JPH1162941A - ガス供給ユニットのボルト脱落防止構造 - Google Patents

ガス供給ユニットのボルト脱落防止構造

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JPH1162941A
JPH1162941A JP22248397A JP22248397A JPH1162941A JP H1162941 A JPH1162941 A JP H1162941A JP 22248397 A JP22248397 A JP 22248397A JP 22248397 A JP22248397 A JP 22248397A JP H1162941 A JPH1162941 A JP H1162941A
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bolt
gas supply
supply unit
prevention structure
bolt hole
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JP22248397A
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Akihiro Kojima
章裕 小島
Tatsuto Aoyama
達人 青山
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト穴に挿入されたボルトの脱落を防止す
ることにより、ガス供給ユニットの組立やメンテナンス
等の作業効率を向上させるガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造を提供すること。 【解決手段】 複数のモジュールブロック10をボルト
12で固定するために、各モジュールブロック10にボ
ルト穴11が設けられているが、かかるボルト穴11に
は、その内面にOリング14が埋め込まれている。この
ように、ボルト穴11の内面にOリング14を埋め込め
ば、ボルト穴11に挿入されたボルト12にOリング1
4が接触するので、ボルト12がボルト穴11に狭着す
る。従って、ボルト穴11に挿入されたボルト12の脱
落を防止することができるので、ガス供給ユニットの組
立やメンテナンス等の作業効率を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置等
で使用されるガス供給ユニットに関し、特に、モジュー
ルブロック固定用のボルトに対するボルト脱落防止構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体等の製造工程においては数
種類の腐食性ガスが使用されており、このような数種類
の腐食性ガスを供給するガス供給ラインの一部を構成す
るものとして、本出願人は、特願平8−180383号
に記載されたガス供給ユニットを開発した。ここで、か
かるガス供給ユニットの一例を図14に示して、簡単に
説明する。尚、詳細な説明については、特願平8−18
0383号に記載されているので省略する。
【0003】図14のガス供給ユニットは、ガス機器用
のモジュールブロックである手動弁101、レギュレー
タ102、入口開閉弁104、パージ弁107、フィル
タ108、マスフローコントローラ105、出口開閉弁
106と、ガス補助機器である圧力計103とが、ガス
流路用のモジュールブロックである配管ブロック11
1、112、113、116、117、118、119
に接続され、さらに、配管ブロック109、111、1
12、113、116、117、118、119が互い
に接続されることによって、数種類の腐食性ガスを供給
するガス供給ラインの一部を構成している。
【0004】こうしたガス供給ユニットにおいては、ガ
ス機器用のモジュールブロックである手動弁101、レ
ギュレータ102等や、ガス流路用のモジュールブロッ
クである配管ブロック111、112等の接続にはボル
ト100を使用しているので、ガス供給ユニットのメン
テナンス等を簡便に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス供給ユニットにおいては、例えば、フィルタ10
8、配管ブロック112、117、118等のモジュー
ルブロックのように、組立終了時に垂直位置にあるモジ
ュールブロック面のボルト穴に対して、ボルト100を
挿入する箇所が多く存在するので、ガス供給ユニットの
組立やメンテナンス等の際において、かかるボルト穴に
挿入されているボルト100が床に脱落しやすく、作業
効率の低下を招いていた。特に、ガス供給ユニットを半
導体の製造工程で使用する場合には、ガス供給ユニット
はクリーンルームに設置されており、グレーティング構
造のクリーンルームの床に脱落したボルト100を拾う
ことは容易ではない。
【0006】このような問題点に対しては、例えば、実
開平2−31913号公報に記載された考案のような、
蓋などを固定するねじに対するねじ脱落防止構造を、ガ
ス供給ユニットのボルト脱落防止構造として適用するこ
とが考えられる。かかるねじ脱落防止構造は、図15に
示すように、ねじ130によって被取付部材135に取
付ける蓋131に、ねじ130を通す通し穴132と座
ぐり穴133を設け、この座ぐり穴133にねじ130
を通しそのねじ径に密着する内径を有し座ぐり穴133
の内壁に密着する外径の環状の弾性部材134を入れた
ものであり、確かにねじ130を通し穴132から脱落
することを防止できる。
【0007】しかし、かかるねじ脱落防止構造をガス供
給ユニットのボルト脱落防止構造として適用すると、モ
ジュールブロックの下面に設けられる座ぐり穴によっ
て、モジュールブロック間の密着面積が減少するので、
モジュールブロック間のシール性や安定性の低下を招く
おそれがある。また、モジュールブロックの設計仕様は
全体として既に確立しているので、座ぐり穴のスペース
をモジュールブロックの下面に新たに確保することは難
しい。従って、実開平2−31913号公報に記載され
たねじ脱落防止構造を、ガス供給ユニットのボルト脱落
防止構造として適用することは困難である。
【0008】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、ボルト穴に挿入された
ボルトの脱落を防止することにより、ガス供給ユニット
の組立やメンテナンス等の作業効率を向上させるガス供
給ユニットのボルト脱落防止構造を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係るガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造は、複数のモジュールブロックをボルトで固
定してガス供給ラインの一部を構成するガス供給ユニッ
トのボルト脱落防止構造であって、前記モジュールブロ
ックのボルト穴の内面に保持部材が埋め込まれたことを
特徴とする。
【0010】また、請求項2に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、請求項1に記載するガス供給ユ
ニットのボルト脱落防止構造であって、前記モジュール
ブロックのボルト穴の表面に圧入された座金部材の下
に、前記保持部材が埋め込まれたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、請求項1又は請求項2に記載す
るガス供給ユニットのボルト脱落防止構造であって、前
記保持部材が磁石であることを特徴とする。また、請求
項4に係るガス供給ユニットのボルト脱落防止構造は、
請求項1又は請求項2に記載するガス供給ユニットのボ
ルト脱落防止構造であって、前記保持部材であるシール
部材が、前記モジュールブロックのボルト穴に挿入され
たボルトと接触することを特徴とする。
【0012】また、請求項5に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、請求項1又は請求項2に記載す
るガス供給ユニットのボルト脱落防止構造であって、樹
脂からなる前記保持部材が、前記モジュールブロックの
ボルト穴に挿入されたボルトと接触することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項6に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、複数のモジュールブロックをボ
ルトで固定してガス供給ラインの一部を構成するガス供
給ユニットのボルト脱落防止構造であって、前記モジュ
ールブロックの一部が磁石からなることを特徴とする。
【0014】また、請求項7に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、複数のモジュールブロックをボ
ルトで固定してガス供給ラインの一部を構成するガス供
給ユニットのボルト脱落防止構造であって、保持部材を
挿着させたボルトを前記モジュールブロックのボルト穴
に挿入することによって、前記ボルトと前記モジュール
ブロックのボルト穴との間に、前記保持部材が狭入され
ることを特徴とする。
【0015】また、請求項8に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、請求項7に記載するガス供給ユ
ニットのボルト脱落防止構造であって、前記保持部材の
形状が円筒状であることを特徴とする。
【0016】また、請求項9に係るガス供給ユニットの
ボルト脱落防止構造は、請求項7に記載するガス供給ユ
ニットのボルト脱落防止構造であって、前記保持部材の
形状が円錐状であることを特徴とする。
【0017】このような構成を有する本発明のガス供給
ユニットのボルト脱落防止構造では、複数のモジュール
ブロックをボルトで固定するために、各モジュールブロ
ックにボルト穴が設けられている。そして、ボルト穴に
は、その内面に保持部材が埋め込まれている。また、ボ
ルト穴の内面に埋め込まれた保持部材の上に座金部材を
圧入し、かかる座金部材でモジュールブロックのボルト
穴の表面を形成する。
【0018】このように、ボルト穴の内面に保持部材を
埋め込めば、保持部材が磁石であるときは、ボルト穴に
挿入されたボルトにその磁力が作用するので、ボルトが
ボルト穴に磁着する。また、保持部材がシール部材や樹
脂からなるものであるときは、ボルト穴に挿入されたボ
ルトにそのシール部材や樹脂からなるものが接触するの
で、ボルトが保持部材を介してボルト穴に狭着する。
【0019】また、モジュールブロックの一部が磁石か
らなれば、モジュールブロックを透磁して、ボルト穴に
挿入されたボルトにその磁力が作用するので、ボルトが
ボルト穴に磁着する。また、保持部材を挿着させたボル
トでモジュールブロックを固定すれば、保持部材を挿着
させたボルトがボルト穴に挿入されることによって、か
かるボルトとボルト穴との間に、ボルトに装着した保持
部材が狭入されるので、ボルトが保持部材を介してボル
ト穴に狭着する。
【0020】すなわち、本発明のガス供給ユニットのボ
ルト脱落防止構造では、モジュールブロックのボルト穴
に挿入されたボルトが磁着又は狭着されることによっ
て、ボルト穴に挿入されたボルトの脱落を防止すること
ができるので、ガス供給ユニットの組立やメンテナンス
等の作業効率を向上させることができる。
【0021】また、座ぐり穴をモジュールブロックの下
面に新たに設ける必要がなく、モジュールブロック間の
シール性や安定性の低下を招くこともないから、既存サ
イズのモジュールブロックに適用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。先ず、第1実施の形態のガス供
給ユニットのボルト脱落防止構造を、図1と図2を用い
て説明する。第1実施の形態のガス供給ユニットのボル
ト脱落防止構造においては、モジュールブロック10に
設けられたボルト穴11の内面に、環状の溝13が設け
られており、かかる溝13に、Oリング14(図1参
照)又はYパッキン(図2参照)が埋込まれている。
【0023】尚、図1と図2は、モジュールブロック1
0に設けられたボルト穴11の断面を図示しており、後
述する図3、図4、図5、図9、図11、図13につい
ても同様である。また、モジュールブロック10のボル
ト穴11の内面にめねじは螺刻されておらず、図示しな
い相手方のモジュールブロックのボルト穴の内面にめね
じが螺刻されている。後述する図3〜図13についても
同様である。さらに、ボルト10の外周に螺刻されたお
ねじは図面では省略しており、図3〜図5についても同
様である。
【0024】このようなボルト穴11にボルト12を挿
入して締結することによって、ガス供給ユニットが組立
られる。このとき、図1又は図2に示すように、ボルト
12には、Oリング14(図1参照)又はYパッキン
(図2参照)が接触する。従って、ガス供給ユニットの
組立やメンテナンス等の際において、ボルト12の締結
状態を解除しても、ボルト穴11からボルト12が脱落
することはない。
【0025】次に、第2実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造を、図3〜図5を用いて説明す
る。第2実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱落防
止構造においては、第1実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造の溝13の上(図面左側)に、座
金部材16がモジュールブロック10に圧入されてお
り、かかる座金部材16でボルト穴11の表面が形成さ
れている。
【0026】このようなボルト穴11にボルト12を挿
入して締結することによって、ガス供給ユニットが組立
られる。このとき、図3又は図4に示すように、ボルト
12には、Oリング14(図3参照)又はYパッキン
(図4参照)が接触する。また、図5に示すように、ボ
ルト12には、磁石17の磁力が作用する。従って、ガ
ス供給ユニットの組立やメンテナンス等の際において、
ボルト12の締結状態を解除しても、ボルト穴11から
ボルト12が脱落することはない。
【0027】また、モジュールブロック10のボルト穴
11の内面に設けられた溝13に、Oリング14(図3
参照)、Yパッキン15(図4参照)、磁石17(図5
参照)を埋め込んだ後に、座金部材16をモジュールブ
ロック10に圧入すれば、第1実施の形態のガス供給ユ
ニットのボルト脱落防止構造と比べて、モジュールブロ
ック10のボルト穴11の内面に設けられた溝13に、
Oリング14やYパッキン15を埋め込むことを容易に
行うことができる。
【0028】次に、第3実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造を、図6〜図9を用いて説明す
る。第3実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱落防
止構造においては、モジュールブロック10の平行六面
体の形状を維持しつつ、モジュールブロック10の一部
を磁石で構成している。図6のモジュールブロック10
においては、磁石18を側面に接着することによって、
平行六面体の形状を維持している。また、図7、図8の
モジュールブロック10においては、側面に形成された
溝に磁石18を接着することによって、平行六面体の形
状を維持している。さらに、図9のモジュールブロック
10においては、底面に磁石18を圧入することによっ
て、平行六面体の形状を維持している。
【0029】このようなボルト穴11にボルト12を挿
入して締結することによって、ガス供給ユニットが組立
られる。このとき、モジュールブロック10は非磁性体
のスチール製(例えば、SUS316L)であるもの
の、図6〜図8においては、モジュールブロック10を
透磁して、ボルト12に磁石18の磁力が作用する。ま
た、図9においては、ボルト12に磁石18の磁力が直
接作用する。従って、ガス供給ユニットの組立やメンテ
ナンス等の際において、ボルト12の締結状態を解除し
ても、ボルト穴11からボルト12が脱落することはな
い。
【0030】次に、第4実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造を、図10〜図13を用いて説明
する。第4実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱落
防止構造においては、図10〜図13に示すように、樹
脂からなる保持部材19、20がボルト12に挿着され
ている。このようなボルト穴11にボルト12を挿入し
て締結することによって、ガス供給ユニットが組立られ
る。このとき、図11又は図12に示すように、ボルト
穴11の内壁とボルト12の外周との間に、保持部材1
9、20が挟み込まれ、樹脂からなる保持部材19、2
0に弾性力が発生する。従って、ガス供給ユニットの組
立やメンテナンス等の際において、ボルト12の締結状
態を解除しても、ボルト穴11からボルト12が脱落す
ることはない。
【0031】特に、図10、図11の保持部材19は円
筒状の形状をしており、市販の樹脂チューブの流用が可
能である。また、図12、図13の保持部材20は円錐
状の形状をしており、ボルト穴11の内壁とボルト12
の外周との間に挟み込まれた際に大きな弾性力を発生さ
せることができる。
【0032】以上、詳細に説明したように、本実施の形
態のガス供給ユニットのボルト脱落防止構造では、複数
のモジュールブロック10をボルト12で固定するため
に、各モジュールブロック10にボルト穴11が設けら
れている。そして、第1実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造においては、かかるボルト穴11
には、その内面にOリング14(図1参照)又はYパッ
キン15(図2参照)が埋め込まれている。また、第2
実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱落防止構造に
おいては、ボルト穴11の内面に埋め込まれたOリング
14(図3参照)、Yパッキン15(図4参照)又は磁
石17(図5参照)の上に座金部材16を圧入し、かか
る座金部材16でモジュールブロック10のボルト穴1
1の表面を形成している。
【0033】このように、ボルト穴11の内面に磁石1
7(図5参照)を埋め込めば、ボルト穴11に挿入され
たボルト12にその磁力が作用するので、ボルト12が
ボルト穴11に磁着する。また、ボルト穴11の内面に
Oリング14(図1、図3参照)又はYパッキン(図
2、図4参照)を埋め込めば、ボルト穴11に挿入され
たボルト12にOリング14又はYパッキン15が接触
するので、ボルト12がOリング14又はYパッキン1
5を介してボルト穴11に狭着する。
【0034】また、第3実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造においては、モジュールブロック
10の一部が磁石18からなっており(図6〜図8参
照)、モジュールブロック10を透磁して、ボルト穴1
1に挿入されたボルト12にその磁力が作用するので、
ボルト12がボルト穴11に磁着する。また、底面に圧
入された磁石18(図9参照)の磁力が、ボルト穴11
に挿入されたボルト12に作用するので、ボルト12が
ボルト穴11に磁着する。
【0035】また、第4実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造においては、樹脂からなる保持部
材19、20を挿着させたボルト12でモジュールブロ
ック10を固定しており(図10〜図13参照)、保持
部材19、20を挿着させたボルト12がボルト穴11
に挿入されることによって、かかるボルト12とボルト
穴11との間に、ボルト12に装着した保持部材19、
20が狭入されるので、ボルト12が保持部材19、2
0を介してボルト穴11に狭着する。
【0036】すなわち、本実施の形態のガス供給ユニッ
トのボルト脱落防止構造では、モジュールブロック10
のボルト穴11に挿入されたボルト12が磁着又は狭着
されることによって、ボルト穴11に挿入されたボルト
12の脱落を防止することができるので、ガス供給ユニ
ットの組立やメンテナンス等の作業効率を向上させるこ
とができる。
【0037】また、座ぐり穴をモジュールブロック10
の下面に新たに設ける必要がなく、モジュールブロック
10間のシール性や安定性の低下を招くこともないか
ら、既存サイズのモジュールブロック10に適用するこ
とができる。
【0038】特に、Oリング14、Yパッキン15、保
持部材19、20による狭着や、磁石17、18による
磁着を、おねじが螺刻されていないボルト12の軸部で
行えば、かかる狭着や磁着が作用するボルト12の面積
を大きく確保できるので、ボルト穴11に挿入されたボ
ルト12の脱落を防止する効果が大きい。
【0039】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、第1実施の形態又は第2実施の形
態のガス供給ユニットのボルト脱落防止構造において
は、シール部材として、Oリング14(図1、図3参
照)やYパッキン14(図2、図4参照)が使用されて
いるが、ボルト穴11の内面に埋め込まれることによっ
て、ボルト穴11に挿入されたボルト12と接触して、
ボルト12がボルト穴11に狭着することができるもの
であるならば、どのようなシール部材でもよい。同様に
して、樹脂からなるものでもよい。
【0040】また、第4実施の形態のガス供給ユニット
のボルト脱落防止構造においては、円筒状の保持部材1
9(図10、図11参照)又は円錐状の保持部材20
(図12、図13参照)を使用しているが、ボルト12
に挿着されるものであって、ボルト穴11の内壁とボル
ト12の外周との間に挟み込まれた際に弾性力が発生す
るものであれば、どのような形状を有していてもよい。
【0041】
【発明の効果】本実施の形態のガス供給ユニットのボル
ト脱落防止構造では、モジュールブロックのボルト穴に
挿入されたボルトが磁着又は狭着されることによって、
ボルト穴に挿入されたボルトの脱落を防止することがで
きるので、ガス供給ユニットの組立やメンテナンス等の
作業効率を向上させることができる。
【0042】また、座ぐり穴をモジュールブロックの下
面に新たに設ける必要がなく、モジュールブロック間の
シール性や安定性の低下を招くこともないから、既存サ
イズのモジュールブロックに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造であり、保持部材としてOリングを使用した
ものの断面図である。
【図2】第1実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造であり、保持部材としてYパッキンを使用し
たものの断面図である。
【図3】第2実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造であり、保持部材としてOリングを使用した
ものの断面図である。
【図4】第2実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造であり、保持部材としてYパッキンを使用し
たものの断面図である。
【図5】第2実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造であり、保持部材として磁石を使用したもの
の断面図である。
【図6】第3実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造の一例を示した斜視図である。
【図7】第3実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造の一例を示した斜視図である。
【図8】第3実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造の一例を示した斜視図である。
【図9】第3実施の形態のガス供給ユニットのボルト脱
落防止構造の一例を示した断面図である。
【図10】第4実施の形態のガス供給ユニットのボルト
脱落防止構造の一例を示した斜視図である。
【図11】図10のガス供給ユニットのボルト脱落防止
構造の断面を示した図である。
【図12】第4実施の形態のガス供給ユニットのボルト
脱落防止構造の一例を示した斜視図である。
【図13】図12のガス供給ユニットのボルト脱落防止
構造の断面を示した図である。
【図14】ガス供給ユニットの一例を示した図である。
【図15】従来技術のねじ脱落防止構造を示した断面図
である。
【符号の説明】
10 モジュールブロック 11 ボルト穴 12 ボルト 14 Oリング 15 Yパッキン 16 座金部材 17、18 磁石 19、20 保持部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュールブロックをボルトで固
    定してガス供給ラインの一部を構成するガス供給ユニッ
    トのボルト脱落防止構造において、 前記モジュールブロックのボルト穴の内面に保持部材が
    埋め込まれたことを特徴とするガス供給ユニットのボル
    ト脱落防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するガス供給ユニットの
    ボルト脱落防止構造において、 前記モジュールブロックのボルト穴の表面に圧入された
    座金部材の下に、前記保持部材が埋め込まれたことを特
    徴とするガス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載するガス供
    給ユニットのボルト脱落防止構造において、 前記保持部材が磁石であることを特徴とするガス供給ユ
    ニットのボルト脱落防止構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載するガス供
    給ユニットのボルト脱落防止構造において、 前記保持部材であるシール部材が、前記モジュールブロ
    ックのボルト穴に挿入されたボルトと接触することを特
    徴とするガス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載するガス供
    給ユニットのボルト脱落防止構造において、 樹脂からなる前記保持部材が、前記モジュールブロック
    のボルト穴に挿入されたボルトと接触することを特徴と
    するガス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
  6. 【請求項6】 複数のモジュールブロックをボルトで固
    定してガス供給ラインの一部を構成するガス供給ユニッ
    トのボルト脱落防止構造において、 前記モジュールブロックの一部が磁石からなることを特
    徴とするガス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
  7. 【請求項7】 複数のモジュールブロックをボルトで固
    定してガス供給ラインの一部を構成するガス供給ユニッ
    トのボルト脱落防止構造において、 保持部材を挿着させたボルトを前記モジュールブロック
    のボルト穴に挿入することによって、前記ボルトと前記
    モジュールブロックのボルト穴との間に、前記保持部材
    が狭入されることを特徴とするガス供給ユニットのボル
    ト脱落防止構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載するガス供給ユニットの
    ボルト脱落防止構造において、 前記保持部材の形状が円筒状であることを特徴とするガ
    ス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載するガス供給ユニットの
    ボルト脱落防止構造において、 前記保持部材の形状が円錐状であることを特徴とするガ
    ス供給ユニットのボルト脱落防止構造。
JP22248397A 1997-08-19 1997-08-19 ガス供給ユニットのボルト脱落防止構造 Pending JPH1162941A (ja)

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