JPH1163711A - マルチ空気調和装置 - Google Patents

マルチ空気調和装置

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JPH1163711A
JPH1163711A JP22787097A JP22787097A JPH1163711A JP H1163711 A JPH1163711 A JP H1163711A JP 22787097 A JP22787097 A JP 22787097A JP 22787097 A JP22787097 A JP 22787097A JP H1163711 A JPH1163711 A JP H1163711A
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智彦 河西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチ空気調和装置の暖房運転の立ち上がり
時間、特に暖房小容量運転時の立ち上がり時間を短縮す
ること。 【解決手段】 圧縮機、室外熱交換器、アキュムレータ
を有する複数の室外機と、室内熱交換器、減圧装置を有
する複数の室内機と、室外機と室内機とを接続する共通
のガス配管と、室外機と室内機とを接続する共通の液配
管と、暖房運転時に室内機の運転容量が小さい場合、運
転を停止しガス配管と液配管との連通が遮断される室外
機に設けられ、室外機のアキュムレータ内の液冷媒を運
転中の他の室外機の室外熱交換器に供給するバイパス回
路とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の室外機と複数
の室内機とにより構成されるマルチ空気調和装置に係
り、特に暖房小容量運転の立ち上がり速度の改善に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和装置の大容量化に応じる
ため、複数の室外機と複数の室内機とにより構成される
マルチ空気調和装置が開発されている。この種のマルチ
空気調和装置では各室外機と各室内機とを接続するガス
配管及び液配管は、配管工事の簡略化により一本の共通
配管に集約されている。
【0003】図11は、例えば特開平4−93561号
公報に示されたこの種の従来のマルチ空気調和装置装置
の冷凍サイクル構成図である。図に示すように、室外機
1a,1bは、それぞれ圧縮機2a,2b、四方弁3
a,3b、室外熱交換器4a,4bにより構成されてい
る。さらに、室外機1bは、圧縮機2bの吐出側に逆止
弁14、室外熱交換器4bと液配管の接続点11との間
に設けられた電磁弁15を有する。
【0004】6は室外機1a,1bと室内機7を接続す
る共通のガス配管、12は室外機1a,1bから出るガ
ス配管と共通のガス配管6との接続点、8は室内機7の
熱交換器、9は膨張弁、10は室外機1a,1bと室内
機7を接続する共通の液配管、11は室外機1a,1b
から出る液配管と共通の液配管10との接続点である。
【0005】上述のような冷凍サイクルでで暖房運転を
行った場合の動作を説明する。圧縮機2a,2bから吐
出された高温高圧のガス冷媒は、室外機1a,1bから
ガス配管6を通り、室内機7の熱交換器8に供給され
る。室内機7の熱交換器8で、室内側に熱を与えなが
ら、凝縮、液化され、熱交換器8を出た後、室内機7内
の膨張弁9で低圧の二相冷媒に減圧される。低圧の二相
冷媒は液配管10を通り室外機1a,1bの熱交換器4
a,4bで蒸発、ガス化され、アキュムレータ5a,5
bを通り圧縮機2a,2bに吸入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置
は、以上のように構成されているので、暖房運転を起動
した場合、外気によって冷却されているガス配管6によ
って、圧縮機2a,2bから吐出された高温高圧のガス
冷媒は冷却される。外気温度が低く、また運転容量が少
ない場合では、ガス配管6の温度低下やガス配管6を通
過する冷媒流量の少量化に伴い、より冷却されやすくな
る。
【0007】特にマルチ空気調和装置の大容量化に伴い
配管を1本に集約した場合、接続される配管での圧力損
失による性能低下を防止するため配管径の大口径化がな
されている。従って小容量運転では冷媒流速の低下、ま
た大容量化に伴う接続室内機の台数増加により配管長の
長尺化がなされているため冷却部分の増加が生じ、ガス
配管6での冷却がさらに起こりやすくなる。冷却の度合
いが大きくなると供給されたガス冷媒がガス配管6内で
液化され、ガス配管6内に液冷媒が溜まり込み、寝込む
状態となる。このような状態ではガス配管6から下流の
室内熱交換器8、液配管10、室外熱交換器4a,4b
には冷媒が流れなくなる。
【0008】そのため、低圧側では圧縮機2a,2bに
冷媒が吸入されるが、圧縮機2a,2bから吐出された
冷媒が戻ってこなくなるため、圧力が低下する。低圧が
低下すると圧縮機2a,2bの流量が減少するので、暖
房運転が立ち上がるのに時間がかかるという問題が発生
する。特に小容量運転では立ち上がり時間がかかるとい
う問題が顕著になる。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、複数の室外機と複数の室内機
とにより構成されるマルチ空気調和装置の暖房運転の立
ち上がり時間、特に暖房小容量運転時の立ち上がり時間
を短縮することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチ空
気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、アキュムレータ
を有する複数の室外機と、室内熱交換器、減圧装置を有
する複数の室内機と、室外機と室内機とを接続する共通
のガス配管と、室外機と室内機とを接続する共通の液配
管と、暖房運転時に室内機の運転容量が小さい場合、運
転を停止しガス配管と液配管との連通が遮断される室外
機に設けられ、該室外機のアキュムレータ内の液冷媒を
運転中の他の室外機の室外熱交換器に供給するバイパス
回路とを備えたものである。
【0011】また、バイパス回路を、運転を停止してい
る室外機のアキュムレータと運転中の他の室外機の液配
管との間に設けたものである。
【0012】また、バイパス回路を、運転を停止してい
る室外機のアキュムレータと共通の液配管に連通する該
室外機の液配管との間に設けたものである。
【0013】また、運転を停止している室外機の共通の
ガス配管に連通する高圧側から該室外機のアキュムレー
タへ高圧ガスを流す他のバイパス回路を備えたものであ
る。
【0014】また、バイパス回路の一端を運転停止中の
室外機のアキュムレータの底部に接続したものである。
【0015】また、バイパス回路の一端を運転停止中の
室外機のアキュムレータの頂部もしくは側面部から差し
込み、アキュムレータの底部に達する構成としたもので
ある。
【0016】また、バイパス回路に設けられ、該バイパ
ス回路の冷媒の流量を調節する流量調節弁と、この流量
調節弁を制御する制御装置とを備えたものである。
【0017】また、制御装置は、暖房運転の起動と同時
に流量調節弁を開くように制御するものである。
【0018】また、制御装置は、暖房運転の起動後、一
定時間経過後に流量調節弁を開くように制御するもので
ある。
【0019】また、制御装置は、暖房運転の起動後、空
気調和装置の冷凍サイクルの低圧が一定値以下になった
場合に流量調節弁を開くように制御するものである。
【0020】また、制御装置は、流量調節弁の開度を、
運転中の他の室外機の室外熱交換器で液冷媒が蒸発しき
り、かつ該室外熱交換器で蒸発する液冷媒が少なくなら
ない適切な一定値に制御するものである。
【0021】また、制御装置は、流量調節弁の開度を、
運転中の他の室外機の室外熱交換器出口の冷媒の過熱度
が一定値になるよう制御するものである。
【0022】また、制御装置は、流量調節弁を開いた
後、暖房運転立ち上げに必要な一定時間後に該流量調節
弁を閉じるように制御するものである。
【0023】また、バイパス回路を、冷房運転時に冷凍
サイクルの高圧が過渡的に上昇した場合に、高圧液を低
圧側に戻して高圧の上昇を抑制する液バイパス回路とし
て用いるものである。
【0024】また、液バイパス回路として用いるバイパ
ス回路に、流量調節弁によりバイパスした液冷媒を絞っ
た後の二相冷媒を高圧液と熱交換させる熱交換器を設け
たものである。
【0025】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.以下、この発明の実施の形態の一例を図
面を参照して説明する。なお、ここでは室外機は2台接
続されているものとして説明する。また室外機、室内機
を接続するガス配管、液配管は1本の共通のガス配管、
液配管にまとめられているとする。
【0026】図1はこの発明の実施の形態の一例を示す
図で、マルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図であ
る。図において、1a,1bは室外機、2a,2bは各
室外機の圧縮機、3a,3bは各室外機の四方弁、6は
室外機1a,1bと室内機7を接続する共通のガス配
管、12は室外機1a,1bから出るガス配管と共通の
ガス配管6との接続点、8は室内機7の室内熱交換器、
9は室内機7の膨張弁、10は室外機1a,1bと室内
機7を接続する共通の液配管、11は室外機1a,1b
から出る液配管と共通の液配管10との接続点、4a,
4bは室外機1a,1bの室外熱交換器、5a,5bは
室外機1a,1bのアキュムレータである。
【0027】14は圧縮機1bの吐出側に設けられた逆
止弁、15は室外熱交換器4bと液配管の接続点11と
の間に設けられた電磁弁、16はアキュムレータ5bの
液冷媒を室外熱交換器4aに供給するためのバイパス回
路、17はバイパス回路16での流量を調節する流量調
節弁、18は流量調節弁17の開度を制御する制御装置
である。
【0028】また、図2はこの発明の実施の形態の一例
を示す図で、バイパス回路16とアキュムレータ5bと
の接続を示した図である。図に示すように、バイパス回
路16の一端がアキュムレータ5bの下部から差し込ま
れている。
【0029】次に本実施の形態での安定運転時の暖房運
転の動作について説明する。まず、室内機7の運転容量
が大きく、室外機1a、室外機1bがともに運転する場
合について説明する。暖房運転を行う場合、四方弁3
a,3bは、図1の実線方向に接続される。また、電磁
弁15は開とし、流量調節弁17はバイパス回路16に
冷媒が流れないように全閉に制御される。
【0030】この場合の冷媒の流れは次のようになる。
圧縮機2a,2bから吐出された高圧、高温の冷媒ガス
は四方弁3a,3bを通り、ガス配管の接続口12で室
外機1a,1bから出た冷媒が合流する。共通のガス配
管6を通り室内機7に供給されたガス冷媒は室内機7の
室内熱交換器8で凝縮、液化された後、室内機7の膨張
弁9で減圧され、低圧の二相冷媒となる。低圧の二相冷
媒は共通の液配管10を通った後、液配管の接続点11
で室外機1a,1bに分配される。室外機1a,1bに
分配された二相冷媒は室外熱交換器4a,4bで蒸発ガ
ス化された後、アキュムレータ5a,5bを通り圧縮機
2a,2bに吸入される。
【0031】一方、室内機7の運転容量が小さい場合の
暖房運転の動作について説明する。小容量運転であるの
で、室外機1aは運転、室外機1bは停止という状態に
なる。暖房運転を行う場合、四方弁3a,3bは図1の
実線方向に接続される。また電磁弁15は閉とし、流量
調節弁17はバイパス回路16を冷媒が流れないように
全閉に制御される。
【0032】この場合の冷媒の流れは次のようになる。
圧縮機2aから吐出された高圧、高温の冷媒ガスは四方
弁3aを通りガス配管6に流入する。ここで、室外機1
bでは高圧が四方弁3bまでかかるが、逆止弁14によ
って閉止され、高圧はその他の部分にはかからないよう
になる。
【0033】ガス配管6を通り室内機7に供給されたガ
ス冷媒は室内機7の室内熱交換器8で凝縮、液化された
後、膨張弁9で減圧され、低圧の二相冷媒となる。低圧
の二相冷媒は液配管10を通った後、室外機1a,1b
に分配されることになるが、電磁弁15が閉じているの
で、室外機1bへは冷媒が流れず、室外機1aのみ冷媒
が流れる。室外機1aに流入した二相冷媒は室外熱交換
器4aで蒸発ガス化された後、アキュムレータ5aを通
り圧縮機2aに吸入される。
【0034】次に本実施の形態の冷房運転での動作につ
いて説明する。室内機7の運転容量が大きく、室外機1
a、室外機1bがともに運転する場合について説明す
る。冷房運転を行う場合、四方弁3a,3bは図1の点
線方向に接続される。また電磁弁15は開とし、流量調
節弁17はバイパス回路16を冷媒が流れないように、
全閉に制御される。
【0035】この場合の冷媒の流れは次のようになる。
圧縮機2a,2bから吐出された高圧、高温の冷媒ガス
は四方弁3a,3bを通り、室外熱交換器4a,4bで
凝縮、液化され、高圧の液冷媒が液配管10に供給され
る。その後、室内機7の膨張弁9で減圧し、二相冷媒と
なった後、室内機7の室内熱交換器8で蒸発、ガス化
し、ガス配管6、四方弁3a,3b、アキュムレータ5
a,5bを通り圧縮機2a,2bに吸入される。
【0036】ここで、暖房運転と冷房運転の違いをみる
と、暖房運転では液配管10に二相冷媒が存在する一
方、冷房運転では液配管10に液冷媒が存在する。従っ
て、暖房運転では冷房運転に比べて余剰の冷媒が発生
し、この冷媒はアキュムレータ5a,5bに液冷媒の形
で存在する。本発明ではこの余剰の液冷媒を活用して暖
房運転の立ち上がり速度を改善するものである。
【0037】次に、室内機の運転容量が小さい場合の暖
房運転の起動時の動作について説明する。小容量運転で
あるので、室外機1aは運転、室外機1bは停止という
状態になる。暖房運転を行う場合、四方弁3a,3bは
図1の実線方向に接続される。また電磁弁15は閉と
し、流量調節弁17はバイパス回路16を冷媒が適当量
流れる開度に制御装置18によって制御される。また起
動前には室外機1a,1b内に冷媒が寝込むので、室外
熱交換器4a,4b、及びアキュムレータ5a,5bに
液冷媒が存在する。
【0038】この場合の冷媒の流れは次のようになる。
圧縮機2aから吐出された高圧、高温の冷媒ガスは四方
弁3aを通りガス配管6に流入する。ガス配管6に流れ
込んだ冷媒ガスはガス配管6の途中で冷却、液化されガ
ス配管6内に冷媒が寝込む。そこで室内機7の室内熱交
換器8より下流は冷媒が流れないようになる。圧縮機2
aではガス冷媒を吸い込むだけで、圧縮機2aから吐出
したガス冷媒が冷凍サイクルを一周して圧縮機2aに戻
らなくなるため、圧縮機2aの吸入圧力すなわち、冷凍
サイクルの低圧が低下する。
【0039】一方アキュムレータ5b内は気液平衡の状
態にあるので、圧力は室外機1b周囲の温度の飽和圧力
となる。一方運転している室外機1aでは室外熱交換器
4aで冷媒を蒸発させようとするので、冷凍サイクルの
低圧は室外機1a周囲の温度の飽和圧力よりも低い圧力
となる。
【0040】従って、アキュムレータ5bの圧力は冷凍
サイクルの低圧よりも高くなるので、アキュムレータ5
b内の液冷媒がバイパス回路16により室外機1aの室
外熱交換器4aに供給される。室外熱交換器4aに供給
された液冷媒は蒸発、ガス化するので、冷凍サイクルの
低圧の低下を防止する働きをする。そのため低圧の低下
が防止でき、圧縮機2aから吐出するガス冷媒流量の低
下が改善されるので、冷凍サイクルの高圧の上昇が早く
なる。高圧の上昇が早くなると、室内熱交換器7での冷
媒温度が早く上昇するため、暖房運転が早く立ち上がる
ようになる。
【0041】図3は本実施の形態での暖房運転起動後の
冷凍サイクルの高圧の変化を示した図である。従来の空
気調和装置に比べて、冷凍サイクルの高圧の立ち上がり
が早く、暖房運転の立ち上がりが早くなっていることが
解る。
【0042】なお、本実施の形態の冷凍サイクルに、図
4に示すように室外機1bの高圧側と低圧側をつなぐバ
イパス回路19と、このバイパス回路19の開閉を行う
電磁弁20を設けてもよい。暖房運転の起動時、流量調
節弁17が開になったときに、バイパス回路19を冷媒
が流れるよう電磁弁20を開にすることで、アキュムレ
ータ5b内に冷凍サイクルの高圧がかかるようにでき
る。アキュムレータ5b内に冷凍サイクルの高圧がかか
ると、アキュムレータ5bの圧力と冷凍サイクルの低圧
との差圧が高圧をかけない場合に比べて広がるので、ア
キュムレータ5bの液冷媒が室外機1aの室外熱交換器
4aに供給されやすくなる。従って、より冷凍サイクル
の低圧の低下を防止しやすくなり、暖房運転の立ち上が
りが早くなる。
【0043】また、流量調節弁17を開くタイミングで
あるが、暖房運転起動と同時でなく、暖房運転起動後一
定時間経過後でもよい。暖房運転起動直後は低圧が余り
引き込まず、外気温度と室外機1aの室外熱交換器4a
内の冷媒の温度との温度差が小さいので、バイパス16
から室外機1aの室外熱交換器4aに液冷媒を供給して
も、液冷媒の蒸発量が少なく、冷凍サイクルの低圧の低
下の防止効果が小さい。
【0044】暖房運転起動後一定時間経過後、流量調節
弁17を開くと、低圧がある程度引き込んでおり外気温
度と室外機1aの室外熱交換器4a内の冷媒の温度との
温度差が広がっているので、バイパス16から室外機1
aの室外熱交換器4aに供給された液冷媒が全て蒸発
し、冷凍サイクルの低圧の低下の防止効果を十分に果た
すことができる。
【0045】次に流量調節弁17の開度であるが、流量
調節弁17の開度が適切な値よりも開き過ぎであるとバ
イパス16を通じて室外機1aの室外熱交換器4aに多
量の液冷媒が供給されるので、室外熱交換器4aで液冷
媒を蒸発しきれず、アキュムレータ5aに液冷媒が貯ま
るようになる。このような状況を放置していると、アキ
ュムレータ5aがオーバーフローし、圧縮機2aに液冷
媒が吸い込まれ液圧縮により圧縮機2aが破損する恐れ
がある。
【0046】また流量調節弁17の開度が適切な値より
少ない場合、室外熱交換器4aで蒸発する液冷媒量が少
なく、低圧の低下の抑止効果が小さくなる。そこで流量
調節弁17の開度は適切な開度になるよう予め定めた一
定値に設定し、バイパス16からの液冷媒量が多すぎて
アキュムレータ5aに液が戻らず、かつ室外熱交換器4
aで蒸発する液冷媒量が多く、低圧の低下の抑止効果が
十分得られる状態に制御する。
【0047】なお、この流量調節弁17の開度は室外熱
交換器4aの出口での冷媒の過熱度が一定値になるよう
に制御してもよい。この場合の冷媒の過熱度は例えば5
℃に設定する。過熱度が5℃ついていると、アキュムレ
ータ5aに液が戻ることはないので、アキュムレータ5
aで液冷媒がオーバーフローするという状態は避けられ
る。また過熱度が5℃である場合には室外熱交換器4a
である程度の蒸発、すなわち液冷媒のガス化が行われて
いるということを示しているので、蒸発する液冷媒量も
多く、低圧の低下の抑止効果も十分得ることができる。
【0048】次に流量調節弁17は開いた後、そのまま
の状態でいると、もともと室外機1bのアキュムレータ
5bに存在する余剰の冷媒が全て室外機1aの方に移動
してくるので、室外機1aに存在する余剰冷媒量が増加
し、アキュムレータ5aがオーバーフローし、圧縮機2
aに液冷媒が吸い込まれ液圧縮により圧縮機2aが破損
する恐れがある。そこで暖房運転起動後、暖房運転が立
ち上がるのに必要な一定時間を定め、その時間の間流量
調節弁17を開いた後、流量調節弁17は閉じるように
制御する。なお、本実施の形態では、室外機と室内機と
を接続するガス配管、液配管は一本の共通のガス配管、
液配管にまとめられているとして説明したが、図5に示
すように、室外機と室内機とを接続するガス配管、液配
管が複数の共通配管にまとめられていても同様の効果を
得ることができる。
【0049】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態の他の例を、図面を参照して説明する。本実施の形態
では、冷媒回路は実施の形態1と同様図1のように配置
し、バイパス回路16とアキュムレータ5bの接続を図
6のようにアキュムレータ5b上部から差し込まれたバ
イパス回路16の一端がアキュムレータ5b底の液冷媒
を流せる構成とする。
【0050】本実施の形態の動作は実施の形態1と同様
であるが、図6のようにアキュムレータ5bの上部から
バイパス回路16の一端の配管を差し込めるようにする
ことで、アキュムレータ5b設置の自由度が上昇し、室
外機1bの底部にアキュムレータ5bを配置することも
可能となる。
【0051】また、図7のようにアキュムレータ5bの
側面から差し込まれたバイパス回路16の一端がアキュ
ムレータ5b底部の液冷媒を流せる構造としてもよい。
この場合もアキュムレータ5b設置の自由度を向上させ
ることができる。
【0052】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態の他の例を、図面を参照して説明する。図8はこの発
明の実施の形態の他の例を示す図で、空気調和装置の冷
凍サイクル構成図である。実施の形態3は、実施の形態
1、2とバイパス回路16の配置が異なり、バイパス回
路16の一端が、室外機1bの液配管接続点11と電磁
弁15の間に配置される。この場合、実施の形態1と同
様、暖房小容量運転時にバイパス回路16をアキュムレ
ータ5bの液冷媒が流れるようにした場合、アキュムレ
ータ5bの液冷媒は図8の矢印で示すようにバイパス回
路16、液配管の接続点11を経て、室外機1aの室外
熱交換器4aに供給されるので、動作としては実施の形
態1と同じように、暖房運転の立ち上がりを早くするこ
とができる。このようにバイパス回路16を配置する
と、バイパス回路16を室外機1b内で閉じた回路とす
ることができ、室外機間を接続する配管が減少するの
で、室外機設置の際の工事が簡略化される。
【0053】またバイパス回路16とアキュムレータ5
bの接続方法は実施の形態1,2と同様、図2、図6、
図7の何れにしても同じ効果を得ることができる。
【0054】またバイパス回路16を、室外機1bが冷
房運転を行っているときに凝縮器として用いられる室外
熱交換器4b出口の高圧液を、低圧側に戻す液バイパス
回路として用いることもできる。
【0055】液バイパス回路として用いる場合には、図
9のように冷房時にバイパスした液を一度流量制御弁1
7で絞った後、高圧の液冷媒と熱交換器21で熱交換さ
せて、バイパスした液冷媒の潜熱を回収する回路を組む
こともできる。
【0056】液バイパス回路を設けると、冷房運転時に
室外機周囲温度が高く、冷凍サイクルの高圧が過渡的に
上昇したときに、液バイパスにより高圧の上昇を抑制で
き圧縮機の保護を行うことが可能となる。
【0057】また高圧の液冷媒と熱交換器21で熱交換
させて、バイパスした液冷媒の潜熱を回収する回路を組
んだ場合には、冷房能力を損なうことなく、ガス配管6
を流れる冷媒流量を減少できるので、ガス配管6での圧
力損失を減少でき圧力損失による性能低下を抑制すると
いうことが可能となる。
【0058】また、バイパス回路16を冷房運転時の液
バイパス回路としても用いる場合には、バイパス回路1
6とアキュムレータ5bの接続方法を図2のようにする
よりは、図10のように用いる方が望ましい。図2のよ
うな接続方法で液バイパスを用いると、液バイパスから
戻ってきた冷媒がアキュムレータ5b内の液を吹き上げ
て圧縮機2b吸入に吸い込まれ、圧縮機2bで液圧縮を
生じ、圧縮機2bの破損を生じる恐れがある。図10の
ように、バイパス回路16のアキュムレータ5b側の接
続口を横にすることで、液バイパスとして用いたときの
アキュムレータ5b内の液の吹き上げを防止することが
できる。
【0059】
【発明の効果】この発明に係るマルチ空気調和装置は、
暖房運転時に室内機の運転容量が小さい場合、運転を停
止している室外機のアキュムレータ内の液冷媒を運転中
の他の室外機の室外熱交換器に供給するバイパス回路を
設けることにより、暖房運転の立ち上がり速度を早くす
ることができる。
【0060】また、バイパス回路を、運転を停止してい
る室外機のアキュムレータと共通の液配管に連通する該
室外機の液配管との間に設けることにより、バイパス回
路を運転を停止している室外機内で閉じた回路とするこ
とができ、室外機間を接続する配管が減少するので、室
外機設置の際の工事が簡略化される。
【0061】また、運転を停止している室外機の共通の
ガス配管に連通する高圧側から該室外機のアキュムレー
タへ高圧ガスを流す他のバイパス回路を備えることによ
り、アキュムレータの液冷媒が運転中の室外機の室外熱
交換器に供給されやすくなり、より冷凍サイクルの低圧
の低下を抑制し、暖房運転の立ち上がりが早くなる。
【0062】また、バイパス回路の一端を運転停止中の
室外機のアキュムレータの頂部もしくは側面部から差し
込み、アキュムレータの底部に達する構成とすることに
より、運転停止中の室外機のアキュムレータ設置の自由
度を向上させることができる。
【0063】また、制御装置が暖房運転の起動後一定時
間経過後に流量調節弁を開くように制御することによ
り、バイパス回路から運転中の室外機の室外熱交換器に
供給された液冷媒が全て蒸発し、冷凍サイクルの低圧の
低下の防止効果を十分に果たすことができる。
【0064】また、制御装置が暖房運転の起動後、冷凍
サイクルの低圧が一定値以下になった場合に流量調節弁
を開くように制御することにより、冷凍サイクルの低圧
の低下の防止効果を十分に果たすことができる。
【0065】また、制御装置が流量調節弁の開度を、運
転中の他の室外機の室外熱交換器で液冷媒が蒸発しき
り、かつ該室外熱交換器で蒸発する液冷媒が少なくなら
ない適切な一定値に制御することにより、バイパス回路
からの液冷媒量が多すぎて運転中の他の室外機のアキュ
ムレータにて液冷媒がオーバーフローすることがなく、
かつ運転中の他の室外機の室外熱交換器で蒸発する液冷
媒量が多く、低圧の低下の抑止効果が十分得られる。
【0066】また、制御装置が流量調節弁の開度を、運
転中の他の室外機の室外熱交換器出口の冷媒の過熱度が
一定値になるよう制御することにより、運転中の他の室
外機のアキュムレータに液が戻ることがない。
【0067】また、制御装置が流量調節弁を開いた後、
暖房運転立ち上げに必要な一定時間後に流量調節弁を閉
じるように制御することにより、運転中の室外機に存在
する余剰冷媒量が増加し、アキュムレータがオーバーフ
ローし、圧縮機に液冷媒が吸い込まれ液圧縮により圧縮
機が破損する恐れがない。
【0068】また、バイパス回路を、冷房運転時に冷凍
サイクルの高圧が過渡的に上昇した場合に、高圧液を低
圧側に戻して高圧の上昇を抑制する液バイパス回路とし
て用いることにより、冷房運転時に室外機周囲温度が高
く、冷凍サイクルの高圧が過渡的に上昇したときに、液
バイパスにより高圧の上昇を抑制でき圧縮機の保護を行
うことが可能となる。
【0069】また、バイパス回路に、流量調節弁により
バイパスした液冷媒を絞った後の二相冷媒を高圧液と熱
交換させる熱交換器を設けることにより、ガス配管での
圧力損失を減少でき圧力損失による性能低下を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例を示す図で、マ
ルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態の一例を示す図で、バ
イパス回路とアキュムレータとの接続方法を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態の一例を示す図で、空
気調和装置の暖房起動運転での高圧の立ち上がりを示す
図である。
【図4】 この発明の実施の形態の一例を示す図で、マ
ルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態の一例を示す図で、マ
ルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
バイパス回路とアキュムレータとの接続方法を示す図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
バイパス回路とアキュムレータとの接続方法を示す図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
マルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
マルチ空気調和装置の冷凍サイクル構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態の他の例を示す図
で、バイパス回路とアキュムレータとの接続方法を示す
図である。
【図11】 従来のマルチ空気調和装置の冷凍サイクル
構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 室外機、2a,2b 圧縮機、3a,3b
四方弁、4a,4b室外熱交換器、5a,5b アキ
ュムレータ、6 共通のガス配管、7 室内機、8 室
内熱交換器、9 膨張弁、10 共通の液配管、11
室外機から出る液配管と共通の液配管との接続点、12
室外機から出るガス配管と共通のガス配管との接続
点、14 逆止弁、15 電磁弁、16 バイパス回
路、17流量調節弁、18 制御装置、19 バイパス
回路、20 電磁弁、21 熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 嘉夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 河西 智彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松岡 文雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、アキュムレータ
    を有する複数の室外機と、 室内熱交換器、減圧装置を有する複数の室内機と、 前記室外機と前記室内機とを接続する共通のガス配管
    と、 前記室外機と前記室内機とを接続する共通の液配管と、 暖房運転時に前記室内機の運転容量が小さい場合、運転
    を停止し前記ガス配管と前記液配管との連通が遮断され
    る前記室外機に設けられ、該室外機の前記アキュムレー
    タ内の液冷媒を運転中の他の前記室外機の前記室外熱交
    換器に供給するバイパス回路と、を備えたことを特徴と
    するマルチ空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス回路を、運転を停止してい
    る前記室外機の前記アキュムレータと運転中の他の前記
    室外機の液配管との間に設けたことを特徴とする請求項
    1記載のマルチ空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス回路を、運転を停止してい
    る前記室外機の前記アキュムレータと前記共通の液配管
    に連通する該室外機の液配管との間に設けたことを特徴
    とする請求項1記載のマルチ空気調和装置。
  4. 【請求項4】 運転を停止している前記室外機の前記共
    通のガス配管に連通する高圧側から該室外機の前記アキ
    ュムレータへ高圧ガスを流す他のバイパス回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチ空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス回路の一端を運転停止中の
    前記室外機の前記アキュムレータの底部に接続したこと
    を特徴とする請求項1記載のマルチ空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記バイパス回路の一端を運転停止中の
    前記室外機の前記アキュムレータの頂部もしくは側面部
    から差し込み、前記アキュムレータの底部に達する構成
    としたことを特徴とする請求項1記載のマルチ空気調和
    装置。
  7. 【請求項7】 前記バイパス回路に設けられ、該バイパ
    ス回路の冷媒の流量を調節する流量調節弁と、 この流量調節弁を制御する制御装置と、を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のマルチ空気調和装置。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、暖房運転の起動と同時
    に前記流量調節弁を開くように制御することを特徴とす
    る請求項7記載のマルチ空気調和装置。
  9. 【請求項9】 前記制御装置は、暖房運転の起動後、一
    定時間経過後に前記流量調節弁を開くように制御するこ
    とを特徴とする請求項7記載のマルチ空気調和装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、暖房運転の起動後、
    当該空気調和装置の冷凍サイクルの低圧が一定値以下に
    なった場合に前記流量調節弁を開くように制御すること
    を特徴とする請求項7記載のマルチ空気調和装置。
  11. 【請求項11】 前記制御装置は、前記流量調節弁の開
    度を、運転中の他の前記室外機の前記室外熱交換器で液
    冷媒が蒸発しきり、かつ該室外熱交換器で蒸発する液冷
    媒が少なくならない適切な一定値に制御することを特徴
    とする請求項8又は請求項9又は請求項10記載のマル
    チ空気調和装置。
  12. 【請求項12】 前記制御装置は、前記流量調節弁の開
    度を、運転中の他の前記室外機の前記室外熱交換器出口
    の冷媒の過熱度が一定値になるよう制御することを特徴
    とする請求項8又は請求項9又は請求項10記載のマル
    チ空気調和装置。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、前記流量調節弁を開
    いた後、暖房運転立ち上げに必要な一定時間後に該流量
    調節弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項
    8又は請求項9又は請求項10記載のマルチ空気調和装
    置。
  14. 【請求項14】 前記バイパス回路を、冷房運転時に冷
    凍サイクルの高圧が過渡的に上昇した場合に、高圧液を
    低圧側に戻して高圧の上昇を抑制する液バイパス回路と
    して用いることを特徴とする請求項3記載のマルチ空気
    調和装置。
  15. 【請求項15】 前記バイパス回路に、前記流量調節弁
    により前記バイパスした液冷媒を絞った後の二相冷媒を
    前記高圧液と熱交換させる熱交換器を設けたことを特徴
    とする請求項14記載のマルチ空気調和装置。
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