JPH1154643A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH1154643A
JPH1154643A JP20340697A JP20340697A JPH1154643A JP H1154643 A JPH1154643 A JP H1154643A JP 20340697 A JP20340697 A JP 20340697A JP 20340697 A JP20340697 A JP 20340697A JP H1154643 A JPH1154643 A JP H1154643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
substrate
semiconductor device
active element
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20340697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3039463B2 (ja
Inventor
Kenichi Maruhashi
建一 丸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9203406A priority Critical patent/JP3039463B2/ja
Publication of JPH1154643A publication Critical patent/JPH1154643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039463B2 publication Critical patent/JP3039463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波特性が損なわれず、高い気密性で封止
された半導体装置を実現する。 【解決手段】 半導体集積回路基板2では、一面にトラ
ンジスタなどの能動素子が形成され、他面の所定の位置
に接地導体3、高周波電極パッド4、バイアス供給電極
パッド5が形成されている。一方、シリコン基板1の一
面に凹部6が形成されている。半導体集積回路基板2の
能動素子側の面と、シリコン基板1の凹部6側の面と
が、凹部6に能動素子が納まるように貼り合わせられ
る。凹部6の内部に、半導体集積回路基板2とシリコン
基板1とを貼り合わせた時の雰囲気が封止され、能動素
子が高い気密性で封止される。気密封止するために樹脂
を用いる必要がなく、樹脂の誘電体損失や寄生容量の増
大による高周波特性の劣化がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子に形成
された能動素子が気密封止された半導体装置及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置では、半導体素子、あ
るいは半導体素子を用いた高周波回路を有するものを基
板に実装する際に気密封止を行う必要が生じる場合があ
る。図10は、従来の半導体装置の一例を示す断面図で
ある。
【0003】従来の半導体装置では、図10に示される
ように、基板としての金属キャリア91の表面に半導体
素子92がマウントされている。金属キャリア91表面
における半導体素子92の周囲にスルー線路96が形成
され、スルー線路96の周囲に線路95が形成されてい
る。半導体素子92とスルー線路96との電気的な接続
や、スルー線路96と線路95との電気的な接続がボデ
ィングワイヤ97によって行われている。このような金
属キャリア91の、半導体素子92などが備えらた面
に、半導体素子92を覆うように上蓋93を接着するこ
とによって、気密封止が行われている。この場合、金属
キャリア91と上蓋93との間を貫通している線路95
を介して、入力信号及び出力信号のやりとり、またはバ
イアスの印加が行われる。
【0004】図11は、従来の半導体装置の別の例を示
す断面図である。図11に示される従来の半導体装置で
は、金属キャリア101の表面に半導体素子102がマ
ウントされており、基板としての金属キャリア101表
面における半導体素子102の周囲に、スルー線路10
3が形成されている。半導体素子102とスルー線路1
03とが内部配線104により電気的に接続されいてい
る。半導体素子102表面の、露出している部分や、内
部配線104表面の一部に樹脂105を形成し、半導体
素子102を樹脂105で覆うことによって気密封止が
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した従来の半導体装置では、上蓋93が金属キャリ
ア91に密着するように金属キャリア91の半導体素子
92側の面及び、上蓋93の接合面の面精度が良好であ
ることが必須となり、金属キャリア91及び上蓋93を
製作する際に優れた加工精度が要求される。その際、例
えば、上蓋93の材質がプラスチックまたはセラミック
などであると、高い加工精度を得ることは容易でなく、
また、上蓋93の材料として金属材料を用いた場合でも
価格が高くなってしまうなどの問題点がある。
【0006】また、図11に示した従来の半導体装置で
は、特に数GHzを越える高い周波数で、樹脂105の
誘電体損失や寄生容量の増大によって著しい高周波特性
の劣化が招かれるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点に鑑み、安価に、かつ、高周波特性が損なわれないよ
うに、気密封止された半導体装置及びその製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、一面に能動素子が形成された半導体素子
と、該半導体装置が実装される基板とを有する半導体装
置において、前記基板の一面に凹部が形成され、前記基
板の凹部側の面と、前記半導体素子の能動素子側の面と
が、前記凹部に前記能動素子が納まるように貼り合わさ
れていることを特徴とする。
【0009】上記の発明では、基板の凹部の内部には基
板と半導体素子とが貼り合わせられる時の雰囲気が封止
され、半導体素子の能動素子が気密封止される。
【0010】また、前記基板の材質として半導体が用い
られていることが好ましい。これにより、基板は、加工
精度の高い半導体の製造プロセスを経て形成されるた
め、基板の面精度が高くなり、基板と半導体素子との貼
り合わせ面で密着性が向上する。従って、能動素子の気
密封止で、高い気密性能が確保される。
【0011】さらに、前記半導体素子が集積回路である
ことが好ましい。
【0012】さらに、前記基板の凹部側の面と、前記半
導体素子の能動素子側の面とが金属を介して貼り合わさ
れていることが好ましい。
【0013】さらに、前記基板の凹部側の面と、前記半
導体素子の能動素子側の面とが有機化合物を介して貼り
合わされていることが好ましい。
【0014】さらに、前記基板の凹部側の面と、前記半
導体素子の能動素子側の面とがフォトレジストを介して
貼り合わされていることが好ましい。
【0015】さらに、前記半導体素子または前記基板の
少なくとも一部の面には、導電性の金属層が形成されて
いることが好ましい。これにより、半導体素子に形成さ
れた能動素子が導電性の金属層によってシールドされ
る。
【0016】さらに、前記基板の凹部の内壁には、導電
性の金属層が形成されていることが好ましい。これによ
り、半導体素子に形成された能動素子の凹部側が、凹部
の内壁に形成された導電性の金属層によって覆われ、そ
の導電性の金属層によって能動素子がシールドされる。
【0017】さらに、前記半導体素子の、前記能動素子
側と反対側の面に外部端子が形成され、前記半導体素子
に、該外部端子と前記能動素子とを電気的に接続するた
めのバイアホールまたはスルーホールが形成されている
ことが好ましい。これにより、外部端子を介して、能動
素子が半導体装置の外部と電気的に接続される。
【0018】さらに、前記基板の凹部の内部に柱状突起
部が形成され、該柱状突起部の先端が、前記半導体素子
または、前記半導体素子に形成された能動素子に接触し
ていることが好ましい。これにより、半導体素子及び能
動素子から発生した熱が、柱状突起部を介して基板から
半導体装置の外部へ放射され、高い放熱性を有する半導
体装置が得られる。
【0019】さらに、前記基板の凹部の内部に柱状突起
部が形成されると共に、該柱状突起部の先端面及び側面
に導電層が形成され、該導電層を介して前記半導体素子
と前記基板との間が電気的に接続されていることが好ま
しい。これにより、基板にも集積回路を形成して、その
基板の集積回路と、半導体素子の能動素子とを、外柱状
突起部の先端面及び側面に形成された導電層を介して電
気的に接続することができる。これにより、小型で、よ
り高密度に集積化された回路を有する半導体装置が得ら
れる。
【0020】さらに、前記基板の、前記凹部側と反対側
の面に外部端子が形成され、前記基板に、該外部端子
と、前記柱状突起部の先端面及び側面の前記導電層とを
電気的に接続するためのスルーホールが形成されている
ことが好ましい。これにより、基板の、半導体素子側と
反対側の面にも、半導体素子の能動素子と電気的に接続
された外部端子を形成することができる。
【0021】また、本発明は、第1の半導体基板の一面
に、第2の半導体基板の一面に形成された複数の能動素
子の各々に対応する凹部を複数形成する工程と、前記第
2の半導体基板の各能動素子が、各能動素子に対応する
凹部に納まるように前記第1の半導体基板と前記第2の
半導体基板とを貼り合わせる工程と、前記第1及び第2
の半導体基板が貼り合わされたものをチップに分割する
工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
【0022】上記の発明では、凹部が形成された第1の
半導体基板の一部と、能動素子が形成された第2の半導
体基板の一部とが、凹部に能動素子が納められるように
貼り合わされて成る半導体装置が製造される。従って、
能動素子が凹部に納められて気密封止された半導体装置
が安価に、大量に製造される。
【0023】さらに、本発明は、第1の半導体基板の一
面に、第2の半導体基板の一面に形成された複数の能動
素子の各々に対応する凹部を複数形成する工程と、記第
2の半導体基板の各能動素子が、各能動素子に対応する
凹部に納まるように前記第1の半導体基板と前記第2の
半導体基板とを貼り合わせる工程と、前記第2の半導体
基板にスルーホールを形成する工程と、前記第1及び第
2の半導体基板が貼り合わされたものをチップに分割す
る工程とをこの順番で行うことを特徴とする。
【0024】上記の発明では、能動素子が凹部に納めら
れて気密封止されると共に、能動素子がスルーホールを
介して凹部の外部と電気的に接続される半導体装置が製
造される。
【0025】さらに、前記第1の半導体基板の一面に前
記凹部を複数形成する工程の前に前記第1の半導体基板
の他面にサファイア基板を貼り合わせて前記第1の半導
体基板の一面に前記凹部を複数形成した後、前記第1の
半導体基板の凹部側の面にスクライブ線を形成し、前記
第1及び第2の半導体基板を貼り合わせる工程を行う際
に、前記サファイア基板及び前記スクライブ線を通して
前記第2の半導体基板の能動素子側の面を透視して前記
第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを目合わせ
することが好ましい。このような半導体装置の製造方法
では、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを貼り合
わせる際、第1の半導体基板の凹部に第2の半導体基板
の能動素子を納めるために、高い目合わせの精度が得ら
れる。
【0026】さらに、前記第1及び第2の半導体基板を
貼り合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の
凹部側の面の、凹部以外の部分に金属層を形成し、該金
属層を介して前記第1及び第2の半導体基板を貼り合わ
せることが好ましい。
【0027】さらに、前記第1の半導体基板の凹部の内
壁に、さらに金属層を形成することが好ましい。
【0028】さらに、前記第1及び第2の半導体基板を
貼り合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の
凹部側の面の、凹部以外の部分に有機化合物を形成し、
該有機化合物を介して前記第1及び第2の半導体基板を
貼り合わせることが好ましい。
【0029】さらに、前記第1及び第2の半導体基板を
貼り合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の
凹部側の面の、凹部以外の部分にフォトレジストを形成
し、該フォトレジストを介して前記第1及び第2の半導
体基板を貼り合わせることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態の半導体装置を説明するための斜視図であ
る。図1(a)では、本実施形態の半導体装置が分解さ
れた状態が示されており、図1(b)では、本実施形態
の半導体装置の、図1(a)に示された状態から組み立
てられた状態が示されている。
【0032】本実施形態の半導体装置では、図1(a)
に示すように、半導体素子である半導体集積回路基板2
の、シリコン基板1側と反対側の面に、接地導体3、高
周波信号電極パッド4及びバイアス供給電極パッド5が
それぞれ、所望の位置に形成されている。半導体集積回
路基板2のシリコン基板1側の面には、トランジスタ
(不図示)などの能動素子が形成されている。接地導体
3、高周波信号電極パッド4及び、バイアス供給電極パ
ッド5はそれぞれ、半導体集積回路基板2の所定の位置
に形成されたスルーホール(不図示)によって、半導体
集積回路基板2の能動素子側の面に形成されている電極
(不図示)と電気的に接続されている。一方、半導体集
積回路基板2が実装されるシリコン基板1の一面には凹
部6が形成されている。
【0033】図1(b)に示すように、本実施形態の半
導体装置では、シリコン基板1の凹部6側の面と、半導
体集積回路基板2の能動素子側の面とが、凹部6に半導
体集積回路基板2の能動素子が納まるように貼り合わさ
れている。この時、凹部6の内部に窒素ガスなどを導入
することにより、凹部6内に清浄な雰囲気が封止され
る。このように、気密封止を行うために樹脂を用いない
ので、樹脂の誘電体損失や寄生容量の増大による高周波
特性の劣化がない。
【0034】また、シリコン基板1及び半導体集積回路
基板2は共に半導体基板であるため、それらの基板は、
加工精度の高い半導体の製造プロセスを経て製作され、
それぞれの貼り合わせ面の面精度が良好である。従っ
て、凹部6の高い気密性能を確保することができる。シ
リコン基板1の代わりに、その他の半導体基板または半
導体プロセスが適用可能な材料で形成された基板を用い
ることができる。凹部6が形成されたシリコン基板1に
集積回路を形成すれば、さらに高密度に集積化された半
導体装置が得られる。
【0035】次に、図1に示した半導体装置の製造方法
について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態
の半導体装置の製造方法を説明するための図である。本
実施形態の半導体装置は、図2に示される図(a)〜図
(e)の工程を経て製造される。
【0036】まず、図2(a)において、第1の半導体
基板であるシリコン基板712を形成する。
【0037】次に、図2(b)において、シリコン基板
712の表面に、フォトレジスト塗布、マスク露光及び
エッチング除去などの工程を経て、複数の凹部713を
形成する。それぞれの凹部713は、図2(c)に基づ
いて後述する、第2の半導体基板である半導体集積回路
基板715の一面に形成された複数の能動素子の各々と
対応している。
【0038】次に、図2(c)及び(d)において、別
の工程で作製された、一面に能動素子(不図示)が複数
形成された半導体集積回路基板715をシリコン基板7
12の凹部713側の面に貼りつける。この時、半導体
集積回路基板715の能動素子側の面をシリコン基板7
12の凹部713側の面に対向させ、半導体集積回路基
板715の各能動素子が、各能動素子に対応する凹部7
13に納まるように目合わせを行う。
【0039】次に、図2(e)において、半導体集積回
路基板715の、能動素子側と反対側の面に、スクライ
ブ線716を形成する。
【0040】その後、スクライブ線716でチップ分割
を行うことによって、図1に示したような構造の半導体
装置が製造される。
【0041】上述した半導体装置の製造方法によって、
基板に半導体素子を実装する際に基板の凹部に半導体素
子の能動素子が納められた半導体装置が得られる。ま
た、このような半導体装置の製造方法では、加工精度や
面精度が非常に高い半導体プロセスが用いられているた
め、優れた封止性能を有する半導体装置を安価で大量に
製造できる。従って、高周波特性が損なわれないように
気密封止された半導体装置を安価で大量に製造すること
ができる。
【0042】次に、図2を参照して説明した半導体装置
の製造方法の具体的な例について説明する。
【0043】まず、図2(a)及び図2(b)におい
て、シリコン基板712の一面に、AuSnをスパッタ
リング法により蒸着させる。シリコン基板712上のA
uSnの表面にフォトレジストを塗布し、そのフォトレ
ジストを、マスクを用いて露光した後、凹部713が形
成される領域のフォトレジストを除去する。フォトレジ
ストを除去することにより露出したAuSnを、ミリン
グにより除去する。これにより、シリコン基板712
の、凹部713が形成される領域で、シリコン基板71
2が露出する。そして、シリコン基板712の露出部分
に、ウェットエッチングにより複数の凹部713を形成
する。その後、シリコン基板712上のフォトレジスト
を除去する。この図2(a)及び図2(b)での工程に
より、シリコン基板712の一面に凹部713が形成さ
れると共に、シリコン基板712の一面の、凹部713
以外の部分にAuSnが残される。
【0044】次に、図2(c)及び図2(d)におい
て、別の工程で製造されたGaAsを主成分とする半導
体集積回路基板715を、シリコン基板712の凹部7
13側の面に貼り合わせる。ここで、半導体集積回路基
板715の一面には複数の能動素子が形成されており、
半導体集積回路基板715の能動素子側の面と、シリコ
ン基板712の凹部713側の面とを対向させ、各能動
素子が、各能動素子に対応する凹部713に納まるよう
に目合わせが行われる。また、半導体集積回路基板71
5の能動素子側の面での、シリコン基板712の凹部7
13に対応する部分を除く部分には、スパッタリング法
によりAuが蒸着されている。半導体集積回路基板71
5及びシリコン基板712の目合わせを行った後に、前
述したようにシリコン基板712の一面に残されたAu
Snや、半導体集積回路基板715の能動素子側の面に
蒸着されたAuを接着材として、摂氏300度の環境下
で熱圧着によってシリコン基板712と半導体集積回路
基板715とが接合される。その後、図示されていない
が、スルーホールの形成、及び外部端子と接地導体の形
成を行う。
【0045】次に、図2(e)において、半導体集積回
路基板715の、シリコン基板712側と反対側の面
に、ダイアモンドカッターなどでスクライブ線716を
形成する。
【0046】その後、スクライブ線716でチップ分割
を行うことによって半導体装置が製造される。
【0047】上述した半導体装置の製造方法では、フォ
トレジストをマスクとして用い、接着材となるAuSn
を残すと共に凹部713を形成したが、凹部713の形
成と、接着材の形成は別の工程で行ってもよい。
【0048】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
形態の半導体装置では、第1の実施形態と比較して、半
導体装置の製造方法が異なっている。以下では、半導体
装置の製造方法について図3及び図4を参照して説明す
る。
【0049】図3及び図4は、本実施形態の半導体装置
の製造方法を説明するための図である。本実施形態の半
導体装置は、図3及び図4に示される図(a)〜図
(f)の工程を経て製造される。
【0050】まず、図3(a)において、第1の半導体
基板であるシリコン基板812をサファイア基板811
の表面に貼りつける。
【0051】次に、図3(b)において、シリコン基板
812の、サファイア基板811側と反対側の面に、フ
ォトレジスト塗布、マスク露光及びエッチング除去など
の工程を経て、複数の凹部813を形成する。それぞれ
の凹部813は、図4(d)に基づいて後述する、第2
の半導体基板である半導体集積回路基板815の一面に
形成された複数の能動素子の各々と対応している。
【0052】次に、図3(c)において、シリコン基板
812の凹部813側の面に、フォトレジストまたは金
属膜をマスクにしてエッチング除去を行うことによって
第1のスクライブ線814を形成し、チップ分割する。
【0053】次に、図4(d)及び図4(e)におい
て、別の工程で作製された、一面に能動素子(不図示)
が複数形成された半導体集積回路基板815をシリコン
基板812の凹部813側の面に貼りつける。この時、
半導体集積回路基板815の能動素子側の面をシリコン
基板812の凹部813側の面に対向させ、半導体集積
回路基板815の各能動素子が、各能動素子に対応する
凹部813に納まるように目合わせを行う。この工程で
は、サファイア基板811の、シリコン基板812側と
反対側の面から、サファイア基板811及び第1のスク
ライブ線814を通して半導体集積回路基板815の能
動素子側の貼り合わせ面を透視できるので、高い目合わ
せ精度が得られる。
【0054】このシリコン基板812と半導体集積回路
基板815との目合わせの方法としては、サファイア基
板811及び第1のスクライブ線814を通して半導体
集積回路基板815の能動素子側の貼り合わせ面を透視
した時に、第1のスクライブ線814から半導体集積回
路基板815の回路を構成している素子が見えないよう
に、シリコン基板812及び半導体集積回路基板815
を位置決めする。あるいは、より正確に目合わせを行う
方法としては、半導体集積回路基板815の能動素子側
の貼り合わせ面の所定の位置に、目合わせを行うための
目印を予め形成しておく。半導体集積回路基板815に
形成される目印の位置としては、目合わせが完了した時
に、サファイア基板811の、シリコン基板812側と
反対側の面から、第1のスクライブ線814を通して半
導体集積回路基板815の目印が見えることが望まし
い。そして、サファイア基板811及び第1のスクライ
ブ線814を通して半導体集積回路基板815の能動素
子側の貼り合わせ面を透視して、半導体集積回路基板8
15の目印を観察しながらシリコン基板812及び半導
体集積回路基板815の位置決めを行う。
【0055】次に、図4(f)において、半導体集積回
路基板815の、能動素子側と反対側の面に、第2のス
クライブ線816を形成する。
【0056】その後、第2のスクライブ線816でチッ
プ分割を行うことによって半導体装置が製造される。
【0057】上述したように、本実施形態の半導体装置
の製造方法では、サファイア基板811に貼り付けられ
たシリコン基板812の凹部813を形成した後に、そ
のシリコン基板812の凹部813側の面に第1のスク
ライブ線814を形成する。従って、シリコン基板81
2の凹部813側の面と、半導体集積回路基板715の
能動素子側の面とを貼り合わせる際に、サファイア基板
811の、シリコン基板812側と反対側の面から、サ
ファイア基板811及び第1のスクライブ線814を通
して半導体集積回路基板815の能動素子側の面を透視
することで、高い目合わせ精度が得られる。
【0058】(第3の実施の形態)図5は、本発明の半
導体装置の第3の実施形態を示す断面図である。
【0059】本実施形態の半導体装置では、図5に示す
ように、半導体素子である半導体集積回路基板21のシ
リコン基板20側の面に、能動素子であるトランジスタ
22と、トランジスタ22と電気的に接続された配線2
3とが形成されている。半導体集積回路基板21の、ト
ランジスタ22側と反対側の面には、外部端子25及び
接地導体26が形成されている。また、半導体集積回路
基板21の所定の位置にはスルーホール24が形成され
ており、スルーホール24によって配線23と外部端子
25とが電気的に接続されている。さらに、半導体集積
回路基板21のトランジスタ22側の面には接地電極
(不図示)が形成されている。その接地電極は、半導体
集積回路基板21に形成された、スルーホール24と異
なる別のスルーホール(不図示)によって、接地導体2
6と電気的に接続されている。
【0060】一方、シリコン基板20の半導体集積回路
基板21側の面には凹部28が形成されている。このシ
リコン基板20の凹部28側の面と、半導体集積回路基
板21のトランジスタ22側の面とが、凹部28にトラ
ンジスタ22が納まるように接着材27を介して貼り合
わされている。接着材27としては、例えばAuSnな
どの金属や、フォトレジストなどの有機材料などが用い
られるが、接着の機能を有する材料であれば特に限定さ
れない。凹部28の内部には、半導体集積回路基板21
とシリコン基板20とを貼り合わせる際に、例えば乾燥
した窒素など、貼り合わせ時の雰囲気が封止されてい
る。
【0061】上述したように本実施形態の半導体装置で
は、半導体集積回路基板21のトランジスタ22がシリ
コン基板20の凹部28に納められて気密封止される。
半導体集積回路基板21及びシリコン基板20は、加工
精度が非常に高い半導体の製造プロセスを経て製造され
ているので、それらの基板の面精度は良好であり、半導
体集積回路基板21とシリコン基板20との密着性が向
上する。従って、優れた封止性能を有する半導体装置が
得られる。また、従来の半導体装置のように、気密封止
を行うために樹脂を用いる必要がないので、高周波特性
が損なわれないようにして気密封止された半導体装置が
得られる。
【0062】図6は、図5に示した半導体装置の変形例
を示す断面図である。図6に示される半導体装置は、図
5に示した半導体装置において、シリコン基板20の、
凹部28側と反対側の面や、シリコン基板20の側面、
及び半導体集積回路基板21の側面に、導電性の金属層
として接地導体36が形成されたものである。
【0063】図6に示した半導体装置では、半導体集積
回路基板21が接地導体26及び36によって覆われて
いるので、半導体集積回路基板21の、外部端子25が
形成された部分を除いて、接地導体26及び36によっ
て半導体集積回路基板21が外部から電気的にシールド
される。
【0064】図7は、図6に示した半導体装置の変形例
を示す断面図である。図7に示される半導体装置では、
シリコン基板40の半導体集積回路基板21側の面に凹
部48が形成されており、シリコン基板40の半導体集
積回路基板21側の面や、凹部48の内壁に、導電性の
金属層として接地導体47が形成されている。そのシリ
コン基板40の凹部48側の面と、半導体集積回路基板
21のトランジスタ22側の面とが、接地導体47を介
して貼り合わされている。そして、シリコン基板40
の、凹部48側と反対側の面や、シリコン基板40の側
面、及び半導体集積回路基板21の側面に接地導体46
が形成されている。接地導体46は、接地導体47の、
半導体装置の側面に露出した部分にも形成されるので、
接地導体46と接地導体47とが電気的に接続されてい
る。凹部48の内部には、例えば乾燥した窒素など、半
導体集積回路基板21とシリコン基板40とを貼り合わ
せた時の雰囲気が封止されている。
【0065】上記の半導体装置の接地導体47を形成す
る方法としては、第1の実施形態の図2(b)に示した
ようにシリコン基板712の凹部713を形成した後、
あるいは、第2の実施形態の図3(b)に示したように
シリコン基板812に凹部813を形成した後に、シリ
コン基板の凹部側の面や、凹部の内壁に導体金属を蒸着
させたり、導電性の有機材料を塗布したりする。
【0066】図7に示した半導体装置では、半導体集積
回路基板21が接地導体26,46,47によって覆わ
れているので、半導体集積回路基板21の、外部端子2
5が形成された部分を除いて、接地導体26,46,4
7によって半導体集積回路基板21が外部から電気的に
シールドされる。
【0067】(第4の実施の形態)図8は、本発明の半
導体装置の第4の実施形態を示す断面図である。本実施
形態の半導体装置では、図8に示すように、半導体素子
である半導体集積回路基板51のシリコン基板50側の
面に、能動素子であるトランジスタ52と、トランジス
タ52と電気的に接続された配線53とが形成されてい
る。半導体集積回路基板51の、トランジスタ52側と
反対側の面には、外部端子55及び接地導体56が形成
されている。また、半導体集積回路基板51の所定の位
置にはスルーホール54が形成されており、スルーホー
ル54によって配線53と外部端子55とが電気的に接
続されている。さらに、半導体集積回路基板51のトラ
ンジスタ52側の面には接地電極(不図示)が形成され
ている。その接地電極は、半導体集積回路基板51に形
成された、スルーホール54と異なる別のスルーホール
(不図示)によって、接地導体56と電気的に接続され
ている。
【0068】一方、シリコン基板50の半導体集積回路
基板51側の面には凹部59が形成され、その凹部59
内部の、トランジスタ52に対応する部分に、柱状突起
部58が形成されている。このシリコン基板50の凹部
59側の面と、半導体集積回路基板51のトランジスタ
52側の面とが、凹部59にトランジスタ52が納まる
ように接着材57を介して貼り合わされている。ここ
で、トランジスタ52に柱状突起部58の先端はトラン
ジスタ52に接触する。例えば、半導体集積回路基板5
1がGaAsで形成されている場合、半導体集積回路基
板51で発生した熱が柱状突起部58を経由して、熱伝
導率の高いシリコン基板50から効率よく放射される。
本実施形態では、トランジスタ52に柱状突起部58の
先端を接触させたが、半導体集積回路基板51のトラン
ジスタ52側の面に形成されたトランジスタなどの能動
素子の電極に柱状突起部58の先端を接触させてもよ
い。凹部59の内部には、第3の実施形態と同様に、半
導体集積回路基板51とシリコン基板50とを貼り合わ
せた時の雰囲気が封止されている。
【0069】上記の半導体装置の柱状突起部58を形成
する方法としては、第1の実施形態の図2を参照して半
導体装置の製造方法を具体的に説明したように、図2
(b)において、凹部713を形成するためにシリコン
基板712にフォトレジストを塗布してマスク露光を行
う際に、シリコン基板712表面の、凹部713が形成
される領域内における、柱状突起部を形成する部分に選
択的にフォトレジストを残す。そして、エッチング除去
を行うことにより、シリコン基板712の、フォトレジ
ストを残した部分に、図8に示したような柱状突起部5
8及び凹部59が形成される。
【0070】上述したように、本実施形態の半導体装置
では、凹部58内部の、トランジスタ52に対応する部
分に柱状突起部58が形成され、半導体集積回路基板5
1とシリコン基板50とを貼り合わせた際に、柱状突起
部58の先端がトランジスタ52に接触した状態となっ
ている。これにより、半導体集積回路基板51やトラン
ジスタ52で発生した熱が柱状突起部58を経由してシ
リコン基板50から放射されるので、放熱性が高い半導
体装置が得られる。
【0071】(第5の実施の形態)図9は、本発明の半
導体装置の第5の実施形態を示す断面図である。本実施
形態の半導体装置では、図9に示すように、半導体素子
である半導体集積回路基板602のシリコン基板601
側の面に、能動素子であるトランジスタ603と、トラ
ンジスタ603と電気的に接続された配線604とが形
成されている。半導体集積回路基板602の、トランジ
スタ603側と反対側の面には、外部端子606及び接
地導体607aが形成されている。また、半導体集積回
路基板602の所定の位置にはスルーホール605が形
成されており、スルーホール604によって配線604
と外部端子606とが電気的に接続されている。さら
に、半導体集積回路基板602のトランジスタ603側
の面には接地電極(不図示)が形成されている。その接
地電極は、半導体集積回路基板602に形成された、ス
ルーホール605と異なる別のスルーホール(不図示)
によって、接地導体607aと電気的に接続されてい
る。
【0072】一方、シリコン基板601の半導体集積回
路基板602側の面には凹部614が形成されている。
凹部614内部の、配線604に対応する部分に、柱状
突起部608が形成されている。シリコン基板601
の、凹部614側と反対側の面には、外部端子612及
び接地導体607bが形成されている。また、シリコン
基板601には、シリコン基板601の、外部端子61
2が形成された面から、凹部614の底面に貫通するス
ルーホール611が形成され、スルーホール611の一
端と外部電極612とが電気的に接続している。
【0073】このようなシリコン基板601の凹部61
4側の面と、半導体集積回路基板602のトランジスタ
603側の面とが、凹部614にトランジスタ603が
納まるように接着材613を介して貼り合わされてい
る。半導体集積回路基板602とシリコン基板601と
を貼り合わせる際、突起部608の先端面及び、突起部
608の側面、凹部614底面の、スルーホール611
が形成された部分に選択的に導電性接着材601を付着
させる。これにより、柱状突起部608の先端と配線6
04とが導電性接着材610を介して貼り合わせられる
と共に、配線604と外部端子612とが導電性接着材
610を介して電気的に接続される。
【0074】また、図9では示されていないが、半導体
集積回路基板602の接地導体607aと、シリコン基
板601の接地導体607bとが、必要に応じて、凹部
614の内部の、柱状突起部608と異なる柱状突起部
(不図示)の先端面及び側面に形成される導電性接着材
と、半導体集積回路基板602及びシリコン基板601
のそれぞれに形成されるスルーホール(不図示)とによ
って電気的に接続される。凹部614の内部には、半導
体集積回路基板602とシリコン基板601とを貼り合
わせた時の雰囲気が封止されている。
【0075】上記の半導体装置の導電性接着材610を
形成する方法としては、柱状突起部608を形成した
後、フォトマスク塗布、マスク露光、金属蒸着及び、リ
フトオフ法の工程を行うことによって、柱状突起部60
8の先端面及び側面や、凹部614の底面などに選択的
に導電性接着材610を形成する。また、スルーホール
611、外部端子612及び接地導体607bを形成す
る工程としては、第1の実施形態で半導体装置の製造方
法を説明した図2(d)の工程において、シリコン基板
712と半導体集積回路基板715とを貼り合わせた後
に、シリコン基板712の、半導体集積回路基板715
側と反対側の面にスルーホールや接地導体を形成すれば
よい。
【0076】上述したように、本実施形態の半導体装置
では、柱状突起部608の先端面及び側面や、凹部61
4の底面に形成された導電性接着材610を介して、半
導体集積回路基板602とシリコン基板601との間で
電気的な接続を行われる。シリコン基板601にも集積
回路を形成して、その集積回路と半導体集積回路基板6
02とを、凹部614内の柱状突起部を用いて電気的に
接続することにより、小型で高密度化された半導体装置
が得られる。
【0077】上述した第3〜第5の実施形態において、
図中では外部端子が2個しか示されていないが、信号用
及びバイアス用に多くの外部端子が形成されていてもよ
い。
【0078】また、第3〜第5の実施形態における半導
体装置に用いられた接着材としては、AuSnなどの金
属や、フォトレジストなどの有機材料などが用いられ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体素
子が貼り合わせられる基板の一面に凹部が形成され、基
板の凹部側の面と、半導体素子の、能動素子が形成され
た面とが、凹部に能動素子が納まるように貼り合わせら
れるので、凹部の内部に、その貼り合わせ時の雰囲気が
封止され、凹部によって能動素子が気密封止される。従
って、気密封止するために樹脂を用いる必要がないの
で、高周波特性の劣化がなく、気密封止された半導体装
置が得られるという効果がある。
【0080】また、上記の基板の材質として半導体が用
いられることにより、基板及び半導体素子は、加工精度
の高い半導体の製造プロセスを経て製作されるので、基
板及び半導体素子の面精度は良好である。その結果、高
い気密性が確保された半導体装置が得られるという効果
がある。
【0081】さらに、基板の凹部の内壁に導電性の金属
層を形成することにより、電気的に良好にシールドされ
た半導体装置が得られるという効果がある。
【0082】また、本発明は、半導体装置の製造方法に
おいて、一面に複数の凹部が形成された第1の半導体基
板と、一面に複数の能動素子が形成された第2の半導体
基板とを、各能動素子が、各能動素子に対応する凹部に
納まるように貼り合わせた後、チップ分割を行って半導
体装置を製造するので、凹部に能動素子が納められて気
密封止された半導体装置を安価で大量に製造することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体装置を説明す
るための斜視図である。
【図2】図1に示される半導体装置の製造方法を説明す
るための図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方
法を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方
法を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の半導体装置を示す断
面図である。
【図6】図1に示される半導体装置の変形例を示す断面
図である。
【図7】図6に示される半導体装置の変形例を示す断面
図である。
【図8】本発明の第4の実施形態の半導体装置を示す断
面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態の半導体装置を示す断
面図である。
【図10】従来の技術による半導体装置を示す断面図で
ある。
【図11】従来の技術による半導体装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1、20、40、50、601、712、812 シ
リコン基板 2、21、51、602、715、815 半導体集
積回路基板 3、26、36、46、47、56、607a、607
b 接地導体 4 高周波電極パッド 5 バイアス供給電極パッド 6、28、48、59、614、713、813 凹
部 22、52、603 トランジスタ 23、53、604 配線 24、54、605、611 スルーホール 25、55、606、612 外部端子 27、57、613 接着材 58、608 柱状突起部 610 導電性接着材 716 スクライブ線 811 サファイア基板 814 第1のスクライブ線 816 第2のスクライブ線

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に能動素子が形成された半導体素子
    と、該半導体素子が実装される基板とを有する半導体装
    置において、 前記基板の一面に凹部が形成され、前記基板の凹部側の
    面と、前記半導体素子の能動素子側の面とが、前記凹部
    に前記能動素子が納まるように貼り合わされていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記基板の材質として半導体が用いられ
    ている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子が集積回路である請求項
    1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記基板の凹部側の面と、前記半導体素
    子の能動素子側の面とが金属を介して貼り合わされてい
    る請求項1、2または3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記基板の凹部側の面と、前記半導体素
    子の能動素子側の面とが有機化合物を介して貼り合わさ
    れている請求項1、2または3に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記基板の凹部側の面と、前記半導体素
    子の能動素子側の面とがフォトレジストを介して貼り合
    わされている請求項1、2または3に記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記半導体素子または前記基板の少なく
    とも一部の面には、導電性の金属層が形成されている請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記基板の凹部の内壁には、導電性の金
    属層が形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体素子の、前記能動素子側と反
    対側の面に外部端子が形成され、前記半導体素子に、該
    外部端子と前記能動素子とを電気的に接続するためのバ
    イアホールまたはスルーホールが形成されている請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記基板の凹部の内部に柱状突起部が
    形成され、該柱状突起部の先端が、前記半導体素子また
    は、前記半導体素子に形成された能動素子に接触してい
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記基板の凹部の内部に柱状突起部が
    形成されると共に、該柱状突起部の先端面及び側面に導
    電層が形成され、該導電層を介して前記半導体素子と前
    記基板との間が電気的に接続されている請求項1〜9の
    いずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記基板の、前記凹部側と反対側の面
    に外部端子が形成され、前記基板に、該外部端子と、前
    記柱状突起部の先端面及び側面の前記導電層とを電気的
    に接続するためのスルーホールが形成されている請求項
    11に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 第1の半導体基板の一面に、第2の半
    導体基板の一面に形成された複数の能動素子の各々に対
    応する凹部を複数形成する工程と、前記第2の半導体基
    板の各能動素子が、各能動素子に対応する凹部に納まる
    ように前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板と
    を貼り合わせる工程と、前記第1及び第2の半導体基板
    が貼り合わされたものをチップに分割する工程とを少な
    くとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 第1の半導体基板の一面に、第2の半
    導体基板の一面に形成された複数の能動素子の各々に対
    応する凹部を複数形成する工程と、前記第2の半導体基
    板の各能動素子が、各能動素子に対応する凹部に納まる
    ように前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板と
    を貼り合わせる工程と、前記第2の半導体基板にスルー
    ホールを形成する工程と、前記第1及び第2の半導体基
    板が貼り合わされたものをチップに分割する工程とをこ
    の順番で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の半導体基板の一面に前記凹
    部を複数形成する工程の前に前記第1の半導体基板の他
    面にサファイア基板を貼り合わせて前記第1の半導体基
    板の一面に前記凹部を複数形成した後、前記第1の半導
    体基板の凹部側の面にスクライブ線を形成し、前記第1
    及び第2の半導体基板を貼り合わせる工程を行う際に、
    前記サファイア基板及び前記スクライブ線を通して前記
    第2の半導体基板の能動素子側の面を透視して前記第1
    の半導体基板と前記第2の半導体基板とを目合わせする
    請求項13または14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2の半導体基板を貼り
    合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の凹部
    側の面の、凹部以外の部分に金属層を形成し、該金属層
    を介して前記第1及び第2の半導体基板を貼り合わせる
    請求項13、14または15に記載の半導体装置の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の半導体基板の凹部の内壁
    に、さらに金属層を形成する請求項16に記載の半導体
    装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2の半導体基板を貼り
    合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の凹部
    側の面の、凹部以外の部分に有機化合物を形成し、該有
    機化合物を介して前記第1及び第2の半導体基板を貼り
    合わせる請求項13、14または15に記載の半導体装
    置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2の半導体基板を貼り
    合わせる工程を行う際に、前記第1の半導体基板の凹部
    側の面の、凹部以外の部分にフォトレジストを形成し、
    該フォトレジストを介して前記第1及び第2の半導体基
    板を貼り合わせる請求項13、14または15に記載の
    半導体装置の製造方法。
JP9203406A 1997-07-29 1997-07-29 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3039463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9203406A JP3039463B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9203406A JP3039463B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1154643A true JPH1154643A (ja) 1999-02-26
JP3039463B2 JP3039463B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=16473542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9203406A Expired - Fee Related JP3039463B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039463B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005506701A (ja) * 2001-10-17 2005-03-03 ハイマイト アクティーゼルスカブ 1つ又は複数のスルーホールを備えた半導体構造
JP2006173557A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Toshiba Corp 中空型半導体装置とその製造方法
JP2007013174A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte Ltd キャップ内でビアコンタクトを通って、ずらされたコンタクタへと延びる、fbarチップのウェハレベルパッケージングのためのコンタクトを形成する方法
JP2007042750A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2012028693A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2014513492A (ja) * 2011-05-05 2014-05-29 インテル コーポレイション 無線・電磁干渉を遮蔽する積層ダイパッケージのシリコン貫通ビア、及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005506701A (ja) * 2001-10-17 2005-03-03 ハイマイト アクティーゼルスカブ 1つ又は複数のスルーホールを備えた半導体構造
JP2006173557A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Toshiba Corp 中空型半導体装置とその製造方法
JP2007013174A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte Ltd キャップ内でビアコンタクトを通って、ずらされたコンタクタへと延びる、fbarチップのウェハレベルパッケージングのためのコンタクトを形成する方法
JP2007042750A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2012028693A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2014513492A (ja) * 2011-05-05 2014-05-29 インテル コーポレイション 無線・電磁干渉を遮蔽する積層ダイパッケージのシリコン貫通ビア、及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3039463B2 (ja) 2000-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6114635A (en) Chip-scale electronic component package
US3996603A (en) RF power semiconductor package and method of manufacture
US4246697A (en) Method of manufacturing RF power semiconductor package
JPH01166543A (ja) Vlsiのパッケージ
JPH0846073A (ja) 半導体装置
KR100420793B1 (ko) 파워마이크로웨이브하이브리드집적회로
JP3287408B2 (ja) 半導体装置および半導体基板貫通導体の形成方法
US4736273A (en) Power semiconductor device for surface mounting
JP3039463B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003007910A (ja) 半導体装置
CA1301949C (en) Device for interconnection and protection of a bare microwave componentchip
JPH1041420A (ja) 高周波デバイスパッケージ
JP2991168B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6884656B2 (en) Semiconductor device having a flip-chip construction
JPH03132101A (ja) 表面実装型半導体デバイスおよび方法
JP3601462B2 (ja) 電子部品のパッケージ構造
JP2970622B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0228335A (ja) モノリシック集積回路素子の製造方法
JP2000269384A (ja) マイクロ波・ミリ波回路装置及びその製造方法
JP2773685B2 (ja) 半導体装置
JP2001217280A (ja) 半導体実装構造
JP2666156B2 (ja) 高周波ic用フイルムキヤリア
JPH06104641A (ja) 表面実装型発振器
JP2520584B2 (ja) 半導体装置
JPH06196516A (ja) 半田塗布方法、半導体装置の製造方法およびスキージ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees