JPH1159159A - 車両用空調制御システムのサージ吸収装置 - Google Patents
車両用空調制御システムのサージ吸収装置Info
- Publication number
- JPH1159159A JPH1159159A JP23890297A JP23890297A JPH1159159A JP H1159159 A JPH1159159 A JP H1159159A JP 23890297 A JP23890297 A JP 23890297A JP 23890297 A JP23890297 A JP 23890297A JP H1159159 A JPH1159159 A JP H1159159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surge
- blower motor
- motor circuit
- circuit
- predetermined voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用空調制御システムの小型化およびコス
ト低減に有効なサージ吸収装置を提供する。 【解決手段】 電源ライン10にサージが発生した場合
に、サージが所定電圧以上の間、サージ発生時/通常時
制御手段12がブロアモータ回路11を通電状態に制御
する。これによって、サージがブロアモータ回路11に
流れて吸収される。そのため、サージ吸収回路13の負
担が減少し、サージ吸収回路13を構成するサージ吸収
素子の数を低減することができ、省スペース化および低
コスト化を図ることができる。
ト低減に有効なサージ吸収装置を提供する。 【解決手段】 電源ライン10にサージが発生した場合
に、サージが所定電圧以上の間、サージ発生時/通常時
制御手段12がブロアモータ回路11を通電状態に制御
する。これによって、サージがブロアモータ回路11に
流れて吸収される。そのため、サージ吸収回路13の負
担が減少し、サージ吸収回路13を構成するサージ吸収
素子の数を低減することができ、省スペース化および低
コスト化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調制御シス
テムのサージ吸収装置に関する。
テムのサージ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載バッテリから電源が供給される車両
用空調制御システムにおいては、エンジン駆動中に何ら
かの理由で車載バッテリの端子が外れると、ロードダン
プサージが発生し、車両用空調制御システムの回路が破
損するおそれがある。そのため、バリスタや電力吸収用
のツェナーダイオード、所謂パワーツェナーなどのサー
ジ吸収素子を用いたサージ吸収回路を設けることが、従
来から行なわれている。ロードダンプサージは、24V
の車載バッテリを有し且つオルタネータの能力が大きい
バスなどの大型車両では、そのエネルギが極めて大きく
なる。このような大きなロードダンプサージが発生する
おそれがある場合には、サージ吸収素子の数を多くする
ことで対応している。図1は大型車両に用いられる車両
用空調制御システムのサージ吸収回路の従来例で、電源
ライン1とグランドとの間に挿入された2つのパワーツ
ェナー2,3の直列接続に加えて、この直列接続に並列
にパワーツェナー4,5の直列接続が挿入されていると
共に、電源ライン1に電流制限抵抗6が挿入されてい
る。車両用空調制御システムでは、空調ドア駆動用のモ
ータアクチュエータを駆動するなどの理由から電源ライ
ン1の電圧降下をできるだけ少なくしなければならない
ので、電流制限抵抗6としては1Ωないし数Ω程度のも
のしか使用できない。そのため、サージエネルギが大き
くなる場合には、サージ吸収素子としてのパワーツェナ
ーの数を増加せざる得なかった。
用空調制御システムにおいては、エンジン駆動中に何ら
かの理由で車載バッテリの端子が外れると、ロードダン
プサージが発生し、車両用空調制御システムの回路が破
損するおそれがある。そのため、バリスタや電力吸収用
のツェナーダイオード、所謂パワーツェナーなどのサー
ジ吸収素子を用いたサージ吸収回路を設けることが、従
来から行なわれている。ロードダンプサージは、24V
の車載バッテリを有し且つオルタネータの能力が大きい
バスなどの大型車両では、そのエネルギが極めて大きく
なる。このような大きなロードダンプサージが発生する
おそれがある場合には、サージ吸収素子の数を多くする
ことで対応している。図1は大型車両に用いられる車両
用空調制御システムのサージ吸収回路の従来例で、電源
ライン1とグランドとの間に挿入された2つのパワーツ
ェナー2,3の直列接続に加えて、この直列接続に並列
にパワーツェナー4,5の直列接続が挿入されていると
共に、電源ライン1に電流制限抵抗6が挿入されてい
る。車両用空調制御システムでは、空調ドア駆動用のモ
ータアクチュエータを駆動するなどの理由から電源ライ
ン1の電圧降下をできるだけ少なくしなければならない
ので、電流制限抵抗6としては1Ωないし数Ω程度のも
のしか使用できない。そのため、サージエネルギが大き
くなる場合には、サージ吸収素子としてのパワーツェナ
ーの数を増加せざる得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、特に大型
車両に用いられる車両用空調制御システムの従来のサー
ジ吸収回路においては、サージ吸収素子の数が多くなる
ので、実装面積が増大するという問題があった。例えば
サージ吸収素子としてパワーツェナーを用いた場合、パ
ワーツェナーは10mm×10mm程度の大きさがある
ので、その使用個数が多くなればより大きなスペースが
必要になり、車両用空調制御システムが大型化すること
となる。また、サージ吸収素子としてのパワーツェナー
は通常のツェナーダイオードよりも極めて価格が高いの
で、コスト高を招来する。そのため、車両用空調制御シ
ステムの小型化およびコスト低減という観点から、サー
ジ吸収素子の数をできるだけ少なくすることが望まれ
る。
車両に用いられる車両用空調制御システムの従来のサー
ジ吸収回路においては、サージ吸収素子の数が多くなる
ので、実装面積が増大するという問題があった。例えば
サージ吸収素子としてパワーツェナーを用いた場合、パ
ワーツェナーは10mm×10mm程度の大きさがある
ので、その使用個数が多くなればより大きなスペースが
必要になり、車両用空調制御システムが大型化すること
となる。また、サージ吸収素子としてのパワーツェナー
は通常のツェナーダイオードよりも極めて価格が高いの
で、コスト高を招来する。そのため、車両用空調制御シ
ステムの小型化およびコスト低減という観点から、サー
ジ吸収素子の数をできるだけ少なくすることが望まれ
る。
【0004】本発明は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、サージ吸収素子の数を低減することが
でき、車両用空調制御システムの小型化に有効で、しか
もコスト低減を図ることのできる車両用空調制御システ
ムのサージ吸収装置を提供することにある。
で、その目的は、サージ吸収素子の数を低減することが
でき、車両用空調制御システムの小型化に有効で、しか
もコスト低減を図ることのできる車両用空調制御システ
ムのサージ吸収装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、車載
バッテリから電源が供給される電源ラインと、前記電源
ラインとグランドとの間に挿入されたブロアモータ回路
と、前記電源ラインへのサージ入力に応答し、サージが
所定電圧以上の間前記ブロアモータ回路を強制的に通電
状態に制御するサージ発生時制御手段と、前記電源ライ
ンに接続されたサージ吸収回路とを有し、サージ発生時
にサージエネルギを前記ブロアモータ回路に吸収させる
ことによって前記サージ吸収回路を補助するようにした
車両用空調制御システムのサージ吸収装置によって、上
記目的を達成する。このような構成によれば、サージが
発生した場合、サージが所定電圧以上の間ブロアモータ
回路が通電状態に制御され、サージがブロアモータ回路
に流れて吸収される。そのため、サージ吸収回路の負担
が減少し、サージ吸収回路を構成するサージ吸収素子の
数を低減することができる。
バッテリから電源が供給される電源ラインと、前記電源
ラインとグランドとの間に挿入されたブロアモータ回路
と、前記電源ラインへのサージ入力に応答し、サージが
所定電圧以上の間前記ブロアモータ回路を強制的に通電
状態に制御するサージ発生時制御手段と、前記電源ライ
ンに接続されたサージ吸収回路とを有し、サージ発生時
にサージエネルギを前記ブロアモータ回路に吸収させる
ことによって前記サージ吸収回路を補助するようにした
車両用空調制御システムのサージ吸収装置によって、上
記目的を達成する。このような構成によれば、サージが
発生した場合、サージが所定電圧以上の間ブロアモータ
回路が通電状態に制御され、サージがブロアモータ回路
に流れて吸収される。そのため、サージ吸収回路の負担
が減少し、サージ吸収回路を構成するサージ吸収素子の
数を低減することができる。
【0006】また、本発明においては、車載バッテリか
ら電源が供給される電源ラインと、前記電源ラインとグ
ランドとの間に挿入されたブロアモータ回路と、前記電
源ラインへのサージ入力に応答し、サージが第1の所定
電圧以上になることで前記ブロアモータ回路を強制的に
通電状態に制御し、サージが前記第1の所定電圧よりも
低い第2の所定電圧以下になることで前記通電状態への
制御を解除するサージ発生時制御手段と、前記電源ライ
ンに接続されたサージ吸収回路とを有し、サージ発生時
にサージエネルギを前記ブロアモータ回路に吸収させる
ことによって前記サージ吸収回路を補助するようにした
車両用空調制御システムのサージ吸収装置によって、上
記目的を達成する。このような構成によれば、サージが
発生した場合、サージが第1の所定電圧以上に高くなっ
た後これよりも低い第2の所定電圧以下になるまでの間
ブロアモータ回路が通電状態に制御され、サージがブロ
アモータ回路に流れて吸収される。そのため、サージ吸
収回路の負担が減少し、サージ吸収回路を構成するサー
ジ吸収素子の数を低減することができる。また、第1の
所定電圧とこれよりも低い第2の所定電圧とによってヒ
ステリシスをもたせているので、ブロアモータ回路にサ
ージが流入した際に電源ラインの電圧が一時的に第1の
所定電圧以下に下がってもブロアモータ回路への通電が
解除されることがなく、ブロアモータ回路の通電制御に
おけるチャタリングを有効に防止することができる。
ら電源が供給される電源ラインと、前記電源ラインとグ
ランドとの間に挿入されたブロアモータ回路と、前記電
源ラインへのサージ入力に応答し、サージが第1の所定
電圧以上になることで前記ブロアモータ回路を強制的に
通電状態に制御し、サージが前記第1の所定電圧よりも
低い第2の所定電圧以下になることで前記通電状態への
制御を解除するサージ発生時制御手段と、前記電源ライ
ンに接続されたサージ吸収回路とを有し、サージ発生時
にサージエネルギを前記ブロアモータ回路に吸収させる
ことによって前記サージ吸収回路を補助するようにした
車両用空調制御システムのサージ吸収装置によって、上
記目的を達成する。このような構成によれば、サージが
発生した場合、サージが第1の所定電圧以上に高くなっ
た後これよりも低い第2の所定電圧以下になるまでの間
ブロアモータ回路が通電状態に制御され、サージがブロ
アモータ回路に流れて吸収される。そのため、サージ吸
収回路の負担が減少し、サージ吸収回路を構成するサー
ジ吸収素子の数を低減することができる。また、第1の
所定電圧とこれよりも低い第2の所定電圧とによってヒ
ステリシスをもたせているので、ブロアモータ回路にサ
ージが流入した際に電源ラインの電圧が一時的に第1の
所定電圧以下に下がってもブロアモータ回路への通電が
解除されることがなく、ブロアモータ回路の通電制御に
おけるチャタリングを有効に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施の形態の第1
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【0008】図2において、10は電源ライン、11は
ブロアモータ回路、12はサージ発生時/通常時制御手
段、13はサージ吸収回路、14は車両用空調制御シス
テムのコントロールユニットである。電源ライン10
は、車載バッテリ15に接続され、車載バッテリ15か
らブロアモータ回路11に電源を供給すると共に、逆接
続防止用ダイオード16,サージ発生時/通常時制御手
段12およびサージ吸収回路13を介してコントロール
ユニット14等に電源を供給するようになっている。車
載バッテリ15は本例では24Vである。
ブロアモータ回路、12はサージ発生時/通常時制御手
段、13はサージ吸収回路、14は車両用空調制御シス
テムのコントロールユニットである。電源ライン10
は、車載バッテリ15に接続され、車載バッテリ15か
らブロアモータ回路11に電源を供給すると共に、逆接
続防止用ダイオード16,サージ発生時/通常時制御手
段12およびサージ吸収回路13を介してコントロール
ユニット14等に電源を供給するようになっている。車
載バッテリ15は本例では24Vである。
【0009】ブロアモータ回路11は、電源ライン10
とグランドとの間に挿入されたファンリレー17とブロ
アモータ18とパワートランジスタ19との直列接続
と、パワートランジスタ19に並列挿入されたローレジ
スタ20とを有している。ファンリレー17は、電源ラ
イン10とブロアモータ18の一方の端子との間に挿入
された常開接点17aと、一端が電源ライン10に接続
され他端がサージ発生時/通常時制御手段12に接続さ
れたリレーコイル17bとを有し、リレーコイル17b
がサージ発生時/通常時制御手段12によって励磁制御
されることによって、ブロアモータ回路11の通電をオ
ン/オフするようになっている。ブロアモータ18は図
示しないブロアファンを駆動する。パワートランジスタ
19は、コレクタ・エミッタ回路がブロアモータ18の
他方の端子とグランドとの間に挿入され、ファンリレー
17の閉成下でそのベースに与えられるコントロールユ
ニット14からのブロア制御信号に応じてブロアモータ
18の印加電圧を制御し、これによってファン風量が可
変されるようになっている。ローレジスタ20は、ブロ
アモータ18の最低回転数すなわちブロアファンのLo
wレベルを規制するもので、パワートランジスタ19の
コレクタ・エミッタ回路に並列挿入されている。このよ
うなブロアモータ回路11は、ファンリレー17の閉成
で通電状態になり、ブロア制御信号に応じたパワートラ
ンジスタ19の印加電圧制御によりブロアモータ18の
回転数を可変する共に、ローレジスタ20によってブロ
アモータ18の最低回転数を規制し、ファンリレー17
の開成で非通電状態になる。
とグランドとの間に挿入されたファンリレー17とブロ
アモータ18とパワートランジスタ19との直列接続
と、パワートランジスタ19に並列挿入されたローレジ
スタ20とを有している。ファンリレー17は、電源ラ
イン10とブロアモータ18の一方の端子との間に挿入
された常開接点17aと、一端が電源ライン10に接続
され他端がサージ発生時/通常時制御手段12に接続さ
れたリレーコイル17bとを有し、リレーコイル17b
がサージ発生時/通常時制御手段12によって励磁制御
されることによって、ブロアモータ回路11の通電をオ
ン/オフするようになっている。ブロアモータ18は図
示しないブロアファンを駆動する。パワートランジスタ
19は、コレクタ・エミッタ回路がブロアモータ18の
他方の端子とグランドとの間に挿入され、ファンリレー
17の閉成下でそのベースに与えられるコントロールユ
ニット14からのブロア制御信号に応じてブロアモータ
18の印加電圧を制御し、これによってファン風量が可
変されるようになっている。ローレジスタ20は、ブロ
アモータ18の最低回転数すなわちブロアファンのLo
wレベルを規制するもので、パワートランジスタ19の
コレクタ・エミッタ回路に並列挿入されている。このよ
うなブロアモータ回路11は、ファンリレー17の閉成
で通電状態になり、ブロア制御信号に応じたパワートラ
ンジスタ19の印加電圧制御によりブロアモータ18の
回転数を可変する共に、ローレジスタ20によってブロ
アモータ18の最低回転数を規制し、ファンリレー17
の開成で非通電状態になる。
【0010】サージ発生時/通常時制御手段12はスイ
ッチングトランジスタ21およびツェナーダイオード2
2を有している。スイッチングトランジスタ21は、コ
レクタがファンリレー17のリレーコイル17bの他端
に接続され、エミッタがグランドされている。ツェナー
ダイオード22は、カソードが電源ライン10に接続さ
れ、アノードが抵抗23を介してスイッチングトランジ
スタ21のベースに接続されている。スイッチングトラ
ンジスタ21のベースは、更に、抵抗24を介してコン
トロールユニット14からファンリレー制御信号を受け
るようになっていると共に、抵抗25を介してエミッタ
に接続されている。ツェナーダイオード22は、電源ラ
イン10にロードダンプサージが発生していない場合の
電圧変動範囲ではオフ状態で、電源ライン10にロード
ダンプサージが発生した場合にオン状態になるように、
そのツェナー電圧が設定されている。24V系の車両で
は、通常の動作電圧範囲は18〜32V程度であり、且
つ、36V1分間の過電圧を許容することが要求されて
いるので、ツェナーダイオード22のツェナー電圧は、
36Vよりも高く且つサージに対する応答性を高めるた
めに低く設定され、本例では39Vに設定されている。
このようなサージ発生時/通常時制御手段12は、ロー
ドダンプサージが発生していない通常の状態では、ツェ
ナーダイオード22がオフ状態で、コントロールユニッ
ト14からのファンリレー制御信号に応じてブロアモー
タ回路11のファンリレー17をオン/オフする。一
方、ロードダンプサージが発生し電源ライン10が所定
電圧すなわち本例では39V以上になると、ファンリレ
ー17がコントロールユニット14の制御下でオフされ
ている場合でもツェナーダイオード22のオンによりフ
ァンリレー17をオン状態にしてブロアモータ回路11
を通電状態にする。
ッチングトランジスタ21およびツェナーダイオード2
2を有している。スイッチングトランジスタ21は、コ
レクタがファンリレー17のリレーコイル17bの他端
に接続され、エミッタがグランドされている。ツェナー
ダイオード22は、カソードが電源ライン10に接続さ
れ、アノードが抵抗23を介してスイッチングトランジ
スタ21のベースに接続されている。スイッチングトラ
ンジスタ21のベースは、更に、抵抗24を介してコン
トロールユニット14からファンリレー制御信号を受け
るようになっていると共に、抵抗25を介してエミッタ
に接続されている。ツェナーダイオード22は、電源ラ
イン10にロードダンプサージが発生していない場合の
電圧変動範囲ではオフ状態で、電源ライン10にロード
ダンプサージが発生した場合にオン状態になるように、
そのツェナー電圧が設定されている。24V系の車両で
は、通常の動作電圧範囲は18〜32V程度であり、且
つ、36V1分間の過電圧を許容することが要求されて
いるので、ツェナーダイオード22のツェナー電圧は、
36Vよりも高く且つサージに対する応答性を高めるた
めに低く設定され、本例では39Vに設定されている。
このようなサージ発生時/通常時制御手段12は、ロー
ドダンプサージが発生していない通常の状態では、ツェ
ナーダイオード22がオフ状態で、コントロールユニッ
ト14からのファンリレー制御信号に応じてブロアモー
タ回路11のファンリレー17をオン/オフする。一
方、ロードダンプサージが発生し電源ライン10が所定
電圧すなわち本例では39V以上になると、ファンリレ
ー17がコントロールユニット14の制御下でオフされ
ている場合でもツェナーダイオード22のオンによりフ
ァンリレー17をオン状態にしてブロアモータ回路11
を通電状態にする。
【0011】サージ吸収回路13は電源ライン10とグ
ランドとの間に挿入された2つのパワーツェナー26,
27の直列接続によって構成されている。
ランドとの間に挿入された2つのパワーツェナー26,
27の直列接続によって構成されている。
【0012】以上のごとき構成で、車両のエンジン駆動
中に何らかの理由で車載バッテリ15の端子が外れてロ
ードダンプサージが発生すると、ブロアモータ回路11
のファンリレー17がコントロールユニット14の制御
下でオフ状態に制御されている場合でも、電源ライン1
0が本例では39V以上になることでサージ発生時/通
常時制御手段12のツェナーダイオード22がオン状態
になり、スイッチングトランジスタ21を介してファン
リレー17がオンし、ブロアモータ回路11が通電状態
になる。これにより、サージがブロアモータ回路11に
流れ、サージエネルギがブロアモータ18およびローレ
ジスタ20によって吸収される。電源ライン10の電圧
が下がり39V以下になれば、サージ発生時/通常時制
御手段12のツェナーダイオード22がオフ状態にな
り、ファンリレー17がオフしてブロアモータ回路11
がコントロールユニット14の制御下に戻される。この
ようにサージエネルギがブロアモータ回路11で吸収さ
れるため、サージ吸収回路13の負担が減少するので、
サージ吸収回路13のパワーツェナーの数を増やす必要
がなくなり、本例のように2つのパワーツェナー26,
27で足りる。なお、ロードダンプサージが発生してい
ない通常の電圧変動範囲ではサージ発生時/通常時制御
手段12のツェナーダイオード22がオンすることはな
いので、コントロールユニット14によるブロアモータ
回路11の制御に支障を及ぼすことはない。また、ロー
ドダンプサージをブロアモータ18に流してもモータに
支障がないことが、本発明者によって実験的に確かめら
れている。
中に何らかの理由で車載バッテリ15の端子が外れてロ
ードダンプサージが発生すると、ブロアモータ回路11
のファンリレー17がコントロールユニット14の制御
下でオフ状態に制御されている場合でも、電源ライン1
0が本例では39V以上になることでサージ発生時/通
常時制御手段12のツェナーダイオード22がオン状態
になり、スイッチングトランジスタ21を介してファン
リレー17がオンし、ブロアモータ回路11が通電状態
になる。これにより、サージがブロアモータ回路11に
流れ、サージエネルギがブロアモータ18およびローレ
ジスタ20によって吸収される。電源ライン10の電圧
が下がり39V以下になれば、サージ発生時/通常時制
御手段12のツェナーダイオード22がオフ状態にな
り、ファンリレー17がオフしてブロアモータ回路11
がコントロールユニット14の制御下に戻される。この
ようにサージエネルギがブロアモータ回路11で吸収さ
れるため、サージ吸収回路13の負担が減少するので、
サージ吸収回路13のパワーツェナーの数を増やす必要
がなくなり、本例のように2つのパワーツェナー26,
27で足りる。なお、ロードダンプサージが発生してい
ない通常の電圧変動範囲ではサージ発生時/通常時制御
手段12のツェナーダイオード22がオンすることはな
いので、コントロールユニット14によるブロアモータ
回路11の制御に支障を及ぼすことはない。また、ロー
ドダンプサージをブロアモータ18に流してもモータに
支障がないことが、本発明者によって実験的に確かめら
れている。
【0013】図3は図2のブロアモータ回路の別の具体
例を示す回路図で、その特徴は、図2のローレジスタ2
0に代えてツェナーダイオード28をを有するブロアモ
ータ回路29を設けることにある。その他の構成は図2
と同様である。ツェナーダイオード28は、サージ発生
時/通常時制御手段12のツェナーダイオード22と同
一のツェナー電圧すなわち本例では39Vのツェナー電
圧を有し、カソードがパワートランジスタ19のコレク
タに接続され、アノードがパワートランジスタ19のベ
ースに接続されている。このような構成で、ロードダン
プサージが発生すると、ファンリレー17がコントロー
ルユニット14の制御下でオフ状態に制御されている場
合でも、電源ライン10が39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段12のツェナーダイオード2
2がオン状態になり、スイッチングトランジスタ21を
介してファンリレー17がオンし、これによってブロア
モータ回路29のツェナーダイオード28のオンにより
パワートランジスタ19がオン状態になって、ブロアモ
ータ回路29が通電状態になる。これにより、サージが
ブロアモータ回路29に流れ、サージエネルギがブロア
モータ18およびパワートランジスタ19によって吸収
される。電源ライン10の電圧が下がり39V以下にな
れば、サージ発生時/通常時制御手段12のツェナーダ
イオード22がオフ状態になりファンリレー17がオフ
し、ブロアモータ回路29のツエナーダイオード28も
オフして、ブロアモータ回路29がコントロールユニッ
ト14の制御下に戻される。
例を示す回路図で、その特徴は、図2のローレジスタ2
0に代えてツェナーダイオード28をを有するブロアモ
ータ回路29を設けることにある。その他の構成は図2
と同様である。ツェナーダイオード28は、サージ発生
時/通常時制御手段12のツェナーダイオード22と同
一のツェナー電圧すなわち本例では39Vのツェナー電
圧を有し、カソードがパワートランジスタ19のコレク
タに接続され、アノードがパワートランジスタ19のベ
ースに接続されている。このような構成で、ロードダン
プサージが発生すると、ファンリレー17がコントロー
ルユニット14の制御下でオフ状態に制御されている場
合でも、電源ライン10が39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段12のツェナーダイオード2
2がオン状態になり、スイッチングトランジスタ21を
介してファンリレー17がオンし、これによってブロア
モータ回路29のツェナーダイオード28のオンにより
パワートランジスタ19がオン状態になって、ブロアモ
ータ回路29が通電状態になる。これにより、サージが
ブロアモータ回路29に流れ、サージエネルギがブロア
モータ18およびパワートランジスタ19によって吸収
される。電源ライン10の電圧が下がり39V以下にな
れば、サージ発生時/通常時制御手段12のツェナーダ
イオード22がオフ状態になりファンリレー17がオフ
し、ブロアモータ回路29のツエナーダイオード28も
オフして、ブロアモータ回路29がコントロールユニッ
ト14の制御下に戻される。
【0014】図4は本発明の実施の形態の第2例を示す
回路図である。本例では、図2のローレジスタ20に代
えてマックスハイリレー30を有するブロアモータ回路
31と、ブロアモータ回路31のファンリレー17およ
びマックスハイリレー30を制御するサージ発生時/通
常時制御手段32と、サージ発生時/通常時制御手段3
2にファンリレー制御信号を与えると共にブロアモータ
回路31のパワートランジスタ19にブロア制御信号を
与え、更に、サージ発生時/通常時制御手段32にマッ
クスハイリレー制御信号を与えるコントロールユニット
33が設けられている。
回路図である。本例では、図2のローレジスタ20に代
えてマックスハイリレー30を有するブロアモータ回路
31と、ブロアモータ回路31のファンリレー17およ
びマックスハイリレー30を制御するサージ発生時/通
常時制御手段32と、サージ発生時/通常時制御手段3
2にファンリレー制御信号を与えると共にブロアモータ
回路31のパワートランジスタ19にブロア制御信号を
与え、更に、サージ発生時/通常時制御手段32にマッ
クスハイリレー制御信号を与えるコントロールユニット
33が設けられている。
【0015】ブロアモータ回路31は、ファンリレー1
7とブロアモータ18とパワートランジスタ19との直
列接続を有すると共に、パワートランジスタ19に並列
挿入されたマックスハイリレー30とを有している。フ
ァンリレー17,ブロアモータ18およびパワートラン
ジスタ19については図2で述べた通りである。マック
スハイリレー30は、パワートランジスタ19のコレク
タ・エミッタ回路に並列挿入された常開接点30aと、
一端が電源ライン10に接続され他端がサージ発生時/
通常時制御手段32に接続されたリレーコイル30bと
を有し、リレーコイル30bがサージ発生時/通常時制
御手段32によって励磁制御されるようになっている。
マックスハイリレー30は、パワートランジスタ19に
よってブロアモータ18に与えらえる最大印加電圧より
も大きな印加電圧をブロアモータ18に与えるもので、
常開接点30aの閉成でパワートランジスタ19をバイ
パスしブロアモータ18に電源電圧を印加する。このよ
うなブロアモータ回路31は、ファンリレー17の閉成
下でコントロールユニット33からのブロア制御信号に
応じたパワートランジスタ19の印加電圧制御によりブ
ロアモータ18の回転数を可変する共にマックスハイリ
レー30の閉成によって最大風量を与え、ファンリレー
17の開成で非通電状態になる。
7とブロアモータ18とパワートランジスタ19との直
列接続を有すると共に、パワートランジスタ19に並列
挿入されたマックスハイリレー30とを有している。フ
ァンリレー17,ブロアモータ18およびパワートラン
ジスタ19については図2で述べた通りである。マック
スハイリレー30は、パワートランジスタ19のコレク
タ・エミッタ回路に並列挿入された常開接点30aと、
一端が電源ライン10に接続され他端がサージ発生時/
通常時制御手段32に接続されたリレーコイル30bと
を有し、リレーコイル30bがサージ発生時/通常時制
御手段32によって励磁制御されるようになっている。
マックスハイリレー30は、パワートランジスタ19に
よってブロアモータ18に与えらえる最大印加電圧より
も大きな印加電圧をブロアモータ18に与えるもので、
常開接点30aの閉成でパワートランジスタ19をバイ
パスしブロアモータ18に電源電圧を印加する。このよ
うなブロアモータ回路31は、ファンリレー17の閉成
下でコントロールユニット33からのブロア制御信号に
応じたパワートランジスタ19の印加電圧制御によりブ
ロアモータ18の回転数を可変する共にマックスハイリ
レー30の閉成によって最大風量を与え、ファンリレー
17の開成で非通電状態になる。
【0016】サージ発生時/通常時制御手段32は、フ
ァンリレー17を制御するためのスイッチングトランジ
スタ21およびツェナーダイオード22を有すると共
に、マックスハイリレー30を制御するためのスイッチ
ングトランジスタ34およびツェナーダイオード35を
有している。ファンリレー17を制御するためのスイッ
チングトランジスタ21およびツェナーダイオード22
については図2で述べた通りである。マックスハイリレ
ー30を制御するためのスイッチングトランジスタ34
は、コレクタがマックスハイリレー30のリレーコイル
30bの他端に接続され、エミッタがグランドされてい
る。マックスハイリレー30を制御するためのツェナー
ダイオード35は、カソードが電源ライン10に接続さ
れ、アノードが抵抗36を介してスイッチングトランジ
スタ34のベースに接続されている。スイッチングトラ
ンジスタ34のベースは、更に、抵抗37を介してコン
トロールユニット33からマックスハイリレー制御信号
を受けるようになっていると共に、抵抗38を介してエ
ミッタに接続されている。ツェナーダイオード35は、
ファンリレー17を制御するためのツェナーダイオード
22と同様にそのツェナー電圧が設定されており、本例
では39Vである。このようなサージ発生時/通常時制
御手段32は、ロードダンプサージが発生していない通
常の状態では、ツェナーダイオード22および35がオ
フ状態で、コントロールユニット33からのファンリレ
ー制御信号およびマックスハイリレー制御制御信号に応
じてブロアモータ回路31のファンリレー17およびマ
ックスハイリレー30をオン/オフする。一方、ロード
ダンプサージが発生し電源ライン10が所定電圧すなわ
ち本例では39V以上になると、ファンリレー17およ
びマックスハイリレー30がコントロールユニット33
の制御下でオフされている場合でも、ツェナーダイオー
ド22および35のオンによりファンリレー17および
マックスハイリレー30をオン状態にしてブロアモータ
回路31を通電状態にする。
ァンリレー17を制御するためのスイッチングトランジ
スタ21およびツェナーダイオード22を有すると共
に、マックスハイリレー30を制御するためのスイッチ
ングトランジスタ34およびツェナーダイオード35を
有している。ファンリレー17を制御するためのスイッ
チングトランジスタ21およびツェナーダイオード22
については図2で述べた通りである。マックスハイリレ
ー30を制御するためのスイッチングトランジスタ34
は、コレクタがマックスハイリレー30のリレーコイル
30bの他端に接続され、エミッタがグランドされてい
る。マックスハイリレー30を制御するためのツェナー
ダイオード35は、カソードが電源ライン10に接続さ
れ、アノードが抵抗36を介してスイッチングトランジ
スタ34のベースに接続されている。スイッチングトラ
ンジスタ34のベースは、更に、抵抗37を介してコン
トロールユニット33からマックスハイリレー制御信号
を受けるようになっていると共に、抵抗38を介してエ
ミッタに接続されている。ツェナーダイオード35は、
ファンリレー17を制御するためのツェナーダイオード
22と同様にそのツェナー電圧が設定されており、本例
では39Vである。このようなサージ発生時/通常時制
御手段32は、ロードダンプサージが発生していない通
常の状態では、ツェナーダイオード22および35がオ
フ状態で、コントロールユニット33からのファンリレ
ー制御信号およびマックスハイリレー制御制御信号に応
じてブロアモータ回路31のファンリレー17およびマ
ックスハイリレー30をオン/オフする。一方、ロード
ダンプサージが発生し電源ライン10が所定電圧すなわ
ち本例では39V以上になると、ファンリレー17およ
びマックスハイリレー30がコントロールユニット33
の制御下でオフされている場合でも、ツェナーダイオー
ド22および35のオンによりファンリレー17および
マックスハイリレー30をオン状態にしてブロアモータ
回路31を通電状態にする。
【0017】以上のごとき構成で、ロードダンプサージ
が発生すると、ブロアモータ回路31のファンリレー1
7およびマックスハイリレー30がコントロールユニッ
ト33の制御下でオフ状態に制御されている場合でも、
電源ライン10が本例では39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段32のツェナーダイオード2
2および35がオン状態になり、スイッチングトランジ
スタ21および34を介してファンリレー17およびマ
ックスハイリレー30がオンし、ブロアモータ回路31
が通電状態になる。これにより、サージがブロアモータ
回路31に流れ、サージエネルギがブロアモータ18に
よって吸収される。電源ライン10の電圧が下がり39
V以下になれば、サージ発生時/通常時制御手段32の
ツェナーダイオード22および35がオフ状態になり、
ファンリレー17およびマックスハイリレー30がオフ
してブロアモータ回路31がコントロールユニット33
の制御下に戻される。このような本例によれば、サージ
吸収回路13の負担軽減を図ることができると共に、コ
ントロールユニット33からのブロア制御信号に従って
パワートランジスタ19がブロアモータ18の印加電圧
を制御している最中にロードダンプサージが発生した場
合、サージ発生時/通常時制御手段32のツェナーダイ
オード35によってマックスハイリレー30がオンして
パワートランジスタ19をバイパスするので、サージに
対するパワートランジスタ19の負担を大幅に軽減する
ことができる。
が発生すると、ブロアモータ回路31のファンリレー1
7およびマックスハイリレー30がコントロールユニッ
ト33の制御下でオフ状態に制御されている場合でも、
電源ライン10が本例では39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段32のツェナーダイオード2
2および35がオン状態になり、スイッチングトランジ
スタ21および34を介してファンリレー17およびマ
ックスハイリレー30がオンし、ブロアモータ回路31
が通電状態になる。これにより、サージがブロアモータ
回路31に流れ、サージエネルギがブロアモータ18に
よって吸収される。電源ライン10の電圧が下がり39
V以下になれば、サージ発生時/通常時制御手段32の
ツェナーダイオード22および35がオフ状態になり、
ファンリレー17およびマックスハイリレー30がオフ
してブロアモータ回路31がコントロールユニット33
の制御下に戻される。このような本例によれば、サージ
吸収回路13の負担軽減を図ることができると共に、コ
ントロールユニット33からのブロア制御信号に従って
パワートランジスタ19がブロアモータ18の印加電圧
を制御している最中にロードダンプサージが発生した場
合、サージ発生時/通常時制御手段32のツェナーダイ
オード35によってマックスハイリレー30がオンして
パワートランジスタ19をバイパスするので、サージに
対するパワートランジスタ19の負担を大幅に軽減する
ことができる。
【0018】図5は本発明の実施の形態の第3例を示す
回路図である。本例では、図2のサージ発生時/通常時
制御手段12に代えてサージ発生時/通常時制御手段3
9が設けられている。サージ発生時/通常時制御手段3
9は、通常時にコントロールユニット14からのファン
リレー制御信号に応じてブロアモータ回路11を制御
し、ロードダンプサージの発生でブロアモータ回路11
を通電状態に制御すると共に、ブロアモータ回路11の
ファンリレー17のチャタリングを防止する機能を有し
ている。なお、図2と同符号のものは同一物を示してい
る。
回路図である。本例では、図2のサージ発生時/通常時
制御手段12に代えてサージ発生時/通常時制御手段3
9が設けられている。サージ発生時/通常時制御手段3
9は、通常時にコントロールユニット14からのファン
リレー制御信号に応じてブロアモータ回路11を制御
し、ロードダンプサージの発生でブロアモータ回路11
を通電状態に制御すると共に、ブロアモータ回路11の
ファンリレー17のチャタリングを防止する機能を有し
ている。なお、図2と同符号のものは同一物を示してい
る。
【0019】ロードダンプサージが発生した場合、次の
ような理由でブロアモータ回路11のファンリレー17
にチャタリングが生じるおそれがある。コントロールユ
ニット14によってファンリレー17がオフ制御されて
いる下でロードダンプサージが発生した場合、電源ライ
ン10が本例では39V以上になることでファンリレー
17がオンされてブロアモータ回路11が通電状態にな
り、これによって大きなサージ電流がブロアモータ回路
11に流入してブロアモータ18が回転する。ブロアモ
ータ回路11に大きなサージ電流が急激に流入するため
に電源ライン10が39V以下になり、ファンリレー1
7がオフされる。これによって電源ライン10が再び3
9V以上になり、ファンリレー17がオンされる状態が
生じ、ファンリレー17のオン/オフが繰り返されるお
それがある。サージ発生中にこのようなチャタリングが
生じると、ブロアモータ回路11に高電流が流れている
ので、ファンリレー17の接点に悪影響を及ぼすことと
なる。本例のサージ発生時/通常時制御手段39はこの
ようなチャタリングの発生を防止する。
ような理由でブロアモータ回路11のファンリレー17
にチャタリングが生じるおそれがある。コントロールユ
ニット14によってファンリレー17がオフ制御されて
いる下でロードダンプサージが発生した場合、電源ライ
ン10が本例では39V以上になることでファンリレー
17がオンされてブロアモータ回路11が通電状態にな
り、これによって大きなサージ電流がブロアモータ回路
11に流入してブロアモータ18が回転する。ブロアモ
ータ回路11に大きなサージ電流が急激に流入するため
に電源ライン10が39V以下になり、ファンリレー1
7がオフされる。これによって電源ライン10が再び3
9V以上になり、ファンリレー17がオンされる状態が
生じ、ファンリレー17のオン/オフが繰り返されるお
それがある。サージ発生中にこのようなチャタリングが
生じると、ブロアモータ回路11に高電流が流れている
ので、ファンリレー17の接点に悪影響を及ぼすことと
なる。本例のサージ発生時/通常時制御手段39はこの
ようなチャタリングの発生を防止する。
【0020】サージ発生時/通常時制御手段39は、第
1のスイッチングトランジスタ40,第1のツェナーダ
イオード,第2のスイッチングトランジスタ42および
第2のツェナーダイオード43を有している。第1のス
イッチングトランジスタ40は、コレクタがファンリレ
ー17のリレーコイル17bの他端に接続され、エミッ
タがグランドされている。第1のツェナーダイオード4
1は、カソードが電源ライン10に接続され、アノード
が抵抗44を介して第1のスイッチングトランジスタ4
0のベースに接続されている。第1のスイッチングトラ
ンジスタ40のベースは、更に、抵抗45を介してコン
トロールユニット14からファンリレー制御信号を受け
るようになっていると共に、抵抗46を介して第1のス
イッチングトランジスタ40のエミッタに接続されてい
る。第2のスイッチングトランジスタ42は、エミッタ
が第1のツェナーダイオード41のカソードに接続され
ていると共に抵抗47を介して第2のスイッチングトラ
ンジスタ42のベースに接続され、コレクタが第2のツ
ェナーダイオード43のカソードに接続されている。第
2のスイッチングトランジスタ42のベースは、更に、
抵抗48およびダイオード49を介して第1のスイッチ
ングトランジスタ40のコレクタに接続されている。第
2のツェナーダイオード43のアノードは第1のツェナ
ーダイオード41と抵抗44との間に接続されている。
第1のツェナーダイオード41は、そのツェナー電圧が
図2のサージ発生時/通常時制御手段12のツェナーダ
イオード22と同様に設定されており、本例では39V
である。第2のツェナーダイオード43のツェナー電圧
は、第1のツェナーダイオード41よりも低く、通常の
動作電圧範囲18〜32Vよりも高くなるように設定さ
れ、本例では33Vに設定されいる。このようなサージ
発生時/通常時制御手段32は、ロードダンプサージが
発生していない通常の状態では、第1および第2のツェ
ナーダイオード41,43がオフ状態で、コントロール
ユニット14からのファンリレー制御信号に応じてブロ
アモータ回路11のファンリレー17をオン/オフす
る。一方、ロードダンプサージが発生し電源ライン10
が第1の所定電圧すなわち本例では39V以上になる
と、ファンリレー17がコントロールユニット14の制
御下でオフされている場合でも、第1のツェナーダイオ
ード41のオンによりファンリレー17をオン状態にし
てブロアモータ回路11を通電状態にし、電源ライン1
0が第2の所定電圧すなわち本例では33Vになること
で、第2のツェナーダイオード43のオフによりブロア
モータ回路11をコントロールユニット14の制御下に
戻す。その他の構成は図2で述べた通りである。
1のスイッチングトランジスタ40,第1のツェナーダ
イオード,第2のスイッチングトランジスタ42および
第2のツェナーダイオード43を有している。第1のス
イッチングトランジスタ40は、コレクタがファンリレ
ー17のリレーコイル17bの他端に接続され、エミッ
タがグランドされている。第1のツェナーダイオード4
1は、カソードが電源ライン10に接続され、アノード
が抵抗44を介して第1のスイッチングトランジスタ4
0のベースに接続されている。第1のスイッチングトラ
ンジスタ40のベースは、更に、抵抗45を介してコン
トロールユニット14からファンリレー制御信号を受け
るようになっていると共に、抵抗46を介して第1のス
イッチングトランジスタ40のエミッタに接続されてい
る。第2のスイッチングトランジスタ42は、エミッタ
が第1のツェナーダイオード41のカソードに接続され
ていると共に抵抗47を介して第2のスイッチングトラ
ンジスタ42のベースに接続され、コレクタが第2のツ
ェナーダイオード43のカソードに接続されている。第
2のスイッチングトランジスタ42のベースは、更に、
抵抗48およびダイオード49を介して第1のスイッチ
ングトランジスタ40のコレクタに接続されている。第
2のツェナーダイオード43のアノードは第1のツェナ
ーダイオード41と抵抗44との間に接続されている。
第1のツェナーダイオード41は、そのツェナー電圧が
図2のサージ発生時/通常時制御手段12のツェナーダ
イオード22と同様に設定されており、本例では39V
である。第2のツェナーダイオード43のツェナー電圧
は、第1のツェナーダイオード41よりも低く、通常の
動作電圧範囲18〜32Vよりも高くなるように設定さ
れ、本例では33Vに設定されいる。このようなサージ
発生時/通常時制御手段32は、ロードダンプサージが
発生していない通常の状態では、第1および第2のツェ
ナーダイオード41,43がオフ状態で、コントロール
ユニット14からのファンリレー制御信号に応じてブロ
アモータ回路11のファンリレー17をオン/オフす
る。一方、ロードダンプサージが発生し電源ライン10
が第1の所定電圧すなわち本例では39V以上になる
と、ファンリレー17がコントロールユニット14の制
御下でオフされている場合でも、第1のツェナーダイオ
ード41のオンによりファンリレー17をオン状態にし
てブロアモータ回路11を通電状態にし、電源ライン1
0が第2の所定電圧すなわち本例では33Vになること
で、第2のツェナーダイオード43のオフによりブロア
モータ回路11をコントロールユニット14の制御下に
戻す。その他の構成は図2で述べた通りである。
【0021】以上のごとき構成で、ロードダンプサージ
が発生すると、ブロアモータ回路11のファンリレー1
7がコントロールユニット14の制御下でオフ状態に制
御されている場合でも、電源ライン10が本例では39
V以上になることでサージ発生時/通常時制御手段39
の第1のツェナーダイオード41がオン状態になり、こ
れによって第1のスイッチングトランジスタ40がオン
すると共に、第2のツェナーダイオード43のオンによ
り第2のスイッチングトランジスタ42もオン状態にな
る。第1のスイッチングトランジスタ40のオンでファ
ンリレー17がオンし、ブロアモータ回路11が通電状
態になり、これによって大きなサージ電流がブロアモー
タ回路11に流入してブロアモータ18が回転する。ブ
ロアモータ回路11に大きなサージ電流が急激に流入す
るために一時的に電源ライン10が39V以下の例えば
36Vになったとすると、サージ発生時/通常時制御手
段39の第1のツェナーダイオード41はオフ状態にな
るが、第2のツェナーダイオード43はオンのままであ
り、従って第2のスイッチングトランジスタ42がオン
状態のままになるので、第1のスイッチングトランジス
タ40がオン状態を保持し、ファンリレー17がオフさ
れることはない。これにより、サージがブロアモータ回
路11に流れ、サージエネルギがブロアモータ18およ
びローレジスタ20によって吸収される。ロードダンプ
サージが減衰し電源ライン10が33V以下になれば、
サージ発生時/通常時制御手段39の第2のツェナーダ
イオード43もオフ状態になり、第1および第2のスイ
ッチングトランジスタ40,42がオフし、ファンリレ
ー17がオフしてブロアモータ回路11がコントロール
ユニット14の制御下に戻される。本例によれば、サー
ジ吸収回路13の負担軽減を図ることができると共に、
第1および第2のツェナーダイオード41,43によっ
てファンリレー17のオン/オフにヒステリシスをもた
せたので、ファンリレー17のチャタリングを防止する
ことができる。
が発生すると、ブロアモータ回路11のファンリレー1
7がコントロールユニット14の制御下でオフ状態に制
御されている場合でも、電源ライン10が本例では39
V以上になることでサージ発生時/通常時制御手段39
の第1のツェナーダイオード41がオン状態になり、こ
れによって第1のスイッチングトランジスタ40がオン
すると共に、第2のツェナーダイオード43のオンによ
り第2のスイッチングトランジスタ42もオン状態にな
る。第1のスイッチングトランジスタ40のオンでファ
ンリレー17がオンし、ブロアモータ回路11が通電状
態になり、これによって大きなサージ電流がブロアモー
タ回路11に流入してブロアモータ18が回転する。ブ
ロアモータ回路11に大きなサージ電流が急激に流入す
るために一時的に電源ライン10が39V以下の例えば
36Vになったとすると、サージ発生時/通常時制御手
段39の第1のツェナーダイオード41はオフ状態にな
るが、第2のツェナーダイオード43はオンのままであ
り、従って第2のスイッチングトランジスタ42がオン
状態のままになるので、第1のスイッチングトランジス
タ40がオン状態を保持し、ファンリレー17がオフさ
れることはない。これにより、サージがブロアモータ回
路11に流れ、サージエネルギがブロアモータ18およ
びローレジスタ20によって吸収される。ロードダンプ
サージが減衰し電源ライン10が33V以下になれば、
サージ発生時/通常時制御手段39の第2のツェナーダ
イオード43もオフ状態になり、第1および第2のスイ
ッチングトランジスタ40,42がオフし、ファンリレ
ー17がオフしてブロアモータ回路11がコントロール
ユニット14の制御下に戻される。本例によれば、サー
ジ吸収回路13の負担軽減を図ることができると共に、
第1および第2のツェナーダイオード41,43によっ
てファンリレー17のオン/オフにヒステリシスをもた
せたので、ファンリレー17のチャタリングを防止する
ことができる。
【0022】図6は本発明の実施の形態の第4例を示す
回路図である。本例では、図4のサージ発生時/通常時
制御手段32に代えてサージ発生時/通常時制御手段5
0が設けられている。サージ発生時/通常時制御手段5
0は、通常時にコントロールユニット33からのファン
リレー制御信号およびマックスハイリレー制御信号に応
じてブロアモータ回路31を制御し、ロードダンプサー
ジの発生でブロアモータ回路31を通電状態に制御する
と共に、ブロアモータ回路31のファンリレー17およ
びマックスハイリレー30のチャタリングを防止する機
能を有している。なお、図4と同符号のものは同一物を
示している。
回路図である。本例では、図4のサージ発生時/通常時
制御手段32に代えてサージ発生時/通常時制御手段5
0が設けられている。サージ発生時/通常時制御手段5
0は、通常時にコントロールユニット33からのファン
リレー制御信号およびマックスハイリレー制御信号に応
じてブロアモータ回路31を制御し、ロードダンプサー
ジの発生でブロアモータ回路31を通電状態に制御する
と共に、ブロアモータ回路31のファンリレー17およ
びマックスハイリレー30のチャタリングを防止する機
能を有している。なお、図4と同符号のものは同一物を
示している。
【0023】サージ発生時/通常時制御手段50は、フ
ァンリレー17を制御する第1の制御回路51と、マッ
クスハイリレー30を制御する第2の制御回路52とを
有している。第1の制御回路51は、図5のサージ発生
時/通常時制御手段39と同一の構成を有し、図5で述
べたように、ロードダンプサージが発生していない通常
の状態では、第1および第2のツェナーダイオード4
1,43がオフ状態で、コントロールユニット33から
のファンリレー制御信号に応じてブロアモータ回路31
のファンリレー17をオン/オフする。一方、ロードダ
ンプサージが発生し電源ライン10が第1の所定電圧す
なわち本例では39V以上になると、第1の制御回路5
1は、ファンリレー17がコントロールユニット33の
制御下でオフされている場合でも、第1のツェナーダイ
オード41のオンによりファンリレー17をオン状態に
し、電源ライン10が第2の所定電圧すなわち本例では
33V以下になることで、第2のツェナーダイオード4
3のオフによりファンリレー17をコントロールユニッ
ト33の制御下に戻す。第2の制御回路52は、第1の
スイッチングトランジスタ53,第1のツェナーダイオ
ード54,第2のスイッチングトランジスタ55,第2
のツェナーダイオード56,抵抗57,58,59,6
0,61,およびダイオード62によって第1の制御回
路51と同様に構成されていると共に、第1および第2
のツェナーダイオード54,56のツェナー電圧も同様
に設定されている。第2の制御回路52は、ロードダン
プサージが発生していない通常の状態では、第1および
第2のツェナーダイオード54,56がオフ状態で、コ
ントロールユニット33からのマックスハイリレー制御
信号に応じてブロアモータ回路31のマックスハイリレ
ー30をオン/オフする。一方、ロードダンプサージが
発生し電源ライン10が第1の所定電圧すなわち本例で
は39V以上になると、第2の制御回路52は、マック
スハイリレー30がコントロールユニット33の制御下
でオフされている場合でも、第1のツェナーダイオード
54のオンによりマックスハイリレー30をオン状態に
し、電源ライン10が第2の所定電圧すなわち本例では
33V以下になることで、第2のツェナーダイオード5
6のオフによりマックスハイリレー30をコントロール
ユニット33の制御下に戻す。その他の構成は図4で述
べた通りである。
ァンリレー17を制御する第1の制御回路51と、マッ
クスハイリレー30を制御する第2の制御回路52とを
有している。第1の制御回路51は、図5のサージ発生
時/通常時制御手段39と同一の構成を有し、図5で述
べたように、ロードダンプサージが発生していない通常
の状態では、第1および第2のツェナーダイオード4
1,43がオフ状態で、コントロールユニット33から
のファンリレー制御信号に応じてブロアモータ回路31
のファンリレー17をオン/オフする。一方、ロードダ
ンプサージが発生し電源ライン10が第1の所定電圧す
なわち本例では39V以上になると、第1の制御回路5
1は、ファンリレー17がコントロールユニット33の
制御下でオフされている場合でも、第1のツェナーダイ
オード41のオンによりファンリレー17をオン状態に
し、電源ライン10が第2の所定電圧すなわち本例では
33V以下になることで、第2のツェナーダイオード4
3のオフによりファンリレー17をコントロールユニッ
ト33の制御下に戻す。第2の制御回路52は、第1の
スイッチングトランジスタ53,第1のツェナーダイオ
ード54,第2のスイッチングトランジスタ55,第2
のツェナーダイオード56,抵抗57,58,59,6
0,61,およびダイオード62によって第1の制御回
路51と同様に構成されていると共に、第1および第2
のツェナーダイオード54,56のツェナー電圧も同様
に設定されている。第2の制御回路52は、ロードダン
プサージが発生していない通常の状態では、第1および
第2のツェナーダイオード54,56がオフ状態で、コ
ントロールユニット33からのマックスハイリレー制御
信号に応じてブロアモータ回路31のマックスハイリレ
ー30をオン/オフする。一方、ロードダンプサージが
発生し電源ライン10が第1の所定電圧すなわち本例で
は39V以上になると、第2の制御回路52は、マック
スハイリレー30がコントロールユニット33の制御下
でオフされている場合でも、第1のツェナーダイオード
54のオンによりマックスハイリレー30をオン状態に
し、電源ライン10が第2の所定電圧すなわち本例では
33V以下になることで、第2のツェナーダイオード5
6のオフによりマックスハイリレー30をコントロール
ユニット33の制御下に戻す。その他の構成は図4で述
べた通りである。
【0024】以上のごとき構成で、ロードダンプサージ
が発生すると、ブロアモータ回路31のファンリレー1
7およびマックスハイリレー30がコントロールユニッ
ト33の制御下でオフ状態に制御されている場合でも、
電源ライン10が本例では39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段50の各制御回路51,52
の第1のツェナーダイオード41および54がオン状態
になり、これによって各制御回路51,52の第1のス
イッチングトランジスタ40および53がオンすると共
に、各制御回路51,52の第2のツェナーダイオード
43,56のオンにより各制御回路51,52の第2の
スイッチングトランジスタ42,55もオン状態にな
る。各制御回路51,52の第1のスイッチングトラン
ジスタ40,53のオンでファンリレー17およびマッ
クスハイリレー30がオンし、ブロアモータ回路31が
通電状態になる。ブロアモータ回路31に大きなサージ
電流が急激に流入するために一時的に電源ライン10が
39V以下の例えば36Vになったとすると、サージ発
生時/通常時制御手段50の各制御回路51,52の第
1のツェナーダイオード41,54はオフ状態になる
が、各制御回路51,52の第2のツェナーダイオード
43,56はオンのままであり、従って各制御回路5
1,52の第2のスイッチングトランジスタ42,55
がオン状態のままになるので、各制御回路51,52の
第1のスイッチングトランジスタ40,53がオン状態
を保持し、ファンリレー17およびマックスハイリレー
30がオフされることはない。これにより、サージがブ
ロアモータ回路31に流れ、サージエネルギがブロアモ
ータ18によって吸収される。ロードダンプサージが減
衰し電源ライン10が33V以下になれば、サージ発生
時/通常時制御手段50の各制御回路51,52の第2
のツェナーダイオード43,56もオフ状態になり、第
1の制御回路51の第1および第2のスイッチングトラ
ンジスタ40,42ならびに第2の制御回路52の第1
および第2のスイッチングトランジスタ53,55がオ
フし、ファンリレー17およびマックスハイリレー30
がオフしてブロアモータ回路31がコントロールユニッ
ト33の制御下に戻される。本例によれば、サージ吸収
回路13の負担軽減を図ることができると共に、第1の
制御回路51の第1および第2ツェナーダイオード4
1,43によってファンリレー17のオン/オフにヒス
テリシスをもたせ、また、第2の制御回路52の第1お
よび第2のツェナーダイオード54,56によってマッ
クスハイリレー30のオン/オフにヒステリシスをもた
せたので、ファンリレー17およびマックスハイリレー
30のチャタリングを防止することができる。更に、コ
ントロールユニット33からのブロア制御信号に従って
パワートランジスタ19がブロアモータ18の印加電圧
を制御している最中にロードダンプサージが発生した場
合、マックスハイリレー30によりパワートランジスタ
19がバイパスされるので、サージに対するパワートラ
ンジスタ19の負担を大幅に軽減することができる。
が発生すると、ブロアモータ回路31のファンリレー1
7およびマックスハイリレー30がコントロールユニッ
ト33の制御下でオフ状態に制御されている場合でも、
電源ライン10が本例では39V以上になることでサー
ジ発生時/通常時制御手段50の各制御回路51,52
の第1のツェナーダイオード41および54がオン状態
になり、これによって各制御回路51,52の第1のス
イッチングトランジスタ40および53がオンすると共
に、各制御回路51,52の第2のツェナーダイオード
43,56のオンにより各制御回路51,52の第2の
スイッチングトランジスタ42,55もオン状態にな
る。各制御回路51,52の第1のスイッチングトラン
ジスタ40,53のオンでファンリレー17およびマッ
クスハイリレー30がオンし、ブロアモータ回路31が
通電状態になる。ブロアモータ回路31に大きなサージ
電流が急激に流入するために一時的に電源ライン10が
39V以下の例えば36Vになったとすると、サージ発
生時/通常時制御手段50の各制御回路51,52の第
1のツェナーダイオード41,54はオフ状態になる
が、各制御回路51,52の第2のツェナーダイオード
43,56はオンのままであり、従って各制御回路5
1,52の第2のスイッチングトランジスタ42,55
がオン状態のままになるので、各制御回路51,52の
第1のスイッチングトランジスタ40,53がオン状態
を保持し、ファンリレー17およびマックスハイリレー
30がオフされることはない。これにより、サージがブ
ロアモータ回路31に流れ、サージエネルギがブロアモ
ータ18によって吸収される。ロードダンプサージが減
衰し電源ライン10が33V以下になれば、サージ発生
時/通常時制御手段50の各制御回路51,52の第2
のツェナーダイオード43,56もオフ状態になり、第
1の制御回路51の第1および第2のスイッチングトラ
ンジスタ40,42ならびに第2の制御回路52の第1
および第2のスイッチングトランジスタ53,55がオ
フし、ファンリレー17およびマックスハイリレー30
がオフしてブロアモータ回路31がコントロールユニッ
ト33の制御下に戻される。本例によれば、サージ吸収
回路13の負担軽減を図ることができると共に、第1の
制御回路51の第1および第2ツェナーダイオード4
1,43によってファンリレー17のオン/オフにヒス
テリシスをもたせ、また、第2の制御回路52の第1お
よび第2のツェナーダイオード54,56によってマッ
クスハイリレー30のオン/オフにヒステリシスをもた
せたので、ファンリレー17およびマックスハイリレー
30のチャタリングを防止することができる。更に、コ
ントロールユニット33からのブロア制御信号に従って
パワートランジスタ19がブロアモータ18の印加電圧
を制御している最中にロードダンプサージが発生した場
合、マックスハイリレー30によりパワートランジスタ
19がバイパスされるので、サージに対するパワートラ
ンジスタ19の負担を大幅に軽減することができる。
【0025】以上述べた例では車載バッテリ15が24
Vである場合を例に説明したが、12Vの車載バッテリ
を有する車両に対しても適用することができることは勿
論である。この場合、12V系の車両では、通常の動作
電圧範囲が10〜16V程度で、24V1分間の過電圧
を許容することが要求されているので、これらに基づい
てサージ発生時/通常時制御手段のツェナー電圧を設定
すればよい。例えば、図2の例では、サージ発生時/通
常時制御手段12のツェナーダイオード22のツェナー
電圧が27V程度に設定され、図5の例では、サージ発
生時/通常時制御手段39の第1のツェナーダイオード
41が同様に27V程度に設定され、第2のツェナーダ
イオード43が第1のツェナーダイオード41よりも低
く通常の動作電圧範囲よりも高い18V程度に設定され
ることとなる。
Vである場合を例に説明したが、12Vの車載バッテリ
を有する車両に対しても適用することができることは勿
論である。この場合、12V系の車両では、通常の動作
電圧範囲が10〜16V程度で、24V1分間の過電圧
を許容することが要求されているので、これらに基づい
てサージ発生時/通常時制御手段のツェナー電圧を設定
すればよい。例えば、図2の例では、サージ発生時/通
常時制御手段12のツェナーダイオード22のツェナー
電圧が27V程度に設定され、図5の例では、サージ発
生時/通常時制御手段39の第1のツェナーダイオード
41が同様に27V程度に設定され、第2のツェナーダ
イオード43が第1のツェナーダイオード41よりも低
く通常の動作電圧範囲よりも高い18V程度に設定され
ることとなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ージが所定電圧以上の間ブロアモータ回路を通電状態に
制御して、サージがブロアモータ回路で吸収されるよう
に構成したので、サージ吸収回路の負担が減少し、サー
ジ吸収回路を構成するサージ吸収素子の数を低減するこ
とができ、車両用空調制御システムの小型化に有効で、
しかもコスト低減を図ることのできる車両用空調制御シ
ステムのサージ吸収装置を提供することができる。
ージが所定電圧以上の間ブロアモータ回路を通電状態に
制御して、サージがブロアモータ回路で吸収されるよう
に構成したので、サージ吸収回路の負担が減少し、サー
ジ吸収回路を構成するサージ吸収素子の数を低減するこ
とができ、車両用空調制御システムの小型化に有効で、
しかもコスト低減を図ることのできる車両用空調制御シ
ステムのサージ吸収装置を提供することができる。
【0027】また、本発明によれば、サージが第1の所
定電圧以上に高くなった後これよりも低い第2の所定電
圧以下になるまでの間ブロアモータ回路を通電状態に制
御して、サージがブロアモータ回路で吸収されるように
構成したので、サージ吸収回路の負担が減少しサージ吸
収回路を構成するサージ吸収素子の数を低減することが
できると共に、第1の所定電圧とこれよりも低い第2の
所定電圧とによるヒステリシスによって、ブロアモータ
回路の通電制御におけるチャタリングを有効に防止する
ことができる。
定電圧以上に高くなった後これよりも低い第2の所定電
圧以下になるまでの間ブロアモータ回路を通電状態に制
御して、サージがブロアモータ回路で吸収されるように
構成したので、サージ吸収回路の負担が減少しサージ吸
収回路を構成するサージ吸収素子の数を低減することが
できると共に、第1の所定電圧とこれよりも低い第2の
所定電圧とによるヒステリシスによって、ブロアモータ
回路の通電制御におけるチャタリングを有効に防止する
ことができる。
【0028】また、ファンリレーとブロアモータとパワ
ートランジスタとの直列接続と、パワートランジスタに
並列に挿入されたローレジスタとを有するブロアモータ
回路を設け、サージに応答してファンリレーを閉成する
ように構成したので、サージ電流がローレジスタで制限
され、ブロアモータ回路を流れるサージ電流の低減を図
ることができる。
ートランジスタとの直列接続と、パワートランジスタに
並列に挿入されたローレジスタとを有するブロアモータ
回路を設け、サージに応答してファンリレーを閉成する
ように構成したので、サージ電流がローレジスタで制限
され、ブロアモータ回路を流れるサージ電流の低減を図
ることができる。
【0029】また、ファンリレーとブロアモータとパワ
ートランジスタとの直列接続と、前記パワートランジス
タに並列に挿入されたマックスハイリレーとを有するブ
ロアモータ回路を設け、サージに応答してファンリレー
およびマックスハイリレーを閉成するように構成したの
で、サージ発生時にパワートランジスタがマックスハイ
リレーによってバイパスされ、サージに対するパワート
ランジスタの負担を大幅に軽減することができると共
に、サージがグランドに直接逃がされるのでサージ吸収
回路の負担をより一層軽減することができる。
ートランジスタとの直列接続と、前記パワートランジス
タに並列に挿入されたマックスハイリレーとを有するブ
ロアモータ回路を設け、サージに応答してファンリレー
およびマックスハイリレーを閉成するように構成したの
で、サージ発生時にパワートランジスタがマックスハイ
リレーによってバイパスされ、サージに対するパワート
ランジスタの負担を大幅に軽減することができると共
に、サージがグランドに直接逃がされるのでサージ吸収
回路の負担をより一層軽減することができる。
【図1】図1は大型車両に用いられる車両用空調制御シ
ステムのサージ吸収回路の従来例を示す回路図である。
ステムのサージ吸収回路の従来例を示す回路図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態の第1例を示す回路
図である。
図である。
【図3】図3は図2のブロアモータ回路の別の具体例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態の第2例を示す回路
図である。
図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態の第3例を示す回路
図である。
図である。
【図6】図6は本発明の実施の形態の第4例を示す回路
図である。
図である。
10 電源ライン 11,29,31 ブロアモータ回路 12,32,39,50 サージ発生時/通常時制御手
段 13 サージ吸収回路 14,33 コントロールユニット 15 車載バッテリ 17 ファンリレー 18 ブロアモータ 19 パワートランジスタ 20 ローレジスタ 21,34 スイッチングトランジスタ 22,35 ツェナーダイオード 28 ツェナーダイオード 30 マックスハイリレー 40,53 第1のスイッチングトランジスタ 41,54 第1のツェナーダイオード 42,55 第2のスイッチングトランジスタ 43,56 第2のツェナーダイオード
段 13 サージ吸収回路 14,33 コントロールユニット 15 車載バッテリ 17 ファンリレー 18 ブロアモータ 19 パワートランジスタ 20 ローレジスタ 21,34 スイッチングトランジスタ 22,35 ツェナーダイオード 28 ツェナーダイオード 30 マックスハイリレー 40,53 第1のスイッチングトランジスタ 41,54 第1のツェナーダイオード 42,55 第2のスイッチングトランジスタ 43,56 第2のツェナーダイオード
Claims (11)
- 【請求項1】 車載バッテリから電源が供給される電源
ラインと、 前記電源ラインとグランドとの間に挿入されたブロアモ
ータ回路と、 前記電源ラインへのサージ入力に応答し、サージが所定
電圧以上の間前記ブロアモータ回路を強制的に通電状態
に制御するサージ発生時制御手段と、 前記電源ラインに接続されたサージ吸収回路とを有し、 サージ発生時にサージエネルギを前記ブロアモータ回路
に吸収させることによって前記サージ吸収回路を補助す
るようにした車両用空調制御システムのサージ吸収装
置。 - 【請求項2】 前記ブロアモータ回路が、ファンリレー
とブロアモータとパワートランジスタとの直列接続と、
前記パワートランジスタに並列に挿入されたローレジス
タとを有し、 前記サージ発生時制御手段が、サージが前記所定電圧以
上の間、前記ファンリレーを閉成状態に制御するように
した請求項1に記載の車両用空調制御システムのサージ
吸収装置。 - 【請求項3】 前記ブロアモータ回路が、ファンリレー
とブロアモータとパワートランジスタとの直列接続と、
前記パワートランジスタに前記所定電圧以上の電圧が印
加されている間前記パワートランジスタを強制的にオン
状態にするツェナーダイオードとを有し、 前記サージ発生時制御手段が、サージが前記所定電圧以
上の間、前記ファンリレーを閉成状態に制御するように
した請求項1に記載の車両用空調制御システムのサージ
吸収装置。 - 【請求項4】 前記ブロアモータ回路が、ファンリレー
とブロアモータとパワートランジスタとの直列接続と、
前記パワートランジスタに並列に挿入されたマックスハ
イリレーとを有し、 前記サージ発生時制御手段が、サージが前記所定電圧以
上の間、前記ファンリレーおよび前記マックスハイリレ
ーを閉成状態に制御するようにした請求項1に記載の車
両用空調制御システムのサージ吸収装置。 - 【請求項5】 前記サージ発生時制御手段が、サージが
前記所定電圧以上の間オン状態になるツェナーダイオー
ドを有し、前記ツェナーダイオードのオンに基づいて前
記ブロアモータ回路を通電状態に制御するようにした請
求項1又は2又は3又は4に記載の車両用空調制御シス
テムのサージ吸収装置。 - 【請求項6】 前記所定電圧が、ロードダンプサージの
発生で前記サージ発生時制御手段が前記ブロアモータ回
路を通電状態に制御するように、設定された請求項1又
は5に記載の車両用空調制御システムのサージ吸収装
置。 - 【請求項7】 車載バッテリから電源が供給される電源
ラインと、 前記電源ラインとグランドとの間に挿入されたブロアモ
ータ回路と、 前記電源ラインへのサージ入力に応答し、サージが第1
の所定電圧以上になることで前記ブロアモータ回路を強
制的に通電状態に制御し、サージが前記第1の所定電圧
よりも低い第2の所定電圧以下になることで前記通電状
態への制御を解除するサージ発生時制御手段と、 前記電源ラインに接続されたサージ吸収回路とを有し、 サージ発生時にサージエネルギを前記ブロアモータ回路
に吸収させることによって前記サージ吸収回路を補助す
るようにした車両用空調制御システムのサージ吸収装
置。 - 【請求項8】 前記ブロアモータ回路が、ファンリレー
とブロアモータとパワートランジスタとの直列接続と、
前記パワートランジスタに並列に挿入されたローレジス
タとを有し、 前記サージ発生時制御手段が、サージが前記第1の所定
電圧以上になることで前記ファンリレーを閉成状態に制
御し、サージが前記第2の所定電圧以下になることで前
記閉成状態への制御を解除するようにした請求項7に記
載の車両用空調制御システムのサージ吸収装置。 - 【請求項9】 前記ブロアモータ回路が、ファンリレー
とブロアモータとパワートランジスタとの直列接続と、
前記パワートランジスタに並列に挿入されたマックスハ
イリレーとを有し、 前記サージ発生時制御手段が、サージが前記第1の所定
電圧以上になることで前記ファンリレーおよび前記マッ
クスハイリレーを閉成状態に制御し、サージが前記第2
の所定電圧以下になることで前記閉成状態への制御を解
除するようにした請求項7に記載の車両用空調制御シス
テムのサージ吸収装置。 - 【請求項10】 前記サージ発生時制御手段が、 サージが前記第1の所定電圧以上の間オン状態になる少
なくともひとつの第1のツェナーダイオードと、 前記第1のツェナーダイオードのオンに応答してオン状
態になり、サージが前記第2の所定電圧以下になること
でオフする少なくともひとつの第2のツェナーダイオー
ドとを有し、 前記第1のツェナーダイオードのオンに基づいて前記ブ
ロアモータ回路を通電状態に制御し、前記第2のツェナ
ーダイオードのオフに基づいて前記通電状態への制御を
解除するようにした請求項7又は8又は9に記載の車両
用空調制御システムのサージ吸収装置。 - 【請求項11】 前記第1の所定電圧が、ロードダンプ
サージの発生で前記サージ発生時制御手段が前記ブロア
モータ回路を通電状態に制御するように、設定され、 前記第2の所定電圧が前記電源ラインの通常の動作電圧
範囲よりも高く設定された請求項7又は10に記載の車
両用空調制御システムのサージ吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23890297A JPH1159159A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 車両用空調制御システムのサージ吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23890297A JPH1159159A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 車両用空調制御システムのサージ吸収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159159A true JPH1159159A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17036976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23890297A Pending JPH1159159A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 車両用空調制御システムのサージ吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1159159A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008511277A (ja) * | 2004-08-27 | 2008-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 過電圧保護を行う電圧制御器 |
KR20150033097A (ko) * | 2013-09-23 | 2015-04-01 | 주식회사 두원공조 | 쿨링팬 제어 장치 |
US9225273B2 (en) | 2011-04-28 | 2015-12-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Motor drive method, motor drive device, and brushless motor |
JP2017061319A (ja) * | 2010-12-29 | 2017-03-30 | ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage | スクリーン・ワイパー駆動装置内の保護回路およびスクリーン・ワイパー駆動装置 |
EP3872972A1 (en) * | 2020-02-28 | 2021-09-01 | Motor Competence Center Holding Flensburg GmbH | Variable speed drive for a compressor module |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP23890297A patent/JPH1159159A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008511277A (ja) * | 2004-08-27 | 2008-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 過電圧保護を行う電圧制御器 |
JP2017061319A (ja) * | 2010-12-29 | 2017-03-30 | ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage | スクリーン・ワイパー駆動装置内の保護回路およびスクリーン・ワイパー駆動装置 |
US9225273B2 (en) | 2011-04-28 | 2015-12-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Motor drive method, motor drive device, and brushless motor |
KR20150033097A (ko) * | 2013-09-23 | 2015-04-01 | 주식회사 두원공조 | 쿨링팬 제어 장치 |
EP3872972A1 (en) * | 2020-02-28 | 2021-09-01 | Motor Competence Center Holding Flensburg GmbH | Variable speed drive for a compressor module |
WO2021170820A1 (en) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | Motor Competence Center Holding Flensburg Gmbh | Variable speed drive for a compressor module |
US12081154B2 (en) | 2020-02-28 | 2024-09-03 | Motor Competence Center Holding Flensburg Gmbh | Variable speed drive for a compressor module |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4412244B2 (ja) | エンジン始動制御装置 | |
EP1793496A2 (en) | Short circuit protection for vehicle driver circuit | |
JPH1159159A (ja) | 車両用空調制御システムのサージ吸収装置 | |
JPH03262001A (ja) | 車両用制御装置 | |
US5757601A (en) | Short circuit protection for high side driver | |
US6693369B2 (en) | Energy distribution, especially to elements of a motorvehicle air-conditioning device | |
JP2002175124A (ja) | 車両用電源回路 | |
KR100405565B1 (ko) | 차량용 팬 모터 구동 제어 장치 | |
JP4776109B2 (ja) | バッテリ上がり防止装置 | |
KR0140203Y1 (ko) | 암전류 제한 및 배터리방전 제한장치 | |
JPH09327133A (ja) | 車載用電源回路 | |
JP2003037930A (ja) | 複数の電源供給回路を備えた制御装置 | |
CN111823870B (zh) | 用于借助于机电继电器进行保护的低消耗设备及其在电动致动器pwm控制设备中的应用 | |
JP2783061B2 (ja) | 車両のファンモータ制御装置 | |
JP3280821B2 (ja) | 負荷への供給電力制御装置 | |
KR0123644Y1 (ko) | 카에어콘 조절장치 | |
EP0505334A1 (en) | Solid state device for controlling the lamps of a motor vehicle | |
JPH07127510A (ja) | ディーゼルエンジン用燃料遮断装置 | |
JP2696806B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2869301B2 (ja) | 空気調和機の制御回路 | |
JP4087641B2 (ja) | 負荷駆動回路 | |
JPH0986159A (ja) | 自動車用空気清浄器 | |
JPH11229875A (ja) | 自動車用冷却装置 | |
KR940002802Y1 (ko) | 자동차용 공기청정기 | |
JPS622957Y2 (ja) |