JPH1158702A - 印刷機の洗浄装置 - Google Patents

印刷機の洗浄装置

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JPH1158702A
JPH1158702A JP24187797A JP24187797A JPH1158702A JP H1158702 A JPH1158702 A JP H1158702A JP 24187797 A JP24187797 A JP 24187797A JP 24187797 A JP24187797 A JP 24187797A JP H1158702 A JPH1158702 A JP H1158702A
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JP
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cleaning
cloth
cleaning cloth
space
cleaning device
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JP24187797A
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Yasufumi Mochizuki
康文 望月
Jiyun Komoto
旬 小本
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄布を繰り返し使用することを可能とし、
それによって、洗浄布の使用効率を高めて、運転コスト
の上昇を防止することを可能にする印刷機の洗浄装置を
提供すること。 【解決手段】 洗浄布を被洗浄体に押圧して被洗浄体に
付着した汚れを除去する印刷機の洗浄装置において、上
記洗浄布をループ状に構成してこれを順次繰り出しなが
ら繰り返し使用できるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置等の
印刷機にあって、転写胴等の被洗浄体を洗浄する印刷機
の洗浄装置に係り、特に、洗浄布によって拭き取る拭取
機構において、洗浄布をループ状に構成して「エンドレ
ス」とし、洗浄布を繰り返し使用できるように構成した
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置において転写胴を洗浄する
洗浄装置としては、例えば、特公平7−39177号公
報に示すようなものがある。特公平7−39177号公
報に開示されている洗浄装置の構成を図8に示す。ま
ず、被洗浄シリンダ201があり、この被洗浄シリンダ
201に対向するように洗浄装置203が配置されてい
る。この洗浄装置203であるが、まず、ハウジング2
05が設置されていて、このハウジング205内には、
カセット収納部207が配置されている。このカセット
収納部207内には、クロスカセット209が収容され
ている。
【0003】上記クロスカセット209の洗浄布209
aは、一対の送りローラ211、213によって引き出
され、その際、圧着部材215によって、被洗浄シリン
ダ201に圧着される。それによって、被洗浄シリンダ
201に付着したインクを洗浄液と共に拭き取るもので
ある。又、ここに開示されている洗浄装置は、カセット
収納部207内に収容されている洗浄布209aを順次
所定量ずつ引き出して使用する。そして、全ての洗浄布
209aを使用したところで、新規のクロスカセット2
09と交換することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、特公平7−39
177号公報に開示されているような従来の洗浄装置の
場合には、収容されている洗浄布209aを順次所定量
ずつ引き出して使用し、全ての洗浄布209aを使用し
たところで、新規のクロスカセット209と交換するこ
とになる。つまり、一回引き出されて使用された後は二
度と使用に供されることはない。ところが、引き出して
使用された洗浄布においては、汚れ具合があまり酷くな
い場合があり、又、未だ未使用の部分が残っている場合
がある。つまり、被洗浄シリンダ201に対してはいわ
ゆる線接触の状態で押圧されるので、その接触部位の両
側は殆ど未使用のままとなっている(汚れが滲んでいく
ことはあっても直接押圧されるわけではないので汚れの
程度も僅かである)。しかしながら、そのような場合で
あっても、上記したように、一旦引き出されて使用に供
された洗浄布209aは二度と使用に供されることはな
く、その為、洗浄布209aを無駄に消費してしまって
使用効率が悪く、それによって、運転コストが上昇して
しまうという問題があった。
【0005】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、洗浄布を繰り返し使用
することを可能とし、それによって、洗浄布の使用効率
を高めて、運転コストの上昇を防止することを可能にす
る印刷機の洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による印刷機の洗浄装置は、洗浄布
を被洗浄体に押圧して被洗浄体に付着した汚れを除去す
る印刷機の洗浄装置において、上記洗浄布をループ状に
構成してこれを順次繰り出しながら繰り返し使用できる
ように構成したことを特徴とするものである。又、請求
項2による印刷機の洗浄装置は、被洗浄体の近傍に配置
された筐体と、上記筐体の被洗浄体側端部に配置された
プレッシャー手段と、上記筐体の内部に配置されループ
状に構成された洗浄布を順次送り出す洗浄布送出手段
と、を具備したことを特徴とするものである。又、請求
項3による印刷機の洗浄装置は、請求項2記載の印刷機
の洗浄装置において、上記筐体の内部は、洗浄布ガイド
手段によって、プレッシャー手段を通過した使用後の洗
浄布が戻される側の戻り側空間と、これから使用に供さ
れる洗浄布がプレッシャー手段側に送り出される送出側
空間とに二分されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による印刷機の洗浄装置は、請求項3記載
の印刷機の洗浄装置において、上記洗浄布送出手段は上
記戻り側空間の上部に配置されていることを特徴とする
ものである。又、請求項5による印刷機の洗浄装置は、
請求項3又は請求項4記載の印刷機の洗浄装置におい
て、上記戻り側空間には該戻り側空間を洗浄布の通路を
残した状態で上下に二分する仕切壁が設けられているこ
とを特徴とするものである。又、請求項6による印刷機
の洗浄装置は、請求項3又は請求項4又は請求項5記載
の印刷機の洗浄装置において、筐体の戻り側空間位置に
は複数個の通気孔が形成されていることを特徴とするも
のである。
【0007】すなわち、本願発明の場合には、印刷機の
洗浄装置において、洗浄布をループ状に構成してエンド
レスの状態とし、これを順次繰り出して繰り返し使用で
きるように構成したものである。通常、洗浄布は所定量
ずつ繰り出しながら使用していくものであり、繰り出さ
れた部分が再度使用されることはない。しかしながら、
前述したように、繰り出された部分であっても汚れ具合
が僅かであったり、或いは、未使用の部分が残っていた
りする。そこで、上記したように、洗浄布をループ状に
構成してエンドレスの状態とし、これを順次繰り出して
繰り返し使用できるように構成したものであり、それに
よって、洗浄布の使用効率が大幅に向上することにな
り、運転コストの低減を図ることがでる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を参照して、
本発明の第1の実施の形態を説明する。まず、図1を参
照して、本発明による印刷機の洗浄装置を適用する孔版
印刷装置の構成を説明する。図1に示すように、第1版
胴1と、第2版胴3があり、これら第1版胴1と第2版
胴3との間には、転写胴5が配置されている。これら第
1版胴1、第2版胴3、転写胴5は、図示しない駆動手
段によって同期して回転するように構成されており、第
1版胴1は図1中矢印A方向に回転し、第2版胴3は矢
印B方向に回転し、転写胴5は矢印C方向に回転する。
【0009】上記第1版胴1の図1中右上には、製版手
段7が設置されている。又、上記第2版胴3の図1中左
上には給紙手段9がある。又、転写胴5の図1中右側に
は排紙手段11がある。又、第1版胴1の図1中左上に
は排版手段13があると共に、第2版胴3の図1中左下
にも排版手段15がある。さらに、転写胴5の図1中右
下には転写胴洗浄手段17が設置されている。その他、
図示しない原稿読取手段があり、又、第1版胴1と第2
版胴3内には図示しない印刷手段が内装されている。
【0010】そして、まず、原稿読取手段によって表面
印刷データを読み取り、読み取った表面印刷データに基
づいて製版手段7によって表面印刷用の孔版原紙を穿孔
・製版する。穿孔・製版された表面印刷用の孔版原紙
は、その先端を第1版胴1に取り付けられた第1クラン
プ手段21によってクランプされ、第1版胴1が矢印A
方向に回転することにより、第1版胴1の外周に巻回・
着版される。次に、原稿読取手段によって裏面印刷デー
タを読み取り、読み取った裏面印刷データに基づいて、
製版手段7によって裏面印刷用の孔版原紙を穿孔・製版
する。穿孔・製版された裏面印刷用の孔版原紙は、第1
版胴1に取り付けられた第2クランプ手段23によって
その先端をクランプされ、第1版胴1の外周に巻回され
ていく(このときには、既に表面印刷用の孔版原紙が着
版されているので、その孔版原紙の外周ということにな
る)。
【0011】そして、第1版胴1の第2クランプ手段2
3と転写胴5のクランプ手段25とが対抗する所定の位
置関係になったところで、第2クランプ手段23とクラ
ンプ手段25が共に開放される。それによって、裏面印
刷用の孔版原紙の先端が第1版胴1側から転写胴5側に
受け渡される。受け渡されたところでクランプ手段25
が閉じる。後は、転写胴5が矢印Cで示す方向に回転す
ることにより裏面印刷用の孔版原紙が第1版胴1側から
転写胴5側に受け渡されていく。
【0012】次に、転写胴5のクランプ手段25と、第
2版胴3のクランプ手段27とが所定の位置関係で対抗
したところで、クランプ手段25と第2版胴3のクラン
プ手段27とが開放される。それによって、裏面印刷用
の孔版原紙の先端が第2版胴3側に受け渡される。そし
て、転写胴5が図1中矢印C方向に回転し、且つ、第2
版胴3が矢印B方向に回転することにより、裏面印刷用
の孔版原紙が転写胴5側から第2版胴3側に受け渡され
ていく。後は、第2版胴3が矢印B方向に回転すること
により、第2版胴3の外周に巻回・着版されていく。以
上の段階で、表面印刷用の孔版原紙の第1版胴1への巻
回・着版、裏面印刷用の孔版原紙の第2版胴3への巻回
・着版が完了したことになる。
【0013】次に、印刷であるが、給紙手段9において
は、給紙台31上に複数枚の印刷用紙33が積層されて
いて、その内、最上位の印刷用紙33がピックアップロ
ーラ35によって取り出される。取り出された印刷用紙
33は、一対のサバキローラ37、39の間を通って、
第1版胴1と転写胴5との間に供給される。第1版胴1
と転写胴5との間に供給された印刷用紙33には、第1
版胴1と転写胴5との間を通過するときに、その表面及
び裏面に印刷が施される。つまり、第1版胴1側からは
表面印刷が施され、転写胴5側からは第2版胴3側より
転写胴5側に転写された裏面印刷画像が転写されるもの
である。表面及び裏面に印刷を施された印刷用紙33
は、印刷用紙分離爪41によって転写胴5側より分離さ
れ、排紙手段11側に排紙される。
【0014】所定枚数の印刷が終了したら、第1版胴1
より表面印刷用の孔版原紙を分離させて、排版手段13
に排出すると共に、第2版胴3より裏面印刷用の孔版原
紙を分離させて、排版手段15内に排出する。そして、
転写胴5に対して転写胴洗浄手段17によって洗浄を施
す。上記転写胴洗浄手段17は、洗浄液塗布手段51
と、拭取手段53とから構成されている。上記洗浄液塗
布手段51によって転写胴5に洗浄液を塗布し、次い
で、拭取手段53によってインクを含んだ洗浄液を拭き
取るものである。
【0015】上記洗浄液塗布手段51は、洗浄液容器5
5と、この洗浄液容器55内に収容された洗浄液57
と、上記洗浄液容器55内に収容・配置された洗浄液供
給ローラ59、61とから構成されている。そして、洗
浄液容器55内に収容されている洗浄液57を洗浄液供
給ローラ59、61を介して転写胴5の外周面に塗布す
るものである。尚、上記洗浄液塗布手段51は、図示し
ない駆動機構によって、転写胴5に対して離接する方向
に移動可能に構成されている。つまり、洗浄時には転写
胴5側に接近し、非洗浄時においては転写胴5より離間
するものである。
【0016】次に、拭取手段53の構成について、図2
乃至図4を参照して説明する。図2に示すように、ま
ず、フレームユニット101があり、このフレームユニ
ット101は、サイドフレーム103と、このサイドフ
レーム103に取り付けられたベースフレーム105と
から構成されている。上記フレームユニット101は、
支点軸107を中心にして、図示しない駆動手段によっ
て、図2中矢印a方向に回動可能に取り付けられてい
る。つまり、洗浄時にはフレームユニット101が図2
中反時計方向に回動して図示するような状態になり、非
洗浄時にはフレームユニット101が図2中時計方向に
回動することになる。
【0017】上記フレームユニット101のベースフレ
ーム105には、洗浄布カセット109が着脱可能に取
り付けられている。上記洗浄布カセット109は、図3
に示すような構成になっている。すなわち、カセット1
11があり、このカセット111は、第1カセットケー
ス113と第2カセットケース115とから構成されて
いる。上記カセット111内であって、第2カセット1
15側には、洗浄布ガイド117が配置されている。こ
の洗浄布ガイド117によって、カセット111内の空
間を左右に二分している。そして、図3中洗浄布ガイド
117の左側の空間を洗浄布送出側空間120とし、図
3中洗浄布ガイド117の右側の空間を洗浄布戻り側空
間122としている。
【0018】又、上記カセット111内であって、上記
洗浄布戻り側空間122の上部には、送りローラ119
とピンチローラ121が対抗・配置されている。又、上
記送りローラ119とピンチローラ121の上方位置に
は、弾性ゴムよりなるプレッシャーローラ123が配置
されていて、このプレッシャーローラ123は、コイル
スプリング125によって、図3中上方に常時付勢され
ている。上記プレッシャーローラ123の取付構造を詳
しく説明すると、まず、既に述べた洗浄布ガイド117
にローラベース124がネジ部材126、126によっ
て取り付けられている。上記ローラベース124にはロ
ーラフレーム128が取り付けられている。そして、こ
のようなローラフレーム128が、図4に示すように、
左右両側に配置されていて、上記プレッシャーローラ1
23は、これらローラフレーム128、128の間に軸
部材130を介して回転可能であって、図3中上下方向
(転写胴5に対して離間する方向)に移動可能に取り付
けられている。
【0019】そして、上記ローラフレーム128には凹
部132が形成されていて、この凹部132内に既に説
明したコイルスプリング125が収容されている。そし
て、前述したフレームユニット101を回動させて転写
胴5側に接近させることにより、プレッシャーローラ1
23が転写胴5に押圧され、コイルスプリング125が
収縮方向に弾性変形する。それによって、プレッシャー
ローラ123に転写胴5方向への押圧力を付与するもの
である。
【0020】上記カセット111内には両端を縫い合わ
せたエンドレスタイプの洗浄布131が収容されてい
る。すなわち、洗浄布131は、送りローラ119及び
ピンチローラ121の間、プレッシャーローラ123、
洗浄布ガイド117を通る経路を介してループ状に収容
・配置されていて、その殆どが戻り側空間122内に折
り曲げられた状態で収容されている。そして、送りロー
ラ119が図3中矢印b方向に所定量だけ回転すること
により(この場合には対抗するピンチローラ121も回
転する)、洗浄布131が所定量だけ繰り出されること
になる。
【0021】又、上記送りローラ119が回転する構成
であるが、これは、図4に示すように、まず、送りロー
ラ119側には駆動ジョイント134が同軸に取り付け
られている。そして、拭取ユニット53の全体を印刷装
置の所定箇所に組み込むことにより、上記駆動ジョイン
ト134が印刷装置側の駆動機構側に連結される。そし
て、駆動機構側からの回転が駆動ジョイント134に伝
達されて送りローラ119が所定量だけ回転することに
なる。又、上記送りローラ119によって洗浄布131
を所定量だけ送り出す動作についてさらに説明すると、
プレッシャーローラ123が転写胴5より離間する動
作、すなわち、フレームユニット101が支点107を
中心にして、図2中時計方向に回動するときに、所定量
の洗浄布131が送り出されるようになっている。つま
り、所定の洗浄動作が完了して、プレッシャーローラ1
23が転写胴5より離間する際に、所定量の洗浄布13
1を送り出し、次の洗浄動作に備えるようになってい
る。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。
尚、製版、印刷、排紙、排版等の作用については既に説
明した通りであるので省略し、ここでは専ら洗浄動作に
ついて説明する。すなわち、図1に示すように、洗浄液
塗布手段51と拭取手段53とを、転写胴5側に移動さ
せる。そして、洗浄液塗布手段51から転写胴5側に洗
浄液57が塗布される。そして、拭取手段53のプレッ
シャーローラ123で転写胴5外周面に押し当てられた
洗浄布131によって、転写胴5の外周面を拭き取る。
それによって、転写胴5の外周面に付着したインクを含
んだ洗浄液57を拭き取り、それによって、転写胴5の
洗浄が完了することになる。
【0023】このような洗浄を行いながら、洗浄布13
1は、送りローラ119及びピンチローラ121によっ
て順次繰り出されていくことになる。すなわち、送りロ
ーラ119及びピンチローラ121が所定のタイミング
で所定量だけ回転すると、使用後の洗浄布131が戻り
側空間122方向に所定量だけ戻され、同時に、洗浄布
送出側空間120内の洗浄布131が所定量だけプレッ
シャーローラ123側に送り出される。このように、洗
浄布131は、図3中矢印cで示す方向にループ状に回
転し、使用された部分は、送りローラ119とピンチロ
ーラ121の下方の空間、すなわち、戻り側空間122
内に折り畳まれた状態で積層されていく。そして、その
まま洗浄布ガイド117の下端をくぐって送出側空間1
20側に移動し、そこから再度繰り出されていくことに
なる。つまり、一旦拭取に使用された部分も再度使用さ
れることになる。
【0024】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、従来のように、一旦拭取
に使用された洗浄布131がそのまま廃棄されるのでは
なく、繰り返し使用されるようになったので、洗浄布1
31の使用効率が大幅に向上するものである。それによ
って、洗浄布131の無駄な消費がなくなり、運転コス
トの低減を図ることができるようになった。又、カセッ
ト111内は、洗浄布ガイド117によって左右に二分
され、使用後の洗浄布131は戻り側空間122内に戻
り、これから使用される洗浄布131は送出側空間12
0内に位置していて、使用直後の洗浄布131がこれか
ら使用される洗浄布131に直接接触しない構成になっ
ているので、これから使用される洗浄布131が不用意
に汚れてしまうことはない。又、上記したように、洗浄
布ガイド117によって区画された戻り側空間122内
に、送りローラ119とピンチローラ121とによって
使用後の洗浄布131が戻されるようになっていて、そ
の際、送りローラ119とピンチローラ121による作
用及び区画された戻り側空間122の壁の作用が相まっ
て、図示するように整然と折り畳まれた状態になってい
く。よって、洗浄布131がカセット111内で乱雑な
状態になることはない。
【0025】次に、図5及び図6を参照して、本発明の
第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態
は、前記第1の実施の形態における拭取ユニット53に
おいて、カセット111内の戻り側空間122内に仕切
壁141を設けたものである。この仕切壁141は、第
1カセットケース113側より水平方向に突設されたも
のであり、この仕切壁141によって、送りローラ11
9及びピンチローラ121の下方の空間を上下に二分し
ている(但し、洗浄布131の通路143は確保されて
いる)。その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と
同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説
明は省略する。
【0026】まず、使用開始時においては、図5に示す
ように、未使用の洗浄布131は、仕切壁141の下方
の空間内に折り畳まれた状態で収容されている。その状
態から順次繰り出されて使用に供された洗浄布131
は、プレッシャーローラ123を通過し、送りローラ1
19とピンチローラ121の間を通過して、図6に示す
ように、仕切壁141の上方空間内に折り畳まれた状態
で収容される。つまり、使用直後の洗浄布131が未使
用の洗浄布131に直接接触しないように、仕切壁14
1によって区画したものである。このように構成するこ
とにより、使用直後の汚れた洗浄布131によって、未
使用の洗浄布131が不用意に汚されてしまうことを防
止することができる。
【0027】次に、図7を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明する。この第3の実施の形態の場合には、
前記第1の実施の形態におけるカセット111内の戻り
側空間122位置に通気孔151を形成したものであ
る。その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様
であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は
省略する。このような通気孔151を形成することによ
り、使用後の洗浄布131の乾燥が促進され、それによ
って、使用後の洗浄布131を比較的早期に再使用する
ことが可能となり、それによって、使用効率をさらに向
上させることができる。
【0028】尚、本発明は前記第1乃至第3の実施の形
態に限定されるものではない。又、本願発明を適用する
印刷装置としては図示したものに限定されず、要は、洗
浄対象になる被洗浄体を備えるようなものであれば適用
できる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による印刷機
の洗浄装置によると、まず、洗浄布をループ状にしてエ
ンドレスな構成とし、これを順次繰り出しながら繰り返
し使用できるように構成したので、洗浄布の使用効率が
大幅に向上し、それによって、運転コストの低減を図る
ことができる。又、洗浄布を収容する筐体内部を、洗浄
布ガイド手段によって、プレッシャーローラを通過して
使用された洗浄布が戻される側の戻り側空間と、これか
ら使用される洗浄布がプレッシャーローラ側に送り出さ
れる送出側空間とに二分した場合には、使用直後の洗浄
布とこれから使用に供される洗浄布とが直接接触するこ
とはないので、これから使用に供される洗浄布が不用意
に汚れてしまうことを防止することがでる。又、洗浄布
送り手段を戻り側空間の上部に配置した場合には、使用
済の洗浄布が戻り空間内に整然と折り畳まれた状態で収
容されていくことになり、筐体内の空間が有効的に使用
され、より長い洗浄布の収容が可能となる。又、戻り側
空間に該戻り側空間を洗浄布の通路を残した状態で上下
に二分する仕切壁を設けた場合には、戻り側空間内にお
いて、使用直後の洗浄布とこれから使用に供される洗浄
布との直接的な接触を防止することがてき、それによっ
て、これから使用に供される洗浄布が不用意に汚れてし
まうことを防止することがでる。又、筐体に複数個の通
気孔を形成した場合には、使用後の洗浄布の乾燥を促進
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、孔版印
刷装置の全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を一部切欠いて示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す図で、洗浄装
置の拭取手段の構成を示す側面図である。
【図8】従来例を示す図で、洗浄装置の拭取手段の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
5 転写胴(被洗浄体) 17 転写胴洗浄手段 51 洗浄液塗布手段 53 拭取手段 101 フレームユニット 103 サイドフレーム 105 ベースフレーム 109 洗浄布カセット 113 第1カセット 115 第2カセット 117 洗浄布ガイド 119 送りローラ 121 ピンチローラ 123 プレッシャーローラ 125 コイルスプリング 131 洗浄布 141 仕切壁 151 通気孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄布を被洗浄体に押圧して被洗浄体に
    付着した汚れを除去する印刷機の洗浄装置において、 上記洗浄布をループ状に構成してこれを順次繰り出しな
    がら繰り返し使用できるように構成したことを特徴とす
    る印刷機の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 被洗浄体の近傍に配置された筐体と、上
    記筐体の被洗浄体側端部に配置されたプレッシャー手段
    と、上記筐体の内部に配置されループ状に構成された洗
    浄布を順次送り出す洗浄布送出手段と、を具備したこと
    を特徴とする印刷機の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷機の洗浄装置におい
    て、上記筐体の内部は、洗浄布ガイド手段によって、プ
    レッシャー手段を通過した使用後の洗浄布が戻される側
    の戻り側空間と、これから使用に供される洗浄布がプレ
    ッシャー手段側に送り出される送出側空間とに二分され
    ていることを特徴とする印刷機の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷機の洗浄装置におい
    て、上記洗浄布送出手段は上記戻り側空間の上部に配置
    されていることを特徴とする印刷機の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の印刷機の洗
    浄装置において、上記戻り側空間には該戻り側空間を洗
    浄布の通路を残した状態で上下に二分する仕切壁が設け
    られていることを特徴とする印刷機の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4又は請求項5記載
    の印刷機の洗浄装置において、筐体の戻り側空間位置に
    は複数個の通気孔が形成されていることを特徴とする印
    刷機の洗浄装置。
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