JPH1156953A - シャワー風呂 - Google Patents

シャワー風呂

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JPH1156953A
JPH1156953A JP23173497A JP23173497A JPH1156953A JP H1156953 A JPH1156953 A JP H1156953A JP 23173497 A JP23173497 A JP 23173497A JP 23173497 A JP23173497 A JP 23173497A JP H1156953 A JPH1156953 A JP H1156953A
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JP
Japan
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bather
shower bath
main body
cover
water
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JP23173497A
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English (en)
Inventor
Teruo Kitamura
輝夫 北村
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ARUBO KK
Original Assignee
ARUBO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者が脚を延ばしてリラックスした状態で
しかも単独で入浴できるシャワー風呂を得る。 【解決手段】 水平方向に延出するベース部(17)
と、該ベース部(17)の後部から上方に突出する起立
部(18)とを有するソファベッド型の本体(16)を
設け、前記本体(16)に該本体(16)の上面側に所
定の密閉状空間(15a)を形成するテント状のカバー
(19)を回動可能に設けるとともに、該カバー(1
9)の後部に入浴者(ア)の頭部が露出する露出口(2
5)を設け、前記起立部(18)及びカバー(19)に
入浴者(ア)に向けて洗浄水を噴出する多数のノズル
(23a,24a)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴者を上半身を
後傾斜させ、かつ脚を延ばした状態で支持するととも
に、該入浴者の頭部を除く身体を密閉状に包囲し、この
状態で頭部を除く身体部に洗浄水(温水又は水)を吹き
付けるようにしたシャワー風呂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、先に本出願人が出願
した特願平8−23282号に記載されたもの、即ち、
図12に示すものがあった。図12において、1はFR
P(繊維強化プラスチック)製の収容槽であり、後面を
残す上下面、左右側面及び前面が閉塞された箱状に形成
し、該収容槽1の後面側の出入口1aをFRP製のドア
2により開閉する。上記収容槽1は、左右壁の上下中間
部に外側方に向かって突出する棚状の肘掛け3を一体に
形成し、各肘掛け7の上部側に介護者の手が出し入れ可
能の介護孔4を形成し、該介護孔4をカーテン部材5に
より開閉可能とする。6は介護者が内部を覗く透視性の
窓である。
【0003】上記ドア2は、その上縁を収容槽1の出入
り口1aの上縁よりも低くするとともに、該ドア2の上
部を後方に向けて半球面状に湾曲させ、ドア2を閉じた
際に収容槽1内の入浴者(患者)アの頭部が上記湾曲部
2aの上面から外部に露出するようにする。上記収容槽
1の底壁、上壁及びドア2の湾曲部2aの内面に洗浄水
(湯)を収容槽1の内方に向けて噴出する複数個のノズ
ル7を取付ける。8は出入り口1aの上部に取り付けた
仕切り部材であり、入浴者(ア)の首部の周囲を閉塞
し、収容槽1内の湯気が入浴者(ア)の顔側に向かって
漏洩するのを防止するものである。
【0004】10はパイプ材を組み付けて形成したリク
ライニング型の車椅子であり、座枠11の後部に背枠1
2を後方に傾倒可能に取付け、この背枠12の上端部に
ヘッドレスト13を上下方向に摺動(伸縮)可能に取付
ける。また、座枠11の前部に脚枠14を取付ける。こ
の脚枠14は、背枠12が起立した際に下方に垂下さ
せ、該背枠12が後傾斜した際に水平状に回動させて入
浴者(ア)の脚部を支持する。上記座枠11、背枠12
及び脚枠14には通水性のシート(ネット)を張り、該
シートにより入浴者(ア)を支持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、ド
ア2を収容槽1の後部側に設け、車椅子10に乗って入
浴するようになっているため、入浴する際には必ず介護
者を必要とし、健全者が単独で入浴でき難いものであっ
た。本発明は、一般家庭あるいはスポーツセンター等で
健全者が迅速かつ容易に入浴できるシャワー風呂を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、水
平方向に延出して入浴者の臀部及び脚部に対面するベー
ス部と、該ベース部の後部から上方に突出して入浴者の
背部に対面する起立部とを有するソファベッド型の本体
を設け、前記本体に該本体の上面側に所定の密閉状空間
を形成するテント状のカバーを回動可能に設けるととも
に、該カバーの後部に入浴者の頭部が露出する露出口を
設け、前記起立部及びカバーに入浴者に向けて洗浄水を
噴出する多数のノズルを設ける構成にしたものである。
この場合、前記カバーは、その前端部を前記ベース部の
前端部に回動可能に連結するとよい。また、前記ベース
部の上面部に入浴者の臀部及び脚部を支持する座体を設
け、該座体を本体の起立部に沿って上下動させる昇降装
置を設けるとよい。また、前記起立部をベース部に対し
て後方に傾倒可能に設けるとよい。また、前記本体に、
該本体とカバーとで包囲された空間内の空気を外部に排
出するブロワを設けるとよい。さらに、前記カバーの後
部に露出口を閉塞する軟質プラスチックシート製のネッ
クシートを前後方向に摺動可能に設け、該ネックシート
の後部側に後端が開口しかつ入浴者の首部に略密接に嵌
合する平面視U字型の凹部を形成するとよい。また、供
給源側から送られる水と湯の圧力をそれぞれ別個に昇圧
するポンプと、各ポンプから吐出する水と湯の圧力を所
定の圧力に減圧する減圧器と、各減圧器を経た水と湯を
所定の比率で混合させる混合器とを設け、該混合器を経
た混合水を前記洗浄水を噴出するノズルに供給する構成
にしたものである。この場合、前記各ポンプの吐出圧力
を約1.8〜3.0Kg/cm2以上とし、前記減圧器による
流出圧力を約1.5〜2.5 Kg/cm2にするとよい。ま
た、前記混合器を経た混合水の異常高温を検知する高温
センサーと、該高温センサーの検知信号によって前記混
合水の流通を遮断する遮断弁とを設けるとよい。さら
に、前記混合器から前記ノズルに向かう前段の流路に混
合水の異常低温を検知する低温センサーと、該低温セン
サーの検知信号によって前記流路の混合水を外部に排出
する切替弁とを設けるとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図面において、図1は本発明の第1
実施例を示すシャワー風呂の側面図、図2は図1のII-I
I 断面図、図3は図1のIII-III 断面図、図4は図1の
A示図、図5は入浴者を支持する支持装置の側面図、図
6はシャワー風呂用給湯装置の配管図である。
【0008】図1〜図4において、15はシャワー風
呂、16はその本体である。本体16は発泡ポリプロピ
レン、あるいはFRP(繊維強化プラスチック)等のプ
ラスチック材によりソファベッド型に形成されるもの
で、水平方向に前後方向に延出して入浴者(ア)の臀部
及び脚部に対面するベース部17と、該ベース部17の
後部から上方かつ後方に傾斜して入浴者(ア)の背部に
対面する起立部18とを一体に有する。
【0009】上記本体16の上面を覆うカバー19を設
ける。このカバー19は、下面が開口した前後方向に細
長いテント状に形成し、その前端部をピンP1を介して
本体16の前端部に前後方向に回動可能に連結する。こ
のカバー19は前方に回動(閉作動)させた際に、図
2、図3に示すように、その開口縁部19aが本体16
の上部両側縁部に内側から嵌合係止し、本体16の上面
側に入浴者(ア)を収容する密閉状の収容室15aを形
成する。21はカバー19を開閉させる開閉シリンダで
あり、入浴者(ア)が本体16部に設けたスイッチをオ
ン・オフ操作して上記開閉シリンダ21を伸縮作動させ
ることにより、カバー19を開閉する。
【0010】前述した起立部18は、図2に示すよう
に、後方に向かって湾曲する樋状に形成し、該起立部1
8の前面部に細長い一対の背受け31を固定する。この
背受け31は、発泡プラスチック等の断熱性及び緩衝性
を有する材料により形成し、入浴者(ア)の背中の左右
両側を支持する如く互いに離間させる。また、上記背受
け31の上端部に発泡プラスチック製のヘッドレスト2
2を取付ける。
【0011】上記起立部18の内面の左右中心部に上下
方向に延びる吐出パイプ23を、また上記カバー19の
内面の左右中心部に前後方向に延びる吐出パイプ24を
設け、各吐出パイプ23,24に複数個のノズル23
a,24aを取付け、各ノズル23a,24aから入浴
者(ア)の背中及び身体の前面に向けて洗浄水(湯)を
粒状に噴出させる。また、前述したベース部17の両側
に前方に向かって下り傾斜する排水溝28を形成し、該
排水溝28により上記各ノズル23a,24aから噴出
した使用後の湯を本体16の前部に設けた排水口29か
ら外部に排出する。
【0012】上記カバー19の後部19bは、図4に示
すように、その上面を平坦に形成し、該上面の後端部を
平面視半円弧状に切り欠いて入浴者(ア)の頭部が露出
する露出口25を形成する。また、上記後部19bの上
面に上記露出口25を閉塞する軟質プラスチックシート
製のネックシート26をガイド27を介して前後方向に
摺動可能に取付ける。このネックシート26は、本例で
は発砲倍率約20倍、厚さ約3mmのポリエチレンフォ
ームシートにより形成されるもので、その後端部に上記
露出口25よりも小面積となる平面視U字型の凹部26
aを有し、ネックシート26を前方に移動させて上記凹
部26aを入浴者(ア)の首部に略密接に嵌合させ、こ
れにより首部を除く露出口25を閉塞して収容室15a
内の湯気が露出口25から外部に漏洩するのを防止す
る。
【0013】上記ベース部17の上面部に入浴者(ア)
を支持する支持装置30を設ける。この支持装置30
は、図5に示すようになっている。図5において、31
は前述した背受けであり、本体16の起立部18に固定
されており、この背受け31の側部に上下方向のガイド
ロッド32を設け、該ガイドロッド32にスライダー3
3、連結具34を介して座体35を上下動可能に取付け
る。座体35は、入浴者(ア)の臀部を支持する座板3
6と、入浴者(ア)の脚部を支持する脚板37とをピン
P2により回動可能に連結し、本体16のベース部17
の上面に沿って延出させる。また、上記連結具34の上
端に肘掛け38を前方に向けて突出固定する。
【0014】上記座板36の下方にガイドシリンダ39
を上記ガイドロッド32と平行に配置してベース部17
の下板に固定し、このガイドシリンダ39に摺動可能に
嵌合するロッド40の上端を上記座板36に連結し、上
記ガイドロッド32及びガイドシリンダ39により、座
板36を背受け31に沿って上下動可能に支持する。上
記座板36の下方にこれを上下動調節する昇降装置41
を設ける。この昇降装置41は、油圧シリンダからな
り、そのシリンダ41aの下端をピンP3により前後方
向に揺動可能に連結し、そのロッド41bの上端をピン
P4を介して座板36の後端に前後方向に回動可能に連
結する。
【0015】なお、上記昇降装置41は、座板36の後
部にラックを前述したガイドロッド32と平行に配置
し、このラックに噛合するピニオンを本体側に固定した
モーターで回転させる、モーター形式の昇降装置として
もよい。45は、ベース部17の前部に設けた脚板ガイ
ドであり、上記ガイドロッド32と略平行に傾斜させ、
脚板37の前端に取り付けたローラー46を上記脚板ガ
イド45に転動可能に載置する。これにより、座板36
に発生する曲げモーメントを軽減するとともに、座板3
6が上下動した際に、これに伴って脚板37の前端を上
下動させ、座板36に対する脚板37の延出角度を常時
略一定に保持する。
【0016】図1において、47はベース部17の前部
下部に取り付けた傾倒シリンダであり、このシリンダ4
7を伸縮作動させることにより、本体16の前部を持ち
上げて入浴者(ア)の後傾姿勢を適宜調節する。また、
図1において48はベース部17の前部に取り付けた排
気用のブロワであり、このブロワ48はノズル23a,
24aからの湯の噴出を停止(入浴が終了)させた直後
に所定時間作動させ、本体16とカバー19とで包囲さ
れた収容室15a内の空気(湯気)を外部に排出し、カ
バー19を明けた際に湯気が浴室内に充満するのを防止
するためのものである。
【0017】50は、上記ノズル23a,24aに湯を
供給する給湯装置であり、図1、図6に示すようになっ
ている。即ち、ボイラー(湯供給源)51の出口側と水
道管(供給源)とにポンプ52,53を接続し、該ポン
プ52,53により湯と水の供給圧力をそれぞれ約3Kg
/cm2以上に昇圧させる。上記各ポンプ52,53の吐出
部にフロースイッチ52a,53aを設け、このフロー
スイッチ52a,53aによって上記吐出部の流量が所
定値以下になると各ポンプ52,53を停止させる。
【0018】また、上記各ポンプ52,53の下流側に
減圧器(減圧弁)54,55を設け、該減圧器54,5
5により湯と水の供給圧力をそれぞれ約2.5Kg/cm2
で減圧し、これにより供給圧力の安定した湯と水を得
る。そして、各減圧器54,55の下流側に混合器56
を設け、この混合器56により各減圧器54,55から
流出する湯と水を所定の比率で混合させ、安定した約4
3℃の混合水(温水)を得る。上記混合器56は温水と
水の混合比率が手動で調節できるようになっている。
【0019】上記混合器56の下流側に混合水の温度を
検知する高温センサー57、及び該高温センサー57が
例えば45℃以上の検知信号を発した際に混合水の流路
を遮断する遮断弁(電磁弁)58設け、この遮断弁58
の下流側を供給管59を介して本体16の前部側に設け
た供給口59aに接続し、この部から本体16内に設け
た、電磁式の弁装置60を介して本体16の下部に設け
た大径の親管72に接続する。上記弁装置60は、本体
用電磁弁61、混合用切替電磁弁62,63を有し、本
体用電磁弁62の下流側を可橈性の導入ホース64を介
して親管72に接続し、混合用切替電磁弁62,63の
下流側をエジェクター式の混合管62a,63aを介し
て上記導入ホース64の中間部に接続する。
【0020】上記混合管62a,63aはその側部に吸
引口を有し、これらに吸引ホース65,66を介して消
毒液が収容された消毒液タンク67及び洗浄液(シャン
プー液)が収容された洗浄液タンク68を接続する。そ
して、上記混合用切替電磁弁62,63を操作してそれ
ぞれの吸引口を選択的に開閉し、消毒液又は洗浄液を適
宜導入ホース64内を流通する温水に混入させる。ま
た、上記親管72に接近する導入ホース64の下部に混
合水(温水)の温度を検知する低温センサー69、及び
該低温センサー69の検知信号によって作動する切替弁
70を設ける。この切替弁70は上記低温センサー69
が例えば37℃未満の検知信号を発した際に導入ホース
64の流路を外部側に切替え、また該低温センサー69
が37℃以上の検知信号を発した際に導入ホース64の
流路を親管72側に切り換えるようになっている。
【0021】上記親管72側に切り換えられた混合水、
つまり温水は、可撓性の接続ホース73,74を介して
前述した吐出パイプ23,24に供給され、各ノズル2
3a、24aから収容室15a内に噴出され、収容室1
5a内の入浴者(ア)の身体を洗浄及び加温する。この
時に収容室15a内で多量の湯気が発生し、その一部は
露出口25に向かうことになるが、この露出口25はネ
ックシート26により閉塞されており、この部から湯気
の漏洩が阻止され、入浴者(ア)は湯気を吸い込まなく
なる。
【0022】また、上記親管72の上流側に親管72内
の圧力が所定値以下になった際に開作動する自動排水弁
71を設ける。この自動排水弁71は、切替弁70が親
管72側に切り替わって温水が導入ホース63側から親
管72に供給されている際には、該親管72内に発生す
る圧力によって閉作動し、温水を親管72、枝管23を
介して各ノズル21に供給し、該各ノズル21から本体
16内に噴出する。一方、本体電磁弁60が閉操作され
たり、あるいは切替弁70が外部側に切り替わって導入
ホース64側から親管72への温水の供給が遮断された
りして親管72内の圧力が大気圧になった際には、上記
自動排水弁71が開作動し、各吐出パイプ23,24及
び親管72内の温水が外部に排出されるようになってい
る。
【0023】前述した供給管59に、本体16の外壁に
設けたシャワー用操作弁75を介して可橈性のシャワー
ホース76を接続し、該シャワーホース76の先端にハ
ンドシャワーノズル77を接続する。このハンドシャワ
ーノズル77は、入浴者(ア)が本体16外で洗髪、あ
るいは本体16を洗浄する際に使用するものである。こ
こで、図2に示すように、前述した肘掛け38の一方
(左部側)にスイッチボックス78を設け、該スイッチ
ボックス78に多数のスイッチ78aを設け、入浴者
(ア)が収容室15a内で上記各スイッチ78aを操作
することにより、前述したカバー19の開閉シリンダ2
1、昇降装置41、傾倒シリンダ47及び給湯装置50
等を適宜作動させるようになっている。
【0024】図7は本発明の第2実施例を示す。このも
のは、本体16の起立部18をベース部17と分離する
とともに、該起立部18の下部をピンP5を介してベー
ス部17の後部に回動可能に連結し、回動具(図示省
略)により上記起立部18の回動角度を調節可能にす
る。また、カバー19の後部に扇形の補助カバー19c
をピンP6を介して回動かつ出没可能に連結し、上記起
立部18の回動角度に対応して上記補助カバー19cの
出没量を調節することにより、収容室15a内の密閉機
能を保持する。なお、上記補助カバー19cの出没は、
入浴者(ア)の手動操作により行なう。
【0025】図8〜図11は上記回動可能にした起立部
18に対応した支持装置、即ち、第2実施例の支持装置
を示す。図8〜図11において、80は入浴者(ア)を
支持する支持装置であり、起立部18の前面部に上下方
向に細長い一対の背受け81を配置し、該背受け81の
下端をピン7を介してベース部17に回動可能に連結す
る。上記ピン7は起立部18が回動するピンP5と同軸
に配置する。上記背受け81の上端部には、入浴者
(ア)の頭部を支持する発泡プラスチック製のヘッドレ
スト82を取付ける。
【0026】上記背受け81の側部に上下方向のガイド
ロッド83を設け、該ガイドロッド83にスライダー8
4を介して水平(左右)方向に配置した連結軸85を上
下動可能に取付け、この連結軸85に座体87の後端を
回動可能に取付ける。この座体87は、入浴者(ア)の
臀部を支持する座板88と、入浴者(ア)の脚部を支持
する脚板89とをピンP8により回動可能に連結し、本
体16のベース部17の上面に沿って延出させる。
【0027】上記座板88の下方にこれを上下動調節す
る昇降装置90を設ける。この昇降装置90は、油圧シ
リンダからなり、そのシリンダ90aの下端をピンP9
により前後方向に揺動可能に連結し、そのロッド90b
の上端を前述した連結軸85に回動可能に連結する。9
1は、ベース部17の前部に設けた後登り状に傾斜する
脚板ガイドであり、脚板89の前端に取り付けたローラ
ー92を受け、座板88が上下動した際に、これに伴っ
て脚板89の前端を上下動させ、身長差に左右されるこ
となく入浴者の姿勢を略一定に保持する。
【0028】上記第2実施例によれば、座板88を水平
状に位置させた状態で背受け81を起立部18とともに
前後方向に任意に回動(傾斜)させることができる。ま
た、上記背受け81の傾斜角度に左右されることなく座
板88の高さを任意に調節することができる。その他は
前述した第1実施例と略同構造となっている。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、本体を入浴者が脚を延ばした状態で乗ることのでき
るソファベッド型とし、該本体に回動可能に設けたテン
ト状のカバーにより頭部を除く入浴者の身体部を包囲
し、本体及びカバーに設けた多数のノズルから温水(洗
浄水)を噴出するようにしたので、入浴者はリラックス
した状態でしかも単独で入浴できる。また、上記カバー
を前方に向けて開くようにしたので、入浴者はベース部
に左右両側の何れからでも乗り下りができる。また、ベ
ース部の上面部に入浴者を支持する座体を上下動させる
ようにしたので、入浴者を身長差に左右されることなく
所定位置に位置決めすることができる。また、入浴者の
背部を受ける起立部をベース部に対して後方に傾倒可能
にしたので、入浴者は上半身の傾斜姿勢を適宜選択して
入浴できる。また、本体とカバーとで包囲された空間内
の空気を外部に排出するブロワを設けたので、入浴直後
に浴室内に湯気が充満しなくなり、浴室を湿度対策を要
しない簡素なものとすることができる。また、入浴者の
頭部が露出する露出口部に軟質プラスチック製のネック
シートを摺動可能に設け、このネックシートに入浴者の
首部が略密接に嵌合するU字型の凹部を形成したので、
入浴者の首部の大きさに左右されることなく露出口部を
円滑に閉塞することができる。また、供給源側から送ら
れる湯と水をポンプで別個に昇圧した後、所定の圧力に
減圧し、これらを所定の比率で混合させるようにしたの
で、水道の圧力変動に左右されることなく、常に安定し
た温度の湯を得ることができる。また、減圧器による流
出圧力を約2.5Kg/cm2としたので、ノズルから噴出す
る湯が患者に痛みを与えることなく適度の刺激を付与す
ることになる。また、湯と水を混合させた混合水(湯)
が異常高温になった際に、これの流通を事前に遮断する
ようにしたので、ノズルから異常高温の湯が噴出しなく
なる。また、各ノズルに湯を供給する前段で湯が異常低
温になった際に、これを外部に排出するようにしたの
で、さらに、親管に自動排水弁を設け、親管への湯の供
給が停止された際に、該親管及び各枝管内の湯を外部に
排出するようにしたので、ノズルから異常低温の湯が噴
出しなくなる。等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すシャワー風呂の側面
図である。
【図2】図1のII-II 断面図である。
【図3】図1のIII-III 断面図である。
【図4】図1のA示図である。
【図5】入浴者を支持する支持装置の側面図である。
【図6】シャワー風呂用給湯装置の配管図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すシャワー風呂の側面
図である。
【図8】第2実施例の支持装置の起立作動状態を示す側
面図である。
【図9】第2実施例の支持装置の傾倒作動状態を示す側
面図である。
【図10】第2実施例の支持装置の背面図である。
【図11】図10のXI-XI 断面図である。
【図12】従来例を示すシャワー風呂の斜視図である。
【符号の説明】
15 シャワー風呂 15a 収容室(密閉状空間) 16 本体 17 ベース部 18 起立部 19 カバー 19a 開口縁部 19b 後部 21 開閉シリンダ 22 ヘッドレスト 23,24 吐出パイプ 23a,24a ノズル 25 露出口 26 ネックシート 26a 凹部 27 ガイド 28 排水溝 29 排水口 30 支持装置 31 背受け 32 ガイドロッド 33 スライダー 34 連結具 35 座体 36 座板 37 脚板 38 肘掛け 39 ガイドシリンダ 40 ロッド 41 昇降装置 41a シリンダ 41b ロッド 45 脚板ガイド 46 ローラー 47 傾倒シリンダ 48 ブロワ 50 給湯装置 51 ボイラー 52,53 ポンプ 52a,53a フロースイッチ 54,55 減圧器 56 混合器 57 高温センサー 58 遮断弁(電磁弁) 59 供給管 60 弁装置 61 本体用電磁弁 62,63 混合用切替電磁弁 64 導入ホース 65,66 吸引ホース 67 消毒液タンク 68 洗浄液タンク 69 低温センサー 70 切替弁 71 自動排水弁 72 親管 73,74 接続ホース 75 シャワー用操作弁 76 シャワー操作弁 77 シャワーノズル 78 スイッチボックス 78a スイッチ 80 支持装置 81 背受け 82 ヘッドレスト 83 ガイドロッド 84 スライダー 85 連結軸 87 座体 88 座板 89 脚板 90 昇降装置 90a シリンダ 90b ロッド 91 脚板ガイド 92 ローラー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に延出して入浴者(ア)の臀部及
    び脚部に対面するベース部(17)と、該ベース部(1
    7)の後部から上方に突出して入浴者(ア)の背部に対
    面する起立部(18)とを有するソファベッド型の本体
    (16)を設け、前記本体(16)に該本体(16)の
    上面側に所定の密閉状空間(15a)を形成するテント
    状のカバー(19)を回動可能に設けるとともに、該カ
    バー(19)の後部に入浴者(ア)の頭部が露出する露
    出口(25)を設け、前記起立部(18)及びカバー
    (19)に入浴者(ア)に向けて洗浄水を噴出する多数
    のノズル(23a,24a)を設けたことを特徴とする
    シャワー風呂。
  2. 【請求項2】前記カバー(19)は、その前端部を前記
    ベース部(17)の前端部に回動可能に連結したことを
    特徴とする請求項1記載のシャワー風呂。
  3. 【請求項3】前記ベース部(17)の上面部に入浴者
    (ア)の臀部及び脚部を支持する座体(35)を設け、
    該座体(35)を本体(16)の起立部(18)に沿っ
    て上下動させる昇降装置(41)を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のシャワー風呂。
  4. 【請求項4】前記起立部(18)をベース部(17)に
    対して後方に傾倒可能に設けたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載のシャワー風呂。
  5. 【請求項5】前記本体(16)に、該本体(16)とカ
    バー(19)とで包囲された密閉状空間(15a)内の
    空気を外部に排出するブロワ(48)を設けたことを特
    徴とする請求項1〜4いずれか記載のシャワー風呂
  6. 【請求項6】前記カバー(19)の後部に露出口(2
    5)を閉塞する軟質プラスチックシート製のネックシー
    ト(26)を前後方向に摺動可能に設け、該ネックシー
    ト(26)の後部側に後端が開口しかつ入浴者(ア)の
    首部に略密接に嵌合する平面視U字型の凹部(26a)
    を形成したことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載
    のシャワー風呂。
  7. 【請求項7】供給源側から送られる水と湯の圧力をそれ
    ぞれ別個に昇圧するポンプ(52,53)と、各ポンプ
    (52,53)から吐出する水と湯の圧力を所定の圧力
    に減圧する減圧器(54,55)と、各減圧器(54,
    55)を経た水と湯を所定の比率で混合させる混合器
    (56)とを設け、該混合器(56)を経た混合水を前
    記洗浄水を噴出するノズル(23a,24a)に供給す
    ることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のシャワ
    ー風呂。
  8. 【請求項8】前記各ポンプ(52,53)の吐出圧力を
    約1.8〜3.0Kg/cm2以上とし、前記減圧器(54,
    55)による流出圧力を約1.5〜2.5 Kg/cm2とした
    ことを特徴とする請求項7記載のシャワー風呂。
  9. 【請求項9】前記混合器(56)を経た混合水の異常高
    温を検知する高温センサー(57)と、該高温センサー
    (57)の検知信号によって前記混合水の流通を遮断す
    る遮断弁(58)とを設けたことを特徴とする請求項7
    又は8記載のシャワー風呂。
  10. 【請求項10】前記混合器(56)から前記ノズル(2
    3a,24a)に向かう前段の流路に混合水の異常低温
    を検知する低温センサー(69)と、該低温センサー
    (69)の検知信号によって前記流路の混合水を外部に
    排出する切替弁(70)とを設けたことを特徴とする請
    求項7,8又は9記載のシャワー風呂。
JP23173497A 1997-08-12 1997-08-12 シャワー風呂 Pending JPH1156953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022686A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Corona Corp サウナ装置

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