JPH1162464A - トンネルの構築方法 - Google Patents
トンネルの構築方法Info
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- JPH1162464A JPH1162464A JP24340897A JP24340897A JPH1162464A JP H1162464 A JPH1162464 A JP H1162464A JP 24340897 A JP24340897 A JP 24340897A JP 24340897 A JP24340897 A JP 24340897A JP H1162464 A JPH1162464 A JP H1162464A
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Abstract
ペースの既存道路下にトンネルを構築する方法を提供す
る。 【解決手段】 トンネルの上部断面の構築を全区間先行
して完成させ、引続き、下部断面の構築を行い、多数階
建てトンネルを構築することを特徴とする、トンネルの
構築方法であり、また、上部断面の構築は、一次補強、
掘削、支保工、フットパイル及び床版の構築順序で行
い、下部断面の構築は、土平掘削、支保工、大背掘削、
インバートの構築順序で行うことを特徴とするトンネル
の構築方法である。
Description
型又は縦長の形状を有するトンネルの構築方法に関す
る。
トンネルを構築する場合、それぞれ別の2本のトンネル
を構築するか、又は、大断面のトンネルを構築しなけれ
ばならなかった。しかし、限られたスペースの既存道路
下にトンネルを構築する場合などにおいては、2本のト
ンネルを構築したり、大断面のトンネルを構築すること
は困難であり、1本のトンネルで2本分のトンネルを構
築する技術が要望されていたが、現在まだその施工例が
無かった。
の既存道路下にトンネルを構築する方法としては、トン
ネルを2階建て又は複数階建てにする必要がある。その
ための施工法として考えられるのは、上方から順次掘り
下げ、掘削が完了してから二次覆工コンクリートを打設
し、トンネルを構築する方法が考えられる。
トンネル内部へ崩落するなど不測の事態が発生し、周辺
の既存構造物に被害を与える可能性がある。
術の問題点として予想される事項を解決するためなされ
たもので、トンネルを安全に、且つ、限られたスペース
の既存道路下にトンネルを構築する方法を提供すること
を目的とする。
において、上部断面の構築を全区間先行して完成させ、
引続き、下部断面の構築を行い、多数階建てトンネルを
構築することを特徴とする、トンネルの構築方法であ
り、また、上部断面の構築は、一次補強、掘削、支保
工、フットパイル及び床版の構築順序で行い、下部断面
の構築は、土平掘削、支保工、大背掘削、インバートの
構築順序で行うことを特徴とするトンネルの構築方法で
ある。
建てのトンネルを構築する場合の実施の形態について説
明する。
トンネルの横断面図を示す。2階建ての卵型又は縦長の
形状を有する大断面トンネル1の構築において、まず、
一次補強4を行い、1段ベンチ及び2段ベンチまでの掘
削、支保工2、フットパイル3、二次覆工5を行い、中
床版6以上の上部半断面7部分を全区間先行して完成さ
せる。続いて、3段ベンチ及び4段ベンチの掘削、支保
工2、フットパイル3、二次覆工5を行い、中床版6以
下の下部半断面8部分を施工し、最後にインバートコン
クリート9を打設し、全区間のトンネル1の構築を完成
させるものである。
保工建込み及び吹付けコンクリート打設状況を示す横断
面図である。図2は既に一次補強4、支保工2、フット
パイル3が完了した地点よりも前進した地点を、掘削機
10で掘削している状況を示し、図3はその掘削土砂を
ダンプ11により搬出している状況を示し、図4は掘削
が終わったトンネル断面に、新たな支保工2を建込み、
コンクリートポンプ車12により一次補強4を行ってい
る状況を示す。
保工建込み及び吹付けコンクリート打設状況を示す横断
面図である。図5において、2段ベンチ掘削を行う前
に、切羽前方よりフットパイル3を打設し、以下は1段
ベンチ掘削と同様に作業を進めていく。
進んだ部分の一次覆工4を構築し、更に中床版6を構築
する。以上、一次補強4、1段ベンチ掘削から2段ベン
チ掘削及び中床版6の構築までを全区間に亘って先行し
て施工する。この施工により、2階建てのトンネル上階
部分が完成したことになる。また、中床版6(トンネル
中央のスラブに相当。)が側壁部の地山のはらみ出しを
拘束するために、側壁地山の安定性を大幅に向上させる
ことができる。
図である。3段ベンチ掘削の場合は、図9に示すように
まず土平部分13(両側壁部分)を掘削機10で掘削
し、引続き支保工2を建込む。その後、図10に示すよ
うに大背部分14の掘削、ズリ出しを掘削機10、ダン
プ11、ショベルカー15により完了させる。
面図である。4段ベンチ掘削も、2段ベンチ掘削と同様
に作業を進めていく。
打設して、全区間のトンネル1の構築が完成する。
成した3階建てのトンネルの横断面図を示す。本実施例
においては、第1実施例の更に下部に、フットパイル3
を打設し、中床版6を構築して3階建てのトンネルを構
築するものである。施工方法については、第1実施例の
繰り返しであるので、説明を省略する。
次のような効果を得ることができる。 <イ>2階建て又は多層階建ての、卵型又は縦長の形状
を有する大断面トンネルとしたので、限られたスペース
の既存道路下に複数本のトンネルを構築することができ
る。 <ロ>1段ベンチを全区間先行して構築し、一次補強を
行っているので、安全な作業ができる。 <ハ>中床版(トンネル中央のスラブに相当。)が側壁
部の地山のはらみ出しを拘束するために、側壁地山の安
定性を大幅に向上させることができる。 <ニ>側壁部の地山のはらみ出しを拘束しているので、
隣接の既存構造物に対する沈下や傾斜などの影響を除去
することができる。
たトンネルの横断面図。
打設及びフットパイルの打設状況を示す横断面図。
打設及びフットパイルの打設状況を示す横断面図。
の中床版を構築した横断面図。
部分)を掘削している状況を示す横断面図。
示す横断面図。
横断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】トンネルを構築する方法において、 上部断面の構築を全区間先行して完成させ、 引続き、下部断面の構築を行い、 多数階建てトンネルを構築することを特徴とする、 トンネルの構築方法。
- 【請求項2】請求項1に記載のトンネルの構築方法にお
いて、 上部断面の構築は、一次補強、掘削、支保工、フットパ
イル及び床版の構築順序で行い、 下部断面の構築は、土平掘削、支保工、大背掘削、イン
バートの構築順序で行うことを特徴とする、 トンネルの構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24340897A JP3999853B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | トンネルの構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24340897A JP3999853B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | トンネルの構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162464A true JPH1162464A (ja) | 1999-03-05 |
JP3999853B2 JP3999853B2 (ja) | 2007-10-31 |
Family
ID=17103425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24340897A Expired - Fee Related JP3999853B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | トンネルの構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3999853B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102767375A (zh) * | 2012-08-10 | 2012-11-07 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 隧道施工方法 |
CN110821521A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-02-21 | 中铁建大桥工程局集团第五工程有限公司 | 一种水电站溢洪道洞室开挖支护施工工法 |
CN110905529A (zh) * | 2019-11-30 | 2020-03-24 | 中铁二十局集团有限公司 | 穿越滑坡体黄土隧道施工方法 |
CN113356886A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-09-07 | 中铁二十局集团有限公司 | 一种低承载力软岩隧道的施工方法 |
CN113356885A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-09-07 | 中铁二十局集团有限公司 | 一种在中台阶旋喷桩加固粉质黏土隧道的施工方法 |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP24340897A patent/JP3999853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3999853B2 (ja) | 2007-10-31 |
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