JPH1164411A - 系統電圧のフリッカ測定装置 - Google Patents

系統電圧のフリッカ測定装置

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JPH1164411A
JPH1164411A JP23550297A JP23550297A JPH1164411A JP H1164411 A JPH1164411 A JP H1164411A JP 23550297 A JP23550297 A JP 23550297A JP 23550297 A JP23550297 A JP 23550297A JP H1164411 A JPH1164411 A JP H1164411A
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flicker
voltage
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fluctuation
system voltage
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JP23550297A
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Yukitaka Shin
幸孝 新
Yuichiro Kumazaki
裕一郎 熊崎
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Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカ測定時の測定準備の簡略化を図り、
校正やレベル等の調整要素を減少させた信頼性の高い系
統電圧のフリッカ測定装置を得ることである。 【解決手段】 等価測定演算部12は、無効電圧を発生
する対象負荷の電流変動を電圧変動に変換し、その電圧
変動から系統電圧に同期した理想的な正弦波を差し引き
電圧変動の瞬時値を求める。そして、フリッカ演算部1
3は、等価測定演算部12で求めた電圧変動の瞬時値に
基づいてフリッカ値を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無効電圧を発生す
る対象負荷により発生するフリッカを測定するための系
統電圧のフリッカ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源系統の強くない系統から無効電圧を
発生する対象負荷(例えばアーク炉負荷)へ電力を供給
している場合において、アーク炉負荷のアーク電流の大
きさが時間的に不規則な変動を繰り返すと、系統電圧に
電圧変動を引き起こしフリッカを生じさせることがあ
る。このフリッカは、他の一般需要家の照明装置やテレ
ビ受像器の画面にちらつきや伸縮による不快感を生じさ
せる。
【0003】そこで、無効電力補償装置を設けアーク炉
負荷が発生する無効電力を補償し、良質な電力を供給す
るようにしている。また、フリッカの目標レベルを設定
してフリッカ値がその設定した許容値を超えないかどう
か、常時フリッカの発生レベルを測定し監視している。
これにより、フリッカ発生量の測定をすると共に無効電
力補償装置の機能評価をしている。
【0004】系統電圧のフリッカ測定においては、特定
の負荷から発生するフリッカを測定する方式として電流
等価測定方式が用いられている。図8は電流等価測定方
式を用いた従来の系統電圧のフリッカ測定装置の構成図
である。系統1には変圧器2を介してアーク炉負荷3が
接続された母線が接続されている。その母線には無効電
力補償装置4が接続されており、アーク炉負荷3の無効
電力の変動に伴うフリッカの発生を抑制するようになっ
ている。
【0005】等価測定ユニット5は、アーク炉負荷3の
負荷電流(改善前電流)I1、無効電力補償装置4で補
償された補償済み電流(改善後電流)I2、系統電圧の
同期信号sを入力し、アーク炉負荷3より発生する無効
電力の変動を加えた改善前電圧V1及び無効電力補償装
置4により補償した無効電力を加えた改善後電圧V2を
等価測定方式により生成するものである。
【0006】改善前電圧V1及び改善後電圧V2は、そ
れぞれACアンプ6a、6bで電圧増幅されフリッカメ
ータ7a、7bに入力される。フリッカメータ7a、7
bは、入力された改善前電圧V1及び改善後電圧V2の
実効値演算を行い、ちらつき視感度曲線による補正を加
える。そして、改善前電圧V1及び改善後電圧V2に対
するフリッカ値をそれぞれ出力する。同様に、フリッカ
メータ7cは系統電圧の実効値演算を行い、ちらつき視
感度曲線による補正を加え系統電圧に対するフリッカ値
を出力する。
【0007】フリッカメータ7a、7b、7cの出力
(フリッカ値)は、記録計8にて印字されると共に、デ
ータ処理装置9でファイルに保存されプリンタ10に出
力される。これにより、フリッカ発生量の測定をすると
共に無効電力補償装置4の機能評価をしている。
【0008】このように、従来のフリッカ測定装置で
は、アナログ入力値をそのままアナログ演算回路の組み
合せで処理を行い、出力値としてフリッカ値を求め、そ
の後に記録計8やデータ処理装置9により出力結果を得
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された従来のフリッカ測定装置においては、フリッ
カ測定装置の構成機器の点数が多く、各構成機器間の配
置や接続等の準備に時間が掛かる。また、構成機器であ
る等価測定ユニット5、ACアンプ6、フリッカメータ
7は全てアナログ機器であるため、各構成機器の入出力
の信号レベルの調整もそれぞれに行う必要がある。その
ためその調整時間も余計に掛かる。
【0010】さらに、アナログ機器は個々の特性が微妙
に異なるため、アナログ機器の組み合わせ点数が多いと
誤差が増大する恐れがあり、組み合わせ後の校正を厳密
に行う必要がある。また、構成機器の中に一つでも特性
の悪いものがあると、正確にフリッカ値を測定できなく
なるので予備品等の必要性も生じる。
【0011】そこで、本発明の目的は、フリッカ測定時
の測定準備の簡略化を図ると共に、校正やレベル等の調
整要素を減少させた信頼性の高い系統電圧のフリッカ測
定装置を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
系統電圧のフリッカ測定装置は、無効電圧を発生する対
象負荷の電流変動を電圧変動に変換しその電圧変動から
系統電圧に同期した理想的な正弦波を差し引き電圧変動
の瞬時値を求める等価測定演算部と、等価測定演算部で
求めた電圧変動の瞬時値に基づいてフリッカ値を求める
フリッカ演算部とを備えたものである。
【0013】請求項1の発明に係わる系統電圧のフリッ
カ測定装置では、等価測定演算部は、無効電圧を発生す
る対象負荷の電流変動を電圧変動に変換し、その電圧変
動から系統電圧に同期した理想的な正弦波を差し引き電
圧変動の瞬時値を求める。そして、フリッカ演算部は、
等価測定演算部で求めた電圧変動の瞬時値に基づいてフ
リッカ値を求める。
【0014】請求項2の発明に係わる系統電圧のフリッ
カ測定装置は、請求項1の発明において、フリッカ演算
部は、電圧変動の瞬時値により実効値を算出する実効値
演算部と、高速フーリエ変換を行い時間領域から周波数
領域へ変換するFFT処理部と、その変換された値のち
らつき視感度曲線に応じた各周波数成分の重み係数を掛
け合わせてフリッカ値を求める視感度フィルタ部と、フ
リッカ値の平均値を求める結果出力部とを備えたもので
ある。
【0015】請求項2の発明に係わる系統電圧のフリッ
カ測定装置では、請求項1の発明の作用に加え、等価測
定演算部で求めた電圧変動の瞬時値により実効値をフリ
ッカ演算部の実効値演算部で算出し、FFT処理部で高
速フーリエ変換を行い時間領域から周波数領域へ変換す
る。そして、視感度フィルタ部によりその変換された値
のちらつき視感度曲線に応じた各周波数成分の重み係数
を掛け合わせてフリッカ値を求め、結果出力部によりフ
リッカ値の平均値を求める。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる系統電圧のフ
リッカ測定装置の構成図である。
【0017】図1において、系統1には変圧器2を介し
てアーク炉負荷3が接続された母線が接続されており、
その母線には無効電力補償装置4が接続されている。こ
の無効電力補償装置4は、アーク炉負荷3の無効電力の
変動に伴うフリッカの発生を抑制するものである。
【0018】系統1の系統電圧V、アーク炉負荷3の負
荷電流(改善前電流)I1、無効電力補償装置4で補償
された補償済み電流(改善後電流)I2、系統電圧の同
期信号sは、本発明のフリッカ測定装置11に入力され
る。フリッカ測定装置11はデジタル演算装置(例えば
マイコン)で構成され、電圧変動の瞬時値を求める等価
測定演算部12と、等価測定演算部12で求めた電圧変
動の瞬時値に基づいてフリッカ値を求めるフリッカ演算
部13とを備えている。
【0019】すなわち、フリッカ測定装置11は、アナ
ログ信号で与えられる系統電圧V、負荷電流(改善前電
流)I1、補償済み電流(改善後電流)I2、系統電圧
の同期信号sをA/D変換して入力し、デジタル演算処
理が行えるようにデジタル信号とする。そして、等価測
定演算及びフリッカ演算をデジタル演算処理で行い、そ
のデジタルの出力信号をD/A変換して表示記録部14
に出力する。
【0020】等価測定演算部12は、負荷電流I1及び
補償済み電流I2に基づいて、無効電圧を発生する対象
負荷の電流変動を電圧変動に変換する。そして、同期信
号sに基づいて、その電圧変動から系統電圧に同期した
理想的な正弦波を差し引き電圧変動の瞬時値を求める。
つまり、無効電圧補償装置4での改善前電圧V1の電圧
変動は負荷電流I1に基づいて求め、無効電圧補償装置
4での改善後電圧V2の電圧変動は負荷電流I2に基づ
いて求める。
【0021】フリッカ測定部13は、等価測定演算部1
2で求めた電圧変動の瞬時値に基づいて、改善前電圧V
1及び改善後電圧V2のフリッカ値を求める。また、系
統電圧Vに対してのフリッカ値も求める。ここで、求め
られたフリッカ値は表示記録部14に表示され記録され
る。また、プリンタ10によりプリント出力される。
【0022】図2は、フリッカ測定装置11の詳細を示
すブロック構成図である。等価測定演算部12は、改善
前電圧V1、改善後電圧V2、系統電圧Vの出力波形瞬
時値を計算するための瞬時値演算部15を有している。
【0023】また、フリッカ演算部13は、電圧変動の
瞬時値により実効値を算出する実効値演算部16と、高
速フーリエ変換を行い時間領域から周波数領域へ変換す
るFFT処理部17と、その変換された値のちらつき視
感度曲線に応じた各周波数成分の重み係数を掛け合わせ
てフリッカ値を求める視感度フィルタ部18と、フリッ
カ値の所定時間(例えば1分間)毎の平均値を求める結
果出力部19とを備えている。
【0024】図3は、等価測定演算部12における瞬時
値演算部15の処理内容を示すフローチャートである。
瞬時値演算部15は割り込み信号によりその処理が繰り
返し行われる。
【0025】まず、系統電圧Vの波長を測定し平均波長
を計算する。系統電圧Vの波長の測定は、系統電圧のゼ
ロクロス点を検出しそのゼロクロス点間の時間差から測
定される。そして、その平均波長を求める(S1)。
【0026】平均波長を求めるにあたっては、系統電圧
Vに基づいて無限大母線電圧V∞を生成する。つまり、
系統電圧Vに追従する無限大母線電圧V∞を生成し波長
計算を行う。この無限大母線電圧V∞は、系統電圧Vと
同一周期で完全に同期した理想的な振幅である交流電圧
である。
【0027】ここで、系統電圧Vに同期した理想的な無
限大母線電圧V∞は、以下のようにして求められる。ま
ず、理想的な振幅を実現するために、交流1周期を時間
軸方向に対し所定数、例えば200で分割し、200点
の瞬時値テーブルを作成しておく。つまり、360/2
00度(1.8度)毎の正弦波の瞬時値を事前に算出し
ておき、その瞬時値テーブルを用意する。
【0028】そして、一定時間毎に発生するハードウエ
ア割り込みInt∞に従って、瞬時値テーブルに記録さ
れた電圧瞬時値を逐次送出することにより、無限大母線
電圧V∞を生成する。この結果、振幅は理想的な正弦波
となる。厳密にはデジタル処理であるので階段波となる
が実用上は何ら問題ない。
【0029】一方、系統電圧Vとの同期はハードウエア
割り込み間隔Int∞を変更することにより実現する。
具体的には、まず、ハードウエアにより検出した系統電
圧Vのゼロクロス点の時間間隔より系統電圧Vの波長を
検出し、基本的には、この系統電圧Vの波長と無限大母
線電圧V∞の波長とが同一となるように、割り込み信号
Int∞の発生間隔を調整する。この場合、単に波長を
合わせただけでは位相差をゼロにすることができないの
で、系統電圧Vのゼロクロス点と無限大母線電圧V∞の
ゼロクロス点との時間差を検出し、その時間差を打ち消
すための補正を加え、割り込み信号Int∞の発生間隔
を算出する。
【0030】この位相差を打ち消すための補正は、フリ
ッカ測定においては無限大母線電圧V∞の周波数の急激
な変更は測定精度へ悪影響を及ぼすので、交流20波前
後の時間をかけて位相差をゼロにするように算出する。
【0031】以上の割り込み信号Int∞の発生間隔の
算出は、割り込み信号Int∞の1周期毎に行われる。
具体的には、無限大母線電圧V∞の上がり勾配または下
り勾配のゼロクロス点において行っている。なお、交流
周期の途中で、割り込み信号Int∞の発生間隔を変更
することはない。
【0032】すなわち、図3のステップS1は、無限大
母線電圧V∞の1周期当たり均等に200回発生する割
り込み信号Int∞をトリガーとして起動する。そし
て、系統電圧Vのゼロクロス点があったか否かを判定
し、ゼロクロス点が発生していないときは、次のステッ
プS2に進む。
【0033】一方、ゼロクロス点が発生していた場合
は、系統電圧Vの2回のゼロクロス点の間の時間差か
ら、系統電圧Vの波長を算出する。この場合、ゼロクロ
ス点の間の時間差が想定される間隔よりも極端に短い場
合には、ノイズによるものと判断しゼロクロス点がなか
ったものとして取り扱う。
【0034】そして、系統電圧Vのゼロクロス点と生成
した無限大母線電圧V∞のゼロクロス点との時間差から
系統電圧Vと無限大母線電圧V∞との位相差を算出す
る。これらの計算の結果、系統電圧Vのは長に位相差を
加味して算出した波長のちょうど200分の1の間隔で
割り込み信号Int∞が発生するように設定する。その
結果、割り込み信号Int∞に同期して発生する無限大
母線電圧V∞が系統電圧Vに追従するようになる。
【0035】次に、ステップS2において、系統電圧V
の瞬断があったか否かを判定する。系統電圧Vに瞬断が
あった場合には、想定外のゼロクロス点が多数発生する
ことになり、ステップS1における無限大母線電圧V∞
の算出処理に支障を来すことになるので、系統電圧Vを
監視し事前に設定した閾値よりも小さい瞬時値が連続し
て発生した場合には瞬断と判断し、処理停止フラグをセ
ットして以後の処理を停止する。その後、系統電圧Vの
瞬時値が事前に設定した閾値よりも大きくなった場合に
は、系統電圧Vが正常に復帰したと判断し、処理停止フ
ラグをリセットし処理を再開する。
【0036】次に、ステップS3に進み、出力波形瞬時
値計算を行う。これは、内部に予め用意された瞬時値テ
ーブルに正弦波1周期を200分割した瞬時値を記憶し
ておき、この瞬時値テーブルの値を割り込み信号Int
∞の割り込み毎に1つずつ順次出力することにより、無
限大母線電圧V∞を生成する。
【0037】そして、改善前電圧V1および改善後電圧
V2は、事前に設定した系統インピーダンスと負荷イン
ピーダンス、割り込み信号Int∞に同期してサンプリ
ングされた負荷電流I1および補償済み電流I2、上述
のようにして生成した無限大母線電圧V∞の5つの変数
より瞬時値演算により算出する。このようにして、改善
前電圧V1、改善後電圧V2、系統電圧Vの出力波形瞬
時値を得る。
【0038】次に、図4はフリッカ演算部13における
実効値演算部16の処理内容を示すフローチャートであ
る。図4において、実効値演算部16では、出力波形瞬
時値の半周期毎に瞬時値を2乗しその値を累積する。こ
れを所定の割り込み回数で割り、その値を実効値に換算
する(S1)。そして、実効値に換算したものと無限大
母線電圧V∞の実効値(基準実効値)との差を取り(S
2)、この値をΔVとしてFFT処理部17のテーブル
に渡す(S3)。
【0039】FFT処理部17では、図5に示すよう
に、FFT入力テーブルに実効値演算部16からのデー
タを収集する(S1)。そして、例えば1024点の時
系列に収集したデータのうち、虚数部を除いた512点
のデータに対して電圧変動の平均値の計算を行う(S
2)。次にFFT入力テーブルにあるデータをFFTス
ペクトル分解処理を行い、時間領域から周波数領域に変
換し周波数テーブルを作成する(S3)。
【0040】視感度フィルタ部18では、図6に示すよ
うに、FFT処理部17の出力データに対しフリッカの
視感度特性曲線より得られた周波数毎の係数(視感度フ
ィルタテーブル)を選択し、その係数を出力データに乗
算して、その積を累積した値をフリッカ値として出力す
る(S2)。なお、視感度フィルタテーブルでは、測定
対象の電源周波数(50Hz又は60Hz)に合わせた
視感度フィルタを選択することになる。
【0041】結果出力部19では、図7に示すように、
電圧変動の1分間の平均値を計算し(S1)、また、フ
リッカ値の1分間の平均値を求め(S2)、その結果を
表示記録部14へ伝送する(S3)。
【0042】このように、デジタル演算装置でフリッカ
測定装置を構成し、フリッカ測定装置には、等価測定演
算部12とフリッカ演算部13とを設ける。そして、等
価測定演算部12では、無効電力を発生する対象負荷の
電流変動を電圧変動に変換し、その電圧変動から系統電
圧に同期した理想的な正弦波を差し引き電圧変動の瞬時
値を求め、一方、フリッカ演算部13では、電圧変動の
瞬時値より実効値を算出し高速フーリエ変換を行い、時
間領域から周波数領域へ変換する。その変換された値の
ちらつき視感度曲線に応じた各周波数成分の重み係数を
掛け合わせ、それを積算して1分毎の平均値を求める。
【0043】従って、ACアンプに相当する機能は不要
となり、入出力の信号レベルの調整も不要となるので、
測定のための準備期間が短縮でき測定精度も向上する。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、測
定時の構成機器の点数が削減され測定準備が簡略化され
る。また、アナログ機器も削減されるので調整要素の減
少や信頼性の向上が見込まれる。さらに、データがデジ
タル化されているのでデータ処理が容易に可能なため、
データの管理や保存性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる系統電圧のフリッ
カ測定装置の全体構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる系統電圧のフリッ
カ測定装置のブロック構成図。
【図3】本発明の実施の形態における瞬時値演算部の処
理内容を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態における実効値演算部の処
理内容を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態におけるFFT処理部の処
理内容を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態における視感度フィルタ部
の処理内容を示すフローチャート。
【図7】本発明の実施の形態における結果出力部の処理
内容を示すフローチャート。
【図8】電流等価測定方式を用いた従来の系統電圧のフ
リッカ測定装置の構成図
【符号の説明】
1 系統 2 変圧器 3 アーク炉負荷 4 無効電力補償装置 5 等価測定ユニット 6 ACアンプ 7 フリッカメータ 8 記録計 9 データ処理装置 10 プリンタ 11 フリッカ測定装置 12 等価測定演算部 13 フリッカ演算部 14 表示記録部 15 瞬時値演算部 16 実効値演算部 17 FFT処理部 18 視感度フィルタ部 19 結果出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無効電圧を発生する対象負荷の電流変動
    を電圧変動に変換しその電圧変動から系統電圧に同期し
    た理想的な正弦波を差し引き電圧変動の瞬時値を求める
    等価測定演算部と、前記等価測定演算部で求めた電圧変
    動の瞬時値に基づいてフリッカ値を求めるフリッカ演算
    部とを備えたことを特徴とする系統電圧のフリッカ測定
    装置。
  2. 【請求項2】 フリッカ演算部は、電圧変動の瞬時値に
    より実効値を算出する実効値演算部と、高速フーリエ変
    換を行い時間領域から周波数領域へ変換するFFT処理
    部と、その変換された値のちらつき視感度曲線に応じた
    各周波数成分の重み係数を掛け合わせてフリッカ値を求
    める視感度フィルタ部と、前記フリッカ値の平均値を求
    める結果出力部とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の系統電圧のフリッカ測定装置。
JP23550297A 1997-08-18 1997-08-18 系統電圧のフリッカ測定装置 Pending JPH1164411A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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