JPH1157440A - 気液混合装置 - Google Patents

気液混合装置

Info

Publication number
JPH1157440A
JPH1157440A JP21789897A JP21789897A JPH1157440A JP H1157440 A JPH1157440 A JP H1157440A JP 21789897 A JP21789897 A JP 21789897A JP 21789897 A JP21789897 A JP 21789897A JP H1157440 A JPH1157440 A JP H1157440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
liquid mixing
impeller
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21789897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Ike
池  英昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP21789897A priority Critical patent/JPH1157440A/ja
Publication of JPH1157440A publication Critical patent/JPH1157440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水深の大きい処理槽にも適用でき、ガスホール
ドアップを高め、溶解効率を向上させることができる気
液混合装置の提供。 【解決手段】モータ2と接続されたドライブシャフト3
と、このドライブシャフト3の下端部に取り付けられた
インペラー5と、このインペラー5に向かって被処理液
を供給する被処理液供給配管6と、前記被処理液中にガ
スを供給するガス供給口7と、ドライブシャフト3とイ
ンペラー5をその内部に有すると共に、前記供給された
ガスを前記インペラー5の高速回転によるせん断で極微
細化して気液混合させる気液混合部4と、この気液混合
部4で処理された処理液を排出する処理液排出配管8を
備えた気液混合装置において、前記気液混合部4と前記
ガス供給口7は前記被処理液供給配管6と前記処理液排
出配管8とを接続する配管中に独立して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスを効率よく液
中に混合させることのできる気液混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−185282号公報に
記載されているように水の浄化に気液混合装置が用いら
れている。
【0003】図3は従来の自吸式気液混合装置の断面図
である。
【0004】処理槽9の上部に取り付けられたモータ2
を駆動させることで、サポートパイプ13に支えられた
ドライブシャフト3を介してインペラー5が水中で回転
する。水中でインペラ一5が高速回転することにより、
インペラー5背面に負圧が生じ、この負圧に伴って、ガ
スをガス供給口7からドライブシャフト3の内部に設け
られたガス通路10を介してドライブシャフト3先端に
開けられた空孔11より強制的に吸引し水中に放散させ
る。放散されたガスは、インペラー5の高速回転によ
り、ガスと液の比重差に基づく遠心力とせん断力によっ
て引きちぎられ、微細な気泡になって被処理液中に分散
させられる。分散された気泡は、比重差によって上昇
し、この時、ガスを被処理液中に溶解させる。なお、邪
魔板14はインペラー5が高速回転する際、水が共回り
するのを防ぐために取り付けられている。
【0005】この自吸式気液混合方式は、一般に用いら
れているディフューザ法と比べると、細孔部分がなく、
液中に固形物が含まれていても目詰まりを起こすことが
ない。 すなわち、常にガスを極微細化し、液体との接
触面積を大きくすることで総括物質容量係数(KLa)
を増加するようにしている。
【0006】図4は従来のインジェクタ方式による気液
混合装置の縦断面図である。
【0007】被処理液供給配管6とガス供給口7よりイ
ンジェクター内部に供給された被処理液とガスは、エレ
メント15を通過するときに乱流を発生し、せん断・撹
拌を行いながら気液混合が行われる。その後、処理液
は、処理液排出配管8を経て処理槽へ送出される。
【0008】本方式は構造がシンプルで設置スペースを
とらない。また、ライン系にコンパクトに組み入れがで
き、種々の形状・容量の処理槽にも適切に設置できると
いう特徴がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、溶解効率を高
める因子として、気泡径を細かくし、また、ガスホール
ドアップを高めることで気液接触面積を増加させる。あ
るいは、処理槽の有効水深をできるだけ大きくして水深
圧を利用することが挙げられる。
【0010】これらの要求に対して、従来の自吸式気液
混合装置では、極微細気泡を生成するという点ではクリ
アできるが、撹拌力とガスの供給量がインペラの回転数
に依存するため、次の問題が生じた。処理槽の水深に併
せてドライブシャフトを長くしていたが、ドライブシャ
フトを長くすると機械的振動が発生し、インペラーを安
定して高速回転できない。すなわち、処理槽の有効水深
には限界がある。また、ガスホールドアップを高め気液
接触面積を増加させるためには、処理槽の容積に応じて
装置を大型化するか、インペラーをさらに高速で回転さ
せて撹拌力を増加させなければならないなど、使用範囲
に制約があった。
【0011】また、インジェクター方式においても、装
置内部にエレメントを配置して、液体の流速により液体
とガスをせん断・撹拌して混合するという原理から、溶
解効率は流速に依存するところが大きい。すなわち、低
流速域では溶解効率が極端に低下する。なおかつ、圧力
損失が高いことから、溶解効率を高めるには液体の供給
装置に大きな負荷が生じる。つまり供給液体とガスによ
る負荷変動への対応が難しく、極微細気泡の発生が困難
である。
【0012】そこで、本発明は、水深の大きい処理槽に
も適用でき、ガスホールドアップを高め、溶解効率を向
上させることができ、気液接触面積を大きく取ることの
できる、構造がシンプルでしかも設置スペースをとらな
い気液混合装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の気液混合装置は、モータと接続されたドラ
イブシャフトと、このドライブシャフトの下端部に取り
付けられたインペラーと、このインペラーに向かって被
処理液を供給する被処理液供給配管と、前記被処理液中
にガスを供給するガス供給口と、前記ドライブシャフト
と前記インペラーをその内部に有すると共に、前記供給
されたガスを前記インペラーの高速回転によるせん断で
極微細化して気液混合させる気液混合部と、この気液混
合部で処理された処理液を排出する処理液排出配管を備
えた気液混合装置において、前記気液混合部と前記ガス
供給口は、前記被処理液供給配管と前記処理液排出配管
とを接続する配管中に独立して設けられたことを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、気液混合部の内壁に
流体を圧砕・せん断する凹凸形状に形成したものであ
る。
【0015】また、インペラーが気液混合部から処理液
排出配管に向かって水流を生みだす形状に形成すること
により、処理槽の水深を大きく、水深圧を大きくでき
る。
【0016】さらに、気液混合部が従来よりも充分に狭
いことから、ガスホールドアップを高めることができ、
気液接触面積を大幅に増加させることができる。
【0017】さらには、ライン系にコンパクトに組み入
れができるので、種々の形状・容量の処理槽にも適切に
設置できる。つまり、処理槽の有効水深を大きくして水
深圧を利用することが可能となる。
【0018】したがって、総括物質容量係数(KLa)
を従来より増加させ、溶解効率がさらに向上する。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す気液混合装置の
横断面図、図2は図1のa−a′線横断面図である。
【0020】気液混合装置の本体1上部には、モータ2
が設置され、モータのドライブシャフト3先端には本体
1内の気液混合部4内で回転するインペラー5が固定さ
れている。
【0021】気液混合部4が形成される本体1は、被処
理液供給配管6と処理液排出配管8とを接続する配管中
に設けられる。
【0022】本体1の側部には、被処理液を気液混合部
4へ供給するための被処理液供給配管6が接続され、被
処理液の本体1への入口近傍に、被処理液へガスを供給
するガス供給口7が気液混合部4と独立して設けられて
いる。本体1の下部には気液混合された処理液を排出す
る処理液排出配管8が接続されている。
【0023】インペラー5の形状は、図2に示すように
流体を処理液排出配管8方向へ水流を生みだすようスク
リュー状に形成したものである。また、本体1の気液混
合部4の内壁は、インペラー5の回転による水の共回り
を防ぐ手段として、例えば、凹凸形状に形成する。
【0024】このような構成において、本体1の上部に
設置されたモータ2を駆動させて、ドライブシャフト3
に接続されたインペラー5を気液混合部4内で回転させ
る。そこに被処理液供給配管6より定量供給された被処
理液と、ガス供給口7より定量供給されたガスとを注入
し混合する。その際、被処理液とガスとは、インペラー
5の高速回転により、ガスと液の比重差に基づく遠心力
とせん断力によって引きちぎられる。その結果、ガスは
極微細気泡となって被処理液中に分散される。気液混合
された流体は、処理液排出配管8を経て処理槽に送出さ
れる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、インペラーの回転する
気液混合部を被処理液供給配管と処理液排出配管とを接
続する配管中に設けることで、ドライブシャフトを水深
に合わせて長くする必要がなく、サポートパイプとドラ
イブシャフト長を極力短くできるので、設置スペースを
とる必要がなく、しかもインペラーの安定した高速回転
が得られる。
【0026】また、インペラーと対向する気液混合部内
壁部に施された凹凸形状等の共回り防止手段により、従
来のインジェクタ方式に比べてより極微細気泡の発生が
可能となる。
【0027】さらに、気液混合部が従来よりも充分に狭
いことから、ガスホールドアップを高めることができ、
気液接触面積を大幅に増加させることができる。
【0028】また、ライン系にコンパクトに組み入れが
できるので、種々の形状・容量の処理槽にも適切に設置
できる。つまり、処理槽の有効水深を大きくして水深圧
を利用することが可能となる。その結果、総括物質容量
係数(KLa)を増加させ、装置がコンパクトながら、
溶解効率がさらに向上するという効果が得られる。
【0029】気液混合された処理液は、処理液排出配管
により処理槽内に吐出されるので、処理槽のサイズや形
状に関係なくフレキシブルに対応できる。
【0030】また、配管中に設けた気液混合部でインペ
ラーを回転させることで、従来の反応槽中でインペラー
を回転させるよりも、気液混相単位容積当たり気相の容
積を表すガスホールドアップか大きくなり、総括物質容
量係数(KLa)の増加も伴うことから、溶解効率がさ
らに向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す気液混合装置の横断面図
である。
【図2】図1のa−a′線横断面図である。
【図3】従来の自吸式気液混合装置の断面図である。
【図4】従来のインジェクタ方式による気液混合装置の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 モータ 3 ドライブシャフ卜 4 気液混合部 5 インペラー 6 被処理液供給配管 7 ガス供給口 8 処理液排出配管 9 処理槽 10 ガス通路 11 空孔 12 排ガス出口 13 サポートパイプ 14 邪魔板 15 エレメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと接続されたドライブシャフト
    と、このドライブシャフトの下端部に取り付けられたイ
    ンペラーと、このインペラーに向かって被処理液を供給
    する被処理液供給配管と、前記被処理液中にガスを供給
    するガス供給口と、前記ドライブシャフトと前記インペ
    ラーをその内部に有すると共に、前記供給されたガスを
    前記インペラーの高速回転によるせん断で極微細化して
    気液混合させる気液混合部と、この気液混合部で処理さ
    れた処理液を排出する処理液排出配管を備えた気液混合
    装置において、前記気液混合部と前記ガス供給口は、前
    記被処理液供給配管と前記処理液排出配管とを接続する
    配管中に独立して設けられたことを特徴とする気液混合
    装置。
  2. 【請求項2】 前記気液混合部の内壁は、流体をせん断
    する凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の気液混合装置。
  3. 【請求項3】 前記インペラーは、前記気液混合部から
    前記処理液排出配管へ向かって水流を生みだす形状に形
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    気液混合装置。
JP21789897A 1997-08-12 1997-08-12 気液混合装置 Pending JPH1157440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21789897A JPH1157440A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 気液混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21789897A JPH1157440A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 気液混合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1157440A true JPH1157440A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16711495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21789897A Pending JPH1157440A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 気液混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1157440A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307494A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Yamazaki Co Ltd 気体混入水生成装置及び加湿装置
JP2015080771A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 ミクロ技研株式会社 孔付リング及びそれを装着したナノバブル生成装置
WO2022123867A1 (ja) * 2020-12-07 2022-06-16 Kyb株式会社 気泡含有液体製造装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307494A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Yamazaki Co Ltd 気体混入水生成装置及び加湿装置
JP2015080771A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 ミクロ技研株式会社 孔付リング及びそれを装着したナノバブル生成装置
WO2022123867A1 (ja) * 2020-12-07 2022-06-16 Kyb株式会社 気泡含有液体製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2573899B2 (ja) 河川、湖沼等の浄化装置および油水分離装置
WO2004058380A1 (ja) 気液分離装置
JP4377087B2 (ja) 気液混合溶解装置
JP2002052330A (ja) 気液供給装置
JP2004261314A (ja) 微細気泡発生装置と微細気泡発生システム
JP2010264337A (ja) 曝気攪拌機
JP2003190753A (ja) 微細気泡供給装置
JPH1157440A (ja) 気液混合装置
RU2296007C1 (ru) Аппарат для проведения химических реакций и массообменных процессов в гетерогенных системах
JP2008100225A (ja) 気液混合装置
JP2012091153A (ja) 微細気泡発生装置
JPH10230150A (ja) エアレータ
JP3685305B2 (ja) 流体混合装置
JPH047028A (ja) 微細気泡発生機及びその発生機を使用した浮上分離装置
JP2008274394A (ja) 酸洗装置及び方法
JP2014136168A (ja) 微細気泡発生装置
JPH03143536A (ja) 微細気泡発生装置
JP3081983B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP2000084382A (ja) 散気・攪拌装置
WO2002002216A1 (fr) Procede et dispositif d'alimentation de petites bulles
JP2019214003A (ja) 混合装置および流体混合システム
JPH1119406A (ja) 気泡除去装置
JP2000254464A (ja) 気液混合装置
JP2004141730A (ja) 曝気方法及び曝気装置
KR102123417B1 (ko) 마이크로 버블 발생장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070615

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02