JPH1156981A - 靴掛け脱臭殺菌装置 - Google Patents

靴掛け脱臭殺菌装置

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JPH1156981A
JPH1156981A JP9247828A JP24782897A JPH1156981A JP H1156981 A JPH1156981 A JP H1156981A JP 9247828 A JP9247828 A JP 9247828A JP 24782897 A JP24782897 A JP 24782897A JP H1156981 A JPH1156981 A JP H1156981A
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JP
Japan
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deodorizing
filter
ultraviolet lamp
cylindrical body
sections
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Application number
JP9247828A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Shimizu
俊彦 清水
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TAKAHASHI WORKS KK
Takahashi Works Co Ltd
Original Assignee
TAKAHASHI WORKS KK
Takahashi Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄関などで発生する悪臭を悪臭根元で効率よ
く脱臭殺菌すると共に、安価な構成で素早く気軽に好適
な条件で処理する。 【解決手段】 先端部が上方に向けられて表面が通気自
在に構成された略筒棒形状の分離部9aと、尾部の一端
が固定され分離部9aを支える固定部9bとで成る筒体
2と、複数の筒体2を略均等間隔に固定部9bを介して
支える支持体3とを有し、筒体2内部に同じく略筒形状
に形成され、外周面部が内部へ向けて通気孔を備える光
触媒によるフィルタと、フィルタ内部に上記通気孔を介
して筒体2外部へ紫外線を照射する紫外線ランプとを備
え、少なくとも紫外線ランプを駆動する高電圧電源6
と、筒体2の分離部9aに覆い掛けられる履物の有無を
検出する検出手段と、検出手段の信号を受けて紫外線ラ
ンプの点灯動作を制御する制御部7とを具備して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴など履物の脱臭
及び殺菌をおこなう脱臭殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から靴など履き物に使用される殺菌
装置に紫外線ランプを利用したタイプのものがある。
【0003】紫外線を照射して靴内の殺菌をおこなうも
のとして、実開S61−124635号公報や特開H0
5−220208号公報が知られている。
【0004】紫外線は254nm波長帯の殺菌効果や1
85nm波長帯のオゾン発生による酸化効果があり靴内
の殺菌に有効な手段であった。
【0005】一方、近年酸化チタン系のフィルタを備え
て、光触媒作用を利用した脱臭装置が知られている。特
開H3−157125号公報ではn型半導体である酸化
チタン近傍の気体に紫外線を照射した場合に生成される
OHラジカル(水酸基)の作用が公開されている。
【0006】また、特開H8−266605号公報にあ
っては、紫外線で光反応性酸化チタンで励起される電子
が気体中の水分と反応して活性酸素を生成する原理が示
されている。さらに特開S62−255741号公報で
は、脱臭例として悪臭メチルメルカプタンがOHラジカ
ルで分解される原理が公開されている。
【0007】一方、特開平9−75292号公報おいて
は、図10の31で示す靴を乾燥殺菌する方法が示され
ている。この乾燥殺菌装置は、温風送風機32、支持棒
33、紫外線ランプ34、吸収器35、箱体36、扉3
7を備えて、箱体36内にセットされた靴31を温風送
風機32で乾燥させて、支持棒33で支持された紫外線
ランプ34で靴31内の殺菌をおこなっている。
【0008】ここで、吸収器35は温風送風機32で送
られた空気流を活性炭を介して脱臭して、箱体36の外
部へ排気するものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の直接紫外線
を照射して靴内の殺菌をおこなう構成の実開S61−1
24635号公報などのものにおいては、紫外線の照射
で殺菌をおこなうことは可能であるが、紫外線の照射を
受けて発生するオゾンによるオゾン脱臭のみでは、効果
ある脱臭については殆ど期待できず、逆に有害なオゾン
を人が存在する室内に放出してしまうという問題があっ
た。
【0010】一方、紫外線と光触媒で脱臭や殺菌をおこ
なう脱臭殺菌装置は、脱臭効果は高いが、その脱臭能力
が無視されてファンなどで強制換気されて、玄関などの
広い空間の悪臭を脱臭する構成のものに適用されてい
て、狭部脱臭の点で問題を有するものであった。
【0011】すなわち、紫外線の照射を受けて生成され
るOHラジカルは励起電子や正孔と化学反応して生成さ
れ、更にOHラジカルが光触媒として悪臭気体と化学反
応をおこして悪臭を分解するものであるが、この化学反
応の間本来悪臭は脱臭器内に留まっている必要がある。
【0012】しかしながら、玄関などの広い空間の脱臭
をおこなうためには、強制的な排気で気流の流れを作ら
ねば対象空間内全ての悪臭を吸い込むことが困難であり
かつ、この気流の流れが悪臭分解反応を阻害する結果を
招いて効果ある脱臭ができないという問題点があった。
【0013】一方、特開平9−75292号公報の乾燥
殺菌装置で示される構成のもにおいていては、箱内に入
れられた靴に対し80度cの高温風で急速乾燥させて、
活性炭で悪臭を取り除き、その後紫外線を照射して殺菌
をおこなわせるもので、温風送風機32が備えるヒータ
やファンの機構は高価であると共に、消費電力も大きく
高価なランニングコストを必要とするという問題があっ
た。
【0014】また、活性炭は吸着性に優れ脱臭効果は高
いが、箱内に温風を吹き込むことから靴底に付着したド
ロや砂ぼこりなどの物質を吸着してしまい、その表面が
粉塵などで覆われることから脱臭能力の劣化が著しく、
その能力を維持するには靴などに付着したドロなどを取
り去った後使用するか、または頻繁な活性炭の交換を必
要とするという問題があった。
【0015】さらに不特定多数の人が気軽に利用するに
は、箱体内での高温処理や処理時間を要する点で問題を
有するものであった。
【0016】そこで、履物内の殺菌及び脱臭をおこなう
ものとしては、安価な構成で素早く気軽に処理可能なも
のが望まれていた。
【0017】本発明は、玄関などで発生する悪臭を悪臭
根元で効率よく脱臭殺菌すると共に、安価な構成で素早
く気軽に好適な条件で処理可能な靴掛け式の脱臭殺菌装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の履物脱臭殺菌装
置は、上記従来例の問題点を解決するため、先端部が上
方に向けられて表面が通気自在に構成された略筒棒形状
の分離部と、尾部の一端が固定され分離部を支える固定
部とで成る筒体と、複数の筒体を略均等間隔に固定部を
介して支える支持体とを有し、筒体内部に同じく略筒形
状に形成され、外周面部が内部へ向けて通気孔を備える
光触媒によるフィルタと、フィルタ内部に上記通気孔を
介して筒体外部へ紫外線を照射する紫外線ランプとを備
え、少なくとも上記紫外線ランプを駆動する高電圧電源
と、筒体の分離部に覆い掛けられる履物の有無を検出す
る検出手段と、検出手段の信号を受けて上記紫外線ラン
プの点灯動作を制御する制御部とを具備して成る靴など
履物の脱臭及び殺菌をおこなうことを特徴とする。
【0019】また、検出手段が静電容量式近接センサで
履物の有無を検出することが好適である。
【0020】さらに、制御部が紫外線ランプを間欠点灯
動作することが好適な脱臭殺菌の条件で動作するものと
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図8を参照して簡単に説明する。本発明の履物脱臭殺
菌装置1は、先端部が上方に向けられて表面が通気自在
に構成された略筒棒形状の分離部9aと、尾部の一端が
固定され分離部9aを支える固定部9bとで成る筒体2
と、複数の筒体2を略均等間隔に固定部9bを介して支
える支持体3とを有し、筒体2内部に同じく略筒形状に
形成され、外周面部4aが内部へ向けて通気孔4bを備
える光触媒によるフィルタ4と、フィルタ4内部に上記
通気孔4bを介して筒体2外部へ紫外線を照射する紫外
線ランプ5とを備え、少なくとも上記紫外線ランプ5を
駆動する高電圧電源6と、筒体2の分離部9aに覆い掛
けられる履物10の有無を検出する検出手段8と、検出
手段8の信号を受けて上記紫外線ランプ5の点灯動作を
制御する制御部7とを具備して成る靴など履物10の脱
臭及び殺菌をおこなうものである。
【0022】また、検出手段8が静電容量式近接センサ
で履物10の有無を検出して、この検出手段8の出力に
従い、制御部7は紫外線ランプ5を間欠点灯動作してい
る。
【0023】(作用)本発明は上記構成によって、次の
ような作用を営むことができる。すなわち、先端部が上
方に向けられて表面が通気自在に構成された略筒棒形状
の分離部9aと、尾部の一端が固定され分離部9aを支
える固定部9bとで成る筒体2が、固定部9bを介して
支持体3で支えられて略均等間隔に設けられることか
ら、靴10を上部から筒棒形状の筒体2に挿入して奥ま
で入れ込むことで、筒体2は玄関などで発生する靴内1
0aの悪臭を根元で効率よく脱臭できる狭部脱臭の構成
を備えるものとなり、更に筒体2内の分離部9a側に設
けられたフィルタ4や紫外線ランプ6の交換は、分離部
9aを固定部9bから外すだけの極めて簡単な作業でお
こなうことができる。
【0024】そこで、筒体2内部に同じく略筒形状に形
成され、外周面部4aが内部へ向けて通気孔4bを備え
る光触媒によるフィルタ4と、フィルタ4内部に上記通
気孔4bを介して筒体2外部へ紫外線を照射する紫外線
ランプ5とを備えることから、例えば筒棒形状の内部に
円筒に沿うように紫外線ランプ5を設けることで、紫外
線ランプ5から照射される紫外線を円筒面に直交して放
射状に出力するよう構成できて、外周面部4aから内部
へ向けて貫通するフィルタ4の厚み((D2−D1)/
2)内に設けられた各通気孔4b側面に散乱光が照射さ
れることで、フィルタ4の照射面積を大幅に拡大でき、
更に紫外線は表面が通気自在に構成された筒体2を通過
して外部(靴内10a)を照射することができる。
【0025】したがって、通気自在な筒体2から入り込
む靴内10aの悪臭を紫外線の照射を受けるフィルタ4
通気孔4b内の光触媒作用で効果的に脱臭すると共に、
同時に筒体2を通過した紫外線は靴内10aを殺菌する
ことができる。
【0026】また、履物10の有無を検出する検出手段
8と検出手段8の信号を受けて紫外線ランプ5の点灯を
制御する制御部7とを備えることから、先端部が上方に
向けられた筒体2に履物10が掛けられた際に、その存
在を検出して紫外線ランプ5を点灯させることができ
る。
【0027】そして、検出手段8が静電容量式の近接セ
ンサであれば、光電センサの光軸やリミットセンサの取
付位置など履物10の大きさや挿入具合に検出出力が依
存することなく、簡単にしかも特別な機構なく安価に履
物10を検出するこがでる。
【0028】そして、高電圧電源6の駆動が間欠動作で
おこなわれ、デューティ比のコントロールで容易に脱臭
殺菌時間を調整するものであれば、例えば50%デュー
ティで駆動すると電力消費時間を約2倍に伸ばすことが
でき更に、この駆動時間の調整により紫外線ランプ5の
照射を受けて発生するオゾン量を調整することができ
る。
【0029】すなわち、狭い空間内に存在する悪臭量が
減り脱臭に寄与せず未反応のまま放出されてしまうオゾ
ンを、再び悪臭が充満するタイミングに合わせて発生さ
せることで、活性オゾンが悪臭と効率よく反応して分解
することで、有害なオゾンの放出を極力防止する効果が
期待できる。
【0030】このように、間欠動作条件を好適な条件に
設定して駆動すれば、効率のよい脱臭殺菌をおこなうこ
とができる。
【0031】以上のように本発明の靴掛け脱臭殺菌装置
1は、玄関などで発生する悪臭を悪臭根元で効率よく脱
臭殺菌すると共に、安価な構成で素早く気軽に好適な条
件で処理可能となる効果を奏する。
【0032】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1〜図9は本発明の実施例を
示すものである。図1に示す1は、9aと9bに分離可
能に設けられた筒体2が左右2段に各2つ(合計4つ)
と、筒体2の末尾近傍位置の一端2cで筒体2の先端部
が上方に向くように下方部から筒体2を支える支持体3
とを上下に各1本備えた靴掛け脱臭装置である。
【0033】図3は本発明をスリッパに適用したもの
で、筒体2は図のZで示す角度で支持体3に取り付けら
れている。
【0034】この筒体2は断面を略円形(円曲状)と
し、図2に示す分離部9aと固定部9bの2つの部分に
分けられていて、9aと9bは図の2eで示す位置でネ
ジ機構を介して結合されている。
【0035】筒体2の9aで示す部分には、格子形状
(編目状)の孔部2dが設けられ内部に貫通している。
この複数の孔部2dが筒体2の9a部表面に略均一間隔
に配されることで9a部は通気自在に構成されている。
【0036】そして、この筒体2の9a側内部には、図
4(a)の4で示す同じく略筒状に形成され外周面部4
aから内部へ向けて通気孔4bを備えた光触媒による酸
化チタン系のフィルタを内臓している。
【0037】このフィルタ4は図4(a)の部分拡大図
に示す通気孔4bが断面をハニカム形の中空柱形状に形
成されている。
【0038】図6はハニカム状の略中空柱形状の平面板
フィルタ4をロール11で図のXで示す方向に押しつけ
て曲げている。このハニカム形状の凹凸曲面は歪を吸収
し易くプレス曲げ加工が極めて容易で安価に製作するこ
とができる。
【0039】なお、図4(b)は上記とは直交する方向
へ曲げ加工を施した例で、図のL3間に凹凸曲面を備え
て通気孔4bが形成されたハニカム構造体において、フ
ィルタ4の外周面部4aが図のL2で示す幅広であり、
内部に向けて図のL1で示す幅狭に形成されたフィルタ
4である。
【0040】いずれの方向へ曲げ加工を施したものであ
ってもフィルタ4は、その内部に設けられる紫外線ラン
プ5の紫外線を上記通気孔4bを介して筒体2外部へ紫
外線を放射状に照射するフィルタ構造を備えている。
【0041】この光触媒であるフィルタ4は、通気孔4
b表面で紫外線の照射を受けて効率よくOHラジカル
(水酸基)を生じて、紫外線で生じるオゾンと共に強力
な脱臭力で狭い空間内である靴内10aを短時間で効果
よく脱臭することができる。
【0042】また、光触媒によるフィルタ4が酸化チタ
ンを主成分とするものであれば、酸化チタン自身の脱臭
能力に加えて、n型半導体のバンド特性で紫外線の照射
を受けて励起される光触媒により、湿気ある靴内10a
を効率よく脱臭することができる。
【0043】一方紫外線を照射する紫外線ランプ5は、
図2に示す一点支持タイプのU字型の略棒形状を成し、
長軸管がフィルタ4の円筒内部に沿うように設けられて
いる。このため、紫外線ランプ5から照射される紫外線
は円筒面に直交して上記フィルタ4の通気孔4bを通り
放射状に外部へ出力するよう構成されている。
【0044】したがって、外周面部4aから内部へ向け
て貫通するフィルタ4の厚み(図4(a)のD1、D2
で示す(D2−D1)/2)内に設けられた各通気孔4
b側面に散乱光が照射されることで、フィルタ4の照射
面積を大幅に拡大でき、更に紫外線は表面が孔部2dで
通気自在に構成された筒体2を容易に通過して、図3の
10で示すスリッパ(履物)が差し込まれた筒体2はス
リッパ内(靴内)10aを照射することができる。
【0045】なお、図5に示す通気孔4b例は、図5
(a)の6角形状、図5(b)の四角形状、図5(c)
の三角形状であり、いずれも通気孔4bが略中空柱形状
となっている。
【0046】このような構造であれば、断面格子状の中
空柱はフィルタ強度を保持でき、しかも大表面積で紫外
線を受けることができる。そして、放射状に照射される
紫外線の散乱光を中空側面で受けて、その内部を透過し
易いことから、脱臭のみならず殺菌効率をもよりよく向
上させるものとなる。
【0047】なお、この通気孔4bは略中空柱形状に限
定するものではなく、例えばスポンジ状の円筒型フィル
タであってもよく、更に中空柱の軸方向が紫外線ランプ
5に対して一定角で傾いていても上記とほぼ同様の効果
が得られる。また、ドリルなどで複数の貫通孔を設けて
通気孔4bとしてもかまわない。
【0048】ここで紫外線ランプ5は、図1の6で示す
高電圧電源で駆動されている。この高電圧電源6は図8
の点線内のLとCで示すコイルとコンデンサによるLC
共振型の高周波インバータ電源である。
【0049】図8に示す回路の動作は、まず端子1、端
子3間にDC12Vが入力される。このDC12Vの電
力は後述のACアダプタ8aを介して制御部7から供給
されている。また、端子2は後述の制御部7から供給さ
れる動作ON/OFFをコントロールする制御信号であ
る。
【0050】高電圧電源6は図のQ3、Q4のトランジ
スタがコイルLとコンデンサCの共振に応じて交互にO
Nして、DC12Vの電流をチョークコイルL1を介し
てトランスTへ交互に流している。この1次側のエネル
ギーがトランスTの2次側へ伝達されて交流の高電圧を
発生している。
【0051】この高電圧を受けてガイシ5bに差し込ま
れた紫外線ランプ5は、点灯を開始して紫外線を照射し
ている。
【0052】なお、ガイシ5bは図2に示す筒体2の9
b側に設けられていて、筒体2はネジ2e部で9a、9
bが分離可能に構成されることから、容易に紫外線ラン
プ5やフィルタ4を交換することができる。
【0053】ここで、紫外線ランプ5とフィルタ4間の
構造については、図面の都合上詳細な説明は省略する
が、紫外線ランプ5が直接フィルタ4へ接触するのを防
止するため、紫外線ランプ5を支える部材を介してフィ
ルタ4内に設置されている。
【0054】そして、9b側の一端2c位置で筒体2は
図1に示す支持棒3と、その周りに設けられた枠体3a
に設置されている。上記示した高電圧電源6は電圧検出
手段7と共に、この支持体3内に格納されている。
【0055】また図9に示す8aは、AC100Vから
DC12Vを作成するACアダプタである。この出力は
入力ヒューズF1、逆流防止ダイオードD1を経由して
端子1から上述の高電圧電源6に供給される。
【0056】ここで、ACアダプタ8aは外付けの例を
示したが、このACアダプタ8aの機能は支持体3や枠
体3a内に設ける構成で、AC100VをACプラグか
ら直接入力するものであってもかまわない。
【0057】ここでは、図9の8bで示すコネクタ部で
ACアダプタ8aが本体側(枠体3a)と分離可能に設
けられ、ACアダプタ8aの電力で脱臭殺菌の動作をお
こなっている。
【0058】一方、ACアダプタ8aの電圧を図の抵抗
R1とR2で分圧し、この分圧電圧がツェナーダイオー
ドDZのツェナー電圧を越える場合(正常発振可能な電
圧である場合)は、抵抗R3に電圧が生じてトランジス
タTR1をONにしている。
【0059】そして、TR1のONでリレーRyが駆動
されて、図のRy−1で示すリレー接点がメイク(接点
ON)する。このリレー接点Ry−1がつながると端子
1に流れるACアダプタ8aの電圧が図のR4で示す抵
抗に印加されて端子2に生じて、上述の高電圧電源6に
制御信号として供給される。
【0060】さらに、図の13で示す間欠動作手段は、
タイマICとそのデューティ比や時定数をきめる可変抵
抗VRとコンデンサCで構成され、上記トランジスタT
R1のベースを強制的に一定時間遮断する動作を繰り返
している。
【0061】このことで、高電圧電源が間欠動作で駆動
されて、このデューティ比のコントロールをVRの調整
でおこなうことで、容易に脱臭殺菌時間を調整すること
ができる。
【0062】例えば50%デューティで駆動すると脱臭
処理時間を約2倍に分散することができ更に、この駆動
時間の調整により紫外線ランプ5の照射を受けて発生す
るオゾン量を調整することができる。なお、この間欠動
作はインバータ駆動であることから紫外線ランプの寿命
に殆ど影響がないが、脱臭能力を考慮して極めて低周波
(例えば5〜30分間隔)でON/OFFさせている。
【0063】このことで、狭い空間内に存在する悪臭量
が減り脱臭に寄与せず未反応のまま放出されてしまうオ
ゾンを、再び悪臭が充満するタイミングに合わせて発生
させることで、活性オゾンが悪臭と効率よく反応して分
解することで、有害なオゾンの放出を極力防止してい
る。
【0064】そして、少ない電力であっても悪臭根元に
適用されるため、短時間で脱臭可能な構成であり、かつ
紫外線の過照射や余分なオゾン発生を極力防止して、悪
臭の根元のみを効率良く脱臭殺菌することができる。
【0065】なお、履物の有無を検出する図3の8で示
す検出手段は、図9のSで示す近接センサである。この
近接センサSは通常ONの状態(B接点)にあり、近接
センサSの近傍に物質を検出するとOFFの状態にな
る。
【0066】したがって、上述の正常な入力電圧であり
かつ、タイマ13がアクティブの際に、履物が掛けられ
たときにのみ、TR1のベースに信号が入力されてTR
1を駆動している。この信号はリレーRyを介して高電
圧電源6の動作ON/OFFをコントロールする制御信
号として、端子2から出力されている。
【0067】図7は靴内10aに挿入されて、脱臭及び
殺菌をおこなう9a側に設けられる筒体2の孔部2d形
状例を各々示すもので、図7(a)は多角形格子形22
の孔部2dであり、図7(b)は略円形22aの孔部2
dである。また、図7(c)は多角形格子形22bが細
かく設けらてた孔部2dである。
【0068】これら孔部2dは、通気と紫外線照射を損
なうことがないように、筒体2の表面が略均一間隔に配
された複数の孔部2dで通気自在に構成されるもので、
孔部2d形状は円、格子(四角、三角)いずれであって
も簡単で安価に製作でき、しかも筒体2の剛性を損なう
ことのない通気構造をとることができる。
【0069】実施においては筒体2はステンレス材で構
成されていて、通気孔4bを抜けた紫外線は、孔部2d
ならば容易に通過して、孔部2d外ならば内面のステン
レス材の光沢により反射して反射光としてフィルタ4を
再照射するよう構成されている。
【0070】なお、本実施例においてはフィルタ4の断
面形状を図4や図5で示す形状に限定するものではな
い。また、筒体2の孔部2dの形状も図7(a)〜
(c)で示す形状に限定するものではない。さらに、筒
部2は9aと9bをネジ部2eで分離して一点止めでき
るU字型の紫外線ランプ5の例を示したが、両端に電極
部備えた直線状の管で、例えば筒体2の先端で開閉する
ような構成のものであってもかまわない。また、筒体2
を支持する支持体3を基体3aで構成する例を示した
が、支持体3は筒体2を上方へ向けて支持するものであ
れば、いずれの方法で固定されるものであってもかまわ
ない。すなわち本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であ
り、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、玄関などで発生する悪
臭を悪臭根元で効率よく脱臭殺菌すると共に、安価な構
成で素早く気軽に好適な条件で処理可能な靴掛け式の脱
臭殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】その筒体を示す断面図。
【図3】使用例を示す側面図。
【図4】フィルタを示す(a)斜視図、(b)部分斜視
図。
【図5】その他のフィルタを示す(a)、(b)、
(c)は各々部分斜視図。
【図6】フィルタの製作方法を示す斜視図。
【図7】筒体を示す側面図。
【図8】高電圧電源を示す回路図。
【図9】制御部を示す回路図。
【図10】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1 靴掛け脱臭殺菌装置 2 筒体 2c 筒体一端 2d 孔部 3 支持体 4 フィルタ 4a 外周面部 4b 通気孔 5 紫外線ランプ 6 高電圧電源 7 制御部 8 検出手段 9a 分離部 9b 固定部 10 履物 10a 靴内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が上方に向けられて表面が通気自
    在に構成された略筒棒形状の分離部と尾部の一端が固定
    され分離部を支える固定部とで成る筒体と、複数の筒体
    を略均等間隔に固定部を介して支える支持体とを有し、 上記筒体内部に同じく略筒形状に形成され、外周面部が
    内部へ向けて通気孔を備える光触媒によるフィルタと、
    フィルタ内部に上記通気孔を介して筒体外部へ紫外線を
    照射する紫外線ランプとを備え、 少なくとも上記紫外線ランプを駆動する高電圧電源と、
    上記筒体の分離部に覆い掛けられる履物の有無を検出す
    る検出手段と、検出手段の信号を受けて上記紫外線ラン
    プの点灯動作を制御する制御部とを具備して成る靴など
    履物の脱臭及び殺菌をおこなうことを特徴とする靴掛け
    脱臭殺菌装置。
  2. 【請求項2】 検出手段が静電容量式近接センサで履物
    の有無を検出する請求項1記載の靴掛け脱臭殺菌装。
  3. 【請求項3】 制御部が紫外線ランプを間欠点灯動作す
    る請求項1または2記載の靴掛け脱臭殺菌装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040033077A (ko) * 2002-10-11 2004-04-21 이후근 구두 또는 시계의 냄새 제거 및 살균 장치
WO2006082662A1 (ja) * 2005-02-03 2006-08-10 Tsutomu Tezuka 靴用殺菌部材
CN104491896A (zh) * 2014-11-29 2015-04-08 黄耿辉 一种鞋用消毒杀菌设备

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