JPH1161180A - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

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JPH1161180A
JPH1161180A JP22347997A JP22347997A JPH1161180A JP H1161180 A JPH1161180 A JP H1161180A JP 22347997 A JP22347997 A JP 22347997A JP 22347997 A JP22347997 A JP 22347997A JP H1161180 A JPH1161180 A JP H1161180A
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acid
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JP22347997A
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Atsushi Tanaka
篤史 田中
Kazutoshi Ide
一敏 井手
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリポリリン酸塩を含有しなくても各種汚れ
に対する洗浄力に優れた自動食器洗浄機用洗浄剤を提供
する。 【解決手段】 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄基
剤として、一般式(1)で表される非イオン界面活性剤を
用いる。 R-(OE)l-(OP)m-(OE)n-OH (1) 〔式中、R は炭素数8〜18の直鎖或いは分岐鎖のアルキ
ル基、OEはオキシエチレン基、OPはオキシプロピレン基
を示し、l 、m 、n は平均付加モル数であり、それぞれ
0.2 〜10である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリポリリン酸塩を
含有せず、各種汚れに対して優れた洗浄力を示す自動食
器洗浄機用洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動食器用洗浄機は急速に普及し、業務用ばかりでな
く、一般家庭にも盛んに用いられるようになった。
【0003】食器類に強固に付着した米飯等に代表され
る澱粉質の汚れおよび茶しぶ等に代表される色素汚れを
除去するために、従来、自動食器洗浄機用洗浄剤として
は、α−アミラーゼなどの澱粉分解酵素およびジクロル
イソシアヌル錯塩などの塩素系漂白剤を配合した有リン
洗剤が主として使用されてきた。一方、酵素、香料、染
料などは塩素系漂白剤に対して不安定であるため、塩素
系漂白剤に換えて酸素系漂白剤を用いた有リン洗剤も提
供されるに到った(特開昭60-60198号公報)。
【0004】しかしながら、多くの洗浄剤について無り
ん洗剤が主流である現在、環境問題の点からリン酸塩含
有洗剤は社会的な問題になりかねない。そこで、自動食
器洗浄機の普及に伴い各種汚れに対する洗浄力を低下す
ることなく無リン化する技術が強く要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定の非イオン界面
活性剤を用いれば有リン洗剤と同等の性能を有し、しか
も有リン系に較べ酵素の安定性が良好であることを見出
し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、一般式(1)で表される非
イオン界面活性剤を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組
成物を提供するものである。 R-(OE)l-(OP)m-(OE)n-OH (1) 〔式中、R は炭素数8〜18の直鎖或いは分岐鎖のアルキ
ル基、OEはオキシエチレン基、OPはオキシプロピレン基
を示し、l 、m 、n は平均付加モル数であり、それぞれ
0.2 〜10である。〕
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる一般式(1)で
表される非イオン界面活性剤は、オキシエチレン基とオ
キシプロピレン基を必須として含むものであり、炭素数
8〜18のアルコールにエチレンオキサイド、プロピレン
オキシド、エチレンオキサイドをブロック付加すること
により得られる。一般式(1)で表される非イオン界面活
性剤は、平均分子量が2000以上5000以下のものが好まし
く、特に3000前後のものが好ましい。また、一般式(1)
のR は特に溶解性、洗浄性の点から炭素数8〜16、特に
10〜14のアルキル基が好ましい。
【0008】本発明において、一般式(1)で表される非
イオン界面活性剤は、組成物中に0.001 〜10重量%配合
されることが好ましく、より好ましくは 0.005〜5重量
%である。本成分の含有量が 0.001重量%より少ない場
合には、充分な洗浄効果が得られず、10%重量より多く
含有する場合には、後述のように酵素を配合した場合に
酵素の物性が損なわれる。
【0009】本発明の組成物には、オキシプロピレン基
の平均縮合度が10〜90、好ましくは30〜50であるポリオ
キシプロピレンを配合することが洗浄力の面で好まし
い。ポリオキシプロピレンは平均分子量600 以上5000以
上のものが好ましく、特に2000〜4000のものが好まし
い。かかるポリオキシプロピレンは組成物中に0.001 〜
10重量%配合されることが好ましく、より好ましくは0.
005 〜5重量%である。
【0010】本発明の組成物には、酵素を配合すること
が好ましい。酵素としては、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、セルラーゼ、リパーゼ、プルラナーゼ、イソプルラ
ナーゼ、及びイソアミラーゼからなる群より選ばれる1
種以上の酵素が挙げられる。酵素は、組成物中に0.1 〜
10重量%配合することが好ましく、より好ましくは0.2
〜5重量%である。
【0011】また、本発明の組成物には、Ca(カルシウ
ム)補足剤を配合することが好ましい。Ca捕捉剤として
は、ヒドロキシモノあるいは多価カルボン酸あるいはそ
の塩、イミノ二酢酸構造を有するアミノカルボン酸ある
いはその塩、珪酸化合物、アルミノ珪酸化合物、ポリア
クリル酸塩、アクリル酸/マレイン酸共重合体の塩、マ
レイン酸とオレフィン類の共重合体の塩からなる群より
選ばれる1種以上のCa捕捉剤が挙げられる。ここで、ヒ
ドロキシモノあるいは多価カルボン酸(塩)としてはシ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、グ
ルタール酸等及びこれらの塩が挙げられる。イミノ二酢
酸構造を有するアミノカルボン酸(塩)としてはエチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸等及びこれらの塩が
挙げられる。また、ヘキサメタリン酸、アミノトリ(メ
チレンスルホン酸)等を配合することもできる。Ca補足
剤は、組成物中に5〜85重量%配合することが好まし
く、より好ましくは5〜20重量%である。
【0012】本発明の組成物には、漂白剤を配合するこ
とができる。漂白剤としては酸素系漂白剤が挙げられ
る。酸素系漂白剤としては、モノパーオキシフタル酸マ
グネシウムなどの有機塩酸又はその塩、アルカリ金属の
過ホウ酸塩(1水和物又は4水和物)、過炭酸塩及び過
ケイ酸塩などの水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化
物が挙げられる。これら過酸化水素付加体のうち、好ま
しいものは過ホウ酸ナトリウム及び過炭酸ナトリウムで
ある。また、漂白剤は、水中において過酸化水素と反応
して有機過酸を発生する漂白活性化剤と併用して用いる
こともできる。漂白活性化剤としてはテトラアセチルエ
チレンジアミン(TAED)、テトラアセチルグリコー
ルウリル(TAGU)、グルコースペンタ酢酸(GP
A)及びキシローステトラ酢酸(XTA)が一般的に使
用される。漂白剤/漂白活性化剤は重量比で8/1〜1
/1の範囲で用いられる。漂白剤を配合する場合、その
配合量は組成物中0.1 〜20重量%、好ましくは1〜10重
量%である。漂白剤の含有量が0.1 重量%より少ない場
合には漂白効果が弱く、20重量%より多く含有する場合
には酵素等の他の成分を阻害する。また、漂白活性化剤
を配合する場合、その配合量は組成物中0.1 〜30重量%
であり、好ましくは1〜15重量%、特に好ましくは2〜
10重量%である。漂白活性化剤の配合量が0.1 重量%未
満では洗浄効果の向上が認められず、また30重量%を超
えて配合してもそれ以上の効果は得られず、経済的にも
不利となる傾向にある。
【0013】本発明の組成物には、アルカリ剤や、前記
した一般式(1)で表される非イオン界面活性剤以外の界
面活性剤を配合することができる。
【0014】アルカリ剤としては、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、珪酸ナトリウムなどが挙
げられる。珪酸ナトリウムは金属腐食防止作用を有する
ので、これを他のアルカリ剤と併用するのが望ましい。
特に、炭酸水素ナトリウムと珪酸ナトリウム(SiO2/Na
O 比が1/1〜4/1、好ましくは2/1〜 2.5/1)
の重量比が35/1〜2/1、或いは炭酸ナトリウムと珪
酸ナトリウム(SiO2/Na2O比が1/1〜4/1、好まし
くは2/1〜2.5 /1)の重量比が35/1〜2/1で併
用して用いるのが最も好ましい。本発明において、アル
カリ剤の含有量は0.1〜30重量%であり、本成分は0.05
〜1重量%濃度の洗剤溶液が pH9.0〜11.0になるように
調整して用いるのが望ましい。
【0015】本発明に用いられる、一般式(1)で表され
る非イオン界面活性剤以外の界面活性剤としては、一般
的な界面活性剤が挙げられるが、一般式(1)で表される
非イオン界面活性剤以外の非イオン性界面活性剤が好ま
しい。
【0016】非イオン性界面活性剤としては、特に限定
されないが、ポリオキシエチレンモノアルキル又はモノ
アルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル類、ポリオキシプロピレンモノアルキル
又はモノアルケニルエーテル類、ポリオキシブチレンモ
ノアルキル又はモノアルケニルエーテル類、アルキレン
オキシド付加モノアルキル基又はモノアルケニル基含有
非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステル類、
脂肪族アルカノールアミド類、脂肪酸グリセリンモノエ
ステル類、アミンオキサイド類、酸化エチレン縮合型界
面活性剤及びアルキルグリコシド類の中から選ばれる一
種又は二種以上が好ましい。かかる非イオン性界面活性
剤を更に具体的に示すと以下の (1)〜(10)が挙げられ
る。
【0017】(1) ポリオキシエチレンモノアルキル又は
モノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又はア
ルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキ
サイド付加モル数は、平均で1〜30モルであるもの。
【0018】(2) ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル類であって、アルキル基の平均炭素数が6〜12
であり、エチレンオキサイド付加モル数は、平均で1〜
25モルであるもの。
【0019】(3) ポリオキシプロピレンモノアルキル又
はモノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又は
アルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレン
オキサイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるも
の。
【0020】(4) ポリオキシブチレンモノアルキル又は
モノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又はア
ルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、ブチレンオキ
サイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるもの。
【0021】(5) 片末端のみにアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ド(モル比: 0.1/9.9 〜 9.9/0.1 )あるいはエチレ
ンオキサイドとブチレンオキサイド(モル比: 0.1/9.
9 〜9.9 /0.1 )が付加されてなる非イオン性界面活性
剤混合物であって、アルキル基又はアルケニル基の平均
炭素数が10〜20であり、1分子当たりのアルキレンオキ
サイド付加モル数は平均で1〜30モルであるもの。
【0022】(6) 下記の一般式(A)で表わされる高級
脂肪酸アルカノールアミド類又はそのアルキレンオキサ
イド付加物。
【0023】
【化1】
【0024】〔式中、R3は炭素数10〜20のアルキル基又
はアルケニル基であり、R4、R5は同一又は異なってH 又
はCH3 であり、p は1〜3の数、q は0〜3の数であ
る。〕 (7) 蔗糖脂肪酸エステル類であって、脂肪酸部分の平均
炭素数が10〜20であるもの。
【0025】(8) 脂肪酸グリセリンモノエステル類であ
って、脂肪酸部分の平均炭素数が10〜20であるもの。
【0026】(9) アミンオキサイド類。例えば炭素数1
〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基を有
するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドが挙げら
れる。より好ましいアミンオキサイドとしては、下記の
一般式(B)で表されるアルキルアミンオキサイドが挙
げられる。
【0027】
【化2】
【0028】上記一般式(B)において、R6は炭素数8
〜24のアルキル基又はアルケニル基であるが、特に炭素
数12〜18のアルキル基が好ましい。R7、R8は炭素数1〜
3のアルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好
ましい。
【0029】(10)アルキル多糖類。例えば、下記の一般
式(C)で表されるアルキル多糖類。 R9(OR10)xGy (C) 〔式中、R9は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18のアル
キル基又はアルケニル基又はアルキルフェニル基を表わ
し、R10 は炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、G は
炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基である。x
(平均値)は0〜5であり、y(平均値)は1〜5であ
る。〕 上記一般式(C)中のx はその平均値が0〜5である
が、この値を変えることにより、本洗浄剤組成物の水溶
性及び結晶性を調整できる。つまり、x の値が大きいも
の程、水溶性が高くなり且つ結晶性が低くなる傾向にあ
る。好ましいx の値は0〜2であり、特に好ましくは0
である。一方、y は、その平均値が1より大きい場合、
つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする場合、糖鎖の
結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合のも
の、更にα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド結合
及びこれらの混合された結合様式を有する任意の混合物
を含むことが可能である。また、一般式(C)中のy の
平均値は1〜5、好ましくは1〜1.5 、より好ましくは
1.1〜1.4 である。尚、y の測定値はプロトンNMR法
によるものである。また、式中のR9は、溶解性及び洗浄
性の点から炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。ま
た、R10 は、水溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン
基が好ましい。更にG は単糖類若しくは2糖類以上の原
料によってその構造が決定されるが、このG の原料とし
ては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノ
ース、及びこれらの混合物等が挙げられ、2糖類以上で
はマルトース、キシロビオース、イソマルトース、セロ
ビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スクロース、
ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチアノー
ス、メレジトース、及びこれらの混合物等が挙げられ
る。これらのうち、好ましい原料は、それらの入手容易
性及びコストの点から、単糖類ではグルコース及びフル
クトースであり、2糖類以上ではマルトース及びスクロ
ースである。この中でも特に入手容易性の点からグルコ
ースが好ましい。更に、ペンタエリスリトール・イソス
テアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、ソルビト
ール・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加
体、マンニトール・2−オクチルドデシルグリシジルエ
ーテルの1モル付加体、メチルグルコシド・イソステア
リルグリシジルエーテルの1モル付加体、ジグリセリン
・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、
フィタントリオール等の1分子中に少なくとも1個の長
鎖分岐アルキル基又はアルケニル基及び少なくとも3個
の水酸基を有する非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0030】これらのノニオン界面活性剤の中でも(1)
、(5) 、(6) 、(9) 及び(10)が好ましく、更に(5) 、
(9) 及び(10)が特に好ましい。
【0031】本発明において、その他の界面活性剤の含
有量は0.0010〜10重量%、好ましくは1〜10重量%であ
る。界面活性剤の含有量が1重量%より少ない場合には
充分な洗浄効果が得られず、10重量%より多く含有する
場合には配合の自由度が狭まるため好ましくない。
【0032】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に
は、更に、銅の腐食防止に炭化水素鎖長が約8〜18を有
する脂肪酸を 0.1〜5重量%添加すること、更にはベン
ゾトリアゾール等を添加することも効果的である。
【0033】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は
一般に乾燥粉粒状生成物の形に製造できる。即ちこれ
は、常用の製造技術に従って粉状又は粒状の各成分を乾
式混合し次に液体成分(非イオン性界面活性剤など)を
前記混合物上に噴霧することによって製造できる。
【0034】尚、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、
上記したように強アルカリを使用せずに界面活性剤を必
須成分とすることにより、充分な洗浄力を有するもので
あり、主に強アルカリの使用が困難である家庭用の自動
食器洗浄機に対して使用される。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明の自動食器洗浄機用
洗浄剤は自動食器洗浄機用洗浄剤の基本性能である油・
澱粉質に対する充分な洗浄力を有すると同時にトリポリ
リン酸塩を含有せず、かつ、食器に沈着した色素汚れ除
去能つまり漂白性能をも有し、しかも酵素の安定性が良
好である実用的価値の高い自動食器洗浄機用洗浄剤であ
る。
【0036】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。尚、以下の例において「%」は「重量
%」を表す。
【0037】実施例1〜8及び比較例1〜2 下記の表1に示す組成物を調製し、下記の洗浄条件で、
下記の洗浄力試験を行い、評価を行った。結果を表1に
示す。
【0038】<洗浄条件> 使用洗浄機;松下電器(株)製全自動食器洗い機(機種
NP-820)洗浄剤水溶液が回転ノズルから噴射され、その
噴射軌道上面に設置された食器類を洗浄する形式のも
の。 洗浄温度;5℃から55℃まで徐々に昇温する。 洗浄用水;硬度 3.5°DHの水 洗剤濃度;0.2 % 洗浄時間;洗浄20分−すすぎ20分 戦勝時の循環水量;約 2.5リットル。
【0039】<洗浄力の評価> 〔米飯汚れ洗浄力測定法〕 (汚染皿の調製)軟質の炊き上がり米飯を30分間室温に
て放置し、3gを直径25cmの磁性の皿に引き伸ばして塗
布し、室温で1昼夜風乾したものを6枚洗浄に供した。
【0040】(米飯汚れ洗浄力評価方法)洗浄後の皿の
米飯の残留をヨウ素の呈色反応によって生じた青色部分
の面積(P)を写真判定によって測り、初期の汚染面積
(S)から各皿の洗浄率を下式によって求めた。更に、
6枚の皿の洗浄率を平均し、平均洗浄率(%)とした。 皿一枚の洗浄率(%)=〔(S−P)/S〕×100
【0041】
【数1】
【0042】〔複合汚れ洗浄力測定法〕 (汚染皿の調製)ホワイトソース(ハインツ社製の缶
詰) 100gにマーガリン(雪印社製「ネオソフト」)10
gを加え、60℃に加温し良く混合し複合汚れとする。直
径25cmの磁性の皿一枚当たりに、上記の複合汚れ5gを
塗布し、 120℃で15分間焼き付ける。これを一昼夜放置
した後洗浄に供した。 (洗浄試験と洗浄力評価方法)汚染皿5枚を洗浄機に入
れ、上記の洗浄条件にて洗浄を行った。洗浄後の皿は一
枚づつ下記の判断基準により判定し、下式により洗浄評
価点を算出した。 完全に洗浄された 5点 わずかに汚れの残留がある 4点 少量の汚れの残留が認められる 3点 皿の約1/4に汚れの残留が認められる 2点 皿の約1/2に汚れの残留が認められる 1点 全く洗浄されなかった 0点 洗浄評価点=〔各汚染皿の評価点の和〕×4
【0043】
【表1】
【0044】(注) *1:一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、一般式
(1) 中のR =炭素数10〜13のアルキル基、l =6、m =
3、n =3 *2:ポリプロピレングリコール〔和光純薬(株)製、ジ
オールタイプ、分子量約3000、平均縮合度約50〕 *3:ポリプロピレングリコール、〔和光純薬(株)製、
ジオールタイプ、分子量約1000、平均縮合度約17〕 *4:ターマミル60T〔ノボノルディスクバイオインダス
トリー(株)〕 *5:サビナーゼ12.0T〔ノボノルディスクバイオインダ
ストリー(株)〕 *6:ソフタノールEP7085(日本触媒(株))
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/37 C11D 3/37 3/386 3/386 3/39 3/39 3/395 3/395 10/02 10/02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される非イオン界面活性
    剤を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。 R-(OE)l-(OP)m-(OE)n-OH (1) 〔式中、R は炭素数8〜18の直鎖或いは分岐鎖のアルキ
    ル基、OEはオキシエチレン基、OPはオキシプロピレン基
    を示し、l 、m 、n は平均付加モル数であり、それぞれ
    0.2 〜10である。〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される非イオン界面活性
    剤を0.001 〜10重量%含有する請求項1記載の自動食器
    洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 オキシプロピレン基の平均縮合度が10〜
    90であるポリオキシプロピレンを含有する請求項1又は
    2記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオキシプロピレンを0.001 〜10重量
    %含有する請求項3記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 酵素を含有する請求項1〜4の何れか1
    項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 酵素を0.1 〜10重量%含有する請求項5
    記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 酵素が、アミラーゼ、プロテアーゼ、セ
    ルラーゼ、リパーゼ、プルラナーゼ、イソプルラナー
    ゼ、及びイソアミラーゼからなる群より選ばれる1種以
    上の酵素である請求項5又は6記載の自動食器洗浄機用
    洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 Ca補足剤を含有する請求項1〜7の何れ
    か1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 Ca補足剤を5〜85重量%含有する請求項
    8記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  10. 【請求項10】 Ca捕捉剤が、ヒドロキシモノあるいは
    多価カルボン酸あるいはその塩、イミノ二酢酸構造を有
    するアミノカルボン酸あるいはその塩、珪酸化合物、ア
    ルミノ珪酸化合物、ポリアクリル酸塩、アクリル酸/マ
    レイン酸共重合体の塩及びマレイン酸とオレフィン類の
    共重合体の塩からなる群より選ばれる1種以上のCa捕捉
    剤である請求項7又は8記載の自動食器洗浄機用洗浄剤
    組成物。
  11. 【請求項11】 漂白剤を0.1 〜20重量%含有する請求
    項1〜10の何れか1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組
    成物。
  12. 【請求項12】 漂白剤が、過炭酸ナトリウム、過ホウ
    酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種の漂白剤である
    請求項11記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  13. 【請求項13】 アルカリ剤を 0.1〜30重量%含有する
    請求項1〜12の何れか1項記載の自動食器洗浄機用洗浄
    剤組成物。
  14. 【請求項14】 一般式(1)で表される非イオン界面活
    性剤以外の界面活性剤を含有する請求項1〜13の何れか
    1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
JP22347997A 1997-08-20 1997-08-20 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Pending JPH1161180A (ja)

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