JPH1165089A - フォトマスク欠損欠陥修正方法 - Google Patents
フォトマスク欠損欠陥修正方法Info
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- JPH1165089A JPH1165089A JP22251597A JP22251597A JPH1165089A JP H1165089 A JPH1165089 A JP H1165089A JP 22251597 A JP22251597 A JP 22251597A JP 22251597 A JP22251597 A JP 22251597A JP H1165089 A JPH1165089 A JP H1165089A
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Abstract
修正するツールとしてFIB修正装置を用いることがで
き、精度良く回路パターン部の欠損欠陥領域に蒸着する
とともに、フォトマスクの耐洗浄性に優れたフォトマス
ク欠損欠陥修正方法を提供する。 【解決手段】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、エ
ッジ欠損欠陥部102の近傍に新規独立欠損欠陥部10
3をレーザ修正法により作製し、前記エッジ欠損欠陥部
102と前記新規独立欠損欠陥部103上にFIB修正
法によりカーボン遮光膜を形成する。
Description
るリソグラフィ工程の露光装置(ステッパー等)に用い
られるフォトマスクの回路パターン部の欠損欠陥の修正
方法に関するものである。
ン部の欠損欠陥の修正は、以下のように行われている。 (1)まず、FIB(Focused Ion Bea
m systems)修正法について説明する。
ロセスガス銃1、イオン源2、電子銃3を有しており、
膜形成方法は、イオン源2からGa(ガリウム)イオン
ビーム4を放出させながら、プロセスガス銃1からピレ
ンガス5を放出させる。ピレンガス5は、Gaイオンビ
ーム4に接触することにより、重合(化学反応)し、イ
オンビームの照射領域6にC(カーボン)の薄膜7を形
成する。なお、8はレンズである。
オン源2から放出されるGa(ガリウム)イオンビーム
4が、絶縁物のガラス基板に照射されることから、ビー
ムのドリフト(位置ずれ)があり、電子により電気的に
中和を行い、イオンビームのドリフトを抑制するために
照射している。 (2)次に、レーザ修正法による修正装置について説明
する。
装置は、レーザ11、プロセスガス銃12を有してお
り、膜形成方法は、レーザ11の照射領域14にプロセ
スガス13(Ar+CH4 )を放出し、光CVDによ
り、Cr(クロム)薄膜15を形成する。上記したよう
に、これらの修正技術は、回路パターン部の欠損欠陥部
にGaイオンビーム、またはレーザを照射することで欠
損欠陥部の修正が可能となる。
ス13を放出せずに、レーザ11を照射することで回路
パターン部の除去を行うことができる。
技術は、フォトマスクにイオンビームを照射することに
より、回路パターン部を形成するCrからの2次イオン
と透過部であるガラス基板からのSiの2次イオンが発
生する。そして、このCr、Si2次イオンの種類と個
数を各イオン検出用のチャネルトロンにより検出し、検
出されたデータを増幅し、コンピュータに取り込むこと
で、フォトマスクのイメージ像を作成するようにしてい
る。
ては、以下の問題点がある。 (A)回路パターン部に欠損欠陥が存在する場合、欠損
欠陥部が完全なガラス基板の材質(Siの2次イオンの
検出が可能)であれば、イメージ像において、欠損欠陥
部が確認可能であるが、欠損欠陥部にCr薄膜が存在す
る場合(ハーフトーン欠陥)においては、チャネルトロ
ンの検出分解能力、及び画像処理の分解能力の限界によ
り、イメージ像における欠損欠陥部の確認が難しい。
ズに関する品質要求が64Mb DRAMにおいては、
0.3〜0.35μm、256Mb DRAMにおいて
は、0.25〜0.2μmレベルの微小欠陥サイズが要
求されている。しかしながら、画像処理の分解能力の限
界により、微小サイズの欠陥部の確認が難しい。
おける欠陥部のサイズは、≧0.5μmレベルまでは確
認可能である。次に、上記(2)のレーザ修正装置は、
(1)FIB修正装置で用いる画像イメージとは違い、
光学顕微鏡を用い、観察照明方式として反射光、透過光
を使用する。
欠陥を直接観察することが可能であり、FIB修正装置
における課題である欠損欠陥部にCr薄膜が存在する場
合(ハーフトーン欠陥)においても、反射光及び透過光
を用いることで確認することができる。しかしながら、
このレーザ修正装置においては、以下の問題点がある。
32nm)を用いていること、及び光CVDによるCr
蒸着方法を用いるために、Crの最小蒸着領域は、数ミ
クロン以上、つまり、精度良く回路パターン部の欠損欠
陥領域に蒸着することができない。 (B)光CVDによるCr蒸着方法により形成されたC
r薄膜は、透過部のガラス基板との密着性が悪いため、
回路パターン部の欠損欠陥部に形成したCr薄膜が、フ
ォトマスクの洗浄プロセス時に剥がれてしまう。
ーン部の微小なエッジ欠損欠陥部を修正するツールとし
てFIB修正装置を用いることができ、精度良く回路パ
ターン部の欠損欠陥領域に蒸着するとともに、フォトマ
スクの耐洗浄性に優れたフォトマスク欠損欠陥修正方法
を提供することを目的とする。
成するために、 〔1〕フォトマスクにおける回路パターン部に存在する
パターンエッジ欠損欠陥修正方法において、エッジ欠損
欠陥部の近傍に新規独立欠損欠陥部をレーザ修正法によ
り作製し、前記エッジ欠損欠陥部と前記新規独立欠損欠
陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成する
ようにしたものである。
部に存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法におい
て、エッジ欠損欠陥部の面積値に対して、広領域の面積
値を有する新規欠損欠陥部をレーザ修正法により前記エ
ッジ欠損欠陥部に重複させた位置に作製し、この新たな
エッジ欠損欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光
膜を形成するようにしたものである。
部に存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法におい
て、エッジ欠損欠陥部に対して新規エッジ欠損欠陥部を
レーザ修正法により前記エッジ欠損欠陥部に接触させた
位置に作製し、前記エッジ欠損欠陥部と新規エッジ欠損
欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成す
るようにしたものである。
部に存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法におい
て、エッジ欠損欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正
常な光透過部(ガラス面部)にFIB修正法によりカー
ボン遮光膜を形成し、正常な光透過部のカーボン遮光膜
をレーザ修正法により除去するようにしたものである。 〔5〕フォトマスクにおける回路パターン部に存在する
パターンエッジ欠損欠陥修正方法において、エッジ欠損
欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正常な光透過部
(ガラス面部)にFIB修正法によりカーボン遮光膜を
形成し、正常な光透過部のカーボン遮光膜をFIB修正
法により除去するようにしたものである。
部に存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法におい
て、エッジ欠損欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正
常な光透過部(ガラス面部)にFIB修正法によりカー
ボン遮光膜を形成し、正常な光透過部のカーボン遮光膜
をレーザ修正法とFIB修正法により除去するようにし
たものである。
部に存在するパターン欠損欠陥修正方法において、孤立
欠損欠陥部の近傍に新規孤立欠損欠陥部をレーザ修正法
により作製し、前記孤立欠損欠陥部と前記新規孤立欠損
欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成す
るようにしたものである。 〔8〕フォトマスクにおける回路パターン部に存在する
パターン欠損欠陥修正方法において、孤立欠損欠陥部の
面積値に対して、広領域の面積値を有する新規孤立欠損
欠陥部をレーザ修正法により前記孤立欠損欠陥部に重複
させた位置に作製し、この新たな孤立欠損欠陥部上にF
IB修正法によりカーボン遮光膜を形成するようにした
ものである。
部に存在するパターン欠損欠陥修正方法において、孤立
欠損欠陥部に対して新規孤立欠損欠陥部をレーザ修正法
により前記孤立欠損欠陥部に接触させた位置に作製し、
前記孤立欠損欠陥部と前記新規孤立欠損欠陥部上にFI
B修正法によりカーボン遮光膜を形成するようにしたも
のである。
て図面を参照しながら詳細に説明する。従来のフォトマ
スクにおける回路パターン部の欠損欠陥部における修正
方法としては、FIB修正装置、及びレーザ修正装置の
いずれかを使用していたが、本発明の修正方法は、FI
B修正装置の利点である(1)欠損欠陥部の修正精度が
レーザ修正装置と比較して優れている点と、(2)C
(カーボン)膜の性質が、レーザ修正装置によるCr薄
膜と比較して耐洗浄性に優れている点を用いることと、
また、レーザ修正装置の利点である、光学顕微鏡による
観察方法を採用し、回路パターン部の欠損欠陥部の観察
(検出)がFIB修正装置と比較して優れている点を利
用した欠損欠陥部の修正方法を採っている。
る。図1は本発明の第1実施例のフォトマスク欠損欠陥
修正工程を示す図である。図1(a)は回路パターン部
101のエッジに欠損欠陥(エッジ欠損欠陥)部102
が存在している。このエッジ欠損欠陥部102のサイズ
は、Xは0.3μm、Yは0.3μmであり、FIB修
正装置のイメージ像においては検出不可能な欠陥部であ
る。ここで、エッジ欠損欠陥部とは、回路パターン部の
エッジを含んだパターン部にCrが存在しない領域のこ
とである。
修正装置(DRS−II:Quantronix製、及び
SL453C:日本電気製)を用いて、エッジ欠損欠陥
部102の近傍にNd:YAGレーザを照射し、エッジ
欠損欠陥部102とは別に新規独立欠損欠陥部103を
作製する。この新規独立欠損欠陥部103のサイズは、
Xは0.8μm、Yは1.3μmとした。
び形状については、FIBイメージ像における検出可能
なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パターン部の形
状に影響が無い新規独立欠損欠陥形状(回路パターン部
のエッジを含まない等)を考慮すれば、新規独立欠損欠
陥部のサイズ、形状についての制約は問わない。次い
で、図1(c)に示すように、FIB修正装置(SIR
−1000:セイコー電子工業製)を用いて、回路パタ
ーン部101に存在するエッジ欠損欠陥部102と新規
独立欠損欠陥部103上に、カーボン膜を形成するFI
B堆積領域(FIB Deposition Are
a)104を決定する。
FIB修正装置においてイメージ像上でカーボン膜を形
成する形状、及びカーボン膜堆積領域を設定したことで
ある。なお、この実施例においては、FIB堆積領域1
04の設定は、回路パターン部101に存在するエッジ
欠損欠陥部102と新規独立欠損欠陥部103を一回の
修正で可能な設定を行ったが、各欠損欠陥部について修
正領域の設定を行っても構わない。
正装置を用いて、カーボン膜堆積領域105にカーボン
膜を1300Å形成した。なお、この修正においては、
カーボン膜を1300Å形成したが、形成するカーボン
膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパー等)に
おいて露光する光源を遮断可能とする薄膜であれば問題
はない。
了後の回路パターン部101′を光学顕微鏡(ニコン
製)の透過光を用いて、回路パターン部101′の遮光
イメージを観察した結果である。ここで、光学顕微鏡の
光源は、水銀ランプを使用し、かつ変調フィルタにより
波長λを365nm近傍にしている。観察結果では、回
路パターン部に欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメ
ージであることが確認された。
独立欠損欠陥部を作製する。 (B)回路パターン部のエッジ欠損欠陥部と新規独立欠
損欠陥部上に遮光膜を形成する。
ターン部のエッジ欠損欠陥部の近傍に新規独立欠損欠陥
部を作製することにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠陥部の検出と位置確認が可能になる。 (2)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部を修正
するツールとしてFIB修正装置で行えることにより、
エッジ欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜になることで、
欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。
欠陥部の修正方法として、現有修正装置を適用できると
いう利点を有する。 次に、本発明の第2実施例について説明する。図2は本
発明の第2実施例のフォトマスク欠損欠陥修正工程を示
す図である。図2(a)に示すように、回路パターン部
111のエッジに欠損欠陥(エッジ欠損欠陥)部112
が存在している。このエッジ欠損欠陥部112のサイズ
は、Xは0.3μm、Yは0.3μmであり、FIB修
正装置のイメージ像においては検出不可能な欠陥部であ
る。
正装置を用いて、エッジ欠損欠陥部112の面積値に対
して広領域のNd:YAGレーザをエッジ欠損欠陥部1
12に重複させた位置に照射し、エッジ欠損欠陥部11
2サイズより広領域の新規エッジ欠損欠陥部113を作
製する。この新規エッジ欠損欠陥部113のサイズは、
Xは2.0μm、Yは3.0μmとした。
サイズ及び形状については、FIBイメージ像における
検出可能なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パター
ン部111の形状に影響が無い、新規欠損欠陥形状(回
路パターン部111のエッジを含まない等)を考慮すれ
ば、新規欠損欠陥部のサイズ、形状についても制約は問
わない。
(SIR−1000:セイコー電子工業製)を用いて、
回路パターン部111に存在する新規エッジ欠損欠陥部
113上にカーボン膜を形成するFIB堆積領域114
を決定する。ここで、このFIB堆積領域114とは、
FIB修正装置においてイメージ像上でカーボン膜を形
成する形状及び領域を設定したことである。
修正装置を用いて、カーボン膜堆積領域115にカーボ
ン膜を1300Å形成した。なお、この修正において
は、カーボン膜を1300Å形成したが、形成するカー
ボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパー
等)において露光する光源を遮断可能とする薄膜であれ
ば問題はない。
111′を光学顕微鏡(ニコン製)の透過光を用いて、
回路パターン部111′の遮光イメージを観察した結果
である。ここで、光学顕微鏡の光源は、水銀ランプを使
用し、かつ変調フィルタにより波長λを365nm近傍
にしている。観察結果では、回路パターン部111′に
欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメージであること
が確認された。
置に新規エッジ欠損欠陥部を作製する。 (B)新規エッジ欠損欠陥部上に遮光膜を形成する。 このように、第2実施例によれば、回路パターン部のエ
ッジ欠損欠陥部と重複する位置に新規エッジ欠損欠陥部
を作製することにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部の検出と位置確認が可能
になる。
欠陥部を修正するツールとしてFIB修正装置を用いる
ことにより、エッジ欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (3)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として、現有修正装置を適用できるという利点を有
する。
る。図3は本発明の第3実施例のフォトマスク欠損欠陥
修正工程を示す図である。図3(a)に示すように、回
路パターン部121のエッジ部に欠損欠陥(エッジ欠損
欠陥)部122が存在している。このエッジ欠損欠陥部
122のサイズは、Xは0.3μm、Yは0.3μmで
あり、FIB修正装置のイメージ像においては検出不可
能な欠陥部である。
修正装置を用いて、回路パターン部121のエッジ欠損
欠陥部122に対してNd:YAGレーザをエッジ欠損
欠陥部122と接触する位置に照射し、エッジ欠損欠陥
部122の元サイズに対して、欠損欠陥部122を拡大
させる。このNd:YAGレーザの照射領域123は、
Xは1.0μm、Yは0.5μmとした。
サイズ及び形状については、FIBイメージ像における
検出可能なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パター
ン部121の形状に影響が無い欠損欠陥形状(回路パタ
ーン部121のエッジを含まない等)を考慮すれば、エ
ッジ欠損欠陥部122のサイズ、形状についての制約は
問わない。
を用いて、回路パターン部121に存在するエッジ欠損
欠陥部122上にカーボン膜を形成するFIB堆積領域
124を決定する。ここで、このFIB堆積領域124
とは、FIB修正装置においてイメージ像上でカーボン
膜を形成する形状、及び領域を設定したことである。次
いで、図3(d)に示すように、FIB修正装置を用い
て、カーボン膜堆積領域125にカーボン膜を1300
Å形成した。なお、この修正においては、カーボン膜を
1300Å形成したが、形成するカーボン膜は、リソグ
ラフィ工程の露光装置(ステッパー等)において露光す
る光源を遮断可能とする薄膜であれば問題はない。
了後の回路パターン部121′を光学顕微鏡(ニコン
製)の透過光を用いて、回路パターン部121′の遮光
イメージを観察した結果である。ここで、光学顕微鏡の
光源は、水銀ランプを使用し、かつ変調フィルタにより
波長λを365nm近傍にしている。観察結果では、回
路パターン部121′に欠損欠陥部が無いものと同等な
遮光イメージであることが確認された。
ズ、面積)を拡大させる。 (B)拡大させた新規エッジ欠損欠陥部上に遮光膜を形
成する。 このように、第3実施例によれば、回路パターン部のエ
ッジ欠損欠陥部の元サイズに対して、エッジ欠損欠陥部
領域を拡大させることにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部の検出と位置確認が可能
になる。
欠陥部を修正するツールとしてFIB修正装置を用いる
ことにより、エッジ欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (3)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として、現有修正装置を適用できるという利点を有
する。
る。図4は本発明の第4実施例のフォトマスク欠損欠陥
修正工程を示す図である。図4(a)に示すように、回
路パターン部131のエッジ部に欠損欠陥(エッジ欠損
欠陥)部132が存在している。このエッジ欠損欠陥部
のサイズは左部欠損欠陥部132AはXは0.3μm、
Yは0.3μm、右部欠損欠陥部132BはXは0.2
5μm、Yは0.25μmであり、FIB修正装置のイ
メージ像においては、検出不可能な欠陥部である。
修正装置を用いて、回路パターン部131に存在するエ
ッジ欠損欠陥部132A,132B上と正常な光透過部
(ガラス面部)にカーボン膜を形成するFIB堆積領域
133を決定する。ここで、このFIB堆積領域133
とは、FIB修正装置において、イメージ像上でカーボ
ン膜を形成する形状、及び領域を設定したことである。
修正装置を用いて、カーボン膜堆積領域134のカーボ
ン膜のサイズは、Xは5.5μm、Yは2.5μm、膜
厚は1300Åを形成した。なお、このFIB修正にお
いては、カーボン膜を1300Å形成したが形成するカ
ーボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパー
等)において、露光する光源を遮断可能とする薄膜であ
れば問題はない。
を用いて、正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜
を形成した領域135に対してのみ、Nd:YAGレー
ザを照射し、正常な光透過部(ガラス面部)にする。こ
のNd:YAGレーザの照射領域は、Xは2.0μm、
Yは4.0μmとした。なお、Nd:YAGレーザの照
射領域は、正常な回路パターン部を考慮すれば、サイ
ズ、形状についての制約は問わない。また、134Aは
欠損欠陥修正のための最終カーボン膜堆積領域を示して
いる。
了後の回路パターン部131′を光学顕微鏡(ニコン
製)の透過光を用いて、回路パターン部131′の遮光
イメージを観測した結果である。ここで、光学顕微鏡の
光源は、水銀ランプを使用し、かつ変調フィルタにより
波長λを365nm近傍にしている。観察結果では、回
路パターン部131′に欠損欠陥部が無いものと同等な
遮光イメージであることが確認された。
正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜を形成す
る。 (B)正常な光透過部(ガラス面部)に、カーボン膜を
形成した領域に対してのみ、Nd:YAGレーザを照射
し、正常な光透過部(ガラス面部)にする。
ターン部に存在するエッジ欠損欠陥部上、及び周辺部に
新たな残留欠陥部を新規に形成することにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部をFIB修正装置で修正
する必要がない。 (2)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部を修正
するツールとしてレーザ修正装置(レーザによる修正)
を用いることができる。
ン膜になることで欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (4)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として現有修正装置を適用できるという利点を有す
る。 次に、本発明の第5実施例について説明する。
欠損欠陥修正工程を示す図である。図5(a)に示すよ
うに、回路パターン部141のエッジ部に欠損欠陥(エ
ッジ欠損欠陥)部142が存在している。このエッジ欠
損欠陥部142のサイズは、左部欠損欠陥部142Aは
Xは0.3μm、Yは0.3μm、右部欠損欠陥部14
2BはXは0.25μm、Yは0.25μmであり、F
IB修正装置のイメージ像においては、検出不可能な欠
陥部である。
修正装置を用いて、回路パターン部141に存在するエ
ッジ欠損欠陥部142A,142B上と正常な光透過部
(ガラス面部)にカーボン膜を形成するFIB堆積領域
143を決定する。ここで、このFIB堆積領域143
とは、FIB修正装置において、イメージ像上でカーボ
ン膜を形成する形状、及び領域を設定したことである。
修正装置を用いて、カーボン膜堆積領域144にカーボ
ン膜のサイズは、Xは5.5μm、Yは2.5μm、膜
厚は1300Åとして形成した。なお、このFIB修正
においては、カーボン膜を1300Å形成したが、形成
するカーボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステ
ッパー等)において、露光する光源を遮断可能とする薄
膜であれば問題はない。
を用いて、正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜
を形成した領域に対してのみGaイオンビームを照射
し、カーボン膜をスパッタエッチングし、正常な光透過
部(ガラス面部)145にする。このスパッタエッチン
グ領域は、Xは2.0μm、Yは2.5μmとした。な
お、正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜を形成
した領域に対して、Gaイオンビームを照射する領域
は、カーボン膜を形成していない正常な光透過部(ガラ
ス面部)領域に影響がなく、かつ正常な光透過部(ガラ
ス面部)にカーボン膜が残らないサイズ、形状にするよ
うに設定した。
141′を光学顕微鏡(ニコン製)の透過光を用いて、
回路パターン部141′の遮光イメージを観測した結果
である。ここで、光学顕微鏡の光源は、水銀ランプを使
用し、かつ変調フィルタにより波長λを365nm近傍
にしている。観察結果では、回路パターン部141′に
欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメージであること
が確認された。なお、144Aは欠損欠陥修正のための
最終カーボン膜堆積領域を示している。
正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜を形成す
る。 (B)正常な光透過部(ガラス面部)に、カーボン膜を
形成した領域に対してのみ、Gaイオンビームを照射
し、カーボン膜をスパッタエッチングし、正常な光透過
部(ガラス面部)にする。
ターン部に存在するエッジ欠損欠陥部上、及び周辺部に
新たな残留欠陥部を新規に形成することにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部を修正することが可能に
なる。 (2)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部を修正
するツールとしてFIB修正装置を用いることができ
る。
ン膜になることで欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (4)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として、現有修正装置を適用できるという利点を有
する。 次に、本発明の第6実施例について説明する。
欠損欠陥修正工程を示す図である。図6(a)に示すよ
うに、回路パターン部151のエッジ部に欠損欠陥(エ
ッジ欠損欠陥)部152が存在している。このエッジ欠
損欠陥部152のサイズは左部欠損欠陥部152Aのサ
イズは、Xは0.3μm、Yは0.3μm、右部欠損欠
陥部152Bのサイズは、Xは0.25μm、Yは0.
25μmであり、FIB修正装置のイメージ像において
は、検出不可能な欠陥部である。
修正装置を用いて、回路パターン部151に存在するエ
ッジ欠損欠陥部152A,152B上と正常な光透過部
(ガラス面部)にカーボン膜を形成するFIB堆積領域
153を決定する。ここで、このFIB堆積領域153
とは、FIB修正装置において、イメージ像上でカーボ
ン膜を形成する形状、及び領域を設定したことである。
修正装置を用いて、カーボン堆積領域154にカーボン
膜のサイズは、Xは5.5μm、Yは2.5μm、膜厚
は1300Åとして形成した。このFIB修正において
は、カーボン膜を1300Å形成したが、形成するカー
ボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパー
等)において、露光する光源を遮断可能とする薄膜であ
れば問題はない。
を用いて、正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜
を形成した領域に対して回路パターン部151のエッジ
近傍部のみのFIBエッチング領域155にGaイオン
ビームを照射する。図6(e)に示すように、回路パタ
ーン部151のエッジ近傍部のみのFIBエッチング領
域155のカーボン膜をスパッタエッチングし、正常な
光透過部(ガラス面部)にする。このスパッタエッチン
グ領域155は、各サイズ共にXは0.4μm、Yは
2.5μmとした。
ーボン膜を形成した領域に対して、Gaイオンビームを
照射する領域は、カーボン膜を形成していない正常な光
透過部(ガラス面部)領域に影響がないサイズ、形状に
するように設定した。図6(f)に示すように、正常な
光透過部(ガラス面部)のカーボン膜が残留している領
域156に対し、かつ回路パターン部151のエッジ近
傍部にダメージを与えない領域にレーザ修正装置を用い
て、Nd:YAGレーザを照射し、正常な光透過部(ガ
ラス面部)にカーボン膜が残留している領域156を除
去する。このNd:YAGレーザの照射領域のサイズ
は、Xは1.6μm、Yは6.0μmとした。
ーボン膜を形成した領域に対して、Nd:YAGレーザ
を照射する領域は、カーボン膜を形成していない正常な
回路パターン部151に領域に影響がないサイズ、形状
にするように設定した。図6(g)は修正終了後の回路
パターン部151′を光学顕微鏡(ニコン製)の透過光
を用いて、回路パターン部151′の遮光イメージを観
測した結果である。ここで、光学顕微鏡の光源は、水銀
ランプを使用し、かつ変調フィルタにより波長λを36
5nm近傍にしている。観察結果では、回路パターン部
151′に欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメージ
であることが確認された。
正常な光透過部(ガラス面部)にカーボン膜を形成す
る。 (B)正常な光透過部(ガラス面部)に、カーボン膜を
形成した領域に対して回路パターン部のエッジ近傍部の
みに、Gaイオンビームを照射し、カーボン膜をスパッ
タエッチングする。
カーボン膜が残留している領域に対し、かつ回路パター
ン部のエッジ部にダメージを与えない領域にNd:YA
Gレーザを照射し、正常な光透過部(ガラス面部)にカ
ーボン膜が残留している領域を除去する。 このように、第6実施例によれば、回路パターン部に存
在するエッジ欠損欠陥部上、及び周辺部に新たな残留欠
陥部を形成することにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部を修正することが可能に
なる。
欠陥部を修正するツールとしてFIB修正装置とレーザ
修正装置を用いることができる。 (3)エッジ欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜になるこ
とで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (4)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として、現有修正装置を適用できるという利点を有
する。
在する欠損欠陥(孤立欠損欠陥)部の修正方法について
説明する。図9は本発明の第7実施例のフォトマスク欠
損欠陥修正工程を示す図である。図9(a)に示すよう
に、回路パターン部201は内部に独立して存在する孤
立欠損欠陥部202を有する。この孤立欠損欠陥部20
2のサイズは、Xは0.3μm、Yは0.25μmであ
り、FIB修正装置のイメージ像においては検出不可能
な欠陥部である。ここで、この孤立欠損欠陥部202と
は、回路パターン部201のエッジ部を含まないパター
ン部にCrが存在しない領域のことである。
修正装置(DRS−II:Quantronix製、及び
SL453C:日本電気製)を用いて、孤立欠損欠陥部
202の近傍にNd:YAGレーザを照射し、孤立欠損
欠陥部202とは別に新規孤立欠損欠陥部203を作製
する。この新規孤立欠損欠陥部203のサイズは、Xは
1.5μm、Yは1.0μmとした。
及び形状については、FIBイメージ像における検出可
能なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パターン部2
01の形状に影響が無い新規欠損欠陥形状(回路パター
ン部201のエッジを含まない等)を考慮すれば、新規
孤立欠損欠陥部203のサイズ、形状についての制約は
問わない。
修正装置(SIR−1000:セイコー電子工業製)を
用いて、回路パターン部201に存在する孤立欠損欠陥
部202と新規孤立欠損欠陥部203上にカーボン膜を
形成するFIB堆積領域204を決定する。ここで、こ
のFIB堆積領域204とは、FIB修正装置において
イメージ像上でカーボン膜を形成する形状、及び領域を
設定したことである。なお、この実施例においては、こ
の修正領域の設定は、回路パターン部201に存在する
孤立欠損欠陥部202と新規孤立欠損欠陥部203を一
回の修正で可能な設定を行ったが、各欠損欠陥部につい
て修正領域の設定を行っても構わない。
を用いて、カーボン膜堆積領域205にカーボン膜を1
300Å形成した。なお、このFIB修正においては、
カーボン膜を1300Å形成したが、形成するカーボン
膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパー等)に
おいて露光する光源を遮断可能とする薄膜であれば問題
はない。
後の回路パターン部201′を光学顕微鏡(ニコン製)
の透過光を用いて、回路パターン部201′の遮光イメ
ージを観察した結果である。ここで、光学顕微鏡の光源
は、水銀ランプを使用し、かつ変調フィルタにより波長
λを365nm近傍にしている。観察結果では、回路パ
ターン部201′に欠損欠陥部が無いものと同等な遮光
イメージであることが確認された。
損欠陥部を作製する。 (B)回路パターン部の孤立欠損欠陥部と新規欠損欠陥
部上に遮光膜を形成する。 このように、第7実施例によれば、回路パターン部の孤
立欠損欠陥部の近傍に新規欠損欠陥部を作製することに
より、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠陥部の検出と位置確認が可能になる。
を修正するツールとしてFIB修正装置を用いることが
できることにより、欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (3)回路パターン部の微小な欠損欠陥部の修正方法と
して、現有修正装置を適用できるという利点を有する。
る。図10は本発明の第8実施例のフォトマスク欠損欠
陥修正工程を示す図である。図10(a)に示すよう
に、回路パターン部211は内部に独立して存在する孤
立欠損欠陥部212を有する。この孤立欠損欠陥部21
2のサイズは、Xは0.3μm、Yは0.25μmであ
り、FIB修正装置のイメージ像においては検出不可能
な欠陥部である。ここで、この孤立欠損欠陥部212と
は、回路パターン部211のエッジ部を含まないパター
ン部にCrが存在しない領域のことである。
修正装置を用いて、孤立欠損欠陥部212の面積値に対
して広領域のNd:YAGレーザを、孤立欠損欠陥部2
12に重複させた位置に照射し、孤立欠損欠陥部212
サイズより広領域の新規孤立欠損欠陥部213を作製す
る。この新規欠損欠陥部213は、Xは1.5μm、Y
は1.0μmとした。
及び形状については、FIBイメージ像における検出可
能なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パターン部の
形状に影響が無い、新規欠損欠陥形状(回路パターン部
のエッジを含まない等)を考慮すれば新規孤立欠損欠陥
部213のサイズ、形状についての制約は問わない。次
いで、図10(c)に示すように、FIB修正装置(S
IR−1000:セイコー電子工業製)を用いて、回路
パターン部211に存在する新規孤立欠損欠陥部213
上にカーボン膜を形成するFIB堆積領域領域214を
決定する。ここで、このFIB堆積領域214とは、F
IB修正装置においてイメージ像上でカーボン膜を形成
する形状、及び領域を設定したことである。
修正装置を用いて、カーボン膜堆積領域215にカーボ
ン膜を1300Å形成した。なお、このFIB修正にお
いては、カーボン膜を1300Å形成したが、形成する
カーボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパ
ー等)において露光する光源を遮断可能とする薄膜であ
れば問題はない。
回路パターン部211′を光学顕微鏡(ニコン製)の透
過光を用いて、回路パターン部211′の遮光イメージ
を観察した結果である。ここで、光学顕微鏡の光源は、
水銀ランプを使用し、かつ変調フィルタにより波長λを
365nm近傍にしている。観察結果では、回路パター
ン部211′に欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメ
ージであることが確認された。
に新規欠損欠陥部を作製する。 (B)新規欠損欠陥部上に遮光膜を形成する。 このように、第8実施例によれば、回路パターン部の孤
立欠損欠陥部と重複する位置に新規欠損欠陥部を作成す
ることにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠損欠陥部の検出と位置確認が可能にな
る。
を修正するツールとしてFIB修正装置を用いることが
できることにより、欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (3)回路パターン部の微小な欠損欠陥部の修正方法と
して、現有修正装置を適用できるという利点を有する。
る。図11は本発明の第9実施例のフォトマスク欠損欠
陥修正工程を示す図である。図11(a)に示すよう
に、回路パターン部221は内部に独立して存在する孤
立欠損欠陥部222を有する。この孤立欠損欠陥部22
2のサイズは、Xは0.3μm、Yは0.25μmであ
り、FIB修正装置のイメージ像においては検出不可能
な欠陥部である。ここで、この孤立欠損欠陥部とは、回
路パターン部のエッジ部を含まないパターン部にCrが
存在しない領域のことである。
ザ修正装置を用いて、孤立欠損欠陥部222に対して、
Nd:YAGレーザを孤立欠損欠陥部222と接触する
位置に照射し、孤立欠損欠陥部222の元サイズに対し
て、欠損欠陥部を拡大させる。このNd:YAGレーザ
の照射領域223のサイズは、Xは0.5μm、Yは
0.5μmとした。
サイズ及び形状については、FIBイメージ像における
検出可能なサイズ、修正可能なサイズ、及び回路パター
ン部221の形状に影響が無い孤立欠損欠陥形状(回路
パターン部221のエッジを含まない等)を考慮すれ
ば、孤立欠損欠陥部222のサイズ、形状についての制
約は問わない。
B修正装置を用いて、回路パターン部221に存在する
拡大させた孤立欠損欠陥部222上にカーボン膜を形成
するFIB堆積領域224を決定する。ここで、このF
IB堆積領域224とは、FIB修正装置においてイメ
ージ像上でカーボン膜を形成する形状、及び領域を設定
したことである。
修正装置を用いて、カーボン膜堆積領域225にカーボ
ン膜を1300Å形成した。なお、このFIB修正にお
いては、カーボン膜を1300Å形成したが、形成する
カーボン膜は、リソグラフィ工程の露光装置(ステッパ
ー等)において露光する光源を遮断可能とする薄膜であ
れば問題はない。
ン部221′を光学顕微鏡(ニコン製)の透過光を用い
て、回路パターン部221′の遮光イメージを観察した
結果である。ここで、光学顕微鏡の光源は、水銀ランプ
を使用し、かつ変調フィルタにより波長λを365nm
近傍にしている。観察結果では、回路パターン部22
1′に欠損欠陥部が無いものと同等な遮光イメージであ
ることが確認された。
ズ、面積)を拡大させる。 (B)拡大させた新規欠損欠陥部上に遮光膜を形成す
る。 このように、第9実施例によれば、回路パターン部の孤
立欠損欠陥部の元サイズに対して、欠損欠陥部領域を拡
大させることにより、 (1)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠損欠陥部の検出と位置確認が可能にな
る。
を修正するツールとしてFIB修正装置を用いることが
できることにより、欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (3)回路パターン部の微小な欠損欠陥部の修正方法と
して、現有修正装置を適用できるという利点を有する。
態を有する。第1、第2、第3実施例では、フォトマス
クにおける回路パターン修正方法を例に説明したが、回
路パターン修正技術は、フォトマスクの修正技術を液晶
パネルの配線パターン修正、形成技術に適用可能であ
る。
d:YAGレーザを用いたが、機械的剥離方法(回路パ
ターン部の膜に損傷を与える)方法、及び化学処理(エ
ッチング)等を代用することでも適用可能である。遮光
膜にカーボン膜を用いたが、光CVD方式によるCr
膜、及び塗料(インク等)を使用することで、遮光する
ことが可能な物質であれば、それらの適用も可能であ
る。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 〔1〕請求項1記載の発明によれば、回路パターン部の
エッジ欠損欠陥部の近傍に新規独立欠損欠陥部を作製す
ることにより、 (a)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠陥部の検出と位置確認が可能になる。
欠陥部を修正するツールとしてFIB修正装置を用いる
ことが可能になり、エッジ欠損欠陥部の修正膜をカーボ
ン膜にすることでき、欠陥修正部が耐洗浄性に優れてい
る。 (c)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として、現有修正装置を適用できるという利点を有
する。
パターン部のエッジ欠損欠陥部と重複する位置に新規エ
ッジ欠損欠陥部を作製することにより、上記〔1〕と同
様の効果を奏することができる。 〔3〕請求項3記載の発明によれば、回路パターン部の
エッジ欠損欠陥部の元サイズに対して、エッジ欠損欠陥
部領域を拡大させることにより、上記〔1〕と同様の効
果を奏することができる。
パターン部に存在するエッジ欠損欠陥部上、及び周辺部
に新たな残留欠陥部を新規に形成することにより、 (a)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能なエッジ欠損欠陥部をFIB修正装置で修正
する必要がない。 (b)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部を修正
するツールとしてレーザ修正装置(レーザによる修正
法)を用いることができる。
ン膜になることで欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (d)回路パターン部の微小なエッジ欠損欠陥部の修正
方法として現有修正装置を適用できるという利点を有す
る。 〔5〕請求項5記載の発明によれば、回路パターン部に
存在するエッジ欠損欠陥部上及び周辺部に新たな残留欠
陥部を新規に形成することにより、上記〔4〕と同様の
効果を奏することができる。
パターン部に存在するエッジ欠損欠陥部上及び周辺部に
新たな残留欠陥部を新規に形成することにより、上記
〔4〕と同様の効果を奏することができる。 〔7〕請求項7記載の発明によれば、回路パターン部の
孤立欠損欠陥部の近傍に新規孤立欠損欠陥部を作製する
ことにより、 (a)FIB修正装置のイメージ像において、検出(確
認)不可能な欠陥部の検出と位置確認が可能になる。
を修正するツールとしてFIB修正装置を用いることが
できることにより、欠損欠陥部の修正膜がカーボン膜に
なることで、欠陥修正部が耐洗浄性に優れている。 (c)回路パターン部の微小な欠損欠陥部の修正方法と
して、現有修正装置を適用できるという利点を有する。
パターン部の孤立欠損欠陥部と重複する位置に新規孤立
欠損欠陥部を作成することにより、上記〔7〕と同様の
効果を奏することができる。
孤立欠損欠陥部の元サイズに対して、欠損欠陥部領域を
拡大させることにより、上記〔7〕と同様の効果を奏す
ることができる。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
正工程を示す図である。
修正工程を示す図である。
修正工程を示す図である。
01,211,221回路パターン部 101′,111′,121′,131′,141′,
151′,201′,211′,221′ 修正終了
後の回路パターン部 102,112,122,132,142,152
欠損欠陥(エッジ欠損欠陥)部 103 新規独立欠損欠陥部 203,213 新規欠損欠陥部 104,114,124,133,143,153,2
04,214,224FIB堆積領域 105,115,125,134,144,154,2
05,215,225カーボン膜堆積領域 113 新規エッジ欠損欠陥部 123,223 Nd:YAGレーザの照射領域 132A,142A,152A 左部欠損欠陥部 132B,142B,152B 右部欠損欠陥部 135 光透過部にカーボン膜を形成した領域 134A,144A 欠損欠陥修正のための最終カー
ボン膜堆積領域 145 光透過部(ガラス面部) 155 回路パターン部のエッジ近傍部のみのFIB
エッチング領域(スパッタエッチング領域) 156 光透過部(ガラス面部)にカーボン膜が残留
している領域 202,212,222 孤立欠損欠陥部 203,213 新規孤立欠損欠陥部
Claims (9)
- 【請求項1】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部の近傍に新規独立欠損欠陥部をレーザ
修正法により作製し、前記エッジ欠損欠陥部と前記新規
独立欠損欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜
を形成することを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修正
方法。 - 【請求項2】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部の面積値に対して、広領域の面積値を
有する新規欠損欠陥部をレーザ修正法により前記エッジ
欠損欠陥部と重複する位置に作製し、該新たなエッジ欠
損欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成
することを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修正方法。 - 【請求項3】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部に対して新規エッジ欠損欠陥部をレー
ザ修正法により前記エッジ欠損欠陥部に接触させた位置
に作製し、前記エッジ欠損欠陥部と新規エッジ欠損欠陥
部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成するこ
とを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修正方法。 - 【請求項4】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正常な
光透過部にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成
し、正常な光透過部のカーボン遮光膜をレーザ修正法に
より除去することを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修
正方法。 - 【請求項5】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正常な
光透過部にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成
し、正常な光透過部のカーボン遮光膜をFIB修正法に
より除去することを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修
正方法。 - 【請求項6】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターンエッジ欠損欠陥修正方法において、 エッジ欠損欠陥部に対してエッジ欠損欠陥部上と正常な
光透過部にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成
し、正常な光透過部のカーボン遮光膜をレーザ修正法と
FIB修正法により除去することを特徴とするフォトマ
スク欠損欠陥修正方法。 - 【請求項7】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターン欠損欠陥修正方法において、 孤立欠損欠陥部の近傍に新規孤立欠損欠陥部をレーザ修
正法により作製し、前記孤立欠損欠陥部と前記新規孤立
欠損欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形
成することを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修正方
法。 - 【請求項8】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターン欠損欠陥修正方法において、 孤立欠損欠陥部の面積値に対して、広領域の面積値を有
する新規孤立欠損欠陥部をレーザ修正法により前記孤立
欠損欠陥部と重複する位置に作製し、該新たな孤立欠損
欠陥部上にFIB修正法によりカーボン遮光膜を形成す
ることを特徴とするフォトマスク欠損欠陥修正方法。 - 【請求項9】 フォトマスクにおける回路パターン部に
存在するパターン欠損欠陥修正方法において、 孤立欠損欠陥部に対して新規孤立欠損欠陥部をレーザ修
正法により前記孤立欠損欠陥部に接触させた位置に作製
し、前記孤立欠損欠陥部と前記新規孤立欠損欠陥部上に
FIB修正法によりカーボン遮光膜を形成することを特
徴とするフォトマスク欠損欠陥修正方法。
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JPH1165089A true JPH1165089A (ja) | 1999-03-05 |
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Cited By (3)
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US7065739B2 (en) * | 2001-12-27 | 2006-06-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Pattern correction method of semiconductor device |
JP2007534993A (ja) * | 2005-01-28 | 2007-11-29 | キモンダ アクチエンゲゼルシャフト | リソグラフィマスクの欠陥材料の除去方法 |
JP2012073553A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-12 | Hoya Corp | フォトマスクの欠陥修正方法、フォトマスクの製造方法、及びフォトマスク、並びにパターン転写方法 |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP22251597A patent/JP3761681B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007534993A (ja) * | 2005-01-28 | 2007-11-29 | キモンダ アクチエンゲゼルシャフト | リソグラフィマスクの欠陥材料の除去方法 |
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