JPH1163889A - オートマチック式エアスポーツガン - Google Patents

オートマチック式エアスポーツガン

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JPH1163889A
JPH1163889A JP9243358A JP24335897A JPH1163889A JP H1163889 A JPH1163889 A JP H1163889A JP 9243358 A JP9243358 A JP 9243358A JP 24335897 A JP24335897 A JP 24335897A JP H1163889 A JPH1163889 A JP H1163889A
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cylinder
bullet
valve
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Tetsuo Maeda
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Maruzen KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアガン上部のスライド或いはピストンブロ
ックを小型化すると共に、圧縮ガスの流出時間を流出の
開閉を行うバルブにより制御可能とする。 【解決手段】 切換バルブ34を握部C内に設け、圧縮
ガス供給の開閉を行う開閉バルブ29が開状態で切換バ
ルブ34のストッパ部37と係止して圧縮ガスをシリン
ダブロック14部へ供給するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、圧縮され供給
される空気、フロン、あるいは、二酸化炭素等の圧力流
体を利用してBB弾等の弾丸を発射するエアガンに関
し、詳細には、圧縮流体の圧力を利用し、BB弾等の弾
丸を勢いよく発射すると共に、発射後に弾丸の装填を自
動的に行う弾丸自動供給式のエアガンに係る。
【0002】
【従来の技術】 従来、空気、フロン、あるいは、二酸
化炭素等の圧縮ガスを使用するオートマチック式エアス
ポーツガンとしては、例えば、図27に表すエアスポー
ツガンが知られている。
【0003】以下に従来のエアガンである従来例1を説
明する。401はオートマチック式エアスポーツガン
(以下、エアガンという。)である。以下に、エアガン
401の動作を説明するが、弾丸Wがラバーチェンバー
408内に支持されており、弾丸W自身が発射されるま
で、バルブスプリング412の付勢力に抗して切換バル
ブ409をエアガン401後方へ常に移動させている状
態から説明する。先ず、弾丸Wを発射するべくトリガ4
02を引く。すると、ハンマー403が矢印方向に回動
され、バルブピン404を押圧する。バルブピン404
が押圧されたことでバルブ406が開状態となり蓄圧室
405に納められた圧縮ガスがバルブ406を通過しス
ライド407側に流入する。この時切換バルブ409
は、圧縮ガスがシリンダ413側へ流出しないようシリ
ンダ413側を閉塞している。スライド407側に流入
した圧縮ガスは、ラバーチェンバー408内の弾丸W側
に流入し、弾丸Wを押出し、アウターバレル410内を
通過させ銃口から勢いよく発射する。弾丸W発射後は、
ラバーチェンバ408に弾丸Wが無くなったので、切換
バルブ409が、バルブスプリング412の付勢力で銃
口(図示せず)側へ押し戻され、圧縮ガスが銃口(図示
せず)側へ流出するのを停止すると共に、シリンダ側を
開状態とする。従って、銃口側への流出を阻止された圧
縮ガスはシリンダ413内へ流入し、シリンダ413及
びスライド407をスライドスプリング414の付勢力
に抗してエアガン401後方に移動させハンマー403
の後倒を行い、更に銃口側へ戻る際にスライド407の
銃口側先端が弾倉411から供給される次弾を押し、ラ
バーチェンバ408へ装填し、次弾の発射準備を行う。
【0004】他方、従来のエアガンには、図28に基づ
き以下に説明するように第2従来例があった。501は
オートマチック式エアスポーツガン(以下、エアガンと
いう。)である。以下に、エアガン501の動作を説明
するが、弾丸Wが装填パッキング508内に支持されて
いる状態から説明する。この第2従来例では、切換バル
ブ509が第1従来例と異なり、装填パッキング508
に弾丸Wが装填された状態で、弾丸に押されることなく
通常状態で蓄圧室505に蓄えられた圧縮ガスを装填パ
ッキング509に装填された弾丸W側へ流出可能であ
り、シリンダ513側へは流出しない。そして、弾丸W
が発射された後、圧縮ガスが銃口(図示せず)側へ急速
に流出下場合には、その負圧により切換バルブ509が
銃口方向へ移動され、ピストンブロック507側を閉塞
すると共にシリンダ513側を開き、圧縮ガスがシリン
ダ513側へ流出するよう移動する。先ず、弾丸Wを発
射するためにトリガ502を引く。すると、ハンマー5
03が矢印方向に回動され、バルブロッド504を押圧
する。バルブロッド504が押圧されたことでバルブ5
06が開状態となり蓄圧室505に納められた圧縮ガス
がバルブ506を通過しピストンブロック507側に流
入する。ピストンブロック507内では、切換バルブ5
09がスプリング512の付勢力により装填パッキング
508側を開状態にし、切換バルブ509のエアガン5
01後方側端部がシリンダ513側を閉塞しているの
で、ピストンブロック507側に流入した圧縮ガスは、
装填パッキング508内の弾丸W側に流入し、弾丸Wを
押出しアウターバレル510内を通過させ銃口から勢い
よく発射する。弾丸W発射後は、装填パッキング508
に弾丸Wが無くなったので圧縮ガスが急速に装填パッキ
ング508側へ流れ、切換バルブ509は圧縮ガスの流
れにより生じた負圧によりバルブスプリング512の付
勢力に抗して銃口(図示せず)側へ押し戻され、圧縮ガ
スの銃口(図示せず)側への流出を停止する。従って、
銃口側への流出を阻止された圧縮ガスはピストンブロッ
ク507内へ流入し、ピストンブロック507をエアガ
ン501後方に移動させハンマー503の後倒を行い、
更に銃口側へ戻る際にピストンブロック507の銃口側
先端が弾倉511から供給される次弾を押し、装填パッ
キング508へ装填し、次弾の発射準備を行う。
【0005】上述のように、従来のオートマチック式エ
アスポーツガンは、圧縮ガスをエアガン上部に銃口側か
ら銃後端に亙り摺動可能に設置されるスライド内の銃口
側へ流出させるか或いは銃後端側へ流出させるかを切り
換えることで次弾を自動供給するが、圧縮ガスの流路を
切り換えるバルブは、エアガン上部で摺動可能なスライ
ド内に設置されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
のエアガンでは、流路を切り換える切換バルブが、第1
従来例ではスライド407、第2従来例ではピストンブ
ロック507の内部に摺動可能に設置されるので、スラ
イド407或いはピストンブロック507が大型化して
しまうという問題点を有した。
【0007】又、弾丸Wを発射する際には瞬時に作用す
る圧縮ガスのガス圧により弾丸Wが発射されるが、圧縮
ガスが弾丸W側へ流出する際、スライド407或いはピ
ストンブロック507内の比較的容積の大きい切換バル
ブ周囲にも圧縮ガスを充満させてしまうため、弾丸W発
射時に圧縮ガスの圧力低下をまねき弾丸の初速を低下さ
せてしまうという問題点を有した。
【0008】更に、第1の従来例では、弾丸Wがラバー
チェンバ408に保持されることで切換バルブ409を
銃後方へ保持しているが、ラバーチェンバ408の弾性
劣化、ラバーチェンバ408周囲の温度変化、或いは、
表面状態の劣化等により弾丸Wの保持位置が変化してし
まうと切換バルブ409の位置にも変化が生じ圧縮ガス
の流量が変化してしまい安定した圧縮ガス圧の供給が困
難になると共に、弾丸を発射するための圧縮ガスを供給
している時間の制御が困難となり、弾丸Wの初速度が不
安定になる或いは必要以上に圧縮ガスを消費してしまう
という問題点を有した。
【0009】更に又、初弾を装填する場合に、使用者が
手動によりスライド407を銃後方に引き更に銃口側へ
戻して行うが、スライドを銃口に戻す際、通常手を離し
てスプリング414の付勢力で戻すが、使用者が直ぐに
手を離さずスライド407をスライドスプリング414
の付勢力に抗して銃口方向へ戻してしまうと、スライド
スプリング414の付勢力が使用者の手により初弾に十
分に伝わらず、ラバーチェンバ408内の初弾の装填位
置がずれてしまう。同様に、スライドスプリング414
の付勢力に加えて、使用者が手でスライド407を銃口
側へ勢いよく移動してしまうと、弾丸が勢いよくラバー
チェンバ408内に送り込まれ初弾の装填位置がずれて
しまう。或いは、使用することにより圧縮ガスの充填量
が減少して圧縮ガスの圧力が下がってくることで弾丸の
装填位置がずれてしまう。このように、装填される都度
弾丸の装填位置がずれてしまい、前記同様、弾丸Wの保
持位置が変化してしまうと切換バルブ409の位置にも
変化が生じ圧縮ガスの流量が変化してしまい安定した圧
縮ガス圧の供給が困難になると共に、弾丸を発射するた
めの圧縮ガスを供給している時間の制御が困難となり、
弾丸Wの初速度が不安定になるという問題点を有した。
【0010】第2の従来例においても、ピストンブロッ
ク507内の切換バルブ509の摺動方向が、圧縮ガス
がバルブ506からピストンブロック507へ流入する
流路と略垂直に設置されるので、効率的に負圧を利用し
切換バルブ509を摺動させる形状の設定が困難である
という問題点を有し、従って、弾丸発射のために圧縮ガ
スを供給している時間の調節が困難であるという問題点
を有した。
【0011】又、第1,第2の従来例によると、圧縮ガ
スの流出時間を圧縮ガスの流出を開閉するバルブ40
6,506では決定できず、他の部材である切換バルブ
409,509が摺動しスライド407,ピストンブロ
ック507が摺動することで行っていたので、流出時間
の制御が容易ではなく必要以上の圧縮ガスを消費してし
まう、或いは、圧縮ガスの供給不足により充分な弾丸速
度を得られないという問題点を有した。
【0012】この発明は、圧縮ガスのガス圧を有効に利
用し、弾丸Wの初速を低下させることなく発射可能であ
り、且つ、エアガン上部のスライド或いはピストンブロ
ックを小型化すると共に、圧縮ガスの流出時間を流出の
開閉を行うバルブにより制御可能とすることを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】 そこでこの発明は、バ
レルの銃後端側に設けられ、装填される弾丸を保持可能
な装填パッキングと、装填パッキングより銃後端側下部
に位置し上部を開口され、弾丸を収納し収納された弾丸
を常に上方に付勢する弾倉と、装填パッキング側には中
空の装填筒が設けられ、銃後端側にはシリンダ部が設け
られ、装填筒は一端がシリンダ部側周面に開口され他端
が装填パッキング側へ開口される発弾通気孔を設けら
れ、且つ、シリンダ部側周面開口の装填パッキング側に
は切換バルブ押圧部が突設され、シリンダ部は銃後端側
を開口し装填筒側周面にブローバック通気孔を穿設され
てなり、弾倉上部の開口を開閉するよう摺動可能なシリ
ンダブロックと、シリンダ部に挿入されシリンダ部内を
摺動可能なピストンブロックと、銃身の下部後方に設置
され、圧縮ガスを収納可能であり上部には圧縮ガスを排
出する排出口を有する圧縮ガス気室と、装填筒周面の開
口に対向させて発弾給気口が設けられると共に、シリン
ダ部のブローバック通気孔に対向させてブローバック給
気口が設けられ、シリンダブロック下部、且つ、圧縮ガ
ス気室の排出口に接続され、圧縮ガス気室から圧縮ガス
を供給される切換バルブ気室と、切換バルブ気室側端部
に係止突起が設けられ、圧縮ガス気室の排出口に設置さ
れて排出口を常に閉状態とするよう付勢され、且つ、付
勢力に抗して切換バルブ側へ移動されることで開状態と
なり圧縮ガスを切換バルブ気室へ排出する開閉バルブ
と、切換バルブ気室内に設けられ、一端に発弾通気孔側
へ突出する突出部を設け、他端側に開閉バルブの係止突
起と係止可能なストッパ部を設け、圧縮ガスを発弾通気
孔へ供給するよう発弾給気口を開閉可能であり、ストッ
パ部が係止状態で発弾給気口を閉塞状態とする切換バル
ブとからなり、開閉バルブが開状態となることで開閉バ
ルブの係止突起とストッパ部とが係止されて開閉バルブ
の開状態が維持されると共に切換バルブが閉塞状態とな
り、切換バルブの閉塞状態時にシリンダブロックが摺動
して切換バルブ押圧部により切換バルブの突出部を押圧
されると、切換バルブが発弾給気口の閉塞を解除させる
と共に、係止突起とストッパ部との係止が解除され、開
閉バルブが閉状態となり圧縮ガスの供給を解除させるこ
とを特徴とするオートマチック式エアスポーツガン、
【0014】及び、スライド内にスライドに沿って設置
されるバレルと、バレルの銃後端側に設けられ、装填さ
れる弾丸を保持可能な装填パッキングと、装填パッキン
グより銃後端側下部に位置し上部を開口され、弾丸を収
納し収納された弾丸を常に上方に付勢する弾倉と、銃上
部に銃口から銃後端に亘り設けられバレルと平行に摺動
可能であり、常に銃口側に付勢されるスライドと、装填
パッキング側には中空の装填筒が設けられ、銃後端側に
はシリンダ部が設けられ、装填筒は一端がシリンダ部側
周面に開口され他端が装填パッキング側へ開口される発
弾通気孔が設けられ、且つ、シリンダ部側周面開口の装
填パッキング側には切換バルブ押圧部が突設され、シリ
ンダ部は銃後端側を開口し装填筒側周面にブローバック
通気孔を穿設されてなり、スライドと平行に弾倉上部の
開口を開閉するよう摺動可能なシリンダブロックと、ス
ライドの銃後端側でシリンダ部へ挿入可能に固設され、
スライドの摺動と共にシリンダ内を摺動可能なピストン
ブロックと、銃後端部に回動自在に取付けられ常に銃口
方向へ回転するよう付勢されるハンマーと、付勢力に抗
し銃後方へ回動したハンマーと係止し、ハンマーを固定
するシアーと、銃口側に付勢されるトリガと、一端をト
リガに連結されトリガの後方への移動に連動しハンマー
及びシアーの係止を解除させハンマーを回動させるトリ
ガバーと、銃身の下部後方に設置され、圧縮ガスを収納
可能であり上部には圧縮ガスを排出可能な排出口を有す
る圧縮ガス気室と、装填筒周面の開口に対向させて発弾
給気口が設けられると共に、シリンダ部のブローバック
通気孔に対向させてブローバック給気口が設けられ、シ
リンダブロック下部、且つ、圧縮ガス気室の排出口に接
続され、圧縮ガス気室から圧縮ガスを供給される切換バ
ルブ気室と、切換バルブ気室側端部に切換バルブ気室へ
突出可能な係止突起を設けられ、切換バルブ気室と反対
側にはハンマーに押圧されるバルブロッドが設けられ、
圧縮ガス気室の排出口に設置されて排出口を常に閉状態
とするよう付勢され、且つ、銃口側に回動したハンマー
によりバルブロッドを押圧されることで付勢力に抗し切
換バルブ側へ移動することで開状態となり圧縮ガスを切
換バルブ気室へ排出する開閉バルブと、切換バルブ気室
内に設けられ、発弾給気口を閉塞可能な閉塞部が設けら
れ、発弾給気口を閉塞するよう常に付勢され、閉塞部の
発弾通気孔側端には閉塞部が発弾給気口を閉塞した状態
で発弾通気孔側へ突出する突出部を設けられ、他端には
開閉バルブが開状態で開閉バルブの係止突起と係止可能
なストッパ部を設け、圧縮ガスを発弾通気孔へ供給する
よう発弾給気口を開閉可能であり、ストッパ部が係止状
態で発弾給気口を閉塞状態とする切換バルブとからな
り、スライド中間部にはスライドが銃後方へ最大に摺動
したときにシリンダブロックの装填筒先端が弾倉上部の
開口より銃後方側に位置可能にシリンダブロックと係止
する係止突起を設け、スライドが銃後方へ摺動した場合
に、ピストンブロック及びシリンダブロックも摺動さ
れ、ピストンブロックの銃後方側端がハンマーを押し付
勢力に抗し回動させシアーと係止させ、トリガを移動し
てシアーとハンマーとの係止が解除され開閉バルブが開
状態となることで開閉バルブの係止突起とストッパ部と
が係止されて開閉バルブの開状態が維持されると共に切
り換えバルブが閉塞状態となり、切換バルブの閉塞状態
時にシリンダブロックが摺動して切換バルブ押圧部によ
り切換バルブの突出部が押圧されると、切換バルブが発
弾給気口の閉塞を解除させると共に、係止突起とストッ
パ部との係止を解除させ開閉バルブが閉状態となり圧縮
ガスの供給を解除させることを特徴とするオートマチッ
ク式エアスポーツガン、を提供することにより上述の課
題を解決する。
【0015】次いで、第1の実施の形態の作用を以下に
説明する。尚、初期状態は、弾丸を装填パッキングへ未
装填であり、圧縮ガス気室には圧縮ガスが充満してお
り、開閉バルブは閉状態であり、切換バルブは発弾給気
口を未閉塞状態である。圧縮ガス気室には圧縮ガスが充
満している。スライドを銃口側から銃後端側へ引く。す
るとスライドは付勢力に抗し後方へ移動され始める。ス
ライドの銃後端側に固定されるピストンブロックもスラ
イドと共に移動される。スライドが移動されスライド中
間部の係止突起がシリンダブロックと係止するとシリン
ダブロックも銃後方へ移動される。やがて、ピストンブ
ロックの銃後方側端がハンマに当接し、更にハンマーを
付勢力に抗し回動し、ハンマーとシアーとを係止させ
る。一方、シリンダブロックの装填筒先端が弾倉上部の
開口より銃後方側に移動しているので、弾倉に収納され
た弾丸が弾倉上部の開口に位置している。次いで、スラ
イドの銃後方側への移動を終了すると、スライドは付勢
力で銃口側へ戻る。この時、ピストンブロックもスライ
ドと共に移動するので、ピストンブロックが内部に収納
されるシリンダブロックも銃口側へ移動され、装填筒先
端が弾倉内の最上部の弾丸を銃口方向へ移動し、弾丸が
装填パッキングへ装填される。
【0016】第1の弾丸の装填が終わり、使用者がトリ
ガを引く。すると、トリガバーが連動され、ハンマー及
びシアーの係止が解除され、ハンマーが銃口側へ回動
し、バルブロッドを押圧する。バルブロッドが押圧さ
れ、開閉バルブが開状態となり、圧縮ガス気室内の圧縮
ガスは開閉バルブを経由し切換バルブ気室へ流入する。
この時、切換バルブの閉塞部が発弾給気口を閉塞してい
ないので、圧縮ガスは瞬時に発弾給気口から発弾通気孔
を経由し装填パッキングに至り、そのガス圧で装填され
た弾丸を押圧してバレル内を移動させ銃口から外部へ発
射させる。同時に、圧縮ガスはブローバック給気口を経
由してブローバック通気孔へ供給される。そして、その
瞬間、開閉バルブが開状態となったので切換バルブの閉
塞部が発弾供給口を閉塞し開閉バルブの係止部と切換バ
ルブのストッパ部とが係止される。すると、圧縮ガスの
発弾通気孔への供給は停止される。すると、圧縮ガス
は、ブローバック通気孔へのみ供給され、ブローバック
通気孔へ供給された圧縮ガスがそのガス圧でシリンダ部
内を膨張させピストンを銃後方へ移動させピストンが固
定されるスライドも銃後方へ移動させる。スライドが銃
後方へ移動されると、やがてスライド中間部の係止突起
がシリンダブロックと係止するとシリンダブロックも銃
後方へ移動される。シリンダブロックが銃後方へ移動さ
れる課程で、装填筒の切換バルブ押圧部が切換バルブの
突出部を押圧し、切換バルブは付勢力に抗して発弾給気
口の閉塞を解除する方向へ移動され、閉塞を解除する。
すると、切換バルブのストッパ部と開閉バルブの係止突
起との係止が解除され、開閉バルブが閉状態となり圧縮
ガスの供給を停止する。一方、ピストンブロックは、銃
後方側端がハンマーに当接し、更にハンマーを付勢力に
抗し回動し、ハンマーとシアーとを係止させる。又、シ
リンダブロックの装填筒先端が弾倉上部の開口より銃後
方側に移動しているので、弾倉に収納された第2の弾丸
が弾倉上部の開口に位置している。この状態でシリンダ
ブロック内への圧縮ガスの供給は停止されているので、
スライドの銃後方側への移動が終了し、スライドは付勢
力で銃口側へ戻る。この時、ピストンブロックもスライ
ドと共に移動するので、シリンダブロックも銃口側へ移
動され、装填筒先端が弾倉内の第2の弾丸を銃口方向へ
移動させ、弾丸を装填パッキングへ装填させる。
【0017】第2の弾丸の装填が終わり使用者がトリガ
を引く。すると、トリガバーが連動され、ハンマー及び
シアーの係止が解除され、ハンマーが銃口側へ回動し、
バルブロッドを押圧する。バルブロッドが押圧され、開
閉バルブが開状態となり、圧縮ガス気室内の圧縮ガスは
開閉バルブを経由し切換バルブ気室へ流入する。この
時、切換バルブの閉塞部が発弾給気口を閉塞していない
ので、圧縮ガスは瞬時に発弾給気口から発弾通気孔を経
由し装填パッキングに至り、そのガス圧で装填された弾
丸を押圧してバレル内を移動させ銃口から外部へ発射さ
せる。スライド、シリンダブロック、及び、ピストンブ
ロックの銃口側への移動過程では、装填筒先端がチャン
バー内に供給された弾丸を押し、銃口側への摺動終了時
には、第2の弾丸が装填バルブ内に装填されている。そ
して第2の弾丸を発射するためにトリガを引き、第2の
弾丸を発射する。以後、上述の動作を繰返し、次々に弾
丸を発射可能である。
【0018】又、トリガを引いた状態を維持しておく
と、ハンマーとシアーとが係止せずハンマーが固定され
ないので、弾丸の装填発射を繰り返すことが可能となり
連写可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下に本発明の実施の形態を説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態を表す断面説
明図であり、図2乃至図9は同作動説明図であり、図1
0は同実施の形態の部分拡大説明図であり、図11は第
2の実施の形態を表す断面説明図であり、図12乃至図
17は同作動説明図であり、図18は第3の実施の形態
を表す断面説明図であり、図19乃至図21は同作動説
明図であり、図22は第4の実施の形態を表す断面説明
図であり、図23乃至図25は同作動説明図であり、図
26は第1の実施の形態の一部拡大説明図である。
【0020】1は、本発明の第1の実施の形態であるオ
ートマチック式エアスポーツガンである。以下、オート
マチック式エアスポーツガンをエアスポーツガンとい
う。エアスポーツガン1は、上部に銃後端A方向(以
下、A方向という。)へ摺動可能なスライドを有し、ス
ライドをA方向へ摺動させ再び初期位置へ戻り発射準備
を完了し、トリガを引くことで弾丸を銃口Bから発射可
能である。
【0021】2は、弾丸Wを収納する弾倉である。弾倉
2は、握部C内に着脱可能に収納され、マガジンスプリ
ング3により、弾丸Wを上方に付勢する。4は、チャン
バーである。チャンバー4は、エアスポーツガン1の銃
身内に設置され、収納された弾倉2の上端が開口する。
5は、バレルである。バレル5はチャンバー4から銃口
Bにかけて設置される。6は、アウターバレルである。
アウターバレル6は、筒状からなりアウターバレル6内
にバレル5を挿入される。7は、バレル固定部である。
バレル固定部7はエアスポーツガン1本体に固定され、
銃口B側に開口する筒状からなり、開口と対向する面に
は弾丸Wより僅かに径大に孔7aが穿設される。そし
て、開口にバレル5及びアウターバレル6を挿入され
る。
【0022】8は、装填パッキングである。装填パッキ
ング8は、中空の円筒形状からなり、中空部の一端がバ
レル5の中空部と一致すると共に他端がバレル固定部7
の孔7aと一致するようバレル5のチャンバー4側端部
とバレル固定部の孔7aとの間に載置され、中空部は弾
倉2から供給される弾丸Wを装填され保持可能であり、
弾力のある硬質ゴム体からなる。装填パッキング8はこ
の実施の形態では硬質のゴム体からなるが、所望の硬度
を有する樹脂から構成してもよく、あるいは、外側を金
属あるいは樹脂から構成し、弾丸Wが装填される中空部
内壁を硬質ゴムから構成してもよい。
【0023】9は、スライドである。スライド9は、銃
身上に銃口B側から銃後端に亘りバレルと平行に載置さ
れ、バレル5に沿って摺動可能であり、アウターバレル
6に挿通されその一端をバレル固定部7に支持されるス
ライドスプリング10により摺動時には常に銃口B側に
付勢される。又、スライド9中間部のチャンバー4上部
には下方に突出する係止突起11を有する。12は、ピ
ストンブロックである。ピストンブロック12は、円筒
形状でありスライド9の銃後端側にスライド9内に設け
られ、スライド9と共に摺動される。更に、ピストンブ
ロック12の銃後端側下部には、ハンマー当接部13が
設けられ、ハンマー当接部13は摺動時に後述するハン
マー41と当接しハンマー41を回動可能である。
【0024】14は、シリンダブロックである。シリン
ダブロック14には、シリンダブロック14の銃口B側
に銃口B側を開口する中空円筒形状からなる装填筒15
が形成される。そして、装填筒15とは反対側に、即
ち、シリンダブロック14の銃後端A側には、装填筒1
5と一体的に構成され装填筒15より径大であり銃後端
A側を開口する中空円筒形状のシリンダ部16が形成さ
れる。このシリンダ部16の中空部20には、ピストン
ブロック12が挿入される。装填筒15の中空部は発弾
通気孔17を構成する。発弾通気孔17は、銃口B側が
装填パッキング8側に開口され、シリンダ部16側端は
周面下方に開口される。更に、装填筒15には、発弾通
気孔17のシリンダ部16側開口の装填パッキング8側
に下方へ突設する切換バルブ押圧部18を設ける。シリ
ンダ部16の装填筒15側周面下方には、シリンダ部1
6の中空部20と外部とを連絡させるブローバック通気
孔19が穿設される。このように構成されるシリンダブ
ロック14は、ピストンブロック12及び装填パッキン
グ8間に載置され、装填パッキング8側へ最も移動した
状態で、装填筒15の銃口B側側端部がバレル固定部7
の孔7aを貫通し装填パッキング8内にやや挿入された
状態となるよう載置される。このように載置されること
で、スライド9が銃後端A側へ移動した時に、シリンダ
ブロック14もスライド9の係止突起11により銃後端
A方向へ移動され、装填筒15の装填パッキング8側先
端が弾倉2上部開口より銃後端A側へ移動し、更に銃口
B方向へ移動する行程でチャンバー4内に位置する弾倉
2上部開口から弾丸Wを装填パッキング8内へ装填可能
となる。
【0025】21は、圧縮ガス気室であり、22は圧縮
ガス収容部である。圧縮ガス気室21は握部Cに設けら
れ、圧縮ガス収容部22は握部C内、且つ、圧縮ガス気
室21下部に設けられる。そして、圧縮ガス気室21及
び圧縮ガス収容部22は通気孔23により接続されると
共に、通気孔23には逆止弁24が設けられ、逆止弁2
4は、圧縮ガス収容部22に収容されたガスボンベ等
(図示せず)の圧縮ガスを圧縮ガス気室21側へは供給
するが、圧縮ガス気室21から圧縮ガス収容部22へは
圧縮ガスを供給しない。圧縮ガス気室21の上部には、
排出口である排気口25が設けられ、圧縮ガス気室21
内の圧縮ガスを排出可能である。
【0026】26は、切換バルブ気室である。切換バル
ブ気室26は、握部C内で圧縮ガス気室21の銃口B側
に隣接され圧縮ガス気室21の排気口25と連通され、
且つ、シリンダブロック14下部に位置するよう設けら
れる。そして、切換バルブ気室26の上方には、発弾通
気孔17の装填筒15周面の開口に対向するよう発弾給
気口27が設けられると共に、ブローバック通気孔19
と対向するようブローバック給気口28が設けられる。
そして、圧縮ガス気室21から供給される圧縮ガスを発
弾給気口27及びブローバック給気口28からシリンダ
ブロック14へ供給可能である。発弾給気口17は、後
述する切換バルブ34により閉塞されることで発弾通気
孔18へ圧縮ガスを供給しないよう、切換バルブ34と
の閉塞状態をよくするため比較的軟質な合成樹脂で形成
するが、特に気密な閉塞状態を必要とするのであれば、
切換バルブ34と発弾給気口27との当接部をより滑ら
かにする、或いは、夫々の素材を考慮し、互いにより軟
質なゴム材を使用する等変更することで目的を達せら
れ、必要とする条件を満たす素材或いは仕上げにすれば
よい。又、特に気密にする必要がないのであれば、硬質
の合成樹脂等で形成することで必要以上にコストがかか
らない。
【0027】29は、開閉バルブである。開閉バルブ2
9は、圧縮ガス気室21の排気口25に設置され、中間
部が排気口25を閉塞可能な開閉バルブ本体30であ
る。開閉バルブ本体30の切換バルブ気室26側には、
先端が突起した係止突起31が延設され、他端には後述
するハンマー41により押圧されるバルブロッド32が
延設される。そして、開閉バルブ29は、バルブスプリ
ング33により排気口25をつねに閉状態としており、
バルブロッド32が押圧されることで切り換えバルブ気
室26方向へ摺動され、排気口25を開状態として圧縮
ガス気室21内の圧縮ガスを切換バルブ気室26へ供給
可能にする。
【0028】34は、切換バルブである。切換バルブ3
4は、切換バルブ気室26内でシリンダブロック14方
向へ摺動可能に切換バルブ気室26内に設けられ、その
先端に突設する突出部35が摺動時には発弾給気口27
からチャンバー4側へ突出可能に設けられる。突出部3
5の下部には突出部35より径大であり発弾給気口27
を切換バルブ気室26内側から閉塞可能な閉塞部36が
設けられる。更に、閉塞部36の下部には、切換バルブ
気室26方向へ移動した開状態の開閉バルブ29の係止
突起31が係止可能なストッパ部37が設けられる。3
8はスプリングである。スプリング38は、ストッパ部
37下面と切換バルブ気室26の底壁との間に設けら
れ、切換バルブ34を常にシリンダブロック14方向へ
押圧している。そして、ストッパ部37は、係止突起3
1が挿入可能な孔39を穿設され、孔39周囲の閉塞部
36と反対側には、開閉バルブ29が閉状態では開閉バ
ルブ29の係止突起31と係止せず、且つ、開閉バルブ
29が開状態で係止突起31と係止するストッパ突起4
0が設けられる。
【0029】41は、ハンマーである。ハンマー41
は、銃後端部に軸部42を中心に回動自在に取付けら
れ、常に銃口B方向にハンマースプリング43により付
勢される。更に、ハンマー41は、軸部42に、後述す
るシアー45と係止可能に切欠されたシアー係止部44
を有し、通常状態ではバルブロッド32を押圧しない位
置で係止され、軸部42を中心に銃後端A方向へ回動さ
れた状態ではハンマースプリング43により銃口B方向
へ強く付勢された状態でシアー45と係止され、シアー
45との係止が解除された状態ではバルブロッド32を
押圧可能である。
【0030】45は、シアーである。シアー45は、シ
アー軸46を中心に回動自在であり、ハンマー41のシ
アー係止部44と係止する爪部47と、後述するトリガ
バー52により押圧され付勢力に抗して回動する押圧部
48とからなり、爪部47がハンマー41のシアー係止
部44に係止することで、ハンマー41の回動状態を保
持する。
【0031】49は、トリガ部である。トリガ部49は
軸50を中心に回動自在であるトリガ51、及び、一方
をトリガ51上部に接続され、他方はシアー45の押圧
部48に設置され、軸50を中心とするトリガ51の回
動を直線移動に変換するトリガバー52とからなる。ト
リガ部49は、使用者が握部Cを握りトリガ51を後方
へ引くことで回動され、接続するトリガバー52も摺動
されトリガバー52のプッシュ部53がシアー45の押
圧部48を銃口B方向へ押圧しシアー45を回動させ
る。
【0032】第1の実施の形態は以上の様に構成する
が、圧縮ガス気室21,圧縮ガス収容部22,切換バル
ブ気室26,開閉バルブ29,切換バルブ34を弾倉2
と一体的に設け、握部C内へ挿入するよう構成してもよ
い。そしてこの場合にも、握部C内に挿入された状態で
の切換バルブ34の位置が、発弾給気口27,ブローバ
ック給気口28に位置するように挿入後固定されるよう
構成する。
【0033】次に、この実施の形態の動作を図面に基づ
き説明する。エアスポーツガン1の初期状態は、図1に
表す状態であり、エアスポーツガン1を作動させる動力
源となる圧縮ガスは、既に圧縮ガス収容部22に収容さ
れ、圧縮ガス気室21内に充填されている状態であり、
開閉バルブ29はバルブスプリング33により付勢され
排気口25を閉塞した閉状態で圧縮ガスが切換バルブ気
室26へ供給されていない状態である。又、切換バルブ
34は、開閉バルブ29が排気口25を閉塞状態なの
で、切換バルブ気室26の発弾給気口27を開状態であ
る。
【0034】第1の弾丸Wを装填するために使用者はス
ライド9をA方向へ摺動する。すると、スライド9が図
1に表す状態からスライドスプリング10の付勢力に抗
しA方向へ移動され、固定されるピストンブロック12
も移動する。やがてスライド9の係止突起11がシリン
ダ部16の銃口B側上部に当接し、シリンダブロック1
4もA方向へ移動される。更に、移動が進むと、シリン
ダブロック14がチャンバー4内の弾倉2上部の開口よ
りA方向へ移動し、弾倉2から第1の弾丸Wがチャンバ
ー4内に供給される。又、ピストンブロック12後端の
ハンマー当接部13がハンマー41に当接し、ハンマー
41を軸部42を中心にA方向へ回動させる。更にスラ
イド9の移動が進み、やがて移動を終了すると図2に表
す状態となる。図2に表す状態では、ハンマー41のシ
アー係止部44はシアー45の爪部47と係止される。
従って、ハンマー41はハンマースプリング43の付勢
力に抗してA方向に回動した状態を保持される。この時
圧縮ガスは圧縮ガス気室21から切換バルブ気室26へ
は供給されていない。スライド9がA方向への移動を終
了したので、使用者がスライド9を離す。すると、スラ
イド9は、スライドスプリング10の付勢力により元の
位置へ戻る。そして、その過程で第1の弾丸Wのみが装
填筒15の銃口B側端部に押され、装填パッキング8内
に装填され保持され、次弾Wが弾倉2の上部へ移動す
る。この時、次弾Wは装填筒15の下部に位置してい
る。この状態が図3に表す状態である。
【0035】図3の状態では、第1の弾丸Wが装填さ
れ、ハンマー41がシアー45と係止され、A方向へ回
動した状態で保持されている。第1の弾丸Wが装填され
たので、図3の状態から使用者はトリガ51をA方向へ
引く。すると、図4の状態となり、軸50を中心にトリ
ガ51がA方向に回動し、接続するトリガバー52が銃
口B方向へ移動し、プッシュ部53がシアー45の押圧
部48を押し、シアー45が軸46を中心に銃口B方向
へ回動され、爪部47がハンマー41のシアー係止部4
4からはずれ係止が解除される。すると、ハンマー41
がハンマースプリング43の付勢力により銃口B方向へ
回動する。そして、ハンマー41は、開閉バルブ29の
バルブロッド32を押し、開閉バルブ29は移動され、
バルブ本体30が排気口25を開状態とする。すると、
それまで圧縮ガス収納部21に充満していた圧縮ガスが
排気口25から流出し、開閉バルブ29を経由して切換
バルブ気室26へ流出する。そして、圧縮ガスは、切換
バルブ気室26の発弾給気口27から発弾通気孔17へ
そのガス圧により勢いよく流出し、装填された第1の弾
丸を発射する。同時に圧縮ガスは、ブローバック給気口
28からブローバック通気孔19を経由してシリンダブ
ロック14の中空部20へも流出される。しかし、中空
部20の容積は比較的少量なので、この瞬間に大量の圧
縮ガスが中空部20へ流出することはなく、圧縮ガスの
ガス圧が弾丸Wの発射に影響するほど低下する虞はな
い。
【0036】一方、圧縮ガスを発弾給気口27及びブロ
ーバック給気口28から流出した直後、開閉バルブ29
では、切換バルブ34の孔39内を移動した係止突起3
1がストッパ突起40を乗り越える。すると、図5に表
す通り、スプリング38の付勢力に抗し切換バルブ34
がシリンダブロック14側へ移動するのを阻止していた
ストッパ突起40が係止突起31からはずれ、係止突起
31とストッパ突起40とが係止するので、切換バルブ
34はスプリング38の付勢力によりシリンダブロック
14側へ移動し、閉塞部36が発弾給気口27を閉塞状
態とする。そして、切換バルブ34の突出部35はシリ
ンダブロック14側へ突出し、切換バルブ押圧部18の
銃後端A側に位置する。同時に、開閉バルブ29では、
係止突起31がストッパ突起40と係止することで、排
気口25を開状態のまま保持するので、圧縮ガスは圧縮
ガス気室21から供給され続ける。次いで、図6に表す
状態となるまでは、圧縮ガスが供給され続け、シリンダ
部16の中空部20内の容積を増加させ内挿されたピス
トンブロック12を押圧する。この時、シリンダブロッ
ク14の切換バルブ押圧部18が発弾給気口27の銃口
B側壁に規制され、シリンダブロック14の銃口B側へ
の移動は規制されるので、シリンダブロック14は移動
せず押圧されたピストンブロック12が銃後端A側へ移
動される。従って、ピストンブロック12を固定してい
るスライド9もA方向へ移動される。そして図6に表す
ように、やがて、移動されたシリンダ9の係止突起11
がシリンダ部16の銃口B側上部に当接する。同時に、
ピストンブロック12のハンマー当接部13もハンマー
41に当接し、ハンマー41をA方向へ回動している。
【0037】図6に表す状態では、中空部20の容積は
ピストンブロック12が既に最後端に移動してしまった
ので、圧縮ガスが中空部20へは流入できない。しか
し、シリンダブロック14は、スライド9がA方向へ移
動する際の慣性により、スライド9及びピストン12と
共にA方向へ移動される。
【0038】図6の状態から若干A方向へ移動した状態
が図7の状態である。図7の状態になると、シリンダブ
ロック14の切換バルブ押圧部18が切換バルブ34の
突出部35を押圧し、押圧された切換バルブ34は、ス
プリング38の付勢力に抗し下方へ移動される。する
と、ストッパ部37のストッパ突起40が開閉バルブ2
9の係止突起31からはずれ係止が解除される。開閉バ
ルブ29は、係止が解除されたので、バルブスプリング
33の付勢力によりA方向へ移動し図8の状態となる。
同時に、ピストンブロック12では、ハンマー当接部1
3がハンマー41を押圧して付勢力に抗し回動させる。
【0039】図8の状態は、スライド9のA方向への移
動が更に進み最もA方向(最後方)へ移動した状態であ
り、図7の状態から図8の状態へ移行する課程で、開閉
バルブ29がバルブスプリング33の付勢力によりA方
向へ移動され排気口25を閉塞し、圧縮ガス気室21か
ら圧縮ガスを流出しない状態となる。同時に、係止突起
31がストッパ突起40と当接して切換バルブ34を付
勢力に抗し下方へ移動した状態を維持させるので、切換
バルブ34が初期状態に戻っている。そして、図8の状
態で、ハンマー41は、ピストンブロック12が更にA
方向へ移動したのでシアー45の爪部47とシアー係止
部44とが係止し付勢力に抗し回動した状態を維持され
る。更に、装填筒15が弾倉2の開口よりA方向に位置
し、図7の状態までは装填筒15の下部に当接していた
次弾Wが上方に移動し装填筒15の銃口B側に位置す
る。又、ブローバック通気孔19が、移動によりブロー
バック給気口28と対向せず外部へ解放されるので、シ
リンダ部16の中空部20内に供給された圧縮ガスは外
部へ放出され、中空部内の圧力は外部圧力と同圧とな
る。
【0040】次いで、図9の状態へ移行する。図9の状
態は、スライド9、ピストンブロック12、及び、シリ
ンダブロック14が最後方に移動した図8の状態でA方
向への移動が終了され、スライドスプリング10の付勢
力により再び銃口B方向へ移動した状態である。スライ
ド9が銃口B方向へ移動するのでピストンブロック12
も同方向へ移動する。すると、ピストンブロック12が
シリンダ部16の中空部20の容積を縮小し、ついには
最小としてシリンダブロック14を銃口B方向へ移動さ
せる。シリンダブロック14の装填筒15は、図8の状
態から図9の状態への移行課程で先端に位置する次弾W
を銃口B方向へ移動させ、図9の状態で装填パッキン8
へ装填させる。図9の状態は、図3の状態と同状態であ
り、使用者が再びトリガー51をA方向へ引くことで、
次弾Wを発射し図4乃至図9間での行程を繰り返し、そ
の次の弾Wを装填する。尚、この実施の形態では、使用
者がトリガー51をA方向へ引いた状態を維持しておい
ても、トリガバー52はスライド9が銃後端A方向へ移
動してスライド9の銃後端A側下部の傾斜部分により押
圧されシアー45との係止を解除されるが、シアー45
との係止を解除しないよう構成することで、ハンマー4
1がシアー45と係止することなく図4乃至図9の行程
を終了後直ちに弾丸Wを発射可能して連射するよう構成
することも可能である。
【0041】次いで、第2の実施の形態を説明する。図
11は第2の実施の形態を表す断面説明図であり、図1
1に表すように、第2の実施の形態の構成では、切換バ
ルブを付勢するスプリングが無く、切換バルブは切換バ
ルブ気室内で自由に摺動可能に構成される。他の構成は
第1の実施の形態同様である。即ち、101は、本発明
の第2の実施の形態であるエアスポーツガンである。エ
アスポーツガン101は、A方向へ摺動可能なスライド
を有し、スライドをA方向へ摺動させ再び初期位置へ戻
り発射準備を完了し、トリガを引くことで弾丸を銃口B
から発射可能である。
【0042】102は、弾丸Wを収納する弾倉である。
弾倉102は、握部C内に着脱可能に収納され、マガジ
ンスプリング103により、弾丸Wを上方に付勢する。
103は、マガジンスプリングである。マガジンスプリ
ング103は、第1の実施の形態と同様に構成される。
104は、チャンバーである。チャンバー104は、エ
アスポーツガン101の銃身内に設置され、収納された
弾倉102の上端が開口する。105は、バレルであ
る。バレル105はチャンバー104から銃口Bにかけ
て設置される。106は、アウターバレルである。アウ
ターバレル106は、筒状からなりアウターバレル10
6内にバレル105を挿入される。107は、バレル固
定部である。バレル固定部107はエアスポーツガン1
01本体に固定され、銃口B側に開口する筒状からな
り、開口と対向する面には弾丸Wより僅かに径大に孔1
07aが穿設される。そして、開口にバレル105及び
アウターバレル106を挿入される。
【0043】108は、装填パッキングである。装填パ
ッキング108は、中空の円筒形状からなり、中空部の
一端がバレル105の中空部と一致すると共に他端がバ
レル固定部107の孔107aと一致するようバレル1
05のチャンバー104側端部とバレル固定部の孔10
7aとの間に載置され、中空部は弾倉102から供給さ
れる弾丸Wを装填され保持可能であり、弾力のある硬質
ゴム体からなる。装填パッキング108はこの実施の形
態では硬質のゴム体からなるが、所望の硬度を有する樹
脂から構成してもよく、あるいは、外側を金属あるいは
樹脂から構成し、弾丸Wが装填される中空部内壁を硬質
ゴムから構成してもよい。
【0044】109は、スライドである。スライド10
9は、銃身上に銃口B側から銃後端に亘りバレル105
と平行に載置され、バレル105に沿って摺動可能であ
り、アウターバレル106に挿通されその一端をバレル
固定部107に支持されるスライドスプリング110に
より摺動時には常に銃口B側に付勢される。又、スライ
ド109中間部のチャンバー104上部には下方に突出
する係止突起111を有する。
【0045】112は、ピストンブロックである。ピス
トンブロック112は、円筒形状でありスライド109
の銃後端側にスライド109内に設けられ、スライド1
09と共に摺動される。更に、ピストンブロック112
の銃後端側下部には、ハンマー当接部113が設けら
れ、ハンマー当接部113は摺動時に後述するハンマー
141と当接しハンマー141を回動可能である。
【0046】114は、シリンダブロックである。シリ
ンダブロック114には、シリンダブロック114の銃
口B側に銃口B側を開口する中空円筒形状からなる装填
筒115が形成される。そして、装填筒115とは反対
側に、即ち、シリンダブロック114の銃後端A側に
は、装填筒115と一体的に構成され装填筒115より
径大であり銃後端A側を開口する中空円筒形状のシリン
ダ部116が形成される。このシリンダ部116の中空
部120には、ピストンブロック112が挿入される。
装填筒115の中空部は発弾通気孔117を構成する。
発弾通気孔117は、銃口B側が装填パッキング108
側に開口され、シリンダ部116側端は周面下方に開口
される。更に、装填筒115には、発弾通気孔117の
シリンダ部116側開口の装填パッキング108側に下
方へ突設する切換バルブ押圧部118を設ける。シリン
ダ部116の装填筒115側周面下方には、シリンダ部
116の中空部120と外部とを連絡させるブローバッ
ク通気孔119が穿設される。このように構成されるシ
リンダブロック114は、ピストンブロック112及び
装填パッキング108間に載置され、装填パッキング1
08側へ最も移動した状態で、装填筒115の銃口B側
端部がバレル固定部107の孔107aを貫通し装填パ
ッキング108内にやや挿入された状態となるよう載置
される。このように載置されることで、スライド109
が銃後端A側へ移動した時に、シリンダブロック114
もスライド109の係止突起111により銃後端A方向
へ移動され、装填筒115の装填パッキング108側先
端が弾倉102上部開口より銃後端A側へ移動し、更に
銃口B方向へ移動する行程でチャンバー104内に位置
する弾倉102上部開口から弾丸Wを装填パッキング1
08内へ装填可能となる。
【0047】121は、圧縮ガス気室であり、122は
圧縮ガス収容部である。圧縮ガス気室121は握部Cに
設けられ、圧縮ガス収容部122は握部C内、且つ、圧
縮ガス気室121下部に設けられる。そして、圧縮ガス
気室121及び圧縮ガス収容部122は通気孔123に
より接続されると共に、通気孔123には逆止弁124
が設けられ、逆止弁124は、圧縮ガス収容部122に
収容されたガスボンベ等(図示せず)の圧縮ガスを圧縮
ガス気室121側へは供給するが、圧縮ガス気室121
から圧縮ガス収容部122へは圧縮ガスを供給しない。
圧縮ガス気室121の上部には、排出口である排気口1
25が設けられ、圧縮ガス気室121内の圧縮ガスを排
出可能である。
【0048】126は、切換バルブ気室である。切換バ
ルブ気室126は、握部C内で圧縮ガス気室121の銃
口B側に隣接され圧縮ガス気室121の排気口125と
連通され、且つ、シリンダブロック114下部に位置す
るよう設けられる。そして、切換バルブ気室126の上
方には、発弾通気孔117の装填筒115周面の開口に
対向するよう発弾給気口127が設けられると共に、ブ
ローバック通気孔119と対向するようブローバック給
気口128が設けられる。そして、圧縮ガス気室121
から供給される圧縮ガスを発弾給気口127及びブロー
バック給気口128からシリンダブロック114へ供給
可能である。発弾給気口127は、後述する切換バルブ
134により閉塞されることで発弾通気孔117へ圧縮
ガスを供給しないよう、切換バルブ134との閉塞状態
をよくするため比較的軟質な合成樹脂で形成するが、特
に気密な閉塞状態を必要とするのであれば、切換バルブ
134と発弾給気口127との当接部をより滑らかにす
る、或いは、夫々の素材を考慮し、互いにより軟質なゴ
ム材を使用する等変更することで目的を達せられ、必要
とする条件を満たす素材或いは仕上げにすればよい。
又、特に気密にする必要がないのであれば、硬質の合成
樹脂等で形成することで必要以上にコストがかからな
い。
【0049】129は、開閉バルブである。開閉バルブ
129は、圧縮ガス気室121の排気口125に設置さ
れ、中間部が排気口125を閉塞可能な開閉バルブ本体
130である。開閉バルブ本体130の切換バルブ気室
126側には、先端が突起した係止突起131が延設さ
れ、他端には後述するハンマー41により押圧されるバ
ルブロッド132が延設される。そして、開閉バルブ1
29は、バルブスプリング133により排気口125を
つねに閉状態としており、バルブロッド132が押圧さ
れることで切り換えバルブ気室126方向へ摺動され、
排気口125を開状態として圧縮ガス気室121内の圧
縮ガスを切換バルブ気室126へ供給可能にする。
【0050】134は、切換バルブである。切換バルブ
134は、切換バルブ気室126内でシリンダブロック
114方向へ摺動可能に切換バルブ気室126内に設け
られ、その先端に突設する突出部135が摺動時には発
弾給気口127からチャンバー104側へ突出可能に設
けられる。突出部135の下部には突出部127より径
大であり発弾給気口127を切換バルブ気室126内側
から閉塞可能な閉塞部136が設けられる。更に、閉塞
部136の下部には、切換バルブ気室126方向へ移動
した開状態の開閉バルブ129の係止突起131が係止
可能なストッパ部137が設けられる。ストッパ部13
7は、係止突起131が挿入可能な孔139を穿設さ
れ、孔139周囲の閉塞部136と反対側には、開閉バ
ルブ129が閉状態では開閉バルブ129の係止突起1
31と係止せず、且つ、開閉バルブ129が開状態で係
止突起131と係止するストッパ突起140が設けられ
る。そして、切換バルブ134は、第1の実施の形態と
異なり、切換バルブ気室126内で付勢されることなく
装填筒115方向に自由に摺動可能であり、圧縮ガスが
圧縮ガス気室121の排気口125から切換バルブ気室
126の発弾給気口127を経由し発弾通気孔117へ
勢いよく流れると、径大に構成される閉塞部136の加
圧面138が圧縮ガスの圧を受け装填筒115方向へ移
動可能である。
【0051】141は、ハンマーである。ハンマー14
1は、銃後端部に軸部142を中心に回動自在に取付け
られ、常に銃口B方向にハンマースプリング143によ
り付勢される。更に、ハンマー141は、軸部142
に、後述するシアー145と係止可能に切欠されたシア
ー係止部144を有し、通常状態ではバルブロッド13
2を押圧しない位置で係止され、軸部142を中心に銃
後端A方向へ回動された状態ではハンマースプリング1
43により銃口B方向へ強く付勢された状態でシアー1
45と係止され、シアー145との係止が解除された状
態ではバルブロッド132を押圧可能である。
【0052】145は、シアーである。シアー145
は、シアー軸146を中心に回動自在であり、ハンマー
141のシアー係止部144と係止する爪部147と、
後述するトリガバー152により押圧され付勢力に抗し
て回動する押圧部148とからなり、爪部147がハン
マー141のシアー係止部144に係止することで、ハ
ンマー141の回動状態を保持する。149は、トリガ
部である。トリガ部149は軸150を中心に回動自在
であるトリガ151、及び、一方をトリガ151上部に
接続され、他方はシアー145の押圧部148に設置さ
れ、軸150を中心とするトリガ151の回動を直線移
動に変換するトリガバー152とからなる。トリガ部1
49は、使用者が握部Cを握りトリガ151を後方へ引
くことで回動され、接続するトリガバー152も摺動さ
れトリガバー152のプッシュ部153がシアー145
の押圧部148を銃口B方向へ押圧しシアー145を回
動させる。
【0053】次に、第2の実施の形態の動作を図面に基
づき説明する。エアスポーツガン101の初期状態は、
図11に表す状態であり、エアスポーツガン101を作
動させる動力源となる圧縮ガスは、既に圧縮ガス収容部
122に収容され、圧縮ガス気室121内に充填されて
いる状態であり、開閉バルブ129はバルブスプリング
133により付勢され排気口125を閉塞した閉状態で
圧縮ガスが切換バルブ気室126へ供給されていない状
態である。又、切換バルブ134は、開閉バルブ129
が排気口125を閉塞状態なので、切換バルブ気室12
6の発弾給気口127を開状態である。尚、第1弾を装
填するまでの動作は第1の実施の形態と同様の動作なの
で、既に第1弾を手動により装填パッキング104へ装
填した状態から説明する。図12は、第1の実施の形態
の動作図における図3と同じ状態図で有り、第2の実施
の形態の該状態におけるスライド109の一部、ピスト
ンブロック112、シリンダブロック114、圧縮ガス
気室121、切換バルブ気室126、開閉バルブ12
9、及び、切換バルブ134のみを拡大して表した部分
図である。以後、図13乃至図17も同様に第2の実施
の形態の部分を拡大して表す。
【0054】図12の状態では、前記した通りスライド
109がA方向への移動を終了してスライドスプリング
110の付勢力により元の位置へ戻り弾丸Wが既に装填
されている。又、図示はしないが、ハンマー141がシ
アー145と係止され、A方向へ回動した状態で保持さ
れている。第1の弾丸Wが装填されたので、図12の状
態から使用者はトリガ151をA方向へ引く。すると、
第1の実施の形態同様トリガ151がA方向に回動し、
接続するトリガバー152が銃口B方向へ移動し、プッ
シュ部153がシアー145の押圧部148を押し、シ
アー145が軸146を中心に銃口B方向へ回動され、
爪部147がハンマー141のシアー係止部144から
はずれ係止が解除される。すると、ハンマー141がハ
ンマースプリング143の付勢力により銃口B方向へ回
動する。そして、ハンマー141は、開閉バルブ129
のバルブロッド132を押す。バルブロッド132が押
されたので、図13に表すとおり開閉バルブ129は移
動され、バルブ本体130が排気口125を開状態とす
る。すると、それまで圧縮ガス収納部121に充満して
いた圧縮ガスが排気口125から流出し、開閉バルブ1
29を経由して切換バルブ気室126へ流出する。そし
て、圧縮ガスは、切換バルブ気室126の発弾給気口1
27から発弾通気孔117へそのガス圧により勢いよく
流出し、装填された第1の弾丸を発射する。同時に、圧
縮ガスは、ブローバック給気口128からブローバック
通気孔119を経由してシリンダブロック114の中空
部120へも流出される。しかし、中空部120の容積
は比較的少量なので、この瞬間に大量の圧縮ガスが中空
部120へ流出することはなく、圧縮ガスのガス圧が弾
丸Wの発射に影響するほど低下する虞はない。
【0055】一方、開閉バルブ129では、圧縮ガスを
発弾給気口127及びブローバック給気口128から流
出した直後、切換バルブ134の孔139内を移動した
係止突起131がストッパ突起140を乗り越える。す
ると、その直後図14に表すように、切換バルブ134
は、シリンダブロック114側へ移動するのを阻止され
ていたストッパ突起140が係止突起131からはず
れ、しかも、加圧面138にガス圧が作用して発弾供給
口127方向へ付勢されているので、装填筒115方向
へ移動し、係止突起131とストッパ突起140とが係
止するので、閉塞部136が発弾給気口127を閉塞状
態とする。そして、切換バルブ134の突出部135は
シリンダブロック114側へ突出し、切換バルブ押圧部
118の銃後端A側に位置する。同時に、開閉バルブ1
29では、係止突起131がストッパ突起140と係止
することで、排気口125を開状態のまま保持するの
で、圧縮ガスは圧縮ガス気室121から供給され続け
る。
【0056】更に、図15に表す状態になるまで、ピス
トンがA方向へ移動し、圧縮ガスが供給され続け、シリ
ンダ部116の中空部120内の容積を増加させて内挿
されたピストンブロック112を押圧する。この時、切
換バルブ134のストッパ突起140と開閉バルブ12
9の係止突起131とは係止されたままである。更に、
シリンダブロック114の切換バルブ押圧部118は、
発弾給気口127の銃口B側壁に規制されているので、
シリンダブロック114が銃口B側へ移動するのを規制
され、シリンダブロック114は移動せず押圧されたピ
ストンブロック112がA方向へ移動される。従って、
ピストンブロック112を固定しているスライド109
もA方向へ移動される。次いで、スライド109の移動
が進み、やがて図15に表す状態となる。すると、移動
されたシリンダ9の係止突起111がシリンダ部116
の銃口B側上部に当接する。同時に、ピストンブロック
112のハンマー当接部113もハンマー141に当接
し、ハンマー141をA方向へ回動される(図示せ
ず)。図15に表す状態では、中空部120の容積はピ
ストンブロック112の移動がスライド109の係止突
起111により規制されるので、圧縮ガスが中空部12
0の容積を広げられない。しかし、シリンダブロック1
14は、スライド109がA方向へ移動する際の慣性に
より、スライド109及びピストン112と共にA方向
へ移動される。
【0057】図15の状態から若干A方向へ移動した状
態が図16の状態である。図16の状態になると、シリ
ンダブロック114の切換バルブ押圧部118が切換バ
ルブ134の突出部135を押圧し、押圧された切換バ
ルブ134は下方へ移動される。すると、ストッパ部1
37のストッパ突起140が開閉バルブ129の係止突
起131からはずれ係止が解除される。開閉バルブ12
9は、係止が解除されたので、バルブスプリング133
の付勢力によりA方向へ移動し図17の状態となる。同
時に、ピストンブロック112では、ハンマー当接部1
13がハンマー141を押圧して付勢力に抗し回動させ
る(図示せず)。
【0058】図17の状態は、スライド109のA方向
への移動が更に進み最もA方向(最後方)へ移動した状
態であり、図16の状態から図17の状態へ移行する課
程で、開閉バルブ129がバルブスプリング133の付
勢力によりA方向へ移動され排気口125を閉塞し、圧
縮ガス気室121から圧縮ガスを流出しない状態とな
る。同時に、係止突起131がストッパ突起139側部
と当接して切換バルブ134を下方へ移動した状態を維
持させるので、切換バルブ134が初期状態に戻ってい
る。そして、図17の状態で、ハンマー141は、第1
の実施の形態同様、ピストンブロック112が更にA方
向へ移動したのでシアー145の爪部147とシアー係
止部144とが係止し付勢力に抗し回動した状態を維持
される(図示せず)。
【0059】又、装填筒115は、第1の実施の形態同
様、弾倉102の開口よりA方向に位置し、図16の状
態までは装填筒115の下部に当接していた次弾Wが上
方に移動し装填筒115の銃口B側に位置する(図示せ
ず)。同時に、ブローバック通気孔119が、移動によ
りブローバック給気口128と対向せず外部へ解放され
るので、シリンダ部116の中空部120内に供給され
た圧縮ガスは外部へ放出され、中空部内の圧力は外部圧
力と同圧となる。
【0060】次いで、スライド109、ピストンブロッ
ク112、及び、シリンダブロック114は、最後方に
移動した状態(図17)でA方向への移動が終了され、
スライドスプリング110の付勢力により再び銃口B方
向へ移動した状態に戻り始める。スライド109が銃口
B方向へ移動するのでピストンブロック112も同方向
へ移動する。すると、ピストンブロック112がシリン
ダ部116の中空部120の容積を縮小し、ついには最
小としてシリンダブロック114を銃口B方向へ移動さ
せる。シリンダブロック109が再び初期位置へ戻った
状態は、図12の状態と同様であるが、装填されている
弾丸Wは、先に初弾が発射され、改めて装填された次弾
Wである。シリンダブロック114の装填筒115は、
図17の状態から図12の状態への移行課程で先端に位
置する次弾Wを銃口B方向へ移動させ、図12の状態で
装填パッキン8へ装填させる。
【0061】次いで、使用者が再びトリガー151をA
方向へ引くことで、次弾Wを発射し図12乃至図17間
での行程を繰り返し、その次の弾丸Wを装填する。尚、
この実施の形態では、使用者がトリガー151をA方向
へ引いた状態を維持しておいても、トリガバー152は
スライド109が銃後端A方向へ移動してスライド10
9の銃後端A側下部の傾斜部分により押圧されシアー1
45との係止を解除されるが、シアー145との係止を
解除しないよう構成することで、ハンマー141がシア
ー145と係止することなく図12乃至図17の行程を
終了後直ちに弾丸Wを発射可能して連射するよう構成す
ることも可能である。
【0062】次いで、第3の実施の形態を説明する。図
18は第3の実施の形態を表す断面説明図であり、図1
8に表すように、第3の実施の形態の構成では、第1の
実施の形態とは切換バルブの形状及び作用が異なり、切
換バルブが切換バルブ気室のブローバック給気口を閉塞
可能に構成される。他の構成は第1の実施の形態同様で
ある。
【0063】即ち、201は、本発明の第3の実施の形
態であるエアスポーツガンである。エアスポーツガン2
01は、A方向へ摺動可能なスライドを有し、スライド
をA方向へ摺動させ再び初期位置へ戻り発射準備を完了
し、トリガを引くことで弾丸を銃口Bから発射可能であ
る。
【0064】202は、弾丸Wを収納する弾倉である。
弾倉202は、第1の実施の形態と同様に構成される。
203は、マガジンスプリングである。マガジンスプリ
ング203は、第1の実施の形態と同様に構成される。
204は、チャンバーである。チャンバー204は、第
1の実施の形態と同様に構成される。205は、バレル
である。バレル205は、第1の実施の形態と同様に構
成される。206は、アウターバレルである。アウター
バレル206は、第1の実施の形態と同様に構成され
る。207は、バレル固定部である。バレル固定部20
7は、第1の実施の形態と同様に孔207aが穿設さ
れ、他も第1の実施の形態と同様に構成される。208
は、装填パッキングである。装填パッキング208は、
第1の実施の形態と同様に構成される。
【0065】209は、スライドである。スライド20
9は、第1の実施の形態と同様にスライドスプリング2
10により摺動時には常に銃口B側に付勢され、スライ
ド209中間部のチャンバー204上部には下方に突出
する係止突起211を有して構成される。212は、ピ
ストンブロックである。ピストンブロック212は、第
1の実施の形態と同様に構成される。そして、ピストン
ブロック212の銃後端A側下部には、ハンマー当接部
213が第1の実施形態同様に設けられる。
【0066】214は、シリンダブロックである。シリ
ンダブロック214は、第1の実施の形態と同様に構成
され、装填筒215、シリンダ部216からなり、装填
筒215の中空部は発弾通気孔217を第1の実施の形
態同様に構成する。そして、切換バルブ押圧部218を
第1の実施の形態同様に設ける。更に、中空部220、
及び、ブローバック通気孔219を第1の実施の形態同
様に設けられる。このように構成されるシリンダブロッ
ク214は、第1の実施の形態同様に載置される。22
1は、圧縮ガス気室であり、222は圧縮ガス収容部で
ある。圧縮ガス気室221及び圧縮ガス収容部222
は、第1の実施の形態同様に構成される。そして、圧縮
ガス気室221及び圧縮ガス収容部222間には、第1
の実施の形態同様に通気孔223、逆止弁224がそれ
ぞれ設けられる。又、圧縮ガス気室221の上部には、
排気口225が設けられ、圧縮ガス気室221内の圧縮
ガスを排出可能である。
【0067】226は、切換バルブ気室である。切換バ
ルブ気室226は、第1の実施の形態同様にシリンダブ
ロック214の下部に位置するよう排気口225と連通
されて設けられる。そして、切換バルブ気室226の上
方には、第1の実施の形態同様にう発弾給気口227及
びブローバック給気口228が設けられる。229は、
開閉バルブである。開閉バルブ229は、第1の実施の
形態同様に構成され、開閉バルブ本体230、係止突起
231、及び、バルブロッド232が設けられる。そし
て、開閉バルブ229は、第1の実施の形態同様にバル
ブスプリング233により排気口225を常に閉状態と
しており、バルブロッド232が押圧されることで切換
バルブ気室226方向へ摺動され、排気口225を開状
態として圧縮ガス気室221内の圧縮ガスを切換バルブ
気室226へ供給可能にする。
【0068】234は、切換バルブである。切換バルブ
234は、切換バルブ気室226内でシリンダバルブ2
14方向へ摺動可能に切換バルブ気室226内に設けら
れ、その先端に突設する突出部235が摺動時には発弾
給気口227からチャンバー204側へ突出可能に設け
られる。突出部235の下部には突出部235より径大
であり発弾給気口227を切換バルブ気室226内側か
ら閉塞可能な閉塞部236が設けられる。更に、閉塞部
236の下部には、切換バルブ気室226方向へ移動し
た開状態の開閉バルブ229の係止突起231が係止可
能なストッパ部237が設けられる。238はスプリン
グである。スプリング238は、ストッパ部237下面
と切換バルブ気室226の底壁との間に設けられ、切換
バルブ234を常にシリンダブロック214方向へ押圧
している。そして、ストッパ部237は、係止突起23
1が挿入可能な孔239を穿設され、孔239周囲の閉
塞部236と反対側には、開閉バルブ229が閉状態で
は開閉バルブ229の係止突起231と係止せず、且
つ、開閉バルブ229が開状態で係止突起231と係止
するストッパ突起240が設けられる。
【0069】初期状態の切換バルブ234は、図19に
表すように、開閉バルブ229の係止突起231が切換
バルブ234のストッパ突起240と係止せずストッパ
突起240の側面に当接して切換バブル234がスプリ
ング238の付勢力で装填筒215方向へ移動するのを
規制するので、閉塞部236が発弾給気口227を閉塞
しない状態であり、閉塞部236はブローバック給気口
228に位置している。この閉塞部236のブローバッ
ク給気口228側の側部は、ブローバック給気口228
側へ突設された閉塞突部236aを構成し、図19に表
す初期状態で閉塞部236aがブローバック給気口22
8を閉塞し、且つ、切換バルブ234が装填筒215側
へ移動し閉塞部236が発弾給気口227を閉塞した状
態では閉塞突部236aがブローバック給気口228よ
り上方へ位置し、ブローバック給気口228を開口させ
る。
【0070】241は、ハンマーである。ハンマー24
1は、第1の実施の形態同様に、軸部242を有し、ハ
ンマースプリング243により常に付勢され、シアー係
止部244を切欠される。245は、シアーである。シ
アー245は、第1の実施の形態同様にシアー軸246
を中心に回動自在であり、爪部247、及び、押圧部2
48とを設けられる。249は、トリガ部である。トリ
ガ部249は、第1の実施の形態同様に、軸250、ト
リガ251、及び、トリガバー252とからなる。
【0071】以上の様に構成される第3の実施の形態の
作用は、初弾Wを装填パッキング208へ装填するまで
の動作は、図19に表すように切換バルブ234の閉塞
突部236aがブローバック給気口228を閉塞してい
る以外は第1の実施の形態同様である。そして図19の
状態から、使用者がトリガ251を引きハンマー241
を回動させるとハンマー241がハンマーロッド232
を押圧した状態となる。この状態を表す図が図20であ
る。
【0072】図20の状態では、ハンマーロッド232
が押圧されたので、開閉バルブ229がバルブスプリン
グ233の付勢力に抗し切換バルブ236方向へ摺動さ
れ、排気口225を開口する。排気口225が開口され
たので圧縮ガスが排気口225から切換バルブ気室22
6へ勢いよく流れ出し、更に、開口している発弾給気口
227から発弾通気孔217へ勢いよく供給され装填さ
れている初弾Wを発射する。この時、切換バルブ気室2
26を経由して発弾のために供される圧縮ガスは、切換
バルブ234の閉塞突起236aがブローバック給気口
228を閉塞しているので、シリンダ部216の中空部
220へ供給されない。従って、その圧力を発弾のため
に有効に利用可能となる。
【0073】そして、弾丸Wを発弾と同時に図21に表
す状態となる。即ち、開閉バルブ229の係止突起23
1がストッパ部237の孔239内を切換バルブ234
方向へ移動したので、係止突起231がストッパ突起2
40からはずれ、切換バルブ234が発弾給気口227
方向へ移動する。すると、係止突起231とストッパ突
起240とが係止して、開閉バルブ229は排気口22
5の開状態を維持する。そして、圧縮ガスは開状態の開
閉バルブ229を経て切換バルブ気室226へ流入する
が、切換バルブ234が発弾給気口227を閉状態であ
り、ブローバック給気口228を開状態なので、圧縮ガ
スはブローバック給気口228を経てシリンダ部216
の中空部220へ流入する。圧縮ガスがシリンダ部21
6の中空部220へ流入後の作用は、第1の実施の形態
同様であり、以下、図による説明は省略するが、中空部
220へ流入した圧縮ガスがピストンブロック212を
押圧し中空部220の容積を膨張させ、やがてスライド
209の係止突起211がシリンダブロック214をA
方向へ移動させる。そして、切換バルブ234の突出部
235が装填筒215の切換バルブ押圧部218に押圧
され下方に移動して切換バルブ234と開閉バルブ22
9との係止を解除し、圧縮ガスの供給を停止する。この
時、第1の実施の形態と異なるのは、下方へ移動した切
換バルブ234は初期状態と同様の位置でブローバック
給気口228を閉塞している。この間、ハンマー24
1、及び、シアー245の動作は第1の実施の形態と同
様である。
【0074】次いで、第4の実施の形態を説明する。図
22は第4の実施の形態を表す断面説明図であり、図2
2に表すように、第4の実施の形態の構成では、第1の
実施の形態とは切換バルブの形状及び作用が異なると共
に、第2の実施形態同様切換バルブを付勢するスプリン
グが無く、切換バルブは切換バルブ気室内で自由に摺動
可能に構成される。他の構成は第1の実施の形態同様で
ある。
【0075】即ち、301は、本発明の第4の実施の形
態であるエアスポーツガンである。エアスポーツガン3
01は、A方向へ摺動可能なスライドを有し、スライド
をA方向へ摺動させ再び初期位置へ戻り発射準備を完了
し、トリガを引くことで弾丸を銃口Bから発射可能であ
る。
【0076】302は、弾丸Wを収納する弾倉である。
弾倉302は、第1の実施の形態と同様に構成される。
303は、マガジンスプリングである。マガジンスプリ
ング303は、第1の実施の形態と同様に構成される。
304は、チャンバーである。チャンバー304は、第
1の実施の形態と同様に構成される。305は、バレル
である。バレル305は、第1の実施の形態と同様に構
成される。306は、アウターバレルである。アウター
バレル306は、第1の実施の形態と同様に構成され
る。307は、バレル固定部である。バレル固定部30
7は、第1の実施の形態と同様に孔307aが穿設さ
れ、他も第1の実施の形態と同様に構成される。308
は、装填パッキングである。装填パッキング308は、
第1の実施の形態と同様に構成される。309は、スラ
イドである。スライド309は、第1の実施の形態と同
様にスライドスプリング310により摺動時には常に銃
口B側に付勢され、スライド309中間部のチャンバー
304上部には下方に突出する係止突起311を有して
構成される。312は、ピストンブロックである。ピス
トンブロック312は、第1の実施の形態と同様に構成
される。そして、ピストンブロック312の銃後端A側
下部には、ハンマー当接部313が第1の実施形態同様
に設けられる。314は、シリンダブロックである。シ
リンダブロック314は、第1の実施の形態と同様に構
成され、装填筒315、シリンダ部316からなり、装
填筒315の中空部は発弾通気孔317を第1の実施の
形態同様に構成する。そして、切換バルブ押圧部318
を第1の実施の形態同様に設ける。更に、中空部32
0、及び、ブローバック通気孔319を第1の実施の形
態同様に設けられる。このように構成されるシリンダブ
ロック314は、第1の実施の形態同様に載置される。
【0077】321は、圧縮ガス気室であり、322は
圧縮ガス収容部である。圧縮ガス気室321及び圧縮ガ
ス収容部322は、第1の実施の形態同様に構成され
る。そして、圧縮ガス気室321及び圧縮ガス収容部3
22間には、第1の実施の形態同様に通気孔323、逆
止弁324がそれぞれ設けられる。又、圧縮ガス気室3
21の上部には、第1の実施の形態同様に排気口325
が設けられ、圧縮ガス気室321内の圧縮ガスを排出可
能である。326は、切換バルブ気室である。切換バル
ブ気室326は、第1の実施の形態同様にシリンダブロ
ック314の下部に位置するよう排気口325と連通さ
れて設けられる。そして、切換バルブ気室326の上方
には、第1の実施の形態同様にう発弾給気口327及び
ブローバック給気口328が設けられる。329は、開
閉バルブである。開閉バルブ329は、第1の実施の形
態同様に構成され、開閉バルブ本体330、係止突起3
31、及び、バルブロッド332が設けられる。そし
て、開閉バルブ329は、第1の実施の形態同様にバル
ブスプリング333により排気口325を常に閉状態と
しており、バルブロッド332が押圧されることで切換
バルブ気室326方向へ摺動され、排気口325を開状
態として圧縮ガス気室321内の圧縮ガスを切換バルブ
気室326へ供給可能にする。
【0078】334は、切換バルブである。切換バルブ
334は、切換バルブ気室326内でシリンダバルブ3
14方向へ摺動可能に切換バルブ気室326内に設けら
れ、その先端に突設する突出部335が摺動時には発弾
給気口327からチャンバー304側へ突出可能に設け
られる。突出部335の下部には突出部335より径大
であり発弾給気口327を切換バルブ気室326内側か
ら閉塞可能な閉塞部336が設けられる。更に、閉塞部
336の下部には、切換バルブ気室326方向へ移動し
た開状態の開閉バルブ329の係止突起331が係止可
能なストッパ部337が設けられる。ストッパ部337
は、係止突起331が挿入可能な孔339を穿設され、
孔339周囲の閉塞部336と反対側には、開閉バルブ
329が閉状態では開閉バルブ329の係止突起331
と係止せず、且つ、開閉バルブ329が開状態で係止突
起331と係止するストッパ突起340が設けられる。
そして、切換バルブ334は、第2の実施の形態と同
様、切換バルブ気室326内で付勢されることなく装填
筒315方向に自由に摺動可能であり、圧縮ガスが圧縮
ガス気室321の排気口325から切換バルブ気室32
6の発弾給気口327を経由し発弾通気孔317へ勢い
よく流れると、径大に構成される閉塞部336の加圧面
338が圧縮ガスの圧を受け装填筒315方向へ移動可
能である。
【0079】初期状態の切換バルブ334は、図23に
表すように、開閉バルブ329の係止突起331が切換
バルブ334のストッパ突起340と係止せずストッパ
突起340の側面に当接して切換バブル334が装填筒
315方向へ移動するのを規制するので、閉塞部336
が発弾給気口327を閉塞しない状態であり、閉塞部3
36はブローバック給気口328に位置している。この
閉塞部336のブローバック給気口328側の側部は、
ブローバック給気口328側へ突設された閉塞突部33
6aを構成し、図23に表す初期状態で閉塞部336a
がブローバック給気口328を閉塞し、且つ、切換バル
ブ334が装填筒315側へ移動し閉塞部336が発弾
給気口327を閉塞した状態では閉塞突部336aがブ
ローバック給気口328より上方へ位置し、ブローバッ
ク給気口328を開口させる。
【0080】341は、ハンマーである。ハンマー34
1は、第1の実施の形態同様に、軸部342を有し、ハ
ンマースプリング343により常に付勢され、シアー係
止部344を切欠される。345は、シアーである。シ
アー345は、第1の実施の形態同様にシアー軸346
を中心に回動自在であり、爪部347、及び、押圧部3
48とを設けられる。349は、トリガ部である。トリ
ガ部349は、第1の実施の形態同様に、軸350、ト
リガ351、及び、トリガバー352とからなる。
【0081】以上の様に構成される第4の実施の形態の
作用は、初弾Wを装填パッキング308へ装填するまで
の動作は、図23に表すように切換バルブ334の閉塞
突部336aがブローバック給気口328を閉塞してい
る以外は第2の実施の形態同様である。そして図23の
状態から、使用者がトリガ51を引きハンマー341を
回動させるとハンマー341がハンマーロッド332を
押圧した状態となる。この状態を表す図が図24であ
る。
【0082】図24の状態では、ハンマーロッド332
が押圧されたので、開閉バルブ329がバルブスプリン
グ333の付勢力に抗し切換バルブ336方向へ摺動さ
れ、排気口325を開口する。排気口325が開口され
たので圧縮ガスが排気口325から切換バルブ気室32
6へ勢いよく流れ出し、更に、開口している発弾給気口
327から発弾通気孔317へ勢いよく供給され装填さ
れている初弾Wを発射する。この時、切換バルブ気室3
26を経由して発弾のために供される圧縮ガスは、切換
バルブ334の閉塞突起336aがブローバック給気口
328を閉塞しているので、シリンダ部316の中空部
320へ供給されないので、その圧力を有効に発弾のた
めに利用可能となる。
【0083】そして、弾丸Wを発弾と同時に図25に表
す状態となる。即ち、開閉バルブ329の係止突起33
1がストッパ部337の孔339内を切換バルブ334
方向へ移動したので、係止突起331がストッパ突起3
40からはずれ、しかも、加圧面338にガス圧が作用
して発弾供給口327方向へ付勢されているので、装填
筒315方向へ移動し、係止突起331とストッパ突起
340とが係止するので、閉塞部336が発弾給気口3
27を閉塞状態とする。そして、切換バルブ334の突
出部335はシリンダブロック314側へ突出し、切換
バルブ318の銃後端A側に位置する。同時に、開閉バ
ルブ329では、係止突起331がストッパ突起340
と係止することで、排気口325を開状態のまま保持す
るので、圧縮ガスは圧縮ガス気室121から供給され続
ける。供給される圧縮ガスは、開状態の開閉バルブ32
9を経て切換バルブ気室326へ流入するが、切換バル
ブ334が発弾給気口327を閉状態であり、ブローバ
ック給気口328を開状態なので、ブローバック給気口
328を経てシリンダ部316の中空部320へ流入す
る。
【0084】圧縮ガスがシリンダ部316の中空部32
0へ流入後の作用は、第1の実施の形態同様であり、以
下、図により説明はしないが、中空部320へ流入した
圧縮ガスがピストンブロック312を押圧し中空部32
0の容積を膨張させ、やがてスライド309の係止突起
311がシリンダブロックをA方向へ移動させる。そし
て、切換バルブ334の突出部335が装填筒315の
切換バルブ押圧部318に押圧され下方に移動して切換
バルブ334と開閉バルブ329との係止を解除し、圧
縮ガスの供給を停止する。この時、第1の実施の形態と
異なるのは、下方へ移動した切換バルブ334は初期状
態と同様に位置でブローバック給気口328を閉塞して
いる。この間、ハンマー341、及び、シアー345の
動作は第1の実施の形態と同様である。
【0085】尚、この発明に係る各実施の形態のエアー
スポーツガンでは、発弾のための圧縮ガスの供給時間
が、開閉バルブがハンマーにより押圧されて開閉バルブ
の係止突起が摺動を始めて圧縮ガスが供給されてから、
切換バルブのストッパ突起を乗り越え切換バルブが装填
筒方向へ摺動しストッパ部と係止して圧縮ガスの供給を
停止するまでの時間により決定するので、例えば第1の
実施の形態によれば図26に表すように開閉バルブの係
止突起の厚み及び切換バルブストッパ突起の厚みを調整
することにより調節可能である。又、第2乃至第4の実
施の形態の構成も、第1の実施の形態の構成同様、圧縮
ガス気室,圧縮ガス収容部,切換バルブ気室,開閉バル
ブ,切換バルブを弾倉と一体的に設け、握部内へ挿入す
るよう構成してもよい。そしてこの場合にも、握部内に
挿入された状態での切換バルブの位置が、発弾給気口,
ブローバック給気口に位置するように挿入後固定される
よう構成する。
【0086】
【発明の効果】 この発明によれば、スライド、ピスト
ンブロック、及び、シリンダブロック摺動時と弾丸発射
時とで圧縮ガスの供給を切り換える切換バルブを摺動部
であるスライド内ではない位置に設け、しかも、圧縮ガ
スの供給を開閉する開閉バルブと連結して設けるので、
スライド内の構造を簡略化出来、組立作業が容易になる
とともに、切換バルブの位置がスライド等の摺動により
ずれることなく、圧縮ガス供給時間が安定する。又、図
26に表すように切換バルブのストッパ突起の厚みD及
び開閉バルブ係止突起の厚みEにより発弾のために必要
な圧縮ガスの供給時間を決定できるので、過不足なく必
要量の圧縮ガスの供給が可能となる。従って、長期間安
定した使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を表す断面説明
【図2】 同動作の説明図
【図3】 同動作の説明図
【図4】 同動作の説明図
【図5】 同動作の説明図
【図6】 同動作の説明図
【図7】 同動作の説明図
【図8】 同動作の説明図
【図9】 図1の発射機構部拡大説明図
【図10】 同実施の形態の部分拡大説明図
【図11】 本発明の第2の実施の形態を表す断面説明
【図12】 同動作の説明図
【図13】 同動作の説明図
【図14】 同動作の説明図
【図15】 同動作の説明図
【図16】 同動作の説明図
【図17】 同動作の説明図
【図18】 本発明の第3の実施の形態を表す断面説明
【図19】 同動作の説明図
【図20】 同動作の説明図
【図21】 同動作の説明図
【図22】 本発明の第4の実施の形態を表す断面説明
【図23】 同動作の説明図
【図24】 同動作の説明図
【図25】 同動作の説明図
【図26】 第1の実施の形態の一部拡大説明図
【図27】 第1の従来例の説明図
【図28】 第2の従来例の説明図
【符号の説明】
A 銃後端方向 B 銃口 C 握部 1 オートマチック式エアスポーツガン 2 弾倉 3 マガジンスプリング 4 チャンバー 5 バレル 6 アウターバレル 7 バレル固定部 8 装填パッキング 9 スライド 10 スライドスプリング 11 係止突起 12 ピストンブロック 13 ハンマー当接部 14 シリンダブロック 15 装填筒 16 シリンダ部 17 発弾通気孔 18 切換バルブ押圧部 19 ブローバック通気孔 20 中空部 21 圧縮ガス気室 22 圧縮ガス収容部 23 通気孔 24 逆止弁 25 排気口 26 切換バルブ気室 27 発弾給気口 28 ブローバック吸気口 29 開閉バルブ 30 開閉バルブ本体 31 係止突起 32 バルブロット 33 バルブスプリング 34 切換バルブ 35 突出部 36 閉塞部 37 ストッパ部 38 スプリング 39 孔 40 ストッパ突起 41 ハンマー 42 軸部 43 ハンマースプリング 44 シアー係止部 45 シアー 46 シアー軸 47 爪部 48 押圧部 49 トリガ部 50 軸 51 トリガ 52 トリガバー 53 プッシュ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルの銃後端側に設けられ、装填され
    る弾丸を保持可能な装填パッキングと、装填パッキング
    より銃後端側下部に位置し上部を開口され、弾丸を収納
    し収納された弾丸を常に上方に付勢する弾倉と、装填パ
    ッキング側には中空の装填筒が設けられ、銃後端側には
    シリンダ部が設けられ、装填筒は一端がシリンダ部側周
    面に開口され他端が装填パッキング側へ開口される発弾
    通気孔を設けられ、且つ、シリンダ部側周面開口の装填
    パッキング側には切換バルブ押圧部が突設され、シリン
    ダ部は銃後端側を開口し装填筒側周面にブローバック通
    気孔を穿設されてなり、弾倉上部の開口を開閉するよう
    摺動可能なシリンダブロックと、シリンダ部に挿入され
    シリンダ部内を摺動可能なピストンブロックと、銃身の
    下部後方に設置され、圧縮ガスを収納可能であり上部に
    は圧縮ガスを排出する排出口を有する圧縮ガス気室と、
    装填筒周面の開口に対向させて発弾給気口が設けられる
    と共に、シリンダ部のブローバック通気孔に対向させて
    ブローバック給気口が設けられ、シリンダブロック下
    部、且つ、圧縮ガス気室の排出口に接続され、圧縮ガス
    気室から圧縮ガスを供給される切換バルブ気室と、切換
    バルブ気室側端部に係止突起が設けられ、圧縮ガス気室
    の排出口に設置されて排出口を常に閉状態とするよう付
    勢され、且つ、付勢力に抗して切換バルブ側へ移動され
    ることで開状態となり圧縮ガスを切換バルブ気室へ排出
    する開閉バルブと、切換バルブ気室内に設けられ、一端
    に発弾通気孔側へ突出する突出部を設け、他端側に開閉
    バルブの係止突起と係止可能なストッパ部を設け、圧縮
    ガスを発弾通気孔へ供給するよう発弾給気口を開閉可能
    であり、ストッパ部が係止状態で発弾給気口を閉塞状態
    とする切換バルブとからなり、開閉バルブが開状態とな
    ることで開閉バルブの係止突起とストッパ部とが係止さ
    れて開閉バルブの開状態が維持されると共に切換バルブ
    が閉塞状態となり、切換バルブの閉塞状態時にシリンダ
    ブロックが摺動して切換バルブ押圧部により切換バルブ
    の突出部を押圧されると、切換バルブが発弾給気口の閉
    塞を解除させると共に、係止突起とストッパ部との係止
    が解除され、開閉バルブが閉状態となり圧縮ガスの供給
    を解除させることを特徴とするオートマチック式エアス
    ポーツガン。
  2. 【請求項2】 スライド内にスライドに沿って設置され
    るバレルと、バレルの銃後端側に設けられ、装填される
    弾丸を保持可能な装填パッキングと、装填パッキングよ
    り銃後端側下部に位置し上部を開口され、弾丸を収納し
    収納された弾丸を常に上方へ付勢する弾倉と、銃上部に
    銃口から銃後端に亘り設けられバレルと平行に摺動可能
    であり、常に銃口側へ付勢されるスライドと、装填パッ
    キング側には中空の装填筒が設けられ、銃後端側にはシ
    リンダ部が設けられ、装填筒は一端がシリンダ部側周面
    に開口され他端が装填パッキング側へ開口される発弾通
    気孔が設けられ、且つ、シリンダ部側周面開口の装填パ
    ッキング側には切換バルブ押圧部が突設され、シリンダ
    部は銃後端側を開口し装填筒側周面にブローバック通気
    孔を穿設されてなり、スライドと平行に弾倉上部の開口
    を開閉するよう摺動可能なシリンダブロックと、スライ
    ドの銃後端側でシリンダ部へ挿入可能に固設され、スラ
    イドの摺動と共にシリンダ内を摺動可能なピストンブロ
    ックと、銃後端部に回動自在に取付けられ常に銃口方向
    へ回転するよう付勢されるハンマーと、付勢力に抗し銃
    後方へ回動したハンマーと係止し、ハンマーを固定する
    シアーと、銃口側へ付勢されるトリガと、一端をトリガ
    に連結されトリガの後方への移動に連動しハンマー及び
    シアーの係止を解除させハンマーを回動させるトリガバ
    ーと、銃身の下部後方に設置され、圧縮ガスを収納可能
    であり上部には圧縮ガスを排出可能な排出口を有する圧
    縮ガス気室と、装填筒周面の開口に対向させて発弾給気
    口が設けられると共に、シリンダ部のブローバック通気
    孔に対向させてブローバック給気口が設けられ、シリン
    ダブロック下部、且つ、圧縮ガス気室の排出口に接続さ
    れ、圧縮ガス気室から圧縮ガスを供給される切換バルブ
    気室と、切換バルブ気室側端部に切換バルブ気室へ突出
    可能な係止突起を設けられ、切換バルブ気室と反対側に
    はハンマーに押圧されるバルブロッドが設けられ、圧縮
    ガス気室の排出口に設置されて排出口を常に閉状態とす
    るよう付勢され、且つ、銃口側に回動したハンマーによ
    りバルブロッドを押圧されることで付勢力に抗し切換バ
    ルブ側へ移動することで開状態となり圧縮ガスを切換バ
    ルブ気室へ排出する開閉バルブと、切換バルブ気室内に
    設けられ、発弾給気口を閉塞可能な閉塞部が設けられ、
    発弾給気口を閉塞するよう常に付勢され、閉塞部の発弾
    通気孔側端には閉塞部が発弾給気口を閉塞した状態で発
    弾通気孔側へ突出する突出部を設けられ、他端には開閉
    バルブが開状態で開閉バルブの係止突起と係止可能なス
    トッパ部を設け、圧縮ガスを発弾通気孔へ供給するよう
    発弾給気口を開閉可能であり、ストッパ部が係止状態で
    発弾給気口を閉塞状態とする切換バルブとからなり、ス
    ライド中間部にはスライドが銃後方へ最大に摺動したと
    きにシリンダブロックの装填筒先端が弾倉上部の開口よ
    り銃後方側に位置可能にシリンダブロックと係止する係
    止突起を設け、スライドが銃後方へ摺動した場合に、ピ
    ストンブロック及びシリンダブロックも摺動され、ピス
    トンブロックの銃後方側端がハンマーを押し付勢力に抗
    し回動させシアーと係止させ、トリガを移動してシアー
    とハンマーとの係止が解除され開閉バルブが開状態とな
    ることで開閉バルブの係止突起とストッパ部とが係止さ
    れて開閉バルブの開状態が維持されると共に切り換えバ
    ルブが閉塞状態となり、切換バルブの閉塞状態時にシリ
    ンダブロックが摺動して切換バルブ押圧部により切換バ
    ルブの突出部が押圧されると、切換バルブが発弾給気口
    の閉塞を解除させると共に、係止突起とストッパ部との
    係止を解除させ開閉バルブが閉状態となり圧縮ガスの供
    給を解除させることを特徴とするオートマチック式エア
    スポーツガン。
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