JPH11138965A - 排紙胴のクリーニング装置、これを備えた孔版印刷機及び排紙胴のクリーニング方法 - Google Patents

排紙胴のクリーニング装置、これを備えた孔版印刷機及び排紙胴のクリーニング方法

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JPH11138965A
JPH11138965A JP30558897A JP30558897A JPH11138965A JP H11138965 A JPH11138965 A JP H11138965A JP 30558897 A JP30558897 A JP 30558897A JP 30558897 A JP30558897 A JP 30558897A JP H11138965 A JPH11138965 A JP H11138965A
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outer peripheral
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Masashi Iizuka
昌志 飯塚
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸群を有する排紙胴外周面の凸部の汚れを
十分にクリーニングし、原版交換後に印刷される用紙の
汚れ発生を防止した排紙胴のクリーニング装置を提供す
る。 【解決手段】 排紙胴60の凸部80に転写されたイン
クを吸い取るクリーニング部材Kの少なくとも表面を、
多孔質弾性体とし、この多孔質弾性体を構成する気孔K
aの最大径を、排紙胴60外周面の凸部80先端より小
さくして、凸部80が気孔Kaに嵌まり込まないように
することで、排紙胴外周面60の凸部80の汚れを十分
にクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙胴をクリーニ
ングする装置、このクリーニング装置を備えた孔版印刷
機及び排紙胴をクリーニングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばオフセット印刷機等の印刷
機では、インクが転写され画像が形成された印刷用紙を
下流側に搬送・排出する手段として、排紙胴を採用して
いるものがある。
【0003】この排紙胴では、その外周面に、印刷用紙
のインクが転写された画像面を受ける構成のため、当該
画像面のインクが排紙胴外周面に転写し、この排紙胴外
周面に転写したインクは、後続の印刷用紙の画像面に再
転写する。上記印刷機では、種々の要因により、後続の
印刷用紙に画像面に排紙胴外周面から再転写されるイン
ク位置が用紙毎に微妙にずれるため、画像面の汚れとし
て目立つことになる。
【0004】そこで、特公昭54−29300号公報で
は、排紙胴外周面に微細な梨地状の凹凸を形成したり、
また特公平3−18586号公報では、排紙胴外周面に
ガラスピースペーパー(凹凸を有している)を貼着し、
画像面からのインク転写を少なくして後続の印刷用紙で
の画像面の汚れ発生の防止を図っている。
【0005】このような凹凸を有する排紙胴にあって
は、原版を交換した場合に、排紙胴外周面をクリーニン
グし、交換前の原版に対応して転写していたインクを拭
き取ることによって、原版交換後の印刷用紙の画像面に
対して、交換前に排紙胴に転写していたインクが再転写
するのを防止する必要がある。
【0006】このようなクリーニング技術としては、特
開昭57−105356号公報に記載のように、版胴か
らのインクが転写された転写胴に対して、吸湿紙を巻回
した筒状ロールの当該吸湿紙を当接させたり、また実公
昭44−8726号公報に記載のように、インクが転写
された受け渡し胴に対して、不織布から成るフェルト、
30μmの気孔を有するゴムスポンジ等の含水物質より
成る含水清拭体を巻回した清拭ロールの当該含水清拭体
を当接させることによって、インクを洗い取る技術が知
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
リーニング技術を、前述した梨地状の凹凸や、ガラスピ
ースペーパーを有する排紙胴に適用した場合、上記フェ
ルト、スポンジ、吸湿紙を構成する孔の径が、上記排紙
胴外周面の凸部の先端より大きいのが一般的であるた
め、該凸部のうちには、前記孔内に完全に嵌まり込んで
しまう凸部があり、凸部先端のインクを十分に拭き取る
ことができなかったり、拭き取りムラが出るといった問
題があった。さらに、このような状態の時、前記クリー
ニング部材で排紙胴外周面を拭くと、引っ掛かりが生
じ、結局十分なクリーニングができなかった。
【0008】本発明は、このような問題を解決し、凹凸
群を有する排紙胴外周面の凸部の汚れを十分にクリーニ
ングでき、原版交換後に印刷される用紙の汚れ発生を防
止できる排紙胴のクリーニング装置、これを備えた孔版
印刷機及び排紙胴のクリーニング方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による排紙胴のクリーニング装置は、その外
周面に凹凸群を有し、インクが転写されて画像が形成さ
れた印刷用紙の画像面を上記外周面に受け、当該印刷用
紙をその回転と共に所定量搬送して排出する排紙胴、を
クリーニングする装置であって、排紙胴の外周面に当接
し、回転すると共に、少なくとも当接表面を多孔質弾性
体としたクリーニング部材を備え、多孔質弾性体を構成
する気孔の最大径を、排紙胴外周面の凸部先端より小さ
くしたことを特徴としている。
【0010】本発明による排紙胴のクリーニング装置に
よれば、印刷用紙の画像面が排紙胴の凸部に当接して、
画像面のインクが排紙胴の凸部に転写され、この凸部に
転写されたインクは、クリーニング部材によって、吸い
取られる。このクリーニング部材は、少なくともその表
面が多孔質弾性体にされ、この多孔質弾性体を構成する
気孔の最大径が、排紙胴外周面の凸部先端より小さくさ
れているため、凸部が気孔に嵌まり込むことがなく、排
紙胴外周面の凸部の汚れが十分にクリーニングされる。
このため、原版交換後に印刷される印刷用紙の汚れ発生
が防止される。
【0011】ここで、排紙胴の凸部へのインク転写及び
この凸部から後続の印刷用紙の画像面に対するインク再
転写を低減すると共に、画像面に再転写されるインクを
目視し難くすべく、排紙胴の凸部の径を、例えば画像を
構成する文字等の線径略0.2〜0.5mmより小さい
値にした場合には、多孔質弾性体の気孔の最大径を、略
5〜10μmとするのが好ましい。このような構成を採
用した場合、凸部が気孔に嵌まり込むことがなく、また
気孔による吸水性も高まり、排紙胴外周面の凸部の汚れ
が十分にクリーニングされる。
【0012】また、クリーニング部材を、排紙胴に対し
て所定の圧力で当接させ、及び離間させる接離手段を具
備することが好ましい。このような構成を採用した場
合、例えば原版交換時及び必要な部分に応じて、排紙胴
がクリーニング部材によってクリーニングされる。
【0013】また、本発明による排紙胴のクリーニング
装置を備えた孔版印刷機は、略円筒形状を成し、その外
周面に孔版原紙が巻回されると共にその内周面にインク
が供給され、内周面のインクを外周面に浸出させる穿孔
を有して回転する版胴と、版胴と共に回転し、搬送され
る印刷用紙を版胴との間で挟圧しながらインクを孔版原
紙を介して印刷用紙に転写させる圧胴と、その外周面に
凹凸群を有し、前記インクが転写されて画像が形成され
た印刷用紙の画像面を外周面に受け、当該用紙をその回
転と共に所定量搬送して排出する排紙胴と、上記本発明
の排紙胴のクリーニング装置と、を具備した。
【0014】本発明による排紙胴のクリーニング装置を
備えた孔版印刷機によれば、印刷用紙は、圧胴と版胴と
の間の押圧接触部で挟圧され、版胴側からインクが転写
されて画像が形成される。このインクが転写された印刷
用紙は、搬送に従って、その画像面が排紙胴の外周面で
受けられ、排紙胴の回転と共に搬送される。ここで、孔
版印刷機では、例えばエマルジョンインク等の乾き難い
インクが使用されるため、画像面から排紙胴へのインク
の転写が特に生じやすく排紙胴の汚れが顕著となるが、
排紙胴のクリーニング装置の構成を上記本発明の排紙胴
のクリーニング装置の構成としているため、排紙胴外周
面の凸部が気孔に嵌まり込むことがなく、その凸部の汚
れが十分にクリーニングされる。このため、孔版印刷機
のように、例えばエマルジョンインク等の乾き難いイン
クが使用される場合に好適であり、原版交換後に印刷さ
れる印刷用紙の汚れ発生が防止される。
【0015】さらにまた、本発明による排紙胴のクリー
ニング方法は、印刷用紙が当接されるその外周面に凹凸
群を有する排紙胴を回転し、少なくともその表面を多孔
質弾性体とすると共に当該多孔質弾性体を構成する気孔
の最大径を排紙胴外周面の凸部先端より小さくしたクリ
ーニングローラを、所定のタイミングで上記回転する排
紙胴に所定の圧力で当接し従動回転させて、排紙胴の当
接面をクリーニングし、排紙胴のクリーニングを終了す
る段階となったら、クリーニングローラを排紙胴から離
間した後に、排紙胴の回転を停止することを特徴として
いる。
【0016】本発明による排紙胴のクリーニング方法に
よれば、外周面に凹凸群を有する排紙胴が回転され、こ
の回転する排紙胴に、少なくともその表面が多孔質弾性
体とされると共に、当該多孔質弾性体を構成する気孔の
最大径が排紙胴外周面の凸部先端より小さくされたクリ
ーニングローラが必要なタイミング且つ所定の圧力で当
接されることによって、当該クリーニングローラが確実
に従動回転され、この従動回転するクリーニングローラ
によって、凸部が気孔に嵌まり込むことなく凸部の汚れ
が十分にクリーニングされる。そして、クリーニングを
終了する段階となったら、クリーニングローラが排紙胴
から離間されて、排紙胴の回転が停止され、これに伴っ
てクリーニングローラも停止される。このクリーニング
ローラという単純な構成の弾性体から成るクリーニング
部材は、排紙胴に当接すれば直ちに従属回転し、必要な
タイミングに合わせて制御しやすいものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る孔版印刷機の
好適な実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る孔版印刷機を示す構成図で
ある。
【0018】図1に示すように、本実施形態に係る孔版
印刷機は大別して、孔版原紙10aが巻回された版胴1
0、孔版原紙10aを製版する製版部20、版胴10か
らの孔版原紙10aを回収する排版部30、印刷用紙P
を供給する給紙部40、版胴10に対向配置され、供給
された印刷用紙Pを版胴10との間で挟圧しながら下流
側に搬送する圧胴50、この圧胴50に対向配置され、
当該圧胴50から印刷用紙Pを受け取って下流側に搬送
する排紙胴60及びこの排紙胴60から印刷用紙Pを受
けて搬送しストックする排紙部70から成っている。
【0019】上記圧胴50は、駆動モータ99によって
回転駆動され、この駆動モータ99の回転駆動力は、圧
胴50に対して歯車、ベルト等で連結された版胴10、
排紙胴60に伝達され、版胴10、排紙胴60が回転さ
れる。
【0020】版胴10は、円筒の軸線を含まない一部を
該軸線方向に沿って裁断し当該裁断面が平坦面10Xを
成すように構成されており、上記軸線を中心に反時計方
向に回転駆動される。また、版胴10は、その外周面
に、数層に巻き付けられている金属及び樹脂(例えば合
成繊維)よりなるメッシュスクリーンを有していると共
に、その内部に、中押しローラ12及びこの中押しロー
ラ12に一定量のインクを供給するインク供給部11を
備えている。
【0021】中押しローラ12は、上記圧胴50に対向
する位置に配置されており、図示を省略した駆動機構に
より圧胴50に対して接離する方向に移動され、圧胴5
0に接近する方向に移動した時に、版胴10の外周部を
内部側から圧胴50側に押し出し、内周面側のインクを
外周面側に摺り込むように構成されている。このインク
としては、通常のインクの蒸発を抑えた油性或いは油中
水型のエマルジョンインクが用いられている。
【0022】版胴10はまた、上記平坦面10X上に、
上記孔版原紙10aの先端を図示を省略した駆動機構に
よって保持・解放する原紙保持爪13を備えており、当
該原紙保持爪13により、孔版原紙10aが上記メッシ
ュスクリーンの上に保持されている。
【0023】製版部20は、不織布と樹脂フィルムから
なる帯状孔版原紙を巻回した原紙ロール21、この原紙
ロール21からの孔版原紙に印刷データに応じた画像を
穿孔するサーマルヘッド22、このサーマルヘッド22
により穿孔された孔版原紙を所定長に切断するカッター
23及び孔版原紙を上記版胴10に向かって搬送する原
紙送りローラ24から成っている。この原紙送りローラ
24は、孔版原紙の先端を上記原紙保持爪13に搬送す
るように構成されている。
【0024】排版部30は、全印刷工程が終了し、新し
い孔版原紙を用いた印刷を行う際に、版胴10に巻回さ
れていた孔版原紙10aを使用済みとして回収する。
【0025】給紙部40は、印刷用紙Pを積載する給紙
台41、この給紙台41に積載された印刷用紙Pを1枚
づつ回転により繰り出す給紙ローラ42及びこの給紙ロ
ーラ42から繰り出された印刷用紙Pを一旦係止し所定
の給紙タイミングで版胴10と圧胴50との接点付近に
搬送するレジストローラ43から成っている。
【0026】圧胴50は、版胴10とほぼ同外形を成し
て同一の回転数でその軸線を中心に時計方向に回転駆動
される。また、版胴10と同様に圧胴50の外周面の一
部に形成された平坦面50X上には、図2に示すよう
に、その軸線方向の両端部に一対のホルダ51a,51
aが互いに対向するように立設されている。これらのホ
ルダ51a,51a間には、上記圧胴50の軸線に平行
なガイド軸51bが掛け渡されており、このガイド軸5
1bには、供給される印刷用紙Pの先端を図示を省略し
た駆動機構によってくわえ・解除する圧胴側くわえ爪5
1が複数支持されている。これらの圧胴側くわえ爪51
は、ガイド軸51bに沿って移動可能であり、圧胴側く
わえ爪51に対して設けられたネジ51cを緩締するこ
とによって、所望の位置に移動して固定される。これら
のホルダ51a,51a、ガイド軸51b、ネジ51c
によって圧胴側くわえ爪移動手段52が構成されてい
る。
【0027】ここで、本実施形態においては、3個の圧
胴側くわえ爪51が設けられており、これらの圧胴側く
わえ爪51によって、今回用いられる印刷用紙の先端の
両端部及び中央部をくわえ可能となっている。また、用
紙サイズが変更になった場合には、上記圧胴側くわえ爪
51を移動すれば、変更となった用紙の先端の両端部及
び中央部をくわえることができる。
【0028】そして、圧胴50と版胴10との間に、上
記圧胴側くわえ爪51によりくわえられ下流側に搬送さ
れる印刷用紙Pを挟圧し、孔版原紙10aの穿孔に対応
したインクを転写させる押圧接触部A(図3参照)が設
けられている。
【0029】排紙胴60は、図1に示すように、版胴1
0、圧胴50とほぼ同外形を成して同一の回転数でその
軸線を中心に反時計方向に回転駆動される。また、版胴
10、圧胴50と同様に排紙胴60の外周面の一部に形
成された平坦面60X上には、図2に示すように、圧胴
50に設けたとほぼ同様な一対のホルダ61a,61
a、ガイド軸61b、3個の(排紙胴側)くわえ爪61
及びネジ61cが設けられている。これらのホルダ61
a,61a、ガイド軸61b、ネジ61cによって排紙
胴側くわえ爪移動手段62が構成されている。
【0030】上記圧胴側くわえ爪51及び排紙胴側くわ
え爪61は、圧胴50及び排紙胴60が図示方向に回転
した時に、圧胴50と排紙胴60との対向位置Sにおい
て、対向し(最接近し)、この時、圧胴側くわえ爪51
がくわえ解除動作を行うと共に、少なくとも時間遅れな
く排紙胴側くわえ爪61がくわえ替え動作を行うように
構成されている。これらの圧胴側くわえ爪51及び排紙
胴側くわえ爪61は、上記最接近した時に互いに干渉し
ないように、ガイド軸51b,61bの延在方向に櫛歯
状にずれて配置されていると共に、当該くわえ爪51,
61が、回転時に相手の胴に衝突しないように、圧胴5
0、排紙胴60には、切欠53,63がそれぞれ形成さ
れている。また、排紙胴60は、上記押圧接触部Aを始
点としたインク転写距離より短く且つ圧胴50の外周面
下流側に沿った位置、に対して近接して配置されてい
る。従って、上記くわえ替えを行った時には、印刷用紙
Pに対して、押圧接触部Aで必ず用紙押圧が行われてい
る。すなわち、押圧接触部Aで用紙押圧を行っている間
に、印刷用紙Pの先端のくわえ替えを行うように構成さ
れている。なお、排紙胴60は、印刷用紙Pに対する所
定の搬送を良好に行うべく、圧胴50に対して所定の隙
間Tを持って離間配置されている。この隙間Tは、0<
T≦1mmの範囲にあるのが好ましく、より好ましくは
0.5mm程度である。
【0031】上記排紙胴側くわえ爪61は、上記押圧接
触部Aで押圧されている印刷用紙Pの先端のくわえを維
持し、排紙胴60の回転により印刷用紙PをS字状に曲
げ下流側の所定位置まで搬送するように構成されてい
る。
【0032】上記排紙胴60の外周面には、図6及び図
7に示すように、凸部80が規則的配列を持って多数形
成されている。凸部80のピッチ間距離としては、0.
2mm〜1.5mm程度が望ましい。
【0033】これらの凸部80は、先端が平坦面を成
し、外径が略10μm〜200μmの範囲で略同一径
で、且つ高さが略10μm〜50μmの範囲で略同一高
さである。この凸部80は、例えばSUS304の板材
にエッチングを施すことにより形成される。そして、こ
の板材を排紙胴60の外周面に巻回することにより、外
周面に多数の凸部80を有する排紙胴60が得られる。
【0034】再び図1に戻って、排紙部70は、上記排
紙胴側くわえ爪61によりくわえが解除される位置に対
応して排紙胴60より下方に設けられた用紙搬送用の排
紙ベルト71と、この排紙ベルト71の下方に位置する
吸引用のファンモータ73と、を備えている。この排紙
ベルト71は、排紙胴側くわえ爪61によるくわえが解
除された印刷用紙Pを、ファンモータ73の駆動より排
紙ベルト71上に吸引するための多数の吸引用孔を有し
ている。
【0035】排紙部70はまた、排紙ベルト71の先端
側(図示右側)付近に、用紙搬送方向に対する直交断面
形状がU字状を呈し、見かけ上の剛性を高めた状態で、
搬送される用紙Pを飛翔させる排紙ウイング72、この
排紙ウイング72により飛翔した印刷用紙Pをストック
する排紙台76、この排紙台76の先端側(図示右側)
に立設され、飛翔した用紙先端を衝突させ飛翔の勢いを
止めて落下させると共に、落下時の用紙先端を揃える排
紙エンドフェンス74及び排紙台76の幅方向(図面に
垂直な方向)に並設され、落下時の用紙幅方向を揃える
一対のサイドフェンス75を備えている。
【0036】また、上記排紙胴60に隣接した位置に
は、図1及び図8に示すように、排紙胴用のクリーニン
グ装置Jが付設されている。このクリーニング装置J
は、排紙胴60に対向し、レバーMの先端(図示左端)
に回転自在に支持されたクリーニングローラKを備えて
いる。
【0037】このクリーニングローラKは、上記凸部8
0の最小径より小さい略5μm〜10μmの気孔を多数
有する多孔質弾性体(いわゆるスポンジ状)であり、例
えばポリウレタン樹脂を発泡成形し吸水性を有するよう
に成っている。ここで、本実施形態においては、上記多
孔質弾性体として、例えばトーヨーポリマー(株)製の
ルビーセルAが用いられている。このルビーセルAは、
ウレタンから成り、各気孔が狭い連絡路で繋がっている
連続気孔多孔質弾性体である。
【0038】上記レバーMは、支持軸Nに回転自在に支
持されており、レバーMの下方に配置されると共に当該
レバーMに係止された引っ張りバネRによって、支持軸
Nを支点とした反時計方向に常時付勢されている。この
レバーMはまた、レバーMの上方に配置されると共に当
該レバーMにプランジャLaが枢着されたキープソレノ
イドLによって、支持軸Nを支点として揺動可能に構成
される。
【0039】クリーニング装置Jは、さらにレバーMの
末端(図示右端)に隣接してマイクロスイッチQを備え
ている。このマイクロスイッチQのスイッチレバーは、
その先端が折曲されており、当該折曲部Qaが、上記レ
バーMの末端に対向するように配置されている。
【0040】上記プランジャLaは、待機時(非クリー
ニング時)には、キープソレノイドL内に配設された永
久磁石(不図示)によって引き込まれており、クリーニ
ングローラKは排紙胴60の外周面に対して離間した状
態にある。この時、スイッチレバーの折曲部Qaは、レ
バーM末端に対して離間しており、マイクロスイッチQ
の出力はオフとなっている。
【0041】本実施形態の孔版印刷機はさらに、図1に
示すように、クリーニングを行うためのクリーニングス
イッチ82及び上記マイクロスイッチQからの信号に応
答して、前述した駆動モータ99及びキープソレノイド
Lに所定の信号を送出し、クリーニング動作を制御する
CPU81を備えている。
【0042】次に、本実施形態に係る孔版印刷機の動作
について説明する。先ず、印刷に先立って、製版部20
において孔版原紙10aが製版される。すなわち、図1
に示すように、原紙送りローラ24の回転駆動により原
紙ロール21から繰り出される孔版原紙の樹脂フィルム
面に対し、サーマルヘッド22の発熱素子が当接され、
当該発熱素子を選択的に発熱させることによって、画像
情報に応じた穿孔が行われる。この穿孔された孔版原紙
は、原紙送りローラ24によってさらに下流側に搬送さ
れ、その先端が、原紙保持爪13によって保持される。
そして、版胴10が図示反時計方向に回転することによ
って、上記孔版原紙が、版胴10のメッシュスクリーン
上に巻き付けられる。この孔版原紙は、カッター23に
よって所定長のところで切断される。
【0043】孔版原紙10aが巻回された版胴10、圧
胴50及び排紙胴60は、図示の位置に待機している。
そして、印刷開始となったら、給紙ローラ42が回転駆
動し、給紙台41に積載された印刷用紙のうちの1番上
の用紙が1枚繰り出されると共に、前述した駆動モータ
99が駆動を開始し、版胴10、圧胴50及び排紙胴6
0が図示の方向に同期回転を始める。
【0044】上記繰り出された印刷用紙Pは、レジスト
ローラ43によって、一旦係止され、孔版原紙10aの
画像先端部と印刷用紙Pの転写位置とが整合することに
なるタイミング(給紙タイミング)で、版胴10と圧胴
50との間の押圧接触部Aに向かって繰り出される。こ
の印刷用紙Pは、その先端の両端部及び中央部分が、押
圧接触部Aの上流側(押圧接触部Aより左側)におい
て、圧胴側くわえ爪51によりくわえられ、圧胴50の
回転によって押圧接触部Aに搬送される。
【0045】この時、インク供給部11により一定量の
インクが供給されている中押しローラ12が、圧胴50
に接近する方向に移動して、版胴10の外周部が内部側
から圧胴50側に押し出され、印刷用紙Pは、押圧接触
部Aにて版胴10及び圧胴50により挟圧される。これ
により、特に孔版原紙10aの不織布部分及びメッシュ
スクリーンの孔部に溜まったインクが、孔版原紙10a
の穿孔を通して印刷用紙Pに押し付けられ、穿孔に応じ
たインク転写(印刷)が行われる。
【0046】このインク転写が行われている印刷用紙P
は、その先端の両端部及び中央部分が、圧胴側くわえ爪
51によりくわえられているため、圧胴50の回転に従
って、その先端の全幅(印刷用紙P先端の紙面に対する
垂直方向全部)が、圧胴50の回転方向に引っ張られな
がら搬送される。従って、印刷用紙Pのインク転写済み
部分(印刷用紙Pの押圧接触部Aより右側部分)は、そ
の全体が圧胴50の外周面に貼り付いた状態で搬送され
る。
【0047】上記圧胴側くわえ爪51及び前述した排紙
胴側くわえ爪61は、圧胴50及び排紙胴60の回転に
従って、互いに接近していき、圧胴側くわえ爪51及び
排紙胴側くわえ爪61が最接近すると、圧胴側くわえ爪
51のくわえが解除されるのに対して時間遅れなく排紙
胴側くわえ爪61のくわえが行われ、印刷用紙Pの先端
の両端部及び中央部が排紙胴側くわえ爪61にくわえ替
えされる。
【0048】このくわえ替えされた印刷用紙Pは、その
先端の両端部及び中央部分が、排紙胴側くわえ爪61に
よりくわえられているため、排紙胴60の回転に従っ
て、その先端の全幅が、排紙胴60の回転方向に引っ張
られながら搬送される。従って、印刷用紙Pのインク転
写済み部分は、図3に示すように、その全体が排紙胴6
0及び圧胴50の外周面に貼り付いた状態で搬送され
る。この貼り付き状態は、排紙胴側くわえ爪61による
くわえが解除されてもファンモータ73の駆動により、
押圧接触部Aでのインク転写が少なくとも終了するまで
維持されるため、押圧接触部Aでの画像形成のためのイ
ンク転写が良好に維持される。
【0049】このように、押圧接触部Aでの印刷用紙P
へのインク転写中、印刷用紙Pの先端の両端及び中央部
分が、圧胴側または排紙胴側くわえ爪51,61によっ
てくわえられて、圧胴50または排紙胴60の回転に連
れて、圧胴50または排紙胴60の回転方向に引っ張ら
れるため、印刷用紙Pのインク転写済み部分全体が圧胴
50、排紙胴60に貼り付くことになり、印刷用紙Pの
版胴10への貼り付きがインク転写領域全面に渡って完
全に防止される。このため、インク転写領域全面に渡っ
てインクの過剰盛りが防止され、適正な量(所定の一定
量)のインクによる印刷が行なわれる。その結果、印刷
画像のにじみ、裏写りの発生が防止され、鮮明な画像が
得られる。
【0050】ところで、上記排紙胴60及びくわえ爪6
1による印刷用紙Pの搬送時では、印刷用紙Pの排紙胴
60側のインク転写面が、排紙胴60外周面に形成され
た上記多数の凸部80(図6及び図7参照)に当接した
状態にある。
【0051】ここで、凸部80は、前述したように、そ
の先端が平坦面を成すと共にその外径が互いにほぼ等し
いため、印刷用紙Pに対する圧力が平坦面で作用して搬
送力が均等に安定し、当該印刷用紙Pは良好に搬送され
る。また、多数の凸部80は、その突出高さが互いにほ
ぼ等しく、さらに規則的に配列されているため、印刷用
紙Pが排紙胴外周面に密着して搬送力がより均等に安定
し、当該印刷用紙Pはより良好に搬送される。このよう
な凸部80の構成によれば、孔版印刷機に良く用いられ
る藁半紙等の紙質がさほど良くなく且つ表面がざらざら
している紙であっても、良好に搬送される。
【0052】また、凸部80は、その先端が平坦面を成
しているため、例えば尖鋭形状では生じやすい印刷用紙
Pの画像面に対する傷入れが防止され、印刷用紙Pは、
画像面の画質が損なわれることなく搬送される。
【0053】なお、上記凸部80は、その突出高さが、
略10〜50μmとされていると共に、突出方向に垂直
な方向の断面形状が円形とされているが、これは、例え
ばエッチング等による製造が、突出高さが高いものや、
断面形状が矩形のもの(三角、四角等)に比して容易だ
からである。因みに、凸部80の突出高さを上記以上と
し、凸部80のピッチ間距離を前述した0.2mm〜
1.5mmより大きくすると、印刷用紙Pの搬送時に、
凸部80の先端に印刷用紙Pの押圧力が集中し尖鋭形状
に近づき、当該印刷用紙Pに悪影響を与える虞があるの
で、好ましくない。
【0054】ところで、上述したように、印刷用紙Pの
インク転写面と上記多数の凸部80とが当接しているた
め、画像面のインクは当該凸部80の先端(平坦面)に
転写され、この凸部80に転写されたインクは、後続の
印刷用紙の画像面に当接して再転写される場合がある。
特に、インク成分が乾燥し難く調合されている場合であ
る。
【0055】ここで、本実施形態においては、版胴10
と排紙胴60を同回転数で回転し、且つ同外径としてい
るため、版胴10側から転写された印刷用紙P上の印刷
画像が、排紙胴60の外周面の同一箇所と常に接触し
て、当該同一箇所に印刷用紙Pからのインクが転写され
ても、この排紙胴60に転写されたインクが、後続の印
刷用紙の印刷画像の同一箇所に対してずれずに再転写さ
れる。このため、にじみ等のない鮮明な画像が得られ
る。
【0056】なお、排紙胴60の外周長を、版胴10の
外周長の自然数倍としても、同様な効果を得ることがで
きるというのはいうまでもない。
【0057】このように、後続の印刷用紙の画像面の同
一箇所にずれなく、排紙胴60からインクを再転写させ
るようにしても、実際には、種々の要因、例えば供給タ
イミングのずれ等によって、再転写されるインク位置が
用紙毎に微妙にずれるため、画像面の汚れとして目立つ
ことが多々ある。
【0058】本実施形態では、このインクが転写される
凸部80の外径を略10〜200μmとし、画像を構成
する文字等の線径略0.2〜0.5mmより小さくして
いるため、例えばオフセット印刷機に採用されている胴
体表面の凸部であって、例えば特公昭54−29300
号公報記載の梨地状の凸部や、例えば特公平3−185
86号公報記載のガラスピースペーパーを構成する凸部
に比べると、インクとの接触面積が非常に少なく、当該
凸部先端に画像面より転写されるインクが非常に少なく
なっている。さらに、凸部80の外径を互いにほぼ等し
くしていると共にこれらの凸部が規則的に配列されてい
るため、転写されるインクのばらつきが低減されてい
る。
【0059】従って、凸部80から後続の印刷用紙の画
像面に再転写されるインクも非常に少なく、且つ再転写
されるインクのばらつきも低減される。しかも、上述し
たように、凸部80の外径が、画像を構成する文字等の
線径略0.2〜0.5mmより小さい略10〜200μ
mとされているため、後続の印刷用紙に転写されたイン
クを目視により発見するのが難しくなっている。
【0060】すなわち、再転写されるインク位置が用紙
毎に微妙にずれても、画像面の汚れが十分に目立たない
ようになっている。特に、孔版印刷機では、エマルジョ
ンインク等の乾き難いインクが使用され、画像面の汚れ
が特に顕著となるが、この場合でも、画像面の汚れが十
分に目立たないようになっている。
【0061】なお、上記凸部80の先端の外径を、上記
範囲(10〜200μm)内でさらに小径にしていく
と、これに連れて印刷用紙の画像面の汚れがさらに減少
する傾向にあるため、印刷用紙の画像面に対してより高
度な画質が要求される場合には、より小径にして対処す
ることができる。
【0062】さて、再び図1に戻って、押圧接触部Aで
のインク転写が少なくとも終了した印刷用紙Pは、排紙
胴側くわえ爪61によるくわえが解除され、このくわえ
が解除された印刷用紙Pは、ファンモータ73の吸引力
によって、その先端側が排紙胴60から順次下方に引き
離されていき、排紙ベルト71上に載る。この印刷用紙
Pは、排紙ベルト71の駆動によって、図示右方向に移
動し、給紙ウイング72から飛翔する。この飛翔した印
刷用紙Pは、排紙エンドフェンス74及サイドフェンス
75によって用紙の飛翔方向及び幅方向が規制されて排
紙台76にストックされる。
【0063】このように、印刷用紙Pは、版胴10に貼
り付くことはなく、しかも圧胴側くわえ爪51によりく
わえられて搬送されると共に、排紙胴側くわえ爪61に
よってくわえ替えされて搬送され、この時、排紙胴60
の用紙に対する搬送性は良好であり、しかも排紙胴60
から排出手段70により分離排出されるため、当然のこ
とながら、ジャムが発生することはない。
【0064】ところで、上記排紙胴60の凸部80の先
端には、前述したように、印刷用紙Pの画像面からイン
クが転写しやすく、孔版原紙10aを交換する場合に
は、このインクを拭き取り、孔版原紙交換後の印刷用紙
の画像面に、交換前に凸部80に転写していたインクが
再転写するのを防止する必要がある。特に、孔版印刷機
では、先に述べたように、エマルジョンインク等の乾き
難いインクが使用されているため、上記再転写がより起
こりやすい。
【0065】そこで、本実施形態においては、上記クリ
ーニング装置Jにより排紙胴60の凸部80のクリーニ
ングが行われる。以下、クリーニング装置Jによるクリ
ーニング動作について説明する。
【0066】版胴10側では、原紙保持爪13の保持が
解放されると共に版胴10が回転し、当該版胴10に巻
回されていた古い孔版原紙10aが排版部30に回収さ
れる(図1参照)。そして、新しい孔版原紙が、前述し
たのと同様な方法で版胴10に巻回される。
【0067】一方、クリーニング装置Jは、待機時に
は、前述したように、図1及び図8に示す状態にあり、
プランジャLaは引き込まれ、クリーニングローラKは
排紙胴60の外周面に対して離間し、スイッチレバーの
折曲部Qaは、レバーM末端に対して離間していて、マ
イクロスイッチQの出力はオフとなっている。
【0068】そして、前述したクリーニングスイッチ8
2がオンされると、この信号をCPU81が受けて上記
駆動モータ99に駆動信号を送出し、圧胴50と共に版
胴10、排紙胴60が回転を開始する。ここで、上記ク
リーニングスイッチ82に代えて、例えば製版部20で
の製版動作を開始する指令の入力により、駆動モータ9
9に駆動信号を送出するようにしても良い。
【0069】次いで、CPU81は、キープソレノイド
Lに逆極性の通電を行い、永久磁石によって固定保持さ
れているプランジャLaを解放する。プランジャLaが
解放されると、レバーMが、引っ張りバネRの付勢力に
よって、支持軸Nを支点として反時計方向に回動し、図
9に示すように、クリーニングローラKが、回転してい
る排紙胴60の外周面すなわち凸部80の先端に圧接す
る。この圧接力は、1kgf/300mm〜3kgf/
300mmとするのが好ましい。
【0070】この時、スイッチレバーの折曲部Qaは、
レバーM末端によって図示上方に押し上げられ、マイク
ロスイッチQの出力はオンとなる。ここで、CPU81
がマイクロスイッチQからオン信号を受けないと、当該
CPU81は、何らかの異常が発生したとして、例えば
警報ブザーや点滅ランプ等の異常発生報知手段(不図
示)にオン信号を送出し、作業者に異常を知らしめる。
【0071】さて、回転する排紙胴60の凸部80先端
に、クリーニングローラKが圧接すると、クリーニング
ローラKは従動回転しながら、凸部80の平坦面からイ
ンクを転写されて当該インクを吸着し、この先端をクリ
ーニングする。
【0072】ここで、前述したように、クリーニングロ
ーラKは、図10に示すように、凸部80の最小径10
μmより小さい略5μm〜10μmの孔Kaを多数有す
る多孔質弾性体であるため、同図に示すように、クリー
ニング時に、凸部80が孔Kaに嵌まり込むことはな
い。従って、凸部80の先端に転写したインクは、クリ
ーニングローラKに十分に吸収されていくことになる。
なお、排紙胴の回転は、少なくとも1回転以上であれば
良い。
【0073】このようにしてクリーニングが完了した
ら、CPU81は、キープソレノイドLに通電を行い、
プランジャLaを吸引する。プランジャLaが吸引され
ると、レバーMが、引っ張りバネRの付勢力に抗して、
支持軸Nを支点として時計方向に回動し、図8に示すよ
うに、クリーニングローラKは、回転している排紙胴6
0の外周面から所定距離離間する待機状態に戻る。この
時、スイッチレバーの折曲部Qaは、レバーM末端に対
して離間する待機状態に戻り、マイクロスイッチQの出
力はオフとなる。ここで、CPU81がマイクロスイッ
チQからオフ信号を受けないと、当該CPU81は、何
らかの異常が発生したとして上記異常発生報知手段にオ
ン信号を送出し、作業者に異常を知らしめる。
【0074】一方、CPU81がマイクロスイッチQか
らオフ信号を受けると、当該CPU81は、駆動モータ
99に駆動停止信号を送出し、圧胴50と共に版胴1
0、排紙胴60の回転を停止する。
【0075】このような容易な動作手順によって、排紙
胴60の凸部80の汚れを十分にクリーニングできるよ
うになっている。
【0076】図4は、第2実施形態に係る孔版印刷機を
示す構成図である。なお、以降の実施形態の図面の説明
において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。
【0077】この第2実施形態の孔版印刷機が先の第1
実施形態のそれと違う第1の点は、クリーニングローラ
KがクリーニングベルトK1となり、ローラK2,K3
に掛け渡されて従動回転可能に支持されている。また、
上記クリーニングベルトK1に対して、下方には、ベル
トクリーニング装置K5が設けられ、クリーニングベル
トK1が排紙胴60に当接と同時に、当該ベルトクリー
ニング装置K5のへらK4にも当接するように構成され
ている。なお、第1実施形態と同様に、排紙胴60の外
周面には多数の凸部80が備えられている。
【0078】従って、クリーニングベルトK1が吸収し
たインクは、へらK4により回収され、クリーニングベ
ルトK1の寿命やインク吸収性が見かけ上、向上される
ようになっている。
【0079】また、この第2実施形態の孔版印刷機が先
の第1実施形態のそれと違う第2の点は、上記圧胴50
を、版胴10との押圧接触部Aにて印刷用紙Pの圧胴側
の面(印刷用紙Pの裏面)にインクを転写する機能を兼
ね備えた圧胴100に代えた点である。
【0080】すなわち、この版胴を兼ねた圧胴100
は、その外周面に、裏面用の孔版原紙100aが巻回さ
れると共に、その内周面に、第1の実施形態と同様な中
押しローラ12及びインク供給部11を備えており、さ
らに内周面のインクを外周面に浸出させる穿孔を有して
いる。圧胴100の平坦面100X上には、前述した印
刷用紙Pの先端の両端部及中央部をくわえ・解除する3
個の圧胴側くわえ爪51の他に、上記孔版原紙100a
をくわえる原紙保持爪13が櫛歯形態で備えられてい
る。
【0081】さらに、この第2実施形態では、上記孔版
原紙100aを製版する製版部200及び圧胴100か
らの孔版原紙100aを回収する排版部300が付設さ
れている。この製版部200は、第1実施形態と同様
に、原紙ロール21、サーマルヘッド22、カッター2
3及び原紙送りローラ24から成り、さらに搬送ガイド
25を備えている。
【0082】従って、圧胴側くわえ爪51によりくわえ
られた印刷用紙Pが、版胴10と版胴の機能を兼ね備え
た圧胴100との間の押圧接触部Aで挟圧されると、印
刷用紙Pの表面(図示上面)には、孔版原紙10aの穿
孔に応じたインクが版胴10側から転写され、印刷用紙
Pの裏面(図示下面)には、孔版原紙100aの穿孔に
応じたインクが圧胴100側から転写される。すなわ
ち、印刷用紙Pには、両面印刷が施される。
【0083】この両面印刷を施す第2実施形態の構成
は、圧胴100が版胴の機能を兼ねているため、低コス
トにて実現される。
【0084】この両面印刷が施された印刷用紙Pの下流
側への以降の搬送は、第1実施形態と全く同様であり、
印刷用紙Pの圧胴側のインク転写済み部分全体が、押圧
接触部Aから排紙胴60との対向部位(最接近部位)S
まで圧胴100外周面に当接して貼り付いていき、その
以降、圧胴100外周面から引き離されていく。
【0085】すなわち、印刷用紙Pのインク転写済み部
分が圧胴100外周面に貼り付いている時間(長さ)は
常に一定であり、対向部位Sで確実に分離されるため、
印刷用紙Pの裏面に対する圧胴100側からのインク供
給量は所定の一定量に保たれ、印刷用紙Pの裏面に対し
てもインクの過剰盛りが回避可能となる。
【0086】以上、印刷用紙Pの裏面でも画像のにじみ
が防止されると共に、先に排紙された印刷用紙の表面に
対して、後に排紙される印刷用紙Pの裏面が接触するこ
とにより発生するインクの再転写も防止され、印刷用紙
の両面において鮮明な画像が得られるようになってい
る。そして、長期に渡って、このような性能が維持され
る。
【0087】図5は、第3実施形態に係る孔版印刷機を
示す構成図である。この第3実施形態の孔版印刷機が先
の第1実施形態のそれと違う第1の点は、クリーニング
ローラKを、当該クリーニングローラKより径が小さい
クリーニングローラK6に代えると共に、主動回転可能
に構成した点である。このクリーニングローラK6は、
ドライバーDによりベルトD1を介して、排紙胴60と
逆方向に、その周速が排紙胴60より若干速く回転す
る。このドライバーDは、クリーニングローラK6が排
紙胴60に接離するタイミングに合わせて前述したCP
U81により制御される。
【0088】このように、クリーニングローラK6を、
主動回転させることで、排紙胴外周面の拭き取り作用を
発生させると共に、インクを吸収させている。また、径
を小さくすることで、当接面積が少なくなり、凸部80
との引っ掛かりが防止されるようになっている。
【0089】次に、この第3実施形態の孔版印刷機が先
の第1実施形態のそれと違う第2の点は、上記版胴10
と全く同様な構成で圧胴50と同期回転すると共に、そ
の外周面に裏面用の孔版原紙101aが巻回され、圧胴
50との間の第2の押圧接触部Bで当該圧胴50と押圧
接触が制御される第2の版胴101を設けた点である。
【0090】なお、版胴10に対する製版部及び排版
部、第2の版胴101に対する製版部及び排版部は、図
が煩雑になるため、省略されている。
【0091】この第3実施形態の孔版印刷機によれば、
第2の押圧接触部Bで第2の版胴101と圧胴50とが
押圧接触することによって、圧胴50の外周面に、孔版
原紙101aの穿孔に応じたインクが第2の版胴101
側から転写される。そして、圧胴側くわえ爪51により
くわえられた印刷用紙Pが、版胴10と圧胴50との間
の押圧接触部Aで挟圧されると、印刷用紙Pの表面に
は、孔版原紙10aの穿孔に応じたインクが版胴10側
から転写され、印刷用紙Pの裏面には、圧胴50外周面
に転写された第2の版胴101側のインクが転写され
る。すなわち、印刷用紙Pには、両面印刷が施される。
【0092】この両面印刷が施された印刷用紙Pの下流
側への以降の搬送は、第2実施形態と全く同様である。
すなわち、印刷用紙Pのインク転写済み部分が圧胴50
外周面に貼り付いている時間(長さ)は、押圧接触部A
から排紙胴60との対向部位Sまでの一定値であり、印
刷用紙Pの裏面に対する圧胴50からのインク供給量は
所定の一定量に保たれる。その結果、第2実施形態と同
様に、印刷用紙Pの裏面でも画像のにじみが防止される
と共に、先に排紙された印刷用紙の表面に対して、後に
排紙される印刷用紙Pの裏面が接触することにより発生
するインクの再転写も防止され、印刷用紙の両面におい
て鮮明な画像が得られる。
【0093】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であるというのはいうまでもなく、
例えば、上記実施形態においては、排紙胴側くわえ爪6
1及び圧胴側くわえ爪51を、それぞれ3個としている
が、個数はこれに限定されるものではなく、要は印刷用
紙Pの先端の少なくとも両端部分及び中央部分をくわえ
ることができれば良い。
【0094】また、上記実施形態においては、くわえ爪
51,61を手作業にて用紙先端に沿って移動・固定す
るようにしているが、これらのくわえ爪51,61を上
記方向に移動させるエアーシリンダ等のアクチュエータ
を設けると共に、用いられる用紙のサイズに応じて、く
わえ爪51,61が当該用紙の少なくとも両端部及び中
央部をくわえることができる位置をCPUに予め記憶さ
せておき、用紙サイズを入力するスイッチからの入力信
号に従って上記アクチュエータを制御して、用いられる
用紙の少なくとも両端部及び中央部をくわえることがで
きる位置に、くわえ爪51,61を移動させるようにし
ても良い。
【0095】また、排紙胴60外周面の多数の凸部8
0、クリーニング装置Jに関しては、エマルジョンイン
ク等の乾き難いインクを用いる孔版印刷機に特に有効だ
として、上記実施形態の孔版印刷機に採用しているが、
その適用範囲は孔版印刷機に限定されるものではなく、
例えばオフセット印刷機等の印刷機に対しても同様に適
用できる。また、印刷用紙Pの画像面に対する排紙胴6
0からのインク再転写の低減や、排紙胴60外周面の多
数の凸部80のクリーニングという観点からいえば、凸
部80を有する排紙胴60は、くわえ爪61により印刷
用紙Pをくわえて搬送するタイプでなくても良く、例え
ば吸引により印刷用紙Pを排紙胴60外周面に保持して
搬送するタイプでも良い。
【0096】また、特にクリーニング装置Jに関して
は、クリーニングローラK,K6及びクリーニングベル
トK1を多孔質弾性体としているが、排紙胴60の外周
面の凸部に適合する他のクリーニング部材とすることも
可能であり、例えば気孔30μmのゴムスポンジとする
ことも可能である。また、クリーニング部材を従動回転
させるタイプのクリーニング装置J(クリーニングロー
ラK、クリーニングベルトK1の場合)は、上記構成の
多数の凸部80を十分にクリーニングできるだけではな
く、例えば特公昭54−29300号公報記載の梨地状
の凸部や、例えば特公平3−18586号公報記載のガ
ラスピースペーパーを構成する凸部を十分にクリーニン
グすることも可能である。この場合、多孔質弾性体を構
成する気孔の径は、吸水性の良い上記略5μm〜10μ
mに限定されず、クリーニングローラKが、排紙胴外周
面に設けられた上記梨地状の凸部やガラスピースペーパ
ーの凸部で形成される外周表面の内側に入り込み難けれ
ば良く、これによって、気孔内に凸部が完全に嵌まらず
に、これらの凸部を十分にクリーニングできる。
【0097】
【発明の効果】このように本発明による排紙胴のクリー
ニング装置は、排紙胴の凸部に転写されたインクを吸い
取るクリーニング部材の少なくとも表面を、多孔質弾性
体とし、この多孔質弾性体を構成する気孔の最大径を、
排紙胴外周面の凸部先端より小さくしているため、凸部
が気孔に嵌まり込むことがなく、排紙胴外周面の凸部の
汚れを十分にクリーニングできる。従って、原版交換後
に印刷する印刷用紙の汚れ発生を防止することが可能と
なる。
【0098】また、本発明による排紙胴のクリーニング
装置を備えた孔版印刷機は、印刷用紙を、圧胴と版胴と
の間の押圧接触部で挟圧し、版胴側からインクを転写し
て画像を形成し、このインクが転写された印刷用紙の画
像面を、搬送に従って、排紙胴の外周面で受ける。ここ
で、孔版印刷機では、例えばエマルジョンインク等の乾
き難いインクを使用するため、画像面から排紙胴へのイ
ンクの転写が特に生じやすく排紙胴の汚れが顕著となる
が、排紙胴のクリーニング装置の構成を上記本発明の排
紙胴のクリーニング装置の構成としているため、排紙胴
外周面の凸部が気孔に嵌まり込むことがなく、その凸部
の汚れを十分にクリーニングできる。従って、孔版印刷
機のように、例えばエマルジョンインク等の乾き難いイ
ンクを使用した場合でも、原版交換後に印刷する印刷用
紙の汚れ発生を防止することが可能となる。
【0099】また、本発明による排紙胴のクリーニング
方法は、その外周面に凹凸群を有する排紙胴を回転し、
少なくともその表面を多孔質弾性体とすると共に当該多
孔質弾性体を構成する気孔の最大径を排紙胴外周面の凸
部先端より小さくしたクリーニングローラを、必要なタ
イミング且つ所定の圧力で、上記回転する排紙胴に当接
し確実に従動回転させて、排紙胴の凸面をクリーニング
し、クリーニングを終了する段階となったら、クリーニ
ングローラを排紙胴から離間した後に、排紙胴の回転を
停止するようにしているため、クリーニング時に、凸部
が気孔に嵌まり込むことがなく、凸部の汚れを十分にク
リーニングできると共に、容易な手順でクリーニングを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る孔版印刷機を示す構成図で
ある。
【図2】図1の孔版印刷機に用いられた圧胴、排紙胴及
びこれらのくわえ爪を示す斜視図である。
【図3】図1の孔版印刷機の動作を示す説明図である。
【図4】第2実施形態に係る孔版印刷機を示す構成図で
ある。
【図5】第3実施形態に係る孔版印刷機を示す構成図で
ある。
【図6】第1〜第3実施形態の孔版印刷機に用いられた
排紙胴の凸部を示す部分拡大斜視図である。
【図7】図6の排紙胴の凸部を示す断面図である。
【図8】第1実施形態の孔版印刷機に用いられたクリー
ニング装置を拡大して示す構成図である。
【図9】図8のクリーニング装置のクリーニング動作を
示す説明図である。
【図10】図8のクリーニング装置による排紙胴外周面
のクリーニング状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10…版胴、10a…孔版原紙、11…インク供給部、
12…中押しローラ、50,100…圧胴、60…排紙
胴、80…凸部、81…CPU、99…駆動モータ、
K,K6…クリーニングローラ、K1…クリーニングベ
ルト、Ka…多孔質弾性体の気孔、L,M,N,R…接
離手段、P…印刷用紙。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その外周面に凹凸群を有し、インクが転
    写されて画像が形成された印刷用紙の画像面を前記外周
    面に受け、当該印刷用紙をその回転と共に所定量搬送し
    て排出する排紙胴、をクリーニングする装置であって、 前記排紙胴の外周面に当接し、回転すると共に、少なく
    とも当接表面を多孔質弾性体としたクリーニング部材を
    備え、 前記多孔質弾性体を構成する気孔の最大径を、前記排紙
    胴外周面の凸部先端より小さくしたことを特徴とする排
    紙胴のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記気孔の最大径は、略5〜10μmの
    範囲にあることを特徴とする請求項1記載の排紙胴のク
    リーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材を、前記排紙胴に
    対して所定の圧力で当接させ、及び離間させる接離手段
    を具備した請求項1または2記載の排紙胴のクリーニン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 略円筒形状を成し、その外周面に孔版原
    紙が巻回されると共にその内周面にインクが供給され、
    前記内周面のインクを前記外周面に浸出させる穿孔を有
    して回転する版胴と、 前記版胴と共に回転し、搬送される印刷用紙を前記版胴
    との間で挟圧しながら前記インクを前記孔版原紙を介し
    て前記印刷用紙に転写させる圧胴と、 その外周面に凹凸群を有し、前記インクが転写されて画
    像が形成された印刷用紙の画像面を前記外周面に受け、
    当該用紙をその回転と共に所定量搬送して排出する排紙
    胴と、 前記請求項1〜3の何れか一項に記載の排紙胴のクリー
    ニング装置と、 を具備した孔版印刷機。
  5. 【請求項5】 印刷用紙が当接されるその外周面に凹凸
    群を有する排紙胴を回転し、 少なくともその表面を多孔質弾性体とすると共に当該多
    孔質弾性体を構成する気孔の最大径を前記排紙胴外周面
    の凸部先端より小さくしたクリーニングローラを、所定
    のタイミングで前記回転する排紙胴に所定の圧力で当接
    し従動回転させて、前記排紙胴の当接面をクリーニング
    し、 前記排紙胴のクリーニングを終了する段階となったら、
    前記クリーニングローラを前記排紙胴から離間した後
    に、前記排紙胴の回転を停止することを特徴とする排紙
    胴のクリーニング方法。
JP30558897A 1997-11-07 1997-11-07 排紙胴のクリーニング装置、これを備えた孔版印刷機及び排紙胴のクリーニング方法 Pending JPH11138965A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137519A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2009242057A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 記録媒体搬送装置

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