JPH1165184A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH1165184A
JPH1165184A JP9224830A JP22483097A JPH1165184A JP H1165184 A JPH1165184 A JP H1165184A JP 9224830 A JP9224830 A JP 9224830A JP 22483097 A JP22483097 A JP 22483097A JP H1165184 A JPH1165184 A JP H1165184A
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JP
Japan
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recording medium
medium
sensor
printing
jam
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Pending
Application number
JP9224830A
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English (en)
Inventor
Eiji Ishikawa
英次 石川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Publication of JPH1165184A publication Critical patent/JPH1165184A/ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷が中断された後、リカバリー印刷が開始さ
れるまでの操作を簡素化する。 【解決手段】記録媒体を搬送するための搬送路と、該搬
送路上に配設され、記録媒体を検出する媒体検出センサ
と、該媒体検出センサによる記録媒体の検出に基づい
て、記録媒体の媒体サイズと設定された媒体サイズとが
同じであるかどうかを判断する媒体サイズ判断手段と、
記録媒体の媒体サイズと設定された媒体サイズとが同じ
ではないと判断された場合、印刷を続行して記録媒体を
排出する印刷続行手段とを有する。媒体サイズエラーが
発生したときには、記録媒体の搬送を停止させることな
く印刷を続行し、記録媒体を排出した後、表示部に媒体
サイズエラーが発生した旨の表示を行いオペレータに異
常を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録装置、例えば、カット紙
等の記録媒体に対して印刷を行う電子写真プリンタにお
いては、帯電させられた感光体ドラムの表面をレーザ、
LEDヘッド等によって露光し、前記表面に静電潜像を
形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形
成し、該トナー像を、記録媒体に転写し、定着するよう
になっている。
【0003】ところで、印刷を開始するに当たり、ホス
ト側から電子写真プリンタにコマンドを送ったり、操作
パネルを操作したりすることによって、記録媒体の寸
法、すなわち、媒体サイズが設定されると、前記電子写
真プリンタは、設定された媒体サイズに従って画像デー
タを形成し、印刷を開始する。そして、CPUは、記録
媒体の搬送状態を監視し、搬送中の記録媒体の媒体サイ
ズが、設定された媒体サイズと異なる場合、又は最大媒
体長を上回る場合は、印刷を中断し、操作パネルの表示
部に媒体サイズエラーが発生した旨の表示を行う。
【0004】また、設定時間が経過しても記録媒体が、
入口センサ、書込センサ、出口センサ等によって検出さ
れない場合、CPUは、印刷を中断し、操作パネルの表
示部にインプットジャム、搬送ジャム、排出ジャム等の
ジャムが発生した旨の表示を行う。ところで、前記媒体
サイズエラー、ジャム等が発生して印刷が中断される
と、オペレータは、スタッカカバーを開放し、電子写真
印刷プロセスユニットを取り外し、搬送路に残っている
記録媒体を取り除いた後、媒体サイズエラーが発生して
いる場合は、正しい媒体サイズの記録媒体を媒体カセッ
トにセットし、ジャムが発生している場合は、そのまま
電子写真印刷プロセスユニットを再びセットし、スタッ
カカバーを閉鎖するようにしている。その結果、カバー
オープンスイッチがオンになり、リカバリー印刷が開始
される。
【0005】図2は従来の電子写真プリンタの動作を示
す第1のフローチャート、図3は従来の電子写真プリン
タの動作を示す第2のフローチャートである。 ステップS1 媒体サイズを設定する。 ステップS2 画像データを形成する。 ステップS3 給紙を開始する。 ステップS4 入口センサが記録媒体を検出したかどう
かを判断する。入口センサが記録媒体を検出した場合は
ステップS8に、検出しなかった場合はステップS5に
進む。 ステップS5 3回リトライを行ったかどうかを判断す
る。3回リトライを行った場合はステップS6に進み、
行っていない場合はステップS4に戻る。 ステップS6 印刷を中断する。 ステップS7 表示部にインプットジャムが発生した旨
の表示を行う。 ステップS8 レジストモータを逆方向に駆動する。 ステップS9 書込センサが記録媒体を検出したかどう
かを判断する。書込センサが記録媒体を検出した場合は
ステップS11に、検出しなかった場合はステップS1
0に進む。 ステップS10 印刷を中断し、ステップS7に戻る。 ステップS11 ジャム検出用のタイマをセットする。 ステップS12 媒体長検出用のタイマをセットする。 ステップS13 現像、転写及び定着を行う。 ステップS14 出口センサが記録媒体を検出したかど
うかを判断する。出口センサが記録媒体を検出した場合
はステップS18に、検出しなかった場合はステップS
15に進む。 ステップS15 ジャム検出用のタイマの計時が終了し
たかどうかを判断する。ジャム検出用のタイマの計時が
終了した場合はステップS16に進み、終了していない
場合はステップS14に戻る。 ステップS16 印刷を中断する。 ステップS17 表示部に搬送ジャムが発生した旨の表
示を行う。 ステップS18 書込センサが設定タイミングより早く
オフになったかどうかを判断する。書込センサが設定タ
イミングより早くオフになった場合はステップS20
に、設定タイミングより早くオフにならなかった場合は
ステップS19に進む。 ステップS19 書込センサが設定タイミングより遅く
オフになったかどうかを判断する。書込センサが設定タ
イミングより遅くオフになった場合はステップS20
に、設定タイミングより遅くオフにならなかった場合は
ステップS22に進む。 ステップS20 印刷を中断する。 ステップS21 表示部に媒体サイズエラーが発生した
旨の表示を行う。 ステップS22 媒体長検出用のタイマの計時が終了し
たかどうかを判断する。媒体長検出用のタイマの計時が
終了した場合はステップS16に戻り、終了していない
場合はステップS23に進む。 ステップS23 出口センサがオフになったかどうかを
判断する。出口センサがオフになった場合はステップS
26に、オフになっていない場合はステップS24に進
む。 ステップS24 印刷を中断する。 ステップS25 表示部に排出ジャムが発生した旨の表
示を行う。 ステップS26 印刷を終了する。 ステップS27 記録媒体を排出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子写真プリンタにおいては、印刷が中断された
後、リカバリー印刷が開始されるまでに、スタッカカバ
ーを開閉したり、電子写真印刷プロセスユニットを着脱
したり、記録媒体を取り除いたりする必要があるので操
作が煩わしい。
【0007】また、搬送路に残っている記録媒体が、各
ローラによって挟まれていると、取り除くのが困難にな
ってしまう。特に、レジストローラの場合は、記録媒体
を正確に搬送するために押付力を強くしてあるので、前
記レジストローラによって挟まれた記録媒体を取り除く
のは極めて困難になり、搬送路におけるレジストローラ
より上流側及び下流側に配設された入口センサ及び書込
センサのレバーに記録媒体が引っ掛かってしまう。その
場合、記録媒体が破れたり、破れたときに生じる紙粉が
レバーの周辺に残ったりすると、リカバリー印刷を開始
することができなくなってしまう。
【0008】そこで、スタッカカバーを開放する際に、
前記レジストローラの押付力を解除することも考えられ
るが、押付力を解除するための機構が必要になるので、
電子写真プリンタのコストが高くなってしまう。本発明
は、前記従来の電子写真プリンタの問題点を解決して、
印刷が中断された後、リカバリー印刷が開始されるまで
の操作を簡素化することができ、記録媒体を容易にかつ
完全に取り除くことができる画像記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像記録装置においては、記録媒体を搬送するための搬送
路と、該搬送路上に配設され、記録媒体を検出する媒体
検出センサと、該媒体検出センサによる記録媒体の検出
に基づいて、記録媒体の媒体サイズと設定された媒体サ
イズとが同じであるかどうかを判断する媒体サイズ判断
手段と、記録媒体の媒体サイズと設定された媒体サイズ
とが同じではないと判断された場合、印刷を続行して記
録媒体を排出する印刷続行手段とを有する。
【0010】本発明の他の画像記録装置においては、記
録媒体を搬送するための搬送路と、該搬送路上に配設さ
れ、記録媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送路上に
配設され、記録媒体を検出する媒体検出センサと、前記
搬送路に臨ませて着脱自在に配設された電子写真印刷プ
ロセスユニットと、前記媒体検出センサによる記録媒体
の検出に基づいて、ジャムの発生を検出するジャム発生
検出手段と、ジャムの発生が検出された場合に印刷を中
断する印刷中断手段と、前記電子写真印刷プロセスユニ
ットを取り外した状態で、前記搬送ローラを正方向及び
逆方向に選択的に回転させる搬送ローラ回転手段とを有
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図4は本発明の
第1の実施の形態における電子写真プリンタの断面図で
ある。図において、11は画像記録装置としての電子写
真プリンタ、12は媒体カセットである。該媒体カセッ
ト12に複数枚収容された図示しない記録媒体は、媒体
繰出ローラ13によって最上部から1枚ずつ給紙され、
搬送ローラとしてのレジストローラ対14に送られ、該
レジストローラ対14によって一定の速度で搬送され
る。
【0012】また、記録媒体の搬送路19におけるレジ
ストローラ対14より下流側に、電子写真印刷プロセス
ユニット15が配設される。該電子写真印刷プロセスユ
ニット15においては、帯電ローラ17によって帯電さ
せられた感光体ドラム16の表面がレーザ、LEDヘッ
ド等の露光装置18によって露光され、前記感光体ドラ
ム16の表面に静電潜像が形成される。そして、現像ロ
ーラ21によって前記静電潜像にトナーが付着させられ
てトナー像が形成される。
【0013】また、前記搬送路19を挟んで電子写真印
刷プロセスユニット15と対向させて転写ローラ22が
配設され、前記感光体ドラム16と転写ローラ22との
間に転写部が形成される。そして、前記感光体ドラム1
6上のトナー像は、転写ローラ22によって記録媒体に
転写される。さらに、前記搬送路19における転写部よ
り下流側に搬送ローラとしての定着ローラ対23が配設
される。したがって、トナー像が転写された記録媒体
は、定着ローラ対23に送られ、該定着ローラ対23に
よって定着され、画像が形成される。
【0014】このようにして記録媒体に画像が形成され
ると、前記記録媒体は、排出ローラ対24、25によっ
て搬送され、スタッカ26に排出される。なお、該スタ
ッカ26は電子写真プリンタ11の上面に配設されたス
カッカカバー29に形成される。なお、前記搬送路19
における媒体繰出ローラ13とレジストローラ対14と
の間に入口センサ31が、前記レジストローラ対14と
転写部との間に書込センサ32が、前記定着ローラ対2
3と排出ローラ対24との間に出口センサ33がそれぞ
れ配設されるとともに、スタッカ26の近傍にスタッカ
カバー29を閉鎖したときにオンになるカバーオープン
スイッチ34が配設される。前記入口センサ31、書込
センサ32及び出口センサ33はそれぞれ記録媒体を検
出する媒体検出センサである。
【0015】図5は本発明の第1の実施の形態における
電子写真プリンタの駆動系を示す図である。図におい
て、35は図示しないメインモータに接続され、該メイ
ンモータの駆動に伴って回転させられるメインモータギ
ヤであり、該メインモータギヤ35の回転はアイドルギ
ヤ36a、36b、37a、37bを介して転写ローラ
ギヤ38に伝達され、該転写ローラギヤ38の回転は更
に感光体ドラムギヤ40に伝達される。
【0016】また、41は図示しないレジストモータに
接続され、該レジストモータの駆動に伴って回転させら
れるレジストモータギヤであり、該レジストモータギヤ
41の回転はアイドルギヤ42a、42bを介してワン
ウェイクラッチギヤ43に伝達され、該ワンウェイクラ
ッチギヤ43の回転は更にワンウェイクラッチギヤ44
に伝達される。
【0017】ところで、前記メインモータギヤ35の回
転は、アイドルギヤ45を介して定着ローラギヤ46に
も伝達され、さらに、アイドルギヤ47、排出ローラギ
ヤ48、アイドルギヤ51及び排出ローラギヤ52の順
に伝達される。次に、前記構成の電子写真プリンタ11
の動作について説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態における電子写真プリンタの制御回路ブロック図、
図6は本発明の第1の実施の形態における電子写真プリ
ンタの動作を示す第1のフローチャート、図7は本発明
の第1の実施の形態における電子写真プリンタの動作を
示す第2のフローチャート、図8は本発明の第1の実施
の形態におけるスタッカカバーの開放状態を示す電子写
真プリンタの斜視図、図9は本発明の第1の実施の形態
におけるスタッカカバーの開放状態を示す電子写真プリ
ンタの一部断面図である。
【0018】図1において、53はCPU、54はRO
M、55はRAMであり、前記CPU53、ROM54
及びRAM55はバス56によって接続される。また、
57はメインモータ(M)、58はレジストモータ
(M)であり、前記メインモータ57及びレジストモー
タ58は、それぞれドライバ61、62を介してCPU
53によって駆動される。そして、63は定着ローラ対
23(図4)のうちの一方のヒートローラ内に配設さ
れ、ハロゲンランプ等から成るヒータであり、該ヒータ
63はドライバ64を介してCPU53によってオン・
オフさせられる。前記ヒータ63に隣接させてサーミス
タ65が配設され、該サーミスタ65によって検出され
たヒートローラの温度がCPU53にフィードバックさ
れる。
【0019】また、66は電子写真印刷プロセスユニッ
ト15、すなわち、帯電ローラ17、現像ローラ21、
転写ローラ22等に電圧を印加するための高圧回路であ
り、該高圧回路66は、スタッカカバー29が開放され
てカバーオープンスイッチ34がオフになると、電子写
真印刷プロセスユニット15への電圧の印加を停止させ
る。
【0020】そして、30は操作パネルであり、該操作
パネル30は、電子写真プリンタ11への命令を入力す
るための図示しないキー、及び印刷動作の状態を表示す
る表示部71(図8)を備える。また、31は入口セン
サ、32は書込センサ、33は出口センサである。前記
CPU53は、前記入口センサ31、書込センサ32及
び出口センサ33の各検出信号を受け、該各検出信号に
従って図示しない記録媒体の搬送状態を監視し、前記入
口センサ31、書込センサ32及び出口センサ33の検
出結果に対応させて記録媒体を電子写真プリンタ11か
ら排出する。
【0021】前記構成の電子写真プリンタ11におい
て、図示しない上位装置からのコマンド又は操作パネル
30によるメニュー設定によって、媒体サイズが設定さ
れると、前記CPU53は設定された媒体サイズに従っ
て画像データを形成する。そして、画像データの処理が
終了すると、レジストモータ58が正方向に駆動され、
媒体繰出ローラ13が回転させられる。その結果、媒体
カセット12に複数枚収容された記録媒体は、最上部か
ら1枚ずつ給紙される。
【0022】そして、給紙を開始した後、設定時間が経
過するまでに入口センサ31が記録媒体を検出しない場
合、リトライを行う。3回リトライを行っても入口セン
サ31が記録媒体を検出しない場合、CPU53は、図
示しないジャム発生検出手段によって、インプットジャ
ムが発生したことを検出し、給紙を中止し、図示しない
印刷中断手段によって印刷を中断し、前記表示部71に
インプットジャムが発生した旨の表示を行う。
【0023】これに対して、前記入口センサ31が正常
に記録媒体を検出すると、レジストモータ58が逆方向
に駆動され、レジストローラ対14が回転させられて、
記録媒体は転写部に送られる。この場合、書込センサ3
2が記録媒体を検出すると、ジャム検出用のタイマ、及
び媒体長検出用のタイマがそれぞれセットされ、計時が
開始される。続いて、電子写真印刷プロセスユニット1
5において、現像ローラ21による現像が行われて感光
体ドラム16にトナー像が形成され、該トナー像は、転
写ローラ22によって記録媒体に転写され、定着ローラ
対23によって定着される。一方、設定時間が経過して
も書込センサ32が記録媒体を検出しない場合、CPU
53は、前記ジャム発生検出手段によって搬送ジャムが
発生したことを検出し、前記印刷中断手段によって、メ
インモータ57及びレジストモータ58を停止させて印
刷を中断し、前記表示部71に搬送ジャムが発生した旨
の表示を行う。
【0024】また、記録媒体が書込センサ32を通過し
た後、設定時間が経過しても出口センサ33が記録媒体
を検出しない場合も、CPU53は、前記ジャム発生検
出手段によって排出ジャムが発生したことを検出し、前
記印刷中断手段によって、メインモータ57及びレジス
トモータ58を停止させて印刷を中断し、表示部71に
排出ジャムが発生した旨の表示を行う。
【0025】そして、前記CPU53は、書込センサ3
2が設定タイミングより早くオフになるかどうか、及び
設定タイミングより遅くオフになるかどうかを判断する
ことによって、書込センサ32が記録媒体を検出した後
のオン時間と、あらかじめ媒体サイズに対応させて決め
られたオン時間とを比較し、比較結果に基づいて、記録
媒体の媒体サイズと設定された媒体サイズとが同じであ
るかどうかを判断する。前記CPU53は、記録媒体の
媒体サイズと設定された媒体サイズとが同じではないと
判断した場合、図示しない媒体サイズ判断手段によっ
て、媒体サイズエラーが発生したことを認識するが、図
示しない印刷続行手段によって印刷をそのまま続行し、
記録媒体をスタッカ26に排出した後、印刷を中断し、
表示部71に媒体サイズエラーが発生した旨の表示を行
う。
【0026】なお、前記CPU53は、書込センサ32
のオン時間又は出口センサ33のオン時間が、最大媒体
長にマージンを加えた量に対応する時間より長いと判断
した場合、印刷を中断し、搬送ジャム又は排出ジャムが
発生した旨の表示を行う。ところで、前記インプットジ
ャム、搬送ジャム、排出ジャム等のジャムが発生した場
合は、その後、図8及び9に示すようにスタッカカバー
29を開放し、電子写真印刷プロセスユニット15を取
り外し、搬送路19に残っている記録媒体を取り除いた
後、電子写真印刷プロセスユニット15を再びセット
し、スタッカカバー29を閉鎖した後、リカバリー印刷
を行う。
【0027】一方、媒体サイズエラーが発生した場合
は、前述したように印刷は続行され、記録媒体はスタッ
カ26に排出される。そして、媒体サイズエラーが、設
定された媒体サイズと同じではない媒体サイズの記録媒
体が媒体カセット12にセットされたことによって発生
した場合、オペレータが正しい媒体サイズの記録媒体を
媒体カセット12にセットすると、前記CPU53は図
示しないリカバリー印刷手段によってリカバリー印刷を
行う。また、媒体サイズエラーが重送によって発生した
場合、オペレータがスタッカカバー29を開閉すると、
前記CPU53は前記リカバリー印刷手段によってリカ
バリー印刷を行う。
【0028】このように、CPUは、媒体サイズエラー
が発生したときに、記録媒体の搬送を停止させることな
く印刷を続行し、記録媒体をスタッカ26に排出した
後、媒体サイズエラーが発生した旨の表示を行うことに
よってオペレータに異常を通知することができるように
なっているので、オペレータは、搬送路19に残ってい
る記録媒体を取り除く必要がなくなるとともに、印刷が
中断された後、リカバリー印刷が開始されるまでの操作
を簡素化することができる。また、搬送路19に残って
いる記録媒体を取り除く必要がなくなるので、未定着の
トナーによって手、衣類等を汚すのを防止することがで
きる。
【0029】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS31 媒体サイズを設定する。 ステップS32 画像データを形成する。 ステップS33 給紙を開始する。 ステップS34 入口センサ31が記録媒体を検出した
かどうかを判断する。入口センサ31が記録媒体を検出
した場合はステップS38に、検出しなかった場合はス
テップS35に進む。 ステップS35 3回リトライを行ったかどうかを判断
する。3回リトライを行った場合はステップS36に進
み、行っていない場合はステップS34に戻る。 ステップS36 印刷を中断する。 ステップS37 表示部71にインプットジャムが発生
した旨の表示を行う。 ステップS38 レジストモータ58を逆方向に駆動す
る。 ステップS39 書込センサ32が記録媒体を検出した
かどうかを判断する。書込センサ32が記録媒体を検出
した場合はステップS40に、検出しなかった場合はス
テップS45に進む。 ステップS40 ジャム検出用のタイマをセットする。 ステップS41 媒体長検出用のタイマをセットする。 ステップS42 現像、転写及び定着を行う。 ステップS43 出口センサ33が記録媒体を検出した
かどうかを判断する。出口センサが記録媒体を検出した
場合はステップS47に、検出しなかった場合はステッ
プS44に進む。 ステップS44 ジャム検出用のタイマの計時が終了し
たかどうかを判断する。ジャム検出用のタイマの計時が
終了した場合はステップS45に進み、終了していない
場合はステップS43に戻る。 ステップS45 印刷を中断する。 ステップS46 表示部71に搬送ジャムが発生した旨
の表示を行う。 ステップS47 書込センサ32が設定タイミングより
早くオフになったかどうかを判断する。書込センサ32
が設定タイミングより早くオフになった場合はステップ
S55に、設定タイミングより早くオフにならなかった
場合はステップS48に進む。 ステップS48 書込センサ32が設定タイミングより
遅くオフになったかどうかを判断する。書込センサ32
が設定タイミングより遅くオフになった場合はステップ
S55に、設定タイミングより遅くオフにならなかった
場合はステップS49に進む。 ステップS49 媒体長検出用のタイマの計時が終了し
たかどうかを判断する。媒体長検出用のタイマの計時が
終了した場合はステップS45に戻り、終了していない
場合はステップS50に進む。 ステップS50 出口センサ33がオフになったかどう
かを判断する。出口センサ33がオフになった場合はス
テップS53に、オフになっていない場合はステップS
51に進む。 ステップS51 印刷を中断する。 ステップS52 表示部71に排出ジャムが発生した旨
の表示を行う。 ステップS53 印刷を終了する。 ステップS54 記録媒体を排出する。 ステップS55 印刷を続行する。 ステップS56 記録媒体を排出する。 ステップS57 表示部71に媒体サイズエラーが発生
した旨の表示を行う。 ステップS58 重送による媒体サイズエラーであるか
どうかを判断する。重送による媒体サイズエラーである
場合はステップS61に、重送による媒体サイズエラー
でない場合はステップS59に進む。 ステップS59 記録媒体の媒体サイズと設定された媒
体サイズとが同じであるかどうかを判断する。記録媒体
の媒体サイズと設定された媒体サイズとが同じである場
合はステップS61に、記録媒体の媒体サイズと設定さ
れた媒体サイズとが同じではない場合はステップS60
に進む。 ステップS60 正しい媒体サイズの記録媒体を媒体カ
セット12にセットする。 ステップS61 スタッカカバー29を開閉する。 ステップS62 リカバリー印刷を行う。
【0030】ところで、第1の実施の形態においては、
ジャムが発生した場合、電子写真印刷プロセスユニット
15を取り外し、搬送路19に残っている記録媒体を取
り除く必要があるが、その際に、記録媒体が各ローラに
挟まれて取り除くことが困難になってしまうことがあ
る。そこで、前記記録媒体が各ローラに挟まれた場合に
容易にかつ完全に取り除くことができるようにした本発
明の第2の実施の形態について説明する。
【0031】図10は本発明の第2の実施の形態におけ
る電子写真プリンタの操作パネルの例を示す図である。
図11は本発明の第2の実施の形態における電子写真プ
リンタの動作を示す第1のフローチャート、図12は本
発明の第2の実施の形態における電子写真プリンタの動
作を示す第2のフローチャートである。図10におい
て、操作パネル30は、メッセージを表示するためのL
CDから成る表示部71、ステータスを表示するための
LEDから成る表示部72、及び入力用のキースイッチ
群73から成り、該キースイッチ群73はフォワードキ
ー74、リバースキー75等のキーを備える。
【0032】前記構成の電子写真プリンタ11(図4)
において、図示しない上位装置からのコマンド又は操作
パネル30によるメニュー設定によって、媒体サイズが
設定されると、電子写真プリンタ11のCPU53(図
1)は設定された媒体サイズに従って画像データを形成
する。そして、画像データの処理が終了すると、レジス
トモータ58が正方向に駆動され、媒体繰出ローラ13
が回転させられる。その結果、媒体カセット12に複数
枚収容された記録媒体は、最上部から1枚ずつ給紙され
る。
【0033】そして、CPU53は、搬送路19上にお
ける媒体検出センサとしての入口センサ31、書込セン
サ32及び出口センサ33の各検出信号を監視すること
によって、インプットジャム、搬送ジャム、排出ジャム
等のジャムが発生したかどうか、及び媒体サイズエラー
が発生したかどうかを判断する。ところで、前記インプ
ットジャム、搬送ジャム、排出ジャム等のジャムが発生
した場合、メインモータ57及びレジストモータ58を
停止させて印刷を中断し、記録媒体の搬送路19上の位
置に対応させて表示部71にインプットジャム、搬送ジ
ャム、排出ジャム等が発生した旨の表示が行われる。
【0034】そこで、オペレータは、スタッカカバー2
9を開放し、電子写真印刷プロセスユニット15を取り
外し、記録媒体を取り除く。そして、オペレータは、記
録媒体が、搬送路19上の各ローラのうち、搬送ローラ
としての定着ローラ対23に挟まれていて容易に取り除
くことができない場合、取り除くのが容易になる方向に
記録媒体を移動させるためのキー操作として、フォワー
ドキー74又はリバースキー75を押下する。その場
合、CPU53の図示しない搬送ローラ回転手段によっ
て、メインモータ57の図示しないモータ電源がオンに
され、フォワードキー74又はリバースキー75が押下
されている間、メインモータ57が正方向又は逆方向に
駆動され、定着ローラ対23が回転させられる。その結
果、挟まれた記録媒体が定着ローラ対23から外れ、オ
ペレータは、前記フォワードキー74又はリバースキー
75を解除し、前記モータ電源をオフにして記録媒体を
取り除くことができる。
【0035】このようにして、オペレータは、記録媒体
を取り除いた後、電子写真印刷プロセスユニット15を
再びセットし、スタッカカバー29を閉鎖することによ
って、リカバリー印刷を行う。本実施の形態において
は、レジストモータ58を駆動することによって、媒体
繰出ローラ13を回転させるだけでなく、搬送ローラと
してのレジストローラ対14を回転させるようになって
いるので、フォワードキー74又はリバースキー75が
押下されたときにメインモータ57だけを回転させるよ
うにしているが、給紙用のモータと搬送用のモータとを
別に配設する場合には、メインモータ57だけでなく、
搬送用のモータを正方向又は逆方向に駆動することもで
きる。
【0036】このように、記録媒体が搬送路19上の各
ローラのうち、定着ローラ対23に挟まれていて容易に
かつ完全に取り除くことができない場合は、取り除くの
が容易になる方向に記録媒体を移動させることができる
ので、記録媒体を搬送路19上から容易にかつ完全に取
り除くことができる。なお、本実施の形態においては、
操作パネル30に配設されたフォワードキー74、リバ
ースキー75を押下するようになっているが、操作パネ
ルを備えない電子写真プリンタにおいては、上位装置に
おけるオペレータによる所定のキー操作によってメイン
モータ57を駆動するようにすることもできる。
【0037】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS71 媒体サイズを設定する。 ステップS72 画像データを形成する。 ステップS73 記録媒体の給紙を開始する。 ステップS74 インプットジャムが発生したかどうか
を判断する。インプットジャムが発生した場合はステッ
プS85に、発生していない場合はステップS75に進
む。 ステップS75 搬送ジャムが発生したかどうかを判断
する。搬送ジャムが発生した場合はステップS85に、
発生していない場合はステップS76に進む。 ステップS76 媒体サイズエラーが発生したかどうか
を判断する。媒体サイズエラーが発生した場合はステッ
プS79に、発生していない場合はステップS77に進
む。 ステップS77 排出ジャムが発生したかどうかを判断
する。排出ジャムが発生した場合はステップS85に、
発生していない場合はステップS78に進む。 ステップS78 印刷を終了する。 ステップS79 印刷を続行する。 ステップS80 記録媒体を排出する。 ステップS81 レジストモータ58を停止させる。 ステップS82 表示部71に媒体サイズエラーが発生
した旨の表示を行う。 ステップS83 スタッカカバー29を開閉する。 ステップS84 リカバリー印刷を行い、ステップS7
4に戻る。 ステップS85 メインモータ57及びレジストモータ
58を停止させる。 ステップS86 スタッカカバー29を開放する。 ステップS87 電子写真印刷プロセスユニット15を
取り外す。 ステップS88 記録媒体が定着ローラ対23に挟まれ
ているかどうかを判断する。記録媒体が定着ローラ対2
3に挟まれている場合はステップS93に、挟まれてい
ない場合はステップS89に進む。 ステップS89 挟まれている記録媒体を取り除く。 ステップS90 電子写真印刷プロセスユニット15を
セットする。 ステップS91 スタッカカバー29を閉鎖する。 ステップS92 リカバリー印刷を行い、ステップS7
4に戻る。 ステップS93 挟まれている記録媒体を取り除くため
に記録媒体の順送が必要であるかどうかを判断する。挟
まれている記録媒体を取り除くために記録媒体の順送が
必要である場合はステップS98に、記録媒体の順送が
必要でない場合はステップS94に進む。 ステップS94 リバースキー75の押下を開始する。 ステップS95 モータ電源をオンにする。 ステップS96 メインモータ57を正方向に駆動す
る。 ステップS97 挟まれている記録媒体が取り除かれた
かどうかを判断する。挟まれている記録媒体が取り除か
れた場合はステップS102に進み、取り除かれていな
い場合はステップS96に戻る。 ステップS98 フォワードキー74の押下を開始す
る。 ステップS99 モータ電源をオンにする。 ステップS100 メインモータ57を逆方向に駆動す
る。 ステップS101 挟まれている記録媒体が取り除かれ
たかどうかを判断する。挟まれている記録媒体が取り除
かれた場合はステップS102に進み、取り除かれてい
ない場合はステップS100に戻る。 ステップS102 モータ電源をオフにし、ステップS
89に戻る。
【0038】ところで、前記第2の実施の形態において
は、メインモータ58を正方向又は逆方向に駆動するた
めのフォワードキー74又はリバースキー75が必要に
なるので、電子写真プリンタ11のコストがその分高く
なってしまう。また、フォワードキー74又はリバース
キー75を押下する必要があるので、操作が煩わしくな
ってしまう。
【0039】そこで、フォワードキー74、リバースキ
ー75等を押下する操作を不要にした本発明の第3の実
施の形態について説明する。図13は本発明の第3の実
施の形態における記録媒体の第1の状態を示す図、図1
4は本発明の第3の実施の形態における記録媒体の第2
の状態を示す図、図15は本発明の第3の実施の形態に
おける記録媒体の第3の状態を示す図、図16は本発明
の第3の実施の形態における記録媒体の第4の状態を示
す図、図17は本発明の第3の実施の形態における記録
媒体の第5の状態を示す図、図18は本発明の第3の実
施の形態における記録媒体の第6の状態を示す図、図1
9は本発明の第3の実施の形態における記録媒体の第7
の状態を示す図、図20は本発明の第3の実施の形態に
おける記録媒体の第8の状態を示す図、図21は本発明
の第3の実施の形態における記録媒体の第9の状態を示
す図、図22は本発明の第3の実施の形態における記録
媒体の第10の状態を示す図、図23は本発明の第3の
実施の形態における記録媒体の第11の状態を示す図、
図24は本発明の第3の実施の形態における記録媒体の
第12の状態を示す図、図25は本発明の第3の実施の
形態における記録媒体の第13の状態を示す図である。
【0040】図において、14は搬送ローラとしてのレ
ジストローラ対、22は転写ローラ、23は搬送ローラ
としての定着ローラ対、31入口センサ、32は書込セ
ンサ、33は出口センサ、80は記録媒体である。な
お、入口センサ31、書込センサ32及び出口センサ3
3は、それぞれ記録媒体80を検出する媒体検出センサ
であり、また、電子写真印刷プロセスユニット15(図
4)が取り外された状態でも記録媒体80を検出するこ
とができるように、透過型センサが使用される。そし
て、入口センサ31、書込センサ32及び出口センサ3
3の検出レベルは、スタッカカバー29が開放されてい
る状態でも、閉鎖されている状態でも、記録媒体80を
検出することができるようにスタッカカバー29の開閉
に対応させて調整される。
【0041】図13及び14に示すように、記録媒体8
0が第1、第2の状態にある場合、入口センサ31、書
込センサ32及び出口センサ33のうち、出口センサ3
3だけがオンになる。そこで、CPU53(図1)は、
メインモータ57だけを逆方向に駆動して記録媒体80
を矢印A方向に移動させ、出口センサ33がオフになっ
た後、更に所定量(定着ローラ対23と出口センサ33
との間の距離にマージンを加えた量)だけ記録媒体80
を矢印A方向に移動させる。
【0042】これにより、前端(図における右端)が定
着ローラ対23を通過した記録媒体80をレジストロー
ラ対14と定着ローラ対23との間に置くことができる
ので、スタッカカバー29が開放されると同時に定着ロ
ーラ対23用の電源がオフになり、トナー像が未定着の
記録媒体80がスタッカ26に排出されることがなくな
る。したがって、定着ローラ対23、排出ローラ対2
4、25、搬送路19等がトナーによって汚されること
がなくなる。
【0043】図15及び16に示すように、記録媒体8
0が第3、第4の状態にある場合、入口センサ31、書
込センサ32及び出口センサ33のうち、書込センサ3
2だけがオンになる。そこで、CPU53は、メインモ
ータ57を逆方向に駆動して所定量(定着ローラ対23
と出口センサ33との間の距離にマージンを加えた量)
だけ記録媒体80を矢印A方向に移動させる。CPU5
3は、同時に、レジストモータ58を正方向に駆動して
所定量(入口センサ31とレジストローラ対14との間
の距離にマージンを加えた量)だけ記録媒体80を矢印
B方向に移動させる。
【0044】図17及び18に示すように、記録媒体8
0が第5、第6の状態にある場合、入口センサ31、書
込センサ32及び出口センサ33のうち、書込センサ3
2及び出口センサ33がオンになる。そこで、CPU5
3は、メインモータ57を逆方向に駆動して記録媒体8
0を矢印A方向に移動させ、出口センサ33がオフにな
った後、更に所定量(定着ローラ対23と出口センサ3
3との間の距離にマージンを加えた量)だけ記録媒体8
0を矢印A方向に移動させる。CPU53は、同時に、
レジストモータ58を正方向に駆動して所定量(入口セ
ンサ31とレジストローラ対14との間の距離にマージ
ンを加えた量)だけ記録媒体80を矢印B方向に移動さ
せる。
【0045】図19及び20に示すように、記録媒体8
0が第7、第8の状態にある場合、入口センサ31、書
込センサ32及び出口センサ33のうち、入口センサ3
1だけがオンになる。そこで、CPU53は、リトライ
を行っても記録媒体80が第7、第8の状態にあること
が分かると、媒体繰出ローラ13が滑っているか、媒体
繰出ローラ13とレジストローラ対14との間において
インプットジャムが発生していると判断し、メインモー
タ57及びレジストモータ58のいずれも駆動すること
なく、表示部71(図10)にアラームの表示を行う
か、ブザー等によってオペレータに知らせる。
【0046】なお、レジストモータ58を逆方向に駆動
することが可能な電子写真プリンタにおいては、レジス
トモータ58を逆方向に駆動し、記録媒体80を矢印B
方向と反対の方向に移動させる。図21及び22に示す
ように、記録媒体80が第9、第10の状態にある場
合、入口センサ31、書込センサ32及び出口センサ3
3のうち、入口センサ31及び出口センサ33がオンに
なる。この状態は本来あり得ないので、前記CPU53
は、異常が発生したと判断し、メインモータ57及びレ
ジストモータ58のいずれも駆動することなく、表示部
71にアラームの表示を行うか、ブザー等によってオペ
レータに知らせる。
【0047】図23及び24に示すように、記録媒体8
0が第11、第12の状態にある場合、入口センサ3
1、書込センサ32及び出口センサ33のうち、入口セ
ンサ31及び書込センサ32がオンになる。そこで、C
PU53は、リトライを行っても記録媒体80が第1
1、第12の状態にあることが分かると、媒体繰出ロー
ラ13が滑っているか、媒体繰出ローラ13とレジスト
ローラ対14との間、又はレジストローラ対14と定着
ローラ対23との間においてインプットジャムが発生し
ていると判断する。この場合、電子写真印刷プロセスユ
ニット15が取り外されているので、記録媒体80に加
わる負荷が小さい。そこで、メインモータ57を逆方向
に駆動して所定量(定着ローラ対23と出口センサ33
との間の距離にマージンを加えた量)だけ記録媒体80
を矢印A方向に移動させて停止させる。また、CPU5
3は、同時に、レジストモータ58を正方向に駆動して
記録媒体80を矢印B方向に移動させ、入口センサ31
がオフになった後、更に所定量(入口センサ31とレジ
ストローラ対14との間の距離にマージンを加えた量)
だけ、又は書込センサ32がオフになるまで記録媒体8
0を矢印B方向に移動させる。
【0048】図25に示すように、記録媒体80が第1
3の状態にある場合、入口センサ31、書込センサ32
及び出口センサ33のすべてがオンになる。そこで、C
PU53は、リトライを行っても記録媒体80が第13
の状態にあることが分かると、媒体繰出ローラ13が滑
っているか、媒体繰出ローラ13とレジストローラ対1
4との間、又はレジストローラ対14と定着ローラ対2
3との間においてインプットジャムが発生していると判
断する。この場合、電子写真印刷プロセスユニット15
が取り外されているので、記録媒体80に加わる負荷が
小さい。そこで、メインモータ57を逆方向に駆動して
記録媒体80を矢印A方向に移動させ、出口センサ33
がオフになった後、更に所定量(定着ローラ対23と出
口センサ33との間の距離にマージンを加えた量)だけ
記録媒体80を矢印A方向に移動させる。また、CPU
53は、同時に、レジストモータ58を正方向に駆動し
て記録媒体80を矢印B方向に移動させ、入口センサ3
1がオフになった後、更に所定量(入口センサ31とレ
ジストローラ対14との間の距離にマージンを加えた
量)だけ、又は書込センサ32がオフになるまで記録媒
体80を矢印B方向に移動させる。
【0049】このように、入口センサ31、書込センサ
32及び出口センサ33のオン・オフに対応させてメイ
ンモータ57及びレジストモータ58が自動的に駆動さ
れるので、操作パネル30にメインモータ57及びレジ
ストモータ58を駆動させるためのキーを配設する必要
がなくなる。したがって、電子写真プリンタ11のコス
トを低くすることができる。また、キーを押下する必要
がないので、操作を簡素化することができる。
【0050】前記各実施の形態においては、電子写真プ
リンタ11に適用した例について説明しているが、カッ
ト紙を記録媒体80とするファクシミリ装置に適用する
こともできる。また、各実施の形態においては、媒体長
に基づいて、媒体サイズと設定された媒体サイズとが同
じであるかどうかを判断するようにしているが、記録媒
体80の幅を検出するセンサを適宜追加し、記録媒体8
0の幅に基づいて、媒体サイズと設定された媒体サイズ
とが同じであるかどうかを判断することもできる。
【0051】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像記録装置においては、記録媒体を搬送するた
めの搬送路と、該搬送路上に配設され、記録媒体を検出
する媒体検出センサと、該媒体検出センサによる記録媒
体の検出に基づいて、記録媒体の媒体サイズと設定され
た媒体サイズとが同じであるかどうかを判断する媒体サ
イズ判断手段と、記録媒体の媒体サイズと設定された媒
体サイズとが同じではないと判断された場合、印刷を続
行して記録媒体を排出する印刷続行手段とを有する。
【0053】この場合、媒体カセットに異なる媒体サイ
ズの記録媒体がセットされたことによって媒体サイズエ
ラーが発生したときには、記録媒体の搬送を停止させる
ことなく印刷を続行し、記録媒体を排出した後、表示部
に媒体サイズエラーが発生した旨の表示を行いオペレー
タに異常を通知するようになっている。したがって、オ
ペレータは、搬送路上の記録媒体を取り除く必要がなく
なるので、印刷が中断された後、リカバリー印刷が開始
されるまでの操作を簡素化することができる。
【0054】また、搬送路上の記録媒体を取り除く必要
がなくなるので、未定着のトナーによって手、衣類等を
汚すのを防止することができる。本発明の他の画像記録
装置においては、記録媒体を搬送するための搬送路と、
該搬送路上に配設され、記録媒体を搬送する搬送ローラ
と、前記搬送路上に配設され、記録媒体を検出する媒体
検出センサと、前記搬送路に臨ませて着脱自在に配設さ
れた電子写真印刷プロセスユニットと、前記媒体検出セ
ンサによる記録媒体の検出に基づいて、ジャムの発生を
検出するジャム発生検出手段と、ジャムの発生が検出さ
れた場合に印刷を中断する印刷中断手段と、前記電子写
真印刷プロセスユニットを取り外した状態で、前記搬送
ローラを正方向及び逆方向に選択的に回転させる搬送ロ
ーラ回転手段とを有する。
【0055】この場合、搬送ローラを正方向及び逆方向
に選択的に回転させることによって、取り除くのが容易
になる方向に記録媒体を移動させることができる。した
がって、記録媒体を搬送路上から容易にかつ完全に取り
除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの制御回路ブロック図である。
【図2】従来の電子写真プリンタの動作を示す第1のフ
ローチャートである。
【図3】従来の電子写真プリンタの動作を示す第2のフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの駆動系を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの動作を示す第1のフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの動作を示す第2のフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるスタッカカ
バーの開放状態を示す電子写真プリンタの斜視図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるスタッカカ
バーの開放状態を示す電子写真プリンタの一部断面図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施の形態における電子写真
プリンタの操作パネルの例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における電子写真
プリンタの動作を示す第1のフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態における電子写真
プリンタの動作を示す第2のフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第1の状態を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第2の状態を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第3の状態を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第4の状態を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第5の状態を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第6の状態を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第7の状態を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第8の状態を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第9の状態を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第10の状態を示す図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第11の状態を示す図である。
【図24】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第12の状態を示す図である。
【図25】本発明の第3の実施の形態における記録媒体
の第13の状態を示す図である。
【符号の説明】
11 電子写真プリンタ 13 媒体繰出ローラ 14 レジストローラ対 15 電子写真印刷プロセスユニット 19 搬送路 23 定着ローラ対 24、25 排出ローラ対 29 スタッカカバー 31 入口センサ 32 書込センサ 33 出口センサ 53 CPU 74 フォワードキー 75 リバースキー 80 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)記録媒体を搬送するための搬送路
    と、(b)該搬送路上に配設され、記録媒体を検出する
    媒体検出センサと、(c)該媒体検出センサによる記録
    媒体の検出に基づいて、記録媒体の媒体サイズと設定さ
    れた媒体サイズとが同じであるかどうかを判断する媒体
    サイズ判断手段と、(d)記録媒体の媒体サイズと設定
    された媒体サイズとが同じではないと判断された場合、
    印刷を続行して記録媒体を排出する印刷続行手段とを有
    することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体を排出した後、スタッカカ
    バーの開閉によってリカバリー印刷を行うリカバリー印
    刷手段を有する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 (a)記録媒体を搬送するための搬送路
    と、(b)該搬送路上に配設され、記録媒体を搬送する
    搬送ローラと、(c)前記搬送路上に配設され、記録媒
    体を検出する媒体検出センサと、(d)前記搬送路に臨
    ませて着脱自在に配設された電子写真印刷プロセスユニ
    ットと、(e)前記媒体検出センサによる記録媒体の検
    出に基づいて、ジャムの発生を検出するジャム発生検出
    手段と、(f)ジャムの発生が検出された場合に印刷を
    中断する印刷中断手段と、(g)前記電子写真印刷プロ
    セスユニットを取り外した状態で、前記搬送ローラを正
    方向及び逆方向に選択的に回転させる搬送ローラ回転手
    段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラ回転手段は、オペレータ
    によるキー操作に基づいて前記搬送ローラを正方向及び
    逆方向に選択的に回転させる請求項3に記載の画像記録
    装置。
  5. 【請求項5】 (a)前記媒体検出センサは、媒体繰出
    ローラとレジストローラ対との間に配設された入口セン
    サ、前記レジストローラ対と定着ローラ対との間に配設
    された書込センサ、及び前記定着ローラ対と排出ローラ
    対との間に配設された出口センサであり、(b)前記搬
    送ローラは、レジストローラ対及び定着ローラ対であ
    り、(c)前記搬送ローラ回転手段は、前記入口セン
    サ、書込センサ及び出口センサによる検出結果に基づい
    て前記レジストローラ対及び定着ローラ対を正方向及び
    逆方向に選択的に回転させる請求項3に記載の画像記録
    装置。
JP9224830A 1997-08-21 1997-08-21 画像記録装置 Pending JPH1165184A (ja)

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JP (1) JPH1165184A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041190A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041190A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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