JPH1157931A - 鋳物砂再生装置 - Google Patents
鋳物砂再生装置Info
- Publication number
- JPH1157931A JPH1157931A JP22957697A JP22957697A JPH1157931A JP H1157931 A JPH1157931 A JP H1157931A JP 22957697 A JP22957697 A JP 22957697A JP 22957697 A JP22957697 A JP 22957697A JP H1157931 A JPH1157931 A JP H1157931A
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- Japan
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- resin
- hopper
- molding sand
- mold
- sand
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鋳型から鋳物砂と樹脂を迅速かつ騒音を発生せ
ずに分別回収でき、鋳物砂を再生することができるとと
もに、コンパクトである。 【解決手段】鋳型２を投入するホッパ１と、このホッパ
１の下部に配置され、前記ホッパ１からの鋳型２を削っ
て鋳物砂３と樹脂４に分離する高速回転可能な回転ドラ
ム５と、前記鋳物砂３を回収する鋳物砂用ホッパ８と、
前記樹脂４を回収する樹脂用ホッパ９とを具備すること
を特徴とする鋳物砂再生装置。
ずに分別回収でき、鋳物砂を再生することができるとと
もに、コンパクトである。 【解決手段】鋳型２を投入するホッパ１と、このホッパ
１の下部に配置され、前記ホッパ１からの鋳型２を削っ
て鋳物砂３と樹脂４に分離する高速回転可能な回転ドラ
ム５と、前記鋳物砂３を回収する鋳物砂用ホッパ８と、
前記樹脂４を回収する樹脂用ホッパ９とを具備すること
を特徴とする鋳物砂再生装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は鋳物砂再生装置に関
し、特に鋳物砂をリサイクルするのに使用する鋳物砂再
生装置に関する。
し、特に鋳物砂をリサイクルするのに使用する鋳物砂再
生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、鋳鉄、鋳鋼等の鋳物を製造する際
に用いる鋳型には、有機樹脂をバインダーにして鋳型材
料として硅砂を使用して硬化させたものが使用される。
ところで、鋳物工場で産出される使用済の鋳型は、鋳造
後、鋳物を取り出すために型ばらし工程で崩壊され、塊
状の鋳型は骨材である鋳物砂をリサイクルするために、
機械的に鋳物砂から樹脂を除去する必要がある。
に用いる鋳型には、有機樹脂をバインダーにして鋳型材
料として硅砂を使用して硬化させたものが使用される。
ところで、鋳物工場で産出される使用済の鋳型は、鋳造
後、鋳物を取り出すために型ばらし工程で崩壊され、塊
状の鋳型は骨材である鋳物砂をリサイクルするために、
機械的に鋳物砂から樹脂を除去する必要がある。
【０００３】従来、鋳造後に発生する使用済の鋳型は、
加振装置を有する再生装置で鋳型に振動を与えることに
より、鋳型同士の衝突及び鋳型と振動板との衝突によ
り、鋳型を構成する鋳物砂とバインダーである樹脂との
接合を切断して、鋳物砂粒子を個々に分離し、粉状の樹
脂を風選処理にて除去すると共に、鋳物砂を乾燥処理し
再生砂としていた。
加振装置を有する再生装置で鋳型に振動を与えることに
より、鋳型同士の衝突及び鋳型と振動板との衝突によ
り、鋳型を構成する鋳物砂とバインダーである樹脂との
接合を切断して、鋳物砂粒子を個々に分離し、粉状の樹
脂を風選処理にて除去すると共に、鋳物砂を乾燥処理し
再生砂としていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
再生装置は、振動による鋳型同士の衝突、鋳型と振動板
との衝突により樹脂を分離させる構成であるため、騒音
が大きいとともに、設備が大型となるという問題があっ
た。また、小規模の鋳物工場に導入するのは困難であ
る。更に、鋳型から分離された樹脂は粉塵となるため、
風選処理によりその粉塵を除去しその後に鋳物砂を乾燥
処理するため、処理工程が多く、時間を要した。このよ
うなことから、コンパクトで鋳物砂の再生能力に優れた
再生装置が望まれていた。
再生装置は、振動による鋳型同士の衝突、鋳型と振動板
との衝突により樹脂を分離させる構成であるため、騒音
が大きいとともに、設備が大型となるという問題があっ
た。また、小規模の鋳物工場に導入するのは困難であ
る。更に、鋳型から分離された樹脂は粉塵となるため、
風選処理によりその粉塵を除去しその後に鋳物砂を乾燥
処理するため、処理工程が多く、時間を要した。このよ
うなことから、コンパクトで鋳物砂の再生能力に優れた
再生装置が望まれていた。
【０００５】本発明はこうした事情を考慮してなされた
もので、使用済の鋳型を回転ドラムにより機械的に鋳物
砂と樹脂に迅速に分離して鋳物用ホッパと樹脂用ホッパ
により回収する構成となっているため、鋳物砂の再生が
できるとともに、従来のような騒音問題を解消して短時
間で処理ができるコンパクトな鋳物砂再生装置を提供す
ることを目的とする。
もので、使用済の鋳型を回転ドラムにより機械的に鋳物
砂と樹脂に迅速に分離して鋳物用ホッパと樹脂用ホッパ
により回収する構成となっているため、鋳物砂の再生が
できるとともに、従来のような騒音問題を解消して短時
間で処理ができるコンパクトな鋳物砂再生装置を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋳型を投入す
るホッパと、このホッパの下部に配置され、前記ホッパ
からの鋳型を削って鋳物砂と樹脂に分離する高速回転可
能な回転ドラムと、前記鋳物砂を回収する鋳物砂用ホッ
パと、前記樹脂を回収する樹脂用ホッパとを具備するこ
とを特徴とする鋳物砂再生装置である。
るホッパと、このホッパの下部に配置され、前記ホッパ
からの鋳型を削って鋳物砂と樹脂に分離する高速回転可
能な回転ドラムと、前記鋳物砂を回収する鋳物砂用ホッ
パと、前記樹脂を回収する樹脂用ホッパとを具備するこ
とを特徴とする鋳物砂再生装置である。
【０００７】本発明において、前記回転ドラムは、一般
にその表面に研削石を備えている。そして、鋳型表面の
鋳物砂及び樹脂は研削石により剥離し、鋳物砂と粉塵と
なった樹脂は自重の差異により比重選別され、分離され
る。また、鋳型と研削石が接触した際には摩擦熱が生
じ、この摩擦熱により鋳型中の水分が除去されるため、
乾燥した再生砂が得られる。
にその表面に研削石を備えている。そして、鋳型表面の
鋳物砂及び樹脂は研削石により剥離し、鋳物砂と粉塵と
なった樹脂は自重の差異により比重選別され、分離され
る。また、鋳型と研削石が接触した際には摩擦熱が生
じ、この摩擦熱により鋳型中の水分が除去されるため、
乾燥した再生砂が得られる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１を
参照して説明する。図中の付番１は、使用済の鋳型２を
投入するホッパである。このホッパ１の下部には、ホッ
パ１からの鋳型２を削って鋳物砂３と樹脂４に分離する
高速回転可能な回転ドラム５が配置されている。この回
転ドラム５は表面に研削石（図示せず）を有し、この回
転ドラム５を高速で回転させることにより、鋳型２表面
の鋳物砂３と樹脂４が剥離する。前記回転ドラム５は、
ベルト６を介して電動モータ７に接続されている。前記
回転ドラム５の近くには、該回転ドラム５側から順に鋳
物砂３を回収する鋳物砂用ホッパ８と、樹脂４を回収す
る樹脂用ホッパ９とが配置されている。ここで、比重の
大きな鋳物砂３は手前の鋳物砂用ホッパ８に回収され、
軽い粉塵化した樹脂４は後方の樹脂用ホッパ９に回収さ
れる。
参照して説明する。図中の付番１は、使用済の鋳型２を
投入するホッパである。このホッパ１の下部には、ホッ
パ１からの鋳型２を削って鋳物砂３と樹脂４に分離する
高速回転可能な回転ドラム５が配置されている。この回
転ドラム５は表面に研削石（図示せず）を有し、この回
転ドラム５を高速で回転させることにより、鋳型２表面
の鋳物砂３と樹脂４が剥離する。前記回転ドラム５は、
ベルト６を介して電動モータ７に接続されている。前記
回転ドラム５の近くには、該回転ドラム５側から順に鋳
物砂３を回収する鋳物砂用ホッパ８と、樹脂４を回収す
る樹脂用ホッパ９とが配置されている。ここで、比重の
大きな鋳物砂３は手前の鋳物砂用ホッパ８に回収され、
軽い粉塵化した樹脂４は後方の樹脂用ホッパ９に回収さ
れる。
【０００９】このように、上記実施例に係る鋳物砂再生
装置は、使用済の鋳型２を投入するホッパ１の下部に、
表面に研削石を有した回転ドラム５を配置し、この回転
ドラム５を高速で回転させることにより鋳型２を削って
鋳物砂３と樹脂４に分離する構成となっている。しかし
て、研削石に鋳型２が接触することにより、鋳型表面の
鋳物砂３及び樹脂４が剥離し、鋳物砂３と粉塵となった
樹脂４は自重の差異により比重選別され、分離すること
ができる。また、鋳型２と研削石が接触した際の摩擦熱
により鋳型２中の水分が除去されるため、乾燥した再生
砂が得られる。更に、従来の振動式再生装置のように騒
音をもたらすことなく、コンパクト化した装置が得られ
る。
装置は、使用済の鋳型２を投入するホッパ１の下部に、
表面に研削石を有した回転ドラム５を配置し、この回転
ドラム５を高速で回転させることにより鋳型２を削って
鋳物砂３と樹脂４に分離する構成となっている。しかし
て、研削石に鋳型２が接触することにより、鋳型表面の
鋳物砂３及び樹脂４が剥離し、鋳物砂３と粉塵となった
樹脂４は自重の差異により比重選別され、分離すること
ができる。また、鋳型２と研削石が接触した際の摩擦熱
により鋳型２中の水分が除去されるため、乾燥した再生
砂が得られる。更に、従来の振動式再生装置のように騒
音をもたらすことなく、コンパクト化した装置が得られ
る。
【００１０】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、使
用済の鋳型を回転ドラムにより機械的に鋳物砂と樹脂に
迅速に分離して鋳物用ホッパと樹脂用ホッパにより回収
する構成となっているため、鋳物砂の再生ができるとと
もに、従来のような騒音問題を解消して短時間で処理が
できるコンパクトな鋳物砂再生装置を提供できる。
用済の鋳型を回転ドラムにより機械的に鋳物砂と樹脂に
迅速に分離して鋳物用ホッパと樹脂用ホッパにより回収
する構成となっているため、鋳物砂の再生ができるとと
もに、従来のような騒音問題を解消して短時間で処理が
できるコンパクトな鋳物砂再生装置を提供できる。
【図１】本発明の一実施例に係る鋳物砂再生装置の説明
図である。
図である。
１…ホッパ、 ２…鋳型、 ３…鋳物砂、 ４…樹脂、 ５…回転ドラム、 ７…電動モータ、 ８…鋳物砂用ホッパ、 ９…樹脂用ホッパ。
Claims (1)
- 【請求項１】 鋳型を投入するホッパと、このホッパの
下部に配置され、前記ホッパからの鋳型を削って鋳物砂
と樹脂に分離する高速回転可能な回転ドラムと、前記鋳
物砂を回収する鋳物砂用ホッパと、前記樹脂を回収する
樹脂用ホッパとを具備することを特徴とする鋳物砂再生
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957697A JPH1157931A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 鋳物砂再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957697A JPH1157931A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 鋳物砂再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1157931A true JPH1157931A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16894348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22957697A Withdrawn JPH1157931A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 鋳物砂再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1157931A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114101578A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 和县科嘉阀门铸造有限公司 | 一种铸件用型砂的回收装置 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22957697A patent/JPH1157931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114101578A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 和县科嘉阀门铸造有限公司 | 一种铸件用型砂的回收装置 |
| CN114101578B (zh) * | 2021-11-29 | 2024-03-12 | 和县科嘉阀门铸造有限公司 | 一种铸件用型砂的回收装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |