JPH1158904A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1158904A
JPH1158904A JP9221428A JP22142897A JPH1158904A JP H1158904 A JPH1158904 A JP H1158904A JP 9221428 A JP9221428 A JP 9221428A JP 22142897 A JP22142897 A JP 22142897A JP H1158904 A JPH1158904 A JP H1158904A
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晃志郎 山口
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康弘 柴田
Takashi Azuma
孝志 東
Atsushi Sugimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化等を図るとともに、インク領域
以外が占める部分をできるだけ小さくしてインクリボン
を有効に利用することができる記録装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 記録装置1に使用されるインクリボンI
Rは、複数色のインク領域を順番に備えるとともに各色
のインク領域の境界に検出用マークを備えており、記録
ヘッドHDに向かってリボン送りされる。そして、キャ
リッジCAに搭載される記録ヘッドHDが、そのインク
リボンIRを介して、被記録媒体P1上に記録する。ま
た、センサSEが、インク領域の境界の検出用マーク及
びリボンエンドを示す終端用マークを検出するとともに
前記複数色の内のシアン色を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、文字等の
キャラクタやマーク等を、複数色のインク領域をに順番
に備えるインクリボンを介して、被記録媒体上に記録す
る記録装置に関し、特に、そのインク領域の色を検出す
る記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の記録装置においては、記録
ヘッドが、マゼンタ色、シアン色、イエロ色のインク領
域を一定長さ毎に順番に備えるインクリボンを介して、
被記録媒体上にカラー記録している。この記録に際し、
インクリボンを順番に搬送させた状態で記録ヘッドを駆
動させることにより、マゼンタ色、シアン色、イエロ色
のインクのそれ自体の色で、被記録媒体に記録する他
に、複数色のインクを混ぜ合わせるように、被記録媒体
の同一箇所で重ねて記録動作を行うことにより、インク
リボンが単色として有しない色、例えば、赤、青等につ
いても記録できる。
【0003】鮮明なカラー記録を行うため、前記各イン
クの色を検出する色検出装置を別個に設けて、そのイン
ク領域の色をそれぞれ検出する方法がある。また、各イ
ンク領域の色に対応したバーコードを、リボン基材上に
色毎に異なるように設けて、そのバーコードをそれぞれ
検出することにより、各インクの色を検出する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各インク領域
の色を検出する検出装置を別個に設けると、記録装置が
大型化したり、コストアップする問題がある。また、各
インク領域の色に対応したバーコードを色毎に異ならせ
て設けると、バーコードが占める領域が大きくなって、
インクリボンのインク領域が小さくなり、インクリボン
を有効に利用できないという問題があった。本発明は、
上記の問題を解決するために為されたものであり、装置
の小型化等を図るとともに、インク領域以外が占める部
分をできるだけ小さくしてインクリボンを有効に利用す
ることができる記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の記録装置によれば、記録ヘッ
ドが、複数色のインク領域を順番に備えるインクリボン
を介して、被記録媒体上に記録する際に、そのインク領
域の色を色検出部により検出する記録装置において、各
色毎にほぼ同一長さのインク領域を有するとともに各色
のインク領域の境界に検出用マークを備えたインクリボ
ンが、前記記録ヘッドに向かってリボン送りされ、前記
色検出部が前記検出用マークを検出するとともに前記複
数色の内の特定色を検出することを特徴とする。
【0006】それにより、色検出部が、複数色のインク
領域の内の特定色を検出した後に、インク領域の境界の
検出用マークを検出すると、各色のインク領域を搬送し
たことになり、特定色以外の色判別を行う検出装置が不
必要となって、記録装置の小型化等を図ることができ
る。尚、この場合、複数色のインク領域を順番に備える
インクリボンについて、インク領域の内の特定色のイン
ク領域と、それ以外の色のインク領域との関係、例え
ば、配列順番等は事前に分かっている。
【0007】また、請求項2に係る発明の記録装置によ
れば、請求項1に係る発明において、前記色検出部は、
唯一の検出機構からなることを特徴とする。それによ
り、この検出機構は、前記検出用マーク及び前記複数色
の内の特定色を検出することができる。
【0008】また、請求項3に係る発明の記録装置によ
れば、請求項1に係る発明において、前記インクリボン
の終端部には、検出用マークとは異なる終端用マークを
設け、前記色検出部が前記終端用マークを検出した場
合、前記インクリボンの終端と判別することを特徴とす
る。それにより、色検出部が前記複数色の内の特定色、
前記インク領域の境界の検出用マーク及び終端用マーク
を検出することにより、記録装置は、特定色、インクリ
ボンのインク領域の境界及び終端を判別することができ
る。
【0009】また、請求項4に記載された記録装置によ
れば、請求項1に係る発明において、前記インクリボン
の終端を判別する終端判別部と、前記インクリボンの搬
送量を検出する搬送量検出部とを設け、その終端判別部
は、前記色検出部が前記検出用マークの検出した後に次
の検出用マークを検出した際に、前記搬送量検出部が、
前記インクリボンの搬送量が所定未満であることを検出
した場合には、インクリボンの終端と判別することを特
徴とする。
【0010】それにより、色検出部によって、インク領
域の境界の検出用マークが検出された後に、次の検出用
マークが検出される際に、搬送量検出部がその間のイン
クリボンの搬送量を検出する。そして、その間のインク
リボンの搬送量が所定未満である場合には、終端判別部
が次の検出用マークが終端用マークであると判別するた
め、記録装置はインクリボンの終端を確実に判別するこ
とができる。
【0011】更に、請求項5に記載された記録装置によ
れば、請求項1〜4に係る発明において、前記色検出部
は、発光部と受光部とからなり、前記インク領域を色検
出する際に、受光部の感度を事前に調整することを特徴
とする。それにより、発光部及び受光部の経年変化、及
び、各色のインク領域の透過光量のばらつき等を、事前
に調整して色検出の誤動作等を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録装置は、例え
ば、ひらがなや漢字や記号などの多数のキャラクタまた
はマーク等を、テープ等の被記録媒体に印字するテープ
印字装置や、インクリボンを介して記録用紙に印字する
プリンター等で実施される。図1は、記録装置に備えら
れているキャリッジに装填されるリボンカセット等を示
す正面図であり、図2は、その記録装置の電気的構成を
示すブロック図であり、図3は、リボンカセット内に収
納されるインクリボンを引き出した状態を概略的に示す
正面図である。
【0013】前記キャリッジCAは、図1に示されるよ
うに、カラーのリボンカセットRCを装着することがで
き、図示しないキャリッジ搬送機構によって、そのリボ
ンカセットRCの長手方向(矢印Y1方向)を搬送され
るように構成されている。また、キャリッジCAの下方
側には、記録ヘッドHDが取り付けられ、この記録ヘッ
ドHDの記録面HD1側には、1ドット単位で発熱可能
な発熱素子が、矢印Y1方向と交差する方向(矢印Z1
方向)に一ライン状に配設されている。その記録ヘッド
HDの記録面HD1側の下方を、例えば、記録用紙等の
被記録媒体P1が前記矢印Z1方向に搬送されるよう
に、被記録媒体P1の搬送機構(図示せず)が設けられ
ている。尚、前記リボンカセットRCは、キャリッジC
A上に着脱可能に装着できる構成になっているので、リ
ボンカセットRCを、キャリッジCA上に装着した状態
で、リボンカセットRCの開口部RC3に記録ヘッドH
Dがはまり込むようになっている。
【0014】前記記録ヘッドHDは、被記録媒体P1か
ら離間したり(実線)または当接したり(2点鎖線)す
るように構成されている。そして、被記録媒体P1に記
録動作を行う際には当接するのに対し、記録動作を行な
わない場合には被記録媒体P1から離間する。その記録
ヘッドHDが被記録媒体P1に当接した状態で、キャリ
ッジCAは、主走査方向(矢印Y1方向)に記録ヘッド
HDを1ライン分搬送しながら、前記発熱素子が1ドッ
ト単位で発熱するので、インクリボンIRのインクが1
ドット単位で溶けて、被記録媒体P1に付着し記録動作
が行われる。そして、被記録媒体P1の主走査方向(矢
印Y1方向)の記録開始位置から記録終了位置までの1
ライン分、記録ヘッドHDを搬送すると、インクリボン
IRは記録ヘッドHDに向かって順次搬送されるので、
1ライン分の記録が終了した時点で、インクリボンIR
は、同じ1ライン分使用される。
【0015】矢印Y1方向の1ライン分の記録終了後
に、インクリボンIRのリボン送りをすることなく、キ
ャリッジCAは、記録ヘッドHDを被記録媒体P1から
離間させた状態で、主走査方向の記録終了位置から記録
開始位置まで搬送する。その搬送の際に、被記録媒体P
1を前記搬送方向(矢印Z1方向)に所定量(発熱素子
の配列分)だけ搬送する。被記録媒体P1が停止した状
態で、キャリッジCAが再び主走査方向の記録開始位置
から記録終了位置まで記録ヘッドHDを搬送することに
より、記録ヘッドHDが被記録媒体P1に同様に記録動
作を行う。以下その態様を繰り返すことにより、被記録
媒体P1には、文字、記号等の画像が形成される。もっ
とも、複数色のインクリボンIRを利用して、同一ライ
ンに重ねて記録動作を行う場合は、矢印Y1方向の1ラ
イン分の記録終了後に、インクリボンIRのリボン送り
をすることなく、また、キャリッジCAが主走査方向の
記録終了位置から記録開始位置に記録ヘッドHDを搬送
する間に、被記録媒体P1を前記搬送方向(矢印Z1方
向)に搬送しない。そして、再び主走査方向の記録開始
位置から記録終了位置まで、キャリッジCAが記録ヘッ
ドHDを搬送することにより、記録ヘッドHDが被記録
媒体P1の同一ラインに重ねて記録動作を行う。
【0016】前記リボンカセットRCは、図3に示され
るように、シアン色、マゼンタ色、イエロ色のインクの
領域(以下、シアン色(C)、マゼンタ色(M)または
イエロ色(Y)と略称する)等の複数色のインク領域を
順番に備えるインクリボンIRを、ほぼ矩形状のカセッ
ト内に収納する。具体的には、インクリボンIRの長手
方向の両先端部が、未使用リボン巻取り用のリールRC
1及び使用済みリボン巻取り用のリールRC2にそれぞ
れ巻回して収納されている。そして、前記リールRC2
が駆動モータ7(図2参照)の駆動力を受けて時計回り
に回転することによって、前記リールRC1から引き出
されたインクリボンIRは、センサSEを通過した後、
ガイド部材RB1、リボンカセットRCの開口部RC3
を通過し、更に、ガイド部材RB2を経由して、前記リ
ールRC2に巻回される。
【0017】前記センサSEは、唯一の検出機構を構成
し、発光部としての発光素子SE1と、受光部としての
受光素子SE2とからなる。この場合、キャリッジCA
上には、色検出部としてのセンサSEが図1紙面手前側
に突き出るように配設されており、リボンカセットRC
をキャリッジCA上に装着すると、リボンカセットRC
の一対の貫通孔RC5内に、発光素子SE1及び受光素
子SE2がそれぞれはまり込むようなっている。そし
て、発光素子SE1が発した光は、発光素子SE1及び
受光素子SE2間に介在するインクリボンIRを透過し
て、受光素子SE2を照射する。
【0018】具体的には、発光素子SE1は、例えば、
赤色光を発する赤色LEDを使用し、受光素子SE2
は、インクリボンIRの透過光量に対応した電圧値の出
力信号を制御装置CP(図2参照)に出力することによ
り、制御装置CPは、リボンカセットRC内のインクリ
ボンIRのシアン色(C)と、それ以外のマゼンタ色
(M)またはイエロ色(Y)とを区別できるように構成
されている。すなわち、マゼンタ色(M)またはイエロ
色(Y)がセンサSEの検出位置(発光素子SE1及び
受光素子SE2間)に搬送されると、発光素子SE1の
照射光は、マゼンタ色(M)またはイエロ色(Y)のイ
ンクによっては、それほど遮光されないので、受光素子
SE2の出力信号は大きい。それに対し、シアン色
(C)がセンサSEの前記検出位置に搬送されると、発
光素子SE1の照射光は、シアン色(C)のインクによ
って十分に遮光されるため、受光素子SE2の出力信号
は小さく、シアン色(C)のインクとそれ以外の色のイ
ンクとを判別できる。
【0019】また、リボンカセットRCの右側上部に
は、図1に示されるように、複数の標識部RC6が設け
られており、これら標識部RC6が、凹部となっている
か、あるいは、凹部になっていないかによって、例え
ば、リボンカセットRCの種類等を示している。そし
て、標識部RC6に対向配置される検出センサSQが、
標識部RC6の凹部の有無を検出することによって、前
記制御装置CPは、カセットRC内のインクリボンIR
の種類等を識別することができる。
【0020】記録装置1の制御装置CPは、図2に示さ
れるように、中央制御装置(以下CPUという)を中核
として、入力装置としてのキーボード3と、文字等の表
示時や印字時に使用されるキャラクタジェネレータ用メ
モリ(CG−ROM)4と、表示装置としてのディスプ
レイ(LCD)5と、インクリボンIRの搬送等に使用
する駆動モータ7を駆動するモータ駆動回路6と、前記
記録ヘッドHDと、前記センサSE等を含むセンサ類8
と、記録装置1の駆動用の電源9等とに接続されてい
る。また、その制御装置CPには、前記CPU、読み出
し専用メモリ(以下ROMという)及び読み書き自在メ
モリ(以下RAMという)が内蔵されている。キーボー
ド3上には、ひらがななどを入力するための文字等を示
す複数のキー3a等の他に、例えば、実行キーや取消し
キーなどの編集キー3bなどが配設されている。そし
て、キーボード3は、各種キーを介して入力されたデー
タ等の信号を、制御装置CPとの間で送受信することが
できる。
【0021】また、モータ駆動回路6は、前記駆動モー
タ7を駆動するための回路であって、制御装置CPによ
って制御される。そして、制御装置CPがモータ駆動回
路6を介して駆動モータ7を所定量だけ駆動すると、リ
ールRC2が所定量回転して、インクリボンIRを所定
量だけ搬送するので、制御装置CPがモータ駆動回路6
を介して駆動モータ7の駆動量を検出制御することによ
り、インクリボンIRの搬送量を検出制御できる。従っ
て、制御装置CPはインクリボンIRの搬送量を検出す
る搬送量検出部を構成する。もっとも、インクリボンI
Rの搬送量を検出するセンサ(図示せず)を別途設け
て、搬送量検出部を構成してもよい。また、前記センサ
SE等を含むセンサ類8は、インクリボンIRの色検出
等の他に、カセットRCの装着の有無、被記録媒体P1
の種類等を検出し、その検出信号を制御装置CPに送出
する。また、記録ヘッドHDは、前述したごとく、一列
状に形成された多数の発熱素子を有しており、制御装置
CPが各発熱素子を選択的に発熱することができる。
【0022】前記CG−ROM4は、文字等の表示時や
印字時にそのイメージデータを発生するためのキャラク
タジェネレータであって、文字等を示すデータをイメー
ジデータに変換して、制御装置CPに送出する。前記デ
ィスプレイ5は、キーボード3から入力されたキャラク
タやマーク等を、イメージデータとして、複数行に渡っ
てその画面上に表示する。また、ROMには、駆動モー
タ7の駆動制御用プログラム、キーボード3の各キーを
介して入力された文字等をディスプレイ5に表示させる
ための表示プログラム、その他記録装置1の操作上必要
な各種のプログラム等その他の制御プログラムが記憶さ
れている。一方、RAMには、表示バッファ、印字バッ
ファ等の各種のデータ記憶領域が設けられており、この
記憶領域には、例えば、前記イメージデータ等が一時的
に記憶される。
【0023】インクリボンIRは、図3に示されるよう
に、各色毎にほぼ同一長さL1のインク領域、すなわ
ち、シアン色(C)、マゼンタ色(M)またはイエロ色
(Y)等を有するとともに各色のシアン色(C)、マゼ
ンタ色(M)、イエロ色(Y)の境界に検出用マークM
1を備えている。また、図3に示されるインクリボンI
Rの終端部(リボンエンド)は、検出用マークM1とは
異なる終端用マーク(エンドマーク)M2を備えている
が、この場合、前記シアン色(C)領域の長さL1より
短い長さL2のシアン色(C)があった後に、終端用マ
ークM2が存在する。これは、長さL2がセンサSEの
検出位置から記録ヘッドHDの記録面HD1までの距離
以下に設定され、センサSEがシアン色(C)を検出し
て、長さL2だけ搬送して、シアン色(C)の先端部、
すなわち、イエロ色(Y)の終端部が記録面HD1に到
達する前に、センサSEが終端用マークM2を検出でき
るようにするためである。
【0024】前記検出用マークM1は、この実施の形態
の場合、透明部分Ma、黒色部分Mb、透明部分Maを
順番に配置してなる。その透明部分MaがセンサSEの
前記検出位置に搬送されると、発光素子SE1の照射光
は透過するのに対し、黒色部分MbがセンサSEの検出
位置に搬送されると、発光素子SE1の照射光は遮光さ
れるため、前記制御装置CPは、受光素子SE2が透明
部分Ma、黒色部分Mb、透明部分Maに対応した電圧
値の出力信号を受信することによって、境界であること
を判別できる。もっとも、検出用マークM1は、必ずし
も透明部分Ma、黒色部分Mb、透明部分Maを順番に
配置してなる必要がなく、インクリボンIRの色領域と
判別できればいかなるものあってもよい。但し、検出用
マークM1については、インク領域以外が占める部分を
できるだけ小さくしてインクリボンIRを有効に利用す
る観点から、できるだけ小さいのが望ましい。
【0025】また、図3に示される前記終端用マークM
2は、透明部分Ma、黒色部分Mb、透明部分Ma、黒
色部分Mb、・・を交互に多数配置してなる。その透明
部分MaがセンサSEの検出位置に搬送されると、発光
素子SE1の照射光は透過するのに対し、黒色部分Mb
がセンサSEの検出位置に搬送されると、発光素子SE
1の照射光は遮光されるため、前記制御装置CPは、受
光素子SE2が透明部分Ma、黒色部分Mb、透明部分
Ma、・・に対応した電圧値の出力信号を受信すること
によって、インクリボンIRの終端部(リボンエンド)
であることを判別できる。つまり、受光素子SE2が透
明部分Maから黒色部分Mbへの変化を2回以上検出す
ることで、制御装置CPはインクリボンIRが終端部に
なったことが判別できる。
【0026】もっとも、終端用マークM2は、必ずしも
透明部分Ma、黒色部分Mb、透明部分Maを順番に配
置してなる必要がなく、検出用マークM1及びインクリ
ボンIRの色領域と判別できれば、いかなるものあって
もよい。また、黒色部分Mbは、例えば、シアン色であ
ってもよい。他の実施の形態としては、終端用マークM
2は、図7に示されるように、黒色部分Mbの長さQ2
を、境界マークM1の黒色部分Maの長さQ1よりも長
く設定して、終端用マークM2を境界マークM1と異な
らせても良い。この場合、制御装置CPは、既述したご
とく、インクリボンIRの搬送量を検出する搬送量検出
部として機能することから、前記黒色部分Mbを検出し
た際のインクリボンIRの搬送量を検出すれば、境界マ
ークM1と終端用マークM2とを判別できる。もっと
も、図7とは反対に、終端用マークM2の黒色部分Mb
の長さQ2を、境界マークM1の黒色部分Maの長さQ
1よりも短くして、終端用マークM2を境界マークM1
と異ならせても良い。
【0027】また、他の実施の形態としては、終端用マ
ークM2を、境界マークM1と同一のマークにすること
が可能である。すなわち、制御装置CPがインクリボン
IRの搬送量を検出する搬送量検出部として機能するこ
とから、境界マークM1を検出した後に次の境界マーク
M1を検出した際に、前記制御装置CPは、前記インク
リボンIRの搬送量が所定未満(L1未満)であること
を検出した場合には、終端用マークM2が境界マークM
1と同一であっても、インクリボンIRの終端部と判別
することができる。つまり、前記シアン色(C)領域の
長さL1より短い長さL2のシアン色(C)があった後
に、境界マークM1があった場合には、制御装置CP
は、終端判別部と機能して、インクリボンIRの終端部
と判別することができる。
【0028】次に、センサSEの検出量の調整(レベル
制御)について説明する。センサSEは、既述したよう
に、発光素子SE1と受光素子SE2との間に介在する
インクリボンIRの透過光量を検出して、インクリボン
IRの色を判別することができる。前記赤色LEDから
なる発光素子SE1は、一定の発光量で赤色光を発する
ことから、受光素子SE2は、インクリボンIRを透過
した発光素子SE1の照射光を受けて、インクリボンI
Rの透過光量に対応した電圧値を出力する。その場合、
受光素子SE2は、検出量としての電圧値(すなわち、
出力電流と抵抗値との積)の調整を図るため、その抵抗
値の大きさを、例えば、15段階に切り換えれるように
構成されている。
【0029】そして、図3に示されるインクリボンIR
のマゼンタ色(M)またはイエロ色(Y)を、発光素子
SE1と受光素子SE2との間に介在させた状態で、抵
抗値の大きさを順番に大きくなるように抵抗1から抵抗
15まで切り換えた場合に、受光素子SE2が出力する
電圧値は、例えば、図4の信号値aに示される。尚、マ
ゼンタ色(M)またはイエロ色(Y)の赤色光に対する
透過率は、ほぼ同じであるため、出力される電圧値もほ
ぼ同じになる。一方、インクリボンIRのシアン色
(C)を、発光素子SE1と受光素子SE2との間に介
在させた状態で、抵抗値の大きさを順番に大きくなるよ
うに抵抗1から抵抗15まで切り換えた場合に、受光素
子SE2が出力する電圧値は、例えば、図4の信号値b
に示される。そして、これら信号値aと信号値bとを、
制御装置CPが前記RAMに記憶させることができる。
【0030】この信号値aと信号値bとの差の大小を、
制御装置CPが検出して、その差T0の最も大きいとこ
ろの抵抗値を、制御装置CPは、最も適切な抵抗値とし
て設定する(この場合、抵抗11である。)とともに、
その差T0の半分を信号値bに加えた電圧値(すなわ
ち、信号値aから差T0の半分を引いたもの)をしきい
値T1として設定する。そして、インクリボンIRを発
光素子SE1と受光素子SE2との間に介在させ、受光
素子SE2が出力する電圧値と前記しきい値T1とを比
較した結果、その電圧値が前記しきい値T1より大きい
場合、マゼンタ色(M)またはイエロ色(Y)が、発光
素子SE1と受光素子SE2との間に介在していること
がわかる。また、その電圧値が前記しきい値T1より小
さい場合、インクリボンIRのシアン色(C)が、発光
素子SE1と受光素子SE2との間に介在していること
がわかる。
【0031】このように赤色LEDを発光素子SE1と
して使用する結果、インクリボンIRのシアン色(C)
と、インクリボンIRのマゼンタ色(M)またはイエロ
色(Y)との違いを判別することができる。また、抵抗
値の大きさを順次切り換えて、最適の抵抗値及びしきい
値T1を設定(レベル制御)することにより、発光素子
SE1と受光素子SE2との経年変化及びインクリボン
IRの透過光量の相違に対して適切に対応することがで
きる。尚、センサSEの検出量の調整方法として、必ず
しも抵抗値の大きさを切り換える方法を採用する必要が
ある訳ではなく、例えば、発光素子SE1の発光量また
はしきい値の大きさ等を適宜変更する方法を採用しても
良い。そして、インク領域を色検出する際に、例えば、
受光素子SE2の感度を事前に調整して、センサSEの
経年変化等を調整することにより、色検出の誤動作等を
防止することができる。
【0032】次に、制御装置CPの動作を、図5及び6
に示されるフローチャートに従って説明する。尚、その
フローチャートのステップを、Sと略記する。制御装置
CPは、図5に示されるように、電源9がオフからオン
状態になったか否かを判断する(S1)。S1におい
て、S1でNOと判断した場合、制御装置CPは、カセ
ット交換したか否かを判別する(S2)。この場合、
「カセット交換」とは、具体的には、リボンカセットR
CがキャリッジCAから外された後に、キャリッジCA
上に再び取り付けたことを意味しており、別のリボンカ
セットRCに交換した場合の他に、同一のリボンカセッ
トRCが着脱した場合も含む。S1でYES、または、
S1でNO且つS2でYESの場合、すなわち、電源9
がオンされた直後、あるいは、電源9がオンされた状態
におけるカセット交換直後に、制御装置CPは、インク
リボンIRを所定量搬送し(S3)、センサSEの出力
に基づいて、検出位置に搬送されたのが終端用マークM
2であるか否かを判断する(S4)。S4で終端用マー
クM2であると判断した場合(S4でYES)、リボン
エンドのメッセージをLCD5で表示するとともに、記
録動作を終了させる(S5)。S4で終端用マークM2
でないと判断した場合、制御装置CPは、センサSEの
前記レベル制御を行う(S6)。
【0033】S2でNOの場合、先に行なったセンサS
Eのレベル制御調整で十分役に立ち、そのレベル制御を
再び行う必要がないので、制御装置CPはインクリボン
IRを所定量搬送し(S7)、検出位置に搬送されたの
がシアン色(C)であるか否かを判断する(S8)。S
8でシアン色(C)でないと判断した場合(S8でN
O)、シアン色(C)を検出するまで、制御装置CP
は、インクリボンIRを搬送する(S7、S8)。S8
でシアン色(C)である場合(S8でYES)、制御装
置CPは、シアン色(C)を記録ヘッドHDの記録面H
D1に位置するように、インクリボンIRを所定量だけ
搬送する(S9)。そして、制御装置CPは、検出位置
に搬送されたのが終端用マークM2であるか否かを判断
する(S10)。S10で終端用マークM2であると判
断した場合(S10でYES)、制御装置CPは、リボ
ンエンドのメッセージをLCD5に表示するとともに、
記録動作を終了させる(S11)。
【0034】S10で終端用マークM2でないと判断し
た場合(S10でNO)、制御装置CPは、シアン色用
の記録データがあるか否かを判断する(S12)。シア
ン色用の記録データがあると判断した場合(S12でY
ES)、制御装置CPは、インクリボンIRを搬送しな
がら、シアン色用の記録を行い(S13)、境界マーク
M1を検出するまで(S14)、インクリボンIRの搬
送動作と、シアン色用の記録動作とを繰り返す(S1
3、S14)。この場合、既述の態様と同様に、キャリ
ッジCAは、記録ヘッドHDを主走査方向の記録開始位
置から記録終了位置まで搬送しながら、シアン色用のイ
ンクリボンIRを搬送することにより、記録ヘッドHD
が被記録媒体P1にシアン色の記録動作を行う。シアン
色用の記録データがないと判断した場合(S12でN
O)、制御装置CPは、シアン色用の記録を行なわずに
インクリボンIRを搬送し(S15)、境界マークM1
を検出するまで(S16)、インクリボンIRの搬送動
作を繰り返す(S15、S16)。
【0035】S14及びS16で境界マークM1が検出
された場合(S14、S16でYES)、記録ヘッドH
Dと被記録媒体P1とが離間した状態で、キャリッジC
Aが主走査方向の記録終了位置から記録開始位置に記録
ヘッドHDを搬送する。次に、制御装置CPは、マゼン
タ色用の記録データがあるか否かを判断する(S1
7)。マゼンタ色用の記録データがあると判断した場合
(S17でYES)、制御装置CPは、インクリボンI
Rを搬送しながら、既述した態様でマゼンタ色用の記録
を行う(S18)。すなわち、キャリッジCAは、記録
ヘッドHDを主走査方向の記録開始位置から記録終了位
置まで搬送しながら、マゼンタ色用のインクリボンIR
を搬送することにより、記録ヘッドHDが被記録媒体P
1に記録動作を行う。制御装置CPは、境界マークM1
を検出するまで(S19)、インクリボンIRの搬送動
作と、マゼンタ色用の記録動作とを繰り返す(S18、
S19)。マゼンタ色用の記録データがないと判断した
場合(S17でNO)、制御装置CPは、マゼンタ色用
の記録を行なわずにインクリボンIRを搬送し(S2
0)、境界マークM1を検出するまで(S21)、イン
クリボンIRの搬送動作を繰り返す(S20、S2
1)。
【0036】S19及びS21で境界マークM1が検出
された場合(S19、S21でYES)、記録ヘッドH
Dと被記録媒体P1とが離間した状態で、キャリッジC
Aが主走査方向の記録終了位置から記録開始位置に記録
ヘッドHDを搬送する。次に、制御装置CPは、イエロ
色用の記録データがあるか否かを判断する(S22)。
イエロ色用の記録データがあると判断した場合(S22
でYES)、制御装置CPは、インクリボンIRを搬送
しながら、イエロ色用の記録を行い(S23)、境界マ
ークM1を検出するまで(S24)、インクリボンIR
の搬送動作とイエロ色用の記録動作とを繰り返す(S2
3、S24)。イエロ色用の記録データがないと判断し
た場合(S22でNO)、制御装置CPは、イエロ色用
の記録を行なわずにインクリボンIRを搬送し(S2
5)、境界マークM1を検出するまで(S26)、イン
クリボンIRの搬送動作を繰り返す(S25、S2
6)。
【0037】制御装置CPは、印刷終了か否かを判断し
(S27)、S27でYESであると判断した場合、そ
の動作を終了させる。S27でNOであると判断した場
合、S9からS27までの動作を繰り返す。それによ
り、この実施の形態の記録装置1は、1ライン分の記録
範囲に対応するシアン色(C)、マゼンタ色(M)、イ
エロ色(Y)を基材長手方向に順番に備えるインクリボ
ンIRを、被記録媒体P1の主走査方向に搬送させなが
ら、記録ヘッドHDが、インクリボンIRを介して、被
記録媒体P1にシアン色、マゼンタ色、イエロ色で1ラ
イン分記録したり、これらインクを混ぜ合わせた、例え
ば、赤、青、黒等色で1ライン分記録したりすることが
できる。
【0038】この場合、インク領域の内の特定色(シア
ン色)のインク領域と、それ以外の色のインク領域との
配列順番等は事前に分かっているため、センサSEがシ
アン色(C)を検出するとともに境界の検出用マークM
1を検出することにより、制御装置CPは一定長さL1
分ずつ有する各シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イ
エロ色(Y)を正しく搬送制御でき、記録ヘッドHDは
間違った色を記録しない。そして、センサSEは、シア
ン色(C)及び検出用マークM1、及び終端用マークM
2のみを検出し、他の色であるマゼンタ色(M)、イエ
ロ色(Y)を検出しなくても、記録装置1は確実なイン
クリボンの搬送制御を行えるので、シアン色(C)、マ
ゼンタ色(M)、イエロ色(Y)全てを検出する検出機
構が不要になる。
【0039】なお、本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能である。例えば、色検出部としてセンサ
SEは、シアン色以外のマゼンタ色、イエロ色のいずれ
かを検出するようにしてもよいし、これら以外のその他
の色を検出するようにしてもよい。また、本発明の記録
装置は、例えば、テープ印字装置である必要はなく、例
えば、一般的なラインサーマルプリンター等の記録装置
であってよい。また、色検出部は、唯一の検出機構であ
る必要はなく、終端用マークM2、検出用マークM1及
び前記特定色を検出する検出機構をそれぞれ設けてもよ
い。更に、インクリボンIRは、インク領域として、シ
アン色(C)、マゼンタ色(M)またはイエロ色(Y)
以外のもの、例えば、黒のインク等を備えていても良
い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る発
明の記録装置によれば、各色毎にほぼ同一長さのインク
領域を備えるとともに各色のインク領域の境界に検出用
マークを備えたインクリボンが、記録ヘッドに向かって
リボン送りされ、インク領域の色を検出する色検出部
が、前記検出用マークを検出するとともに前記複数色の
内の特定色を検出するので、色検出部は複数色のインク
領域の内の特定色を検出した後に、インク領域の境界の
検出用マークを検出すると、各色のインク領域を正しく
搬送したことになる。従って、従来技術のような各イン
ク領域用の色検出装置を設けないので、記録装置の小型
化等を図ることができる。また、各インク領域の色に対
応したバーコードを色毎に異ならせて設ける必要がない
ので、インク領域以外が占める部分が小さくなって、イ
ンクリボンを有効に利用することができる。
【0041】また、請求項2に係る発明の記録装置によ
れば、前記色検出部は、唯一の検出機構からなるので、
この検出機構は、前記検出用マーク及び前記複数色の内
の特定色を検出することができ、検出用マーク及び前記
特定色を検出する検出機構をそれぞれ設ける場合に比べ
て、記録装置の製造コストの低減化を図ることができ
る。
【0042】また、請求項3に係る発明の記録装置によ
れば、前記インクリボンの終端部には、検出用マークと
は異なる終端用マークを設け、前記色検出部が前記終端
用マークを検出した場合、前記インクリボンの終端と判
別するので、色検出部が前記複数色の内の特定色、前記
インク領域の境界の検出用マーク及び終端用マークを検
出することにより、記録装置は、特定色、インクリボン
のインク領域の境界及び終端を判別することができる。
従って、前記検出用マーク、前記特定色及び終端用マー
クを検出する検出機構をそれぞれ設ける場合に比べて、
記録装置の製造コストの低減化を図ることができる。ま
た、使用済みのインクリボンを誤って使用することがな
くなる。
【0043】また、請求項4に係る発明の記録装置によ
れば、前記インクリボンの終端を判別する終端判別部
と、前記インクリボンの搬送量を検出する搬送量検出部
とを設け、その終端判別部は、前記色検出部が前記検出
用マークの検出した後に次の検出用マークを検出した際
に、前記搬送量検出部が、前記インクリボンの搬送量が
所定未満であることを検出した場合には、インクリボン
の終端と判別するので、記録装置はインクリボンの終端
を確実に判別することができる。従って、使用済みのイ
ンクリボンを誤って使用することがなくなり、また、イ
ンクリボンの終端用マークを設ける必要がなくなる。
【0044】更に、請求項5に係る発明の記録装置によ
れば、前記色検出部は、発光部と受光部とからなり、前
記インク領域を色検出する際に、受光部の感度を事前に
調整するので、発光部及び受光部の経年変化、及び、各
色のインク領域の透過光量のばらつき等を、事前に調整
して色検出の誤動作等を防止することができ、誤動作に
よる記録間違い等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態に使用さ
れるキャリッジに装着されたリボンカセット等を示す正
面図である。
【図2】この実施の形態の電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】この実施の形態のリボンカセット内に収納され
るインクリボンを引き出した状態を概略的に示す正面図
である。
【図4】この実施の形態の受光素子から出力した信号値
を示す図である。
【図5】この実施の形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】この実施の形態の動作を示すフローチャートで
あって、図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】他の実施の形態のインクリボンの終端部を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 記録装置 HD 記録ヘッド CA キャリッジ IR インクリボン SE センサ(色検出部、検出機構) SE1 発光素子(発光部) SE2 受光素子(受光部) L1、L2 インク領域の長さ M1 検出用マーク M2 終端用マーク CP 制御装置(終端判別部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 淳 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドが、複数色のインク領域を順
    番に備えるインクリボンを介して、被記録媒体上に記録
    する際に、そのインク領域の色を色検出部により検出す
    る記録装置において、 各色毎にほぼ同一長さのインク領域を有するとともに各
    色のインク領域の境界に検出用マークを備えたインクリ
    ボンが、前記記録ヘッドに向かってリボン送りされ、 前記色検出部が前記検出用マークを検出するとともに前
    記複数色の内の特定色を検出することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する記録装置において、 前記色検出部は、唯一の検出機構からなることを特徴と
    する記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する記録装置において、 前記インクリボンの終端部には、前記検出用マークとは
    異なる終端用マークを設け、前記色検出部が前記終端用
    マークを検出した場合、前記インクリボンの終端と判別
    することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する記録装置において、 前記インクリボンの終端を判別する終端判別部と、前記
    インクリボンの搬送量を検出する搬送量検出部とを設
    け、その終端判別部は、前記色検出部が前記検出用マー
    クの検出した後に次の検出用マークを検出した際に、前
    記搬送量検出部が、前記インクリボンの搬送量が所定未
    満であることを検出した場合には、インクリボンの終端
    と判別することを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載する記録
    装置において、 前記色検出部は、発光部と受光部とからなり、前記イン
    ク領域を色検出する際に、受光部の感度を事前に調整す
    ることを特徴とする記録装置。
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JP2014195916A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 ニスカ株式会社 印刷装置

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