JP2931571B2 - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

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JP2931571B2 JP22348297A JP22348297A JP2931571B2 JP 2931571 B2 JP2931571 B2 JP 2931571B2 JP 22348297 A JP22348297 A JP 22348297A JP 22348297 A JP22348297 A JP 22348297A JP 2931571 B2 JP2931571 B2 JP 2931571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリポリリン酸塩を
含有せず、各種汚れに対して優れた洗浄力を示す自動食
器洗浄機用洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動食器用洗浄機は急速に普及し、業務用ばかりでな
く、一般家庭にも盛んに用いられるようになった。
【0003】食器類に強固に付着した米飯等に代表され
る澱粉質の汚れおよび茶しぶ等に代表される色素汚れを
除去するために、従来、自動食器洗浄機用洗浄剤として
は、α−アミラーゼなどの澱粉分解酵素およびジクロル
イソシアヌル錯塩などの塩素系漂白剤を配合した有リン
洗剤が主として使用されてきた。一方、酵素、香料、染
料などは塩素系漂白剤に対して不安定であるため、塩素
系漂白剤に換えて酸素系漂白剤を用いた有リン洗剤も提
供されるに到った(特開昭60-60198号公報)。
【0004】しかしながら、多くの洗浄剤について無り
ん洗剤が主流である現在、環境問題の点からリン酸塩含
有洗剤は社会的な問題になりかねない。そこで、自動食
器洗浄機の普及に伴い各種汚れに対する洗浄力を低下す
ることなく無リン化する技術が強く要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定のポリオキシプ
ロピレンを用いれば有リン洗剤と同等の性能を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、オキシプロピレン基の平
均縮合度が30〜90であるポリオキシプロピレンを含有す
る自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリオキシプ
ロピレンは、オキシプロピレン基の平均縮合度が30〜9
0、好ましくは30〜50である。この範囲のものが洗浄力
に優れている。本発明に用いられるポリオキシプロピレ
ンとしては、平均分子量として600 以上5000以下のもの
が好ましく、特に2000〜4000のものが好ましい。
【0008】本発明において、かかるポリオキシプロピ
レンは、組成物中に0.001 〜10重量%配合されることが
好ましく、より好ましくは 0.005〜5重量%である。ポ
リオキシプロピレンの配合量が 0.001重量%より少ない
場合には充分な洗浄効果が得られず、10重量%より多く
含有する場合には増泡により洗浄効率が損なわれる。
【0009】また、本発明の組成物には、非イオン界面
活性剤を配合することが好ましい。非イオン界面活性剤
としては、一般的な非イオン界面活性剤が挙げられ、特
に限定されないが、ポリオキシエチレンモノアルキル又
はモノアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル類、ポリオキシプロピレンモノア
ルキル又はモノアルケニルエーテル類、ポリオキシブチ
レンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル類、アル
キレンオキシド付加モノアルキル基又はモノアルケニル
基含有非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステ
ル類、脂肪族アルカノールアミド類、脂肪酸グリセリン
モノエステル類、アミンオキサイド類、酸化エチレン縮
合型界面活性剤及びアルキルグリコシド類の中から選ば
れる一種又は二種以上が好ましい。かかる非イオン性界
面活性剤を更に具体的に示すと以下の (1)〜(10)が挙げ
られる。
【0010】(1) ポリオキシエチレンモノアルキル又は
モノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又はア
ルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキ
サイド付加モル数は、平均で1〜30モルであるもの。
【0011】(2) ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル類であって、アルキル基の平均炭素数が6〜12
であり、エチレンオキサイド付加モル数は、平均で1〜
25モルであるもの。
【0012】(3) ポリオキシプロピレンモノアルキル又
はモノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又は
アルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレン
オキサイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるも
の。
【0013】(4) ポリオキシブチレンモノアルキル又は
モノアルケニルエーテル類であって、アルキル基又はア
ルケニル基の平均炭素数が10〜20であり、ブチレンオキ
サイド付加モル数は、平均で1〜20モルであるもの。
【0014】(5) 片末端のみにアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ド(モル比: 0.1/9.9 〜 9.9/0.1 )あるいはエチレ
ンオキサイドとブチレンオキサイド(モル比: 0.1/9.
9 〜9.9 /0.1 )が付加されてなる非イオン性界面活性
剤混合物であって、アルキル基又はアルケニル基の平均
炭素数が10〜20であり、1分子当たりのアルキレンオキ
サイド付加モル数は平均で1〜30モルであるもの。
【0015】(6) 下記の一般式(A)で表わされる高級
脂肪酸アルカノールアミド類又はそのアルキレンオキサ
イド付加物。
【0016】
【化1】
【0017】〔式中、R3は炭素数10〜20のアルキル基又
はアルケニル基であり、R4、R5は同一又は異なってH 又
はCH3 であり、p は1〜3の数、q は0〜3の数であ
る。〕 (7) 蔗糖脂肪酸エステル類であって、脂肪酸部分の平均
炭素数が10〜20であるもの。
【0018】(8) 脂肪酸グリセリンモノエステル類であ
って、脂肪酸部分の平均炭素数が10〜20であるもの。
【0019】(9) アミンオキサイド類。例えば炭素数1
〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基を有
するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドが挙げら
れる。より好ましいアミンオキサイドとしては、下記の
一般式(B)で表されるアルキルアミンオキサイドが挙
げられる。
【0020】
【化2】
【0021】上記一般式(B)において、R6は炭素数8
〜24のアルキル基又はアルケニル基であるが、特に炭素
数12〜18のアルキル基が好ましい。R7、R8は炭素数1〜
3のアルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好
ましい。
【0022】(10)アルキル多糖類。例えば、下記の一般
式(C)で表されるアルキル多糖類。 R9(OR10)xGy (C) 〔式中、R9は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18のアル
キル基又はアルケニル基又はアルキルフェニル基を表わ
し、R10 は炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、G は
炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基である。x
(平均値)は0〜5であり、y(平均値)は1〜5であ
る。〕 上記一般式(C)中のx はその平均値が0〜5である
が、この値を変えることにより、本洗浄剤組成物の水溶
性及び結晶性を調整できる。つまり、x の値が大きいも
の程、水溶性が高くなり且つ結晶性が低くなる傾向にあ
る。好ましいx の値は0〜2であり、特に好ましくは0
である。一方、y は、その平均値が1より大きい場合、
つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする場合、糖鎖の
結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合のも
の、更にα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド結合
及びこれらの混合された結合様式を有する任意の混合物
を含むことが可能である。また、一般式(C)中のy の
平均値は1〜5、好ましくは1〜1.5 、より好ましくは
1.1〜1.4 である。尚、y の測定値はプロトンNMR法
によるものである。また、式中のR9は、溶解性及び洗浄
性の点から炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。ま
た、R10 は、水溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン
基が好ましい。更にG は単糖類若しくは2糖類以上の原
料によってその構造が決定されるが、このG の原料とし
ては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノ
ース、及びこれらの混合物等が挙げられ、2糖類以上で
はマルトース、キシロビオース、イソマルトース、セロ
ビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スクロース、
ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチアノー
ス、メレジトース、及びこれらの混合物等が挙げられ
る。これらのうち、好ましい原料は、それらの入手容易
性及びコストの点から、単糖類ではグルコース及びフル
クトースであり、2糖類以上ではマルトース及びスクロ
ースである。この中でも特に入手容易性の点からグルコ
ースが好ましい。更に、ペンタエリスリトール・イソス
テアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、ソルビト
ール・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加
体、マンニトール・2−オクチルドデシルグリシジルエ
ーテルの1モル付加体、メチルグルコシド・イソステア
リルグリシジルエーテルの1モル付加体、ジグリセリン
・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体、
フィタントリオール等の1分子中に少なくとも1個の長
鎖分岐アルキル基又はアルケニル基及び少なくとも3個
の水酸基を有する非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0023】これらのノニオン界面活性剤の中でも(1)
、(5) 、(6) 、(9) 及び(10)が好ましく、更に(5) 、
(9) 及び(10)が特に好ましい。
【0024】本発明において、非イオン界面活性剤は、
組成物中に0.001 〜10重量%配合されることが好まし
く、より好ましくは 0.005〜5重量%である。本成分の
配合量が 0.001重量%より少ない場合には、充分な洗浄
効果が得られず、10%重量より多く配合する場合には、
後述のように酵素を配合した場合に酵素の物性が損なわ
れる。
【0025】また、本発明においては、ポリオキシプロ
ピレン(i)と非イオン界面活性剤(ii)の重量比が、
(i)/(ii)=1/10〜10/1、特に1/5〜5/1
であることが洗浄力の面からより好ましい。
【0026】本発明の組成物には、酵素を配合すること
が好ましい。酵素としては、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、セルラーゼ、リパーゼ、プルラナーゼ、イソプルラ
ナーゼ、及びイソアミラーゼからなる群より選ばれる1
種以上の酵素が挙げられる。酵素は、組成物中に0.1 〜
10重量%配合することが好ましく、より好ましくは0.2
〜5重量%である。
【0027】なお、酵素を活性値を基準に配合すること
もできる。この場合は各酵素の活性は下記のようにして
測定される。
【0028】<リパーゼ>リパーゼの比活性の測定方法
はpH一定状態におけるトリオレインの加水分解に基づい
て行われるものであり、酵素1g当たりの活性で示され
る。活性単位は「LU/g」 であり、1LUは、ポリビ
ニルアルコール(PVA)を乳化剤として用い、30
℃、pH10.5において脂肪酸エステルを分解し生成
する脂肪酸のモル数をそれに要した時間(min)で割
った値、即ち1分間に1μmol(マイクロモル)の脂
肪酸を生成する酵素の量である。詳細には、pH10.
5の緩衝液として、50mMグリシン緩衝液を、乳化剤
は1000mlの蒸留水に、重合度1700のPVA
(片山化学(株)製)18gと、重合度500のPVA
(和光純薬工業(株)製)2gを溶解した2%PVA水
溶液を調製し、基質エマルジョンには2%PVA水溶液
10mlにトリオレイン(SIGMA 社製)1.0gをホモ
ジナイザーで5分間以上乳化させたものを用いた。活性
測定は、高速液体クロマトグラフィーを用いたY.Kondoh
and S.Takano, Analytical Chemistry, vol.58, p.p.2
380-2383 (1986) を参照した。反応液の組成を以下に示
す。 脂肪分解酵素溶液 1.5ml(酵素を
50mMグリシン緩衝液(pH10.5)で溶解したも
の) 基質エマルジョン 1.0ml。
【0029】また、比活性の計算方法の測定方法を以下
に示す。 検量線の作製:横軸に9.02mMの1−モノオレイ
ン(1-MO, SIGMA) の注入量をとり、縦軸にピーク面積を
とり検量線を作製した。 LUの測定:脂質分解酵素を添加した上記反応液に一
定攪拌力を与え、30℃で30分間反応させた後、反応
停止液〔50%エタノール(和光純薬(株))、10%
ドデシル硫酸ナトリウム(和光純薬(株))〕0.5m
lを加え、更に100℃のウォーターバス上で窒素ガス
パージを行いながら、溶媒を除去した。これに5.0m
lのアセトン(和光純薬(株))を加え、よく攪拌し濾
過した。更に濾液30μlを分析することで得られたク
ロマトグラフの結果から、ジオレイン(DO)、モノオレイ
ン(MO)及びグリセリン(GLY) ピーク面積からの検量線
より30μl中の各々の量を求めた。 比活性値の計算:で得られた濃度より、次式に従っ
て比活性値(P)を求めた。 全生成脂肪酸量(μmol ・ マイクロモル)=(DO量+MO 量
×2+GLY 量×3)×5000μl/ 30μl×10-3 〔注:μlはマイクロリットル〕 従って、 比活性値P:LU/g=(全生成脂肪酸量: μmol) /
〔(酵素添加量:g)×(反応時間:min)〕 本発明に使用するリパーゼは、粒状物の形で供給され前
記より求められた酵素の比活性から1gあたり0.1〜
10000LU/gになるように配合することが好適で
ある。
【0030】<セルラーゼ>セルロース分解酵素(セル
ラーゼ)は、好ましくは、カルボキシメチルセルロース
を基質としたときに、至適pHが7以上であるか、ある
いはpH8以上で相対活性が至適条件に対して50%以
上の活性を有するアルカリ活性のセルロース分解酵素が
好ましい。この様なセルロ−ス分解酵素としては、特開
昭63−264699号公報記載のセルラーゼが好まし
く、生産菌株としては、Bacillus sp.が好
ましく、具体的には、Bacillus sp.KSM
−635株(FERM BP−1485)、同KSM−
521(FERM BP−1570)、同KSM−52
2(FERM BP−1512)、同KSM−580
(FERM BP−1511)、同KSM−534(F
ERM BP−1508)、同KSM−539(FER
M BP−1509)、同KSM−577(FERM
BP−1510)、同KSM−588(FERM BP
−1513)、同KSM−597(FERM BP−1
514)等が挙げられる。これら菌株からセルロース分
解酵素を生成する方法は、上記特開昭63−26469
9号公報を参考にすることができる。
【0031】本発明において、セルロース分解酵素は、
粒状物で供給され、下記の酵素1gあたりのCMC分解
活性を求めた後、1g中に0.5〜10000U/g、
好ましくは1〜50U/gとなるように配合することが
好ましい。セルロース分解酵素の酵素活性はカルボキシ
メチルセルロース(CMC)に対する分解活性で示さ
れ、CMC分解活性は以下に示した方法により測定する
ことができる。
【0032】CMC(日本製紙(株)製:粘度7〜20
cp(1%,25℃)、置換度0.65〜0.75)の
2.5%水溶液を0.4ml、0.5Mグリシン緩衝液
(pH9.0)0.2ml、及び脱イオン水0.3ml
からなる基質溶液に酵素液0.1ml加え、40℃、2
0分間反応する。反応後、3,5−ジニトロサリチル酸
〔3,5−Dinitorosalicylic acid(DNS)〕法にて
還元糖の定量を行う。すなわち、反応液1.0mlにD
NS試薬(水酸化ナトリウム1.6%、3,5−ジニト
ロサリチル酸0.5%及び酒石酸カリウムナトリウム4
水和物30%の水溶液)を1ml加え、5分間100℃
で加熱発色させ、冷却後4.0mlの脱イオン水を加え
て希釈し、これを波長535nmで比色定量する。酵素
力価は、上記の条件下で、1分間に1μmolのグルコ
ースに相当する還元糖を生成する酵素量を1単位(U)
とする。
【0033】<プロテアーゼ>プロテアーゼ活性の測定
は、アンソン−ヘモグロビン法(Anson.M.L.
J.Gen.Physiol.,Vol.22,p79
(1938))の改良法によって行われる。すなわち、
基質として用いる尿素変性ヘモグロビンの最終濃度を1
4.7mg/mlになるように調製した溶液中で、温度
25℃、pH10.5にて10分間反応させた後、反応
溶液にトリクロロ酢酸を終濃度31.25mg/mlに
なるように添加し、トリクロロ酢酸可溶分をフェノール
試薬によって呈色させる。この呈色度を1mmolのチ
ロシンの呈色度を1APUとした検量線より反応10分
当たりの活性を求め、これを1分間あたりに換算するこ
とによって測定する。よって、本発明において、1AP
Uとは、1mmolのチロシンがフェノール試薬により
呈色するのと同じ呈色度のトリクロロ酢酸可溶分を1分
間に与えるアルカリプロテアーゼの量のことを指す。本
発明において、プロテアーゼは、粒状の形で供給され、
その酵素活性が0.1〜30000APU/gとなる量
で配合される。酵素活性が0.1APU/g未満では好
ましい洗浄力が得られず、また30000APU/gを
超える配合は他の成分との配合のバランスの上で好まし
くない。
【0034】<アミラーゼ及びプルラナーゼ>本発明に
はアミラーゼ、イソアミラーゼ、プルラナーゼ、イソプ
ルラナーゼのような澱粉質の分解酵素を用いることがで
きる。ここで、プルラナーゼ、イソプルラナーゼ及びイ
ソアミラーゼは、α−アミラーゼ、β−アミラーゼと同
様に澱粉質の分解に関与するものであるが、α−アミラ
ーゼ、βアミラーゼがアミロース及びアミロペクチン中
の糖鎖のα−1,4 結合を切断するのに対して、プルラナ
ーゼ、イソアミラーゼはアミロペクチン中の糖鎖のα−
1,6 結合を、イソプルラナーゼは糖鎖のα−1,6 結合近
傍のα−1,4 結合を選択的に切断する酵素として知られ
ており、即ちアミロペクチン中の分岐鎖を切断する点で
α−アミラーゼ、β−アミラーゼと異なっている。ま
た、α−アミラーゼが、アミロース、アミロペクチン中
の内部結合をランダムに切断するエンド型であるのに対
し、β−アミラーゼは末端基の方から規則的に切断する
エキソ型のアミラーゼである。
【0035】本発明に使用される上記の澱粉枝切り酵素
は、種々の起源から得られるが、一般には菌類から誘導
される。好適な澱粉枝切り酵素は、Klebsiella属に属す
る菌、Bacillus属に属する菌、Aspergillus 属に属する
菌、Pseudomonas 属に属する菌等から得られたアミロペ
クチン−6−グルカノヒドラーゼ活性を示すプルラナー
ゼ、イソプルラナーゼ、イソアミラーゼである。
【0036】また、本発明に係る澱粉枝切り酵素は、市
販品を用いることもできる。市販されているプルラナー
ゼとしては、“スプレンターゼ”(登録商標、天野製薬
(株))、“プロモザイム200L”(登録商標、ノボ・イ
ンダストリー社)、イソアミラーゼとしては、“イソア
ミラーゼ” (試薬、生化学工業 (株))等がある。
【0037】これらの澱粉枝切り酵素は、一般に粒状物
の形で供給され、その酵素活性は約103 〜108 ユニット
/gである。本発明ではアルカリ性、特にpH8〜11にお
いて最適作用をする澱粉枝切り酵素が好ましく、特にア
ルカリプルラナーゼが好ましい。なお、最適作用pHは、
特開平3−87176 号記載の方法で測定する。アルカリプ
ルラナーゼとしてはBacillus sp. KSM-AP1876(微工研菌
寄第10887 号)が利用できる。
【0038】澱粉枝切り酵素は、E.Y.C.Lee and W.J. W
helan,"Glycogen and Starch Debranching Enzymes in
the Enzymes" Vol.5 (P.D.Boyer ed.) pp192-234, Acad
emicPress, New York. により、植物由来のプルラナー
ゼ(R酵素)の特長として定義されており、α−1,6 結
合を特異的に切断する酵素はアミロペクチンに作用させ
ると粘度が低下し、ヨード呈色が増加し、還元力が増加
する。また、本酵素の存在により、β−アミラーゼによ
る分解が著しく促進されることを彼らは報告している。
【0039】また、本発明に使用できる酵素のうち、α
−アミラーゼは従来洗剤用酵素として汎用されているも
のであり、それらを使用できる。好適なα−アミラーゼ
としては、Bacillus licheniformisやBacillus subtili
s から得られた酵素であり、“ターマミル”(登録商
標、ノボ・インダストリー社)、“マキサミル”(登録
商標、ギスト社)等が挙げられる。また、β−アミラー
ゼとしては、Bacillus sp.等の細菌や、ダイズ、麦芽等
から得られた酵素が使用でき、市販品としては“アマ
ノ”(登録商標、天野製薬(株))、“マルチトーム”
(登録商標、ナガセ生化学工業(株))等が挙げられ
る。これらの酵素は一般に粒状物の形で供給され、その
酵素活性は約103 〜108 ユニット/gである。特に本発
明ではアルカリ性において至適pHを有するアルカリα−
アミラーゼが好ましい。アルカリα−アミラーゼとして
は、前述の“ターマミル”が利用できる。
【0040】これらの酵素は、プルラナーゼ、イソプル
ラナーゼ及びイソアミラーゼから選ばれる酵素(A) と、
α−アミラーゼ及びβ−アミラーゼから選ばれる酵素
(B) とを、組成物中に(A) と(B) の総量で、通常 0.1〜
20重量%、好ましくは 0.1〜15重量%配合される。ま
た、澱粉枝切り酵素(A) と、α−アミラーゼ或いはβ−
アミラーゼ(B) の配合比率は、活性値として(A) /(B)
=10/1〜1/100 、好ましくは2/1〜1/50になる
ように使用するのがよい。
【0041】また、本発明の洗浄剤組成物を使用して洗
浄する際には、洗浄液中の(A) と(B) の酵素をあわせた
酵素活性が、DNS(3,5 −ジニトロサリチル酸)法に
よる活性値で10ユニット/g以上(1分間に1μmol の
グルコースを生成する酵素量を1ユニット(U)とす
る)、好ましくは 100ユニット/g以上になるように本
発明の洗浄剤組成物を使用するのがよい。
【0042】尚、DNS法による酵素活性の測定方法を
以下に示す。この方法は酵素(A) と(B) を合わせたもの
についての活性を測定するものである。 (1) 基質:0.5 重量%ポテト由来可溶性澱粉(試薬、シ
グマ社)溶液 (2) 基質溶液の調製 1.0gのポテト由来可溶性澱粉を100ml のイオン交換水に
溶解する。 (3) サンプルの調製 試験管に基質溶液を0.5ml 入れ、そこに100mM Glycine-
NaOH緩衝液(pH=10.0)を0.4ml 、適当に希釈した酵素
液0.1ml を加え、50℃の恒温槽中で15分間反応させる。
反応終了後、DNS溶液を1ml添加し、沸騰水中で正確
に5分間発色させ、発色後、直ちに氷水浴中に入れ冷却
する。冷却後、イオン交換水4mlを加え、良く混合し、
速やかに535nm における吸光度を測定する。 (4) ブランクの調製 試験管に基質溶液を0.5ml 入れ、そこに100mM Glycine-
NaOH緩衝液(pH=10.0)を0.4ml 、そこにDNS溶液を
1ml添加し、沸騰水中で正確に5分間発色させ、発色
後、直ちに氷水浴中に入れ冷却する。冷却後、イオン交
換水4mlを加え、良く混合し、速やかに535nm における
吸光度を測定する。 (5) 検量線の作成 試験管に基質溶液を0.5ml 入れ、そこに100mM Glycine-
NaOH緩衝液(pH=10.0)を0.4ml 、これにぶどう糖濃度
が 250〜1500μmol/l になるように検量線用ぶどう糖溶
液を0.1ml 加える。そこにDNS溶液を1ml添加し、沸
騰水中で正確に5分間発色させ、発色後、直ちに氷水浴
中に入れ冷却する。冷却後、イオン交換水4mlを加え、
よく混合し、速やかに535nm における吸光度を測定す
る。横軸にぶどう糖濃度、縦軸に吸光度をとり傾きを求
め、換算係数(F)を以下の如く算出する。 F=1/(傾き)×1/15×1/0.1 (6) 活性の計算 以下の式により酵素活性を算出する。 活性(U/L)=δ吸光度×F×希釈倍率 δ吸光度=(サンプルの吸光度)−(ブランクの吸光
度) (7) DNS試薬の調製(1L分) 水酸化ナトリウム16gをイオン交換水200ml に溶解す
る。これにDNS5gを徐々に添加しながら溶解する。
DNSを完全に溶解させた後、酒石酸ナトリウムカリウ
ムを300g加える。完全に溶解させた後、イオン交換水に
て100ml に調製する。
【0043】また、本発明の組成物には、Ca(カルシウ
ム)捕捉剤を配合することが好ましい。Ca捕捉剤として
は、ヒドロキシモノあるいは多価カルボン酸あるいはそ
の塩、イミノ二酢酸構造を有するアミノカルボン酸ある
いはその塩、珪酸化合物、アルミノ珪酸化合物、ポリア
クリル酸塩、アクリル酸/マレイン酸共重合体の塩、マ
レイン酸とオレフィン類の共重合体の塩からなる群より
選ばれる1種以上のCa捕捉剤が挙げられる。ここで、ヒ
ドロキシモノあるいは多価カルボン酸(塩)としてはシ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、グ
ルタール酸等及びこれらの塩が挙げられる。イミノ二酢
酸構造を有するアミノカルボン酸(塩)としてはエチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸等及びこれらの塩が
挙げられる。また、ヘキサメタリン酸、アミノトリ(メ
チレンスルホン酸)等を配合することもできる。Ca捕捉
剤は、組成物中に5〜85重量%配合することが好まし
く、より好ましくは5〜20重量%である。
【0044】本発明の組成物には、漂白剤を配合するこ
とができる。漂白剤としては酸素系漂白剤が挙げられ
る。酸素系漂白剤としては、モノパーオキシフタル酸マ
グネシウムなどの有機塩酸又はその塩、アルカリ金属の
過ホウ酸塩(1水和物又は4水和物)、過炭酸塩及び過
ケイ酸塩などの水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化
物が挙げられる。これら過酸化水素付加体のうち、好ま
しいものは過ホウ酸ナトリウム及び過炭酸ナトリウムで
ある。また、漂白剤は、水中において過酸化水素と反応
して有機過酸を発生する漂白活性化剤と併用して用いる
のが良い。漂白活性化剤としてはテトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、テトラアセチルグリコールウ
リル(TAGU)、グルコースペンタ酢酸(GPA)及
びキシローステトラ酢酸(XTA)が一般的に使用され
る。漂白剤/漂白活性化剤は重量比で8/1〜1/1の
範囲で用いられる。漂白剤を配合する場合、その配合量
は組成物中0.1 〜20重量%、好ましくは1〜10重量%で
ある。漂白剤の含有量が0.1重量%より少ない場合には
漂白効果が弱く、20重量%より多く含有する場合には酵
素等の他の成分を阻害する。また、漂白活性化剤を配合
する場合、その配合量は組成物中0.1 〜30重量%であ
り、好ましくは1〜15重量%、特に好ましくは2〜10重
量%である。漂白活性化剤の配合量が0.1 重量%未満で
は洗浄効果の向上が認められず、また30重量%を超えて
配合してもそれ以上の効果は得られず、経済的にも不利
となる傾向にある。
【0045】本発明の組成物には、アルカリ剤を配合す
ることができる。アルカリ剤としては、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、珪酸ナトリウムなどが
挙げられる。珪酸ナトリウムは金属腐食防止作用を有す
るので、これを他のアルカリ剤と併用するのが望まし
い。特に、炭酸水素ナトリウムと珪酸ナトリウム(SiO2
/NaO 比が1/1〜4/1、好ましくは2/1〜 2.5/
1)の重量比が35/1〜2/1、或いは炭酸ナトリウム
と珪酸ナトリウム(SiO2/Na2O比が1/1〜4/1、好
ましくは2/1〜2.5 /1)の重量比が35/1〜2/1
で併用して用いるのが最も好ましい。本発明において、
アルカリ剤の配合量は5〜85重量%が好ましく、より好
ましくは20〜70重量%である。アルカリ剤は0.05〜1重
量%濃度の洗剤溶液が pH9.0〜11.0になるように調整し
て用いるのが望ましい。
【0046】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に
は、更に、銅の腐食防止に炭化水素鎖長が約8〜18を有
する脂肪酸を 0.1〜5重量%添加すること、更にはベン
ゾトリアゾール等を添加することも効果的である。
【0047】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は
一般に乾燥粉粒状生成物の形に製造できる。即ちこれ
は、常用の製造技術に従って粉状又は粒状の各成分を乾
式混合し次に液体成分(非イオン性界面活性剤など)を
前記混合物上に噴霧することによっても製造できるが、
特に限定されるものではない。
【0048】尚、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、
上記したように強アルカリを使用せずに特定のポリオキ
シプロピレンを必須成分とすることにより、充分な洗浄
力を有するものであり、主に強アルカリの使用が困難で
ある家庭用の自動食器洗浄機に対して使用される。
【0049】
【発明の効果】以上の通り、本発明の自動食器洗浄機用
洗浄剤は自動食器洗浄機用洗浄剤の基本性能である油・
澱粉質に対する充分な洗浄力を有すると同時にトリポリ
リン酸塩を含有せず、かつ、食器に沈着した色素汚れ除
去能つまり漂白性能をも有する実用的価値の高い自動食
器洗浄機用洗浄剤である。
【0050】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。尚、以下の例において「%」は「重量
%」を表す。
【0051】実施例1〜11及び比較例1〜6 下記の表1に示す組成物を調製し、下記の洗浄条件で、
下記の洗浄力試験を行い、評価を行った。結果を表1に
示す。
【0052】<洗浄条件> 使用洗浄機;松下電器(株)製全自動食器洗い機(機種
NP-820)洗浄剤水溶液が回転ノズルから噴射され、その
噴射軌道上面に設置された食器類を洗浄する形式のも
の。 洗浄温度;5℃から55℃まで徐々に昇温する。 洗浄用水;硬度 3.5°DHの水 洗剤濃度;0.2 % 洗浄時間;洗浄20分−すすぎ20分 洗浄時の循環水量;約 2.5リットル。
【0053】<洗浄力の評価> 〔米飯汚れ洗浄力測定法〕 (汚染皿の調製)軟質の炊き上がり米飯を30分間室温に
て放置し、3gを直径25cmの磁性の皿に引き伸ばして塗
布し、室温で1昼夜風乾したものを6枚洗浄に供した。
【0054】(米飯汚れ洗浄力評価方法)洗浄後の皿の
米飯の残留をヨウ素の呈色反応によって生じた青色部分
の面積(P)を写真判定によって測り、初期の汚染面積
(S)から各皿の洗浄率を下式によって求めた。更に、
6枚の皿の洗浄率を平均し、平均洗浄率(%)とした。 皿一枚の洗浄率(%)=〔(S−P)/S〕×100
【0055】
【数1】
【0056】〔複合汚れ洗浄力測定法〕 (汚染皿の調製)ホワイトソース(ハインツ社製の缶
詰) 100gにマーガリン(雪印社製「ネオソフト」)10
gを加え、60℃に加温し良く混合し複合汚れとする。直
径25cmの磁性の皿一枚当たりに、上記の複合汚れ5gを
塗布し、 120℃で15分間焼き付ける。これを一昼夜放置
した後洗浄に供した。 (洗浄試験と洗浄力評価方法)汚染皿5枚を洗浄機に入
れ、上記の洗浄条件にて洗浄を行った。洗浄後の皿は一
枚づつ下記の判断基準により判定し、下式により洗浄評
価点を算出した。 完全に洗浄された 5点 わずかに汚れの残留がある 4点 少量の汚れの残留が認められる 3点 皿の約1/4に汚れの残留が認められる 2点 皿の約1/2に汚れの残留が認められる 1点 全く洗浄されなかった 0点 洗浄評価点=〔各汚染皿の評価点の和〕×4
【0057】
【表1】
【0058】(注) *1:ポリプロピレングリコール、平均分子量約3000、平
均縮合度約50(ジオールタイプ、和光純薬株式会社) *2:ポリプロピレングリコール、平均分子量約2000、平
均縮合度約35(ジオールタイプ、和光純薬株式会社) *3:ソフタノールEP7085(日本触媒株式会社) *4:ターマミル60T(ノボノルディスクバイオインダス
トリー(株)) *5:サビナーゼ12.0T(ノボノルディスクバイオインダ
ストリー(株)) *6:テトラアセチルエチレンジアミン(Warwick 社製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/37 C11D 3/37 3/386 3/386 3/39 3/39 3/395 3/395 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/37 C11D 1/72 C11D 17/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシプロピレン基の平均縮合度が30〜
    90であるポリオキシプロピレンを含有する自動食器洗浄
    機用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオキシプロピレンを0.001 〜10重量
    %含有する請求項1記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 非イオン界面活性剤を含有する請求項1
    又は2記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 非イオン界面活性剤を0.001 〜10重量%
    含有する請求項3記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 ポリオキシプロピレン(i)と非イオン
    界面活性剤(ii)の重量比が、(i)/(ii)=1/10
    〜10/1である請求項3又は4記載の自動食器洗浄機用
    洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 酵素を含有する請求項1〜5の何れか1
    項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 酵素を0.1 〜10重量%含有する請求項6
    記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 酵素が、アミラーゼ、プロテアーゼ、セ
    ルラーゼ、リパーゼ、プルラナーゼ、イソプルラナー
    ゼ、及びイソアミラーゼからなる群より選ばれる1種以
    上の酵素である請求項6又は7記載の自動食器洗浄機用
    洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 Ca捕捉剤を含有する請求項1〜8の何れ
    か1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  10. 【請求項10】 Ca捕捉剤を5〜85重量%含有する請求
    項9記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  11. 【請求項11】 Ca捕捉剤が、ヒドロキシモノあるいは
    多価カルボン酸あるいはその塩、イミノ二酢酸構造を有
    するアミノカルボン酸あるいはその塩、珪酸化合物、ア
    ルミノ珪酸化合物、ポリアクリル酸塩、アクリル酸/マ
    レイン酸共重合体の塩及びマレイン酸とオレフィン類の
    共重合体の塩からなる群より選ばれる1種以上のCa捕捉
    剤である請求項9又は10記載の自動食器洗浄機用洗浄剤
    組成物。
  12. 【請求項12】 漂白剤を0.1 〜20重量%含有する請求
    項1〜11の何れか1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組
    成物。
  13. 【請求項13】 漂白剤が、過炭酸ナトリウム、過ホウ
    酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種の漂白剤である
    請求項12記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  14. 【請求項14】 水中において過酸化水素と反応して有
    機過酸を発生する漂白活性化剤0.1 〜30重量%を含有す
    る請求項12又は13記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成
    物。
  15. 【請求項15】 アルカリ剤を5〜85重量%含有する請
    求項1〜14の何れか1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤
    組成物。
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