JP4072796B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置、たとえば複数の給紙口とヒートローラ定着装置を有する複写装置、ファクシミリ、プリンタ等において好適な給紙制御を行えるものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
画像形成装置においては、転写紙の厚さを検知し、これに応じて最適な画像形成条件を設定して画像形成装置の品質向上を図る技術が提案されてきている(たとえば特開平9−34310号公報参照)。転写紙の厚さを検知するには、先ずその転写紙の通紙を行うが、転写紙の厚みにより給紙条件を変更するようになっている場合、1枚目の転写紙の条件が不明で最適な条件として通紙が行われない欠点がある。
【0003】
また広幅のA2サイズ等の転写紙を給紙トレイから給紙する場合、小サイズの転写紙を給紙する場合より転写紙の面積が大きく、したがって紙同士の摩擦抵抗も大きい。しかも転写紙が厚紙の場合には、薄紙に比べて紙自体が重くて搬送抵抗が増大する。従って、幅広のA2サイズ等で厚紙の転写紙を給紙する場合、給紙ローラと紙がスリップし、不送りジャムになりやすい。一方、転写紙が薄紙の場合は、搬送時間を長いまま給紙すると、給紙ローラとその搬送方向下流側で転写紙を一枚ずつ分離して搬送する分離ローラとの間で、転写紙がブロックで送られ、搬送時間が長いままではブロックで送られた最後(一番下)の紙がストレスを受け、座屈ジャムが発生しやすい。そのため、従来では転写紙が薄紙のときは一律に搬送時間を長く設定することができなかった。
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像形成装置の品質を、生産性を低下させることなく向上させ得るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、通紙される転写紙の紙厚または紙種を検出する紙種検知手段、該紙種検知手段により検出された紙種情報を記憶する紙種記憶手段及び検出された紙種情報に応じて画像形成条件を変更する制御手段を有する画像形成装置において、上記紙種検知手段が、少なくとも転写紙1枚目の紙種情報により紙種情報を検出し、上記制御手段が、該検出した紙種情報により画像形成条件を変更するまで次の転写紙の給送を遅延する遅延制御手段を有するとともに、前記紙種検知手段は、少なくとも転写紙が厚紙か薄紙かを検知し、前記制御手段は、前記紙種検知手段が転写紙1枚目の紙種情報を検知する前に、紙種情報の初期値を厚紙にすることを特徴とする。
【0006】
同請求項2に係るものは、通紙される新しい転写紙がセットされたかどうかを検出する転写紙セット検知手段を有するとともに、上記遅延制御手段が、上記転写紙セット検知手段により転写紙がセットされた時にのみ上記遅延制御を実行することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態となる画像形成装置を示す概念図である。この装置は、第一帯電器1により均一に帯電された感光体2上に図示せぬ光学系により第一画像露光3が施され、ネガ−ポジの潜像が形成され、第一現像器4により第一画像が感光体2上に現像される。例えば、接触2成分現像により黒トナーが現像される。
【0008】
続いて、第二帯電器13により黒トナー画像部、非画像部を含めて感光体2上の再帯電が行われ、図示せぬ光学系により第二画像露光6が施され、再びネガ−ポジ潜像が形成され、第二現像器5により第一現像とは色調の異なるトナーがネガ−ポジ現像される。例えば、非接触現像により赤トナーが現像される。
【0009】
このように現像された黒赤の2色画像は、バイアスローラ7を通して電圧印加装置8により電圧を印加された転写ベルト9により転写紙10に転写され、同じく転写ベルト9により搬送される。なお、第二現像器5は、現像時のみ感光体2と微小ギャップを保つようソレノイド11とバネ12にて感光体2に対して、近接、離間位置に移動される。
【0010】
このような2色現像における第二帯電器13による再帯電の条件は、黒トナー現像領域への赤トナーの混色現像の防止、かつ赤現像器である第二現像器5への黒トナーの逆現像の防止が達成されるよう設定されている。例えば、第一帯電電位−850v、第一露光電位−100v、第一現像バイアス−550vにて黒トナー画像を形成し、第二帯電は、前記した条件を満たすために、実験により求められた黒トナー画像部再帯電電位−800〜−900vを達成するよう、第二帯電グリッド電位−900vにて施され、第二露光電位−100v、第二現像バイアス−750vにて第二現像器5により赤トナー画像を形成させる。
【0011】
このような画像形成装置では、一般に、図示せぬ操作部より黒色または赤色、あるいは黒、赤同時2色のそれぞれのモードを選択し、それに対応して黒現像器または赤現像器を作動させ、転写紙に黒トナー、赤トナーを転写する。黒色または赤色のトナーを保持した転写紙は定着装置へ搬送され、トナー像を定着される。
【0012】
図2は、図1の画像形成装置に用いられている定着装置を示す斜視図である。定着ローラ21は表面がPFA、PTFE等の耐熱離型層でコーティングされ、内部に熱源22を有している。熱源22は、ハロゲンヒータまたは赤外線(ニクロム線)ヒータを用いている。定着ローラ21は熱源より加熱され、温度検知センサ23により定着ローラの温度を検出し、ローラの温度がある一定の温度になるように、熱源を制御している。また、加圧ローラ24は表面が耐熱ゴム(シリコンゴム)層で構成され、加圧ローラの両端の軸に軸受25が配設され、加圧ローラ24は定着ローラ21と離間する方向に自在に付勢されている。加圧ローラ24は、その軸受25の下方から加圧レバー26により定着ローラ21に押圧されている。加圧レバー26は、その一端が軸27により回転自在に軸支され、他端にスプリング31が掛けられている。定着ローラ21は、図示せぬ駆動部で図中矢印方向に回転駆動され、転写紙を搬送しながら定着を行う。
【0013】
スプリング31には加圧力を調整する圧力調整手段が設けられている。この圧力調整手段は、側板33に沿って上下動可能に設けられている可動板32を有し、この可動板32にはその上下方向に沿って長孔が設けられ、この長孔に側板33に回動可能に支持された回動軸34が摺動可能に嵌合している。そして回動軸34の一端には図示せぬ駆動部から回転駆動を伝達されるギヤ35が、さらに同軸上にカム36がそれぞれ取り付けられている。カム36は可動板32に図示のように常時係合し、図示せぬ駆動部により、図3に示すようにその最低部位が可動板32に係合する第1加圧位置、図4に示すように最高部位が可動板に係合する第2加圧位置に切り換えられるようになっている。
【0014】
図5、図6、図8、図9は、本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例の構成、動作を説明するための図である。電源投入後、熱源22により定着ローラ21が加熱され、温度検知センサ23により定着ローラ21の温度を検出し、転写紙の未定着画像を定着できる温度に達した状態で複写関始可能となる。複写開始後、通紙した転写紙のサイズをチェックし(図9:ステップ1)、転写紙10の種類が異なる場合、その定着からの供給熱量も異なるため、定着ローラ21と加圧ローラ24の対で挟持されるニップ部の幅を固定した場合、図5に示すように通紙サイズに対応させて普通紙(坪量約70g/m2)における温度低下△tと温度変化△TNにより温度勾配:AN(=△TN/△t)を設定し(同ステップ2)、転写紙連続通紙中に定着ローラ21の熱源22を一定時間(△t=t2−t1)にわたりOFFする(同ステップ3)。この間、定着ローラ21の熱源22による熱の供給はなくなるため、定着ローラ21の蓄熱だけで転写紙10に熱を供給することになる。そして温度変化△TNを検出し(同ステップ4)、実通紙時の温度勾配(A)を算出し(同ステップ5)、A<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、AN≦Aならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する(同ステップ6〜8)。
【0015】
また図7、図10に示すように、定着ローラ21の熱源22をOFFして△t時間後の普通紙(坪量約70g/m2)の温度(TN)を設定しておき、複写開始後、通紙した転写紙のサイズをチェックし(図11:ステップ1)、通紙サイズに対応させて普通紙(坪量約70g/m2)における温度変化△TNを設定し(同ステップ2)、そして温度変化△TNを検出し(同ステップ3)、実通紙時の温度(T)がTN<Tならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、T≦TNならば通紙されている転写紙を厚紙と判断するようにしてもよい(同ステップ4〜6)。
【0016】
図12〜図14は、本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第二の例の構成、動作を説明するための図である。図12に示すように、定着ローラ21と加圧ローラ24のニップ部より距離Lだけ転写紙の搬送方向上流側にある検知部材40によって、第1枚目に給紙された転写紙10の先端を検知するように構成すると、転写紙10の搬送速度より転写紙10の先端がローラ対のニップ部に到達する時間は到達時間(tL)となる。そして複写開始後、通紙した転写紙のサイズをチェックし(図14:ステップ1)、図13に示すように通紙サイズに対応させて普通紙(坪量約70g/m2)における温度低下△tと温度変化△TNにより温度勾配AN(=△TN/△t)を設定し(同ステップ2)、検知部材40が転写紙10の先端を検知して到達時間(tL)後に定着ローラ21の熱源22を一定時間(△t=t2−t1)にわたりOFFする(同ステップ3)。この間、定着ローラ21の熱源22による熱の供給はなくなるため定着ローラ21の蓄熱だけで転写紙に熱を供給することになる。そして温度変化△TNを検出し(同ステップ4)、実通紙時の温度勾配(A)を算出し(同ステップ5)、A<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、AN≦Aならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する(同ステップ6〜8)。
【0017】
さらに図15、図16は、本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第三の例の構成、動作を説明するための図である。複写開始後、通紙した転写紙のサイズをチェックし(図16:ステップ1)、図15に示すように通紙サイズに対応させて普通紙(坪量約70g/m2)における温度低下△tと温度変化△TNにより温度勾配AN(=△TN/△t)を設定し(同ステップ2)、通紙した転写紙を連続通紙中に一定時間(△t’)の間に変化した定着ローラ21の温度の絶対値(△T’)が許容変化温度(△TA)より小さい時(△T’<△TA)(同ステップ3)、定着ローラ21の熱源22を一定時間(△t=t2−t1)にわたりOFFする(同ステップ4)。この間、定着ローラ21の熱源22による熱の供給はなくなるため定着ローラ21の蓄熱だけで転写紙に熱を供給することになる。そして温度変化△TNを検出し(同ステップ5)、実通紙時の温度勾配(A)を算出し(同ステップ6)、A<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、AN≦Aならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する(同ステップ7〜9)。
【0018】
本画像形成装置で用いられる転写紙を給紙する給紙装置を図17に示す。この給紙装置は、トレイ50を画像形成装置本体にセットすると、図示せぬセット検知手段によりこれを検知し、底板上昇機構に連動したレバー51により、底板60上に搭載した転写紙10の束の上面が給紙適正位置になるよう底板60を上昇させ、その位置を維持するように制御する。給紙信号によりフィードローラ52及びピックアップローラ53は時計方向に回転駆動され、同時にピックアップアーム54が時計方向に回転しローラを転写紙上面に所定圧にて圧接する。従って転写紙10は図中で左方に送り出される。ピックアップローラ53は、転写紙10をフィードローラ52、リバースローラ55間のニップまで送り込むのに十分な設定時間後に紙面より解除される。この設定時間を給紙時間と称する。
【0019】
リバースローラ軸56は、給紙信号と同時に図中時計方向に回転駆動される。リバースローラ軸56にトルクリミッタ57を介して軸支されるリバースローラ55は、加圧スプリング58による初期圧と、トルクリミッタトルクの反力として得られる作動圧を与えられ、フィードローラ52に圧接されている(図18参照)。トルクリミッタ57は、リバースローラ55がフィードローラ52と接触する時(ニップ間に紙が無い時)及び転写紙が一枚ニップ間に送り込まれた時に滑り、図中で反時計方向に連れ回る。転写紙が2枚以上ニップ間に送り込まれた場合、トルクリミッタ57のトルクが転写紙間の摩擦力に打ち勝って、リバースローラ55を図中時計方向に回転させ、下側の転写紙をトレイ側に押し戻し、多枚送りを防止する。なお図中59は転写紙検知センサ、62は加圧アーム、63は軸受、64はリバースローラ従動ギヤである。
【0020】
本例で用いられている紙種情報による給紙条件の変更では以下のように実施される。すなわち上述した紙厚検出により転写紙の紙厚を検出し、転写紙の厚みにより給紙時間を変化させる。転写紙が厚紙と検出されたら、給紙時間Sは、S1と設定され、薄紙の場合はS2と設定される。ここでは、S1>S2なる関係になっていて、S1は厚紙が十分給紙できる時間に設定され、S2は薄紙が十分給紙可能な時間に設定される。また転写紙一枚目がスタートして紙厚が検出されるまでは、本例では給紙時間はS1で設定される。給紙時間は、紙厚が検出されてから紙厚の検出結果に対応してS1のままとするか、またはS2に変更される。また給紙部より送られてきた転写紙は、その有無を検出する転写紙検知センサ59による先端検出によって転写紙が給紙部でジャム発生がなく正常に搬送されているかどうかを検出する(ジャム検出)。このジャム検出方法は、動作開始後、転写紙の種類のチェックを行い(図19:ステップ1)、図20に示すように紙種に対応して給紙信号から転写紙検知センサ59が転写紙先端を検出するまでの時間Uを決定し(同ステップ2)、時間Uをカウントし(ステップ3)、時間UがU≧U0ならばジャムと判断し、U<U0ならばジャムでなく正常搬送と判断する(同ステップ4〜6)。すなわち厚紙の場合はU1、薄紙の場合はU2以上時間が掛かるとジャム発生とする。なお転写紙一枚目がスタートして紙厚が検出されるまでは、ジャム検出時間はU1で設定されている。紙厚が検出されてから、紙厚の検出結果に対応してU1のままとするかまたはU2に変更される。
【0021】
ところで本発明実施形態では紙種検知は、転写紙が定着装置を通紙するときの温度変化により紙種(紙厚)を判定している。従って、セットされた1枚目の転写紙は、紙種が判定されていない状態で給紙している。この場合、給紙条件として、厚紙条件で給紙するように予め設定されている。その理由は、厚紙での給紙不送りは転写紙1枚目でも発生する現象であるが、薄紙での座屈ジャムは、転写紙1枚目では発生せず、約20枚位ブロックで給紙分離部まで送られた場合の20枚目、すなわちラスト紙で発生する現象であるからである。従って、薄紙の場合でも転写紙セット後に1枚目の給紙を厚紙条件で通紙しても座屈ジャムは発生しない。
【0022】
転写紙が新しく給紙口にセットされ、その状態で、その給紙口から複数枚の転写紙を連続給紙する場合、1枚目の給紙が厚紙条件で給紙され、その転写紙の紙種判定結果によりその給紙口にセットされている紙種が紙種記憶手段に保存され、転写紙2枚目より、紙種記憶手段に新しく保存された紙種情報で給紙条件を変更して給紙される。通常連続給紙の場合は、転写紙の紙間をたとえば100mmとして連続に給紙を行うが、本例の場合は、2枚目の転写紙の給紙は1枚目の転写紙の種類が判別されるまで給紙することを待ち、紙種判別が終了し、給紙条件の変更がなされてから給紙を再開する遅延制御を行う。
【0023】
すなわち図21に示すように、動作開始後、転写紙セット検知のОFF/ОN有りかどうかを判断し(ステップ1)、なければ紙種記憶手段の紙種データによって画像形成手段の制御を最適化し(ステップ2)、給紙をスタートさせ(リピートジョブを実施、ステップ3)、転写紙の種類をチェックし(ステップ4)、紙種データを書き換える(ステップ5)。一方、ステップ1において転写紙セット検知のОFF/ОN有りであれば紙種データを初期データに変換し(ステップ6)、一枚目の転写紙の給紙をスタートさせ(ステップ7)、ジョブがリピートされるか否かを判断し(ステップ8)、リピート有りであれば転写紙の種類のチェック、紙種記憶データの書き換え(ステップ9)、紙種記憶手段の紙種データにより画像形成手段の制御の最適化(ステップ10)、二枚目の給紙スタート(ステップ11)、転写紙の種類のチェック、紙種記憶データの書き換え(ステップ12)という手順を実施し、ステップ8においてリピートなしであれば転写紙の種類のチェック、紙種記憶データの書き換え(ステップ13)を実施する。すなわち紙種が判断されるまでは2枚目の転写紙の給紙を遅らせておき、2枚目の給紙開始時点では、紙種が判別できているので、その紙種に最適な条件に変更して給紙する。ただし、このような2枚目の給紙の遅延制御をいつも実施していると、画像形成装置としての生産性が低下するので、上記のフローに示すように、新しい転写紙が給紙口にセットされた時にのみ上述のような制御を行い、生産性の低下を防止している。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置においては、以上説明してきたように、通紙される転写紙の紙種検知手段が、少なくとも転写紙が厚紙か薄紙かを検出し、紙種検知手段が転写紙1枚目の紙種情報を検知する前に、制御手段はその紙種情報の初期値を厚紙にするようにしているので、連続通紙時に紙種が不明なことに起因する品質の低下が防止でき、コピー等画像形成の生産性の向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態となる画像形成装置を示す概念図である。
【図2】図1の画像形成装置に用いられている定着装置を示す斜視図である。
【図3】図2の定着装置の第一加圧位置を示す断面図である。
【図4】図2の定着装置の第二加圧位置を示す断面図である。
【図5】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例の定着ローラ温度変化の設定を示す図である。
【図6】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例の定着ローラ温度変化の設定を薄紙と厚紙の場合について示す図である。
【図7】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例における変形例の定着ローラ温度変化の設定を示す図である。
【図8】図5の設定に対応する通紙サイズと定着ローラと加圧ローラのニップ幅の中間位置における温度勾配の関係を示す図である。
【図9】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例の構成、動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図7の設定に対応する通紙サイズと定着ローラと加圧ローラのニップ幅の中間位置における温度の関係を示す図である。
【図11】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第一の例における変形例の構成、動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第二の例となる画像形成装置の構成を示す概念図である。
【図13】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第二の例の定着ローラ温度変化の設定を示す図である。
【図14】図12の例の構成、動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明に用いる紙種(紙厚)検知の第三の例の定着ローラ温度変化の設定を示す図である。
【図16】図15の例の構成、動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】画像形成装置で用いられる転写紙を給紙する給紙装置の一例を示す断面図である。
【図18】図17の給紙装置に用いるトルクリミッタ、リバースローラ等を示す側面図である。
【図19】本発明で用いるジャムの判定のフローチャートである。
【図20】本発明で用いる転写紙の種類とジャム検出時間の設定を薄紙と厚紙の場合について示す図である。
【図21】本発明の実施形態における給紙の遅延制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 第一帯電器
2 感光体
3 第一画像露光
4 第一現像器
5 第二現像器
6 第二画像露光
7 バイアスローラ
8 電圧印加装置
9 転写ベルト
10 転写紙
11 ソレノイド
12 バネ
13 第二帯電器
21 定着ローラ
22 熱源
23 温度検知センサ
24 加圧ローラ
25 軸受
26 加圧レバー
27 軸
31 スプリング
32 可動板
33 側板
34 回動軸
35 ギヤ
36 カム
40 検知部材
50 トレイ
51 レバー
52 フィードローラ
53 ピックアップローラ
54 ピックアップアーム
55 リバースローラ
56 リバースローラ軸
57 トルクリミッタ
58 加圧スプリング
59 転写紙検知センサ
60 底板
62 加圧アーム
63 軸受
64 リバースローラ従動ギヤ
Claims (2)
- 通紙される転写紙の紙厚または紙種を検出する紙種検知手段、該紙種検知手段により検出された紙種情報を記憶する紙種記憶手段及び検出された紙種情報に応じて画像形成条件を変更する制御手段を有する画像形成装置において、
上記紙種検知手段が、少なくとも転写紙1枚目の紙種情報により紙種情報を検出し、
上記制御手段が、該検出した紙種情報により画像形成条件を変更するまで次の転写紙の給送を遅延する遅延制御手段を有するとともに、
前記紙種検知手段は、少なくとも転写紙が厚紙か薄紙かを検知し、
前記制御手段は、前記紙種検知手段が転写紙1枚目の紙種情報を検知する前に、紙種情報の初期値を厚紙にすることを特徴とする画像形成装置。 - 通紙される新しい転写紙がセットされたかどうかを検出する転写紙セット検知手段を有するとともに、上記遅延制御手段が、上記転写紙セット検知手段により転写紙がセットされた時にのみ上記遅延制御を実行することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
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