JP2005118680A - 水循環システムとその管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 高濃度オゾン水を経路内に循環させることを基本にし、利用者数等の汚染指数に応じてオゾン供給量の増減管理を行い、水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l に管理する水循環システムとし、遊泳や入浴しない不使用時に、高濃度オゾン水を水槽を含む全経路内又はバイパス路を設けて水槽を除く全経路内に循環させて、バイオフィルムの生成及び増殖の抑制や除去を行う他、濾過装置の逆洗浄経路内にオゾン浄化装置のオゾン水を循環させるオゾン循環路を設けて、濾過装置の正逆方向にオゾン水を流すことで徹底的に洗浄、殺菌してバイオフィルムを除去できる。
【選択図】 図2
Description
(1)水循環経路にオゾン水を供給するオゾン浄化装置と、
(2)浄化水供給路から前記水槽を通過せずに被浄化水導入路に入るバイパス路と、
(3)さらには前記逆洗浄経路内にオゾン浄化装置のオゾン水を循環させるオゾン循環路とを有し、
(4)前記オゾン浄化装置により、水槽を含む全経路又は水槽を除きバイパス路を含む水循環経路さらにはオゾン循環路を循環する水のオゾン濃度を0mg/lを超える濃度に維持可能な構成を有し、
当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去可能にしたことを特徴とする水循環システムである。
水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/lを超える濃度、0.25mg/l以上の濃度に管理し、水槽を含む当該全経路内またはバイパス路へを使用して水槽を除く当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去するか、
あるいは、逆洗浄経路内にオゾン水を循環させるオゾン循環路を循環する水のオゾン濃度を0mg/lを超える濃度、0.25mg/l以上の濃度に管理し、当該逆洗浄経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去することを特徴とする水循環システムの管理方法である。
(A)水槽の予定用途の不使用時で、オゾン供給を行い水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0.25mg/l又は0.5mg/lを超える濃度に管理して、水槽を含む当該全経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去し、
(B)次いで水槽の予定用途の使用前にオゾン供給を停止し、一旦水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/lに管理し、
(C)さらに水槽の予定用途の使用時に、利用者数等の予め設定する汚染指数に応じてオゾン供給量の増減管理を行い、水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/lに管理することを特徴とする水循環システムの管理方法である。
プールからの水を砂式濾過器と塩素添加器により浄化した浄化水として前記プールに循環させる室内プールの水循環システムにおいて、前述の図1に示す構成の浄化水供給路9に配置するオゾン濃度測定器30と、浄化水供給路9から前記水槽1を通過せずに被浄化水導入路2に入るバイパス路40と、前記逆洗浄経路10内及び濾過器5内にオゾン浄化装置20のオゾン水を循環させるオゾン循環路50,53とを設けた構成を採用した。
前記構成の水循環システムで全くバイオフィルムのない状態にした後、図2に示すような経時的にオゾン供給量を変化させてオゾン水を供給管26でポンプ4前に添加し、プール1前の浄化水供給路9に設けたオゾン濃度測定器30の位置で浄化水のオゾン濃度が特定値となるように管理運転した。なお、24時間毎にオゾン水を伴わない濾過器5の逆洗浄を行った。
実施例2の試験開始15週間経過後に極僅かぬめりらしきものが見られた。そこで実施例2で行った24時間毎にオゾン水を伴わない濾過器5の逆洗浄を、図2に示す濃度のオゾン水を伴う濾過器5の逆洗浄に切り替えて管理運転を続けたところ、ぬめりは消滅し、その後、ぬめりは全く見られなかった。さらにその後、前記逆旋回数を48時間に1回に変更し管理運転を続けたたが、同様にぬめりは全く見られなかった。
2 被浄化水導入路
3 キャッチャー
4,22,51 ポンプ
5 濾過器
6,11,14,17, 配管
7 ヒーター
8 塩素添加器
9 浄化水供給路
10 逆洗浄経路
12,13,15,16,52,54,55,56 バルブ
18 ドレン配管
20 オゾン浄化装置
21 取水管
23 オゾン注入器
24 オゾン発生器
25 気液分離器
26 供給管
30,31 オゾン濃度測定器
40 バイパス路
50,53 オゾン循環路
Claims (8)
- 水槽からの被浄化水を薬液添加手段と濾過手段により浄化して前記水槽に浄化水として循環させる水循環システムにおいて、水循環経路にオゾン水を供給するオゾン浄化装置と、浄化水供給路から前記水槽を通過せずに被浄化水導入路に入るバイパス路とを有し、前記オゾン浄化装置により、水槽を含む全経路又は水槽を除きバイパス路を含む水循環経路を循環する水のオゾン濃度を0mg/l を超える濃度に維持可能な構成を有し、当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去可能にした水循環システム。
- 水槽からの被浄化水を薬液添加手段と濾過手段により浄化して前記水槽に浄化水として循環させかつ濾過手段の逆洗浄経路を備えた水循環システムにおいて、水循環経路にオゾン水を供給するオゾン浄化装置と、浄化水供給路から前記水槽を通過せずに被浄化水導入路に入るバイパス路と、前記逆洗浄経路内にオゾン浄化装置のオゾン水を循環させるオゾン循環路とを有し、前記オゾン浄化装置により、水槽を含む全経路又は水槽を除きバイパス路を含む水循環経路さらにはオゾン循環路を循環する水のオゾン濃度を0mg/l を超える濃度に維持可能な構成を有し、当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去可能にした水循環システム。
- 請求項1又は請求項2に記載の水循環システムにおいて、水槽の予定用途の使用時で、利用者数等の予め設定する汚染指数に応じてオゾン供給量の増減管理を行い、水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l に管理し、当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去する水循環システムの管理方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の水循環システムにおいて、水槽の予定用途の不使用時で、水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l を超える濃度に管理し、水槽を含む当該全経路内またはバイパス路へを使用して水槽を除く当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去する水循環システムの管理方法。
- 請求項2に記載の水循環システムにおいて、水槽の予定用途の不使用時で、逆洗浄経路内にオゾン水を循環させるオゾン循環路を循環する水のオゾン濃度を0mg/l を超える濃度に管理し、当該逆洗浄経路内またはバイパス路へを使用して水槽を除く当該経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去する水循環システムの管理方法。
- 請求項4又は請求項5に記載の水循環システムの管理方法において、水のオゾン濃度を0.25mg/l 以上に管理する水循環システムの管理方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の水循環システムにおいて、水槽の予定用途の不使用時で、オゾン供給を行い水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l を超える濃度に管理して、水槽を含む当該全経路内のバイオフィルムの生成抑制又は除去し、次いで水槽の予定用途の使用前にオゾン供給を停止し、一旦水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l 以下に管理し、さらに水槽の予定用途の使用時に、利用者数等の予め設定する汚染指数に応じてオゾン供給量の増減管理を行い、水槽前の浄化水供給路における浄化水のオゾン濃度を0mg/l に管理する水循環システムの管理方法。
- 請求項7に記載の水循環システムの管理方法において、水槽の予定用途の不使用時のオゾン濃度を0.5mg/l を超える濃度に管理する水循環システムの管理方法。
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---|---|---|---|
JP2003357057A JP2005118680A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 水循環システムとその管理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010069353A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Toyo Valve Co Ltd | 浄化装置 |
JP2015134338A (ja) * | 2014-01-20 | 2015-07-27 | 水野ストレーナー工業株式会社 | 逆洗型ろ過装置およびプレート式熱交換器 |
JP2017083135A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 東芝プラントシステム株式会社 | 水冷式変電所のレジオネラ属菌対策システム、被冷却体冷却システム、レジオネラ属菌対策方法および被冷却体冷却方法 |
JP2019051464A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 株式会社エコロジーサイエンス | 循環水殺菌処理システム及びこれに用いられる循環水殺菌処理の制御方法 |
-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003357057A patent/JP2005118680A/ja active Pending
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JP7199072B2 (ja) | 2017-09-14 | 2023-01-05 | 株式会社エコロジーサイエンス | 循環水殺菌処理システム及びこれに用いられる循環水殺菌処理の制御方法 |
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