JPH1157736A - 循環式濾過設備 - Google Patents

循環式濾過設備

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JPH1157736A
JPH1157736A JP9244764A JP24476497A JPH1157736A JP H1157736 A JPH1157736 A JP H1157736A JP 9244764 A JP9244764 A JP 9244764A JP 24476497 A JP24476497 A JP 24476497A JP H1157736 A JPH1157736 A JP H1157736A
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JP
Japan
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filter
water
ozone
filtration
ozone reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP9244764A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Yamakawa
達也 山川
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン反応処理装置を備えた循環式濾過設備
において、濾過器内の有機物の分解及び殺菌を効果的に
行う。 【解決手段】 濾過装置10にオゾン反応処理装置20
を設ける。濾過装置10の運転時には、オゾン反応処理
装置20が運転し、濾過装置10とオゾン反応処理装置
20の間に水31が循環する。濾過装置10の運転停止
時にも、オゾン反応処理装置20が運転し、濾過装置1
0内の濾過器13とオゾン反応処理装置20の間に水3
1が循環する。濾過器13内が、オゾン反応処理装置2
0で生じる比較的高濃度のオゾン水により、分解洗浄さ
れ、且つ殺菌される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプール水、浴槽水等
の浄化に使用される循環式濾過設備に関し、特にオゾン
反応処理装置を併用した循環式濾過設備に関する。
【0002】
【従来の技術】プール水や浴槽水の浄化には循環式の濾
過設備が多用されており、最近はオゾン反応処理装置を
併用したものも一部で使用されている。オゾン反応処理
装置を併用した循環式濾過設備の従来例を図3に示す。
【0003】ここに示された循環式濾過設備は、浴槽3
0内の湯31を循環浄化する濾過装置10と、これに併
設されたオゾン反応処理装置20とを備えている。濾過
装置10はヘアキャッチャ11、ポンプ12及び濾過器
13が直列に設けられた循環ライン14を有し、ポンプ
12の運転により、浴槽30内の湯31をヘアキャッチ
ャ11、ポンプ12及び濾過器13に順番に通過させて
浴槽30に戻す構成となっている。
【0004】濾過装置10に併設されたオゾン反応処理
装置20はヘアキャッチャ11、ポンプ12及び濾過器
13を跨いで循環ライン14に接続されている。このオ
ゾン反応処理装置20はオゾン発生機、ポンプ、エジェ
クタ、オゾン反応塔等を備えており、濾過装置10の運
転中に濾過器13の出側で循環ライン14から分流され
た湯31をポンプにより加圧してエジェクタに送り、エ
ジェクタでオゾンガスを注入した後、オゾン反応塔で反
応を進行させると共に余剰なガスを分離して、ヘアキャ
ッチャ11の入側で循環ライン14に戻すことにより、
浄化能力を高める。
【0005】オゾン処理により期待される効果として
は、殺菌、脱臭、脱色、溶解性有機汚染物質の分解等が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の循環式濾過設
備においては、オゾン反応処理装置20の有無にかかわ
らず、濾過器13内に有機物が付着堆積し、濾過能力が
経時的に低下する。また、その濾過器13内が雑菌の繁
殖源となる。そのため、濾過器13内に水を逆方向に通
して濾過器13内を洗浄する所謂逆洗が定期的に行われ
る。しかしながら、この逆洗を行っても濾過器13内の
有機物を完全に除去することは不可能であり、濾過器1
3内の殺菌も十分に行われない。
【0007】ところで、有機物の分解や殺菌にオゾンは
本質的に有効である。しかしながら、図3に示したよう
な従来の循環式濾過設備では、オゾン反応処理装置20
が併用されているにもかかわらず、そのオゾンが濾過器
13内の有機物の分解や殺菌に有効に寄与していない。
その理由は以下の通りである。
【0008】オゾン反応処理装置20を併用した従来の
循環式濾過設備では、オゾン反応処理装置20内のポン
プ及びオゾン発生機が濾過装置10内のポンプ12に連
動して運転される。つまり、濾過装置10の運転中にの
みオゾン反応処理装置20が運転される。
【0009】そして濾過装置10の運転中は、その循環
ライン14を流れる水の一部が濾過器13の出側で取水
され、オゾン反応処理装置20でオゾンを注入された
後、ヘアキャッチャ11の入側で循環ライン14に環水
される。このため、オゾン反応処理装置20で生じたオ
ゾン水は、循環ライン14で希釈され、しかも濾過器1
3に到達するまでにヘアキャッチャ11及びポンプ12
を通り、これらでオゾンが消費される。従って、オゾン
反応処理装置20でオゾン水が生じるものの、そのオゾ
ン水は濾過器13での有機物の分解や殺菌に有効に寄与
しない。
【0010】つまり、オゾン反応処理装置20を併用し
た従来の循環式濾過設備では、浴槽水なりプール水をオ
ゾンにより処理するだけであった。
【0011】本発明の目的は、濾過装置に併設されるオ
ゾン反応処理装置を濾過装置内の濾過器の分解洗浄及び
殺菌に効果的に活用することにより、濾過器の衛生状態
を向上させることができる循環式濾過設備を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の循環式濾過設備
は、貯水を濾過器に循環させる濾過装置と、濾過装置内
の少なくとも濾過器を跨いで循環ラインに接続されたオ
ゾン反応処理装置と、濾過装置の運転時にオゾン反応装
置が運転してオゾン反応処理装置と循環濾過装置の間に
水が循環し、濾過装置の停止時にオゾン反応処理装置が
運転してオゾン反応処理装置と濾過装置内の濾過器の間
に水が循環するように構成された配管・制御系とを具備
している。
【0013】オゾン反応処理装置は、濾過装置の停止時
に濾過器の出側で取水し、濾過器の入側に環水する構成
が、オゾンの不必要な消費が抑制される点から好まし
い。
【0014】本発明の循環式濾過設備では、濾過装置の
運転時にオゾン反応装置が運転してオゾン反応処理装置
と循環濾過装置の間に水が循環するだけでなく、濾過装
置の停止時にオゾン反応処理装置が運転してオゾン反応
処理装置と濾過装置内の濾過器の間に水が循環する。濾
過装置の停止時にオゾン反応処理装置が運転してオゾン
反応処理装置と濾過装置内の濾過器の間に水が循環する
ことにより、オゾン反応処理装置で生じたオゾン水は、
希釈されることなく、またオゾンが不必要に浪費される
ことなく、濾過装置内の濾過器に送られる。このため、
濾過装置内の濾過器が、オゾン反応処理装置で生じる比
較的高濃度のオゾン水により、効果的に分解洗浄され、
且つ殺菌される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る循環
式濾過設備の構成図、図2は同循環式濾過設備の運転形
態を示すタイムチャートである。
【0016】本発明の実施形態に係る循環式濾過設備
は、浴槽30内の水31(温水)を循環浄化する濾過装
置10と、濾過装置10に併設されたオゾン反応処理装
置20とを備えている。濾過装置10は、ヘアキャッチ
ャ11、ポンプ12、濾過器13及び加温器15が直列
に設けられた循環ライン14を有し、ポンプ12の運転
により、浴槽30内の湯31をヘアキャッチャ11、ポ
ンプ12、濾過器13及び加温器に順番に通過させて浴
槽30に戻すことにより、水31を循環浄化する構成と
なっている。濾過器13を逆洗するために、その入側及
び出側には三方切替弁16a,16bがそれぞれ設けら
れている。
【0017】オゾン反応処理装置20は、三方切替弁1
6bの出側で取水管21を通して循環ライン14から取
水を行い、ヘアキャッチャ11の入側で環水管22を通
して循環ライン14に環水を行うようになっている。取
水管21には圧力調整弁21aが設けられると共に、圧
力調整弁21aの出側に位置して三方切替弁21bが設
けられている。三方切替弁21bはバイパス管21cに
より取水口と三方切替弁16bの間で循環ライン14に
接続されている。環水管22には圧力調整弁22aが設
けられると共に、圧力調整弁22aの入側に位置して三
方切替弁22bが設けられている。三方切替弁22bは
バイパス管22cによりポンプ12と三方切替弁16a
の間で循環ライン14に接続されている。
【0018】オゾン反応処理装置20の構造は、オゾン
発生機、ポンプ、エジェクタ、オゾン反応塔等の組み合
わせからなり、濾過装置10の循環ライン14から分流
された水31をポンプにより加圧してエジェクタに送
り、エジェクタでオゾンガスを注入した後、オゾン反応
塔で反応を進行させると共に余剰なガスを分離して、循
環ライン14に戻すようになっている。また、そのオゾ
ン発生機及びポンプは、濾過装置10内のポンプ12と
は独立して動作するように構成されている。
【0019】次に、本発明の実施形態に係る循環式濾過
設備の運転形態を図2を参照して説明する。
【0020】本発明の実施形態に係る循環式濾過設備で
は、その主電源が終日オン状態に維持されている。濾過
装置10を12時から24時まで運転させる場合を想定
すると、12時になると濾過装置10のポンプ12が動
作を開始する。また、三方切替弁16a,16bが動作
することにより、浴槽30内の水31が三方切替弁16
aの入側から三方切替弁16bに送られ、濾過器13内
を逆方向に通過して三方切替弁16aから排出される。
これにより、濾過器13内が逆洗される。
【0021】逆洗状態が所定時間続くと、三方切替弁1
6a,16bが元の状態に戻る。また、オゾン反応処理
装置20内のオゾン発生機及びポンプが動作を開始す
る。これにより、通常の濾過運転が始まる。即ち、浴槽
30内の水31が濾過器13に循環することにより浄化
される。また、循環ライン14を流れる水31の一部が
濾過器13の出側から取水管21を通ってオゾン反応処
理装置20に送られ、ここでオゾンを注入された後、環
水管22を通ってヘアキャッチャ11の入側から循環ラ
イン14に戻ることにより、その水31がオゾン処理さ
れる。
【0022】濾過運転が終わる24時になると、濾過装
置10のポンプ12が動作を停止する。ただし、オゾン
反応処理装置20内のオゾン発生機及びポンプは動作を
続けたままである。この状態で、三方切替弁21b,2
2bが動作することにより、濾過器13の出側で循環ラ
イン14から取水された水31が、圧力調整弁21aを
通らずにオゾン反応装処理装置20に送られ、その後、
圧力調整弁22aを通らずに濾過器13の入側で循環ラ
イン14に環水される。
【0023】これにより、濾過装置10の運転停止中
に、オゾン反応装処理装置20で生じるオゾン水が希釈
することなく、また他の機器を通ることなく濾過器13
に循環し、その結果として、濾過器13内の有機物がオ
ゾン水により分解される。また、濾過器13内がオゾン
水により殺菌される。
【0024】これらのため、逆洗時間の短縮やその回数
低減が可能になる。また、濾過器13内での雑菌の繁殖
が抑制される。
【0025】上記実施形態は、浴槽水に本発明を適用し
たものであるが、プール水の浄化等に本発明を適用する
ことも可能である。上記実施形態は又、濾過装置10の
運転が停止する全期間にわたって、オゾン水による濾過
器13の洗浄を実施しているが、濾過装置10の停止期
間の一部でオゾン水による濾過器13の洗浄を実施する
ことも可能である。
【0026】オゾン反応処理装置20の構造は、オゾン
発生器で発生したオゾンを被処理水に注入し、そのオゾ
ンによる水処理反応を進行させると共に余剰なガスを分
離する機能を有するものであれば、その構造を問わな
い。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の循環式濾
過設備は、濾過装置に併設されるオゾン反応処理装置を
濾過装置内の濾過器の分解洗浄及び殺菌に効果的に活用
することにより、濾過器の衛生状態を向上させることが
でき、ひいては浄水能力を高めることが可能となる。ま
た、逆洗時間の短縮やその回数低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る循環式濾過設備の構成
図である。
【図2】同循環式濾過設備の運転形態を示すタイムチャ
ートである。
【図3】従来の循環式濾過設備の構成図である。
【符号の説明】
10 濾過装置 11 ヘアキャッチャ 12 ポンプ 13 濾過器 14 循環ライン 20 オゾン反応処理装置 21 取水管 22 環水管 30 浴槽 31 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550L 560 560Z B01D 35/027 1/78 C02F 1/78 B01D 35/02 J E04H 4/12 E04H 3/20 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水を濾過器に循環させる濾過装置と、
    濾過装置内の少なくとも濾過器を跨いで循環ラインに接
    続されたオゾン反応処理装置と、濾過装置の運転時にオ
    ゾン反応装置が運転してオゾン反応処理装置と循環濾過
    装置の間に水が循環し、濾過装置の停止時にオゾン反応
    処理装置が運転してオゾン反応処理装置と濾過装置内の
    濾過器の間に水が循環するように構成された配管・制御
    系とを具備することを特徴とする循環式濾過設備。
  2. 【請求項2】 オゾン反応処理装置は、濾過装置の停止
    時に濾過器の出側で取水し、濾過器の入側に環水するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の循環式濾過設備。
JP9244764A 1997-08-25 1997-08-25 循環式濾過設備 Pending JPH1157736A (ja)

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JP9244764A JPH1157736A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 循環式濾過設備

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236327A (ja) * 2008-03-25 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp 微小泡発生装置およびこれを用いた追焚き機能付き給湯機
JP2017086009A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 ジェックス株式会社 水槽用フィルター
CZ307363B6 (cs) * 2017-04-19 2018-06-27 AquaQube s.r.o. Zařízení pro úpravu vody

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JP2017086009A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 ジェックス株式会社 水槽用フィルター
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