JPH1161726A - 転圧機械 - Google Patents

転圧機械

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JPH1161726A
JPH1161726A JP21683697A JP21683697A JPH1161726A JP H1161726 A JPH1161726 A JP H1161726A JP 21683697 A JP21683697 A JP 21683697A JP 21683697 A JP21683697 A JP 21683697A JP H1161726 A JPH1161726 A JP H1161726A
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JP
Japan
Prior art keywords
axle
motor
rolling
vehicle body
width direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP21683697A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Kato
治之 加藤
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP21683697A priority Critical patent/JPH1161726A/ja
Publication of JPH1161726A publication Critical patent/JPH1161726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回時の路面の引き摺りを防止し、車軸機構
を堅牢に構成し、モータのメンテナンスを容易にする。 【解決手段】 車体1の左右両側に車軸フレーム6,7
を設け、これらの下端部に左油圧モータ8及び右油圧モ
ータ9を固定する。各モータ8,9の出力軸8a,9a
にハブ14,23を同一軸線上に位置するように結合
し、ハブ14に左側2本の転圧輪2,3を取り付け、ハ
ブ23に右側2本の転圧輪4,5を取り付ける。左右の
ハブ14,23を連結軸29により車幅方向一対の軸受
30を介して相対回転可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車幅方向に設けた
複数の転圧輪で路面を転圧する転圧機械に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の転圧機械として、従来、車体の
幅方向中央部に1台の油圧モータを設置し、この油圧モ
ータに1本の出力軸を貫設し、出力軸の左右の突出部に
それぞれ2つの転圧輪を取り付けた技術が知られている
(特開平8−326010号公報)。また、車体の幅方
向中央部に左右2台の油圧モータを相反する向きで設置
し、各油圧モータの出力軸にそれぞれ2つの転圧輪を取
り付けた技術も公知である(実開平6−49505号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の転圧
機械によると、1本の出力軸に4つの転圧輪が取り付け
られているため、車体の旋回時に転圧輪が路面を引き摺
り、転圧面の仕上りが悪くなる問題点があった。これに
対し、後者の転圧機械の場合は、旋回時に2台の油圧モ
ータが左右の転圧輪を差動的に回転するため、転圧輪に
よる路面の引き摺りを防止することができる。しかしな
がら、2台の油圧モータが車幅方向中央部に設置されて
いるため、モータのメンテナンスに手間がかかるばかり
でなく、転圧輪の支持形態が片持ちとなって車軸機構の
剛性が不充分になるという不具合があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、旋回時の路面の
引き摺りを防止でき、車軸機構を堅牢に構成できるとと
もに、モータを容易にメンテナンスできる転圧機械を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、車体の幅方向に複数の転圧輪を備えた
転圧機械において、車体の左右両側に車軸フレームを設
け、各車軸フレームに右モータ及び左モータを出力軸が
転圧輪の回転軸線上に位置するように固定し、各モータ
の出力軸に右転圧輪及び左転圧輪を一体回転可能にそれ
ぞれ結合し、右転圧輪と左転圧輪とを相対回転可能に連
結する連結部材を設けて構成される(請求項1)。
【0006】また、本発明は、車体の幅方向に複数の転
圧輪を備えた転圧機械において、車体の左右両側に車軸
フレームを設け、各車軸フレームに右モータ及び左モー
タを固定し、各モータの出力軸に右車軸及び左車軸を同
一軸線上に位置するように結合し、各車軸に右転圧輪及
び左転圧輪を取り付け、各車軸を相対回転可能に連結す
る連結部材を設けて構成される(請求項2)。
【0007】ここで、好ましくは、左右に分離された2
本の車軸を同一軸線上で安定的に相対回転させるため
に、前記連結部材が、左右の車軸を連結する連結軸と、
少なくとも一方の車軸を連結軸に対し回転可能に支持す
る車幅方向に複数の軸受とから構成される(請求項
3)。
【0008】さらに、望ましくは、車軸機構の剛性を高
めるために、本発明の転圧機械は、左右の車軸を車幅方
向略中央部で車体に対し回転可能に支持する支持部材を
備える(請求項4)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の転圧機械
をタイヤローラに具体化した一実施形態を示すものであ
る。このタイヤローラにおいては、車体1の後部に4本
のゴムタイヤからなる転圧輪2〜5が車幅方向に並設さ
れている。車体1の左右両側には車軸フレーム6,7が
固着され、左側の車軸フレーム6の下端に左油圧モータ
8が、右側の車軸フレーム7の下端に右油圧モータ9が
それぞれボルト10で取り付けられている。
【0010】左油圧モータ8の出力軸8aにはプレート
12がモータ8の内端面を覆うようにボルト13で結合
されている。プレート12には左車軸を形成する筒形の
ハブ14と転圧輪2のディスクホイール15とが共通の
ボルト16で取り付けられている。ハブ14は車体1の
内側に向かって突設され、その内端には転圧輪3のディ
スクホイール17と軸受筒18とが共通のボルト19で
取り付けられている。そして、ディスクホイール15の
内側に左油圧モータ8が収容されるとともに、ディスク
ホイール17の内側に軸受筒18が収容されている。
【0011】一方、右油圧モータ9の出力軸9aにはプ
レート21がモータ9の内端面を覆うようにボルト22
で結合されている。プレート21には右車軸を形成する
筒形のハブ23と転圧輪5のディスクホイール24とが
共通のボルト25で取り付けられ、ディスクホイール2
4の内側に右油圧モータ9が収容されている。ハブ23
は左側のハブ14と同じ軸線上で車体1の内側に向かっ
て突設され、その内端には転圧輪4のディスクホイール
26がボルト27で取り付けられている。
【0012】左側のハブ14と右側のハブ23との間に
は双方を連結する連結軸29が架設されている。連結軸
29の右端部はハブ23に固定的に挿着されるととも
に、連結軸29の左端部は軸受筒18の内側に車幅方向
一対のころ軸受30を介して回転可能に支持されてい
る。そして、連結軸29ところ軸受30とにより左右の
車軸を相対回転可能に連結する連結部材が構成されてい
る。なお、ころ軸受30にかえ、玉軸受等の他の軸受を
使用することも可能である。
【0013】上記のように構成されたタイヤローラにお
いては、車体1の直進時に、左油圧モータ8及び右油圧
モータ9に同等量の作動油が供給され、左側2本の転圧
輪2,3と右側2本の転圧輪4,5とが等速回転され
る。また、車体1の旋回時には、内外輪の回転抵抗差に
より左右の油圧モータ8,9に異なる量の作動油が供給
され、左転圧輪2,3と右転圧輪4,5とがそれぞれ異
なる速度で差動的に回転される。従って、旋回時の転圧
輪2〜5による路面引き摺り現象を防止して、転圧面を
美しく仕上げることができる。
【0014】また、左右のハブ14,23が連結軸29
によりころ軸受30を介して相対回転可能に連結されて
いるため、4本の転圧輪2〜5を左右の車軸フレーム
6,7により両持ち支持できて、タイヤローラ後部の車
軸機構を堅牢に構成することが可能である。特に、ころ
軸受30は車幅方向に離れた2箇所で連結軸29を支持
しているので、左右に分離された2つのハブ14,23
を同一軸線上で安定的に相対回転させることができる。
しかも、2台の油圧モータ8,9が車体1の左右両側に
おいて車軸フレーム6,7に取り付けられている(転圧
輪2〜5に支持フレームが存在しない)ため、モータ
8,9のメンテナンス作業を車体1の外側から容易に行
うことができるとともに、モータを車幅方向中央部に設
置する場合と比較し、各転圧輪2〜5をより狭い間隔で
又は隙間なく連続させて並設でき、もって、転圧面を連
続させて転圧作業を能率よく行うことも可能である。
【0015】図3は車軸機構の別の実施形態を示すもの
である。ここでは、タイヤローラ後部の車軸機構が車体
進行方向の中心線に対し左右対称に構成されている。す
なわち、車体1の幅方向中央に支持板32が垂設され、
支持板32の下端部には連結軸29が中央にて水平に固
定されている。左車軸を形成するハブ14は連結軸29
の左端部に車幅方向一対のころ軸受30を介し回転可能
に支持されている。これと同様、右車軸を形成するハブ
23は連結軸29の右端部に車幅方向一対のころ軸受3
0を介し回転可能に支持されている。そして、連結軸2
9ところ軸受30とにより左右の車軸を相対回転可能に
連結する連結部材が構成されるとともに、この連結部材
と支持板32とにより左右の車軸を車幅方向中央部で車
体1に対し回転可能に支持する支持部材が構成されてい
る。
【0016】従って、この実施形態のタイヤローラによ
れば、4本の転圧輪2〜5が左右の車軸フレーム6,7
と中央部の支持板32とにより車幅方向の3個所で車体
1に支持されるため、車軸機構の剛性を高めて、転圧輪
2〜5の回転軸線を一直線に保持することができ、特
に、大型の転圧機械の場合に有利である。また、車軸機
構が車体進行方向の中心線に対し左右対称に構成されて
いるから、左右の部品の共通化を図って、コストを削減
できる利点もある。
【0017】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更し
て実施することも可能である。 (1) 本発明を転圧機械前部の車軸機構に適用するこ
と。 (2) 本発明を転圧機械における操舵輪の車軸機構に
適用すること。この場合、左右の車軸フレームは車体に
対し回動可能に設けられる。 (3) 左右の転圧輪の数をそれぞれ3本又は4本に増
やして実施すること。 (4) 油圧モータ8,9にかえ、電動モータを使用す
ること。 (5) 筒形のハブ14,23にかえ、充実軸を用いて
左右の車軸を形成すること。 (6) 左右転圧輪を各々一個の鋼鉄製ローラで構成す
ること。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2の
発明によれば、車体の左右両側に設けたモータに左右の
転圧輪を別々に結合し、各転圧輪を連結部材で相対回転
可能に連結したので、旋回時の路面の引き摺りを防止で
き、車軸機構を堅牢に構成できるとともに、モータを容
易にメンテナンスできるという優れた効果を奏する。ま
た、車体の左右両側の車軸フレームによって転圧輪を支
持するようにしているので、転圧輪相互間を狭くしたり
隙間なく連続させることができ、転圧作業の能率を良く
することができる。
【0019】請求項3の発明によれば、連結部材を連結
軸と車幅方向に複数の軸受とから構成したので、左右に
分離された2本の車軸を同一軸線上で安定的に相対回転
できる効果がある。
【0020】請求項4の発明によれば、左右の車軸を車
幅方向略中央部で車体に対し回転可能に支持したので、
車軸機構の剛性を高めて、転圧輪の回転軸線を一直線に
保持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すタイヤローラ後部の
側面図である。
【図2】タイヤローラ後部の車軸機構を示す図1のA−
A線断面図である。
【図3】車軸機構の別の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・車体、2〜5・・転圧輪、6,7・・車軸フレー
ム、8,9・・油圧モータ、14,23・・ハブ、18
・・軸受筒、29・・連結軸、30・・ころ軸受、32
・・支持板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の幅方向に複数の転圧輪を備えた転
    圧機械において、車体の左右両側に車軸フレームを設
    け、各車軸フレームに右モータ及び左モータを出力軸が
    転圧輪の回転軸線上に位置するように固定し、各モータ
    の出力軸に右転圧輪及び左転圧輪を一体回転可能にそれ
    ぞれ結合し、右転圧輪と左転圧輪とを相対回転可能に連
    結する連結部材を設けてなる転圧機械。
  2. 【請求項2】 車体の幅方向に複数の転圧輪を備えた転
    圧機械において、車体の左右両側に車軸フレームを設
    け、各車軸フレームに右モータ及び左モータを固定し、
    各モータの出力軸に右車軸及び左車軸を同一軸線上に位
    置するように結合し、各車軸に右転圧輪及び左転圧輪を
    取り付け、各車軸を相対回転可能に連結する連結部材を
    設けてなる転圧機械。
  3. 【請求項3】 前記連結部材は、左右の車軸を連結する
    連結軸と、少なくとも一方の車軸を連結軸に対し回転可
    能に支持する車幅方向に複数の軸受とを含む請求項2記
    載の転圧機械。
  4. 【請求項4】 左右の車軸を車幅方向略中央部で車体に
    対し回転可能に支持する支持部材を備えた請求項2又は
    3記載の転圧機械。
JP21683697A 1997-08-11 1997-08-11 転圧機械 Pending JPH1161726A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524726B2 (ja) * 2001-04-16 2010-08-18 豊和工業株式会社 タイヤローラの転圧タイヤ支持駆動構造
JP2016094748A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 酒井重工業株式会社 転圧ローラおよび転圧ローラにおけるタイヤの取り外し方法
JP2017031799A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 ハム アーゲーHamm AG ソイルコンパクター

Cited By (3)

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JP4524726B2 (ja) * 2001-04-16 2010-08-18 豊和工業株式会社 タイヤローラの転圧タイヤ支持駆動構造
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