JPH1163376A - 金属製真空断熱構造物における真空排気真空封止管 - Google Patents

金属製真空断熱構造物における真空排気真空封止管

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JPH1163376A
JPH1163376A JP9271844A JP27184497A JPH1163376A JP H1163376 A JPH1163376 A JP H1163376A JP 9271844 A JP9271844 A JP 9271844A JP 27184497 A JP27184497 A JP 27184497A JP H1163376 A JPH1163376 A JP H1163376A
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JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
pipe
vacuum sealing
tube
sealing
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Pending
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JP9271844A
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English (en)
Inventor
Keiji Sakamoto
慶二 阪本
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 金属製真空断熱構造物における真空排気およ
び真空封止を行う管の構造及び真空封止法。 [解決手段]金属製真空断熱構造物に取り付ける真空排
気および真空封止管の取り付け部先端をへん平にし、狭
あいな場所への取り付けを可能にし、真空断熱に有効な
真空部空間を維持する。真空排気および真空封止管をへ
ん平にすることにより管の内部にできた段差部に隙間板
を入れて真空封止面積を小にし、管と隙間板の間にロウ
付溶接材をいれて溶接、真空封止をすることにより溶接
封止面積を小さくし、溶接封止を容易に確実に行うこと
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明に属する技術分野]本発明は金属製
真空断熱構造物における真空排気および真空封止管に関
する。
【0002】[従来の技術]従来、金属製真空断熱構造
物に取り付ける真空排気および真空封止管は5mmから
10mmの軟質材の管(銅管等)に限られ、真空封止に
さいしては、管の先端を圧接して封止ていた。この場
合、管を取り付ける場所は管の外径以上が必要であり、
真空封止にさいしては管を圧接するだけであるため封止
が危ぶまれ、また、封止後、圧接部が損傷しないように
保護しなければならないことが問題であった。
【0003】[発明が解決しようとしている課題]金属
製真空断熱構造物の真空部を形成する外壁、図2の左外
壁(1)と右外壁(2)の間(真空部)は3mmから1
0mmで真空断熱の効果が良好である。この間に取り付
けが可能で、しかも、使用する管材は軟質材に限らずに
用いることが可能で、真空封止を容易確実に行うことが
できることを目的としている。
【0004】[課題を解決するための手段]金属製真空
断熱構造物に取り付ける真空排気および真空封止管の取
り付け部分の先端をへん平にして狭あいな場所に取り付
けることを可能にし、真空断熱が有効な真空部空間を維
持する。
【0005】金属製真空断熱構造物に取り付ける真空排
気および真空封止管の先端をへん平にした際に管の内部
にできる段差を利用して、その部分に隙間板を挿入し、
隙間板と管内壁の間にロウ付溶接のロウ材を挿入する。
【0006】真空封止に際して隙間板と管内壁間をロウ
材によりロウ付溶接する。この際、真空封止面積が小さ
く、封止溶接面積が小さく、少量のロウ材により容易に
確実に溶接封止ができる。
【0007】従来、真空排気および真空封止管を真空封
止する際、圧接するため銅管等の軟質材でなければなら
ず、圧接に必要な長さの管が必要であり、圧接後、圧接
部が損傷しないように保護する必要があった。本発明の
場合、真空封止を溶接で行うため、管はステンレス鋼等
の硬質材料を用いることが可能で、封止溶接部は圧接に
比し短くすることが可能で、封止後、封止部を保護する
必要ははい。ステンレス鋼は真空内で気体排出量が少な
いため真空装置に用いるときは銅管よりも優れている。
【0008】[課題の実施の形態]本発明の実施の形態
を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
【0009】金属製真空断熱構造物に取り付ける真空排
気および真空封止管の断面を示す図2において、真空部
(3)を形成する左外壁(1)と右外壁(2)間は3m
mから10mmとする。この間に直径5mmから10m
mの真空排気および真空封止管(4)を取り付けるに際
して管の先端をへん平にして取り付けを容易にする。
【0010】管(4)の先端をへん平にした際、管内部
にてきた段差部に隙間板(5)を入れ、隙間板(5)と
管(4)の間にロウ材(6)を入れる。
【0011】管(4)の板の厚さを0.5mmとし、管
のへん平部の内部の隙間を0.5mmとし隙間板(5)
の厚さを0.3mmとするとき管(4)のへん平部の厚
さは1.5mmとなり、左外壁(1)と右外壁(2)の
間が2mm以上であれば管(4)を金属製真空断熱構造
物に取り付けることが可能であり、管(4)の板の厚さ
を0.5mmとし、管のへん平部の内部の隙間を1mm
とし隙間板(5)の厚さを0.8mmとするとき管
(4)のへん平部の厚さは2mmとなり、左外壁(1)
と右外壁(2)の間が3mm以上であれば管(4)を金
属製真空断熱構造物に取り付けることが可能である。
【0012】金属製真空断熱構造物に上記の構造の真空
排気および真空封止管(4)を取り付け隙間板(5)と
管(4)の間にロウ材(6)を入れ、真空排気したの
ち、管(4)の外部から高周波加熱によりロウ材を加熱
溶融させて隙間板(5)と管(4)の間を溶接して真空
封止を行う。
【0013】この際、真空部を形成する左外壁(1)右
外壁(2)及び真空排気および真空封止管(4)ならび
に隙間板(5)の材質には、気体吸蔵、気体排出が少な
く、金属製真空断熱構造物に最も適したステンレス鋼を
用いることができる。
【0014】真空部(3)に、真空内の残留気体、排出
気体を吸着するゲッター(7)を封入する。
【0015】[発明の効果]金属製真空断熱構造物に真
空排気および真空封止管を取り付けるに際して真空排気
および真空封止管の取り付け部先端をへん平にすること
により狭あいな真空部に取り付けることが可能であり、
管をへん平にすることによる管内部の段差を利用して真
空封止を容易確実にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属製真空断熱構造物の平面図である。
【図2】金属製真空断熱構造物及び真空排気および真空
封止管の断面図である。
【符号の説明】
1 左外壁 2 右外壁 3 真空部 4 真空排気および真空封止管 5 隙間板 6 ロウ材 7 ゲッター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製真空断熱構造物に取り付ける真空
    排気及び真空封止管の取り付け部分を、へん平にし、狭
    あいな場所に取り付けることができる真空排気及び真空
    封止管とすることにより真空断熱に有効な真空空間を維
    持する。
  2. 【請求項2】 真空排気及び真空封止管の先端を、へん
    平にしたとき、管の内部にできた段差部分に隙間板を挿
    入し、真空封止の面積を小にし、隙間板と管壁の間にロ
    ウ付溶接用のロウ材を挿入し、真空封止のさい、ロウ付
    溶接を行うに当たって、ロウ材を少なく、溶接を容易確
    実に、真空封止を容易確実にする。
JP9271844A 1997-08-27 1997-08-27 金属製真空断熱構造物における真空排気真空封止管 Pending JPH1163376A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105351687A (zh) * 2015-11-23 2016-02-24 河南南阳市油田机械制造有限公司 一种隔热油管抽真空封口装置
JP2021181796A (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 三恵技研工業株式会社 真空断熱配管及びそのメンテナンス方法

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