JPH1154168A - 建築物のアース構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は建築物の静電気を効率良く除去するこ
とを課題とする。 【解決手段】紡錘形状の導電性枠体７に左巻きコイル８
を支持したアース端末部４を地中に埋設し、建築物１所
定箇所と該コイル８とを導線３で接続することによっ
て、該建築物１内に蓄積した静電気を効率良く除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は建築物に蓄積される
静電気を除去するために適用される建築物のアース構造
に関するものである。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】家屋、コンビニエンス
ストア等の建築物の壁、床、天井等には最近合成樹脂、
合成繊維等の静電気を帯び易い材料が多用されている。
このような建築物の壁、床、天井等が静電気を帯びる
と、空気中に浮遊する細かいごみを吸着し、壁、床、天
井等が汚染されるし、また壁、床、天井等に吸着蓄積さ
れたごみが更に壁、床、天井等から剥離して空気を汚染
するおそれもある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、紡錘形状の導電性枠体
(7) に左巻きコイル(8) を支持したアース端末部(4) を
地中に埋設し、建築物(1) 所定箇所と該コイル(8) とを
導線(3) で接続した建築物(1) のアース構造を提供する
ものである。

【０００４】

【発明の実施の形態】本発明を図１および図２に示す一
具体例によって説明する。図１に示すのは建築物(1) で
あり、四方に鉄柱(2) が立設されている。該鉄柱(2) は
鉄筒体(2A)と、該鉄筒体(2A)内に充填されたコンクリー
ト(2B)とからなり、該コンクリート(2B)によって該鉄筒
体(2A)の騒音共鳴を抑止する。該コンクリート(2B)はπ
ウォーターを使用してセメントと骨材とを混練したもの
が望ましく、このようなコンクリート(2B)は鉄筒体(2A)
の腐食を防止する。該鉄柱(2) の地中埋設部分からは導
線(3) が差出され、該導線(3) は地中に充填されている
炭素粉(9) の中に埋設されているアース端末部(4) に接
続されている。

【０００５】該アース端末部(4) は図２および図３に示
すように、該導線(3) が接続される導電リング(6) が頂
部に設けられているポール(5) と、該ポール(5) から下
方に向けて広がるように差出されている紡錘形状の導電
性枠体(7) と、該枠体(7) に左巻きに巻着されているコ
イル(8) とからなり、該コイル(8) 根端はポール(5)に
接続されている。

【０００６】上記建築物(1) の壁、床、天井等に蓄積し
た静電気は鉄柱(2) および導線(3)を介してアース端末
部(4) に導かれる。該アース端末部(4) のコイル(8) は
左巻きにされているので、壁、床、天井等から静電気を
吸引し易く、更に枠体(7) は下方に向けて広がる紡錘形
状されているので、地中に静電気を分散させ易い。

【０００７】

【発明の効果】本発明では建築物の壁、床、天井等に蓄
積した静電気を効率良く除去することが出来、壁、床、
天井等の汚染を防止し、かつ建築物内の空気を清浄にす
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

図１〜図３は本発明の一具体例を示すものである。

【図１】建築物のアース構造の説明図

【図２】アース端末部の正面図

【図３】アース端末部の底面図

【符号の説明】

1 建築物 2 鉄柱 3 導線 4 アース端末部 6 導電リング 7 枠体 8 コイル 9 炭素粉

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】紡錘形状の導電性枠体に左巻きコイルを支
   持したアース端末部を地中に埋設し、建築物所定箇所と
   該コイルとを導線で接続したことを特徴とする建築物の
   アース構造
2. 【請求項２】該コイルは導線によって建築物の鉄柱に接
   続されている請求項１に記載の建築物のアース構造
3. 【請求項３】該アース端末部は地中に充填した炭素粉末
   中に埋設されている請求項１または２に記載の建築物の
   アース構造