JPH115817A - 重合性高分子とその重合体 - Google Patents

重合性高分子とその重合体

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JPH115817A
JPH115817A JP16016297A JP16016297A JPH115817A JP H115817 A JPH115817 A JP H115817A JP 16016297 A JP16016297 A JP 16016297A JP 16016297 A JP16016297 A JP 16016297A JP H115817 A JPH115817 A JP H115817A
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polymer
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JP16016297A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Akashi
満 明石
Tsutomu Furuzono
勉 古薗
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
Norio Nakabayashi
宣男 中林
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NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】親水性、生体適合性を有する重合性高分子、お
よびそれを用いた重合体の提供。 【解決手段】重合性高分子は、分子内に特定のスチリル
基と、側鎖にホスホリルコリン基を有する単量体を重合
してなる重合体部分を有する重合性高分子である。その
重合性高分子は、連鎖移動剤としてチオール化合物を用
いて、ホスホリルコリン基含有(メタ)アクリル酸エス
テルを重合してなる重合体部分を有し、そのチオール化
合物の他の末端を特定のスチリル基含有化合物と反応さ
せて分子内に特定のスチリル基と、側鎖にホスホリルコ
リン基との両方の基を有する化合物とする。およびその
重合性高分子をラジカル重合してなる重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合性高分子とそ
の重合体に関する。更に詳細には、親水性、生体適合性
を有する重合性高分子とそれからなる重合体に関する。
特に各種成形体、フィルム材、ポリマー微粒子等に有用
な重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療品分野、化粧品分野、食
料品容器分野などのライフサイエンスの分野では多くの
高分子が使用されているが、その多くは、人体に使用す
ることを前提に安全性を確保するため、決められた規格
に適合する必要があるものや、安全性の確認とともに認
可手続きが必要なものになっている。これらの分野で使
用されているビニルポリマーとしては、ポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
クリルアミドなどがよく知られており、容器、板、フィ
ルム、チューブや特殊な形などの材料として、また粒状
の微粒子の形状など多くの形態で用いられている。
【0003】これらの高分子は、使用目的によって形状
や滅菌などの前処理の必要性の違いなど、多種多様な使
われ方をしている。しかしながら、医療用器材、診断薬
や化粧用基材などの分野において、特に生体や生体成分
との接触のある部分で使用する場合、ポリスチレン、ポ
リメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの疎水性高分子は、非選択的に
生体中のタンパク質や脂質類を吸着したり、血液中では
容易に血栓形成を生じたりする。さらに前記の疎水性高
分子は、生体中のタンパク質や脂質類を吸着したり、血
液中で血栓形成を生じたりするとこれらによる材料の劣
化を生じることもあり、材料としての機能を十分発揮で
きないという問題がある。また、その他として化粧用や
生体機能補助材料として用いる場合、前記の疎水性高分
子は生体との触感が好ましくなく、親水性が不足する欠
点があった。このため、疎水性を改善する目的で、疎水
性高分子中にカルボン酸基、アミド基、水酸基などの親
水性基を共重合により導入する方法があるが、生体成分
に対する吸着や変性については十分対応できるものでは
なかった。また、ポリビニルアルコールやポリアクリル
アミドなどの親水性高分子は、その高含水性を利用し
て、各々分離膜や電気泳動用担体などに利用されてい
る。しかし、これらの親水性高分子は、生体成分などの
非特異吸着については不十分なものであり、機械的強度
は低いものであった。
【0004】そこで、生体適合性を有し、かつ重合性基
を含有する単量体およびそれらからなる重合体や生体適
合性高分子鎖を側鎖に有しメタクリロイル基を重合性基
とする化合物[J. Polym. Sci., Part A: Polym. Che
m., 32(50), 654-659(1994)]およびその重合物が提案
されているが、いずれの場合も重合性基がメタクリロイ
ル基であるため、共重合相手に1、2−ジ置換ビニルモ
ノマーが適さない等の共重合相手が制限される問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、親水性、生体適合性を有する重合性高分子を提供す
ることにある。さらに、本発明の第2の目的は、その重
合性高分子を重合した重合体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を鋭意検討した結果、特定のスチリル基と側鎖にホス
ホリルコリン基を有する重合性高分子が前記の問題点を
解決することの知見を得て、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)である。 (1)下記の一般式[1]
【化6】 [ただし、式中Xは、次の一般式[2][3]または
[4]
【化7】 で表される基であり、ここで、M1は下記の一般式
[5]
【化8】 (ただし、式中、R1は、水素原子またはメチル基を表
わし、Aは、炭素数2〜4のアルキレン基を表す。qは
アルキレンオキシ基の繰り返し数で、1〜10の数を示
す。)で示される基であり、M2は下記の一般式[6]
【化9】 (ただし、R2は水素原子またはメチル基であり、R3
アルキルエステル基、フェニル基、アミド基、アルキル
アミド基、カルボン酸から選ばれる基である。)で表さ
れる基であり、また、{ }内はランダム状またはブロ
ック状のいずれでもよい。}m1、m2はM1およびM2
繰り返し数で、m1は2〜1000の数、m2は0〜10
00の数である。また、aは0または1の整数であ
る。]で表わされる重合性高分子。
【0007】(2)ラジカル重合して、前記の一般式
[1]で表される重合性高分子に基づく構成単位を少な
くとも5モル%以上含む重合体。 (3)前記重合体が下記の一般式[7]
【化10】 [ただし、Xは前記の一般式[1]の重合性高分子と同
じ基であり、m0は一般式[1]の重合性高分子に基づ
く構成単位の繰り返し単位数で2〜1,000、m3
は、その他の単量体に基づく構成単位の繰り返し単位数
で0〜1、000であり、R4、R5、R6、R7はそれぞ
れ水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、置換アルキ
ル基、カルボキシエステル基、アルキレンカルボキシエ
ステル基、フェニル基、アミド基、アルキルアミド基を
示す。また、[ ]内はグロック状またはランダム状の
いづれでもよい。また、aは0または1の整数であ
る。]で示される数平均分子量が2,000〜10,0
00,000の重合体。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の重合性高分子は、前記一
般式[1]の分子内に特定のスチリル基および側鎖にホ
スホリルコリン基を有する単量体を重合したマクロモノ
マーであり、親水性、生体適合性を有する重合性高分子
である。したがって、当該重合性高分子は単独または、
他の共重合可能な単量体と共にラジカル重合させること
ができ、重合体に親水性、生体適合性を付与することが
できる。前記一般式[1]の重合性高分子において、R
1は水素原子またはメチル基を表わす。
【0009】一般式[2]、[3]および[4]を構成
するM1は一般式[5]に基づく構成単位である。その
原料となる単量体は側鎖にホスホリルコリン基を有する
単量体であればよい。その単量体の具体例としては、例
えば、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2’−
(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート、2−
(メタ)アクリロイルオキシプロピル−2’−(トリメ
チルアンモニオ)エチルホスフェート、2−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシエチル−2’−(トリメチル
アンモニオ)エチルホスフェート、2−(メタ)アクリ
ロイルオキシジエトキシエチル−2’−(トリメチルア
ンモニオ)エチルホスフェート等が挙げられる。また、
2の原料となる単量体としては、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、スチレン、(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メ
タ)アクリル酸を挙げることができる。また、m1、m2
はM1およびM2の繰り返し単位数であり、その数はm1
が2〜1000、m2が0〜1000である。なお、m
1:m2は、保水性、生体適合性を発現できる範囲で、モ
ル比で100:0〜5:95であり、重合体部分の数平
均分子量としては2,000〜100,000の範囲が
好ましい。
【0010】前記一般式[1]の化合物は、次のように
合成して得られる。 1)例えば、M1の単量体または、およそm1、m2の組
成からなるM1とM2を構成する単量体混合物を、カルボ
ン酸基、水酸基、アミノ基やチオール基等の官能基とさ
らにチオール基を有する化合物を連鎖移動剤として用
い、通常のラジカル重合法、特に好ましくは溶液重合法
により30〜90℃の重合温度で重合を行い、ポリマー
の主鎖末端に連鎖移動剤に応じたカルボン酸基、水酸
基、アミノ基やチオール基等の官能基を有する重合性高
分子の原料(2)を第一に得る。この場合、使用される
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコールや水が挙げられる。なお、重合体部
分の片末端は連鎖移動剤による末端基であり、他の片末
端は、ラジカル重合時M1またはM2の停止反応による末
端基である。原料(2)は便宜上X’として次のように
示される。
【0011】
【化11】 2)さらに、第二段階の反応として、得られた重合性高
分子の原料(2)と、原料(2)の主鎖末端種に応じ
て、選択した特定のスチリル基含有化合物との反応を行
い、目的の一般式[1]の化合物が合成される。その反
応としては、例えば、イ)主鎖末端が水酸基またはアミ
ノ基の場合ではp−カルボキシスチレンとのアミド化ま
たはエステル化の脱水縮合反応。 ロ)主鎖末端がカルボン酸基の場合ではp−アミノスチ
レンまたはp−ヒドロキシスチレンとの縮合反応。 ハ)主鎖末端がチオール基の場合ではp−クロロメチル
スチレンとの脱塩酸反応などが挙げられる。
【0012】これらの一般式[1]の化合物は、特定の
ポリマー鎖とラジカル重合性基としてスチリル基を有し
たマクロモノマーであり、単独でまたは一般式[1]の
二種以上の組み合わせで重合させることができる。特
に、一般式[1]の化合物は、スチリル基を有するた
め、(メタ)アクリロイル基、ビニルエーテル、ビニル
エステル基等の他の重合性基などを有するより多くのモ
ノマーとの共重合性が良く、他の共重合モノマーと共重
合して使用することもできる。この場合の共重合モノマ
ーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、
スチレンスルホン酸ソーダ、(メタ)アクリル酸、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、グ
リシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニト
リル、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、ビニルアセテート、ジメチルフマ
レート、ジエチルフマレート、ジ−n−ブチルフマレー
ト、ジ−n−ブチルマレート、ジエチルイタコネート、
N−ビニルピロリドン、シアノ(メタ)アクリレート、
ビニルクロライド、ビニリデンクロライド等の単官能モ
ノマー;ジビニルスチレン、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、グリセロールジ(メタ)アクリレート、2,2−ビ
ス[(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル]プ
ロパン、ジアリルフタレート等の多官能モノマーが挙げ
られる。これらの一種ないし二種以上を混合して用いる
ことができる。
【0013】重合体の構造としては、下記一般式[7]
【化12】 [ただし、Xは前記の一般式[1]の重合性高分子と同
じ基であり、m0は一般式[1]の重合性高分子に基づ
く構成単位の繰り返し単位数で2〜1,000、m3
は、その他の単量体に基づく構成単位の繰り返し単位数
で0〜1、000であり、R4、R5、R6、R7はそれぞ
れ水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、置換アルキ
ル基、カルボキシエステル基、アルキレンカルボキシエ
ステル基、フェニル基、アミド基、アルキルアミド基を
示す。また、[ ]内はグロック状またはランダム状の
いづれでもよい。また、aは0または1の整数であ
る。]で示される。
【0014】一般式[7]のXは、次の一般式[2]
[3]または[4]
【化13】 で表される基であり、ここで、M1は下記の一般式
[5]
【化14】 (ただし、式中、R1は、水素原子またはメチル基を表
わし、Aは、炭素数2〜4のアルキレン基を表す。qは
アルキレンオキシ基の繰り返し数で、1〜10の数を示
す。)で示される基であり、M2は下記の一般式[6]
【化15】 (ただし、R2は水素原子またはメチル基であり、R3
アルキルエステル基、フェニル基、アミド基、アルキル
アミド基、カルボン酸から選ばれる基である。)で表さ
れる基であり、また、{ }内はランダム状またはブロ
ック状のいずれでもよい。} m1、m2はM1およびM2の繰り返し数で、m1は2〜1
000の数、m2は0〜1000の数である。
【0015】前記の多官能モノマーを使用すると、架橋
性重合物が得られる。これらの共重合モノマーは、本発
明の重合性高分子からなる重合体の親水性、疎水性、機
械的強度、加工性、生体適合性などを制御する目的で使
用される。その他の共重合モノマーの使用量としては、
原料として用いる単量体の分子量にもよるが、重合体中
の0〜95重量%で、95重量%より多いと、一般式
[1]の化合物の効果が得られないため好ましくない。
一般式[1]は100〜5重量%であり、一般式[1]
中のホスホリルコリン基含有割合や共重合モノマーの割
合によって重合体の物性が異なり、したがって、一般式
[7]中の共重合モノマーの使用量も目的によってはよ
り少ない添加量で差し支えない場合もある。
【0016】本発明の重合体は、前記一般式[1]の重
合性高分子をラジカル重合することにより得られるが、
重合する方法としては、懸濁重合法、非水懸濁重合法、
塊状重合、溶液重合、乳化重合、ソープフリー重合など
の公知の重合法によって行うことができる。例えば、一
般式[1]の化合物または、一般式[1]の化合物と共
重合モノマーからなる混合物とラジカル重合開始剤を選
ばれた溶媒中に仕込み、30〜90℃の重合温度で、攪
拌しながら3〜48時間程度重合を行うことにより、重
合体が溶媒系に分散した状態、ラテックス状態や溶液状
態で得ることができる。
【0017】重合に使用するラジカル重合開始剤として
は、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニト
リル、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイルなどの油溶
性のもの、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸
化水素などの水溶性のものが挙げられる。ラジカル重合
開始剤は、全重合原料の0.01〜10重量%で使用さ
れる。重合に使用される溶媒としては、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン(THF)、酢酸エチル等の一種または二
種以上の混合溶媒が好ましく用いられる。溶媒の使用量
としては、全単量体としての重合原料が0.01〜50
重量%、好ましくは0.1〜30重量%となるようにす
るのが望ましい。
【0018】また、重合に際しては、ポリマーの粒径を
調節する目的で、シード粒子や界面活性剤を併用して行
う方法や、重合体の性能を改善する目的で、着色剤、酸
化安定剤、UV吸収剤、無機材料を添加して行なう方法
を用いてもさしつかえない。本発明の重合体は、通常、
溶媒系に分散した状態、溶液状態又はラテックス状態で
得られ、これをそのまま使用することもできるが、ポリ
マーを必要に応じて、ろ過、遠心分離、透析、再沈殿、
溶媒洗浄などの処理を行い精製することができるし、乾
燥して固形状や粉末状として得ることもできる。さらに
前記のようにして得られた固形状や粉末状の重合体を溶
媒系に再分散し調製することもできる。このようにして
得られる重合体は100〜250℃の温度範囲で所定の
形状に加熱成形できるし、溶媒キャスト法によりフィル
ムとして得ることもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明の重合性高分子は、前記一般式
[1]で表わされる特定のリン脂質類似極性基を有する
ポリマー鎖を側鎖に持ち、スチリル基を重合性基とする
マクロモノマーである。当該化合物を単独重合または他
のモノマーと共重合させることにより、親水性、生体適
合性、機械的強度を有する高分子となる。このため、こ
れらの性質を応用して、医療用具、臨床診断用ポリマー
担体、生体成分吸着担体、アフィニティークロマトグラ
フィー、酵素固定化担体等の医療、生化学分野や、ファ
ウンデーション等の化粧品分野、その他にも当該高分子
の微粒子を用いて標準粒子、塗料、液晶表示素子用スペ
ーサー等の一般的な工業分野にも用いることができる。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例1−1 合成1−1 2−メタクリロイルオキシエチル−2’−(トリメチル
アンモニオ)エチルホスフェート(以下、MPCと略
す)1.08g、重合開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリル13.0mg、および連鎖移動剤として3−メ
ルカプトプロピオン酸16.5mgをエタノール9.0
mlに溶解し、封管重合により、60℃で6時間重合
し、重合後、エタノールを良溶媒としてエーテルを貧溶
媒として3回再沈精製して末端カルボン酸からなるMP
Cポリマーを合成した。収量1.02gで収率94%で
あった。生成物は、GPCによりポリエチレングリコー
ル換算で数平均分子量6,000であった。1H−NM
Rの結果は次のとおり。(δ(ppm):TMS/CD
Cl3) 0.85−1.15 ;α−CH3 3.92−4.15 ;−CH2− 3:3.23−3.50 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1735cm-1;−CH2OC(=O)−(これにより
MPCホモポリマーの構造を確認) 1600−1700cm-1;HOC(=O)−(カルボ
ン酸の存在) 以上のことから次式(化16)で示されるMPCポリマ
ーであることを確認した。
【0021】
【化16】
【0022】合成1−2 次に前記合成1−1で得られた末端カルボン酸からなる
MPCポリマー395mgを精製水100mlに溶解
し、さらに0℃で少量の塩酸を加えてpHを酸性にした
後、p−アミノスチレン130mgを加えた。そして、
脱水剤としてカルボジイミド溶液10mg/mlを添加
した後、0.01Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えて
pHを7.5に調整し、3時間反応させた。反応後、ア
セトンに沈殿させ、凍結乾燥によりスチリル基を重合性
基とするMPCマクロモノマーを合成した。収量は31
0mgであった。その収率は78%であった。生成物
は、1H−NMRおよびUV、IRで分析した。結果は
次のとおり。1H−NMRの結果は次のとおり。(δ
(ppm):TMS/CDCl3) 0.85−1.15;−CH3 3.92−4.15;−CH2− 3.23−3.50;−N(CH33 これらによりMPCポリマーの存在を確認した。UV分
析の結果は次のとおり。 260〜280nm吸収;フェニル基(スチリル基)を
同定した。 以上のことから次式(化17)で示されるMPCマクロ
モノマーであることを確認した。
【0023】
【化17】
【0024】
【化18】 1=−(MPC)− m1=2〜200
【0025】実施例1−2 前記合成1−2のMPCマクロモノマー222mgと、
共重合単量体としてスチレン(St)231mgを加え
て、ラジカル重合開始剤としてアゾビスイソブチロニト
リル3.61mgを用いて、エタノール2mlに溶解し
て、60℃で24時間重合させた。得られた重合物は、
分子分画10000の透析膜を用いて、メタノール2
日、精製水2日間、透析精製した。収量250mgを得
た。その収率は55%であった。生成物は、1H−NM
RおよびUV、IRで分析した。結果は次のとおり。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.85−1.15 ;α−CH3 3.92 ̄4.15 ;−CH2− 3.23−3.50 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1740cm-1 ;−CH2OC=O(MPCポリマー
鎖を確認) 2880−1700cm-1;フェニル基(スチレン単
位)の存在を確認。 分子量はGPCによりポリスチレン換算で数平均分子量
90000であった。また、共重合組成は元素分析の窒
素含有量からMPC単位を求め、スチレン単位を計算し
た。その結果スチレン単位は55重量%であった。な
お、窒素含有量は2.1重量%であり、MPC単位は4
5重量%であった。ポリマー微粒子は凍結乾燥後、粒度
分布測定器(COULTER社 MODEL N4S
D)を用いて測定した。その結果、平均粒径1670n
m、S.D.(=標準偏差)290nm,C.V.
{(標準偏差/平均値)×100}17%であった。以
上のことから次式(化19)で示されるポリマーである
ことを確認した。
【0026】
【化19】 ただし、Xは、
【0027】
【化20】 1=−(MPC)− m1=2〜200 a=0 m3=20〜1500
【0028】実施例2−1 合成2−1 単量体をMPC0.97gとn−ブチルメタクリレート
(n−BMA)0.11gの混合系にし、連鎖移動剤と
してエタンジチオールを用いた以外は、実施例1と同様
に重合を行い、末端チオールからなるMPCポリマーを
合成し、精製した。収量は1.0gであり、収率は92
%であった。生成物は、合成例1−1と同様の分析を行
なった。数平均分子量は5000であった。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.90−1.18 ;α−CH3 3.23−3.50 ;−N(CH33 0.75−0.86 ;−CH2CH3(n−BMA) IRの結果は次のとおり。 1735cm-1;−CH2OC=O;(MPCの存在) 2450−2600cm-1;SH また、共重合組成は元素分析の窒素含有量によりn−ブ
チルメタクリレート11重量%であった。(窒素含有量
=4.1重量%) 以上のことから次式で示される末端チオールからなるM
PCポリマーであることを確認した。
【0029】 HS−CH2CH2S−{(M1)m1−(M2)m2}− ただし、 (M1)=−(MPC)− m1=2〜150 M2=−(n−BMA)− m2=1〜35 { }内はランダム状付加重合 数平均分子量=5,000
【0030】合成2−2 次に前記合成2−1で得られた末端チオールからなるM
PCポリマー400mgを精製水50mlに溶解し、さ
らに室温で、窒素雰囲気下10%水酸化ナトリウム10
gを加えた後、p−クロルメチルスチレン130mgを
加え8時間反応させた。反応後、アセトンに沈殿させ、
凍結乾燥によりスチリル基を重合性基とするMPCとn
−BMA共重合体からなるマクロモノマーを合成した。
収量は350mgである、収率は81%であった。生成
物は、1H−NMR、IRおよびUV分析をした。1H−
NMRの結果は次のとおり。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.90−1.17 ;−CH3 0.74−0.87 ;−CH2CH3 3.23−3.50 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1735cm-1;−CH2OC=OによりMPCおよび
n−BMAを確認) UV;260〜280nm吸収;フェニル基(スチリル
基)を同定した。以上のことから次式(化21)で示さ
れるマクロモノマーであることを確認した。
【0031】
【化21】 ただし、 X; −S−CH2CH2S−{(M1)m1−(M2)m
2}− M1=−(MPC)− m1=2〜150 M2=−(n−BMA)− m2=1〜35 { }内はランダム状付加重合 数平均分子量=5,000 a=1
【0032】実施例2−2 前記マクロモノマー100mgと、共重合単量体として
メチルメタクリレート(MMA)310mgとラジカル
重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル3.50
mgを用いて、エタノール4mlに溶解して、60℃で
24時間重合させた。得られた重合物は、エーテル中に
沈殿させ、ろ過し、さらに乾燥した。収量は380mg
であり、収率は92%であった。生成物は、1H−NM
R、IRおよびUV分析をした。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.89−1.19 ;−CH3 0.72−0.88 ;−CH2CH3 3.23−3.50 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1742cm−1 ;−CH2OC=O 971cm−1 ;−N(CH33 1062cm−1 ;ブチル基1 H−NMR(−OCH3 :3.72ppm)によりメ
チルメタクリレートを確認し、UV(フェニル基:26
0〜280nm吸収)によりスチリル基を確認した。M
PCとn−ブチルメタクリレート単位をメチル基、スチ
リル基から確認した。得られたポリマーの共重合組成は
元素分析の窒素含有量によりメチルメタクリレート77
重量%であった。(窒素含有量=0.97重量%) また、数平均分子量は84,000であった。以上のこ
とから次式(化22)で示されるポリマーであることを
確認した。このポリマーを180℃で5分間ホットプレ
スし、透明なフィルムを得た。
【0033】
【化22】 ただし、 X;−S−CH2CH2S−{(M1)m1−(M2)m2}
− M1=−(MPC)− m1=2〜150 M2=−(n−BMA)− m2=1〜35 { }および[ ]内はランダム状付加重合 a=1 m3=30〜3000
【0034】実施例3−1 合成3−1 MPCの代わりに2−メタクリロイルオキシエトキシエ
チル−2’−(トリメチルアンモニオ)エチルフォスフ
ェート(MEPC)を1.15g用いた以外は実施例1
と同様に重合、精製を行い、下記で示される末端カルボ
ン酸MEPCポリマーを合成した。収量は1.09gで
あり、収率は95%であった。生成物は合成1−1と同
様に分析を行った。数平均分子量は5600であった。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.83−1.17 ;α−CH3 4.17−4.65 ;−OCH2CH2O− 3.22−3.53 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1735cm-1,;−CH2OC=O 1600−1700cm-1;HOC=O MEPCを確認した。
【0035】−(M1)m1− ただしM1=−(MEPC)− m1=2〜160
【0036】M1は下記の式
【化23】
【0037】合成3−2 次に前記合成3−1で得られた末端カルボン酸からなる
MEPCポリマー400mgを実施例1−2と同様に反
応して、精製処理を行い、スチリル基を重合基とする下
式で示されるMEPCマクロモノマーを合成した。収量
は295mgであり、収率は75%であった。生成物
は、合成1−1と同様に分析を行った。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.86−1.18 ;α−CH3 4.16−4.65 ;−OCH2CH2O− 3.23−3.50 ;−N(CH33 MEPC単位の確認をした。UVの結果は次のとおり。 258〜282nm吸収;フェニル基(スチリル基)を
同定した。
【0038】
【化24】 ただし、
【0039】
【化25】 1=−(MEPC)− m1=2〜160 a=0
【0040】実施例3−2 前記合成3−2で得られたMEPCマクロモノマー24
5mgをラジカル重合開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリル5.0mgを用いて、nーブタノール2mlに
溶解して、60℃で24時間重合させた。得られた重合
物は、ジエチルエーテル中で沈殿させ、ろ過、乾燥し
た。さらに分子分画10000の透析膜を用いて、メタ
ノール2日、精製水2日間、透析精製した。収量は18
4mgであり、収率は75%であった。生成物は、合成
1−2と同様に分析を行った。1 H−NMR(δ(ppm):TMS/CDCl3) 0.85−1.14 ;α−CH3 4.10−4.69 ;−OCH2CH2O− 3.23−3.50 ;−N(CH33 IRの結果は次のとおり。 1740cm-1;−CH2OC=O MEPC単位を確認した。UVの結果は次のとおり。 258〜282nm吸収;フェニル基(スチリル基)を
同定した。数平均分子量は50000であった。以上の
ことから次式(化26)で示されるポリマーであること
を確認した。
【0041】
【化26】 ただし、
【0042】
【化27】 1=−(MEPC)− m1=2〜160 a=0 m0=2〜35
【0043】比較例1 実施例1−2と同様の方法でスチレン500mgのみを
重合させ、収率60%でポリマーを得た。粒径は、粒度
分布測定器(COULTER MODEL N4SD)
を用いて測定し、平均粒径2540nm、S.D.25
0nm、C.V.15%であった。
【0044】比較例2 実施例2−2と同様の方法でメチルメタクリレート40
0mgのみを重合させ、95%の収率でポリマーを得
た。さらに実施例2−2と同様にフィルムを得た。
【0045】生体適合性評価試験方法;実施例1−2で
得られたポリマー微粒子、実施例2−2で得られたフイ
ルム、および実施例3−2で得られたポリマーを溶液と
し、比較例2で得られたポリメチルメタクリレートのフ
イルム上にコートして作成したフイルムを試料として用
いた。試験方法は、前記の実施例1−2のポリマー微粒
子、実施例2−2のフイルム、実施例3−2のコートフ
イルムの試料を各々、アルブミン0.45g/dlのリ
ン酸緩衝液(PH=7.4)に30分間浸漬し、その後
溶液から試料ポリマーを取り出し、リン酸緩衝液でリン
スした。吸着したアルブミン量をFT−IRにより分析
定量した。また、比較例1の粒子および比較例2のフイ
ルムについても、同様に評価した。結果を表1に示し
た。
【0046】
【表1】
【0047】以上のことより、実施例1−1、2−1お
よび3−1により一般式[1]に相当する重合性高分子
が製造できた。また、実施例1−2、2−2および3−
2によりそれらの重合性高分子を用いた重合体ができる
ことがわかる。表1より、実施例1−2、2−2および
3−2は、比較例1および2に比べて蛋白質(アルブミ
ン)の吸着量が少ないことがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式[1] 【化1】 [ただし、式中Xは、次の一般式[2][3]または
    [4] 【化2】 で表される基であり、ここで、M1は下記の一般式
    [5] 【化3】 (ただし、式中、R1は、水素原子またはメチル基を表
    わし、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、qはオ
    キシアルキレン基の繰り返し数で、1〜10の数を示
    す。)で表される基であり、M2は下記の一般式[6] 【化4】 (ただし、R2は水素原子またはメチル基であり、R3
    アルキルエステル基、フェニル基、アミド基、アルキル
    アミド基、カルボン酸から選ばれる基である。)で表さ
    れる基であり、{ }内はランダム状またはブロック状
    のいづれでもよい。また、m1、m2はM1およびM2の繰
    り返し数で、m1は2〜1000の数、m2は0〜100
    0の数である。aは0または1の整数である。]で表わ
    される重合性高分子。
  2. 【請求項2】ラジカル重合して、請求項1記載の一般式
    [1]で表される重合性高分子に基づく構成単位を少な
    くとも5モル%以上含む重合体。
  3. 【請求項3】請求項2記載の重合体が下記の一般式
    [7] 【化5】 [ただし、Xは請求項1記載の一般式[1]の重合性高
    分子と同じ基であり、m0は一般式[1]の重合性高分
    子に基づく構成単位の繰り返し単位数で2〜1,00
    0、m3は、その他の単量体が構成する繰り返し単位数
    で0〜1,000であり、R4、R5、R6、R7はそれぞ
    れ水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、置換アルキ
    ル基、カルボキシエステル基、アルキレンカルボキシエ
    ステル基、フェニル基、アミド基、アルキルアミド基を
    示す。また、aは0または1の整数である。]で示され
    る数平均分子量が2,000〜10,000,000の
    重合体。
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