JPH1162878A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JPH1162878A
JPH1162878A JP9246045A JP24604597A JPH1162878A JP H1162878 A JPH1162878 A JP H1162878A JP 9246045 A JP9246045 A JP 9246045A JP 24604597 A JP24604597 A JP 24604597A JP H1162878 A JPH1162878 A JP H1162878A
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JP
Japan
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magnetic
yoke
bearing
eddy current
permanent magnet
Prior art date
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Application number
JP9246045A
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English (en)
Inventor
Kazuki Sato
一樹 佐藤
Tsutomu Murakami
力 村上
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • F04D19/048Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps comprising magnetic bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度に対する安定性が高く、安定に回転軸を
保持できるターボ分子ポンプを提供する。 【解決手段】 羽根車12とモータ35のロータ部とを装着
した回転軸14を、磁気軸受からなる半径方向軸受20,22
と軸方向軸受38とで支持するターボ分子ポンプ10におい
て、半径方向軸受として永久磁石28,30,32,34を有する
受動型磁気軸受を備え、受動型磁気軸受を軸方向の異な
る位置に2箇所設け、それぞれの受動型磁気軸受に半径
方向振動を抑制する渦電流ダンパ40,50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はターボ分子ポンプに
係り、特に羽根車とモータのロータ部とを装着した回転
軸を、磁気軸受からなる半径方向軸受と軸方向軸受とで
支持するターボ分子ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ分子ポンプは、高速でポンプ羽根
車を回転することで、真空排気するポンプである。この
ため、一軸制御型の磁気軸受においては、半径方向軸受
として永久磁石を有する受動安定型磁気軸受を備え、軸
方向軸受として能動型磁気軸受を備え、非接触で回転軸
を保持することで、高速運転への対応、油等による汚染
の防止等を図っている。
【0003】このような磁気軸受を用いたターボ分子ポ
ンプでは、回転体の半径方向の運動と傾き方向の運動を
永久磁石の磁気力によって安定化しているため、回転軸
の振動の減衰が非常に小さい。したがって、磁気軸受に
よって支持された回転軸を安定に高速回転させるために
は、性能の良い半径方向(ラジアル)ダンパを設ける必
要がある。そこでこのような磁気軸受を用いたターボ分
子ポンプにおいて、半径方向軸受として永久磁石を有す
る受動型磁気軸受を軸方向の異なる位置に2箇所設け、
それぞれの受動型磁気軸受に半径方向振動を抑制する減
衰機構を設けることが必要である。
【0004】この減衰機構としては、従来、図7に示す
ような板状のゴム等の減衰材26a及び金属板26bを
交互に軸方向に複数積層した積層型ダンパ26が考案さ
れている。図7の(a)(b)に示すように、この積層
構造により軸方向には固定されているが半径方向には移
動可能であり、これにより半径方向の振動を吸収するこ
とが可能である。係る構造の減衰機構を設けたターボ分
子ポンプにおいては、下側の軸受部のみならず、上側の
軸受部をも減衰材で半径方向に柔軟に支持することによ
り、上下双方の軸受部位置で回転軸にダンピングを与え
ることができる。これによりロータを含めた回転軸の振
動モードが変化した場合にも、全回転領域で十分な減衰
効果が得られる軸受機構とすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この減
衰機構にもいくつかの問題点がある。特に大きな問題
は、上記減衰機構は減衰材としてゴム板を使用している
ため、温度上昇に伴い剛性、及び減衰効果が小さくなる
という問題がある。又ゴム材は、静的な剛性と動的な剛
性が異なり、静的な剛性は動的な剛性の数分の1程度の
大きさになってしまうため、半径方向振動に対して効果
的な動剛性に設定すると、静剛性はかなり小さな値にな
ってしまうという問題がある。このため当該ターボ分子
ポンプを横置きにして使用することが難しいという問題
がある。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、特に温度に対する安定性が高く、安定に回転軸を保
持できるターボ分子ポンプを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、羽根車とモータのロータ部とを装着し
た回転軸を、磁気軸受からなる半径方向軸受と軸方向軸
受とで支持するターボ分子ポンプにおいて、半径方向軸
受として永久磁石を有する受動型磁気軸受を備え、該受
動型磁気軸受を軸方向の異なる位置に2箇所設け、それ
ぞれの受動型磁気軸受に半径方向振動を抑制する渦電流
ダンパを設けたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記渦電流ダンパは、固定部に固着
されている固定部材と、軸方向には固定されているが半
径方向には移動可能である可動部材とを含み、該固定部
材と可動部材の一方は、永久磁石と磁性体磁極により構
成され、他方はヨークにより構成され、該可動部材の振
動により前記永久磁石から生じる磁束が対面するヨーク
全体に対して均等性が破られ、前記永久磁石を通らない
磁束の振動分のループを形成することを特徴とするもの
である。
【0009】永久磁石と磁性体磁極と、ヨークとのどち
らかが固定部に取り付けられ、他方が可動部に取り付け
られる渦電流ダンパは、可動部は軸方向には移動せず、
半径方向だけに移動するように構成されている。この渦
電流ダンパの特徴は、第一に高透磁率材料の磁極とヨー
クによる磁石からの磁路をギャップを介して接続し、振
動によってギャップの長さに増減の変化をもたらすよう
にしたものである。これによって磁石の各部分からの磁
束の磁路は必ずしも対向するヨークへ放射状に流れず短
いギャップを探して回り込むことになり、微小振動であ
っても磁石からの磁束の経路に大きな変化をもたらす構
造にして、ギャップの磁束分布が大幅に変化するように
したものである。第二は、磁極とヨークを大型にして導
体を兼用させ、通常の渦電流ダンパのように銅を不要に
したことである。つまり、渦電流が磁極とヨーク全体に
ほぼ均等に分散して形成されることで、電流のネックが
なくなるような構造にしたので、単純な構造でありなが
ら、振動エネルギーを、電流を介して有効に熱に変換で
きる。このように磁束の回り込み現象に基づいて受動的
ダンパを構成したので、従来の一般的な渦電流ダンパと
比較して振動の減衰効果を著しく高めることができる。
又、永久磁石及び磁性材はそれぞれ温度変化の影響を受
け難いので、その剛性、及び減衰効果を温度変化に左右
されずに得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るターボ分子ポ
ンプの一実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1において、全体を符号10で示すターボ分子ポンプ
は、一体的に構成された羽根車12と回転軸14とから
なる回転部15を備え、回転軸にはモータ35のロータ
側が固着され、固定部16に固着されたモータ35のス
テータにより高速で回転駆動される。回転軸14は、受
動型のラジアル磁気軸受20,22により半径方向に非
接触で支持され、そして、回転軸14の下端部近傍には
スラストディスク18が着脱自在に取り付けられ、回転
軸14を軸方向に非接触で能動型磁気軸受38により支
持している。
【0011】回転軸14を半径方向について支持するた
めの受動安定型磁気軸受20,22は、リング状の複数
の永久磁石28,30,32,34から構成されてい
る。対向する永久磁石の極性は同一であり、両者間には
磁気的な反発力が作用する。これにより回転軸14は外
周側のリング状の永久磁石28,32の略中央部分に位
置決めされ保持される。
【0012】前記リング状の複数の永久磁石28は永久
磁石ホルダ31に保持されており、この永久磁石ホルダ
31と固定部16との間には永久磁石と磁性体磁極とヨ
ークにより構成される渦電流ダンパ40が介装されてお
り、その可動側及び固定側は永久磁石ホルダ31及び固
定部16にそれぞれ固着されている。同様に下側の半径
方向磁気軸受22の固定側のリング状の永久磁石32
は、永久磁石ホルダ52に保持されており、この永久磁
石ホルダ52と固定側の部材48との間には、永久磁石
と磁性体磁極とヨークにより構成される渦電流ダンパ5
0が介装されている。即ち、永久磁石28,32を保持
する永久磁石ホルダ31,52は、それぞれ固定側に対
して渦電流ダンパ40,50により軸方向には固定さ
れ、半径方向には移動可能に、固定側16,48に固定
されている。
【0013】図1に示されるように、スラストディスク
18を挟むようにソレノイド36を含む能動型磁気軸受
38が固定部16に設けられている。この能動型磁気軸
受38には図示しない制御機構を介してその電磁石36
に励磁電流が供給される。電磁石36を励磁した際に
は、スラストディスク18を介して回転軸14が軸方向
の所定の浮上位置に非接触で支持される。尚、図1にお
いて、符号37は上側の非常用玉軸受を示しており、ま
た符号39は下側の非常用玉軸受を示している。
【0014】図2乃至図5は、渦電流ダンパの一実施形
態の詳細を示す。渦電流ダンパ40は固定部16に固着
されたリング状の磁極42を有する円筒状永久磁石41
と、可動側である永久磁石ホルダ31に固着された円筒
状ヨーク43とから構成されている。磁石41と磁極4
2とは、一体的に固着されており、断面コの字形を為し
て、その磁極面がヨーク43と対向して空隙を介して配
置されている。可動側の永久磁石ホルダ31と固定側1
6とはそれぞれ可撓性を有する4本のばね材44で接続
されている。従って、ばね材44は、永久磁石ホルダ3
1を軸方向に固定すると共に、半径方向には移動可能に
保持する。
【0015】一方、永久磁石32を保持する永久磁石ホ
ルダ52と固定部16との間にも渦電流ダンパ50が介
装されており、その上面及び下面は永久磁石ホルダ52
と固定部16に固着された固定部材48にそれぞれ装着
されている。
【0016】図4及び図5は、この渦電流ダンパの構造
の詳細及びその動作を示す。軸方向に着磁された円筒状
永久磁石41の両端には磁極42が装着されている。扁
平なリング状の磁極42の内周面(磁極面)42aに対
向するように、円筒状ヨーク43が配置されている。円
筒状ヨーク43は、振動の減衰対象の回転軸を支持する
受動型磁気軸受を保持する永久磁石ホルダー31に固定
される。この実施形態においては、円筒状の磁石41及
び磁極42は固定部16に固定されており、磁極42の
内周面42aとこれに対向する可動側に固定されたヨー
ク43の円筒状外周面43aとは、空隙を隔てて対向
し、円筒状磁石41のN極から磁極42、空隙(42a
と43aとの間)、円筒状ヨーク43、空隙(42aと
43aとの間)、磁極42を通り、S極に戻る磁気回路
が形成される。
【0017】この実施形態においては、磁極42及び円
筒状ヨーク43は比較的電気抵抗の低い電磁軟鉄等の磁
性材を使用しており、その中で渦電流が形成され、振動
エネルギーが熱に変換される。
【0018】図5は、図4の渦電流ダンパを上から見た
図であり、ヨーク43が少し右側へ変位した場合の磁束
変化分ΔΦの流れを示したものである。変位がなく中央
に位置しておれば空隙Sは全周にわたって均等なので、
磁石からの磁束は最短距離の近接したヨークへ流れて元
へ戻るので磁束Φは軸対称で放射状に均等に分布する。
しかし、ヨーク23が右変位すれば左側空隙Sは広く、
逆に右側空隙Sは狭くなるので、磁束密度は右端空隙で
最大となるが、その付近は磁束が集中し易いために等価
的に磁気抵抗が増大するので、全磁束がその一点に集中
するわけではなく、密度は右端が最大、左端が最小の、
全周にわたって滑らかな勾配を持った分布となる。この
ことは一定不変の中に変動分のΔΦを加算したものが各
ギャップの磁束分布となることを示している。従って左
側の磁極部分からの磁束は放射状でなくなり、リング状
磁極に沿って左側からかなり離れた空隙のヨークを経て
逆の磁極へ戻り、磁極に沿って左側の磁石部分へ戻る。
【0019】磁束の変化分ΔΦは、図示するようにヨー
ク43が右方向に移動した場合には、ヨーク43内を右
側においては磁束が下方向に流れ、左側においては磁束
が上方向に流れる。そして、ヨーク上側の外周面43a
から上側の磁極の外周面42aに入り、上側の磁極42
を周方向に流れて再び磁極とヨークとの空隙を通り、ヨ
ーク側に入りヨーク内を軸方向に流れる。ヨーク43が
左側へ変位した場合の磁束変化分ΔΦの流れはこの逆と
なる。従って、ヨーク43のX方向の振動に対して生じ
る磁束の変化分ΔΦの振動は、それを防げる渦電流を発
生する。磁極42及びヨーク43において図示のΔΦが
増大中であれば図示の方向の渦電流を生じさせることが
できる。同様にヨーク43のY方向の振動に対して生じ
る磁束の変化分は、磁極42においてはその右側部分と
左側部分で、ヨーク43においてもその上側部分と下側
部分とで渦電流を形成することができる。
【0020】なお、リング型渦電流ダンパは図2乃至図
5に示される構造のものに限定されるわけではなく、例
えばヨーク43を磁石41の外側に設けてもよく、回転
軸の振動に伴い、永久磁石41から生じる磁束がヨーク
の異なる面に回り込み、振動により渦電流が形成される
構造のものであればよい。
【0021】図6は、他の実施形態の渦電流ダンパを示
す。この渦電流ダンパは直動型のダンパであり、固定側
の部材62に対して、可動側の部材61がばね部材67
により固定されている。このため、可動部材61は固定
部材62に対してZ方向には移動不能であるが、X,Y
方向にはばね部材の弾性により移動可能となっている。
渦電流ダンパ60は、単位となる渦電流ダンパ60X,
60Yを備えている。例えば単位となる渦電流ダンパ6
0Xは、固定部材62には永久磁石63が磁極64U,
64Dと共に固定されており、磁極64U,64Dは空
隙を介して可動側のヨーク66L,66Rと対向してい
る。磁極64U,64Dの両側の空隙が等しい場合に
は、永久磁石63から生じる磁束Φは左右のヨーク66
L,66Rに均等に振り分けられる。しかしながら可動
部材61が右側に変位すると、永久磁石63から生じる
磁束は右側のヨーク66Rに振り分けられる量が増大
し、左側のヨーク66Lに振り分けられる磁束の量が減
少する。逆に可動部材61が左側に変位すると永久磁石
63から生じる磁束は左側のヨーク66Lに振り分けら
れる量が増大し、右側のヨーク66Rに振り分けられる
量が減少する。このようにして可動部材61のX方向の
振動により、磁束の変化分ΔΦは永久磁石63を通らず
に磁極64U,ヨーク66R(66L),磁極64D,
ヨーク66L(66R)という順に閉ループを形成する
ように流れる。この磁束の変化分ΔΦによりヨーク66
L,66R及び磁極64U,64Dには渦電流が形成さ
れ、抵抗損失により電流が消費され、振動のエネルギー
が熱エネルギーに変換される。これにより、可動部材6
1に固定された永久磁石ホルダの振動を吸収し、ひいて
は磁気軸受を介して支持した回転軸の振動を減衰させ
る。
【0022】この渦電流ダンパ60には、このように単
位となる永久磁石及び磁極とこれに対向したヨークとの
対が、図6(a)に示すようにX方向に2ヶ所、Y方向
に2ヶ所設けられている。これにより単位となる渦電流
ダンパ60Xにより可動部材61のX方向の振動成分が
減衰され、単位となる渦電流ダンパ60Yにより可動部
材61のY方向の振動成分が減衰される。尚、上述した
単位となる渦電流ダンパ60X,60Yは、それぞれ永
久磁石から生じる磁束を左方向及び右方向の2方向に振
り分けるものであるが、角柱状の永久磁石の4方向にヨ
ークを配列することで、永久磁石から生じる磁束を4方
向に振り分けるような構造にしても勿論よい。このよう
に本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変形実施例
が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、下側の軸受部と、上側の軸受部とを渦電流ダンパで
支持することにより、上下双方の軸受部位置で回転体に
ダンピングを与えることができる。特に上記渦電流ダン
パは、永久磁石、磁極、ヨークから構成されているの
で、ゴム材のようなへたり等の経年変化の影響がない。
又、温度変化の影響を受け難く、温度変化に対して安定
した剛性、減衰効果を得ることができる。又、振動モー
ドが変化した場合にも、全回転領域で充分な減衰効果が
得られ、安定性に優れたターボ分子ポンプとすることが
できる。
【0024】また本発明によれば、減衰材をいわば磁極
及びヨーク自体が構成するので、小型コンパクトな構造
とすることができ、組立分解が容易で、かつ装置全体の
構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るターボ分子ポンプの一実施形態を
示す断面図である。
【図2】本発明に係る渦電流ダンパの軸に垂直な面の断
面図である。
【図3】本発明に係る渦電流ダンパの軸に沿った面の断
面図である。
【図4】本発明に係る渦電流ダンパの部分斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る渦電流ダンパの磁束の流れを示す
説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る渦電流ダンパの
(a)は立面図であり、(b)は平面図である。
【図7】従来の積層ゴム型ダンパを示す説明図であり、
(a)は半径方向の変位が無い場合であり、(b)は有
る場合である。
【符号の説明】
10 ターボ分子ポンプ 12 羽根車 14 回転軸 16 固定部 18 スラストディスク 20,22 受動型磁気軸受 28,30,32,34 永久磁石 31,52 永久磁石ホルダ 35 モータ 37,39 非常用玉軸受 38 能動型磁気軸受 40,50,60 渦電流ダンパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車とモータのロータ部とを装着した
    回転軸を、磁気軸受からなる半径方向軸受と軸方向軸受
    とで支持するターボ分子ポンプにおいて、半径方向軸受
    として永久磁石を有する受動型磁気軸受を備え、該受動
    型磁気軸受を軸方向の異なる位置に2箇所設け、それぞ
    れの受動型磁気軸受に半径方向振動を抑制する渦電流ダ
    ンパを設けたことを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記渦電流ダンパは、固定部に固着され
    ている固定部材と、軸方向には固定されているが半径方
    向には移動可能である可動部材とを含み、該固定部材と
    可動部材の一方は、永久磁石と磁性体磁極により構成さ
    れ、他方はヨークにより構成され、該可動部材の振動に
    より前記永久磁石から生じる磁束が対面するヨーク全体
    に対して均等性が破られ、前記永久磁石を通らない磁束
    の振動分のループを形成することを特徴とする請求項1
    記載のターボ分子ポンプ。
JP9246045A 1997-04-18 1997-08-27 ターボ分子ポンプ Pending JPH1162878A (ja)

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JP9246045A JPH1162878A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 ターボ分子ポンプ
US09/075,593 US6213737B1 (en) 1997-04-18 1998-04-16 Damper device and turbomolecular pump with damper device
DE69833067T DE69833067T2 (de) 1997-04-18 1998-04-17 Dämpfungsvorrichtung und Turbomolekularpumpe mit Dämpfungsvorrichtung
EP98107011A EP0875694B9 (en) 1997-04-18 1998-04-17 Damper device and turbomolecular pump with damper device

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