もって給紙し(S45)、T0 −T≧△Tでなければ
(S44でNo)CPMダウン制御によって通紙枚数を
減らすことになる(S46)。この場合転写紙Pの長さ
をLとし、通常の通紙間隔をXとすると、CPMダウン
率を0.75となるようにするために必要な通紙間隔Y
はY=〔(1−0.75)L+X〕/0.75となるの
で、CPMダウン制御時は、通紙間隔Xで通紙していた
のを、通紙間隔Yに変更して通紙すればよい。このよう
にすることで定着性の劣化が生ずるのを阻止して良品質
の定着画像を得ることができる。
【0020】請求項2に対応する実施の形態 この実施の形態では、定着ローラ11の温度が所定温度
(正常な定着性を保証することが可能な温度)以下にな
ると転写紙Pの搬送を停止する機能を備えた装置構成に
おいて、転写紙Pの連続通紙中に定着ローラ11と加圧
ローラ12間に通紙された転写紙Pの種類を判別し、そ
の判別結果に応じて搬送制御手段による転写紙Pの搬送
停止条件を変更する。そのために、図18のように、転
写紙Pの種類別に通紙停止温度△Tsを予め設定してお
く。この例においては、転写紙Pが薄紙の場合の通紙停
止温度△Tsは30℃に設定され、厚紙の場合の通紙停
止温度△Tsは20℃に設定されている。
【0021】図19はこの実施の形態の動作内容を示す
フローチャートであり、まず、図8、図10、図13の
うちのいずれかの方法で転写紙Pの種類を検知し(S5
1)、次にその検知された紙種に対する通紙停止温度△
Tsを図18のテーブルに基づいて決定する(S5
2)。そして、定着ローラ11の表面温度Tを測定し
(S53)、定着ローラ11の設定温度T0 と測定温度
Tとの差と、ステップS52で決定した通紙停止温度△
Tsとを比較する(S54)。その結果、T0 −T≧△
Tsでなければ(S54でNo)通常の複写動作を継続
し(S55)、T0 −T≧△Tになったら(S54でY
es)給紙を停止する(S56)。このようにして、使
用される転写紙Pの種類に応じて停止条件を変更するこ
とにより、定着性の不良発生率を低下させてコピー品質
を向上させることができる。
【0022】請求項3に対応する実施の形態 請求項1及び2に対応する実施の形態は、熱源13から
の供給熱量が転写紙Pが奪っていく熱量に追いつかなく
なるほどコピー処理速度が速い画像形成装置に用いられ
る定着装置の場合に適用されるものであるが、比較的コ
ピー処理速度の遅い画像形成装置の場合は、連続コピー
を行っても熱源13からの供給熱量が転写紙Pが奪って
いく熱量に追いつかなくなり定着ローラ11の温度低下
が発するといった不具合は生じないため、上記のような
CPMダウン制御機能及び通紙停止機能は必ずしも必要
ない。この実施の形態は後者のように比較的コピー処理
速度の遅い画像形成装置を対象とするものであり、転写
紙Pの連続通紙中に定着ローラ11と加圧ローラ12間
に通紙された転写紙Pの種類を判別し、その判別結果に
応じて定着ローラ11の温度を制御することによりコピ
ー品質を向上させる。そのために、図20のように、転
写紙Pの種類別に定着ローラ11の温度(定着制御温
度)Tkを予め設定しておく。この例においては、転写
紙Pが薄紙の場合の定着制御温度Tkは170℃に設定
され、厚紙の場合の定着制御温度Tkは185℃に設定
されている。
【0023】図21はこの実施の形態の動作内容を示す
フローチャートであり、まず、図8、図10、図13の
うちのいずれかの方法で転写紙Pの種類を検知し(S6
1)、次にその検知された紙種に対する定着温度TK
図20のテーブルに基づいて決定する(S62)。そし
て、定着ローラ11の表面温度Tを測定し(S63)、
定着ローラ11の表面温度TがステップS62で決定し
た定着温度TK になるように制御する(S64)。従来
は定着温度の設定及び切換操作を手動で行っていたが、
この実施の形態によれば、定着ローラ11の温度変化を
装置が読みとり、その温度変化により紙種を判断し自動
的に定着温度を制御するので、操作性が向上するばかり
か操作ミス等によるコピー品質の低下を防止できる。
【0024】請求項4に対応する実施の形態 この実施の形態では、転写紙Pの連続通紙中に定着ロー
ラ11と加圧ローラ12間に通紙された転写紙Pの種類
を判別し、その判別結果に応じて両ローラ11、12に
よる転写紙Pの搬送速度を変更することにより、転写紙
Pの搬送シワを防止し、コピー品質を向上させる。その
ために、図22のように、転写紙Pの種類別に定着ロー
ラ11の線速Vkを予め設定しておく。この例において
は、転写紙Pが薄紙の場合の線速Vkは1.003×V
0 に設定され、厚紙の場合の線速Vkは1.0005×
0 に設定されている。V0 は感光体4の線速である。
【0025】図23はこの実施の形態の動作内容を示す
フローチャートであり、まず、図8、図10、図13の
うちのいずれかの方法で転写紙Pの種類を検知し(S7
1)、次にその検知された紙種に対する定着ローラ11
の線速Vkを図22のテーブルに基づいて決定する(S
72)。そして、定着ローラ11の線速Vを測定し(S
73)、定着ローラ11の線速VがステップS72で決
定した線速Vkになるように制御する(S74)。従来
は定着ローラ11の線速の設定及び切換操作を手動で行
っていたが、この実施の形態によれば、定着ローラ11
の温度変化により装置が転写紙Pの種類を判断し、転写
紙Pの種類別に自動的に定着ローラ11の線速を制御す
るので、操作性が向上するばかりか操作ミス等によるコ
ピー品質の低下を防止できる。以上の実施の形態におい
ては、定着ローラ11の加熱停止後の温度勾配が所定値
以上になったこと又は加熱停止から一定時間経過後の温
度が一定温度低下したことを条件としてCPMダウン制
御(請求項1の場合)又は通紙停止制御(請求項2の場
合)を行っているが、予め転写紙Pのサイズに応じてC
PMダウン制御による通紙を開始する枚数を決めてお
き、その枚数になったらCPMダウン制御や通紙停止制
御を行うようにしてもよい。
【0026】図24に示すフローチャートは上記の場合
の動作例を示したものであり、まず、図8、図10、図
13のうちのいずれかの方法で転写紙Pの種類を検知し
(S81)、次にその検知された紙種に対するCPMダ
ウン制御による通紙開始枚数N0 を図25のテーブルに
基づいて決定する(S82)。そして、転写紙Pの通紙
枚数Nをカウントし(S83)、その値Nと、ステップ
S82で決定した枚数N0 とを比較する(S84)。そ
の結果、N≧N0 でなければ(S84でNo)通常の通
紙間隔て給紙し(S85)、N≧N0 になったら(S8
4でYes)CPMダウン制御によって通紙枚数を減ら
す(S86)。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1の発明で
は、転写紙の連続通紙中に熱源による定着ローラの加熱
を一定時間停止して、その間における定着ローラの表面
温度の温度変化を検出し、その検出結果に応じて、両ロ
ーラ間に通紙された転写紙の種類を判別し、その判別結
果に応じて転写紙の給紙間隔を変更するようにしたの
で、処理速度を一律に低下させることなく複写品質を向
上させることができる。また、請求項2の発明では、定
着ローラの温度が所定温度以下になると転写紙の搬送を
停止する搬送制御手段を備えた装置構成において、転写
紙の連続通紙中に熱源による定着ローラの加熱を一定時
間停止して、その間における定着ローラの表面温度の温
度変化を検出し、その検出結果に応じて、両ローラ間に
通紙された転写紙の種類を判別し、その判別結果に応じ
て上記搬送制御手段による転写紙の搬送停止条件を変更
するようにしたので、複写処理能力を一律に低下するこ
となく複写品質を向上させることができる。また、請求
項3の発明では、定着ローラから転写紙に供給される熱
量を検出し、その供給熱量に応じて転写紙の種類を検出
し、その転写紙の種類に応じて定着温度の制御値を変更
するようにしたので、複写処理能力を一律に低下するこ
となく複写品質を向上させることができる。また、定着
ローラの温度が手動によらず自動的に設定変更されるの
で操作性が向上する。また、請求項4の発明では、定着
ローラから転写紙に供給される熱量を検出し、その供給
熱量に応じて転写紙の種類を検出し、その転写紙の種類
に応じて定着ローラの線速を変更するようにしたので、
複写処理能力を一律に低下することなく複写品質を向上
させることができる。また、定着ローラの線速が手動に
よらず自動的に設定変更されるので操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置が搭載される電子写真式の画
像形成装置の内部機構の一例を示す構成説明図である。
【図2】本発明が適用される定着装置の一例を示す要部
斜視図である。
【図3】(a)、(b)は図2に示す定着装置の要部説
明図である。
【図4】定着ローラの温度変化を示した説明図である。
【図5】紙種による定着ローラの温度変化の違いを示し
た説明図である。
【図6】定着ローラの温度変化を示した説明図である。
【図7】転写紙の種類別の定着ローラの温度勾配を示し
た説明図である。
【図8】紙種判定処理における動作内容を示したフロー
チャートである。
【図9】転写紙の種類別の定着ローラの温度を示した説
明図である。
【図10】紙種判定処理における別の動作内容を示した
フローチャートである。
【図11】転写紙の先端が定着ローラと加圧ローラとの
間に到達するタイミングを検知するための手段を備えた
場合の構成説明図である。
【図12】定着ローラの温度変化を示した説明図であ
る。
【図13】紙種判定処理における動作内容を示したフロ
ーチャートである。
【図14】定着ローラの温度変化を示した説明図であ
る。
【図15】紙種判定処理における動作内容を示したフロ
ーチャートである。
【図16】転写紙の種類別のCPMダウン制御開始温度
を示した説明図である。
【図17】請求項1に対応する実施の形態の動作内容を
示したフローチャートである。
【図18】転写紙の種類別の通紙停止温度を示した説明
図である。
【図19】請求項2に対応する実施の形態の動作内容を
示したフローチャートである。
【図20】転写紙の種類別の定着制御温度を示した説明
図である。
【図21】請求項3に対応する実施の形態の動作内容を
示したフローチャートである。
【図22】転写紙の種類別の定着ローラの線速を示した
説明図である。
【図23】請求項4に対応する実施の形態の動作内容を
示したフローチャートである。
【図24】別の実施の形態の動作内容を示したフローチ
ャートである。
【図25】転写紙の種類別のCPMダウン制御による通
紙開始枚数を示した説明図である。
【図26】従来の定着装置の構成を例示した概略図であ
る。
【符号の説明】
4 感光体、7 転写ベルト、10 定着装置、11
定着ローラ、12 加圧ローラ、13 熱源、14 温
度センサ(温度検知手段)、15 制御手段、30 先
端検知手段、P 転写紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を備えた定着ローラと、この定着ロ
    ーラに圧接する加圧ローラとを有し、画像が転写された
    転写紙を両ローラ間で加圧及び加熱しつつ搬送すること
    により、上記画像を転写紙に定着させる定着装置であっ
    て、 前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、 前記転写紙の連続通紙中に前記熱源による前記定着ロー
    ラの加熱を一定時間停止して、その間における前記定着
    ローラの表面温度の温度変化を検出し、その検出結果に
    応じて、両ローラ間に通紙された転写紙の種類を判別
    し、その判別結果に応じて前記転写紙の給紙間隔を変更
    する制御手段と、を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 熱源を備えた定着ローラと、この定着ロ
    ーラに圧接する加圧ローラとを有し、画像が転写された
    転写紙を両ローラ間で加圧及び加熱しつつ搬送すること
    により、上記画像を転写紙に定着させる定着装置であっ
    て、 前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、 前記定着ローラの温度が所定温度以下になると転写紙の
    搬送を停止する搬送制御手段と、 前記転写紙の連続通紙中に前記熱源による前記定着ロー
    ラの加熱を一定時間停止して、その間における前記定着
    ローラの表面温度の温度変化を検出し、その検出結果に
    応じて、両ローラ間に通紙された転写紙の種類を判別
    し、その判別結果に応じて上記搬送制御手段による転写
    紙の搬送停止条件を変更する制御手段と、を備えたこと
    を特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 熱源を備えた定着ローラと、この定着ロ
    ーラに圧接する加圧ローラとを有し、画像が転写された
    転写紙を両ローラ間で加圧及び加熱しつつ搬送すること
    により、上記画像を転写紙に定着させる定着装置であっ
    て、 前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、 前記転写紙の連続通紙中に前記熱源による前記定着ロー
    ラの加熱を一定時間停止して、その間における前記定着
    ローラの表面温度の温度変化を検出し、その検出結果に
    応じて前記定着ローラの温度を制御する制御手段と、を
    備えたことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 熱源を備えた定着ローラと、この定着ロ
    ーラに圧接する加圧ローラとを有し、画像が転写された
    転写紙を両ローラ間で加圧及び加熱しつつ搬送すること
    により、上記画像を転写紙に定着させる定着装置であっ
    て、 前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手段と、 前記転写紙の連続通紙中に前記熱源による前記定着ロー
    ラの加熱を一定時間停止して、その間における前記定着
    ローラの表面温度の温度変化を検出し、その検出結果に
    応じて両ローラによる前記転写紙の搬送速度を変更する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする定着装置。
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