JPH1158786A - 画像形成方法およびその装置 - Google Patents

画像形成方法およびその装置

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JPH1158786A
JPH1158786A JP10152664A JP15266498A JPH1158786A JP H1158786 A JPH1158786 A JP H1158786A JP 10152664 A JP10152664 A JP 10152664A JP 15266498 A JP15266498 A JP 15266498A JP H1158786 A JPH1158786 A JP H1158786A
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ink
head
image forming
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体を吐出するプリントヘッドを画像形成位
置からその上方の回復処理位置に上昇させた場合、ゴミ
などの異物が吐出口からインク路内に吸い込まれてしま
う。 【解決手段】 液体を吐出するための吐出口44が形成
されたプリントヘッド21に連結される液体供給路39
と、この液体供給路39を介してプリントヘッド21に
液体を供給するための液体供給手段41と、プリントヘ
ッド21からの液体の吐出状態を適正にするための回復
処理手段と、この回復処理手段によるプリントヘッド2
1の回復処理を行うための回復処理位置とプリントヘッ
ド21によってプリント媒体に画像を形成するための画
像形成位置とにプリントヘッド21を移動するヘッド移
動手段と、このヘッド移動手段による回復処理位置への
プリントヘッド21の移動中に液体供給路39を閉鎖す
る液体供給路開閉手段41とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体吐出ヘッドか
ら液体を吐出してプリント媒体に画像を形成するための
画像形成方法およびその装置に関し、特に液体の吐出口
がプリント媒体の画像形成領域の全幅に亙って配列した
フルラインタイプのインクジェットヘッドを搭載するイ
ンクジェットプリンタに応用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】紙や布帛あるいは樹脂や金属などにイン
ク滴を吐出して所望の画像を形成するためのインクジェ
ットプリンタは、インクジェットヘッドがこのようなプ
リント媒体に対して非接触であるため、静粛性に優れ、
プリント速度が速く、高密度プリントが可能であってカ
ラー化が容易であり、装置全体を小型化できるなどの利
点を挙げることができる。
【0003】このようなインクジェットプリンタの一つ
として、プリント媒体の画像形成領域の全幅に亙って吐
出口を配列した長尺のいわゆるフルラインタイプのイン
クジェットヘッドをプリント媒体の搬送方向に沿って複
数配列した図10に示す如きものが知られている。
【0004】すなわち、イエローインク, マゼンタイン
ク, シアンインク, ブラックインクをそれぞれ蓄えた4
つのインクカートリッジ33Y, 33M, 33C, 33
B(以下、これらをまとめてインクカートリッジ33と
記述する)と、これらインクカートリッジ33にそれぞ
れインク供給管32を介して接続する4つのインクジェ
ットヘッド21Y, 21M, 21C, 21B(以下、こ
れらをまとめてインクジェットヘッド21と記述する)
とを具える。
【0005】制御装置60に接続するヘッドドライバ6
1によって図示しない各電気熱変換体に対する通電のオ
ン/オフがそれぞれ切り換えられるインクジェットヘッ
ド21は、無端の搬送用ベルト62を挟んでプラテン6
3と対向するように、搬送用ベルト62の搬送方向に沿
って所定間隔で配列している。そして、制御装置60に
よって作動が制御される回復処理のためのヘッド移動手
段64により、プラテン63との対向方向に昇降し得る
ようになっている。各インクジェットヘッド21の側方
には、プリント用紙65に対するプリント作業に先立
ち、インクジェットヘッド21内に形成された図示しな
いインク路内に介在する古いインクを吐出口から予備吐
出してインクジェットヘッド21の回復処理を行うため
のキャッピング部材22がインクジェットヘッド21の
配列間隔に対して半ピッチずらした状態で配置され、制
御装置60によって作動が制御される移動手段66によ
り、それぞれ回復処理位置にあるインクジェットヘッド
21の直下に移動し、吐出口から吐出される廃インクを
受けるようになっている。
【0006】プリント用紙65を搬送する搬送用ベルト
62は、ベルト駆動モータ67に連結された駆動ローラ
68に巻き掛けられ、制御装置60に接続するモータド
ライバ69によってその作動が切り換えられる。また、
搬送用ベルト62の上流側には、この搬送用ベルト62
を帯電することにより、プリント用紙65を搬送用ベル
ト62に密着させるための帯電器70が設けられてお
り、この帯電器70は、制御装置60に接続する帯電器
ドライバ71によって、その通電のオン/オフが切り換
えられる。搬送用ベルト62の上にプリント用紙65を
供給するための一対の給紙ローラ72には、これら一対
の給紙ローラ72を駆動回転させるための給紙用モータ
73が連結され、この給紙用モータ73は、制御装置6
0に接続するモータドライバ74によって作動が切り換
えられる。
【0007】従って、プリント用紙65に対するプリン
ト作業に先立ち、インクジェットヘッド21がプラテン
63から離れるように回復処理位置まで上昇し、次いで
キャッピング部材22がこれらインクジェットヘッド2
1の直下に移動してインクジェットヘッド21の回復処
理を行った後、キャッピング部材22を元の待機位置へ
移動させ、さらにインクジェットヘッド21を画像形成
位置までプラテン63側に移動する。そして、帯電器7
0を作動させると同時に搬送用ベルト62を駆動し、さ
らに給紙ローラ72によってプリント用紙65を搬送用
ベルト62上に載置し、各インクジェットヘッド21に
よって所定の色画像がプリント用紙65に形成されるよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示したフルラ
インタイプのインクジェットプリンタにおいては、イン
クカートリッジ33よりもインクジェットヘッド21を
上方に配置し、インクカートリッジ33内に貯溜された
インクの液圧によってインクジェットヘッド21の吐出
口からインクが滲み出てくるような不具合を未然に防止
している。
【0009】このような構造のため、インクジェットヘ
ッド21を画像形成位置から回復処理位置に上昇させた
場合、この時のインクジェットヘッド21の下端部の断
面構造を表す図11に示すように、吐出口40のインク
面(インクメニスカス)Mが画像形成位置では二点鎖線
で示す位置、つまり吐出口40が開口する吐出口面44
に形成されるのに対し、この画像形成位置よりも上方の
回復処理位置では、インクカートリッジ33との水頭差
がより大きくなってしまうため、実線で示す位置、つま
りインク路58内に後退してしまう。
【0010】この結果、吐出口40の近傍に付着してい
るゴミなどの異物Wがインク路58内に吸い込まれてし
まい、回復処理を行ってもこれがインク路58内に残留
し続ける場合があり、このような場合にはインクの吐出
不良を招来して良好な品質の画像を形成できなくなる虞
があった。
【0011】このような不具合は、インクのみならず、
プリント媒体に対するインクのプリント性を調整するた
めの処理液を吐出する場合にも同様に発生する。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、液体を吐出する液体吐
出ヘッドを画像形成位置からその上方の回復処理位置に
上昇させた場合でも、ゴミなどの異物が吐出口からイン
ク路内に吸い込まれるような不具合を未然に防止し得る
画像形成方法を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、このような画像成形
方法を実現し得る画像成形装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
画像形成位置にて液体を吐出してプリント媒体に画像を
形成するための液体吐出ヘッドを用い、画像形成位置に
て前記プリント媒体に画像を形成する方法であって、前
記画像形成位置の上方に設定された回復処理位置にて前
記液体吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にするた
めの回復処理を行うステップと、前記画像形成位置から
前記回復処理位置への前記液体吐出ヘッドの移動中に前
記液体吐出ヘッドに液体を供給するための液体供給通路
を塞ぐステップとを具えたことを特徴とする画像形成方
法にある。
【0015】また、本発明の第2の形態は、液体を吐出
するための吐出口が形成された液体吐出ヘッドを用いて
プリント媒体に画像を形成する装置であって、前記液体
吐出ヘッドに連結される液体供給路と、この液体供給路
を介して前記液体吐出ヘッドに液体を供給するための液
体供給手段と、前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出状
態を適正にするための回復処理手段と、この回復処理手
段による前記液体吐出ヘッドの回復処理を行うための回
復処理位置と前記液体吐出ヘッドによって前記プリント
媒体に画像を形成するための画像形成位置とに前記液体
吐出ヘッドを移動するヘッド移動手段と、このヘッド移
動手段による少なくとも前記回復処理位置への前記液体
吐出ヘッドの移動中に前記液体供給路を閉鎖する液体供
給路開閉手段とを具えたことを特徴とする画像形成装置
にある。
【0016】本発明によると、プリント媒体に画像を形
成する場合、ヘッド移動手段により液体吐出ヘッドを画
像形成位置に移動し、この画像形成位置にて液体吐出ヘ
ッドを用いてプリント媒体に画像が形成される。
【0017】また、液体吐出ヘッドの回復処理を行う場
合、液体供給路開閉手段を操作して液体供給路を閉鎖
し、液体吐出ヘッドの吐出口から液体供給路に至る間で
の液体の流動を拘束する。この状態にて、ヘッド移動手
段により液体吐出ヘッドを画像形成位置から回復処理位
置に移動したのち、液体供給路開閉手段を再び操作して
液体供給路を開き、回復処理位置にて回復処理手段によ
り液体吐出ヘッドの回復処理が行われる。
【0018】回復処理を行った液体吐出ヘッドは、ヘッ
ド移動主題により再び画像形成位置に戻されてプリント
媒体に対する画像形成が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による画像形
成方法において、回復処理位置は、液体を吐出する液体
吐出ヘッドの吐出口が開口する吐出口面を覆うキャッピ
ング位置と、このキャッピング位置の上方に設定されて
吐出口面を払拭するワイピング位置とを有するものであ
ってもよい。
【0020】また、回復処理は、キャッピング位置にて
液体吐出ヘッドの吐出口から液体を予備吐出するステッ
プおよび液体供給通路内を加圧して液体吐出ヘッドの吐
出口から液体を押し出すステップおよび液体吐出ヘッド
に対して液体を循環させるステップの少なくとも1つの
ステップを有するものであってもよい。
【0021】さらに、液体は、インクまたはプリント媒
体に対するインクのプリント性を調整するための処理液
であってもよい。
【0022】一方、本発明の第2の形態による画像形成
装置において、回復処理位置は、キャッピング位置とこ
のキャッピング位置の上方のワイピング位置とを有し、
回復処理手段は、液体を吐出する液体吐出ヘッドの吐出
口が開口する吐出口面をキャッピング位置にて覆うキャ
ッピング部材と、吐出口面をワイピング位置にて払拭す
るワイピング部材とを有するものであってもよい。この
場合、回復処理手段は、キャッピング位置にて液体吐出
ヘッドの吐出口から液体を予備吐出するか、液体供給手
段を作動して液体吐出ヘッドの吐出口から液体を押し出
すか、液体吐出ヘッドに対して液体を循環させるもので
あってもよい。
【0023】また、液体吐出ヘッドは、吐出口から液体
を吐出するための吐出エネルギー発生部を有するもので
あってもよく、この場合、吐出エネルギー発生部は、熱
エネルギーを発生する電気熱変換体を有するものであっ
てもよい。
【0024】さらに、液体吐出ヘッドの吐出口は、プリ
ント媒体のプリント領域の全幅に亙って配列しているも
のであってもよい。
【0025】
【実施例】本発明による画像形成装置をフルラインタイ
プのインクジェットヘッドを搭載したカードプリンタに
応用した一実施例について、図1〜図9を参照しながら
詳細に説明するが、本発明はかかるカードプリンタに限
らず、同様な課題を内包する他の画像形成方法や画像形
成装置にも応用することができる。
【0026】本実施例の外観を図2に示す。すなわち、
11はプリント媒体であるカット紙20を収納するため
のフィーダカバー、12は後述するヘッドユニットを収
納すると共にカット紙20の搬送部を開閉するための上
カバー、13は各色のインクを貯留したインクカートリ
ッジ33(図1および図5参照)を着脱するための前カ
バーである。また、14はこのカードプリンタの電源ス
イッチ、15はカードプリンタが使用可能である時に点
灯するレディランプ、16はエラーメッセージなど、カ
ードプリンタの状態をオペレータに知らせるための液晶
パネル、17はカードプリンタに異常が生じた時に点灯
するエラーランプ、18はカードプリンタが図示しない
ホストシステムとオンライン状態にある時に点灯するオ
ンラインランプ、18aはプリントデータをカードプリ
ント内の図示しないメモリに展開している時に点滅する
データランプである。
【0027】本実施例におけるヘッドユニットの側面形
状を図3に示し、その一部の破断構造を図4に示す。す
なわち、上カバー12の内側に収容されたヘッドユニッ
ト19は、図示しないプラテン上に配置されるカット紙
20に対して画像形成を行うべく、カット紙20の搬送
方向(図中、左右方向)と直交する幅方向の画像形成領
域の全幅に亙って吐出口40(図1参照)をそれぞれ配
列した複数のインクジェットヘッド21を有している。
これらインクジェットヘッド21は、その一部を抽出拡
大して破断した図4に示すように、各吐出口40と共通
液室59とに連通する個々のインク路58の途中にイン
クを吐出するために利用されるエネルギーとしてインク
に膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変
換体60などを有した、いわゆるバブルジェット方式の
ものを用いている。
【0028】ヘッドユニット19は、各インクジェット
ヘッド21の吐出口40から排出されるインクを受容す
ると共に吐出口40近傍の乾燥を防止するためのキャッ
ピング部材22や、吐出口40が開口する吐出口面44
(図1参照)上の残インクなどを払拭してこれを除去す
るワイピングブレード23などを有する回復系ユニット
24(図1参照)を有する。
【0029】このヘッドユニット19はまた、各インク
ジェットヘッド21を支持するヘッドホルダユニット2
5をカット紙20に対する画像形成位置から回復処理位
置へ鉛直方向上方に移動させ、また回復系ユニット24
をカット紙20の搬送方向に沿って水平に所定量移動さ
せる駆動系ユニットおよびインクジェットヘッド21を
冷却するための冷却ユニット26などを有している。本
実施例における回復処理位置は、インクジェットヘッド
21の吐出口面44をキャッピング部材22で覆うキャ
ッピング位置と、その上方にあってワイピングブレード
23によってインクジェットヘッド21の吐出口面44
を払拭するワイピング位置とを有し、キャッピング位置
にてインクジェットヘッド21による予備吐出動作や、
後述するインク循環ポンプ41(図1参照)によるイン
クジェットヘッド21の吐出口40からのインクの排出
を行うようになっている。
【0030】また、ヘッドユニット19の下部には、各
インクジェットヘッド21の両側にカット紙20を搬送
するための拍車27が設けられている。
【0031】このように、カードプリンタの筺体に収容
されるプリント装置自体の基本的な構成は、図10に示
したものとほぼ同じであるが、その主要部の構造を図1
に示し、そのインク供給系の概念を図5に示す。すなわ
ち、本実施例のカードプリンタは、インクジェットヘッ
ド21に供給するためにインクを一時的に貯留し、かつ
大気連通口28を有するサブタンク29と、このサブタ
ンク29の大気連通口28を開閉するための連通口開閉
弁30と、インクジェットヘッド21とサブタンク29
とに接続し、途中に逆止め弁31が介装されたインク供
給管32と、サブタンク29と逆止め弁31との間のイ
ンク供給管32に一端が接続すると共に他端がインクを
貯溜するインクカートリッジ33の供給インク貯溜部3
4に接続し、途中に逆止め弁35が介装された分岐管3
6と、この分岐管36およびインク供給管32の連結部
分とサブタンク29との間のインク供給管32に付設さ
れ、インクカートリッジ33の供給インク貯溜部34内
のインクをサブタンク29に供給するか、あるいはサブ
タンク29内のインクをインクジェットヘッド21に供
給し得るインク供給ポンプ37と、サブタンク29とイ
ンクカートリッジ33の供給インク貯溜部34とに両端
が連結されてサブタンク29内の所定量以上のインクを
インクカートリッジ33の供給インク貯溜部34に戻す
ためのインク戻し管38と、インクジェットヘッド21
とサブタンク29とに両端が連結されてサブタンク29
内のインクをインクジェットヘッド21を介して循環さ
せるためのインク循環用配管39と、このインク循環用
配管39に設けられてサブタンク29内のインクをイン
クジェットヘッド21の吐出口40から流し出すか、あ
るいはインク供給管32からインクジェットヘッド21
に供給されるインクをインク循環用配管39を介して再
びサブタンク29内に戻し得るインク循環ポンプ41と
を有する。
【0032】上述した逆止め弁31は、インクジェット
ヘッド21側からインク供給管32へのインク供給管3
2内のインクの逆流を阻止し、また、逆止め弁35は、
インク供給ポンプ37側からインクカートリッジ33の
供給インク貯溜部34へのインク供給管32内のインク
の逆流を阻止する機能を有する。さらに、本実施例では
インクジェットヘッド21と逆止め弁31との間のイン
ク供給管32およびインクジェットヘッド21とインク
循環ポンプ41との間のインク循環用配管39には、イ
ンク供給ポンプ37およびインク循環ポンプ41の脈動
を抑制するためのバッファタンク42, 43が付設され
ている。
【0033】インクジェットヘッド21の吐出口40が
開口する吐出口面44を覆うキャッピング部材22と、
インクカートリッジ33の廃インク貯溜部45とは、廃
インク回収管46を介して連結されており、この廃イン
ク回収管46には、キャッピング部材22に受容される
廃インクをインクカートリッジ33の廃インク貯溜部4
5に圧送するための廃インク回収ポンプ47が付設され
ている。
【0034】上述したポンプ36, 41, 47は、すべ
てチューブポンプを使用しており、本実施例におけるポ
ンプユニットの外観を図6に示し、インク供給ポンプ3
7の構造を図7に示すが、インク循環ポンプ41もイン
ク供給ポンプ37と全く同じ構造を有している。すなわ
ち、これらポンプ36, 41, 47の駆動は直流モータ
48によって行われ、インク供給ポンプ37およびイン
ク循環ポンプ41は、クラッチ49, 50を介してそれ
ぞれ作動が制御される。加圧解除カム51は図示しない
カムクラッチで駆動され、ポンプ押さえ52を介してイ
ンク供給ポンプ37およびインク循環ポンプ41の動作
および空転を切り換える。
【0035】つまり、図7に示す状態でインク供給ポン
プ37を駆動しても、インク供給ポンプ37のローラ5
3はインク供給管32に当接するだけでこれを押し潰す
ことができず、空転するに止まる。この状態から、加圧
解除カム51を180°回動させることにより、圧縮ば
ね54のばね力によりポンプ押さえ52が枢軸55を中
心として反時計回りに回動する。そして、インク供給ポ
ンプ37のローラ53とポンプ押さえ52との間の隙間
を狭め、インク供給管32がインク供給ポンプ37のロ
ーラ53によって押し潰され、この状態でインク供給ポ
ンプ37を作動させることにより、ポンプ機能が発生す
る。ただし、クラッチ49, 50を切り換えた場合に
は、インク供給ポンプ37, インク循環ポンプ41は作
動せず、インク供給管32およびインク循環用配管39
が塞がれた状態となる。
【0036】なお、廃インク回収ポンプ47は図示しな
い一方向クラッチを介して直流モータ48に連結されて
いる。
【0037】従って、インクカートリッジ33の供給イ
ンク貯溜部34に収容されたインクは、図中、反時計回
りのインク供給ポンプ37の回転によって、分岐管36
から逆止め弁31を通ってインク供給管32内を矢印a
の方向に流れ、サブタンク29に溜められる。このサブ
タンク29に蓄えられるインクが所定量に達すると、イ
ンク戻し管38から矢印bの方向に流れてインクカート
リッジ33の供給インク貯溜部34に戻される。このと
き、サブタンク29の連通口開閉弁30は大気連通口2
8を塞いだ状態となっている。
【0038】一方、インク供給ポンプ37およびインク
循環ポンプ41の時計回りの回転により、サブタンク2
9に溜められているインクは、インク供給管32内を矢
印cおよび矢印dの方向に流れ、逆止め弁31を通って
バッファタンク42および接続部56を経てインクジェ
ットヘッド21に供給される。そして、インクジェット
ヘッド21の内部を循環したインクは、接続部56から
バッファタンク43を経てインク循環用配管39内を矢
印eの方向に流れ、再びサブタンク29に戻される。こ
のとき、サブタンク29の連通口開閉弁30は開いた状
態となっている。
【0039】次に、回復系ユニット24による回復処理
について説明するが、本実施例の回復処理は、カードプ
リンタを起動した場合に行う通常のクリーニング処理
と、この通常のクリーニング処理を所定回数行った場合
にのみ通常のクリーニング処理に代えて行われる第2の
クリーニング処理と、画像形成直前に行われる回復処理
と、画像形成直後に行われる回復処理とがある。
【0040】通常のクリーニング処理を行う場合、回復
処理位置のキャッピング位置、つまり待機位置において
加圧解除カム51を図7に示す解放位置から180°回
動して係合位置に切り換える。そして、クラッチ50の
みを切ってインク供給ポンプ37を時計回りに回転させ
ると、インク循環用配管39は、インク循環ポンプ41
で塞がれた状態となり、サブタンク29内のインクは矢
印c, dの方向に流れ、インクジェットヘッド21の吐
出口40からキャッピング部材22のインク吸収体57
に排出される。このとき、サブタンク29の連通口開閉
弁30は開いた状態にある。
【0041】しかるのち、インクジェットヘッド21を
ワイピング位置まで上昇させ、ワイピングブレード23
(図3参照)により吐出口面44に付着したインク滴を
取り除く。そして、再びキャッピング位置までインクジ
ェットヘッド21を下降させ、加圧解除カム51を図7
に示す解放位置に戻して予備吐出操作、つまり画像形成
時と同様な操作でインクジェットヘッド21の吐出口4
0から所定量のインク滴をキャッピング部材22のイン
ク吸収体57に吐出する。
【0042】このようにして、キャッピング部材22に
受容された廃インクは、廃インク回収ポンプ47によっ
てインクカートリッジ33の廃インク貯溜部45に回収
される。
【0043】通常のクリーニング処理を所定回数行った
場合や、配管系に気泡などが混在していることが考えら
れる場合には、さらに入念な第2のクリーニング処理が
以下のようにして行われる。すなわち、回復処理位置の
キャッピング位置において加圧解除カム51を係合位置
に切り換え、クラッチ49, 50を共に接続してインク
供給ポンプ37とインク循環ポンプ41とを時計回りに
回転させる。これにより、インクはインクジェットヘッ
ド21内を循環してサブタンク29に戻る。この場合、
わずかづつではあるが吐出口40からインクがキャッピ
ング部材22のインク吸収体57に排出される。また、
バッファタンク42, 43によって、インク供給ポンプ
37とインク循環ポンプ41とによる脈動を押さえた円
滑なインクの循環を行うことができる。
【0044】さらに、通常のクリーニング処理と同様に
クラッチ50のみを切ってインク循環ポンプ41を停止
し、インク供給ポンプ37のみを回転させて吐出口40
からインクをキャッピング部材22のインク吸収体57
に排出する。このとき、サブタンク29の連通口開閉弁
30は開いた状態にある。
【0045】しかるのち、インクジェットヘッド21を
ワイピング位置まで上昇さ、ワイピングブレード23に
より吐出口面44に付着したインク滴を取り除く。そし
て、再びキャッピング位置までインクジェットヘッド2
1を下降させ、加圧解除カム51を図7に示す解放位置
に戻して予備吐出操作を行う。この予備吐出操作によっ
て吐出口40から吐出したインクは、回復系ユニット2
4のキャッピング部材22に受容され、廃インク回収ポ
ンプ47によりインクカートリッジ33の廃インク貯溜
部45に回収される。
【0046】一方、画像形成直前に行われる回復処理で
は、キャッピング位置にて加圧解除カム51を解放位置
に保持したままインクジェットヘッド21により予備吐
出を行い、吐出口40から吐出するインクを回復系ユニ
ット24のキャッピング部材22で受け、廃インク回収
ポンプ47によりインクカートリッジ33の廃インク貯
溜部45に回収する。このとき、サブタンク29の連通
口開閉弁30は開いた状態にある。
【0047】しかるのち、インクジェットヘッド21を
画像形成位置に下降してカット紙20に対する画像形成
操作を行う。
【0048】また、画像形成直後に行われる回復処理で
は、画像形成位置にて加圧解除カム51を解放位置から
係合位置に切り換え、インク供給管32およびインク循
環用配管39を閉塞した状態でインクジェットヘッド2
1をワイピング位置まで上昇し、ワイピングブレード2
3で吐出口面44を払拭し、この吐出口面44に付着し
たインク滴を取り除く。しかるのち、キャッピング位置
までインクジェットヘッド21を下降させ、キャッピン
グ部材22によって吐出口面44を覆い、加圧解除カム
51を解放位置に切り換えて予備吐出操作を行う。本実
施例では、上述した払拭操作および予備吐出操作を二回
繰り返している。
【0049】ここで、インクジェットヘッド21がキャ
ッピング位置にある図8に示す状態から、図9に示すワ
イピング位置に移動した場合、このインクジェットヘッ
ド21には水頭差Hに相当する負圧がインクジェットヘ
ッド21のインク路58に作用し、従来のものではイン
クジェットヘッド21の吐出口40に形成されるインク
面(インクメニスカス)の位置がインク路58(図4,
図11参照)内に引き込まれ、これに伴って吐出口40
近傍に付着したゴミなどの異物Wやインクなどもインク
路58に引き込まれる不具合を有する。このような負圧
は、インクジェットヘッド21が画像形成位置から回復
処理位置へ移動した場合にも同様に発生する。
【0050】しかし、本実施例では画像形成位置にある
インクジェットヘッド21を回復処理位置に移動した
り、キャッピング位置にあるインクジェットヘッド21
をワイピング位置に上昇させる場合、インク供給管32
およびインク循環用配管39を塞いでインクの流動を阻
止することにより、インクジェットヘッド21の吐出口
40に形成されるインク面(インクメニスカス)Mの位
置がインク路58(図4および図11参照)内に引き込
まれず、吐出口40近傍に付着したゴミなどの異物やイ
ンクの引き込みを防ぐことができる。
【0051】上述した実施例では、プリント媒体として
カット紙20にを採用したが、対象となる画像形成装置
の形態に応じてプリント媒体の材質や種類などは、如何
なるものも適宜採用可能である。例えば、切り取り可能
なミシン目の入った連続紙や、剥離紙上にラベルを連続
配置したロール形態の用紙でもよいし、フィルムや布な
どであってもよい。
【0052】なお、本発明は、インクジェット方式の中
でも、特に液体の吐出を行わせるために利用されるエネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば、電
気熱変換体やレーザ光など)を具え、前記熱エネルギー
により液体の状態変化を生起させる方式のインクジェッ
ト装置において優れた効果をもたらすものである。かか
る方式によれば、画像の高密度化および高精細化が達成
できるからである。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書や、同第474
0796号明細書に開示されている基本的な原理を用い
て行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマ
ンド型およびコンティニュアス型の何れにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体が保持
されているシートや流路に対応して配置される電気熱変
換体に、画像情報に対応していて核沸騰を越える急速な
温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加する
ことによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生さ
せ、インクジェットヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せ、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体内の
気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長およ
び収縮により、吐出口を介して液体を吐出させ、少なく
とも1つの液滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書や、同第4345262号明細書
に記載されているようなものが適している。なお、上記
熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431
3124号明細書に記載されている条件を採用すると、
さらに優れた画像形成を行うことができる。
【0054】また、インクジェットヘッドの構成として
は、上述の各明細書に開示されているような吐出口と流
路と電気熱変換体との組合せ構成(直線状液流路または
直角液流路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置さ
れている構成を開示する米国特許第4558333号明
細書や、米国特許第4459600号明細書を用いた構
成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気
熱変換体に対し、共通するスリットを電気熱変換体の吐
出部とする構成を開示する特開昭59−123670号
公報や、熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部
に対応させる構成を開示した特開昭59−138461
号公報に基いた構成としても、本発明の効果は有効であ
る。すなわち、インクジェットヘッドの形態がどのよう
なものであっても、本発明によれば画像形成を確実に効
率良く行うことができるようになるからである。
【0055】さらに、本発明の画像形成装置の構成とし
て、予備的な補助手段などを付加することは本発明の効
果を一層安定できるので、好ましいものである。これら
を具体的に挙げれば、電気熱変換体やこれとは別の加熱
素子あるいはこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予
備加熱手段を挙げることができる。
【0056】また、搭載されるインクジェットヘッドの
種類や個数についても、例えば単色のインクに対応して
1個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であってもよい。すなわち、例えばインクジェット装置
のプリントモードとしては黒色などの主流色のみのプリ
ントモードだけではなく、インクジェットヘッドを一体
的に構成するか、複数個の組み合わせによるか何れでも
よいが、異なる色の複色カラーまたは混色によるフルカ
ラーの各プリントモードの少なくとも一つを備えた装置
にも本発明は極めて有効である。この場合、プリント媒
体に応じてインクのプリント性を調整するための処理液
(プリント性向上液)をインクジェットヘッドからプリ
ント媒体に吐出することも有効である。
【0057】さらに加えて、以上説明した本発明の実施
例においては、室温より低い温度で固化し、室温で軟化
もしくは液化するものを用いても良いが、最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0058】なお、本発明にかかる画像形成装置の形態
としては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダなどと組合せた
複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置や捺染装置の形態を採るものなどであっても良く、プ
リント媒体としては、シート状あるいは長尺の紙や布
帛、あるいは板状をなす木材や石材, 樹脂, ガラス, 金
属などの他に、3次元立体構造物などを挙げることがで
きる。
【0059】
【発明の効果】本発明によると、画像形成位置の上方に
設定された回復処理位置にて液体吐出ヘッドからの液体
の吐出状態を適正にするための回復処理を行う場合、画
像形成位置から回復処理位置への液体吐出ヘッドの移動
中に液体吐出ヘッドに液体を供給するための液体供給通
路を塞ぐようにしたので、液体を吐出する液体吐出ヘッ
ドを画像形成位置からその上方の回復処理位置に上昇さ
せた場合でも、ゴミなどの異物が吐出口からインク路内
に吸い込まれるような不具合を未然に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した実施例におけるインク供給系の概
念を表す概念図である。
【図2】本発明による画像形成装置をカードプリンタに
応用した一実施例の外観を表す斜視図である。
【図3】図2に示した実施例におけるヘッドユニットの
側面図である。
【図4】図2に示した実施例におけるインクジェットヘ
ッドの一部を抽出拡大した破断斜視図である。
【図5】図2に示した実施例におけるインク供給系の主
要部の外観を表す斜視図である。
【図6】図2に示した実施例におけるポンプ駆動系の外
観を表す斜視図である。
【図7】図2に示した実施例におけるインク供給ポンプ
の概略構造を表す正面図である。
【図8】キャッピング位置におけるインクジェットヘッ
ドとキャッピング部材との相対位置を表す概念図であ
る。
【図9】キャッピング位置からワイピング位置へインク
ジェットヘッドを上昇させた場合の状態を表す概念図で
ある。
【図10】本発明の対象となったフルラインタイプのイ
ンクジェットプリンタの概略構造を表す概念図である。
【図11】インクジェットヘッドの先端部の構造を表す
断面図である。
【符号の説明】
11 フィーダカバー 12 上カバー 13 前カバー 14 電源スイッチ 15 レディランプ 16 液晶パネル 17 エラーランプ 18 オンラインランプ 19 ヘッドユニット 20 カット紙 21 インクジェットヘッド 22 キャッピング部材 23 ワイピングブレード 24 回復系ユニット 25 ヘッドホルダユニット 26 冷却ユニット 27 拍車 28 大気連通口 29 サブタンク 30 連通口開閉弁 31 逆止め弁 32 インク供給管 33 インクカートリッジ 34 供給インク貯溜部 35 逆止め弁 36 分岐管 37 インク供給ポンプ 38 インク戻し管 39 インク循環用配管 40 吐出口 41 インク循環ポンプ 42, 43 バッファタンク 44 吐出口面 45 廃インク貯溜部 46 廃インク回収管 47 廃インク回収ポンプ 48 直流モータ 49, 50 クラッチ 51 加圧解除カム 52 ポンプ押さえ 53 ローラ 54 圧縮ばね 55 枢軸 56 接続部 57 インク吸収体 58 インク流路 H 水頭差 M インク面(インクメニスカス) W 異物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成位置にて液体を吐出してプリン
    ト媒体に画像を形成するための液体吐出ヘッドを用い、
    画像形成位置にて前記プリント媒体に画像を形成する方
    法であって、 前記画像形成位置の上方に設定された回復処理位置にて
    前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にする
    ための回復処理を行うステップと、 前記画像形成位置から前記回復処理位置への前記液体吐
    出ヘッドの移動中に前記液体吐出ヘッドに液体を供給す
    るための液体供給通路を塞ぐステップとを具えたことを
    特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 回復処理位置は、液体を吐出する前記液
    体吐出ヘッドの吐出口が開口する吐出口面を覆うキャッ
    ピング位置と、このキャッピング位置の上方に設定され
    て前記吐出口面を払拭するワイピング位置とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記回復処理は、前記キャッピング位置
    にて前記液体吐出ヘッドの前記吐出口から液体を予備吐
    出するステップおよび前記液体供給通路内を加圧して前
    記液体吐出ヘッドの前記吐出口から液体を押し出すステ
    ップおよび前記液体吐出ヘッドに対して液体を循環させ
    るステップの少なくとも1つのステップを有することを
    特徴とする請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記液体は、インクまたは前記プリント
    媒体に対するインクのプリント性を調整するための処理
    液であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れ
    かに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 液体を吐出するための吐出口が形成され
    た液体吐出ヘッドを用いてプリント媒体に画像を形成す
    る装置であって、 前記液体吐出ヘッドに連結される液体供給路と、 この液体供給路を介して前記液体吐出ヘッドに液体を供
    給するための液体供給手段と、 前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にする
    ための回復処理手段と、 この回復処理手段による前記液体吐出ヘッドの回復処理
    を行うための回復処理位置と前記液体吐出ヘッドによっ
    て前記プリント媒体に画像を形成するための画像形成位
    置とに前記液体吐出ヘッドを移動するヘッド移動手段
    と、 このヘッド移動手段による少なくとも前記回復処理位置
    への前記液体吐出ヘッドの移動中に前記液体供給路を閉
    鎖する液体供給路開閉手段とを具えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記回復処理位置は、キャッピング位置
    とこのキャッピング位置の上方のワイピング位置とを有
    し、前記回復処理手段は、液体を吐出する前記液体吐出
    ヘッドの吐出口が開口する吐出口面を前記キャッピング
    位置にて覆うキャッピング部材と、前記吐出口面を前記
    ワイピング位置にて払拭するワイピング部材とを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記回復処理手段は、前記キャッピング
    位置にて前記液体吐出ヘッドの前記吐出口から液体を予
    備吐出するか、前記液体供給手段を作動して前記液体吐
    出ヘッドの前記吐出口から液体を押し出すか、前記キャ
    ッピング部材を介して前記液体吐出ヘッドに対して液体
    を循環させることを特徴とする請求項6に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記液体吐出ヘッドは、前記吐出口から
    液体を吐出するための吐出エネルギー発生部を有するこ
    とを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記吐出エネルギー発生部は、熱エネル
    ギーを発生する電気熱変換体を有することを特徴とする
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記液体吐出ヘッドの前記吐出口は、
    前記プリント媒体のプリント領域の全幅に亙って配列し
    ていることを特徴とする請求項5から請求項9の何れか
    に記載の画像形成装置。
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