JPH1158328A - 木材専用破砕機 - Google Patents

木材専用破砕機

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JPH1158328A
JPH1158328A JP9254018A JP25401897A JPH1158328A JP H1158328 A JPH1158328 A JP H1158328A JP 9254018 A JP9254018 A JP 9254018A JP 25401897 A JP25401897 A JP 25401897A JP H1158328 A JPH1158328 A JP H1158328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材を複数個に切断することができ、且つ切
断した木材を把持して運ぶことができる上に、木材を圧
壊させその繊維をバラバラにした上で粉砕処理機に供給
することにより粉砕処理効率を大幅に高めることが可能
な木材専用破砕機を提供すること。 【解決手段】 ホッパ31aから投入された木材34を
内部の回転刃により切断・剪断・粉砕して微細な切り屑
にして排出する木材の粉砕処理機31と共に、該排出さ
れた切り屑33を自然発酵させて堆肥とする環境再資源
化システムにおいて用いられ、破砕アーム2aの先端部
には、長さ方向に渡って、木材を押圧し切断する押圧切
断刃9aが取り付けられ、油圧シリンダ4で駆動して破
砕アーム2a,2bを開閉させて木材34を幅領域全体
で圧壊させると共に押圧切断刃9aにより押圧し切断す
る。木材34を圧壊させその繊維質をバラバラにした小
片34aにして粉砕処理機31に供給することにより、
粉砕処理効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の側板間に枢
着支持された一対の破砕アームを油圧シリンダで駆動
し、破砕アームにより木材を挟圧して木材繊維をバラバ
ラにした上で該破砕アームに設けられた刃部で切断する
木材専用破砕機に関し、特に、街路樹、木製電信柱、枕
木、解体された木造家屋の柱等を、定置式の木材の粉砕
処理機のホッパに供給し、該粉砕処理機内の回転刃によ
り粉砕・破砕して細かい木屑として排出して堆積し自然
発酵させて堆肥とする環境再資源化システムにおいて、
定置式の粉砕処理機と共に用いられる木材専用破砕機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、街路樹、木製電信柱、枕木、解体
された木造家屋の柱等の木材を産業廃棄物の一種として
処理する場合には、例えば、廃材を焼却して処理する方
法が一般的であったが、廃材の焼却によりダイオキシン
を発生することから、環境・公害問題を生じていた。ま
た、大規模な焼却施設が必要なことから、かかる設備の
無い地域では廃材の処理に困ってしまう。
【0003】そこで、近年、かかる廃材処理の新しい方
法として、トラック等で運搬可能な定置式の木材の粉砕
処理機を用い、かかる粉砕処理機のホッパから街路樹等
の木材を供給し、粉砕処理機内部の回転刃により投入さ
れた木材を切断・剪断・粉砕して微細な切り屑又はチッ
プ状にして排出し一定期間堆積させておくことにより自
然発酵させて堆肥とし、農家等に無償で配付するように
している。
【0004】このような環境再資源化システムにおい
て、比較的大型の粉砕処理機を用いる場合には、街路樹
等の木材を油圧ショベルカーの先端に取り付けた把持機
により把持して、定置式の木材の粉砕処理機のホッパに
供給している。また、比較的小型の粉砕処理機を用いる
場合には、街路樹等の木材をチェーンソーで複数個に切
断した上で、或いは、2枚の側板間に枢着支持された一
対のカッターアームを油圧シリンダで駆動し該カッター
アームにより木材を挟圧・切断する木材専用カッターを
用いて複数個に切断した上で、定置式の木材の粉砕処理
機のホッパに供給していた。かかる木材専用カッターの
例は、特公平7−108165号や特開平7−1478
50号の公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た比較的大型の粉砕処理機は、大型のため大きなスペー
スを必要とし、また、長いままの木材を内部の回転刃に
より砕くため、大きな騒音と振動を伴い、また、価格も
高価なため、環境再資源化のために利用しにくいという
問題があった。
【0006】一方、比較的小型の粉砕処理機を用いる場
合には、複数個に切断した木材を内部の回転刃により砕
くため、騒音と振動は軽減され、価格も比較的安価なた
め、環境再資源化のために利用し易いと言える。しか
し、チェーンソー或いは上記公報に記載された木材専用
カッターは街路樹等の木材を、定置式の木材の粉砕処理
機のホッパに入るように複数個に切断する機能を有して
いるに過ぎず、自然発酵させて堆肥とし易いように街路
樹等の木材を切断・剪断・粉砕して微細な切り屑又はチ
ップ状にする機能は定置式の木材の粉砕処理機のみが有
している。特に、自然発酵させて堆肥とするためには、
木材の繊維質をバラバラにした上で微細な切り屑又はチ
ップ状にする必要があるが、このために、かかる小型の
粉砕処理機のホッパに切断した木材を投入してから微細
な切り屑又はチップとして排出するまでに長時間を要し
てしまうことから、トータルの作業時間も長くなり、ラ
ンニングコストも高くなるという問題があった。
【0007】このように、従来は、かかる環境再資源化
システムにおいて、油圧ショベルカーの先端に取り付け
る把持機或いは木材専用カッターには、定置式の木材の
粉砕処理機のホッパに供給する木材をつかむ機能又は複
数個に切断する機能のみが考慮されているに過ぎず、木
材を圧壊させその繊維質をバラバラにした上で粉砕処理
機のホッパから投入することにより、粉砕処理効率を高
めるということは全く考慮されていなかった。例えば、
上記公報に記載された木材専用カッターを用いると、こ
れらは樹木の伐採用に形成されていることから刃も切れ
過ぎて、処理対象となる木材をそのアームに挟んで挟圧
すると、挟んだ木材はつぶれることなく切断されてしま
う。従って、切断された木材はその繊維質、特に、木の
縦の繊維が壊されておらず、定置式の木材粉砕処理機に
供給しても、この定置式の粉砕処理機による処理に多大
の時間を要してしまう。また、定置式の粉砕処理機内部
の回転刃により改めて投入された木材の縦の繊維を破壊
しながら粉砕するので、低騒音・低振動の処理は期待で
きなかった。
【0008】本発明の目的は、従来の問題点を解決し、
上述した環境再資源化システムにおいて、比較的小型の
粉砕処理機と共に用いることができ、かかる小型の粉砕
処理機のホッパに入るよう木材を複数個に切断すること
ができ、且つ切断した木材を把持してホッパまで運ぶこ
とができる上に、木材を圧壊させその繊維質、特に、木
の縦の繊維をバラバラにした上で粉砕処理機のホッパに
供給することにより粉砕処理効率を大幅に高めることが
可能な木材専用破砕機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の長さ寸
法以内に切断された木材がホッパから投入され、内部で
回転する刃により投入された木材を切断・剪断・粉砕し
て微細な切り屑又はチップ状にして排出する木材の粉砕
処理機と共に、該排出された木材の切り屑又はチップを
自然発酵させて堆肥とする環境再資源化システムにおい
て、アーム支持体に中間部を枢着支持された一対の破砕
アームを有し、該破砕アーム最先端部は複数に分割され
て先端に爪が取り付けられ、更に、少なくとも前記一対
の破砕アームの一方の先端部には、長さ方向に渡って、
木材を押圧し切断する押圧切断刃が取り付けられ、前記
破砕アームの後端部を油圧シリンダで駆動し破砕アーム
を開閉させて木材を破砕アーム幅領域全体で圧壊させる
と共に前記押圧切断刃により押圧し切断する木材専用破
砕機を用いるようにしている。
【0010】従って、比較的小型の粉砕処理機のホッパ
に入るように前記押圧切断刃により木材を複数個に切断
することができ、且つ切断した木材を一対の破砕アーム
及びその最先端部の複数に分割された爪により把持して
ホッパまで運ぶことができる上に、油圧シリンダの油圧
力により切断した木材を破砕アーム幅領域全体で圧壊さ
せると共に前記押圧切断刃により押圧してその繊維質を
バラバラにした上で粉砕処理機のホッパに供給するの
で、粉砕処理効率を大幅に高めることが可能となる。
【0011】また、請求項2記載の発明のように、更
に、前記破砕アーム先端部には複数の透孔部を形成する
のが好適である。これにより、両破砕アームひいては木
材専用破砕機全体の軽量化が図れる。また、両破砕アー
ムの挟圧面側に木材繊維等が詰まってしまうのを防止す
るのにも役立つ。
【0012】また、請求項3記載の発明のように、更
に、前記一対の破砕アームの他方の先端部に、前記押圧
切断刃に対応し、長さ方向に渡って前記押圧切断刃の受
け部を有するようにしても良い。
【0013】一方、請求項4記載の発明のように、更
に、前記一対の破砕アームの先端部それぞれの幅領域両
端部に、前記木材にくい込み割れを生じさせるための複
数の突起を設けることができる。かかる構成を採用すれ
ば、一対の破砕アームにより挟んだ木材に、まず割れを
生じさせてから、破砕アーム幅領域全体で圧壊すること
が可能となるので、より簡単に木材をつぶし、その繊維
質をバラバラにし得るので粉砕処理効率を更に高めるこ
とができる。
【0014】尚、請求項5記載の発明のように、前記一
対の破砕アームの双方の先端部に、長さ方向に渡ってそ
れぞれ前記押圧切断刃が取り付けられ、前記破砕アーム
を開閉させて木材を破砕アーム幅領域全体で圧壊させる
と共に該双方の押圧切断刃が剪断状に噛み合うことによ
り、木材を切断し押圧するようにしても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態に係る木材専用破砕機について説明する。
図1は、本実施形態の木材専用破砕機1の正面図、図2
は、木材専用破砕機1の側面図、図3は、油圧ショベル
カーの先端に木材専用破砕機1を取り付け、その破砕ア
ームを開いた状態を示す斜視図である。
【0016】図1〜3に示されるように、木材専用破砕
機1は、概略において、一対の破砕アーム2a,2b
と、側板3a,3b及びこれらの側板3a,3bを結合
する環状フランジ部3cで構成されるアーム支持体3
と、油圧シリンダ4と作業機用ブラケット5と、駆動力
伝達手段としてのリンク機構6とによって構成され、ア
ーム支持体3の側板3a,3bに各々のピン8を介して
中間部を枢着支持された一対の破砕アーム2a,2bが
略「く」の字型の鉤爪状に形成され、その最先端部はホ
ーク状に複数に分割され、破砕用の爪7a,7bが設け
られている。即ち、破砕アーム2aの先端部は3つに分
割され、その先端にそれぞれ破砕用の爪7aが溶接等で
固着されている。他方の破砕アーム2bの最先端部は2
つに分割され、その先端に爪7aと同様な破砕用の爪7
bが溶接等で固着されている。
【0017】前記ピン8で枢着支持された部位から最先
端部までの破砕アーム2a,2bの先端部の中間部に
は、それぞれ4つの透孔部(肉抜き部)11が形成され
ている。該透孔部(肉抜き部)11は、破砕アーム2
a,2bの内側(挟圧面側)より外側に向けて拡径して
穿設されている。さらに、破砕アーム2aの先端部に
は、長さ方向に渡って、木材を押圧し切断する押圧切断
刃部9が取り付けられ、他方の破砕アーム2bの先端部
には、押圧切断刃部9に対応し、長さ方向に渡って押圧
切断刃部9の受け部10が設けられている。
【0018】破砕アーム2a,2bは、図2に示すよう
に、その長さ、幅、厚みがほぼ同一に形成されおり、両
破砕アーム2a,2bの重量はほぼ同程度に構成されて
いる。また、アーム支持体3の側板3a,3bも同一形
状で構成されているから、アーム支持体3の回動中心軸
に対して、左右の重量がほぼ同じになるように構成さ
れ、バランスが取られている。
【0019】透孔部(肉抜き部)11は、破砕アーム2
a,2bの軽量化を図る機能を有し、更に、破砕アーム
2a,2bの内側(挟圧面側)に木材繊維等が詰まって
しまうのを防止するのにも役立っている。
【0020】図4は、押圧切断刃部9とその受け部10
を拡大して示す断面図である。押圧切断刃部9は、図
1、図3及び図4に示すように、押圧切断刃9aとその
取付部9bから成り、破砕アーム2a先端部の挟圧面の
長さよりやや短い長さを有し、破砕アーム2a先端部の
内側(挟圧面側)の幅方向略中央位置に、破砕アーム2
aの基端部側から長さ方向に渡って爪7a部分を残して
設けられている。 取付部9bは、図1及び図4に示す
ように、破砕アーム2aの内側(挟圧面側)に複数のビ
ス(皿ビス)13を用いて固定されている。この取付部
9bに、図1、図3及び図4に示すように、押圧切断刃
9aが、複数のボルト14aとナット14bを用いて取
り付けられている。
【0021】受け部10は、図1、図3及び図4に示す
ように、平板状の鋼材から成り、破砕アーム2b先端部
の挟圧面の長さよりやや短い長さを有し、破砕アーム2
b先端部の内側(挟圧面側)の幅方向略中央位置に、破
砕アーム2bの基端部側から長さ方向に渡って爪7b部
分を残し、押圧切断刃部9に対応して設けられている。
受け部10は、図1及び図4に示すように、破砕アーム
2bの内側(挟圧面側)に複数のビス(皿ビス)15を
用いて固定されている。
【0022】図1、図2及び図3に示されるように、ア
ーム支持体3はその一部である環状フランジ部3cを介
して作業機用ブラケット5に回動自在に接続され、アー
ム支持体3の側板3a,3bに枢着支持された破砕アー
ム2a,2bの後端部は、各々油圧シリンダ4のピスト
ンロッドに接続されたリンク片18およびリンク片18
の両側に枢着された接続杆16、ピン19、20等から
なるリンク機構6を介して接続され、ピストンロッドの
縮伸動作に対応して破砕アーム2a,2bの先端部が開
閉駆動されるようになっている。尚、図示はしないが、
ピストンロッドに接続されたリンク片18には、側板3
a,3bに設けられたガイド溝によってピストンロッド
をガイドするためのローラが取り付けられている。ま
た、符号22,23は木材専用破砕機1を作業機側のブ
ーム先端に取付けるための装着孔であり、木材専用破砕
機1は一方の装着孔22を介して作業機側のブーム先端
に揺動自在に軸支されると共に、他方の装着孔23に枢
着した作業機側のアクチュエータを伸縮させることによ
り、一方の装着孔22を揺動中心として任意の揺動位置
にその姿勢を変化させる。
【0023】本実施形態は、このような木材専用破砕機
1を、産業廃棄物としての木材、即ち、廃材を粉砕処理
機内の回転刃により粉砕・破砕して細かい木屑として排
出して堆積し自然発酵させて堆肥とする環境再資源化シ
ステムに適用するものであり、木材専用破砕機1を使用
して、木材を挟圧して木材繊維をバラバラにした上で破
砕アーム2a,2bに設けられた押圧切断刃9aで切断
し、比較的小型の定置式木材粉砕処理機に供給すること
により、木材の粉砕処理効率を大幅に高めると共に、か
かる環境再資源化システム全体のコストダウンをも達成
せんとするものである。
【0024】図5は、このような環境再資源化システム
に木材専用破砕機1を適用した全体構成を示す図であ
り、図中、31は比較的小型の定置式の木材粉砕処理
機、32は木材専用破砕機1が取り付けられた油圧ショ
ベルカー、33は木材粉砕処理機31から排出され堆積
されたチップ状の細かい木屑を示す。木材粉砕処理機3
1は、粉砕処理すべき木材等の供給口であるホッパ31
aと、コンベアー31bとを備えている。
【0025】さて、木材専用破砕機1を取り付けた油圧
ショベルカー32の運転席に乗ったオペレータが図示し
ないレバーハンドル等を操作して油圧ショベルカー32
のアーム32a及び木材専用破砕機1を駆動し、処理対
象たる木材34のうち、例えば、その一本を破砕アーム
2a,2bの間に挟み、油圧シリンダ4を駆動して挟ん
だ木材34を押圧していくと、図2及び図3から明らか
なように、木材34を破砕アーム2a,2bの挟圧面の
幅領域全体で圧壊させることができる。即ち、破砕アー
ム2a,2b間の挟圧面の幅領域全体と共に押圧切断刃
部9とその受け部10の間に挟んで押圧することによ
り、図6に示すように、挟んだ木材34の木材繊維をバ
ラバラにすることが可能となる。図6に示した状態か
ら、更に、破砕アーム2a,2b間を挟圧していくと、
押圧切断刃9aと受け部10が噛み合うことにより、木
材繊維がバラバラになった木材34を押圧切断刃9aに
沿って切断することができる。これにより、木材34を
木材粉砕処理機31のホッパ31aの寸法以内に切断す
ることができる。
【0026】一方、繊維質がバラバラになった木材34
は、図5に示すように、バラバラの小片34aになって
ホッパ31a内に落ちていくので、従来は、定置式の木
材粉砕処理機の側で行っていた、木材を小片に粉砕する
初段の処理を、この木材専用破砕機1の側で行うことも
可能である。このため、木材粉砕処理機31の負担が減
り、その運転時間も著しく短縮し得る。また、木材粉砕
処理機31は、小片34aの状態から粉砕処理を行えば
良いので、従来の定置式の木材粉砕処理機に比べ、その
騒音と振動も著しく減少する。
【0027】本実施形態の木材専用破砕機1を使用すれ
ば、例えば、直径200mm〜300mmの丸太なら、
一回の破砕で壊すことも可能である。
【0028】また、破砕アーム2a,2bの最先端部は
ホーク状に分割され、それぞれ爪7a,7bが設けられ
ているので、これら爪7a,7bにより容易に木材34
を把持することができる。従って、例えば、図5に示す
ように、処理対象たる木材34を地上に置いたまま、木
材専用破砕機1で破砕し切断した後、これら爪7a,7
bにより木材34を把持し、粉砕処理機31のホッパ3
1a内に投入するのも簡単になる。更に、地上に置いた
木材34を、主に爪7a,7bを使用して何回かに分け
て壊し、壊したものをまとめて押圧切断刃9aにより切
断する、というような方法も採れる。
【0029】更に、押圧切断刃9aは、ボルト14aと
ナット14bを用いて取外し可能に取り付けられている
ので、作業が重なり押圧切断刃9aが摩耗した時や刃こ
ぼれ等の損傷が生じた時には、新たな押圧切断刃と交換
するのも容易である。また、受け部10も破砕アーム2
bの内側(挟圧面側)に皿ビス15を用いて固定されて
いるので、摩耗した時には交換可能である。
【0030】尚、押圧切断刃9aは、ボルト14aとナ
ット14bを用いて取外し可能に取り付けられているの
で、図4には示していないが、押圧切断刃9aが磨り減
った時には、押圧切断刃9aを取り外してシムを挿入
し、刃の高さを調整するようにしても良い。
【0031】尚、以上の第1の実施形態では、図1及び
図4に示したように、押圧切断刃9aに対応する受け部
10を破砕アーム2bの内側(挟圧面側)に複数の皿ビ
ス15を用いて固定する構成としたが、例えば、特に受
け部10を取り付けず、破砕アーム2bの内側(挟圧面
側)を加工しても良い。しかしながら、例えば、図4に
示したように刃先が鋭利な押圧切断刃9aと全く同じも
のを、対称且つ押圧切断刃9aと剪断状に互い違いに噛
み合うように破砕アーム2bの内側(挟圧面側)に設け
ると、切れ過ぎることとなって、挟んだ木材がつぶれる
ことなく切断されてしまう。従って、木材の繊維質をバ
ラバラに壊すという機能が不十分になる虞れがある。
【0032】また、以上の第1の実施形態では、破砕ア
ーム2aの先端部の幅方向略中央位置に長さ方向に沿っ
て1本の押圧切断刃9aを設けた構成としたが、例え
ば、破砕アーム2aの長さ方向に沿って複数本の押圧切
断刃を設けた場合、又は破砕アーム2aの幅方向に沿っ
て複数本の押圧切断刃を設けた場合には、上述した繊維
質がバラバラになり小片となったものが、押圧切断刃同
士の間に詰まってしまう虞れがある。一方、破砕アーム
2aの幅方向に沿って1本の押圧切断刃を設ける場合に
は、この押圧切断刃と最先端部の爪7a,7bとの間に
丸太がはまってしまい、繊維が壊れないまま、破砕アー
ム2a,2bを再び開いた時に弾性により元の状態に戻
ってしまう虞れがある。このような考慮から、以上の第
1の実施形態では、破砕アーム2aの先端部の幅方向略
中央位置に長さ方向に沿って1本の押圧切断刃9aを設
ける構成を採用した。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態に係る木材
専用破砕機について説明する。本実施形態の木材専用破
砕機41の基本的構成は、図7に示すように、第1の実
施形態の木材専用破砕機1と略同様であり、同一の構成
要素には、同一の参照符号を付してある。
【0034】本第2の実施形態の木材専用破砕機41で
は、上記した木材専用破砕機1の構成に加え、更に、破
砕アーム2a,2bそれぞれの先端部の幅領域両端に、
破砕対象たる木材に、くい込み、割れを生じさせるため
の複数の突起が設けられているのが特徴である。即ち、
木材専用破砕機41では、図7に示すように、破砕アー
ム2a,2bそれぞれの内側(挟圧面側)の幅方向両端
に複数の突起43a,43bが設けられている。これら
の突起43a,43bは、各破砕アーム2a又は2bに
溶接等で固着されている。
【0035】本第2の実施形態の木材専用破砕機41
を、図5に示した環境再資源化システムに用いると、破
砕アーム2a,2bにより挟んだ木材34に、複数の突
起43a,43bにより、まず割れを生じさせてから、
破砕アーム2a,2bの幅領域全体で圧壊することが可
能となるので、より簡単に木材をつぶし、その繊維質を
バラバラにし得るので粉砕処理効率を更に高めることが
できる。
【0036】続いて、本発明の第3の実施形態に係る木
材専用破砕機について説明する。本実施形態の木材専用
破砕機51の基本的構成も、第1及び第2の実施形態の
木材専用破砕機1及び41と略同様であり、同一の構成
要素には、同一の参照符号を付してある。
【0037】本第3の実施形態の木材専用破砕機51で
は、一対の破砕アーム双方の先端部に、長さ方向に渡っ
てそれぞれ押圧切断刃が取り付けられ、破砕アームを開
閉させて木材を破砕アーム幅領域全体で圧壊させると共
に該双方の押圧切断刃が剪断状に噛み合うことにより、
木材を切断し押圧するのが特徴である。即ち、木材専用
破砕機51では、上記した木材専用破砕機1の押圧切断
刃部9と受け部10に代え、図8に示すように、破砕ア
ーム2a,2bそれぞれの内側(挟圧面側)に、取付部
53a,53bが複数のビス(皿ビス)55a,55b
を用いて固定されている。これら取付部53a,53b
に、図8に示すように、それぞれ平らな押圧面57a.
57bを有する押圧切断刃57A,57Bが、それぞれ
複数のボルト58a,58bとナット59a,59bを
用いて取り付けられている。
【0038】本第3の実施形態の木材専用破砕機51
を、図5に示した環境再資源化システムに用いると、破
砕アーム2a,2bを開閉させて木材34を破砕アーム
2a,2bの幅領域全体で圧壊させると共に双方の押圧
切断刃57A,57Bが剪断状に噛み合うことにより、
木材34を切断することができる。また、双方の押圧切
断刃57A,57Bは、それぞれ平らな押圧面57a,
57bを有していることから、木材34を切断した後、
更に、切断された木材34を平らな押圧面57a,57
bにより押圧することが可能である。従って、この更な
る押圧によって切断された木材34の繊維を壊しバラバ
ラにし得るので、第1及び第2の実施形態の木材専用破
砕機1及び41と略同様の効果を達成することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的小型の粉砕処理機のホッパに入るように前記押圧
切断刃により木材を複数個に切断することができ、且つ
切断した木材を一対の破砕アーム及びその最先端部の複
数に分割された爪により把持してホッパまで運ぶことが
できる上に、油圧シリンダの油圧力により切断した木材
を破砕アーム幅領域全体で圧壊させると共に前記押圧切
断刃により押圧してその繊維質をバラバラにした上で粉
砕処理機のホッパに供給するので、粉砕処理効率を大幅
に高めることが可能となる。
【0040】このように、従来の把持機或いは木材専用
カッターと異なり、木材を圧壊させその繊維質をバラバ
ラにした上で粉砕処理機のホッパから投入することによ
り、粉砕処理効率を高めるという、全く新しい考え方に
基づく発明であり、これにより、定置式の粉砕処理機に
よる処理時間を大幅に短縮することができ、低騒音・低
振動の処理も可能となる。従って、街路樹等の木材の環
境再資源化という観点からその工業的価値は大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る木材専用破砕機
の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した木材専用破砕機の側面図である。
【図3】図1に示した木材専用破砕機を油圧ショベルカ
ーの先端に取り付け、その破砕アームを開いた状態を示
す斜視図である。
【図4】図1に示した木材専用破砕機の要部を拡大して
示す断面図である。
【図5】図1に示した木材専用破砕機を油圧ショベルカ
ーの先端に取り付け、定置式の木材の粉砕処理機と共に
環境再資源化システムに適用した構成を示す図である。
【図6】図1に示した木材専用破砕機により木材繊維が
バラバラに壊される様子を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る木材専用破砕機
の全体構成を示す正面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る木材専用破砕機
の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 木材専用破砕機 2a 破砕アーム 2b 破砕アーム 3 アーム支持体 3a 側板 3b 側板 3c 環状フランジ部 4 油圧シリンダ 5 作業機用ブラケット 6 リンク機構 7a 破砕用の爪 7b 破砕用の爪 8 ピン 9 押圧切断刃部 9a 押圧切断刃 9b 取付部 10 受け部 11 透孔部(肉抜き部) 13 皿ビス 14a ボルト 14b ナット 15 皿ビス 16 接続杆 18 リンク片 19 ピン 20 ピン 22 装着孔 23 装着孔 31 木材粉砕処理機 31a ホッパ 31b コンベアー 32 油圧ショベルカー 32a 油圧ショベルカーのアーム 33 チップ状の細かい木屑 34 木材 34a 小片 41 木材専用破砕機 43a 突起 43b 突起 51 木材専用破砕機 53a 取付部 53b 取付部 55a 皿ビス 55b 皿ビス 57a 平らな押圧面 57b 平らな押圧面 57A 押圧切断刃 57B 押圧切断刃 58a ボルト 58b ボルト 59a ナット 59b ナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム支持体に中間部を枢着支持された
    一対の破砕アームを有し、該破砕アーム最先端部は複数
    に分割されて先端に爪が取り付けられ、更に、少なくと
    も前記一対の破砕アームの一方の先端部には、長さ方向
    に渡って、木材を押圧し切断する押圧切断刃が取り付け
    られ、前記破砕アームの後端部を油圧シリンダで駆動し
    破砕アームを開閉させて木材を破砕アーム幅領域全体で
    圧壊させると共に前記押圧切断刃により押圧し切断する
    ことを特徴とする木材専用破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木材専用破砕機におい
    で、前記破砕アーム先端部には複数の透孔部が形成され
    ていることを特徴とする木材専用破砕機。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の木材専用破砕機に
    おいて、更に、前記一対の破砕アームの他方の先端部
    に、前記押圧切断刃に対応し、長さ方向に渡って前記押
    圧切断刃の受け部を有することを特徴とする木材専用破
    砕機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の木材専用破砕機にお
    いて、更に、前記一対の破砕アームの先端部それぞれの
    幅領域両端部に、前記木材にくい込み割れを生じさせる
    ための複数の突起が設けられていることを特徴とする木
    材専用破砕機。
  5. 【請求項5】 請求項1及び2記載の木材専用破砕機に
    おいて、前記一対の破砕アームの双方の先端部に、長さ
    方向に渡ってそれぞれ前記押圧切断刃が取り付けられ、
    前記破砕アームを開閉させて木材を破砕アーム幅領域全
    体で圧壊させると共に該双方の押圧切断刃が剪断状に噛
    み合うことにより、木材を切断し押圧することを特徴と
    する木材専用破砕機。
  6. 【請求項6】 所定の長さ寸法以内に切断された木材が
    ホッパから投入され、内部で回転する刃により投入され
    た木材を切断・剪断・粉砕して微細な切り屑又はチップ
    状にして排出する木材の粉砕処理機と共に、該排出され
    た木材の切り屑又はチップを自然発酵させて堆肥とする
    システムにおいて用いられ、木材を前記所定の長さ寸法
    以内に切断するための木材専用破砕機であって、アーム
    支持体に中間部を枢着支持された一対の破砕アームを有
    し、該破砕アーム最先端部は複数に分割されて先端に爪
    が取り付けられ、更に、少なくとも前記一対の破砕アー
    ムの一方の先端部には、長さ方向に渡って、木材を押圧
    し切断する押圧切断刃が取り付けられ、前記破砕アーム
    の後端部を油圧シリンダで駆動し破砕アームを開閉させ
    て木材を破砕アーム幅領域全体で圧壊させると共に前記
    押圧切断刃により押圧してその木材繊維をバラバラにし
    た上で前記押圧切断刃により前記所定の長さ寸法以内に
    切断し、前記一対の破砕アーム及びその最先端部の複数
    に分割された爪を用いて、切断した木材を前記粉砕処理
    機のホッパから投入することを特徴とする木材専用破砕
    機。
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