JPH1163517A - 加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理装置Info
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- JPH1163517A JPH1163517A JP23276197A JP23276197A JPH1163517A JP H1163517 A JPH1163517 A JP H1163517A JP 23276197 A JP23276197 A JP 23276197A JP 23276197 A JP23276197 A JP 23276197A JP H1163517 A JPH1163517 A JP H1163517A
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Abstract
提供する。 【解決手段】 ドア3を開くとき、ドアアーム155
は、ローラ157との接点をその右端から左端に向けて
移動させながら、ローラ157との接点を支点として反
時計方向に回転し、ドアアーム55は、ローラ57との
接点をその左端から右端に向けて移動させながら、ロー
ラ57との接点を支点として時計方向に回転する。ドア
アーム155の対向部155aがローラ台156のスト
ッパ156aに突き当たることにより、ドアアーム15
5の回転が停止される。また、ドアアーム55の折返し
部55aがローラ台56の対向部56aに突き当たるこ
とにより、ドアアーム55の回転が停止される。ドア3
は、開いたとき、ドアアーム55,155を介して、対
向部56a,ストッパ156aで支持される。対向部5
6aは、ストッパ156aより、支持する重量が大き
い。
Description
熱調理装置に関し、特に、バランスの良い加熱調理装置
に関する。
置の一例の電子レンジの斜視図を示す。電子レンジ1
は、主に、本体2とドア3とからなる。本体2には、本
体2の外郭を覆う外装部4と、コントロールパネル6
と、複数の脚8が設けられている。なお、コントロール
パネル6は、ユーザが電子レンジ1を操作するために、
電子レンジ1の前面に設けられている。また、ドア3に
は、ユーザがドア3を開閉する際につかむ取手3aが設
けられている。
に開かれた状態を示している。ドア3の奥の本体2内部
には、加熱室50が設けられている。また、電子レンジ
1では、加熱室50内の食品を加熱するための図示せぬ
マグネトロンと、該マグネトロンに電力を供給する図示
せぬトランス(後述するトランス54)が、コントロー
ルパネル6の奥、つまり加熱室50の右側に備えられて
いる。電子レンジ1等の加熱調理装置に備えられるトラ
ンスの重さは、一般には約3.5kg程度である。な
お、電子レンジ1等の加熱調理装置全体の重さは、一般
に、おおよそ15kg程度なので、トランスの重量は、
加熱調理装置の全重量の約20%を占めている。つま
り、電子レンジ1は、右側に重量物が設けられため、右
側に重心が偏っている(以下、「右に偏重心である」と
いう)。
3と本体枠5を接続するための部材について説明する。
図5は、電子レンジ1の大まかな分解斜視図である。電
子レンジ1においては、底板7上に本体枠5が載置さ
れ、固定される。本体枠5は、加熱室50と、後述する
ドア3と本体枠5の接続部材を通すための接続部材用孔
52と、前述のコントロールパネル6を嵌め込むための
コントロールパネル用孔53とを主に備えている。そし
て、本体枠5にトランス54(図6参照)を含む種々の
部品が取付けられた後、外装部4が本体枠5に被せられ
る。
に、ドア3を接続するための部材を備えている。図6
は、本体枠5の右側の壁に備えられた支持部材の構造を
説明するための図であり、図7は、本体枠5の左側の壁
に備えられた接続部材の構造を説明するための図であ
る。なお、ドア3は、接続部材を内部に備えているた
め、図6および図7では、ドア3を一部破断して記載し
ている。
し、図6(b)は、ドア3が開いた状態を示す。図6を
参照して、本体枠5の右側の壁には、トランス54が取
付けられ、さらに、ローラ台256が取付けられてい
る。トランス54は、加熱室50を加熱するための図示
せぬマグネトロンに電力を供給するためのものである。
また、ローラ台256上には、ドア支え板258の一部
とローラ257が取付けられている。また、ばね259
の一端は、ローラ台256に取付けられている。そし
て、ばね259の他端は、ドアアーム255の一端に取
付けられている。
動板231上には、ドアアーム支点232とドア回動支
点233が設けられている。そして、ドアアーム255
の他端は、ドアアーム支点232に固定され、また、ド
ア支え板258の一端は、ドア回動支点233に固定さ
れている。
(a)の状態から図6(b)の状態に変化させると、ド
アアーム255は、ローラ257との接点をずらしなが
ら、ローラ257との接点を支点として反時計方向に回
転する。なお、ローラ257には、ローラガイド257
aが設けられている。そして、ドアアーム255は、ロ
ーラ257上を、ローラガイド257aとローラ台25
6との間を通りながら、回転する。
るところを、部分的に手前側に折曲げられることによ
り、ストッパ256aが形成されている。そして、図6
(b)に示すようにドア3を開くと、ドアアーム255
の対向部255aは、ストッパ256aに突き当たるよ
うに構成されている。
説明する。図7(a)は、ドア3を閉じた状態を示し、
図7(b)は、ドア3を開いた状態を示す。ドア3およ
び本体枠5は、接続部材を左右対称に備えている。した
がって、図7に示す回動板331,ドアアーム支点33
2,ドア回動支点333は、それぞれ、図6の回動板2
31,ドアアーム支点232,ドア回動支点233と同
じ働きをする。また、図7に示すドアアーム355,対
向部355a,ローラ台356,ストッパ356a,ロ
ーラ357,ローラガイド357a,ドア支え板35
8,ばね359は、それぞれ、図6のドアアーム25
5,対向部255a,ローラ台256,ストッパ256
a,ローラ257,ローラガイド257a,ドア支え板
258,ばね259と同じ働きをする。なお、ローラ台
356は、本体枠5の左側の壁に取付けられている。そ
して、図7(b)に示すようにドア3を開くと、ドアア
ーム355は、ローラ357との接点を移動させなが
ら、ローラ357との接点を支点として、図の時計方向
に回転する。また、図7(b)の状態では、対向部35
5aは、ストッパ356aに突き当たる。
ドア3を開いた状態では、ドアアーム255,355
は、ドア3を支えるために、ドア3の荷重を受ける。そ
して、ストッパ256a,356aは、ドアアーム25
5,355を支えるために、力を加えられる。このとき
ストッパ256a,356aに働く力について説明す
る。
5,355は、ドア3から、ドアアーム支点232,3
32に、下向きの力を受ける。ここで、ドアアーム25
5,355は、それぞれ、ローラ257,357を支点
とした梃子として働き、ドア3から下向きの力を受ける
ことにより、ばね259,359を引っ張りかつストッ
パ256a,356aを押す。
等のドア3と接続するための接続部材が、左右対称に備
えられている。したがって、ドアアーム255,355
がドア3から力を受けた場合、ストッパ256a,35
6aは同じ大きさの力で押され、また、ばね259,3
59は同じ大きさの力で引っ張られる。なお、ばね25
9,359として通常使用されるばねのばね定数を考慮
すると、ばね259,359が引っ張られる力は、スト
ッパ256a,356aが押される力と比較してかなり
小さい。したがって、ドアアーム255,355に荷重
がかけられた場合、主に、ストッパ256a,356a
に力がかかると考えられる。
ンジ1は、ドア3を開く場合や開いたドア3上に誤って
加熱後の食品を置いた場合等に、ドア3を支持するドア
アーム255,355に当接するストッパ256a,3
56aに同じ大きさの力がかかると、却って左右のバラ
ンスを崩し、倒れてしまう場合がある。これは、電子レ
ンジ1が右に偏重心でバランスが悪いからである。つま
り、左側のストッパ356aは、右側のストッパ256
aよりもトランス54からの距離が長いため、トランス
54の錘としての作用をストッパ256aよりも受けに
くい。これにより、ドアアーム255,355に荷重が
かけられた場合、ストッパ356aの方が、ストッパ2
56aよりも耐えられる力が小さくなる。そして、この
ような、耐えられる力の大きさの差が、電子レンジ1の
倒れる原因となる。
がより大きな力に耐えられるようにするため、電子レン
ジ1の本体2の左側に、従来の構成要素とは別に、トラ
ンス54の重量分の金属等を「錘」として搭載すること
が考えられる。しかし、金属等を新たに搭載すること
は、コスト増を招き、好ましくない。また、金属以外の
物質を「錘」として搭載しようとすると、電子レンジ1
の体積が大きくなりすぎてしまい、好ましくない。
により、電子レンジ1自体の重心をより低くして、倒れ
にくくすることも考えられる。しかし、加熱室50内の
食品を加熱する際に、トランス54は発熱する。そし
て、該発熱したトランス54を冷却するための風の通り
道を確保するため、脚8は、ある程度の長さを必要とさ
れる。したがって、電子レンジ1の脚8を短くすること
も好ましくない。
のであり、その目的は、より低コストで、より倒れにく
い加熱調理装置を提供することである。
かかる加熱調理装置は、食品を収納する加熱室と、前記
加熱室に対して第1の方向の一方側に設けられた重量物
と、前記加熱室にアクセスするために設けられ、前記第
1の方向と交わる第2の方向に開閉するためのドアと、
前記ドアの開閉時に前記ドアを支持する前記第1の方向
の一方側および他方側に設けられた第1および第2のド
ア支持部材と、前記第1のドア支持部材が支持する重量
が、前記第2のドア支持部材の支持する重量より大きく
なるように調整する調整機構とを含むことを特徴として
いる。
向の一方側にあり、重量物の錘としての効果を第2のド
ア支持部材よりも受けやすい第1のドア支持部材が、第
2のドア支持部材より大きい重量を支持する。
を設けた加熱調理装置のバランスを、加熱調理装置に改
めて錘等を搭載することなく、極力整えることができ
る。つまり、より低コストで倒れにくい加熱調理装置を
提供することができる。
置は、請求項1に記載の発明にかかる加熱調理装置の構
成に加えて、前記調整機構は、前記加熱室を囲む本体枠
と、前記ドア上の前記第1の方向の一方側および他方側
に設けられた第1および第2のドア固定点と、前記本体
枠上の前記第1の方向の一方側および他方側に設けられ
た第1および第2の本体支点と、前記第1および第2の
ドア固定点に一端を固定された第1および第2のドアア
ームとを含み、前記第1および第2のドアアームは、前
記ドアの開閉時の前記第1および第2のドア固定点の移
動に基づいて、前記第1および第2の本体支点を支点と
して回動し、前記ドアの開時に、前記第1および第2の
ドアアームの他端は、前記第1および第2のドア支持部
材に突き当たり、前記第1の本体支点から前記第1のド
ア支持部材までの第1の距離は、前記第2の本体支点か
ら前記第2のドア支持部材までの第2の距離よりも短い
ことを特徴としている。
に記載の発明による作用に加えて、第1および第2のド
アアームは、ドアの開閉時に、第1および第2の本体支
点を支点とした梃子として作用する。そして、ドアの開
時には、第1および第2のドア支持部材は、梃子である
第1および第2のドアアームの作用点として、第1およ
び第2のドアアームを介してドアを支持する。このと
き、第1のドアアームについての支点から作用点までの
距離は、第2のドアアームについての支点から作用点ま
での距離より短くなる。
効果に加えて、より容易に、ドアの開時に、第1の方向
について重量物のある側の第1のドア支持部材が、重量
物のない側の第2のドア支持部材よりも大きい重量を支
持する構成が開示される。したがって、より容易に、低
コストで、倒れにくい加熱調理装置を提供することがで
きる。
置は、請求項2に記載の発明にかかる加熱調理装置の構
成に加えて、前記第1の距離は、前記第2の距離の1/
10〜3/10であることを特徴としている。
に記載の発明の作用に加えて、第1および第2のドアア
ームが、第1および第2の本体支点を支点としかつ第1
および第2のドア支持部材を作用点とした梃子として作
用する際に、第1のドアアームについての支点から作用
点までの距離が、第2のドアアームについての支点から
作用点までの距離の1/10〜3/10となる。
効果に加えて、より容易に、ドアの開時に、第1の方向
について重量物のある側の第1のドア支持部材が、重量
物のない側の第2のドア支持部材よりも大きい重量を支
持する構成が開示される。したがって、より容易に、低
コストで、倒れにくい加熱調理装置を提供することがで
きる。
置は、請求項2または請求項3に記載の発明にかかる加
熱調理装置の構成に加えて、前記ドアを開く際に、前記
第2のドアアームの他端が前記第2のドア支持部材に突
き当たるより先に、前記第1のドアアームの他端が前記
第1のドア支持部材に突き当たることを特徴としてい
る。
または請求項3に記載の発明による作用に加えて、第1
および第2のドアアームが、第1および第2の本体支点
を支点としかつ第1および第2のドア支持部材を作用点
とした梃子として作用する際に、第1のドアアームにつ
いての作用点に、第2のドアアームについての作用点よ
りも、ドア3を支持するための力がかかりやすくなる。
第1の方向について重量物のある側の第1のドア支持部
材が、重量物のない側の第2のドア支持部材よりも大き
い重量を支持する構成が開示される。したがって、より
容易に、低コストで、倒れにくい加熱調理装置を提供す
ることができる。
熱調理装置の実施の形態の一例を説明する。
子レンジの本体とドアの接続部材を示す。なお、図1
は、電子レンジ1の本体枠5(図5参照)とドア3(図
4参照)との、本発明に従った接続部材を示す。また、
図1(a)は、本体枠5の加熱室50の左側にある接続
部材を示し、図1(b)は、右側にある接続部材を示
す。なお、図1(a)および図1(b)は、ともに、ド
ア3を開いた状態を示す。
に、ローラ台356(図7参照)の代わりにローラ台1
56(図1(a)参照)が、右壁面上に、ローラ台25
6(図6参照)の代わりにローラ台56(図1(b)参
照)が、それぞれ取付けられている。ローラ台156
上、およびローラ台56上には、それぞれドア支え板1
58,58の一部とローラ157,57が取付けられて
いる。また、ばね159,59の一端は、それぞれロー
ラ台156,56に取付けられている。そして、ばね1
59,59の他端は、それぞれドアアーム155,55
の一端に取付けられている。
照)および回動板31(図1(b)参照)を備えてい
る。回動板131,31上には、それぞれ、ドアアーム
支点132,32とドア回動支点133,33が設けら
れている。そして、ドアアーム155,55の一端は、
それぞれ、ドアアーム支点132,32に固定されてい
る。また、ドア支え板158,58の一端は、それぞ
れ、ドア回動支点133,33に固定されている。
に示す状態にするとき、ドア3は、ドア回動支点133
を支点として図1(a)の反時計方向に、また、ドア回
動支点33を支点として図1(b)時計方向に、回転す
る。このとき、ドアアーム155は、ローラ157との
接点を、その右端から左端に向けて移動させながら、ロ
ーラ157との接点を支点として、反時計方向に回転す
る。また、ドアアーム55は、ローラ57との接点を、
その左端から右端に向けて移動させながら、ローラ57
との接点を支点として、時計方向に回転する。なお、ロ
ーラ157,57のそれぞれ一端には、ローラ157,
57上を移動するドアアーム155,55をガイドする
ためのローラガイド157a,57aが設けられてい
る。そして、ドアアーム155,55は、それぞれ、ロ
ーラ台156,56とローラガイド157a,57aの
間を通過する。なお、ドア3を閉じると、ローラ15
7,57は、それぞれドアアーム155,55上の凹部
155b,55bに嵌め込まれる。
5、ドアアーム55,155、ローラ台56、156、
ローラ57,157、回動板31、131およびドアア
ーム支点32,132により、ドア3と本体枠5の接続
部材が構成されている。
上部が部分的に手前に折曲げられることにより、ストッ
パ156aが形成されている。そして、ドアアーム15
5の対向部155aがストッパ156aに突き当たるこ
とにより、ドアアーム155は、図1(a)に示す状態
以上に時計方向に回転することを停止される。
の、ばね59との接点近傍の垂直な部分がローラ台56
に向けて折曲げられることにより、折返し部55aが形
成されている。そして、折返し部55aがローラ台56
の右上部の対向部56aに突き当たることにより、ドア
アーム55は、図1(b)に示す状態以上に反時計方向
に回転することを停止される。
が開いた状態では、ドアアーム55,155は、ドア3
を支えるために、対向部56a,ストッパ156aに力
を及ぼす。電子レンジ1の接続部材が左右対称であれ
ば、ドアアーム55が対向部56aに及ぼす力とドアア
ーム155がストッパ156aに及ぼす力という2つの
力の大きさは等しくなる。しかし、本実施の形態の電子
レンジ1の接続部材の構造は、左右対称ではない。これ
により、上記の2つの力の大きさは、異なる。以下、上
記の2つの力の大きさが異なることについて、図1を参
照して説明する。
を支えるために、ばね59,159を引っ張る。しか
し、上記の2つの力の大きさに比べて、ばね59,15
9を引っ張る力は、通常、かなり小さいと考えられる。
そこで、本実施の形態では、ドア3を支える際にドアア
ーム55,155が及ぼす力として、上記の2つの力の
みを考慮し、ばね59,159を引っ張る力を考慮しな
いこととする。
5,155は、それぞれ梃子として働くと考えられる。
ドア3が開いた状態では、ドアアーム支点32,132
は力点となり、ローラ57,157との接点は支点とな
り、対向部56a,ストッパ156aとの接点は作用点
となる。そして、ドア3が開いた状態では、対向部56
a,ストッパ156aが、ドアアーム55,155を介
して、ドア3を支えるのである。つまり、上記の2つの
力が、ドア3を支える力に相当する。
の距離が等しくかつ力点に同じ力が加えられた場合、支
点から作用点までの距離が近いほど作用点で作用する力
は大きくなる。本実施の形態においては、ドア3が開い
た状態において、ドア3と本体枠5の接続部材では、右
側の梃子(ドアアーム55)の支点から作用点までの距
離(B)の方が左側の梃子(ドアアーム155)の対応
する距離(A)よりも短くなっている。つまり、ローラ
57から折返し部55aまでの距離(B)は、ローラ1
57から対向部155aまでの距離(A)よりも短くな
っている。一方、ドアアーム支点32,132は、ドア
3からドアアーム55,155の双方に同じ大きさの力
が加えられる位置に設けられている。したがって、右側
の梃子の作用点には、左側の梃子の作用点よりも大きな
力が加えられる。つまり、ドアアーム55が対向部56
aに及ぼす力とドアアーム155がストッパ156aに
及ぼす力という2つの力では、前者の力の大きさの方が
後者の力の大きさよりも大きい。
においては、対向部56aとストッパ156aが、ドア
アーム55とドアアーム155を介して、開いた状態に
あるドア3を支持する場合、対向部56aが支持する重
量は、ストッパ156aが支持する重量よりも大きいこ
とになる。
ランス54が備えられた側にある対向部56aが支持す
る重量は、トランス54が備えられた側と反対側にある
ストッパ156aが支持する重量よりも大きい。これに
より、改めて錘等の部材を搭載することなく、電子レン
ジ1の左右のバランスを極力整えることができ、ドア3
を開いたときに、電子レンジ1を倒れにくくすることが
できる。つまり、より低コストで、倒れにくい加熱調理
装置を提供することができる。
の距離(B)とローラ157から対向部155aまでの
距離(A)の比は、たとえば、B/A=3/10とする
ことができる。なお、電子レンジ1の全体的な構造から
考えると、B/A=1/10〜3/10が好ましい範囲
と考えられる。
54により、加熱室に対して第1の方向の一方側に設け
られた重量物が構成されている。なお、第1の方向と
は、水平方向である。この第1の方向を、電子レンジ1
に対応させて示すと、図2の両矢印Pに示す方向とな
る。なお、図2は、図4(a)と同様の、電子レンジ1
の斜視図である。
るために設けられ、第1の方向と交わる第2の方向に開
閉するためのドアが構成されている。なお、第2の方向
とは、電子レンジ1の奥行き方向であり、図2の両矢印
Qで示す方向である。
aにより、ドアの開閉時にドアを支持する第1の方向の
一方側および他方側に設けられた第1および第2のドア
支持部材が構成されている。また、本実施の形態では、
主に、本体枠5、ドアアーム55,155、ローラ台5
6,156、ローラ57,157、回動板31、131
およびドアアーム支点32,132により接続部材が構
成される。そして、この接続部材では、上述のように、
開いた状態にあるドア3を支持する場合、第2のドア支
持部材の支持する重量より大きくなるよう調整する調整
機構が構成されている。
枠が構成されている。そして、ドアアーム支点32およ
び132により、ドア上の、第1の方向の一方側および
他方側に設けられた第1および第2のドア固定点が構成
されている。また、ローラ57および157により、本
体枠上の、第1の方向の一方側および他方側に設けられ
た第1および第2の本体支点が構成されている。さら
に、ドアアーム55および155により、第1および第
2のドア固定点に一端を固定された第1および第2のド
アアームが構成されている。
例として、トランス54という錘を備えた電子レンジ1
を倒れにくくするために、ドアを開く際に、第2のドア
アームの他端(対向部155a)が第2のドア支持部材
(ストッパ156a)に突き当たるより先に、第1のド
アアームの他端(折返し部55a)が第1のドア支持部
材(対向部56a)に突き当たるように構成してもよ
い。このような構成を図1および図3を用いて説明す
る。
示す図であり、図1(b)のローラ台56の対向部56
a付近を拡大した図に相当する。図3に記載した接続部
材は、図1(b)に記載した部材の中の、ドアアーム5
5上に形成された折返し部55aの形状を折返し部55
cに変更したものである。図3中の折返し部55cは、
図1(b)の折返し部55aを、その下端を支点として
図の時計方向に回転移動させた位置に形成されている。
折返し部55cがローラ台56の対向部56aに接触し
た後で、ドアアーム55およびローラ台56が撓うこと
によりドア3がさらに開き、図1(a)のドアアーム1
55の対向部155aがストッパ156aに接触する。
したがって、ドア3の荷重が、より、ストッパ156a
よりも対向部56aにかかりやすくなる。これにより、
加熱調理装置の一例である電子レンジ1のバランスを、
極力整えることができる。
続部材を示す図である。
方向および第2の方向を説明するための図である。
る。
である。
材の構造を説明するための図である。
材の構造を説明するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 食品を収納する加熱室と、 前記加熱室に対して第1の方向の一方側に設けられた重
量物と、 前記加熱室にアクセスするために設けられ、前記第1の
方向と交わる第2の方向に開閉するためのドアと、 前記ドアの開閉時に前記ドアを支持する前記第1の方向
の一方側および他方側に設けられた第1および第2のド
ア支持部材と、 前記第1のドア支持部材が支持する重量が、前記第2の
ドア支持部材の支持する重量より大きくなるように調整
する調整機構とを含む、加熱調理装置。 - 【請求項2】 前記調整機構は、前記加熱室を囲む本体
枠と、前記ドア上の前記第1の方向の一方側および他方
側に設けられた第1および第2のドア固定点と、前記本
体枠上の前記第1の方向の一方側および他方側に設けら
れた第1および第2の本体支点と、前記第1および第2
のドア固定点に一端を固定された第1および第2のドア
アームとを含み、 前記第1および第2のドアアームは、前記ドアの開閉時
の前記第1および第2のドア固定点の移動に基づいて、
前記第1および第2の本体支点を支点として回動し、 前記ドアの開時に、前記第1および第2のドアアームの
他端は、前記第1および第2のドア支持部材に突き当た
り、 前記第1の本体支点から前記第1のドア支持部材までの
第1の距離は、前記第2の本体支点から前記第2のドア
支持部材までの第2の距離よりも短い、請求項1に記載
の加熱調理装置。 - 【請求項3】 前記第1の距離は、前記第2の距離の1
/10〜3/10である、請求項2に記載の加熱調理装
置。 - 【請求項4】 前記ドアを開く際に、前記第2のドアア
ームの他端が前記第2のドア支持部材に突き当たるより
先に、前記第1のドアアームの他端が前記第1のドア支
持部材に突き当たる、請求項2または請求項3に記載の
加熱調理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23276197A JP3573926B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 加熱調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23276197A JP3573926B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 加熱調理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163517A true JPH1163517A (ja) | 1999-03-05 |
JP3573926B2 JP3573926B2 (ja) | 2004-10-06 |
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ID=16944343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23276197A Expired - Fee Related JP3573926B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 加熱調理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3573926B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110082793A (ko) * | 2010-01-12 | 2011-07-20 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 조리기기 |
JP5562943B2 (ja) * | 2009-04-16 | 2014-07-30 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP23276197A patent/JP3573926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5562943B2 (ja) * | 2009-04-16 | 2014-07-30 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
KR20110082793A (ko) * | 2010-01-12 | 2011-07-20 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 조리기기 |
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JP3573926B2 (ja) | 2004-10-06 |
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