JPH1154947A - ストラップ取付構造 - Google Patents

ストラップ取付構造

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JPH1154947A
JPH1154947A JP20692697A JP20692697A JPH1154947A JP H1154947 A JPH1154947 A JP H1154947A JP 20692697 A JP20692697 A JP 20692697A JP 20692697 A JP20692697 A JP 20692697A JP H1154947 A JPH1154947 A JP H1154947A
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JP
Japan
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case
holes
strap
pair
bottom wall
Prior art date
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JP20692697A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Utena
博之 台
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、筐体における内部スペース
の有効利用を図り、もって携帯機器における外観の小型
化を達成し得るストラップ取付構造の提供にある。 【解決手段】 本発明のストラップ取付構造は、背面ケ
ース12に一対の貫通孔12T、12Tとリブ12Rと
を形成する一方、前面ケース11に一対の貫通孔12
T、12Tに臨んで該一対の貫通孔12T、12Tを互
いに連通させて取付孔Hを画成する底壁11Bを設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯機器における筐体に、ストラップを取付けるためのス
トラップ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、PHS(パーソナル・ハンディー
フォン・システム)端末機や携帯電話機等の携帯機器
は、携帯時の利便を考慮して、筐体にストラップが取付
けられるよう構成されている。図11(a)のPHS端
末機Aでは、前面ケースA1に組み付けられる背面ケー
スA2の上部に、リブrと取付孔hとが形成されてお
り、この取付孔hに基端紐Saを挿通させてリブrに結
びつけることにより、ストラップ(ハンドストラップ)
Sが取付けられている。また、図11(b)のPHS端
末機Aでは、前面ケースA1に組み付けられる背面ケー
スA2のコーナー部に、リブrと取付孔hとが形成され
ており、この取付孔hに基端紐Saを挿通させてリブr
に結びつけることにより、ストラップSが取付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストラップ
Sの基端紐Saが容易に挿通するよう、取付孔hを連通
した一本の通路とする必要がある。そこで、図11
(a)のPHS端末機Aにおいては、図12および図1
3に示す如く、背面ケースA2に形成した肉厚部A2a
に取付孔hを設けており、また図11(b)のPHS端
末機Aにおいても、図14に示す如く、背面ケースA2
に形成した肉厚部A2aに取付孔hを設けているのであ
るが、どちらのPHS端末機Aにおいても、上記肉厚部
A2aが背面ケースA2の内方に大きく張り出す問題が
あった。また、何れのPHS端末機Aにおいても、背面
ケースA2との組付部における剛性を向上させる等の目
的から、正面ケースA1にはフランジfが形成されてお
り、このフランジfが上記肉厚部A2aの内方側に位置
することで、さらに大きな収容スペースを必要とするた
めに、上述した従来のストラップ取付構造では、PHS
端末機等、携帯機器の大型化を招く不都合があった。本
発明は上記実状に鑑みて、筐体における内部スペースの
有効利用を図り、もって携帯機器の小型化を達成し得る
ストラップ取付構造の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わるストラップ取付構造は、筐体を構成
する一方ケースと他方ケースとが互いに係合する組付部
において、一方ケースと他方ケースとのうち外方に位置
する側のケースに、一対の貫通孔を形成するとともに該
一対の貫通孔の間にリブを形成する一方、上記一方ケー
スと他方ケースとのうち内方に位置する側のケースに、
一対の貫通孔に臨み該一対の貫通孔を互いに連通させて
取付孔を画成する底壁を設けている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て、本発明を詳細に説明する。図1ないし図5は、本発
明に関わるストラップ取付構造を、携帯機器の1つであ
るPHS端末機に採用した例を示している。
【0006】このPHS端末機1の筐体10は、前面ケ
ース(一方ケース)11と、該前面ケース11に組付け
られる背面ケース(他方ケース)12、およびバッテリ
ーケース13とを具備しており、この筐体10の上部に
は、ストラップ(ハンドストラップ)Sが取り付けられ
ている。
【0007】ここで、上記ストラップSは、筐体10を
構成する前面ケース11と背面ケース12と組付部、す
なわち筐体10において、前面ケース11の背面側開口
縁部と、背面ケース12の前面側開口縁部とが、互いに
係合する部位に取り付けられている。
【0008】図2ないし図4に示す如く、背面ケース1
2における上部の周壁12W、詳しくは前面ケース11
と背面ケース12との組付部において、後述する前面ケ
ース11の壁部11Bに対し外方に位置する部位には、
一対の貫通孔12T、12Tが並置して形成されている
とともに、これら一対の貫通孔12T、12Tの間に
は、ストラップSを係止するためのリブ12Rが、周壁
12Wと一体に形成されている。
【0009】なお、各図から明らかなように、一対の貫
通孔12T、12Tは、周壁12Wの上面に突設された
側板12a、12aの間に開口し、またリブ12Rは、
その上面を側板12a、12aの中央上縁と面一に形成
されており、リブ12Rの下方には、貫通孔12T、1
2Tに亘るスペース12rが設けられている。
【0010】上述の如き構成は、リブ12Rの下方に十
分な大きさの取付孔H(後述)を画成することを可能と
しつつ、ストラップSの引張り力に十分耐え得るリブ1
2Rの強度を確保するためのものである。
【0011】一方、前面ケース11における上部の周壁
11Wの縁部には、背面ケース12の周壁12Wと係合
するフランジ11Fが形成されているとともに、底壁1
1Bが上記フランジ11Fの一部を張り出す態様で形成
されている。
【0012】上記底壁11Bは、背面ケース12の周壁
12Wに対する内方に位置しているとともに、その上面
には上記周壁12Wの貫通孔12T、12Tと、リブ1
2Rの下方のスペース12rとに臨む凹部11Rが形成
されている。
【0013】上記底壁11B、詳しくは底壁11Bに形
成された凹部11Rによって、一対の貫通孔12T、1
2Tは互いに連通されており、これら貫通孔12T、1
2Tとスペース12rと凹部11Rとによって、筐体1
0には一本の連通した取付孔Hが画成されている。
【0014】このように、背面ケース12に形成した一
対の貫通孔12T、12Tと、前面ケース11に形成し
た底壁11B(凹部11R)とによって、具体的には前
面ケースに形成されるフランジ11Fの肉厚を、取付孔
Hを画成するための領域として利用し、筐体10に取付
孔Hを画成したことよって、背面ケースに取付孔を形成
するための肉厚部を必要としていた従来の構造(図9参
照)と比較して、筐体の内部にストラップ取付構造を収
容するための大きなスペースを必要とせず、もってPH
S端末機1の可及的な小型化が達成されることとなる。
【0015】筐体10の取付孔Hには、ストラップSの
基端紐Saが挿通されており、この基端紐Saをリブ1
2Rに結び付けることで、筐体10にストラップSが取
り付けられている。
【0016】ストラップSを筐体10に取り付けるべ
く、取付孔Hを構成する一方の貫通孔12Tから基端紐
Saを挿入すると、この基端紐Saは凹部11Rに突き
当たって方向を変えたのち、他方の貫通孔12Tから抜
け出すことによって、取付孔Hに挿通されることとな
る。
【0017】ここで、図4および図5に示す如く、凹部
11Rにおいて相対向する開口縁部11Ra、11Ra
の間隔Lは、背面ケース12おける周壁12Wの内面に
開口する貫通孔12T、12Tの、相対向する縁部12
Ta、12Taの間隔Mよりも小さく設定されている。
【0018】これによって、上記凹部11Rにおける開
口縁部11Raが、貫通孔12Tにおける縁部12Ta
よりも内方に位置するため、取付孔HにストラップSの
基端紐Saを挿通する際、凹部11Rに突き当たって方
向を変えた基端紐Saの先端は、貫通孔12Tの縁部1
2Taに引っ掛かることがなく、スムーズに取付孔H凹
部を挿通できるので、ストラップSの取付け作業が極め
て容易に行える。
【0019】さらに、図5に示す如く、凹部11Rの長
手方向の縁部11Rb、11Rbをも、貫通孔12Tの
側方縁部12Tb、12Tbの内方に位置させるよう構
成することよって、更なる作業性の向上を達成すること
が可能となる。
【0020】図6および図7に示す他の実施例は、肉厚
に余裕の有る背面ケース12′の周壁12W′に、該周
壁12W′の上面から何ら突出させることなく、一対の
貫通孔12T′、12T′と、下方にスペース12r′
を有するリブ12R′とを形成する一方、前面ケース1
1′における底壁11B′に、上記貫通孔12T′、1
2T′を連通する凹部11R′を形成している。
【0021】なお、図6および図7に示した実施例の構
成は、図1から図5に示したPHS端末機1に対し、一
対の側壁12a、12aが形成されておらず、周壁12
W′の上面が平坦であること以外、基本的に変わるとこ
ろはないので、PHS端末機1の構成要素と同一の作用
を成す構成要素には、図6および図7中において、図1
から図5中の符号にダッシュ(′)を附すことで詳細な
説明は省略する。
【0022】図6および図7に示した実施例によれば、
背面ケース12′に形成した貫通孔12T′、12T′
と、前面ケース11′に設けた底壁11B′との組合せ
によって取付孔H′を画成しているので、図1〜図5に
示したPHS端末機1と同じく、外観の小型化を達成す
ることができる。
【0023】図8に示す他の実施例においては、前面ケ
ース11′における底壁11B′の凹部11R′を深く
形成する一方、背面ケース12′におけるリブ12R′
の上下面を周壁12W′と面一に形成しており、また、
図9に示す他の実施例では、肉厚に余裕の有る背面ケー
ス12′の周壁12W′に、一対の貫通孔12T′、1
2T′と、これら貫通孔12T′、12T′を連通する
スペース12r′を形成する一方、前面ケース11′に
おける底壁11B′には凹部を形成することなく、平板
な底壁11B′によって取付孔H′を画成するよう構成
されている。
【0024】なお、図8および図9に示した実施例の構
成は、図1から図5に示したPHS端末機1と基本的に
変わるところはないので、PHS端末機1の構成要素と
同一の作用を成す構成要素には、図8および図9中にお
いて、図1から図5中の符号にダッシュ(′)を附すこ
とで詳細な説明は省略する。
【0025】図8および図9に示した実施例によれば、
背面ケース12′に形成した貫通孔12T′、12T′
と、前面ケース11′に設けた底壁11B′との組合せ
によって取付孔H′を画成しているので、図1〜図5に
示したPHS端末機1と同じく、外観の小型化を達成す
ることができる。
【0026】一方、図10に示した他の実施例において
は、背面ケース12″のコーナー部に、一対の貫通孔1
2T″、12T″とリブ12R″とを形成するととも
に、前面ケース11″におけるフランジ11F″のコー
ナー部に、凹部11R″の形成された底壁11B″を設
けている。
【0027】なお、図10に示した実施例の構成も、取
付孔H″のレイアウト以外は、図1から図5に示したP
HS端末機1と基本的に変わらないので、PHS端末機
1の構成要素と同一の作用を成す構成要素には、図10
中において図1から図5中の符号にダブルダッシ
ュ(″)を附すことで詳細な説明は省略する。
【0028】図10に示す実施例においても、背面ケー
ス12″に形成した貫通孔12T″と、前面ケース1
1″に設けた底壁11B″との組合せによって取付孔
H″を画成しているので、図1〜図5に示したPHS端
末機1と同じく、外観の小型化を達成することができ
る。
【0029】なお、上述した何れの実施例においても、
背面ケースに一対の貫通孔を形成する一方、前面ケース
に上記貫通孔に臨む底壁を形成しているが、筐体の形状
等の諸条件によって、前面ケースに一対の貫通孔を形成
する一方、背面ケースに上記貫通孔に臨む底壁を形成し
得ることは勿論である。
【0030】また、本発明に関わるストラップ取付構造
は、実施例に示したPHS端末機のみならず、例えば携
帯電話機等、各種の各種携帯機器を対象としたストラッ
プ取付構造としても有効に適用し得ることは言うまでも
ない。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わるス
トラップ取付構造は、筐体を構成する一方ケースと他方
ケースとが互いに係合する組付部において、一方ケース
と他方ケースとのうち外方に位置する側のケースに、一
対の貫通孔を形成するとともに該一対の貫通孔の間にリ
ブを形成する一方、上記一方ケースと他方ケースとのう
ち内方に位置する側のケースに、一対の貫通孔に臨み該
一対の貫通孔を互いに連通させて取付孔を画成する底壁
を設けている。上記構成によれば、取付孔を構成する一
対の貫通孔と、この貫通孔に臨んで該一対の貫通孔を互
いに連通させる底壁とを、筐体を構成する一方ケースと
他方ケースとに分割して形成したことで、筐体を構成す
る一方ケースにのみ取付孔を形成するための肉厚部を設
けていた従来の構造と比較して、筐体の内部にストラッ
プ取付構造を収容するための大きなスペースを必要とし
ない。したがって、本発明に関わるストラップ取付構造
によれば、筐体の内部スペースを有効に利用することが
でき、もって携帯機器の可及的な小型化を達成すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるストラップ取付構造を採用した
携帯機器の全体外観図。
【図2】本発明に関わるストラップ取付構造を採用した
携帯機器の前面ケースと背面ケースとの分解斜視図。
【図3】図1中のIII−III線断面図。
【図4】図3中のIV−IV線断面図。
【図5】図4中のV−V線断面図。
【図6】本発明に関わるストラップ取付構造の他の実施
例を採用した携帯機器の前面ケースと背面ケースとの分
解斜視図。
【図7】本発明に関わるストラップ取付構造の他の実施
例を示す概念的な断面図。
【図8】本発明に関わるストラップ取付構造の他の実施
例を示す概念的な断面図。
【図9】本発明に関わるストラップ取付構造の他の実施
例を示す概念的な断面図。
【図10】本発明に関わるストラップ取付構造の他の実
施例を示す概念的な断面図。
【図11】(a)および(b)は従来のストラップ取付
構造を採用した携帯機器の全体外観図。
【図12】図11(a)中のXII−XII線断面図。
【図13】図12中のXIII−XIII線断面図。
【図14】図11(b)中のXIV−XIV線断面図。
【符号の説明】
1…PHS端末機(携帯機器)、 10…筐体、 11…前面ケース(一方ケース)、 11F…フランジ 11B…底壁、 11R…凹部、 11Ra…開口縁部、 12…背面ケース(他方ケース)、 12T…貫通孔、 12R…リブ H…取付孔、 S…ストラップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機器の筐体に、ストラップの挿通す
    る取付孔とストラップを係止するリブとを設けて成るス
    トラップ取付構造であって、 筐体を構成する一方ケースと他方ケースとが互いに係合
    する組付部において、上記一方ケースと他方ケースとの
    うち外方に位置する側のケースに、一対の貫通孔を形成
    するとともに該一対の貫通孔の間にリブを形成する一
    方、上記一方ケースと他方ケースとのうち内方に位置す
    る側のケースに、上記一対の貫通孔に臨み該一対の貫通
    孔を互いに連通させて上記取付孔を画成する底壁を設け
    て成ることを特徴とするストラップ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記組付部において内方に位置する側の
    ケースの上記底壁に、上記一対の貫通孔に臨むことによ
    って上記取付孔を画成する凹部を形成するとともに、上
    記凹部における開口縁部を、上記組付部において外方に
    位置する側のケースの内面に開口する上記一対の貫通孔
    の縁部より内方に位置させたことを特徴とする請求項1
    記載のストラップ取付構造。
JP20692697A 1997-07-31 1997-07-31 ストラップ取付構造 Pending JPH1154947A (ja)

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Cited By (6)

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