JPH1161204A - 摺動用メタルおよびその製造方法 - Google Patents

摺動用メタルおよびその製造方法

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JPH1161204A
JPH1161204A JP21676397A JP21676397A JPH1161204A JP H1161204 A JPH1161204 A JP H1161204A JP 21676397 A JP21676397 A JP 21676397A JP 21676397 A JP21676397 A JP 21676397A JP H1161204 A JPH1161204 A JP H1161204A
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Masahito Fujita
田 正 仁 藤
Koji Saito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Pb含有量に関して相反する特性である耐荷
重性と耐焼付性の両方共に優れた摺動用メタルを提供す
る。 【解決手段】 自己および/または相手材が摺動する摺
動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
スが粗な部分MとCu系合金マトリックスが密な部分m
とを交互に形成してなる摺動用メタル3。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己および/または相
手材が摺動する場合の軸受等の用途に適する摺動用メタ
ルに係わり、特に、摺動面における耐荷重性、耐摩耗
性、耐焼付性に優れた摺動用メタルおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自己および/または相手材が摺動
する場合の軸受等の用途に適する摺動用メタルとして
は、例えば、ホワイトメタルと称される錫基(Sn−S
b−Cu系)、鉛基(Pb−Sn−Sb系)、ケルメッ
トと称される銅鉛合金(Cu−Pb系合金)があり、さ
らには、ケルメットの強度をより一層高めるために錫
(Sn)を添加したCu−Pb−Sn系合金などがあ
る。
【0003】これらの摺動用メタルは、例えば、所定の
成分をもつ合金を溶製し、これにより得た合金溶湯をア
トマイズすることによって粉末としたのち、この粉末を
鋼製裏金の上に均一な厚さで散布し、その後焼結するこ
とによって製造される。
【0004】また、他の方法として、所定の成分をもつ
合金を溶製し、これにより得た合金溶湯を鋼製裏金の上
に直接注湯して合金層を鋳造により形成することによっ
て製造される。
【0005】これらの製造方法では、いずれも、潤滑成
分である鉛(Pb)が均一に分布することが要求されて
おり、特に、先に説明した焼結による方法の場合には、
合金粉末の粒度分布を制御することによって均質な組織
を得ることができるようにしていた。
【0006】また、これらの摺動用メタルでは、Cu合
金やCu−Sn系合金などの合金中に軟質なPbが連結
して混在しており、表面温度が上昇したときに焼付の発
生を防止するために、有効に機能するような組織をもつ
ものとしている。
【0007】そして、Pbを多く含有する材料では、表
面にPbオーバーレイを設けたものとすることによっ
て、高速高荷重用軸受として適したものにし、例えば、
自動車エンジンのコネクティングロッドの摺動用メタル
として一般に使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなCu−Pb
系合金やCu−Sn−Pb系摺動用メタルにおいては、
自動車エンジンの高出力化、ならびに摩擦係数の低減
化、などに伴って、従来よりもさらに優れた耐荷重性を
有することが要求されるようになってきているが、一般
的なCu−Pb系,Cu−Sn−Pb系等の軸受メタル
においては、図1より明らかであるように、Pb含有量
が増加すれば耐焼付性は向上するものの、耐荷重性が低
下する傾向をもつものとなっており、耐荷重性を向上さ
せるにあたっては、Cu−Pb系,Cu−Sn−Pb系
軸受メタルにおいてマトリックス強度を高めて耐荷重性
を向上させるために、Pb含有量を減らすことで対応し
なければならない。
【0009】しかしながら、周速が20m/secにも
達する自動車エンジンのコネクティングロッド用軸受メ
タルにおいては、潤滑油による油膜の形成が不十分なも
のとなりがちであって、焼付の発生を防止するためには
Pb含有量を減らすことができないという問題点があっ
た。
【0010】このように、摺動用メタルにおいてその耐
荷重性と耐焼付性のいずれをも良好なものとすることは
なかなか困難であるという課題があった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、Pb含有量に関して相反
する特性である耐荷重性と耐焼付性について、いずれも
良好な特性をもつものとすることができる摺動用メタル
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる摺動用メ
タルは、請求項1に記載しているように、自己および/
または相手材が摺動する摺動面を有し且つ少なくともP
bを含有するCu系焼結合金からなる摺動側メタルと、
摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動側メタルにお
いてCu系合金マトリックスが粗な部分とCu系合金マ
トリックスが密な部分とを交互に形成してなるものとし
たことを特徴としている。
【0013】そして、本発明に係わる摺動用メタルの実
施態様においては、請求項2に記載しているように、自
己および/または相手材が摺動する摺動面を有し且つ少
なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる摺動側
メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動側
メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗で且つPb
含有量の多い部分とCu系合金マトリックスが密で且つ
Pb含有量の少ない部分とを交互に形成してなるものと
することができる。
【0014】同じく、本発明に係わる摺動用メタルの実
施態様においては、請求項3に記載しているように、P
b含有量の多い部分のPb量が5〜30重量%の範囲で
あり、Pb含有量の少ない部分のPb量が1〜25重量
%の範囲であるものとすることができる。
【0015】本発明に係わる摺動用メタルの製造方法
は、請求項4に記載しているように、自己および/また
は相手材が摺動する摺動面を有し且つ少なくともPbを
含有するCu系焼結合金からなる摺動側メタルと、摺動
側メタルを支える裏金をそなえ、摺動側メタルにおいて
Cu系合金マトリックスが粗な部分とCu系合金マトリ
ックスが密な部分とを交互に形成してなる摺動用メタル
を製造するに際し、Cu系合金粉末を裏金上で散布高さ
を交互に異ならせて散布したのち1次焼結し、ついで、
一体化したCu系焼結合金と裏金をロール加圧してCu
系焼結合金と裏金の合計厚さを一定にし、さらに、2次
焼結することによって、摺動側メタルにおいてCu系合
金マトリックスが粗な部分とCu系合金マトリックスが
密な部分とを交互に形成するようにしたことを特徴とし
ている。
【0016】そして、上記本発明に係わる摺動用メタル
の製造方法の実施態様においては、請求項5に記載して
いるように、自己および/または相手材が摺動する摺動
面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合金
からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金を
そなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリックス
が粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリッ
クスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形成
してなる摺動用メタルを製造するに際し、少なくともP
bを含むCu系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異
ならせて散布したのち1次焼結し、ついで、一体化した
Cu系焼結合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合金
と裏金の合計厚さを一定にし、さらに、2次焼結するこ
とによって、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリッ
クスが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マト
リックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に
形成するようになすことができる。
【0017】同じ目的を達成する他の発明による摺動用
メタルの製造方法は、請求項6に記載しているように、
自己および/または相手材が摺動する摺動面を有し且つ
少なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる摺動
側メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動
側メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗な部分と
Cu系合金マトリックスが密な部分とを交互に形成して
なる摺動用メタルを製造するに際し、Cu系合金粉末を
裏金上で散布高さを交互に異ならせて散布したのち1次
焼結し、ついで、一体化したCu系焼結合金と裏金をロ
ール加圧してCu系焼結合金と裏金の合計厚さを一定に
すると同時にCu系焼結合金と裏金との界面を凹凸状に
形成し、さらに、2次焼結することによって、摺動側メ
タルにおいてCu系合金マトリックスが粗な部分とCu
系合金マトリックスが密な部分とを交互に形成するよう
にしたことを特徴としている。
【0018】そして、上記本発明に係わる摺動用メタル
の製造方法の実施態様においては、請求項7に記載して
いるように、自己および/または相手材が摺動する摺動
面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合金
からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金を
そなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリックス
が粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリッ
クスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形成
してなる摺動用メタルを製造するに際し、少なくともP
bを含むCu系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異
ならせて散布したのち1次焼結し、ついで、一体化した
Cu系焼結合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合金
と裏金の合計厚さを一定にすると同時にCu系焼結合金
と裏金との界面を凹凸状に形成し、さらに、2次焼結す
ることによって、摺動側メタルにおいてCu系合金マト
リックスが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金
マトリックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交
互に形成するようになすことができる。
【0019】また、本発明による摺動用メタルの製造方
法の実施態様においては、請求項8に記載しているよう
に、Pb含有量の多い部分のPb量を5〜30重量%の
範囲とし、Pb含有量の少ない部分のPb量を1〜25
重量%の範囲とするようになすことができる。
【0020】
【発明の作用】図1に示したように、Pbを含むCu系
摺動用メタルにおいて、Pbの均一な分布を求める限
り、Pb含有量によって摺動用メタルの耐荷重性がほぼ
定まってしまう。
【0021】そこで、このような従来は常套とされてい
た均一なPbの分布をもつものとはせず、意図的にPb
含有量を少なくした部分を形成すると共に、それに隣接
して意図的にPb含有量を多くした部分を形成するとい
うように、不均一な組織をもつものにあえて形成し、P
b含有量の少ない部分で耐荷重性をより一層向上させた
ものにすると同時に、Pb含有量の多い部分で良好なる
耐焼付性を維持させるようになすことによって、相反す
る特性である耐荷重性と耐焼付性の両方共が良好である
ようにした。
【0022】このような不均一組織をもつ摺動用メタル
を製造するに際しては、例えば、図2に示すような工程
を採用することができる。
【0023】まず、図2(A)に示すように、少なくと
もPbを含むCu系合金粉末1pを裏金2上において散
布高さを交互に異ならせて散布する。
【0024】次いで、図2(B)に示すように、1次焼
結を行うことによって、裏金2上でCu系焼結合金1s
が支持されている状態とする。
【0025】その後、Cu系焼結合金1sと裏金2とを
加圧することによって、図2(C)に示すように、Cu
系焼結合金1sと裏金2の合計厚さを一定にし、さらに
2次焼結することによって、摺動用メタル3においてC
u系合金マトリックスが粗な部分MとCu系合金マトリ
ックスが密な部分mとが交互に形成されてなるものとす
る。
【0026】そして、一実施態様においては、摺動用メ
タル3において、Cu系合金マトリックスが粗で且つP
b含有量が多い部分Mと、Cu系合金マトリックスが密
で且つPb含有量が少ない部分mとが形成されてなるも
のとする。
【0027】この場合、同じく図2(C)に示すよう
に、Cu系焼結合金1sと裏金2との界面が凹凸状に形
成されているもの、すなわち、Cu系合金マトリックス
が密な部分mで凹状部2mが形成されていると共にCu
系合金マトリックスが粗な部分Mで凸状部2Mが形成さ
れているものとすることによって、Cu系焼結合金1s
と裏金2との間での密着性はさらに向上したものとな
る。
【0028】図2をもとにして説明したように、裏金2
上においてCu系合金粉末1pが厚く散布された部分
は、1次焼結後の加圧において強い圧下力を受けること
となるので、この部分の1次焼結されたCu系焼結合金
1sはほぼ偏平になった状態で圧下されると共に、この
部分の裏金2も強い加圧力を受けることとなって、Cu
系合金マトリックスが密な部分mが形成されると共に裏
金2には凹状部2mが形成されることとなる。
【0029】また、裏金2上においてCu系合金粉末1
pが前記厚く散布された部分に比べて薄く散布された部
分は、1次焼結後のロール加圧において前記強い圧下力
よりも弱い圧下力を受けることとなるので、この部分の
1次焼結されたCu系焼結合金1sはほぼ球状を保つ
(ないしはさほど偏平にならない)状態で圧下され、こ
の部分の裏金2はさほど強い圧下力を受けないこととな
るので、Cu系合金マトリックスが粗な部分Mが形成さ
れると共に裏金2には前記凹状部2mに隣接して凸状部
2Mが形成されることとなる。
【0030】従来、ケルメット(Cu−Sn−Pb系合
金)粉末の焼結は、Pb液相を介在することとなる液相
焼結であると言われている。すなわち、アトマイズされ
た原料粉末の段階では、Cu−Snマトリックス中にP
bが微細に分散しているが、焼結することによって、P
b液相が粉末の外部表面を濡らすことによって、粉末同
士の焼結を進行させることとなる。
【0031】このとき、Pb液相にCu成分が若干溶解
し、このCu成分が粉末同士の焼結時のネックの成長を
助けると言われている。
【0032】従って、上記のごとく比較的強く加圧され
た部分と比較的弱く加圧された部分とが混在する不均一
加圧焼結においては、原則的に、強く加圧された部分は
強く焼結されることとになる。
【0033】すなわち、図3に示すように、Cu系合金
粉末が厚く散布された部分(図示右側の部分)は1次焼
結後の加圧によって高い歪を与えられることとなり、焼
結の際の昇温時においてこの歪を解放する力が、すなわ
ち、焼結力の増大につながる。
【0034】また、この焼結力の増大は、Pb液相の粉
末外部への移動をも加速させることとなるので、結果的
に、Cu系合金マトリックスが密な部分mで移動を生じ
たPbは、Pbの放出量が比較的少なく且つ一部空間が
残っているCu系合金マトリックスが粗な部分Mに流れ
ることとなる。
【0035】その結果、Cu系合金マトリックスが比較
的粗で且つPb含有量が比較的多い部分Mと、Cu系合
金マトリックスが比較的密で十分に焼結され且つPb含
有量が比較的少ない部分mとが形成されることとなる。
【0036】このように、図3(B)に模式的に示す如
く、m部(図示右部)の強い焼結によるネックの形成が
生じることとなり、偏平化された合金粒子と強いネック
の形成はきわめて圧縮応力に有効な耐力を持つことにな
り、耐荷重性のより一層の向上を促すことになる。
【0037】本発明においては、図2および図3に示し
たように、マトリックスであるCu−Sn系合金とPb
の分布状態について、従来の均一な組織から不均一な組
織に変えることによって、それぞれの組織が持っている
特長を合理的に引き出そうとしたものである。
【0038】すなわち、Cu系合金マトリックスは粗で
あるもののPb含有量の多い部分(M)で十分良好な耐
焼付性を発揮させ、Pb含有量は少ないものの骨格がし
っかりしていてCu系合金マトリックスが密なっている
部分(m)で十分良好な耐荷重性を発揮させるようにし
ており、それぞれの部分で各々の機能を発揮するように
なすことによって、より高いレベルの複合材料からなる
摺動用メタルとすることが可能となる。
【0039】さらに、具体的に説明すれば、Cu系合金
マトリックスが粗で且つPb含有量が多い部分MのPb
量は5〜30重量%の範囲であり、Cu系合金マトリッ
クスが密で且つPb含有量が少ない部分mのPb量は1
〜25重量%の範囲のものとすることができるが、例え
ば、部分MのPb量が20重量%であり且つ部分mのP
b量が10重量%であるとした場合に、平均のPb量は
約15重量%となるが、耐荷重性は部分mのPb量10
重量%相当の約700kgf/cmを得ることがで
き、耐焼付性は部分MのPb量20重量%相当の約45
0kgf/cmを得ることができるものとなる。
【0040】
【実施例】この実施例では、表1の従来例1,2および
発明例3〜8に示す粉末成分のCu系合金粉末を使用
し、表および図4(A)に示す形態でCu系合金粉末1
pを鋼製裏金2上に散布した。
【0041】次いで、焼結温度が810〜850℃、焼
結雰囲気がプロパン分解ガス、焼結時間が20分である
条件の1次焼結を行った。
【0042】次に、散布高さが異なっているCu系焼結
合金と裏金とをロール加圧することによって、Cu系焼
結合金の表面の凹凸をなくしてCu系焼結合金と支持側
メタルの合計厚さを一定にし、続いて、前記1次焼結条
件と同じ条件による2次焼結を行い、その後わずかにロ
ールダウンを行うことによって所定厚さの摺動用バイメ
タルを得た。
【0043】このようにして得た摺動用バイメタルの界
面における凹凸形態(図4(B)に示す寸法d)は同じ
く表1に示すものとなっていた。
【0044】また、マトリックスが粗である部分Mおよ
び密である部分mのそれぞれにおけるPb量を調べたと
ころ、同じく表1に示す結果であった。
【0045】さらに、発明例No.5で得た摺動用メタ
ルの金属組織を調べたところ、図5に示すものとなって
いた。
【0046】次に、各摺動用メタルを用いて軸受形状に
加工し、下記に示す試験条件により疲労荷重と焼付荷重
を求めた。
【0047】
【表1】
【0048】[疲労荷重]疲労荷重は、実際のエンジン
での使用条件と同じようにし、製作した軸受をコネクテ
ィングロッドに固定し、軸に偏心荷重をかけて、表2に
示す条件で耐久テストを実施するものとし、200時間
のテスト後、破損のないものの割合が70%を超えた場
合にその材料の疲労荷重とした。この結果を同じく表1
に示す。
【0049】
【表2】
【0050】[焼付荷重]焼付荷重は、表3に示す条件
で50kgf/cmづつ荷重をステップアップさせ、
軸摩擦トルクが3kgf・mを超えた時の荷重を焼付荷
重とした。この結果を同じく表1に示す。
【0051】
【表3】
【0052】表1に示した結果より明らかであるよう
に、発明例No.3〜8の摺動用メタルでは、いずれも
疲労荷重と焼付荷重の両方共が高い値を示しており、耐
荷重性と耐焼付性が共に優れていることが認められた。
【0053】すなわち、Pb含有量が少ないにもかかわ
らず焼付荷重が改善されており、また、従来はPb含有
量が多く焼付性は良好であったものの耐荷重性が劣った
ものにおいても、疲労荷重が改善されていることが認め
られた。
【0054】このように、Cu系合金粉末の不均一散布
による不均一組織をもつ摺動用焼結メタルとすることに
よって、著しく有効な軸受性能の改善効果がもたらされ
ることが判明した。
【0055】
【発明の効果】本発明による摺動用メタルでは、請求項
1に記載しているように、自己および/または相手材が
摺動する摺動面を有し且つ少なくともPbを含有するC
u系焼結合金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを
支える裏金をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金
マトリックスが粗な部分とCu系合金マトリックスが密
な部分とを交互に形成してなるものとしたから、従来は
相反する特性とされていた耐荷重性と耐焼付性の両方共
に優れた摺動用メタルを提供することが可能であるとい
う著大なる効果がもたらされる。
【0056】そして、請求項2に記載しているように、
自己および/または相手材が摺動する摺動面を有し且つ
少なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる摺動
側メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動
側メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗で且つP
b含有量の多い部分とCu系合金マトリックスが密で且
つPb含有量の少ない部分とを交互に形成してなるもの
とすることによって、Cu系合金マトリックスが粗で且
つPb含有量の多い部分で耐焼付性を向上させ、Cu系
合金マトリックスが密で且つPb含有量の少ない部分で
耐荷重性を向上させたものとすることによって、耐焼付
性と耐荷重性の両方共に優れた摺動用メタルを提供する
ことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0057】そして、請求項3に記載しているように、
Pb含有量の多い部分のPb量が5〜30重量%の範囲
であり、Pb含有量の少ない部分のPb量が1〜25重
量%の範囲であるものとすることによって、耐荷重性と
耐焼付性が共に優れた摺動用メタルを提供することが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0058】本発明による摺動用メタルの製造方法で
は、請求項4に記載しているように、自己および/また
は相手材が摺動する摺動面を有し且つ少なくともPbを
含有するCu系焼結合金からなる摺動側メタルと、摺動
側メタルを支える裏金をそなえ、摺動側メタルにおいて
Cu系合金マトリックスが粗な部分とCu系合金マトリ
ックスが密な部分とを交互に形成してなる摺動用メタル
を製造するに際し、Cu系合金粉末を裏金上において散
布高さを交互に異ならせて散布したのち1次焼結し、つ
いで、一体化したCu系焼結合金と裏金をロール加圧し
てCu系焼結合金と裏金の合計厚さを一定にし、さら
に、2次焼結することによって、摺動側メタルにおいて
Cu系合金マトリックスが粗な部分とCu系合金マトリ
ックスが密な部分とを交互に形成するようにしたから、
従来は相反する特性とされていた耐荷重性と耐焼付性に
共に優れた摺動用メタルを製造することが可能であると
いう著大なる効果がもたらされる。
【0059】そして、請求項5に記載しているように、
自己および/または相手材が摺動する摺動面を有し且つ
少なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる摺動
側メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動
側メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗で且つP
b含有量の多い部分とCu系合金マトリックスが密で且
つPb含有量の少ない部分とを交互に形成してなる摺動
用メタルを製造するに際し、少なくともPbを含むCu
系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異ならせて散布
したのち1次焼結し、ついで、Cu系焼結合金と裏金を
ロール加圧してCu系焼結合金と裏金の合計厚さを一定
にし、さらに、2次焼結することによって、摺動側メタ
ルにおいてCu系合金マトリックスが粗で且つPb含有
量の多い部分とCu系合金マトリックスが密で且つPb
含有量の少ない部分とを交互に形成するようになすこと
によって、Cu系合金マトリックスが粗で且つPb含有
量の多い部分で耐焼付性を向上させ、Cu系合金マトリ
ックスが密で且つPb含有量の少ない部分で耐荷重性を
向上させたものとすることによって、耐焼付性と耐荷重
性の両方共に優れた摺動用メタルを製造することが可能
であるという著大なる効果がもたらされる。
【0060】さらに、請求項6に記載しているように、
自己および/または相手材が摺動する摺動面を有し且つ
少なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる摺動
側メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、摺動
側メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗な部分と
Cu系合金マトリックスが密な部分とを交互に形成して
なる摺動用メタルを製造するに際し、Cu系合金粉末を
裏金上で散布高さを交互に異ならせて散布したのち1次
焼結し、ついで、Cu系焼結合金と裏金をロール加圧し
てCu系焼結合金と裏金の合計厚さを一定にすると同時
にCu系焼結合金と裏金との界面を凹凸状に形成し、さ
らに、2次焼結することによって、摺動側メタルにおい
てCu系合金マトリックスが粗な部分とCu系合金マト
リックスが密な部分とを交互に形成するようになすこと
によって、耐荷重性と耐焼付性に優れ、摺動側メタルと
裏金との間での耐剥離性にも優れた摺動用メタルを製造
することが可能であるという著しく優れた効果がもたら
される。
【0061】さらにまた、請求項7に記載しているよう
に、自己および/または相手材が摺動する摺動面を有し
且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合金からなる
摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金をそなえ、
摺動側メタルにおいてCu系合金マトリックスが粗で且
つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリックスが密
で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形成してなる
摺動用メタルを製造するに際し、少なくともPbを含む
Cu系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異ならせて
散布したのち1次焼結し、ついで、一体化したCu系焼
結合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合金と裏金の
合計厚さを一定にすると同時にCu系焼結合金と裏金と
の界面を凹凸状に形成し、さらに、2次焼結することに
よって、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリックス
が粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリッ
クスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形成
するようになすことによって、Cu系合金マトリックス
が粗で且つPb含有量の多い部分で耐焼付性を向上さ
せ、Cu系合金マトリックスが密で且つPb含有量の少
ない部分で耐荷重性を向上させ、さらには摺動側メタル
と裏金との間での耐剥離性を向上させた摺動用メタルを
製造することが可能であるという著大なる効果がもたら
される。
【0062】さらにまた、請求項8に記載しているよう
に、Pb含有量の多い部分のPb量を5〜30重量%の
範囲とし、Pb含有量の少ない部分のPb量を1〜25
重量%の範囲とするようになすことによって、耐荷重性
と耐焼付性が共に優れた摺動用メタルを製造することが
可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Cu系合金中のPb含有量による耐荷重性およ
び耐焼付性への影響を示すグラフである。
【図2】本発明による摺動用メタルの製造工程を(A)
(B)(C)に分けて示す説明図である。
【図3】本発明による摺動用メタルの製造工程における
1次焼結後および2次焼結後の粒子形態を模式的に示す
説明図である。
【図4】本発明の実施例において採用したCu系合金粉
末の散布形態(図(A))および加圧後の凹凸状部の形
態(図(B))を示す説明図である。
【図5】発明例No.5の摺動用メタルの金属組織を拡
大して示す説明図である。
【符号の説明】
1p Cu系合金粉末 1s Cu系焼結合金(摺動側メタル) 2 裏金 2M 裏金の凸状部 2m 裏金の凹状部 3 摺動用メタル 3s 摺動面 M Cu系合金マトリックスが粗で且つPb含有量の多
い部分 m Cu系合金マトリックスが密で且つPb含有量の少
ない部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗な部分とCu系合金マトリックスが密な部分とを
    交互に形成してなることを特徴とする摺動用メタル。
  2. 【請求項2】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリ
    ックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形
    成してなる請求項1に記載の摺動用メタル。
  3. 【請求項3】 Pb含有量の多い部分のPb量が5〜3
    0重量%の範囲であり、Pb含有量の少ない部分のPb
    量が1〜25重量%の範囲である請求項2に記載の摺動
    用メタル。
  4. 【請求項4】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗な部分とCu系合金マトリックスが密な部分とを
    交互に形成してなる摺動用メタルを製造するに際し、C
    u系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異ならせて散
    布したのち1次焼結し、ついで、一体化したCu系焼結
    合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合金と裏金の合
    計厚さを一定にし、さらに、2次焼結することによっ
    て、摺動側メタルの摺動方向においてCu系合金マトリ
    ックスが粗な部分とCu系合金マトリックスが密な部分
    とを交互に形成することを特徴とする摺動用メタルの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリ
    ックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形
    成してなる摺動用メタルを製造するに際し、少なくとも
    Pbを含むCu系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に
    異ならせて散布したのち1次焼結し、ついで、一体化し
    たCu系焼結合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合
    金と裏金の合計厚さを一定にし、さらに、2次焼結する
    ことによって、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリ
    ックスが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マ
    トリックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互
    に形成する請求項4に記載の摺動用メタルの製造方法。
  6. 【請求項6】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗な部分とCu系合金マトリックスが密な部分とを
    交互に形成してなる摺動用メタルを製造するに際し、C
    u系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に異ならせて散
    布したのち1次焼結し、ついで、一体化したCu系焼結
    合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合金と裏金の合
    計厚さを一定にすると同時にCu系焼結合金と裏金との
    界面を凹凸状に形成し、さらに、2次焼結することによ
    って、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリックスが
    粗な部分とCu系合金マトリックスが密な部分とを交互
    に形成することを特徴とする摺動用メタルの製造方法。
  7. 【請求項7】 自己および/または相手材が摺動する摺
    動面を有し且つ少なくともPbを含有するCu系焼結合
    金からなる摺動側メタルと、摺動側メタルを支える裏金
    をそなえ、摺動側メタルにおいてCu系合金マトリック
    スが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合金マトリ
    ックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを交互に形
    成してなる摺動用メタルを製造するに際し、少なくとも
    Pbを含むCu系合金粉末を裏金上で散布高さを交互に
    異ならせて散布したのち1次焼結し、ついで、一体化し
    たCu系焼結合金と裏金をロール加圧してCu系焼結合
    金と裏金の合計厚さを一定にすると同時にCu系焼結合
    金と裏金との界面を凹凸状に形成し、さらに、2次焼結
    することによって、摺動側メタルにおいてCu系合金マ
    トリックスが粗で且つPb含有量の多い部分とCu系合
    金マトリックスが密で且つPb含有量の少ない部分とを
    交互に形成する請求項6に記載の摺動用メタルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 Pb含有量の多い部分のPb量を5〜3
    0重量%の範囲とし、Pb含有量の少ない部分のPb量
    を1〜25重量%の範囲とする請求項5または7に記載
    の摺動用メタルの製造方法。
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