JPH1155052A - 可変利得増幅回路 - Google Patents

可変利得増幅回路

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JPH1155052A
JPH1155052A JP9206942A JP20694297A JPH1155052A JP H1155052 A JPH1155052 A JP H1155052A JP 9206942 A JP9206942 A JP 9206942A JP 20694297 A JP20694297 A JP 20694297A JP H1155052 A JPH1155052 A JP H1155052A
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JP
Japan
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transistor
collector
constant current
emitter
gain
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JP9206942A
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English (en)
Inventor
Haruo Shimada
晴夫 島田
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力でコントロール電圧を変化させること
によりアンプゲインを制御する可変利得増幅回路に関
し、ゲインのダイナミックレンジと動作点とを両方満足
させることができる可変利得増幅回路を提供することを
目的とする。 【解決手段】 差動増幅回路部3を構成するトランジス
タQ7,Q8のコレクタと利得制御回路部4を構成する
トランジスタQ11〜Q14のエミッタとの接続点に定電流
を供給し、トランジスタQ11〜Q14のコレクタ電位の低
減を防止して、トランジスタQ11〜Q14の飽和を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変利得増幅回路に
係り、特に、入出力でコントロール電圧を変化させるこ
とによりアンプゲインを制御する可変利得増幅回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の可変利得増幅回路の一例の
回路構成図を示す。従来の可変利得増幅回路1は、制御
電圧VCONTが供給され、制御電圧VCONTに応じて互いに
反転した制御信号を出力する制御電圧入力回路2、入力
電圧VINに応じて互いに反転した電流を引き込む差動増
幅回路部3、制御電圧入力回路2から供給された制御信
号に応じてゲインを制御するゲイン制御部4、入力電圧
INをゲイン制御部4により制御されたゲインで増幅し
た出力電圧VOUT を出力する出力回路5から構成され
る。
【0003】制御電圧入力回路2は、NPNトランジス
タQ1〜Q4、負荷抵抗RA 、抵抗R1,R2、バイア
ス電圧源2a〜2cから構成され、差動増幅回路を構成
している。トランジスタQ1,Q2は、コレクタに電源
電位Vccが印加され、ベースにバイアス電圧源2aから
バイアス電圧VBB1 が印加され、定電流源を構成してい
る。トランジスタQ1,Q2のエミッタからは定電流が
出力される。
【0004】トランジスタQ1,Q2のエミッタは、ト
ランジスタQ3,Q4のコレクタに接続される。トラン
ジスタQ3は、ベースに制御電圧VCONTが供給される制
御端子TCONTに接続され、エミッタがトランジスタQ5
のコレクタに接続される。また、トランジスタQ4は、
ベースにバイアス電圧源2cからバイアス電圧VBB3
供給され、エミッタがトランジスタQ6のコレクタに接
続される。さらに、トランジスタQ3のエミッタとトラ
ンジスタQ4のエミッタとは負荷抵抗RA により接続さ
れている。
【0005】トランジスタQ5は、ベースにバイアス電
圧源2bからバイアス電圧VBB2 が印加され、コレクタ
はトランジスタQ3のエミッタに接続され、エミッタは
抵抗R1を介して接地される。トランジスタQ6は、ベ
ースにバイアス電圧源2bからバイアス電圧VBB2 が印
加され、コレクタはトランジスタQ4のエミッタに接続
され、エミッタは抵抗R2を介して接地される。トラン
ジスタQ5,Q6、抵抗R1,R2、バイアス電圧源2
bにより定電流回路が構成され、トランジスタQ3,Q
4のエミッタ側から定電流を引き込む。
【0006】制御電圧入力回路2は、いわゆる、差動増
幅回路を構成していて、制御電圧V CONTとバイアス電圧
BB3 との差に応じた差動出力電圧をトランジスタQ3
のコレクタとトランジスタQ4のコレクタとの間に発生
させる。トランジスタQ3のコレクタ、及び、トランジ
スタQ4のコレクタは、利得制御回路4に接続される。
【0007】差動増幅回路部3は、トランジスタQ7〜
Q10、抵抗R3,R4、バイアス電圧源3aから構成さ
れ、差動増幅回路を構成している。トランジスタQ9,
Q10は、エミッタが抵抗R3,R4を介して接地され、
ベースにバイアス電圧源3aからバイアス電圧VBB4
印加され、定電流源を構成している。トランジスタQ
7,Q8のエミッタからは定電流を引き込む。
【0008】トランジスタQ7は、ベースに入力電圧V
inが供給される入力端子Tinに接続され、エミッタがト
ランジスタQ9のコレクタに接続される。また、トラン
ジスタQ8は、ベースにバイアス電圧源3aからバイア
ス電圧VBB4 が供給され、エミッタがトランジスタQ10
のコレクタに接続される。さらに、トランジスタQ7の
エミッタとトランジスタQ8のエミッタとは負荷抵抗R
B により接続されている。
【0009】差動増幅回路部3は、入力電圧VINに応じ
て負荷抵抗RB に電流が流れ、トランジスタQ7,Q8
のコレクタから電流を引き込む。トランジスタQ7,Q
8のコレクタは利得制御回路4に接続され、入力電圧V
INに応じた電流を利得制御回路4から引き込む。利得制
御回路4は、トランジスタQ11〜Q14、抵抗Rc1,Rc2
から構成される。トランジスタQ11,Q13は、ベースが
制御電圧入力回路2のトランジスタQ3のコレクタに接
続され、トランジスタQ12,Q14は、ベースがトランジ
スタQ4のコレクタに接続される。
【0010】また、トランジスタQ11,Q14は、コレク
タに抵抗Rc1を介して電源電位Vccが印加され、トラン
ジスタQ12,Q13は、コレクタに抵抗Rc2を介して電源
電位Vccが印加される。さらに、トランジスタQ11,Q
12のエミッタは、差動増幅回路部3のトランジスタQ7
のコレクタに接続され、トランジスタQ13,Q14のエミ
ッタは、差動増幅回路部3のトランジスタQ8のコレク
タに接続される。
【0011】利得制御回路4は、抵抗Rc2とトランジス
タQ13のコレクタとの接続点が出力信号として出力回路
5に接続される。出力回路5は、NPNトランジスタQ
15,Q16、抵抗R5から構成される。トランジスタQ16
は、ベースにバイアス電圧源2bからバイアス電圧VBB
2 が印加され、エミッタが抵抗R5を介して接地され、
コレクタがトランジスタQ15のエミッタに接続される。
トランジスタQ16及び抵抗R5は、定電流回路を構成し
ており、トランジスタQ15のエミッタから定電流を引き
込む。
【0012】トランジスタQ15は、ベースが利得制御回
路4の抵抗Rc2とトランジスタQ13のコレクタとの接続
点に接続され、コレクタには電源電圧Vccが印加され、
エミッタがトランジスタQ16のコレクタに接続される。
また、トランジスタQ15のエミッタとトランジスタQ6
のコレクタとの接続点は、出力端子TOUT か接続され
る。出力回路5は、利得制御回路4から出力される信号
を出力端子TOUT から出力する。
【0013】ここで、差動増幅回路部の最大アンプゲイ
ンAn(max )は、抵抗RB に流れる最大の電流をI0
とすると、最大の入力電圧VIN(MAX) は(RB ×I0
)、このときの最大の出力電圧VOUT(MAX)は、抵抗RC
1,RC2をRC1=RC2=RC とすると、(RC ×I0 )
で表せるので、
【0014】
【数1】
【0015】で決定される。また、トランジスタQ13の
コレクタ電位、すなわち、出力電位VC4は、抵抗RC2
に流れる電流をI0 とすると、 VC4=Vcc−RC ×I0 ・・・(2) で決定される。なお、このとき、I3 =I4 =I0 とす
る。
【0016】さらに、入力ダイナミックレンジDR は、
最大の電流I0 とすると、 DR =2×RB ×I0 ・・・(3) で決定される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の可変
利得増幅回路1では、式(1)により最大アンプゲイン
An(max )が決定され、式(2)によりトランジスタ
Q13のコレクタ電位が決定され、式(3)により入力ダ
イナミックレンジDR が決定される。このとき、式
(2)には最大アンプゲインAn(max )を決定する抵
抗RC が含まれ、式(3)には最大アンプゲインAn
(max )を決定する抵抗RB が含まれる。
【0018】ここで、入力ダイナミックレンジを決定す
ると、抵抗RB が決定される。このため、最大アンプゲ
インAn(max )を所望のゲインに設定しようとする
と、抵抗RC1,RC2(=RC )により設定する必要があ
る。しかしながら、式(2)に示すようにトランジスタ
Q13のコレクタ電位は、電源電位Vcc、抵抗RC 、電流
I0 で決定され、電流I0 は入力ダイナミックレンジD
R 決定時に既に決定されているので、抵抗RC によって
決定される。ところが、式(2)に示されるコレクタ電
位VC4によりトランジスタQ13の飽和電位が決定される
ので、抵抗RC は制限される。よって、最大アンプゲイ
ンAnが制限されてしまう。
【0019】図4に従来の可変利得増幅回路の一例の電
流I0 に対する電流I0 ’の特性図を示す。抵抗RB を
増加させ、電流I3 ,I4 (=I0 )を増加させる。電
流I3 ,I4 が増加することにより、利得制御回路部4
のトランジスタQ11〜Q14のエミッタ電流が増加する。
【0020】利得制御回路部4のトランジスタQ11〜Q
14のエミッタ電流が増加することにより、図4に示すよ
うにトランジスタQ11〜Q14のコレクタ電流IC1,IC
2、すなわち、電流I0 ’が増加する。利得制御回路部
4のトランジスタQ11〜Q14のコレクタ電流IC1,IC
2、すなわち、電流I0 ’が増加するとと言うことは、
利得制御回路部4のトランジスタQ11〜Q14のコレクタ
電位VC4が低減するということである。
【0021】したがって、入力ダイナミックレンジDR
を所望のレンジに設定しようとして、抵抗RB を増加さ
せ、電流I3 ,I4 (=I0 )を必要以上に増加させる
と、利得制御回路部4のトランジスタQ11〜Q14のエミ
ッタ電流が増加し、コレクタ電位VC4が低減して、トラ
ンジスタQ11〜Q14が飽和してしまう。よって、入力ダ
イナミックレンジを所望のレンジ設定できない。
【0022】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ゲインのダイナミックレンジと入力信号の動作点と
を自由に設定させることができる可変利得増幅回路を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、入
力信号に応じて出力電流を制御し、出力信号を制御する
出力制御手段と、利得制御信号に応じて該出力制御手段
に供給する電流を制御し、利得を制御する利得制御手段
とを有する可変利得増幅回路において、前記出力制御手
段に前記入力信号の動作点に応じた定電流を前記利得制
御手段から前記出力制御手段に供給する電流に付加して
供給する定電流回路を有することを特徴とする。
【0024】請求項1によれば、定電流回路により出力
制御手段に対して入力信号の動作点に応じた定電流を利
得制御手段から出力制御手段に定常的に供給する電流に
付加して供給することにより、利得制御信号を限界付近
にしたときでも、定電流回路により出力制御手段に定電
流を供給するので、入力信号により出力制御手段が制御
されることにより、出力制御手段に供給される電流が制
御され、利得制御手段が飽和してしまうことがないた
め、入力ダイナミックレンジを自由に設定できる。
【0025】請求項3は、前記出力制御手段が、ベース
に前記入力信号が供給される第1のトランジスタと、ベ
ースにバイアス電圧が供給される第2のトランジスタ
と、前記第1のトランジスタのエミッタから定電流を引
き込む第1の定電流源と、前記第2のトランジスタのエ
ミッタから定電流を引き込む第2の定電流源と、前記第
1のトランジスタのエミッタと前記第2のトランジスタ
のエミッタとの間に接続され、差動電圧を発生する負荷
抵抗とから構成され、前記利得制御手段は、エミッタが
前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、ベース
が前記利得制御信号の非反転電位とされた第3のトラン
ジスタと、エミッタが前記第1のトランジスタのコレク
タに接続され、ベースが前記利得制御信号の反転電位と
された第4のトランジスタと、エミッタが前記第2のト
ランジスタのコレクタに接続され、ベースが前記利得制
御信号の非反転電位とされた第5のトランジスタと、エ
ミッタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続さ
れ、ベースが前記利得制御信号の反転電位とされた第6
のトランジスタと、前記第3のトランジスタのコレクタ
及び前記第6のトランジスタのコレクタが一端に接続さ
れ、他端が電源電位に接続された第1の抵抗と、前記第
4のトランジスタのコレクタ及び前記第5のトランジス
タのコレクタが一端に接続され、他端が電源電位に接続
された第2の抵抗とから構成され、前記定電流回路は、
前記第1のトランジスタのコレクタと前記第3及び第4
のトランジスタのエミッタとの接続点に定電流を供給
し、前記第2のトランジスタのコレクタと前記第5及び
第6のトランジスタのエミッタとの接続点に定電流を供
給することを特徴とする。
【0026】請求項3によれば、利得制御手段の第3〜
第6のトランジスタのエミッタ電流を増加、すなわち、
第3〜第6のトランジスタのコレクタ電位を低減させる
ことなく、出力制御手段の負荷抵抗RB に流れる電流を
増加させ、入力ダイナミックレンジを大きく設定できる
ので、利得制御手段の第3〜第6のトランジスタを飽和
させることがなく、出力制御手段の入力ダイナミックレ
ンジを自由に設定できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に本発明の可変利得増幅回路
の一実施例の回路構成図を示す。同図中、図3と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。本実
施例の可変利得増幅回路100は、差動増幅回路部3と
利得制御部4との接続点に定電流を供給する定電流回路
110を設けてなる。
【0028】定電流回路110は、PNPトランジスタ
Q21〜Q23、NPNトランジスタQ24、抵抗R21〜R24
から構成され、いわゆる、カレントミラー回路を構成し
ている。トランジスタQ24は、ベースがバイアス電圧源
2bに接続され、エミッタが抵抗R24を介して接地さ
れ、コレクタがトランジスタQ21のコレクタ及びベース
に接続される。トランジスタQ24は、ベースに印加され
るバイアス電圧VBB2 に応じてコレクタから所定の電流
を引き込む。
【0029】トランジスタQ21は、コレクタ及びベース
がトランジスタQ24のコレクタに接続され、エミッタに
は抵抗R21を介して電源電位Vccが印加される。トラン
ジスタQ22は、ベースがトランジスタQ21のベースに接
続され、エミッタには抵抗R22を介して電源電位Vccが
印加される。トランジスタQ23は、ベースがトランジス
タQ21のベースに接続され、エミッタには抵抗R23を介
して電源電位Vccが印加される。
【0030】トランジスタQ24のコレクタから引き込ま
れる電流に応じてトランジスタQ21〜Q23がオンし、ト
ランジスタQ22,Q23のコレクタから定電流I5 ,I6
が出力される。定電流回路110のトランジスタQ22の
コレクタは、差動増幅回路部3のトランジスタQ7 と利
得制御回路部4のトランジスタQ11,Q12のエミッタと
の接続点に接続される。また、定電流回路110のトラ
ンジスタQ23のコレクタは、差動増幅回路部3のトラン
ジスタQ8 と利得制御回路部4のトランジスタQ13,Q
14のエミッタとの接続点に接続される。
【0031】定電流回路110で生成された定電流I5
は、差動増幅回路部3のトランジスタQ7 と利得制御回
路部4のトランジスタQ11,Q12のエミッタとの接続点
に供給される。また、定電流回路110で生成された出
力定電流I6 は、差動増幅回路部3のトランジスタQ8
と利得制御回路部4のトランジスタQ13,Q14のエミッ
タとの接続点に供給される。
【0032】このとき、定電流I5 ,I6 は、差動増幅
回路部3のトランジスタQ7,Q8のコレクタに供給さ
れる。よって、利得制御回路部4のトランジスタQ11〜
Q14のエミッタから引き込まれる電流を抑制できる。利
得制御回路部4のトランジスタQ11〜Q14のエミッタか
ら引き込まれる電流を抑制することにより、式(3)の
電流I0 を増加することができる。しかしながら、式
(2)の電流I0 ’を増加させることない。このため、
式(2)のトランジスタQ13のコレクタ電位VC4を増加
させることなく、入力ダイナミックレンジDR 、及び、
最大アンプゲインAnに設定できる。
【0033】図2に本発明の一実施例の電流I0 に対す
る電流I0 ’の特性図を示す。抵抗RB はそのままで、
電流I5 ,I6 を増加させる。電流I5 ,I6 が増加す
ることにより、電流I3 ,I4 、すなわち、電流I0 が
増加する。しかし、電流I0 が増加した場合でも、図2
に示すように利得制御回路4のトランジスタQ11〜Q14
のコレクタから供給される電流、すなわち、電流I0 ’
の増加を抑制でき、電流I0 ’を一定にできる。
【0034】よって、利得制御回路4のトランジスタQ
11〜Q14のコレクタ電位VC4の低減を抑制できるので、
トランジスタQ11〜Q14が低減することがない。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、定電流回
路により出力制御手段に対して入力信号の動作点に応じ
た定電流を利得制御手段から出力制御手段に定常的に供
給する電流に付加して供給することにより、利得制御信
号を所望のダイナミックレンジとしたときでも所望の動
作点で動作させることができる等の特長を有する。
【0036】請求項3によれば、利得制御手段の第3〜
第6のトランジスタのエミッタ電流を増加、すなわち、
第3〜第6のトランジスタのコレクタ電位を低減させる
ことなく、出力制御手段の負荷抵抗RB に流れる電流を
増加させ、入力ダイナミックレンジを大きく設定できる
ので、利得制御手段の第3〜第6のトランジスタを飽和
させることがなく、出力制御手段の入力ダイナミックレ
ンジを自由に設定できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変利得増幅回路の一実施例の回路構
成図である。
【図2】本発明の可変利得増幅回路の一実施例の電流I
0 に対する電流I0 ’の特性図である。
【図3】従来の可変利得増幅回路の一例の回路構成図で
ある。
【図4】従来の可変利得増幅回路の一例の電流I0 に対
する電流I0 ’の特性図である。
【符号の説明】
2 制御電圧入力回路部 3 差動増幅回路部 4 利得制御回路部 5 出力回路部 100 可変利得増幅回路 110 定電流回路 Q21〜Q23 PNPトランジスタ Q24 NPNトランジスタ R21〜R24 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に応じて出力電流を制御し、出
    力信号を制御する出力制御手段と、利得制御信号に応じ
    て該出力制御手段に供給する電流を制御し、利得を制御
    する利得制御手段とを有する可変利得増幅回路におい
    て、 前記出力制御手段に前記入力信号の動作点に応じた定電
    流を前記利得制御手段から前記出力制御手段に供給する
    電流に付加して供給する定電流回路を有することを特徴
    とする可変利得増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記定電流回路は、入力ダイナミックレ
    ンジ及びアンプゲインに応じて前記定電流が設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は、ベースに前記入力
    信号が供給される第1のトランジスタと、 ベースにバイアス電圧が供給される第2のトランジスタ
    と、 前記第1のトランジスタのエミッタから定電流を引き込
    む第1の定電流源と、 前記第2のトランジスタのエミッタから定電流を引き込
    む第2の定電流源と、 前記第1のトランジスタのエミッタと前記第2のトラン
    ジスタのエミッタとの間に接続され、差動電圧を発生す
    る負荷抵抗とから構成され、 前記利得制御手段は、エミッタが前記第1のトランジス
    タのコレクタに接続され、ベースが前記利得制御信号の
    非反転電位とされた第3のトランジスタと、 エミッタが前記第1のトランジスタのコレクタに接続さ
    れ、ベースが前記利得制御信号の反転電位とされた第4
    のトランジスタと、 エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続さ
    れ、ベースが前記利得制御信号の非反転電位とされた第
    5のトランジスタと、 エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続さ
    れ、ベースが前記利得制御信号の反転電位とされた第6
    のトランジスタと、 前記第3のトランジスタのコレクタ及び前記第6のトラ
    ンジスタのコレクタが一端に接続され、他端が電源電位
    に接続された第1の抵抗と、 前記第4のトランジスタのコレクタ及び前記第5のトラ
    ンジスタのコレクタが一端に接続され、他端が電源電位
    に接続された第2の抵抗とから構成され、 前記定電流回路は、前記第1のトランジスタのコレクタ
    と前記第3及び第4のトランジスタのエミッタとの接続
    点に定電流を供給し、前記第2のトランジスタのコレク
    タと前記第5及び第6のトランジスタのエミッタとの接
    続点に定電流を供給することを特徴とする請求項1又は
    2記載の可変利得増幅回路。
JP9206942A 1997-07-31 1997-07-31 可変利得増幅回路 Pending JPH1155052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475405B1 (ko) * 2002-07-30 2005-03-10 한국과학기술원 보상회로를 갖는 가변이득증폭기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475405B1 (ko) * 2002-07-30 2005-03-10 한국과학기술원 보상회로를 갖는 가변이득증폭기

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