JPH1162046A - 建設工事に伴う廃材の処理方法 - Google Patents
建設工事に伴う廃材の処理方法Info
- Publication number
- JPH1162046A JPH1162046A JP21471697A JP21471697A JPH1162046A JP H1162046 A JPH1162046 A JP H1162046A JP 21471697 A JP21471697 A JP 21471697A JP 21471697 A JP21471697 A JP 21471697A JP H1162046 A JPH1162046 A JP H1162046A
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- Japan
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- waste material
- building
- proofing
- construction work
- chips
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設工事により発生した各種廃材を建物の防
音、防熱、防湿の附加に有効に利用することができる建
設工事に伴う廃材の処理方法を提供する。 【解決手段】 建設工事により発生した廃材3をチップ
化し、これを無機質の接着剤等を用いた結合材2と混合
した状態で、建物の壁や床、天井等の塗布部分1に所望
の厚みとなるよう吹き付け塗布して付着させ、これによ
り、建物に防音、防熱、防湿等の効果を付与する。
音、防熱、防湿の附加に有効に利用することができる建
設工事に伴う廃材の処理方法を提供する。 【解決手段】 建設工事により発生した廃材3をチップ
化し、これを無機質の接着剤等を用いた結合材2と混合
した状態で、建物の壁や床、天井等の塗布部分1に所望
の厚みとなるよう吹き付け塗布して付着させ、これによ
り、建物に防音、防熱、防湿等の効果を付与する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設工事により
発生した各種廃材を建物の防音、防熱、防湿の附加に有
効に利用することができる建設工事に伴う廃材の処理方
法に関する。
発生した各種廃材を建物の防音、防熱、防湿の附加に有
効に利用することができる建設工事に伴う廃材の処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事においては、建物躯体の構築及
び内外装の施工時に、これらに用いる各種材料の廃材が
発生する。この廃材としては、木質類、紙質類、金属
類、化成品類がある。
び内外装の施工時に、これらに用いる各種材料の廃材が
発生する。この廃材としては、木質類、紙質類、金属
類、化成品類がある。
【0003】従来、建設工事で発生した上記のような廃
材は、各フロア毎に発生したものを取りまとめ、これを
建物外に搬出し、産業廃棄物として処理するようにして
いた。
材は、各フロア毎に発生したものを取りまとめ、これを
建物外に搬出し、産業廃棄物として処理するようにして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃材と
いえども有効な資源であり、上記従来のように産業廃棄
物として処理していたのでは資源の無駄であると共に、
廃材の処理にも経費がかかるという問題がある。
いえども有効な資源であり、上記従来のように産業廃棄
物として処理していたのでは資源の無駄であると共に、
廃材の処理にも経費がかかるという問題がある。
【0005】そこでこの発明の課題は、建設工事で発生
した廃材を建物の防音、防熱、防湿材として有効に利用
することができるようにし、資源の有効利用が図れると
共に、廃材の処理に要した経費の削減が実現できる建設
工事に伴う廃材の処理方法を提供することにある。
した廃材を建物の防音、防熱、防湿材として有効に利用
することができるようにし、資源の有効利用が図れると
共に、廃材の処理に要した経費の削減が実現できる建設
工事に伴う廃材の処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、建設工事により発生した
廃材をチップ化し、これを結合材と混合した状態で建物
に所望の厚みに付着させる構成を採用したものである。
するため、請求項1の発明は、建設工事により発生した
廃材をチップ化し、これを結合材と混合した状態で建物
に所望の厚みに付着させる構成を採用したものである。
【0007】請求項2の発明は、建設工事により発生し
た廃材を不燃物と可燃物に分けてチップ化し、可燃物の
チップには難燃化処理を施し、前記チップを結合材と混
合した状態で建物に所望の厚みに付着させる構成を採用
したものである。
た廃材を不燃物と可燃物に分けてチップ化し、可燃物の
チップには難燃化処理を施し、前記チップを結合材と混
合した状態で建物に所望の厚みに付着させる構成を採用
したものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、破砕と混合及び圧送の機能を一体化した設備
を用いてチップと結合材の混合物を製造し、該設備から
圧送される混合物を吹き付けによって建物に塗着し、こ
の塗着層の表面を平滑面にする構成を採用したものであ
る。
において、破砕と混合及び圧送の機能を一体化した設備
を用いてチップと結合材の混合物を製造し、該設備から
圧送される混合物を吹き付けによって建物に塗着し、こ
の塗着層の表面を平滑面にする構成を採用したものであ
る。
【0009】ここで、廃材としては、木質類、紙質類、
金属類、化成品類であり、これらを現場でチップ化し、
無機質の接着剤等を用いた結合材と混合した状態で建物
の壁や床、天井に吹き付け塗布し、建物に防音、防熱、
防湿等の効果を付与する。
金属類、化成品類であり、これらを現場でチップ化し、
無機質の接着剤等を用いた結合材と混合した状態で建物
の壁や床、天井に吹き付け塗布し、建物に防音、防熱、
防湿等の効果を付与する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0011】この発明の廃材の処理方法は、建設工事に
より発生した廃材を現場においてチップ化し、これを結
合材と混合した状態で、建物の壁や床、天井に吹き付け
塗布し、建物に防音、防熱、防湿等の効果を付与するも
のである。
より発生した廃材を現場においてチップ化し、これを結
合材と混合した状態で、建物の壁や床、天井に吹き付け
塗布し、建物に防音、防熱、防湿等の効果を付与するも
のである。
【0012】上記廃材は、建物躯体の構築及び内外装の
施工時に発生する木質類、紙質類、金属類、化成品類で
あり、これら廃材は不燃物と可燃物に分けてそれぞれ破
砕機やシュレッダー等を用いて、例えば10mm以下程度
の大きさにチップ化し、可燃物のチップには難燃化処理
を施すようにする。
施工時に発生する木質類、紙質類、金属類、化成品類で
あり、これら廃材は不燃物と可燃物に分けてそれぞれ破
砕機やシュレッダー等を用いて、例えば10mm以下程度
の大きさにチップ化し、可燃物のチップには難燃化処理
を施すようにする。
【0013】チップ化した各種廃材は、材質ごとに分け
て用いても、また、混合して用いてもよく、該チップ化
した廃材は、無機質の接着剤、各種樹脂類等を用いた結
合材と混合する。結合材に対するチップ化した廃材の混
合量や混合物の流動性は、吹き付けや塗布が可能な範囲
で適宜選択すればよい。
て用いても、また、混合して用いてもよく、該チップ化
した廃材は、無機質の接着剤、各種樹脂類等を用いた結
合材と混合する。結合材に対するチップ化した廃材の混
合量や混合物の流動性は、吹き付けや塗布が可能な範囲
で適宜選択すればよい。
【0014】図2は、廃材と結合材の混合物を製造する
設備11の一例を示し、廃材の破砕機12と、この破砕
機12でチップ化された廃材を受け取り、この廃材と結
合材を混合する混合機13と、混合物を受け取ってこれ
を送り出す圧送ポンプ14を順次接続して一体化した構
造になっており、この設備を現場に設置して混合物を製
造し、混合物は圧送ポンプ14からホース15で送ら
れ、ホース15の先端から直接又はノズルを介して、塗
布部分に吹き付けられることになる。
設備11の一例を示し、廃材の破砕機12と、この破砕
機12でチップ化された廃材を受け取り、この廃材と結
合材を混合する混合機13と、混合物を受け取ってこれ
を送り出す圧送ポンプ14を順次接続して一体化した構
造になっており、この設備を現場に設置して混合物を製
造し、混合物は圧送ポンプ14からホース15で送ら
れ、ホース15の先端から直接又はノズルを介して、塗
布部分に吹き付けられることになる。
【0015】図1は、この発明の施工例を示し、建物の
壁や床、天井における塗布部分1はコンクリート、木
質、金属、化成品類によって形成され、この塗布部分1
の表面に、設備11を用いて、結合材2とチップ化した
廃材3の混合物4を、吹き付けの手段で所望の厚みに塗
着し、その表面をこて等により平滑面に仕上げる。これ
により、塗布部分1の表面が混合物4の層によって覆わ
れ、廃材3と結合材2の材質を選ぶことにより、建物の
壁や床、天井に防音、防熱、防湿等の効果を付与するこ
とができる。なお、混合物4は、手作業による塗布で行
ってもよい。
壁や床、天井における塗布部分1はコンクリート、木
質、金属、化成品類によって形成され、この塗布部分1
の表面に、設備11を用いて、結合材2とチップ化した
廃材3の混合物4を、吹き付けの手段で所望の厚みに塗
着し、その表面をこて等により平滑面に仕上げる。これ
により、塗布部分1の表面が混合物4の層によって覆わ
れ、廃材3と結合材2の材質を選ぶことにより、建物の
壁や床、天井に防音、防熱、防湿等の効果を付与するこ
とができる。なお、混合物4は、手作業による塗布で行
ってもよい。
【0016】上記混合物4の層が乾燥すると、その表面
に内装材5を張設したり塗装仕上げを施す。内装材5と
しては、ボード類、木質類、金属類、化成品類、ガラス
類、クロス類であり、これら内装材5の取り付け手段
は、接着のほか釘、ビス、ボルト止め等、材質に合わせ
て適宜選択すればよい。
に内装材5を張設したり塗装仕上げを施す。内装材5と
しては、ボード類、木質類、金属類、化成品類、ガラス
類、クロス類であり、これら内装材5の取り付け手段
は、接着のほか釘、ビス、ボルト止め等、材質に合わせ
て適宜選択すればよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、建設
工事により発生した廃材をチップ化し、これを結合材と
混合した状態で建物の壁や床、天井に所望の厚みに付着
させるようにしたので、建設工事により発生した廃材を
建物の防音、防熱、防湿材として使用することができ、
資源の有効利用が図れると共に、廃材の搬出や処理に要
した経費の削減が実現できる。
工事により発生した廃材をチップ化し、これを結合材と
混合した状態で建物の壁や床、天井に所望の厚みに付着
させるようにしたので、建設工事により発生した廃材を
建物の防音、防熱、防湿材として使用することができ、
資源の有効利用が図れると共に、廃材の搬出や処理に要
した経費の削減が実現できる。
【図1】この発明の処理方法の施工状態を示す断面図
【図2】廃材のチップ化と結合材の混合及び圧送の機能
を一体化した設備の平面図
を一体化した設備の平面図
1 塗布部分 2 結合材 3 廃材 4 混合物 5 内装材
Claims (3)
- 【請求項1】 建設工事により発生した廃材をチップ化
し、これを結合材と混合した状態で建物に所望の厚みに
付着させることを特徴とする建設工事に伴う廃材の処理
方法。 - 【請求項2】 建設工事により発生した廃材を不燃物と
可燃物に分けてチップ化し、可燃物のチップには難燃化
処理を施し、前記チップを結合材と混合した状態で建物
に所望の厚みに付着させることを特徴とする建設工事に
伴う廃材の処理方法。 - 【請求項3】 破砕と混合及び圧送の機能を一体化した
設備を用いてチップと結合材の混合物を製造し、該設備
から圧送される混合物を吹き付けによって建物に塗着
し、この塗着層の表面を平滑面にすることを特徴とする
請求項1又は2記載の建設工事に伴う廃材の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21471697A JPH1162046A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 建設工事に伴う廃材の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21471697A JPH1162046A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 建設工事に伴う廃材の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162046A true JPH1162046A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16660447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21471697A Pending JPH1162046A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 建設工事に伴う廃材の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162046A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516811A (ja) * | 2005-11-21 | 2009-04-23 | ヴァージニア テック インテレクチュアル プロパティーズ,インコーポレーテッド | 振動および音波輻射抑制のための能動型/受動型分布式吸収器 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP21471697A patent/JPH1162046A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516811A (ja) * | 2005-11-21 | 2009-04-23 | ヴァージニア テック インテレクチュアル プロパティーズ,インコーポレーテッド | 振動および音波輻射抑制のための能動型/受動型分布式吸収器 |
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