JPH115608A - スライダ式コンベア - Google Patents
スライダ式コンベアInfo
- Publication number
- JPH115608A JPH115608A JP20398097A JP20398097A JPH115608A JP H115608 A JPH115608 A JP H115608A JP 20398097 A JP20398097 A JP 20398097A JP 20398097 A JP20398097 A JP 20398097A JP H115608 A JPH115608 A JP H115608A
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- JP
- Japan
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- slider
- magnetic flux
- moving body
- type conveyor
- guide surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物品を、動力を使わずにゆっくりと高所から
低所へと移動させることである。 【解決手段】 物品4を積載した移動体3がスライダ2
に案内されて自重により高所から低所へと移動するスラ
イダ式コンベアにおいて、移動体3には、スライダ2の
案内面201を貫通する磁束を発生せしめる磁石34を
設けて、移動体3の移動により案内面201における上
記磁束が変化するようになし、スライダ2を導体で構成
して上記磁束の変化により案内面201に渦電流が発生
するようになし、渦電流により発生する別の磁束が移動
体3を制動せしめる構成とする。
低所へと移動させることである。 【解決手段】 物品4を積載した移動体3がスライダ2
に案内されて自重により高所から低所へと移動するスラ
イダ式コンベアにおいて、移動体3には、スライダ2の
案内面201を貫通する磁束を発生せしめる磁石34を
設けて、移動体3の移動により案内面201における上
記磁束が変化するようになし、スライダ2を導体で構成
して上記磁束の変化により案内面201に渦電流が発生
するようになし、渦電流により発生する別の磁束が移動
体3を制動せしめる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品を高所から低所
へ搬送するスライダ式コンベアに関する。
へ搬送するスライダ式コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場は敷地を有効に活用すべく建
物の高層化が進んでおり、一貫したラインでは上の階か
ら下の階に中間製造物等の物品を搬送することが必要と
なる。この目的のため急傾斜ないし垂直方向に物品を搬
送するベルトコンベアが用いられている。これは走行方
向を急傾斜ないし垂直方向とした2つのコンベアベルト
を、互いに近接して対向するように配置したもので、物
品は両コンベアベルトに挟持されて搬送されるようにな
っている。かかるベルトコンベアは、例えば特開平7−
10238号公報等に開示されている。
物の高層化が進んでおり、一貫したラインでは上の階か
ら下の階に中間製造物等の物品を搬送することが必要と
なる。この目的のため急傾斜ないし垂直方向に物品を搬
送するベルトコンベアが用いられている。これは走行方
向を急傾斜ないし垂直方向とした2つのコンベアベルト
を、互いに近接して対向するように配置したもので、物
品は両コンベアベルトに挟持されて搬送されるようにな
っている。かかるベルトコンベアは、例えば特開平7−
10238号公報等に開示されている。
【0003】一方、高低差のある2つの場所の間で物品
を搬送する手段としては、傾斜したスライダを物品が自
重で滑走するようにしたスライダ式コンベアがあり、工
場等で広く用いられている。スライダ式コンベアは上記
ベルトコンベアと比較して構成が簡単で低コストであ
り、しかも物品が自重で滑走するから電力が不要である
という優れた特徴がある。
を搬送する手段としては、傾斜したスライダを物品が自
重で滑走するようにしたスライダ式コンベアがあり、工
場等で広く用いられている。スライダ式コンベアは上記
ベルトコンベアと比較して構成が簡単で低コストであ
り、しかも物品が自重で滑走するから電力が不要である
という優れた特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記スラ
イダ式コンベアは、滑走時に物品が加速し過ぎないよう
にスライダの傾斜をあまり急にはできない。特に精密部
品等のように物品によっては移動速度を小さくして衝撃
を抑える必要もある。このため高層化した工場での上下
階間の物品のやりとりをスライダ式コンベアにより行お
うとするとスライダが長くなってしまい、必ずしもスペ
ース的に有利とは言えない。
イダ式コンベアは、滑走時に物品が加速し過ぎないよう
にスライダの傾斜をあまり急にはできない。特に精密部
品等のように物品によっては移動速度を小さくして衝撃
を抑える必要もある。このため高層化した工場での上下
階間の物品のやりとりをスライダ式コンベアにより行お
うとするとスライダが長くなってしまい、必ずしもスペ
ース的に有利とは言えない。
【0005】そこで本発明は、急傾斜ないし垂直方向に
設置しても物品を高所から低所へとゆっくりと移動させ
ることのできるスライダ式コンベアを提供することを目
的とする。
設置しても物品を高所から低所へとゆっくりと移動させ
ることのできるスライダ式コンベアを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、物品を積載した移動体がスライダに案内されて自重
により高所から低所へと移動するようになしたスライダ
式コンベアにおいて、上記移動体に、上記スライダの案
内面を貫通する磁束を発生せしめる磁石を設け、スライ
ダの案内面に、移動体の進行方向に沿って導体で構成し
た磁束感応部を形成する。
は、物品を積載した移動体がスライダに案内されて自重
により高所から低所へと移動するようになしたスライダ
式コンベアにおいて、上記移動体に、上記スライダの案
内面を貫通する磁束を発生せしめる磁石を設け、スライ
ダの案内面に、移動体の進行方向に沿って導体で構成し
た磁束感応部を形成する。
【0007】上記磁束感応部を貫通する磁束は、上記磁
石が上記移動体とともに移動することにより変化し、導
体で構成される磁束感応部には電磁誘導作用で渦電流が
流れる。この渦電流により上記磁束の変化を相殺する方
向の別の磁束が発生し、これにより移動体を制動する力
が発生する。しかして複雑な構成を設けることも電力を
消費することもなく、物品を積載した移動体をゆっくり
と低所へと移動させることができる。
石が上記移動体とともに移動することにより変化し、導
体で構成される磁束感応部には電磁誘導作用で渦電流が
流れる。この渦電流により上記磁束の変化を相殺する方
向の別の磁束が発生し、これにより移動体を制動する力
が発生する。しかして複雑な構成を設けることも電力を
消費することもなく、物品を積載した移動体をゆっくり
と低所へと移動させることができる。
【0008】請求項2記載の発明では、上記磁石を、そ
の磁極が上記磁束感応部に対して垂直方向に向くように
配置することで、磁束感応部を貫通する磁束が大きくな
って、大きな制動力を得ることができる。
の磁極が上記磁束感応部に対して垂直方向に向くように
配置することで、磁束感応部を貫通する磁束が大きくな
って、大きな制動力を得ることができる。
【0009】請求項3記載の発明では、上記スライダを
導体からなる筒状体となして急傾斜ないし垂直方向に配
置し、箱状体とした上記移動体がスライダの内側を褶動
する構成とし、上記磁石を、移動体の底面部に設ける。
導体からなる筒状体となして急傾斜ないし垂直方向に配
置し、箱状体とした上記移動体がスライダの内側を褶動
する構成とし、上記磁石を、移動体の底面部に設ける。
【0010】移動体がスライダ内側を褶動する構成とす
ることで、移動体は姿勢を保持したまま落下する。上記
スライダは、これを導体で構成することで、移動体と褶
接する案内面が磁束感応部となるから、磁束感応部を別
途形成する必要がない。
ることで、移動体は姿勢を保持したまま落下する。上記
スライダは、これを導体で構成することで、移動体と褶
接する案内面が磁束感応部となるから、磁束感応部を別
途形成する必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明のスライダ式コンベ
アを用いた物品搬送システムを示し、図2に上記スライ
ダ式コンベアの要部拡大断面を示す。スライダ式コンベ
ア1は、上の階の床および下の階の天井部6を貫通し
て、かつ垂直方向にスライダ2が設けられ、スライダ2
に案内されて移動する移動体たる運搬箱3が、搬送しよ
うとする物品4を積載して上の階から下の階へ移動する
ようになっている。上下の階それぞれにはベルトコンベ
ア51,52が設けられる。上の階のベルトコンベア5
1は上の階のライン最後尾に配置され、物品4を積載し
た運搬箱3をスライダ2に渡すようになっている。下の
階のベルトコンベア52は、下の階のライン先頭に配置
され、スライダ2から運搬箱3を受け取るようになって
いる。両ベルトコンベア51,52は、1対のローラ5
01,502間にコンベアベルト503が水平方向に張
設された公知のベルトコンベアである。
アを用いた物品搬送システムを示し、図2に上記スライ
ダ式コンベアの要部拡大断面を示す。スライダ式コンベ
ア1は、上の階の床および下の階の天井部6を貫通し
て、かつ垂直方向にスライダ2が設けられ、スライダ2
に案内されて移動する移動体たる運搬箱3が、搬送しよ
うとする物品4を積載して上の階から下の階へ移動する
ようになっている。上下の階それぞれにはベルトコンベ
ア51,52が設けられる。上の階のベルトコンベア5
1は上の階のライン最後尾に配置され、物品4を積載し
た運搬箱3をスライダ2に渡すようになっている。下の
階のベルトコンベア52は、下の階のライン先頭に配置
され、スライダ2から運搬箱3を受け取るようになって
いる。両ベルトコンベア51,52は、1対のローラ5
01,502間にコンベアベルト503が水平方向に張
設された公知のベルトコンベアである。
【0012】スライダ式コンベア1のスライダ2は断面
がロ字状に形成された、弱磁性導体であるアルミニウム
製の筒状体で、上の階の部分2aではベルトコンベア5
1側の側壁21とこれと対向する側壁22とが外側に曲
がり、拡開している。一方の側壁21は水平面に対して
やや勾配をなす程度まで屈曲し、ベルトコンベア51か
ら送り出された運搬箱3がスムーズに受け入れられるよ
うになっている。他方の側壁22はなだらかに傾斜し、
一方の側壁21に沿って滑り落ちた運搬箱3が他方の側
壁22に沿ってスライダ2の下方へ向けて落ちていくよ
うになっている。
がロ字状に形成された、弱磁性導体であるアルミニウム
製の筒状体で、上の階の部分2aではベルトコンベア5
1側の側壁21とこれと対向する側壁22とが外側に曲
がり、拡開している。一方の側壁21は水平面に対して
やや勾配をなす程度まで屈曲し、ベルトコンベア51か
ら送り出された運搬箱3がスムーズに受け入れられるよ
うになっている。他方の側壁22はなだらかに傾斜し、
一方の側壁21に沿って滑り落ちた運搬箱3が他方の側
壁22に沿ってスライダ2の下方へ向けて落ちていくよ
うになっている。
【0013】スライダ2は、運搬箱3が落下する中間部
分2bでは内側の形状が正四角形で、かつ運搬箱3の寸
法よりもやや大きめの一定形状をしている。
分2bでは内側の形状が正四角形で、かつ運搬箱3の寸
法よりもやや大きめの一定形状をしている。
【0014】スライダ2の下端部2cはコンベアベルト
503の一端の直上に位置し、コンベアベルト503の
進行する側を切り欠いて開口せしめてあり、スライダ2
からコンベアベルト503上に落下した運搬箱3がベル
トコンベア52により搬送されるようになっている。
503の一端の直上に位置し、コンベアベルト503の
進行する側を切り欠いて開口せしめてあり、スライダ2
からコンベアベルト503上に落下した運搬箱3がベル
トコンベア52により搬送されるようになっている。
【0015】物品4を積載する運搬箱3は上面が開口し
た矩形箱で、スライダ2の内側の寸法よりもやや小さな
正四角形のものである。運搬箱3はプラスティック等で
構成される。運搬箱3の側壁31にはコロ32が設けて
あり、スライダ2の内側の面201を転動し、これを案
内面201として運搬箱3が上下方向に移動可能として
ある。
た矩形箱で、スライダ2の内側の寸法よりもやや小さな
正四角形のものである。運搬箱3はプラスティック等で
構成される。運搬箱3の側壁31にはコロ32が設けて
あり、スライダ2の内側の面201を転動し、これを案
内面201として運搬箱3が上下方向に移動可能として
ある。
【0016】運搬箱3の底面部33は上下二重に構成し
てあり、これに画される空間に永久磁石34が格納して
ある。永久磁石34は例えばサマリウム−コバルト磁石
等、磁気エネルギーの大きい希土類系の磁石が好適に用
いられる。永久磁石34は偏平な矩形体で、側面(図例
では左側および右側の側面341,342のみ図示)が
永久磁石34を囲むプラスチック材を介してスライダ2
の案内面201と対向している。
てあり、これに画される空間に永久磁石34が格納して
ある。永久磁石34は例えばサマリウム−コバルト磁石
等、磁気エネルギーの大きい希土類系の磁石が好適に用
いられる。永久磁石34は偏平な矩形体で、側面(図例
では左側および右側の側面341,342のみ図示)が
永久磁石34を囲むプラスチック材を介してスライダ2
の案内面201と対向している。
【0017】永久磁石34は互いに平行な2つの側面3
41,342がN極、S極のもので、磁極方向が案内面
201に対して垂直方向を向いている(以下、N極であ
る側面341をN極面341、S極である側面342を
S極面342という)。永久磁石34より発する磁束が
アルミニウム製のスライダ2の案内面201を貫通す
る。永久磁石34のN極面341、S極面342と近接
する案内面201が磁束感応部となる。
41,342がN極、S極のもので、磁極方向が案内面
201に対して垂直方向を向いている(以下、N極であ
る側面341をN極面341、S極である側面342を
S極面342という)。永久磁石34より発する磁束が
アルミニウム製のスライダ2の案内面201を貫通す
る。永久磁石34のN極面341、S極面342と近接
する案内面201が磁束感応部となる。
【0018】上記物品搬送システムの作動を説明する。
上の階では、物品4が積載された運搬箱3が、ベルトコ
ンベア51からスライダ2に受け渡された姿勢そのまま
にスライダ2の中を落下する。
上の階では、物品4が積載された運搬箱3が、ベルトコ
ンベア51からスライダ2に受け渡された姿勢そのまま
にスライダ2の中を落下する。
【0019】図3(A)はスライダ2内を落下する運搬
箱3のうち永久磁石34のみを示したもので、永久磁石
34のN極面341とスライダ2の案内面201とが近
接していることから、スライダ2の案内面201は、こ
れを貫通する磁束(以下、鎖交磁束)が、N極面341
と対向する部分で強く、運搬箱3の進行方向の前後の部
分では殆ど現れない。鎖交磁束は永久磁石34のエッジ
部分で急峻に変化する。かかる現象はS極面342側に
おいても同様である。しかして案内面201における鎖
交磁束は、スライダ2の一定位置でみると、永久磁石3
4が下方へ移動することにより、特に永久磁石34の上
下のエッジ部分が通過するときに大きく変化する。
箱3のうち永久磁石34のみを示したもので、永久磁石
34のN極面341とスライダ2の案内面201とが近
接していることから、スライダ2の案内面201は、こ
れを貫通する磁束(以下、鎖交磁束)が、N極面341
と対向する部分で強く、運搬箱3の進行方向の前後の部
分では殆ど現れない。鎖交磁束は永久磁石34のエッジ
部分で急峻に変化する。かかる現象はS極面342側に
おいても同様である。しかして案内面201における鎖
交磁束は、スライダ2の一定位置でみると、永久磁石3
4が下方へ移動することにより、特に永久磁石34の上
下のエッジ部分が通過するときに大きく変化する。
【0020】鎖交磁束の変化方向は、永久磁石34が遠
ざかる永久磁石34の上側では減少する方向であり、永
久磁石34が近づいてくる下側では増加する方向であ
る。これによりスライダ2の磁束感応部である案内面2
01には図3(B)に示すように永久磁石34の上側で
は右周りの渦電流71が流れ、永久磁石34の下側では
左周りの渦電流72が流れる。
ざかる永久磁石34の上側では減少する方向であり、永
久磁石34が近づいてくる下側では増加する方向であ
る。これによりスライダ2の磁束感応部である案内面2
01には図3(B)に示すように永久磁石34の上側で
は右周りの渦電流71が流れ、永久磁石34の下側では
左周りの渦電流72が流れる。
【0021】この渦電流71,72は案内面201を貫
通する鎖交磁束の変化を解消する別の磁束を発生する。
永久磁石34の上側では渦電流71によりスライダ2の
内側から外側へ向かう方向の磁束81が発生し、案内面
201は永久磁石34のN極面341と異種のS極とな
る。永久磁石34の下側では渦電流72によりスライダ
2の外側から内側へ向かう磁束82が発生し、案内面2
01は永久磁石34のN極面341と同種のN極とな
る。一方、永久磁石34のS極面342側は、永久磁石
34の上側では永久磁石34のS極面342と異種のN
極となり、永久磁石34の下側では永久磁石34のS極
面342と同種のS極となる(図略)。しかして永久磁
石34は、N極、S極のいずれにおいても、その上側で
は引力91を受け、下側では斥力92を受ける(N極側
のみ図示)。これらの力はいずれも上向きであり、落下
する永久磁石34に対して制動力として作用する。
通する鎖交磁束の変化を解消する別の磁束を発生する。
永久磁石34の上側では渦電流71によりスライダ2の
内側から外側へ向かう方向の磁束81が発生し、案内面
201は永久磁石34のN極面341と異種のS極とな
る。永久磁石34の下側では渦電流72によりスライダ
2の外側から内側へ向かう磁束82が発生し、案内面2
01は永久磁石34のN極面341と同種のN極とな
る。一方、永久磁石34のS極面342側は、永久磁石
34の上側では永久磁石34のS極面342と異種のN
極となり、永久磁石34の下側では永久磁石34のS極
面342と同種のS極となる(図略)。しかして永久磁
石34は、N極、S極のいずれにおいても、その上側で
は引力91を受け、下側では斥力92を受ける(N極側
のみ図示)。これらの力はいずれも上向きであり、落下
する永久磁石34に対して制動力として作用する。
【0022】このように運搬箱3は、自由落下のように
加速することなく、スライダ2に案内されて上の階から
下の階のベルトコンベア52上へゆっくりと落下し、ベ
ルトコンベア52により下の階のラインへと搬送され
る。
加速することなく、スライダ2に案内されて上の階から
下の階のベルトコンベア52上へゆっくりと落下し、ベ
ルトコンベア52により下の階のラインへと搬送され
る。
【0023】上記実施形態では、スライダ全体をアルミ
ニウムで構成しているが、永久磁石のN極面、S極面と
対向する側壁だけをアルミニウム製として磁束感応部と
することもできる。この場合、スライダを落下時に必ず
永久磁石のN極面、S極面と磁束感応部が対向するよう
に運搬箱は正方形ではなく長方形とするのがよい。
ニウムで構成しているが、永久磁石のN極面、S極面と
対向する側壁だけをアルミニウム製として磁束感応部と
することもできる。この場合、スライダを落下時に必ず
永久磁石のN極面、S極面と磁束感応部が対向するよう
に運搬箱は正方形ではなく長方形とするのがよい。
【0024】運搬箱はスライダの案内面を転動するコロ
を設けているが、運搬箱の側面が案内面と褶接する構造
でもよい。
を設けているが、運搬箱の側面が案内面と褶接する構造
でもよい。
【0025】制動力は鎖交磁束の大きさを磁石の強さや
配置などで調整し、スライダに流れる渦電流の大きさを
スライダを構成する導体の材質等で調整することにより
適当な制動力を得ることができる。
配置などで調整し、スライダに流れる渦電流の大きさを
スライダを構成する導体の材質等で調整することにより
適当な制動力を得ることができる。
【0026】また本発明は上下階間の物品の搬送だけで
はなく、多層階間の物品の搬送にも適用することができ
る。またスライダを垂直方向に配置するのではなく急傾
斜方向に配置してもよい。この場合、スライダは筒状体
とするのではなく、上面が開口した断面コ字状の一般的
な構造のものとしてもよい。運搬箱の底面部に設ける永
久磁石はN極面、S極面がスライダの両側の側壁面に対
向するように配置してもよいし、永久磁石を上下面がN
極面、S極面である磁石とし、その磁束がスライダの底
面を貫通する構成としてもよい。
はなく、多層階間の物品の搬送にも適用することができ
る。またスライダを垂直方向に配置するのではなく急傾
斜方向に配置してもよい。この場合、スライダは筒状体
とするのではなく、上面が開口した断面コ字状の一般的
な構造のものとしてもよい。運搬箱の底面部に設ける永
久磁石はN極面、S極面がスライダの両側の側壁面に対
向するように配置してもよいし、永久磁石を上下面がN
極面、S極面である磁石とし、その磁束がスライダの底
面を貫通する構成としてもよい。
【図1】本発明のスライダ式コンベアを適用した物品搬
送システムの全体構成図である。
送システムの全体構成図である。
【図2】本発明のスライダ式コンベアの要部の縦断面図
である。
である。
【図3】(A),(B)は本発明のスライダ式コンベア
の作動を説明する第1、第2の模式図である。
の作動を説明する第1、第2の模式図である。
1 スライダ式コンベア 2 スライダ 201 案内面(磁束感応部) 3 運搬箱(移動体) 33 底面部 34 永久磁石 4 物品
Claims (3)
- 【請求項1】 一端から他端にかけて高低差を設けて配
置したスライダと、スライダに案内されて移動する移動
体とからなり、物品を移動体に積載して自重によりスラ
イダの一端から他端へ搬送せしめるようになしたスライ
ダ式コンベアにおいて、上記移動体には上記スライダの
案内面を貫通する磁束を発生せしめる磁石を設け、スラ
イダの案内面には移動体の進行方向に沿って導体で構成
した磁束感応部を形成したことを特徴とするスライダ式
コンベア。 - 【請求項2】 請求項1記載のスライダ式コンベアにお
いて、上記磁石を、その磁極が上記磁束感応部に対して
垂直方向に向くように配置したスライダ式コンベア。 - 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載のスライ
ダ式コンベアにおいて、上記スライダを導体からなる筒
状体で構成して急傾斜ないし垂直方向に配置し、上記移
動体を箱状体で構成するとともに、その底面部に上記磁
石を設け、上記移動体をスライダ内に褶動可能に配した
スライダ式コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20398097A JPH115608A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | スライダ式コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20398097A JPH115608A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | スライダ式コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115608A true JPH115608A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16482810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20398097A Withdrawn JPH115608A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | スライダ式コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6370466B1 (ja) * | 2017-11-27 | 2018-08-08 | 國立水産科學院 | ホヤ自動選別用洗浄及び整列装置 |
US10472174B1 (en) | 2018-11-26 | 2019-11-12 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Induced magnetic field tote transfer chimney and methods of use |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP20398097A patent/JPH115608A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019092489A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 國立水産科學院 | ホヤ自動選別用洗浄及び整列装置 |
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