JPH1153836A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH1153836A
JPH1153836A JP20693497A JP20693497A JPH1153836A JP H1153836 A JPH1153836 A JP H1153836A JP 20693497 A JP20693497 A JP 20693497A JP 20693497 A JP20693497 A JP 20693497A JP H1153836 A JPH1153836 A JP H1153836A
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JP
Japan
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data
area
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recorded
sector
Prior art date
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Pending
Application number
JP20693497A
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English (en)
Inventor
卓玄 ▲吉▼田
Takaharu Yoshida
Izumi Kawakami
和泉 川上
Eiji Ogami
英司 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1153836A publication Critical patent/JPH1153836A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ユーザデータが記録されている
か未記録かを正しく判断することができる。 【解決手段】 この発明は、1セクタ領域単位の同期コ
ードの検知タイミングでの同期コードの検知回数が所定
数以下の際に、未記録セクタを判断し、あるいは1セク
タ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再生信号
のレベルのサンプリング値が所定値以下の際に、未記録
セクタを判断し、1ブロック領域単位の未記録セクタ数
を計数し、この計数された1ブロック領域単位の未記録
セクタ数が所定数以上と判断され、再生信号によりデー
タの無しが判断された際に、上記ブロック領域のデータ
の未記録を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクに対
してデータを記録したり、上記光ディスクに記録されて
いるデータを再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、大容量記録媒体の光ディスクとし
て、ディジタル・ビデオ・ディスク(DVD)が開発さ
れ、この光ディスクにデータを記録したり、この光ディ
スクに記録されているデータを再生する光ディスク装置
が開発されている。
【0003】このような光ディスク装置では、複数のセ
クタからなるECCブロック単位で光ディスクにデータ
が記録されるようになっている。このECCブロック
は、あらかじめプリフォーマッティングされているヘッ
ダ部と後から記録されるデータ部とから構成されてい
る。
【0004】このような光ディスク装置では、複数フレ
ーム(26フレーム)からなるセクタ単位で光ディスク
にデータが記録されるようになっている。各フレームご
とに同期用のコードが付与されているとともに、セクタ
の先頭にアドレス用のセクタIDが付与されている。こ
れにより、フレームごとの同期やセクタごとの同期が取
られるようになっている。この場合、たとえば、91バ
イト(1456チャネルビット)後に、次のフレーム用
の同期コードが記録されるようになっている。この光デ
ィスク装置では、ホストコンピュータとしての光ディス
ク制御装置からの記録、再生の指示に基づいて処理され
るようになっている。
【0005】このため、光ディスク装置では、光ディス
ク制御装置からの記録、再生の指示が供給された際に、
対象となるECCブロックにユーザデータが記録されて
いるか否かの判断を正しく行う必要がある。
【0006】再生時には、対象とするECCブロックに
ユーザデータが記録されていないときは、オール0とい
うデータを光ディスク制御装置側に転送する。未記録の
ECCブロックを、再生しようとすると、正しく訂正で
きずエラーになるが、エラーを光ディスク制御装置側に
転送してはならず、未記緑領域を正しく検知し、前述の
0データを光ディスク制御装置側に転送しなければなら
ない。
【0007】記録時では、光ディスク制御装置から1E
CCブロック単位未満の長さのライトが指定された場
合、もしくは1ECCブロックの途中から記録するさい
には、リード モディファイ ライト処理が発生する。
このとき、対象とするECCブロックにすでにユーザデ
ータが記録されているときには、光ディスク制御装置側
から転送されてきたデータを加えて、ECCコードを作
成し、1ECCブロック単位で書き込みを行う。そこ
で、すでにユーザデータがかかれているにもかかわら
ず、このことを正しく検知できないとユーザデータを破
壊することになる。
【0008】また、リード モディファイ ライト処理
時にエラーが発生した場合、ユーザデータが壊れてエラ
ーとなったのか未記録でエラーとなったのかを区別して
いなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光ディス
クへのデータの記録あるいは光ディスクからのデータの
再生を行う際に、ユーザデータが記録されているか未記
録かを正しく判断することができる光ディスク装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、データが記録される同心円状あるいはスパイラル
状のトラックを有し、所定のトラック長からなり、かつ
トラック上における位置を示すアドレスデータが記録さ
れるアドレス領域と記録データが記録される複数のフレ
ームからなりこのフレームごとに同期コードが付与され
る記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域を、複数
個有するフォーマットが定義され、複数個のセクタ領域
のうちの所定数のセクタ領域の集まりから成り、これら
所定数のセクタ領域に記録される記録データを再生する
ためのエラー訂正データが、所定数のセクタ領域の集ま
りに対して一括して記録されるエラー訂正データ記録領
域を含むブロック領域単位で記録がなされる光ディスク
に対して、データを記録する、あるいは記録されている
データを再生するものにおいて、上記光ディスクに記録
されているデータを再生する再生手段、1セクタ領域単
位の同期コードの検知タイミングでの同期コードの検知
回数が所定数以上か否かにより未記録セクタを判断する
第1の判断手段、この第1の判断手段による1ブロック
領域単位の未記録セクタ数を計数する計数手段、この計
数手段により計数された1ブロック領域単位の未記録セ
クタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断手段、
上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
する第3の判断手段、および上記第2の判断手段により
1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上と判
断され、上記第3の判断手段によりデータの無しが判断
された際に、上記ブロック領域のデータの未記録を判断
する第4の判断手段から構成される。
【0011】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録する、あるいは記録されているデータを再生する
ものにおいて、上記光ディスクに記録されているデータ
を再生する再生手段、1セクタ領域単位の同期コードの
検知タイミングでの上記再生手段からの再生信号のレベ
ルのサンプリング値が所定値以上か否かにより未記録セ
クタを判断する第1の判断手段、この第1の判断手段に
よる1ブロック領域単位の未記録セクタ数を計数する計
数手段、この計数手段により計数された1ブロック領域
単位の未記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第
2の判断手段、記再生手段による再生信号によりデータ
の有無を判断する第3の判断手段、および上記第2の判
断手段により1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所
定数以上と判断され、上記第3の判断手段によりデータ
の無しが判断された際に、上記ブロック領域のデータの
未記録を判断する第4の判断手段から構成される。
【0012】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録する、あるいは記録されているデータを再生する
ものにおいて、上記光ディスクに記録されているデータ
を再生する再生手段、1セクタ領域単位の同期コードの
検知タイミングでの同期コードの検知回数が所定数以上
か否かにより未記録セクタを判断する第1の判断手段、
1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再
生信号レベルのサンプリング値が所定値以上か否かによ
り未記録セクタを判断する第2の判断手段、上記第1、
第2の判断手段による1ブロック領域単位の未記録セク
タ数を計数する計数手段、この計数手段により計数され
た1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上か
否かを判断する第3の判断手段、上記再生手段による再
生信号によりデータの有無を判断する第4の判断手段、
および上記第3の判断手段により1ブロック領域単位の
未記録セクタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判
断手段によりデータの無しが判断された際に、上記ブロ
ック領域のデータの未記録を判断する第5の判断手段か
ら構成される。
【0013】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録する、あるいは記録されているデータを再生する
ものにおいて、上記光ディスクに記録されているデータ
を再生する再生手段、1ブロック領域単位の1回の訂正
動作におけるエラー数が所定数以上か否かを判断する第
1の判断手段、1セクタ領域単位の同期コードの検知タ
イミングでの同期コードの検知回数が所定数以上か否か
により未記録セクタを判断する第2の判断手段、この第
2の判断手段による1ブロック領域単位の未記録セクタ
数を計数する計数手段、この計数手段により計数された
1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上か否
かを判断する第3の判断手段、上記再生手段による再生
信号によりデータの有無を判断する第4の判断手段、お
よび上記第1の判断手段により1ブロック領域単位の1
回の訂正動作におけるエラー数が所定数以上と判断さ
れ、上記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未
記録セクタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断
手段によりデータの無しが判断された際に、上記ブロッ
ク領域のデータの未記録を判断する第5の判断手段から
構成される。
【0014】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録する、あるいは記録されているデータを再生する
ものにおいて、上記光ディスクに記録されているデータ
を再生する再生手段、1ブロック領域単位の1回の訂正
動作におけるエラー数が所定数以上か否かを判断する第
1の判断手段、1セクタ領域単位の同期コードの検知タ
イミングでの上記再生手段からの再生信号のレベルのサ
ンプリング値が所定値以上か否かにより未記録セクタを
判断する第2の判断手段、この第2の判断手段による1
ブロック領域単位の未記録セクタ数を計数する計数手
段、この計数手段により計数された1ブロック領域単位
の未記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の
判断手段、上記再生手段による再生信号によりデータの
有無を判断する第4の判断手段、および上記第1の判断
手段により1ブロック領域単位の1回の訂正動作におけ
るエラー数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手
段により1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数
以上と判断され、上記第4の判断手段によりデータの無
しが判断された際に、上記ブロック領域のデータの未記
録を判断する第5の判断手段から構成される。
【0015】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録する、あるいは記録されているデータを再生する
ものにおいて、上記光ディスクに記録されているデータ
を再生する再生手段、1ブロック領域単位の1回の訂正
動作におけるエラー数が所定数以上か否かを判断する第
1の判断手段、1セクタ領域単位の同期コードの検知タ
イミングでの同期コードの検知回数が所定数以上か否か
により未記録セクタを判断する第2の判断手段、1セク
タ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再生信号
レベルのサンプリング値が所定値以上か否かにより未記
録セクタを判断する第3の判断手段、上記第2、第3の
判断手段による1ブロック領域単位の未記録セクタ数を
計数する計数手段、この計数手段により計数された1ブ
ロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上か否かを
判断する第4の判断手段、上記再生手段による再生信号
によりデータの有無を判断する第5の判断手段、および
上記第1の判断手段により1ブロック領域単位の1回の
訂正動作におけるエラー数が所定数以上と判断され、上
記第4の判断手段により1ブロック領域単位の未記録セ
クタ数が所定数以上と判断され、上記第5の判断手段に
よりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領域
のデータの未記録を判断する第6の判断手段から構成さ
れる。
【0016】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録するものにおいて、上記所定のブロック領域の1
ブロック領域に満たないセクタ領域に対する記録を行う
際に、対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域の
データを再生してエラー訂正データにより訂正処理を行
った後に、記録の対象外のセクタ領域の再生データと記
録データとにエラー訂正データを付与して記録する記録
処理を有し、上記対象とするブロック領域のすべてのセ
クタ領域のデータを再生する再生手段、1セクタ領域単
位の同期コードの検知タイミングでの同期コードの検知
回数が所定数以上か否かにより未記録セクタを判断する
第1の判断手段、この第1の判断手段による1ブロック
領域単位の未記録セクタ数を計数する計数手段、この計
数手段により計数された1ブロック領域単位の未記録セ
クタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断手段、
上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
する第3の判断手段、および上記第2の判断手段により
1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上と判
断され、上記第3の判断手段によりデータの無しが判断
された際に、上記ブロック領域のデータの未記録を判断
する第4の判断手段から構成される。
【0017】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録するものにおいて、上記所定のブロック領域の1
ブロック領域に満たないセクタ領域に対する記録を行う
際に、対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域の
データを再生してエラー訂正データにより訂正処理を行
った後に、記録の対象外のセクタ領域の再生データと記
録データとにエラー訂正データを付与して記録する記録
処理を有し、上記対象とするブロック領域のすべてのセ
クタ領域のデータを再生する再生手段、1セクタ領域単
位の同期コードの検知タイミングでの上記再生手段から
の再生信号のレベルのサンプリング値が所定値以上か否
かにより未記録セクタを判断する第1の判断手段、この
第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録セク
タ数を計数する計数手段、この計数手段により計数され
た1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上か
否かを判断する第2の判断手段、上記再生手段による再
生信号によりデータの有無を判断する第3の判断手段、
および上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の
未記録セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判
断手段によりデータの無しが判断された際に、上記ブロ
ック領域のデータの未記録を判断する第4の判断手段か
ら構成される。
【0018】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、データ
を記録するものにおいて、上記所定のブロック領域の1
ブロック領域に満たないセクタ領域に対する記録を行う
際に、対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域の
データを再生してエラー訂正データにより訂正処理を行
った後に、記録の対象外のセクタ領域の再生データと記
録データとにエラー訂正データを付与して記録する記録
処理を有し、上記対象とするブロック領域のすべてのセ
クタ領域のデータを再生する再生手段、1セクタ領域単
位の同期コードの検知タイミングでの同期コードの検知
回数が所定数以上か否かにより未記録セクタを判断する
第1の判断手段、1セクタ領域単位の同期コードの検知
タイミングでの再生信号レベルのサンプリング値が所定
値以上か否かにより未記録セクタを判断する第2の判断
手段、上記第1、第2の判断手段による1ブロック領域
単位の未記録セクタ数を計数する計数手段、この計数手
段により計数された1ブロック領域単位の未記録セクタ
数が所定数以上か否かを判断する第3の判断手段、上記
再生手段による再生信号によりデータの有無を判断する
第4の判断手段、および上記第3の判断手段により1ブ
ロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上と判断さ
れ、上記第4の判断手段によりデータの無しが判断され
た際に、上記ブロック領域のデータの未記録を判断する
第5の判断手段から構成される。
【0019】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記光ディス
クに記録されているデータを再生する再生手段、1セク
タ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同期コー
ドの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セクタを
判断する第1の判断手段、この第1の判断手段による1
ブロック領域単位の未記録セクタ数を計数する計数手
段、この計数手段により計数された1ブロック領域単位
の未記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の
判断手段、上記再生手段による再生信号によりデータの
有無を判断する第3の判断手段、および上記第2の判断
手段により1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定
数以上と判断され、上記第3の判断手段によりデータの
無しが判断された際に、上記ブロック領域のデータの未
記録を判断する第4の判断手段から構成される。
【0020】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記光ディス
クに記録されているデータを再生する再生手段、1セク
タ領域単位の同期コードの検知タイミングでの上記再生
手段からの再生信号のレベルのサンプリング値が所定値
以上か否かにより未記録セクタを判断する第1の判断手
段、この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未
記録セクタ数を計数する計数手段、この計数手段により
計数された1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定
数以上か否かを判断する第2の判断手段、上記再生手段
による再生信号によりデータの有無を判断する第3の判
断手段、および上記第2の判断手段により1ブロック領
域単位の未記録セクタ数が所定数以上と判断され、上記
第3の判断手段によりデータの無しが判断された際に、
上記ブロック領域のデータの未記録を判断する第4の判
断手段から構成される。
【0021】この発明の光ディスク装置は、データが記
録される同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有
し、所定のトラック長からなり、かつトラック上におけ
る位置を示すアドレスデータが記録されるアドレス領域
と記録データが記録される複数のフレームからなりこの
フレームごとに同期コードが付与される記録領域とを含
む複数の連続したセクタ領域を、複数個有するフォーマ
ットが定義され、複数個のセクタ領域のうちの所定数の
セクタ領域の集まりから成り、これら所定数のセクタ領
域に記録される記録データを再生するためのエラー訂正
データが、所定数のセクタ領域の集まりに対して一括し
て記録されるエラー訂正データ記録領域を含むブロック
領域単位で記録がなされる光ディスクに対して、記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記光ディス
クに記録されているデータを再生する再生手段、1セク
タ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同期コー
ドの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セクタを
判断する第1の判断手段、1セクタ領域単位の同期コー
ドの検知タイミングでの再生信号レベルのサンプリング
値が所定値以上か否かにより未記録セクタを判断する第
2の判断手段、上記第1、第2の判断手段による1ブロ
ック領域単位の未記録セクタ数を計数する計数手段、こ
の計数手段により計数された1ブロック領域単位の未記
録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断手
段、上記再生手段による再生信号によりデータの有無を
判断する第4の判断手段、および上記第3の判断手段に
より1ブロック領域単位の未記録セクタ数が所定数以上
と判断され、上記第4の判断手段によりデータの無しが
判断された際に、上記ブロック領域のデータの未記録を
判断する第5の判断手段から構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を示す光ディスクシステムを説明する。
【0023】図1に示す光ディスクシステム60は、記
録媒体としての光ディスク(DVD−RAM)1に対し
て集束光を用いてデータ(情報)を記録したり、上記光
ディスク1に記録されているデータを再生する光ディス
ク装置61と、上記光ディスク装置61に対する記録や
再生の指示を行う外部装置としてのホストコンピュータ
62とからなる。
【0024】上記光ディスク1は、同心円状あるいはス
パイラル状のグルーブおよびランドの両方を用いてデー
タの記録あるいは記録されているデータの再生が行わ
れ、マスタリング工程で記録マークにより所定間隔ごと
にアドレスデータが記録されている相変化形で書換え形
の光ディスクである。
【0025】上記光ディスク1は、図2、図3に示すよ
うに、リードインエリア2、データテスト用のゾーン、
ドライブテスト用のゾーン、ディスク識別データ用のゾ
ーン、および交替管理エリアとしての交替管理ゾーンに
より構成されている。
【0026】データエリア3は、半径方向に複数のトラ
ックからなる複数たとえば24のゾーン3a、…3xに
より構成されている。
【0027】リードアウトエリア4は、複数のトラック
からなり、上記書換え可能なデータゾーン6と同様に、
書換え可能なデータゾーンであり、データゾーン6の記
録内容と同じものが記録できるようになっている。
【0028】上記光ディスク1は、図3に示すように、
内側から順に、リードインエリア2のエンボスデータゾ
ーン5と書換え可能なデータゾーン6、データエリア3
のゾーン3a、…3x、およびリードアウトエリア4の
データゾーンからなり、それぞれのゾーンに対するクロ
ック信号は同一であり、各ゾーンに対する光ディスク1
の回転数(速度)と1トラックずつのセクタ数とがそれ
ぞれ異なったものとなっている。
【0029】データエリア3のゾーン3a、…3xで
は、光ディスク1の内周側から外周側に向かうのにした
がって、回転数(速度)遅くなり、1トラックずつのセ
クタ数が増加するようになっている。
【0030】上記各ゾーン3a、…3x、4、5、6に
対する、回転数としての速度データと1トラックずつの
セクタ数との関係は、図4に示すようにメモリ10のテ
ーブル10aに記録されている。
【0031】上記データエリア3のゾーン3a、…3x
のトラックには、図2、図3に示すように、データの記
録の単位としてのECC(error correction code )ブ
ロックデータ単位(たとえば38688バイト)ごと
に、データが記録されるようになっている。
【0032】ECCブロックは、2Kバイトのデータが
記録される16個のセクタからなり、図5に示すよう
に、各セクタごとにアドレスデータとしての4バイト
(32ビット)構成のセクタID(識別データ)1〜I
D16が2バイト構成のエラー検知コード(IED:I
Dエラーディテクションコード)とともにメインデータ
(セクタデータ)に付与され、ECCブロックに記録さ
れるデータを再生するためのエラー訂正コードとしての
横方向のECC(error correction code )1と縦方向
のECC2が記録されるようになっている。このECC
1、2は、光ディスク1の欠陥によりデータが再生でき
なくなることを防止するために冗長語としてデータに付
与されるエラー訂正コードである。
【0033】各セクタは、172バイトで12行のデー
タにより構成され、各行(ライン)ごとに10バイト構
成の横方向のECC1が付与されているとともに、18
2バイト構成の1行分の縦方向のECC2が付与されて
いる。これにより、後述するエラー訂正回路52は、横
方向のECC1を用いて各ラインごとのエラー訂正処理
を行うとともに、縦方向のECC2を用いて各列ごとの
エラー訂正処理を行うようになっている。
【0034】上記ECCブロックが光ディスク1に記録
される際には、図6に示すように、各セクタの所定のデ
ータ量ごと(所定データ長さ間隔ごとたとえば91バイ
ト:1456チャネルビットごと)にデータを再生する
際にバイト同期を取るための同期コード(2バイト:3
2チャネルビット)が付与されている。
【0035】各セクタは、図7に示すように、第0フレ
ームから第25フレームの26個のフレームから構成さ
れ、各フレームごとに付与されている同期コード(フレ
ーム同期信号)が、フレーム番号を特定するための特定
コード(1バイト:16チャネルビット)と、各フレー
ム共通の共通コード(1バイト:16チャネルビット)
とから構成されている。
【0036】すなわち、図7に示すように、第0フレー
ムはSY0、第2、第10、第18フレームはSY1、
第4、第12、第20フレームはSY2、第6、第1
4、第22フレームはSY3、第8、第16、第24フ
レームはSY4、第1、第3、第5、第7、第9フレー
ムはSY5、第11、第13、第15、第17フレーム
はSY6、第19、第21、第23、第25フレームは
SY7となっている。
【0037】上記データエリア3のゾーン3a、…3x
のトラックには、図2に示すように、各セクタごとに、
それぞれアドレス等が記録されているヘッダ部11、…
があらかじめプリフォーマッティングされている。
【0038】上記ヘッダ部11は、グルーブの形成時
に、形成されるようになっている。このヘッダ部11
は、図8に示すように、複数のピット12により構成さ
れており、グルーブ13に対して図のようにプリフォー
マットされており、ピット12の中心はグルーブ13と
ランド14の境界線の同一線上の位置に存在する。
【0039】図8に示すように、ピット列ID1がグル
ーブ1のヘッダ部、ピット列ID2がランド1のヘッダ
部、ピット列ID3がグルーブ2のヘッダ部、ピット列
ID4がランド2のヘッダ部、ピット列ID5がグルー
ブ3のヘッダ部、ピット列ID6がランド3のヘッダ部
となっている。
【0040】したがって、グルーブ用のヘッダ部とラン
ド用のヘッダ部とが交互(千鳥状)に形成されている。
【0041】上記1セクタごとのフォーマットが、図9
に示されている。
【0042】図9において、1セクタは、2697バイ
ト(bytes)で構成され、128バイトのヘッダ領域(ヘ
ッダ部11に対応)11、2バイトのミラー領域17、
2567バイトの記録領域18から構成されている。
【0043】上記セクタに記録されるチャネルビット
は、8ビットのデータを16ビットのチャネルビットに
8−16コード変調された形式になっている。
【0044】ヘッダ領域11は、光ディスク1を製造す
る際に所定のデータが記録されているエリアである。こ
のヘッダ領域11は、4つのヘッダ1領域、ヘッダ2領
域、ヘッダ3領域、ヘッダ4領域により構成されてい
る。
【0045】ヘッダ1領域〜ヘッダ4領域は、46バイ
トあるいは18バイトで構成され、36バイトあるいは
8バイトの同期コード部VFO(Variable Frequency O
scillator )、3バイトのアドレスマークAM(Addres
s Mark)、4バイトのアドレス部PID(Position Ide
ntifier )、2バイトの誤り検知コードIED(ID Err
or Detection Code)、1バイトのポストアンブルPA
(Postambles)により構成されている。
【0046】ヘッダ1領域、ヘッダ3領域は、36バイ
トの同期コード部VFO1を有し、ヘッダ領域2、ヘッ
ダ4領域は、8バイトの同期コード部VFO2を有して
いる。
【0047】同期コード部VFO1、2は、PLLの引
き込みを行うための領域で、同期コード部VFO1はチ
ャネルビットで“010…”の連続を“36”バイト
(チャネルビットで576ビット)分記録(一定間隔の
パターンを記録)したものであり、同期コード部VFO
2はチャネルビットで“010…”の連続を“8”バイ
ト(チャネルビットで128ビット)分記録したもので
ある。
【0048】アドレスマークAMは、どこからセクタア
ドレスが始まるかを示す“3”バイトの同期コードであ
る。このアドレスマークAMの各バイトのパターンは
“0100100000000100”というデータ部分には現れない特
殊なパターンが用いられる。
【0049】アドレス部PID1〜4は、4バイトのア
ドレス情報としてのセクタアドレス(ID番号を含む)
が記録されている領域である。セクタアドレスは、トラ
ック上における物理的な位置を示す物理アドレスとして
の物理セクタ番号であり、この物理セクタ番号はマスタ
リング工程で記録されるため、書き換えることはできな
いようになっている。
【0050】ID番号は、例えばPID1の場合は
“1”で、1つのヘッダ部11で4回重ね書きしている
内の何番目かを表す番号である。
【0051】誤り検知コードIEDは、セクタアドレス
(ID番号含む)に対するエラー(誤り)検知符号で、
読み込まれたPID内のエラーの有無を検知することが
できる。
【0052】ポストアンブルPAは、復調に必要なステ
ート情報を含んでおり、ヘッダ部11がスペースで終了
するよう極性調整の役割も持つ。
【0053】ミラー領域17は、トラッキングエラー信
号のオフセット補正、ランド/グルーブ切り替え信号の
タイミング発生等に利用される。
【0054】記録領域18は、10〜26バイトのギャ
ップ領域、20〜26のガード1領域、35バイトのV
FO3領域、3バイトのプレ−シンクロナスコード(P
S)領域、2418バイトのデータ領域、1バイトのポ
ストアンブル3(PA3)領域、48〜55バイトのガ
ード2領域、および9〜25バイトのバッファ領域によ
り構成されている。
【0055】ギャップ領域は、何も書かない領域であ
る。
【0056】ガード1領域は、相変化記録媒体特有の繰
り返し記録時の終端劣化がVFO3領域にまで及ばない
ようにするために設けられた領域である。
【0057】VFO3領域もPLLロック用の領域では
あるが、同一パターンの中に同期コードを挿入し、バイ
ト境界の同期をとることも目的とする領域である。
【0058】PS(pre-synchronous code)領域は、デ
ータ領域につなぐための同調用の領域である。
【0059】データ領域は、データID、データIDエ
ラー訂正コードIED(Data ID Error Detection Cod
e)、同期コード、ECC(Error Correction Code
)、EDC(Error Detection Code)、ユーザデータ
等から構成される領域である。データIDは、各セクタ
の4バイト(32チャネルビット)構成のセクタID1
〜ID16である。データIDエラー訂正コードIED
は、データID用の2バイト(16ビット)構成のエラ
ー訂正コードである。
【0060】上記セクタID(1〜16)は、1バイト
(8ビット)のセクタ情報と、3バイトのセクタ番号
(トラック上における論理的な位置を示す論理アドレス
としての論理セクタ番号)から構成されている。セクタ
情報は、1ビットのセクタフォーマットタイプ領域、1
ビットのトラッキング方法領域、1ビットの反射率領
域、1ビットのリザーブ領域、2ビットのエリアタイプ
領域、1ビットのデータタイプ領域、1ビットのレイヤ
番号領域により構成されている。
【0061】論理セクタ番号は、初期欠陥によるスリッ
プ交替処理により、物理セクタ番号と異なったものとな
る。
【0062】この初期欠陥によるスリップ交替処理は、
フォーマッティング時(製造時)や使用開始時等に、セ
クタ単位にダミーデータ(サーティファイパターン)を
記録し、これを再生することにより、各セクタごとにエ
ラー(欠陥)が生じているか否かエラーライン数等によ
り判別し、欠陥となったセクタを初期欠陥セクタとして
管理され、交替管理エリアに記録される。
【0063】セクタフォーマットタイプ領域に“1”が
記録されている場合、ゾーンフォーマットタイプを示し
ている。トラッキング方法領域に“1”が記録されてい
る場合、グルーブトラッキングを示している。反射率領
域に“1”が記録されている場合、反射率が40%以上
を示している。エリアタイプ領域に、“00”が記録さ
れている場合、データエリアを示し、“01”が記録さ
れている場合、リードインエリアを示し、“10”が記
録されている場合、リードアウトエリアを示し、“1
1”が記録されている場合、リザーブを示している。デ
ータタイプ領域に、“0”が記録されている場合、リー
ドオンリデータの記録を示し、“1”が記録されている
場合、リライタブルデータの記録を示している。レイヤ
番号領域に、“0”が記録されている場合、レイヤー0
を示している。
【0064】PA(postamble )3領域は、復調に必要
なステート情報を含んでおり、前のデータ領域の最終バ
イトの終結を示す領域である。
【0065】ガード2領域は、相変化記録媒体特有の繰
り返し記録時の終端劣化がデータ領域にまで及ばないよ
うにするために設けられた領域である。
【0066】バッファ領域は、データ領域が次のヘッダ
部11にかからないように、光ディスク1を回転するモ
ータの回転変動などを吸収するために設けられた領域で
ある。
【0067】ギャップ領域が、10〜26バイトという
表現になっているのは、ランダムシフトを行うからであ
る。ランダムシフトとは相変化記録媒体の繰り返し記録
劣化を緩和するため、データの書き始めの位置をずらす
ことである。ランダムシフトの長さはデータ領域の最後
尾に位置するバッファ領域の長さで調整され、1つのセ
クタ全体の長さは2697バイト一定である。
【0068】上記データエリア3のゾーン3a、…3x
には、それぞれスペアセクタが用意されており、同一ゾ
ーン内で、セクタ単位のスリップ交替処理(スリッピン
グリプレースメント アルゴリズム)を行った際の、最
終的なスペアとして利用されるものである。
【0069】また、図1において、上記光ディスク1
は、モータ23によって例えば、ゾーンごとに異なった
回転数で回転される。このモータ23は、モータ制御回
路24によって制御されている。
【0070】上記光ディスク1に対するデータの記録、
あるいは光ディスク1に記録されているデータの再生
は、光学ヘッド25によって行われるようになってい
る。この光学ヘッド25は、リニアモータ26の可動部
を構成する駆動コイル27に固定されており、この駆動
コイル27はリニアモータ制御回路28に接続されてい
る。
【0071】このリニアモータ制御回路28には、速度
検知器29が接続されており、光学ヘッド25の速度信
号をリニアモータ制御回路28に送るようになってい
る。
【0072】また、リニアモータ26の固定部には、図
示しない永久磁石が設けられており、上記駆動コイル2
7がリニアモータ制御回路28によって励磁されること
により、光学ヘッド25は、光ディスク1の半径方向に
移動されるようになっている。
【0073】上記光学ヘッド25には、対物レンズ30
が図示しないワイヤあるいは板ばねによって支持されて
おり、この対物レンズ30は、駆動コイル31によって
フォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、
駆動コイル32によってトラッキング方向(レンズの光
軸と直交する方向)に移動可能とされている。
【0074】また、レーザ制御回路33によって半導体
レーザ発振器39が駆動されて、レーザ光を発生するよ
うになっている。レーザ制御回路33は、半導体レーザ
発振器39のモニタ用のフォトダイオードPDからのモ
ニタ電流に応じて半導体レーザ発振器39によるレーザ
光の光量を補正するようになっている。
【0075】レーザ制御回路33は、図示しないPLL
回路からの記録用のクロック信号に同期して動作するよ
うになっている。このPLL回路は、発振器(図示しな
い)からの基本クロック信号を分周して、記録用のクロ
ック信号を発生するものである。
【0076】そして、レーザ制御回路33によって駆動
される半導体レーザ発振器39より発生されたレーザ光
は、コリメータレンズ40、ハーフプリズム41、対物
レンズ30を介して光ディスク1上に照射され、この光
ディスク1からの反射光は、対物レンズ30、ハーフプ
リズム41、集光レンズ42、およびシリンドリカルレ
ンズ43を介して光検知器44に導かれる。
【0077】上記光検知器44は、4分割の光検知セル
44a、44b、44c、44dによって構成されてい
る。
【0078】上記光検知器44の光検知セル44aの出
力信号は、増幅器45aを介して加算器46aの一端に
供給され、光検知セル44bの出力信号は、増幅器45
bを介して加算器46bの一端に供給され、光検知セル
44cの出力信号は、増幅器45cを介して加算器46
aの他端に供給され、光検知セル44dの出力信号は、
増幅器45dを介して加算器46bの他端に供給される
ようになっている。
【0079】上記光検知器44の光検知セル44aの出
力信号は、増幅器45aを介して加算器46cの一端に
供給され、光検知セル44bの出力信号は、増幅器45
bを介して加算器46dの一端に供給され、光検知セル
44cの出力信号は、増幅器45cを介して加算器46
dの他端に供給され、光検知セル44dの出力信号は、
増幅器45dを介して加算器46cの他端に供給される
ようになっている。
【0080】上記加算器46aの出力信号は差動増幅器
OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2
の非反転入力端には上記加算器46bの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP2は、上記加算器
46a、46bの差に応じてフォーカス点に関する信号
(フォーカス誤差信号)をフォーカシング制御回路47
に供給するようになっている。このフォーカシング制御
回路47の出力信号は、フォーカシング駆動コイル31
に供給され、レーザ光が光ディスク1上で常時ジャスト
フォーカスとなるように制御される。
【0081】上記加算器46cの出力信号は差動増幅器
OP1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1
の非反転入力端には上記加算器46dの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP1は、上記加算器
46c、46dの差に応じてトラッキング誤差信号をト
ラッキング制御回路48に供給するようになっている。
このトラッキング制御回路48は、差動増幅器OP1か
ら供給されるトラッキング誤差信号に応じてトラック駆
動信号を作成するものである。
【0082】上記トラッキング制御回路48から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル32に供給される。また、上記トラッキング制御
回路48で用いられたトラッキング誤差信号は、リニア
モータ制御回路28に供給されるようになっている。
【0083】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検知器44の各光検知セル44
a、〜44dの出力の和信号、つまり加算器46c、4
6dからの出力信号を加算器46eで加算した信号は、
トラック上に形成されたピット(記録データ)からの反
射率の変化が反映されている。この信号は、データ再生
回路38に供給され、このデータ再生回路38におい
て、記録されているデータが再生される。
【0084】このデータ再生回路38で再生された再生
データは、付与されているエラー訂正コードECCを用
いてエラー訂正回路52でエラー訂正を行った後、イン
ターフェース回路55を介して外部装置としてのホスト
コンピュータ62に出力される。
【0085】また、上記トラッキング制御回路48で対
物レンズ30が移動されている際、リニアモータ制御回
路28は、対物レンズ30が光学ヘッド25内の中心位
置近傍に位置するようにリニアモータ26つまり光学ヘ
ッド25を移動するようになっている。
【0086】また、レーザ制御回路33の前段には、デ
ータ生成回路34が設けられている。このデータ生成回
路34には、エラー訂正回路52から供給される図5に
示すような、記録データとしてのECCブロックのフォ
ーマットデータを、図6に示すように、ECCブロック
用の同期コードを付与した記録用のECCブロックのフ
ォーマットデータに変換するECCブロックデータ生成
回路34aと、このECCブロックデータ生成回路34
aからの記録データを8−16コード変換方式で変調す
る変調回路34bとを有している。
【0087】データ生成回路34には、エラー訂正回路
52によりエラー訂正符号が付与された記録データや光
ディスク制御回路53から読出されたエラーチェック用
のダミーデータが供給されるようになっている。エラー
訂正回路52には外部装置としてのホストコンピュータ
62からの記録データがインターフェース回路55およ
びバス49を介して供給されるようになっている。
【0088】エラー訂正回路52は、ホストコンピュー
タ62から供給される32Kバイトの記録データを2K
バイトごとのセクタ単位の記録データに対する横方向と
縦方向のそれぞれのエラー訂正符号(ECC1、ECC
2)を付与するとともに、セクタID(論理アドレス番
号)を付与し、図5に示すような、ECCブロックのフ
ォーマットデータを生成するようになっている。
【0089】また、この光ディスク装置61にはそれぞ
れフォーカシング制御回路47、トラッキング制御回路
48、リニアモータ制御回路28と光ディスク装置の全
体を制御するCPU50との間で情報の授受を行うため
に用いられるD/A変換器51が設けられている。
【0090】上記モータ制御回路24、リニアモータ制
御回路28、レーザ制御回路33、データ再生回路3
8、フォーカシング制御回路47、トラッキング制御回
路48、エラー訂正回路52、光ディスク制御回路53
等は、バス49を介してCPU50によって制御される
ようになっており、このCPU50はメモリ10に記録
された制御プログラムによって所定の動作を行うように
なされている。
【0091】上記メモリ10は、制御プログラムが記録
されていたり、データ記録用に用いられる。このメモリ
10には、上記各ゾーン3a、…3x、4、5、6に対
する、回転数としての速度データと1トラックずつのセ
クタ数とが記録されているテーブル10aを有してい
る。
【0092】また、上記光ディスク制御回路53には、
エラーチェック用のダミーデータパターン、エラーライ
ン数のスレッショルド値(N1:200ライン)、同期
コード検知信号値(スレッショルド値:N2a)、検知
信号値(スレッショルド値:N2b)、未記録セクタ数
のスレッショルド値(N3)等があらかじめ設定されて
記憶されている。これらの設定内容は任意に変更できる
ようになっている。
【0093】上記データ再生回路38は、図10、図1
1、図12に示すように、2値化回路71、PLL回路
72、未記録領域検知回路73、シフトレジスタ74、
復調回路75、アドレスマーク検知回路76、語境界カ
ウンタ77、IEDチェック回路78、アドレス比較回
路79、ヘッダ検知信号発生回路80、第1の同期コー
ド検知回路81、第2の同期コード検知回路82によっ
て構成されている。
【0094】上記2値化回路71は、図11、図12に
示すように、比較器91と積分器92とからなるオート
スライス回路93、および上記比較器91からの出力を
遅延する遅延回路94とこの遅延回路94からの遅延出
力と上記比較器91からの出力との排他的論理和を取る
ことによりエッジ検知信号を出力する論理回路95とか
らなるエッジ検知回路96により構成されている。比較
器91は、加算器46eからの出力信号とこの比較器9
1の出力信号を積分器92により積分した信号とを比較
する回路である。
【0095】上記オートスライス回路93は、加算器4
6eからの出力信号の波形を方形波に近い波形に変更す
るものであり、その出力波形は図13の(a)、図14
の(a)に示すようになっている。上記エッジ検知回路
96は、オートスライス回路93からの信号波形のエッ
ジを検知する回路であり、そのエッジ検知信号は図13
の(b)、図14の(b)に示すようになっている。こ
のエッジ検知回路96から出力されるエッジ検知信号
は、2値化回路71から出力される2値化信号となり、
PLL回路72、および未記録領域検知回路73に出力
される。
【0096】上記PLL回路72は、エッジ検知回路9
6からの2値化信号によりチャネルクロックとチャネル
データとを生成するものであり、図11、図12に示す
ように、位相比較器97、チャージポンプ98、積分器
99、および電圧制御発振器(VOC)100により構
成されている。
【0097】上記位相比較器97は、ロックイン型の位
相比較器であり、上記エッジ検知回路96からの2値化
信号(再生信号)と電圧制御発振器100からのクロッ
ク信号との位相を比較し、その比較した位相差に比例し
たパルス幅を持つ信号を出力する。この位相比較器97
からのクロック信号に同期したデータ(チャネルデー
タ)はシフトレジスタ74に出力される。
【0098】位相比較器97は、3個のフリップフロッ
プ回路97a、97b、97cと2個のアンド回路97
d、97eと2個のインバータ回路97f、97gとに
より構成され、アンド回路97dからの出力信号は図1
3の(d)、図14の(d)に示すようなチャージ信号
となっており、アンド回路97eからの出力信号は図1
3の(e)、図14の(e)に示すようなデスチャージ
信号となっており、それらの信号はチャージポンプ98
および未記録領域検知回路73に出力される。上記チャ
ージポンプ98は、位相比較器97からのデスチャージ
信号からチャージ信号を減算する減算器により構成さ
れ、この減算結果は積分器99で積分されて電圧制御発
振器(VOC)100に出力される。
【0099】電圧制御発振器(VCO;voltage
control oscillator)100は、
積分器99から供給される信号の電圧値(アナログ値)
に比例した周波数の2値のクロック信号(チャネルクロ
ック)を出力するものであり、このチャネルクロックは
図13の(c)、図14の(c)に示すような信号とな
っている。
【0100】この電圧制御発振器100のチャネルクロ
ックは、位相比較器97に出力されるとともに、シフト
レジスタ74および未記録領域検知回路73に出力され
る。上記未記録領域検知回路73は、図11に示すよう
に、PLLロック検知回路101とデータ無し検知回路
102と未記録検知信号発生部103とにより構成され
ている。
【0101】上記PLLロック検知回路101は、位相
比較器97からのデスチャージ信号とチャージ信号との
位相差に基づいてPLLがロックされているかアンロッ
クかを検知する回路であり、位相比較器97からのチャ
ージ信号を遅延する遅延回路104と、この遅延回路1
04からの遅延信号と位相比較器97からのデスチャー
ジ信号との排他的論理和を取り、図13の(f)、図1
4の(f)に示すような出力信号を出力する論理回路1
05と、この論理回路105からの出力信号の高調波を
除去する抵抗とコンデンサとからなるローパスフィルタ
106と、このローパスフィルタ106からの出力信号
と基準信号REFとを比較し、この比較結果をPLLロ
ック検知回路101の出力信号として未記録検知信号発
生部103へ出力する比較器107とにより構成されて
いる。
【0102】上記データ無し検知回路102は、電圧制
御発振器100のチャネルクロックとエッジ検知回路9
6からの2値化信号とにより、所定時間、2値化信号が
ない際にデータ無しを検知し、それ以外の時データあり
を検知し、この検知結果としてのデータ無し検知信号あ
るいはデータ検知信号を未記録検知信号発生部103へ
出力する回路であり、所定のスレッショルド値を有する
2値化回路により構成されている。
【0103】このような構成において、PLLロック検
知回路101とデータ無し検知回路102の検知動作を
説明する。
【0104】すなわち、図13の(a)〜(f)に示す
ような、PLLのロック時には、デスチャージ信号とチ
ャージ信号の面積が一致しているため、論理回路105
からローレベルの信号が出力され、比較器107によ
り、図15の(a)に示す、PLLロック検知回路10
1としてのロック検知信号を未記録検知信号発生部10
3へ出力する。
【0105】また、図14の(a)〜(f)に示すよう
な、PLLのアンロック時には、デスチャージ信号とチ
ャージ信号の面積が一致していないため、論理回路10
5からその面積差に対応した信号がノイズとして出力さ
れ、このノイズが小さい場合には、PLLのロック時と
同様に、比較器107により、図16の(a)に示す、
PLLロック検知回路101としてのロック検知信号が
未記録検知信号発生部103へ出力され、ノイズが大き
い場合には、比較器107により、図17の(a)に示
す、PLLロック検知回路101としてのアンロック検
知信号が未記録検知信号発生部103へ出力される。
【0106】たとえば、再生信号が、図18の(a)に
示すように、データ記録部、ノイズのあるデータ未記録
部、ノイズの少ないデータ未記録部からなる場合、ロー
パスフィルタ106から、図18の(b)に実線で示す
ような出力信号が出力される。これにより、比較器10
8により、ローパスフィルタ106からの出力信号が図
18の(b)に破線で示す基準信号(スライスレベル)
で比較されることにより、図18の(c)に示すよう
に、ロック検知信号、アンロック検知信号、ロック検知
信号が出力される。
【0107】また、上記データ無し検知回路102は、
データが記録されている際、あるいはデータが記録され
ていないがノイズの大きい場合、図15の(b)、図1
7の(b)に示すような、データ検知信号を未記録検知
信号発生部103へ出力し、データが記録されていない
がノイズの小さい場合、図16の(b)に示すように、
データ無し検知信号を未記録検知信号発生部103へ出
力する。
【0108】上記未記録検知信号発生部103は、オア
回路108、抵抗109、コンデンサ110により構成
されている。
【0109】上記未記録検知信号発生部103は、図1
1に示すように、上記PLLロック検知回路101から
ロック検知信号が供給され、上記データ無し検知回路1
02からデータ検知信号が供給されている際、記録検知
信号を光ディスク制御回路53へ出力するようになって
いる。
【0110】また、上記未記録検知信号発生部103
は、上記PLLロック検知回路101からアンロック検
知信号が供給され、上記データ無し検知回路102から
データ検知信号が供給されている際、あるいは上記PL
Lロック検知回路101からロック検知信号(ローレベ
ル)が供給され、上記データ無し検知回路102からデ
ータ無し検知信号が供給されている際、未記録検知信号
を光ディスク制御回路53へ出力するようになってい
る。
【0111】このような構成において、未記録検知信号
発生部103による未記録検知信号の発生動作につい
て、図18の(a)、(c)、(d)、(e)説明す
る。
【0112】たとえば、再生信号が、図18の(a)に
示すように、データ記録部、ノイズのあるデータ未記録
部、ノイズの少ないデータ未記録部からなる場合、PL
Lロック検知回路101から、図18の(c)に示すよ
うに、ロック検知信号、アンロック検知信号、ロック検
知信号が出力され、データ無し検知回路102から、図
18の(d)に示すように、データ検知信号、データ検
知信号、データ無し検知信号が出力され、結果として、
図18の(e)に示すように、記録検知信号、記録検知
信号、未記録検知信号が出力される。
【0113】シフトレジスタ74は、供給されるチャネ
ルデータを16ビットのパラレルデータに変換して出力
する。このシフトレジスタ74からの16ビットのチャ
ネルデータは、復調回路75、およびアドレスマーク検
知回路76に供給される。
【0114】復調回路75は、語境界カウンタ77から
の語境界信号が供給された際のシフトレジスタ74から
の16ビットのアドレスデータに対応したアドレスに記
憶されているデータをROM出力データとして出力する
復調ROM(図示しない)と、この復調ROMからのR
OM出力データとしての復調データをPLL回路72か
らのチャネルクロックを分周して作成したデータクロッ
クに応じて、シリアルに変換して出力するパラレル−シ
リアル変換部(図示しない)などから構成されている。
【0115】このROM出力データは、上記アドレスデ
ータに対応したあらかじめ定められているたとえば
(8、16)符号変換規則に基づいて、つまり16ビッ
トのチャネルビットを8ビットのデータに復調されるデ
ータである。
【0116】復調回路75からの復調データ信号は、I
EDチェック回路78、およびアドレス比較回路79へ
出力される。また、復調回路75で作成されたデータク
ロックは、IEDチェック回路78、アドレス比較回路
79、およびヘッダ検知信号発生回路80へ出力され
る。
【0117】アドレスマーク検知回路76は、比較器に
より構成され、PLL回路72からのチャネルクロック
が供給されるごとに、シフトレジスタ74からの16ビ
ットのチャネルデータと16ビットのアドレスマークと
が一致するか否かを比較し、一致した際に、アドレスマ
ーク検知信号を出力するものである。アドレスマーク検
知回路76からのアドレスマーク検知信号は語境界カウ
ンタ77、IEDチェック回路78、アドレス比較回路
79、およびヘッダ検知信号発生回路80に出力され
る。
【0118】語境界カウンタ77は、アドレスマーク検
知回路76からのアドレスマーク検知信号をトリガとし
てカウントを行い、固定長ブロック符号(16チャネル
ビット)ごとに語境界信号を出力するものである。語境
界カウンタ77からの語境界信号は復調回路75に出力
される。
【0119】IEDチェック回路78は、アドレスマー
ク検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供給さ
れた後、復調回路75から供給される6バイト分のアド
レス部PIDのセクタアドレスと誤り検知コードIED
とをデータクロックに基づいて受入れ、この受入れたセ
クタアドレスの誤り検知コードIEDとの演算結果が
「0」か否かで、セクタアドレスが正しいか否かを判定
するものである。
【0120】このIEDチェック回路78のチェック結
果は、ヘッダ検知信号発生回路80に出力される。
【0121】アドレス比較回路79は、アドレスマーク
検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供給され
た後、復調回路75から供給される4バイト分のアドレ
ス部PIDのセクタアドレスをデータクロックに基づい
て受入れ、この受入れたセクタアドレス内のID番号が
「1」〜「4」のいずれに対応しているかを比較し、一
致するID番号に対応する信号を出力するものである。
アドレス比較回路79からのID番号に対応する信号は
ヘッダ検知信号発生回路80に出力される。たとえば、
ID番号が「1」の場合「00」が出力され、ID番号
が「2」の場合「01」が出力され、ID番号が「3」
の場合「10」が出力され、ID番号が「41」の場合
「11」が出力される。
【0122】また、アドレス比較回路79は、受入れた
セクタアドレスをアドレスデータとして光ディスク制御
回路53へ出力するようになっている。
【0123】ヘッダ検知信号発生回路80は、IEDチ
ェック回路78からのチェック結果が正しいものである
場合にアドレス比較回路79から供給されるID番号に
対応する信号と、アドレスマーク検知回路76からのア
ドレスマーク検知信号と復調回路75からのデータクロ
ックとにより計数されるバイト数とに応じて、ミラーマ
ーク領域の終了時に対応してヘッダ検知信号を発生する
ものであり、たとえばアドレスマーク検知信号が供給さ
れてからのバイト数を復調回路75からのデータクロッ
クにより計数するバイナリカウンタにより構成されてい
る。このヘッダ検知信号発生回路80からのヘッダ検知
信号は、光ディスク制御回路53を介してCPU50へ
出力される。たとえば、チェック結果が正しくID番号
として「1」を示す信号が供給された場合、アドレスマ
ーク検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供給
されてから94バイト後にヘッダ検知信号を発生し、チ
ェック結果が正しくID番号として「2」を示す信号が
供給された場合、アドレスマーク検知回路76からのア
ドレスマーク検知信号が供給されてから76バイト後に
ヘッダ検知信号を発生し、チェック結果が正しくID番
号として「3」を示す信号が供給された場合、アドレス
マーク検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供
給されてから30バイト後にヘッダ検知信号を発生し、
チェック結果が正しくID番号として「4」を示す信号
が供給された場合、アドレスマーク検知回路76からの
アドレスマーク検知信号が供給されてから12バイト後
にヘッダ検知信号を発生するようになっている。
【0124】上記第1の同期コード検知回路81は、バ
イトカウンタと比較器により構成され、ヘッダ検知信号
発生回路80からのヘッダ検知信号を基準にバイト数を
カウントし、このカウント値に応じてデータ領域に対応
している間、PLL回路72からのチャネルクロックが
供給されるごとに、シフトレジスタ74からの16ビッ
トのチャネルデータと16ビットの同期コードパターン
(共通コードのパターン)とが一致するか否かを比較
し、一致した際に、同期コード検知信号を光ディスク制
御回路53へ出力するものである。
【0125】これにより、光ディスク制御回路53は、
セクタ単位のその同期コード検知信号を光ディスク制御
回路53内部のカウンタ回路(図示しない)を用いてカ
ウントすることにより、このカウント値(A)と光ディ
スク制御回路53の内部レジスタ(図示しない)にあら
かじめ設定されている同期コード検知信号値(スレッシ
ョルド値:N2a)とを比較し、この比較の結果、カウ
ント値が同期コード検知信号値よりも大きかった際に、
そのセクタのデータの未記録を判別するようになってい
る。
【0126】上記第2の同期コード検知回路82は、バ
イトカウンタとサンプリング回路とA/Dコンバータに
より構成され、ヘッダ検知信号発生回路80からのヘッ
ダ検知信号を基準にバイト数をカウントし、このカウン
ト値に応じてデータ領域に対応している間、91バイト
ごとに同期コードの検知用のマスク信号としてのタイミ
ング信号を発生し、このマスク信号ごとに加算器46e
からの出力信号をサンプリングし、このサンプリング信
号をA/Dコンバータによりディジタル信号に変換して
光ディスク制御回路53へ出力するものである。
【0127】これにより、光ディスク制御回路53は、
セクタ単位のその同期コード部分に対応するサンプリン
グ信号値(B)と光ディスク制御回路53の内部レジス
タにあらかじめ設定されている検知信号値(スレッショ
ルド値:N2b)とを比較し、この比較の結果、サンプ
リング信号値が検知信号値よりも大きかった際に、その
セクタのデータの未記録を判別するようになっている。
【0128】上記光ディスク制御回路53は、データの
再生時、あるいはデータの記録時のリードモデファイラ
イト時、セクタごとの先頭のセクタID部の再生データ
と光ディスク制御回路53の内部レジスタに登録されて
いるサーティファイ処理時のダミーデータパターンとが
一致するか否かを判断し、この判断結果が一致の際にユ
ーザデータの未記録セクタと判断する。
【0129】上記光ディスク制御回路53は、データの
再生時、あるいはデータの記録時のリードモデファイラ
イト時に、エラー訂正回路52による1ECCブロック
分のデータを再生して、各ライン(208ライン)の横
方向に対する1回目のエラー訂正処理を行った際に、エ
ラーライン数を調べ、このエラーライン数とあらかじめ
光ディスク制御回路53の内部レジスタに設定されてい
るエラーライン数のスレッショルド値(N1:200ラ
イン)とを比較し、この比較の結果、エラーライン数が
スレッショルド値よりも大きかった際に、そのECCブ
ロックのエラー訂正処理が正しく行えないことを判別す
るようになっている。
【0130】上記光ディスク制御回路53は、データの
再生時、あるいはデータの記録時のリードモデファイラ
イト時に、1ECCブロック分の未記録セクタ数をカウ
ントし、この未記録セクタ数とあらかじめ光ディスク制
御回路53の内部レジスタに設定されている未記録セク
タ数のスレッショルド値(N3)とを比較し、この比較
の結果、未記録セクタ数がスレッショルド値よりも大き
かった際に、そのECCブロックのデータの未記録を判
別し、上記比較の結果、未記録セクタ数がスレッショル
ド値よりも小さかった際に、そのECCブロックのデー
タの訂正不能を判別するようになっている。
【0131】上記光ディスク制御回路53は、どの判別
機能を利用するかを選択的に変更できるようになってい
る。たとえば、1ECCブロックの未記録セクタ数によ
る判別、1ECCブロックのエラーライン数による判
別、データID部の再生データによる判別、セクタ単位
の同期コード部分に対応するサンプリング信号値による
判別、セクタ単位の同期コード検知信号数による判別、
PLLがロックされているかアンロックかによる判別、
に所定時間2値化信号がないことによる判別の中から選
択できるようになっている。
【0132】まず、第1の実施の形態として、上記判別
がすべて行われる際の処理について説明する。
【0133】すなわち、上記のような構成において、所
定のECCブロックの所定のセクタに対するデータの再
生(リード)を行う際の処理を、図19、図20に示す
フローチャートを参照しつつ説明する。
【0134】たとえば今、光ディスク1のデータエリア
3内の所定のECCブロックの所定のセクタに対するデ
ータの再生(リード)の指示が、ホストコンピュータ6
2からインターフェース回路55を介して光ディスク装
置60内のCPU50に供給される(ST1)。これに
より、CPU50は上記ECCブロックの先頭のセクタ
からの再生を判断し、その先頭セクタに対応するトラッ
ク番号とセクタ番号からなるアドレスとともに、その先
頭セクタが含まれるゾーンに対応する回転数をメモリ1
0のテーブル10aの記憶内容により判断する(ST
2)。
【0135】この判断に応じて、CPU50は記録する
ECCブロックが含まれるゾーンに対応する回転数で光
ディスク1を回転し、上記光学ヘッド3によるレーザ光
の照射位置を上記アドレスに対応する位置まで移動する
アクセス処理を行う(ST3)。
【0136】すなわち、加算器26eからの出力信号と
しての再生信号が2値化回路71で2値化され、PLL
回路72によりチャネルデータとチャネルクロックとが
生成されてシフトレジスタ74へ供給される。また、P
LL回路72からのチャネルクロックは、復調回路7
5、アドレスマーク検知回路76、語境界カウンタ7
7、第1の同期コード検知回路81、第2の同期コード
検知回路82に供給される。
【0137】また、PLL回路72からのチャネルクロ
ックとデスチャージ信号とチャージ信号とが、未記録領
域検知回路73に供給される。
【0138】シフトレジスタ74は、供給されるチャネ
ルデータを16ビットのパラレルデータに変換し、復調
回路75、およびアドレスマーク検知回路76に供給す
る。アドレスマーク検知回路76は、シフトレジスタ7
4からのチャネルデータによりアドレスマークが検知さ
れた際にアドレスマーク検知信号を語境界カウンタ7
7、IEDチェック回路78、アドレス比較回路79、
およびヘッダ検知信号発生回路80に供給する。語境界
カウンタ77は、アドレスマーク検知回路76からのア
ドレスマーク検知信号をトリガとしてカウントを行い、
固定長ブロック符号(16チャネルビット)ごとに語境
界信号を復調回路75に出力する。
【0139】復調回路75は、語境界カウンタ77から
の語境界信号が供給された際のシフトレジスタ74から
の16ビットのアドレスデータをROM出力データに変
換し、チャネルクロックを分周して作成したデータクロ
ックに応じて、シリアルに変換した復調データ信号をI
EDチェック回路78、およびアドレス比較回路79へ
出力する。また、復調回路74で作成されたデータクロ
ックは、IEDチェック回路78、アドレス比較回路7
9、およびヘッダ検知信号発生回路80へ出力される。
【0140】IEDチェック回路78は、アドレスマー
ク検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供給さ
れた後、復調回路74から供給される6バイト分のアド
レス部PIDのセクタアドレスと誤り検知コードIED
とをデータクロックに基づいて受入れ、この受入れたセ
クタアドレスの誤り検知コードIEDとの演算結果が
「0」か否かで、セクタアドレスが正しいか否かを判定
し、この判定結果をヘッダ検知信号発生回路80に出力
する。
【0141】また、アドレス比較回路79は、アドレス
マーク検知回路76からのアドレスマーク検知信号が供
給された後、復調回路75から供給される4バイト分の
アドレス部PIDのセクタアドレスをデータクロックに
基づいて受入れ、この受入れたセクタアドレス内のID
番号が「1」〜「4」のいずれに対応しているかを比較
し、一致するID番号に対応する信号をヘッダ検知信号
発生回路80に出力する。
【0142】そして、光ディスク制御回路53は、その
アドレスデータと上記再生処理を開始するアドレスデー
タとが一致するか否かを判断し、一致しない場合、CP
U50は、再度上述したアクセス処理を行う。
【0143】一致している場合、光ディスク制御回路5
3はデータ再生回路38内の復調回路75により復調さ
れるその先頭のセクタのデータ領域のデータをエラー訂
正回路52へ出力する。さらに、続くセクタごとのデー
タ領域のデータをエラー訂正回路52へ出力する。これ
により、1ECCブロック分のデータがエラー訂正回路
52に供給される(ST4)。
【0144】このような状態において、光ディスク制御
回路53は、第1の同期コード検知回路81からのセク
タ単位の同期コード検知信号を光ディスク制御回路53
内のカウンタ回路を用いてカウント(A)して光ディス
ク制御回路53内のレジスタ(図示しない)記憶し(S
T5)、第2の同期コード検知回路82からのセクタ単
位の同期コード部分に対応するサンプリング信号値
(B)を光ディスク制御回路53内のレジスタに記憶す
る(ST6)。
【0145】また、エラー訂正回路52は、各ラインご
とに横方向のECC1を用いてエラー訂正処理を行い、
エラーが生じた際、光ディスク制御回路53へ出力す
る。これにより、光ディスク制御回路53は、エラー訂
正回路52による1ECCブロック分のデータを再生し
て、各ライン(208ライン)の横方向に対する1回目
のエラー訂正処理を行った際に、エラーライン数を調
べ、このエラーライン数とあらかじめ光ディスク制御回
路53の内部レジスタに設定されているエラーライン数
のスレッショルド値(N1:200ライン)とを比較す
る(ST7)。
【0146】この比較の結果、エラーライン数がスレッ
ショルド値よりも小さかった際、光ディスク制御回路5
3は、エラー訂正回路52によるエラー訂正処理を継続
させる(ST8)。
【0147】ついで、光ディスク制御回路53は、上記
エラー訂正処理された各セクタごとの先頭のセクタID
部の再生データと光ディスク制御回路53の内部レジス
タに登録されているサーティファイ処理時のダミーデー
タパターンとが一致するか否かを判断する(ST9)。
この判断の結果、所定数(1〜16任意)のセクタで一
致が判断された際、光ディスク制御回路53は、各セク
タにサーティファイ用のダミーデータが記録されている
ユーザデータの未記録を判断しCPU50は光ディスク
制御回路53の結果を判断し(ST10)、ホストコン
ピュータ62へサーティファイ用のダミーデータの記録
によるユーザデータの未記録を示すデータを出力する
(ST11)。
【0148】また、上記ステップ9での判断の結果、所
定数(1〜16任意)のセクタで一致が判断されなかっ
た際、光ディスク制御回路53は、上記エラー訂正処理
による訂正不可か否かを判断する(ST12)。この判
断の結果、上記エラー訂正処理による訂正不可が判断さ
れた際、CPU50は、光ディスク制御回路53の結果
を判断しホストコンピュータ62へ訂正不可による訂正
不能を示すデータを出力する(ST13)。
【0149】また、上記ステップ12での判断の結果、
上記エラー訂正処理による訂正の正常終了が判断された
際、CPU50は光ディスク制御回路53の結果を判断
し、再生したECCブロック内の再生が指示されたセク
タのデータを、再生結果としてホストコンピュータ62
へ出力する(ST14)。
【0150】また、上記ステップ7での判断の結果、エ
ラーライン数がスレッショルド値よりも大きかった際、
光ディスク制御回路53は、光ディスク制御回路53内
に記憶されている第1の同期コード検知回路81からの
セクタ単位の同期コード検知信号のカウント値(A)と
光ディスク制御回路53の内部レジスタにあらかじめ設
定されている同期コード検知信号値(スレッショルド
値:N2a)とを比較し(ST15)、この比較の結
果、カウント値が同期コード検知信号値よりも大きかっ
た際に、光ディスク制御回路53のカウンタ回路の未記
録セクタ数(C)をカウントアップする(ST16)。
【0151】また、光ディスク制御回路53は、第2の
同期コード検知回路82からのセクタ単位の同期コード
部分に対応するサンプリング信号値(B)と光ディスク
制御回路53の内部レジスタにあらかじめ設定されてい
る検知信号値(スレッショルド値:N2b)とを比較し
(ST17)、この比較の結果、サンプリング信号値が
検知信号値よりも大きかった際に、光ディスク制御回路
53のカウンタ回路の未記録セクタ数(C)をカウント
アップする(ST16)。
【0152】次に、光ディスク制御回路53は、上記ス
テップ15から17の1ECCブロックに対する処理が
終了した際(ST18)、光ディスク制御回路53内の
カウンタ回路でカウントされた未記録セクタ数(C)と
あらかじめCPU50から光ディスク制御回路53内の
レジスタに設定されている未記録セクタ数(C)のスレ
ッショルド値(N3)とを比較する(ST19)。この
比較の結果、未記録セクタ数がスレッショルド値よりも
大きかった際に、光ディスク制御回路53は、上記未記
録領域検知回路73からの未記録領域検知信号が供給さ
れているか否かを判断する(ST20)。この判断の結
果、未記録領域検知信号が供給されている際、光ディス
ク制御回路53は、対象とするECCブロックのデータ
の未記録を判別し(ST21)、CPU50はこれを判
断し、ホストコンピュータ62へ未記録を示すデータを
出力する(ST22)。また、上記ステップ20での判
断の結果、未記録領域検知信号が供給されていない際、
光ディスク制御回路53は、対象とするECCブロック
のデータの読取りエラーを判別し(ST23)、ホスト
コンピュータ62へ読取りエラーを示すデータを出力す
る(ST24)。
【0153】また、上記ステップ19での比較の結果、
未記録セクタ数(C)がスレッショルド値(N3)より
も小さかった際に、光ディスク制御回路53は、そのE
CCブロックのデータの訂正不能を判別し(ST2
5)、CPU50はこれを判断し、ホストコンピュータ
62へ訂正不能を示すデータを出力する(ST26)。
【0154】これにより、CPU50は、ユーザデータ
をリードして訂正不能エラーが発生した場合には、ホス
トコンピュータ62へ訂正不能を示すデータを返送し、
データが何も書かれていなくて訂正不能エラーが発生し
たのか、サーティファイ処理時に初期欠陥が発見され、
ECCブロックのフレーミングがずれているために訂正
不能エラーが発生した場合には、ホストコンピュータ6
2へ訂正不能を示すデータを返送せず、未記録領域検知
回路73からの未記録領域検知信号が供給されている際
に、未記録領域を示すデータを返送する。
【0155】なお、上記例では、所定のECCブロック
の所定のセクタに対するデータの再生(リード)を行う
際の処理について説明したが、複数のECCブロックに
またがるセクタに対する再生を行う際も、各ECCブロ
ック単位の処理を行うことにより同様に実施できる。
【0156】次に、所定のECCブロックの所定のセク
タに対するデータの記録(ライト)を行う際の処理を、
図21から図23に示すフローチャートを参照しつつ説
明する。
【0157】たとえば今、光ディスク1のデータエリア
3内の1つ目のECCブロックの途中のセクタから3つ
目のECCブロックの途中のセクタまでの、3つのEC
Cブロックにまたがる領域に対するデータの記録の指示
と記録データとが、ホストコンピュータ62からインタ
ーフェース回路55を介して光ディスク装置60内に供
給される(ST31)。これにより、所定のECCブロ
ックの所定のセクタに対するデータの記録の指示はCP
U50へ供給され、記録データはメモリ10に記憶され
る。
【0158】この場合、CPU50は先頭の(1つ目
の)ECCブロックに対して、先頭のセクタから1EC
Cブロック分のセクタを再生し、この再生により付与さ
れている訂正データで訂正された先頭のセクタから記録
開始セクタの手前のセクタまでの記録データを再生し、
この再生された記録データと記録開始セクタから1つ目
のECCブロックの最終セクタまでの今回の記録データ
とにより、新たに訂正コードを付与して1つ目のECC
ブロックの記録データを生成して記録する処理(リード
モディファイ ライト処理)を行う(ST32)。
【0159】ついで、2つ目のECCブロックに対し
て、2つ目のECCブロックの16セクタの今回の記録
データにより、訂正コードを付与して2つ目のECCブ
ロックの記録データを生成して記録する処理を行う(S
T33)。
【0160】ついで、3つ目のECCブロックに対し
て、先頭のセクタから1ECCブロック分のセクタを再
生し、この再生により付与されている訂正データで訂正
された記録を終了するセクタの次のセクタから最終セク
タまでの記録データを再生し、3つ目のECCブロック
の先頭のセクタから記録を終了するセクタまでの今回の
記録データと上記再生された記録データにより、新たに
訂正コードを付与して3つ目のECCブロックの記録デ
ータを生成して記録する処理(リード モディファイ
ライト処理)を行う(ST34)。
【0161】次に、上記ステップ32による記録処理
(リード モディファイ ライト処理)について、詳細
に説明する。
【0162】すなわち、CPU50は上記1つ目のEC
Cブロックの先頭のセクタからの再生を判断し、その先
頭セクタに対応するトラック番号とセクタ番号からなる
アドレスとともに、その先頭セクタが含まれるゾーンに
対応する回転数をメモリ10のテーブル10aの記憶内
容により判断する(ST41)。
【0163】この判断に応じて、CPU50は記録する
ECCブロックが含まれるゾーンに対応する回転数で光
ディスク1を回転し、上記光学ヘッド3によるレーザ光
の照射位置を上記アドレスに対応する位置まで移動する
アクセス処理を行う(ST42)。すなわち、上述した
リード時のステップ3と同様に処理される。
【0164】そして、光ディスク制御回路53は、その
アドレスデータと上記記録処理を開始するアドレスデー
タとが一致するか否かを判断し、一致しない場合、CP
U50は、再度上述したアクセス処理を行う。
【0165】一致している場合、光ディスク制御回路5
3はデータ再生回路38内の復調回路75により復調さ
れるその先頭のセクタのデータ領域のデータをエラー訂
正回路52へ出力する。さらに、続くセクタごとのデー
タ領域のデータをエラー訂正回路52へ出力する。これ
により、1ECCブロック分のデータがエラー訂正回路
52に供給される(ST43)。
【0166】このような状態において、光ディスク制御
回路53は、第1の同期コード検知回路81からのセク
タ単位の同期コード検知信号を光ディスク制御回路53
内のカウンタ回路を用いてカウント(A)して記憶し
(ST44)、第2の同期コード検知回路82からのセ
クタ単位の同期コード部分に対応するサンプリング信号
値(B)を光ディスク制御回路53内のレジスタに記憶
する(ST45)。
【0167】また、エラー訂正回路52は、各ラインご
とに横方向のECC1を用いてエラー訂正処理を行い、
エラーが生じた際、光ディスク制御回路53へ出力す
る。これにより、光ディスク制御回路53は、エラー訂
正回路52による1ECCブロック分のデータを再生し
て、各ライン(208ライン)の横方向に対する1回目
のエラー訂正処理を行った際に、エラーライン数を調
べ、このエラーライン数とあらかじめCPU50から光
ディスク制御回路53内のレジスタに設定されているエ
ラーライン数のスレッショルド値(N1:200ライ
ン)とを比較する(ST46)。
【0168】この比較の結果、エラーライン数がスレッ
ショルド値よりも小さかった際、光ディスク制御回路5
3は、エラー訂正回路52によるエラー訂正処理を継続
させる(ST47)。
【0169】ついで、光ディスク制御回路53は、上記
エラー訂正処理された各セクタごとの先頭のセクタID
部の再生データと光ディスク制御回路53内に登録され
ているサーティファイ処理時のダミーデータパターンと
が一致するか否かを判断する(ST48)。この判断の
結果、所定数(1〜16任意)のセクタで一致が判断さ
れた際、光ディスク制御回路53は、各セクタにサーテ
ィファイ用のダミーデータが記録されているユーザデー
タの未記録を判断し、CPU50はこの結果を見て未記
録と判定する(ST49)。
【0170】この際、CPU50は、先頭のセクタから
記録開始セクタの手前のセクタまでの再生された記録デ
ータと記録開始セクタから1つ目のECCブロックの最
終セクタまでの今回の記録データとにより、新たに訂正
コードを付与して1つ目のECCブロックの記録データ
を生成して光ディスク1に記録する(ST50)。
【0171】また、上記ステップ48での判断の結果、
所定数(1〜16任意)のセクタで一致が判断されなか
った際、光ディスク制御回路53は、上記エラー訂正処
理による訂正不可か否かを判断する(ST51)。この
判断の結果、上記エラー訂正処理による訂正不可が判断
された際、CPU50は、ホストコンピュータ62へ訂
正不可による訂正不能を示すデータを出力する(ST5
2)。
【0172】また、上記ステップ51での判断の結果、
上記エラー訂正処理による訂正の正常終了が判断された
際、CPU50は、ステップ50に進み、記録処理を行
う。また、上記ステップ46での判断の結果、エラーラ
イン数がスレッショルド値よりも大きかった際、光ディ
スク制御回路53は、光ディスク制御回路53の内部レ
ジスタに記憶されている第1の同期コード検知回路81
からのセクタ単位の同期コード検知信号のカウント値
(A)とCPU50から光ディスク制御回路53の内部
レジスタにあらかじめ設定されている同期コード検知信
号値(スレッショルド値:N2a)とを比較し(ST5
3)、この比較の結果、カウント値が同期コード検知信
号値よりも大きかった際に、光ディスク制御回路53内
のカウンタ回路の未記録セクタ数(C)をカウントアッ
プする(ST54)。
【0173】また、光ディスク制御回路53は、光ディ
スク制御回路53の内部レジスタに記憶されている第2
の同期コード検知回路82からのセクタ単位の同期コー
ド部分に対応するサンプリング信号値(B)とCPU5
0から光ディスク制御回路53の内部レジスタにあらか
じめ設定されている検知信号値(スレッショルド値:N
2b)とを比較し(ST55)、この比較の結果、サン
プリング信号値が検知信号値よりも大きかった際に、光
ディスク制御回路53内のカウンタ回路の未記録セクタ
数(C)をカウントアップする(ST54)。
【0174】次に、光ディスク制御回路53は、上記ス
テップ53から55の1ECCブロックに対する処理が
終了した際(ST56)、光ディスク制御回路53のカ
ウンタ回路でカウントされた未記録セクタ数(C)とあ
らかじめCPU50から光ディスク制御回路53の内部
レジスタに設定されている未記録セクタ数(C)のスレ
ッショルド値(N3)とを比較する(ST57)。この
比較の結果、未記録セクタ数がスレッショルド値よりも
大きかった際に、光ディスク制御回路53は、上記未記
録領域検知回路73からの未記録領域検知信号が供給さ
れているか否かを判断する(ST58)。この判断の結
果、未記録領域検知信号が供給されている際、CPU5
0は、対象とするECCブロックのデータの未記録を判
別し(ST59)、ステップ50に進み、記録処理を行
う。
【0175】また、上記ステップ58での判断の結果、
未記録領域検知信号が供給されていない際、CPU50
は、対象とするECCブロックのデータの読取りエラー
を判別し(ST60)、ホストコンピュータ62へ読取
りエラーを示すデータを出力する(ST61)。
【0176】また、上記ステップ57での比較の結果、
未記録セクタ数がスレッショルド値よりも小さかった際
に、光ディスク制御回路53は、そのECCブロックの
データの訂正不能を判別し、CPU50はこれを判断し
(ST62)、ホストコンピュータ62へ訂正不能を示
すデータを出力する(ST63)。
【0177】これにより、CPU50は、上述したリー
ド モディファイ ライト処理のリード時に、対象とな
るECCブロックの記録データを再生し、訂正不能エラ
ーが発生した場合には、ホストコンピュータ62へ訂正
不能を示すデータを返送し、データが何も書かれていな
くて訂正不能エラーが発生したのか、サーティファイ処
理時に初期欠陥が発見され、ECCブロックのフレーミ
ングがずれているために訂正不能エラーが発生した場合
には、未記録領域検知回路73からの未記録領域検知信
号が供給されている際に、記録処理を行う。
【0178】また、2つ目のECCブロックに対する記
録処理は、上記1つ目のECCブロックに対する記録処
理の終了後、2つ目のECCブロックに対する記録デー
タに、新たに訂正コードを付与されている2つ目のEC
Cブロックの記録データを用いて光ディスク1に続けて
行われる。
【0179】ついで、3つ目のECCブロックに対する
記録処理は、上記2つ目のECCブロックに対する記録
処理の終了後、上述した1つ目のECCブロックに対す
る記録処理と同様にリード モディファイ ライト処理
が行われる。
【0180】ただし、データの記録処理を行う際、3つ
目のECCブロックの先頭のセクタから記録を終了する
セクタまでの今回の記録データと記録を終了するセクタ
の次のセクタから最終セクタまでの上記再生された記録
データにより、新たに訂正コードを付与して3つ目のE
CCブロックの記録データを光ディスク1に記録する。
【0181】また、1ECCブロック内の1ECCブロ
ックに満たないセクタ長の記録データを記録する際も、
上記同様にリード モディファイ ライト処理が行われ
る。上記したように、ECCブロック単位でエラー訂正
処理が正しく行えないとき、つまり横方向に対する1回
目のエラー訂正処理を行った際のエラーライン数があら
かじめ内部レジスタに設定されているエラーライン数の
スレッショルド値よりも大きかった場合で、ECCブロ
ック単位の未記録セクタ数があらかじめ内部レジスタに
設定されているスレッショルド値よりも大きく、再生用
のクロックがロックされており、所定時間、再生信号に
2値化信号がない際に、ユーザデータが全く記録されて
いないことを判断するものである。
【0182】未記録セクタ数の計数は、セクタ単位の同
期コード検知数があらかじめ内部レジスタに設定されて
いるスレッショルド値よりも大きい場合、あるいはセク
タ単位の同期コード部分に対応するサンプリング信号値
があらかじめメモリに設定されているスレッショルド値
よりも大きい場合に行われるようになっている。
【0183】また、ECCブロック単位でエラー訂正処
理が正しく行われ、セクタごとの先頭のセクタID部の
再生データとサーティファイ処理時のダミーデータパタ
ーンが一致する際にユーザデータの未記録セクタと判断
するものであり、ECCブロック単位でエラー訂正処理
が正しく行われ、セクタごとの先頭のセクタID部の再
生データとサーティファイ処理時のダミーデータパター
ンが一致しなかった際に、再生データの正常を判断する
ものである。
【0184】また、ECCブロック単位でエラー訂正処
理が正しく行われなかったり、あるいは、横方向に対す
る1回目のエラー訂正処理を行った際のエラーライン数
があらかじめメモリに設定されているエラーライン数の
スレッショルド値よりも大きく、しかもECCブロック
単位の未記録セクタ数があらかじめメモリに設定されて
いるスレッショルド値よりも少なかった場合に、訂正不
能を判断するものである。
【0185】また、光ディスク装置としては、上記判断
結果をホストコンピュータへ転送するようになってい
る。
【0186】これにより、光ディスクへのデータの記録
あるいは光ディスクからのデータの再生を行う際に、ユ
ーザデータが記録されているか未記録かを正しく判断す
ることができる。
【0187】また、ホストコンピュータから光ディスク
装置へのデータの記録あるいは再生の指示に対して、光
ディスク装置からホストコンピュータへユーザデータが
記録されているか未記録かを正しく知らせることができ
る。
【0188】また、データが記録されているにも関わら
ず、再生信号波形のエンベロープ変動が大きく正しく2
値化されない、もしくは途中の欠陥をトリガにしてビッ
トシフトが生じるなどにより、データが正しく再生され
ずに未記録であると誤検知するのを防止できる。
【0189】次に、第2の実施形態について説明する。
【0190】上記第1の実施の形態では、上記第1の同
期コード検知回路81と第2の同期コード検知回路82
の両方を有し、それらの検知回路からの検知信号により
1ECCブロック内の未記録セクタ数を計数する場合に
ついて説明したが、第2の実施形態では、図24に示す
ように、第2の同期コード検知回路82の一方のみによ
り構成され、この第2の同期コード検知回路82からの
検知信号により1ECCブロック内の未記録セクタ数
(C)を計数する。
【0191】この場合、再生時の処理が、図19、図2
0に示すフローチャートのステップ5の処理が除去さ
れ、ステップ4からステップ6へ進み、ステップ15の
処理が除去され、ステップ14からステップ17に進
む、図25、図26に示すフローチャートとなる。
【0192】また、記録時の処理が、図22、図23に
示すフローチャートのステップ44の処理が除去され、
ステップ43からステップ45へ進み、ステップ53の
処理が除去され、ステップ52からステップ55に進
む、図27、図28に示すフローチャートとなる。
【0193】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0194】次に、第3の実施形態について説明する。
【0195】上記第1の実施の形態では、上記未記録領
域検知回路73が、PLLロック検知回路101とデー
タ無し検知回路102と未記録検知信号発生部103と
により構成されている場合について説明したが、この第
3の実施形態では、未記録領域検知回路73が、図29
に示すように、PLLロック検知回路101のみにより
構成される。
【0196】この場合、PLLロック検知回路101か
ら出力される、図15の(a)に示す、ロック検知信号
が未記録領域検知回路73からの記録検知信号となり、
図17の(a)に示す、アンロック検知信号が未記録検
知信号となる。
【0197】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0198】次に、第4の実施形態について説明する。
【0199】上記第1の実施の形態では、上記未記録領
域検知回路73が、PLLロック検知回路101とデー
タ無し検知回路102と未記録検知信号発生部103と
により構成され、上記第1の同期コード検知回路81と
第2の同期コード検知回路82の両方を有し、それらの
検知回路からの検知信号により1ECCブロック内の未
記録セクタ数を計数する場合について説明したが、この
第4の実施形態では、図29に示すように、未記録領域
検知回路73が、PLLロック検知回路101のみによ
り構成され、図24に示すように、第2の同期コード検
知回路82の一方のみにより構成され、この第2の同期
コード検知回路82からの検知信号により1ECCブロ
ック内の未記録セクタ数(C)を計数する。
【0200】この場合、PLLロック検知回路101か
ら出力される、図15の(a)に示す、ロック検知信号
が未記録領域検知回路73からの記録検知信号となり、
図17の(a)に示す、アンロック検知信号が未記録検
知信号となる。
【0201】また、再生時の処理が、図19、図20に
示すフローチャートのステップ5の処理が除去され、ス
テップ4からステップ6へ進み、ステップ15の処理が
除去され、ステップ14からステップ17に進む、図2
5、図26に示すフローチャートとなる。
【0202】また、記録時の処理が、図22、図23に
示すフローチャートのステップ44の処理が除去され、
ステップ43からステップ45へ進み、ステップ53の
処理が除去され、ステップ52からステップ55に進
む、図27、図28に示すフローチャートとなる。
【0203】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0204】次に、第5の実施形態について説明する。
【0205】上記第1の実施の形態では、上記未記録領
域検知回路73が、PLLロック検知回路101とデー
タ無し検知回路102と未記録検知信号発生部103と
により構成されている場合について説明したが、この第
5の実施形態では、未記録領域検知回路73が、図30
に示すように、データ無し検知回路102のみにより構
成される。
【0206】この場合、データ無し検知回路102から
出力される、図15の(b)に示す、データ検知信号が
未記録領域検知回路73からの記録検知信号となり、図
17の(b)に示す、データ無し検知信号が未記録検知
信号となる。
【0207】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0208】次に、第6の実施形態について説明する。
【0209】上記第1の実施の形態では、上記未記録領
域検知回路73が、PLLロック検知回路101とデー
タ無し検知回路102と未記録検知信号発生部103と
により構成され、上記第1の同期コード検知回路81と
第2の同期コード検知回路82の両方を有し、それらの
検知回路からの検知信号により1ECCブロック内の未
記録セクタ数を計数する場合について説明したが、この
第6の実施形態では、図30に示すように、未記録領域
検知回路73が、データ無し検知回路102のみにより
構成され、図24に示すように、第2の同期コード検知
回路82の一方のみにより構成され、この第2の同期コ
ード検知回路82からの検知信号により1ECCブロッ
ク内の未記録セクタ数(C)を計数する。
【0210】この場合、データ無し検知回路102から
出力される、図15の(b)に示す、データ検知信号が
未記録領域検知回路73からの記録検知信号となり、図
17の(b)に示す、データ無し検知信号が未記録検知
信号となる。
【0211】また、再生時の処理が、図19、図20に
示すフローチャートのステップ5の処理が除去され、ス
テップ4からステップ6へ進み、ステップ15の処理が
除去され、ステップ14からステップ17に進む、図2
5、図26に示すフローチャートとなる。
【0212】また、記録時の処理が、図22、図23に
示すフローチャートのステップ44の処理が除去され、
ステップ43からステップ45へ進み、ステップ53の
処理が除去され、ステップ52からステップ55に進
む、図27、図28に示すフローチャートとなる。
【0213】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0214】次に、第7の実施形態について説明する。
【0215】上記第1の実施の形態では、上記未記録領
域検知回路73を有し、未記録領域検知回路73による
未記録領域の検知を行う場合について説明したが、第7
の実施形態では、図31に示すように、上記未記録領域
検知回路73を除去し、未記録領域検知回路73による
未記録領域の検知を行わないようにしている。
【0216】この場合、再生時の図20に示すフローチ
ャートのステップ20、23、24が除去され、ステッ
プ19のイエスからステップ21に進む、図32に示す
フローチャートとなる。
【0217】また、記録時の図23に示すフローチャー
トのステップ58、60、61の処理が除去され、ステ
ップ57のイエスからステップ59に進む、図33に示
すフローチャートとなる。
【0218】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0219】次に、第8の実施形態について説明する。
【0220】上記第1の実施の形態では、上記第1の同
期コード検知回路81と第2の同期コード検知回路82
の両方を有し、それらの検知回路からの検知信号により
1ECCブロック内の未記録セクタ数を計数する場合に
ついて説明したが、第8の実施形態では、図34に示す
ように、第1の同期コード検知回路81の一方のみによ
り構成され、この第1の同期コード検知回路81からの
検知信号により1ECCブロック内の未記録セクタ数
(C)を計数する。
【0221】この場合、再生時の処理が、図19、図2
0に示すフローチャートのステップ6の処理が除去さ
れ、ステップ5からステップ7へ進み、ステップ17の
処理が除去され、ステップ16からステップ18に進
む、図35、図36に示すフローチャートとなる。
【0222】また、記録時の処理が、図22、図23に
示すフローチャートのステップ45の処理が除去され、
ステップ44からステップ46へ進み、ステップ55の
処理が除去され、ステップ54からステップ56に進
む、図37、図38に示すフローチャートとなる。
【0223】上記以外の部分については、上記第1の実
施の形態と説明が共通のため省略する。
【0224】なお、上記第1の実施の形態では、光ディ
スク装置が記録、再生を行うものであったが、これに限
らず、再生専用、記録専用の光ディスク装置であっても
同様に実施できる。再生専用の光ディスク装置の場合に
は、図19、図20のフローチャートに示すデータの再
生(リード)を行う際の処理のみが行われる。また、記
録専用の光ディスク装置の場合には、図21から図23
のフローチャートに示すデータの記録(ライト)を行う
際の処理のみが行われる。
【0225】
【発明の効果】以上詳述したように、光ディスクへのデ
ータの記録あるいは光ディスクからのデータの再生を行
う際に、ユーザデータが記録されているか未記録かを正
しく判断することができる光ディスク装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施形態に係る光ディスク
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示した光ディスクの概略構成を
示す平面図。
【図3】図3は、図1に示した光ディスクの概略構成を
示す図。
【図4】図4は、図1に示した光ディスクの各ゾーンご
との回転数と1トラックのセクタ数とを説明するための
図。
【図5】図5は、図1に示した光ディスクのECCブロ
ックの構成を説明するための図。
【図6】図6は、図1に示した光ディスクのECCブロ
ックの構成を説明するための図。
【図7】図7は、図6に示されるECCブロックの各セ
クタの構成を説明するための図。
【図8】図8は、図2に示される光ディスクのヘッダ部
のプリフォーマットデータを説明するための図。
【図9】図9は、図6に示されたECCブロックのセク
タフォーマットを示す図。
【図10】図10は、図1に示したデータ再生回路の構
成を説明するためのブロック図。
【図11】図11は、図1に示したデータ再生回路の要
部の構成を説明するためのブロック図。
【図12】図12は、図1に示したデータ再生回路の要
部の構成を説明するための回路図。
【図13】図13は、図11に示したPLLロック検知
回路の要部の信号波形を説明するための図。
【図14】図14は、図11に示したPLLロック検知
回路の要部の信号波形を説明するための図。
【図15】図15は、図11に示した未記録領域検知回
路の要部の信号波形を説明するための図。
【図16】図16は、図11に示した未記録領域検知回
路の要部の信号波形を説明するための図。
【図17】図17は、図11に示した未記録領域検知回
路の要部の信号波形を説明するための図。
【図18】図18は、図11に示した未記録領域検知回
路の要部の信号波形を説明するための図。
【図19】図19は、第1の実施の形態におけるデータ
の再生(リード)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図20】図20は、第1の実施の形態におけるデータ
の再生(リード)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図21】図21は、第1の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図22】図22は、第1の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図23】図23は、第1の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図24】図24は、第2、第4、第6の実施の形態に
おけるデータ再生回路の構成を説明するためのブロック
図。
【図25】図25は、第2、第4、第6の実施の形態に
おけるデータの再生(リード)を行う際の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図26】図26は、第2、第4、第6の実施の形態に
おけるデータの再生(リード)を行う際の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図27】図27は、第2、第4、第6の実施の形態に
おけるデータの記録(ライト)を行う際の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図28】図28は、第2、第4、第6の実施の形態に
おけるデータの記録(ライト)を行う際の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図29】図29は、第3、第4の実施の形態における
データ再生回路の要部の構成を説明するためのブロック
図。
【図30】図30は、第5、第6の実施の形態における
データ再生回路の要部の構成を説明するためのブロック
図。
【図31】図31は、第7の実施の形態におけるデータ
再生回路の構成を説明するためのブロック図。
【図32】図32は、第7の実施の形態におけるデータ
の再生(リード)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図33】図33は、第7の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図34】図34は、第8の実施の形態におけるデータ
再生回路の構成を説明するためのブロック図。
【図35】図35は、第8の実施の形態におけるデータ
の再生(リード)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図36】図36は、第8の実施の形態におけるデータ
の再生(リード)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図37】図37は、第8の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図38】図38は、第8の実施の形態におけるデータ
の記録(ライト)を行う際の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク 10…メモリ 38…データ再生回路 50…CPU 52…エラー訂正回路 53…光ディスク制御回路 60…光ディスクシステム 61…光ディスク装置 62…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F 574 574G 27/00 D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの上
    記再生手段からの再生信号のレベルのサンプリング値が
    所定値以上か否かにより未記録セクタを判断する第1の
    判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再
    生信号レベルのサンプリング値が所定値以上か否かによ
    り未記録セクタを判断する第2の判断手段と、 上記第1、第2の判断手段による1ブロック領域単位の
    未記録セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第4の判断手段と、 上記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第5の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1ブロック領域単位の1回の訂正動作におけるエラー数
    が所定数以上か否かを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第2の判断手段と、 この第2の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第4の判断手段と、 上記第1の判断手段により1ブロック領域単位の1回の
    訂正動作におけるエラー数が所定数以上と判断され、上
    記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未記録セ
    クタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断手段に
    よりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領域
    のデータの未記録を判断する第5の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1ブロック領域単位の1回の訂正動作におけるエラー数
    が所定数以上か否かを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの上
    記再生手段からの再生信号のレベルのサンプリング値が
    所定値以上か否かにより未記録セクタを判断する第2の
    判断手段と、 この第2の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第4の判断手段と、 上記第1の判断手段により1ブロック領域単位の1回の
    訂正動作におけるエラー数が所定数以上と判断され、上
    記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未記録セ
    クタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断手段に
    よりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領域
    のデータの未記録を判断する第5の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する、ある
    いは記録されているデータを再生する光ディスク装置に
    おいて、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1ブロック領域単位の1回の訂正動作におけるエラー数
    が所定数以上か否かを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第2の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再
    生信号レベルのサンプリング値が所定値以上か否かによ
    り未記録セクタを判断する第3の判断手段と、 上記第2、第3の判断手段による1ブロック領域単位の
    未記録セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第4の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第5の判断手段と、 上記第1の判断手段により1ブロック領域単位の1回の
    訂正動作におけるエラー数が所定数以上と判断され、上
    記第4の判断手段により1ブロック領域単位の未記録セ
    クタ数が所定数以上と判断され、上記第5の判断手段に
    よりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領域
    のデータの未記録を判断する第6の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する光ディ
    スク装置において、 上記所定のブロック領域の1ブロック領域に満たないセ
    クタ領域に対する記録を行う際に、対象とするブロック
    領域のすべてのセクタ領域のデータを再生してエラー訂
    正データにより訂正処理を行った後に、記録の対象外の
    セクタ領域の再生データと記録データとにエラー訂正デ
    ータを付与して記録する記録処理を有し、 上記対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域のデ
    ータを再生する再生手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する光ディ
    スク装置において、 上記所定のブロック領域の1ブロック領域に満たないセ
    クタ領域に対する記録を行う際に、対象とするブロック
    領域のすべてのセクタ領域のデータを再生してエラー訂
    正データにより訂正処理を行った後に、記録の対象外の
    セクタ領域の再生データと記録データとにエラー訂正デ
    ータを付与して記録する記録処理を有し、 上記対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域のデ
    ータを再生する再生手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの上
    記再生手段からの再生信号のレベルのサンプリング値が
    所定値以上か否かにより未記録セクタを判断する第1の
    判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 データが記録される同心円状あるいはス
    パイラル状のトラックを有し、所定のトラック長からな
    り、かつトラック上における位置を示すアドレスデータ
    が記録されるアドレス領域と記録データが記録される複
    数のフレームからなりこのフレームごとに同期コードが
    付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領域
    を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、データを記録する光ディ
    スク装置において、 上記所定のブロック領域の1ブロック領域に満たないセ
    クタ領域に対する記録を行う際に、対象とするブロック
    領域のすべてのセクタ領域のデータを再生してエラー訂
    正データにより訂正処理を行った後に、記録の対象外の
    セクタ領域の再生データと記録データとにエラー訂正デ
    ータを付与して記録する記録処理を有し、 上記対象とするブロック領域のすべてのセクタ領域のデ
    ータを再生する再生手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再
    生信号レベルのサンプリング値が所定値以上か否かによ
    り未記録セクタを判断する第2の判断手段と、 上記第1、第2の判断手段による1ブロック領域単位の
    未記録セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第4の判断手段と、 上記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第5の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 データが記録される同心円状あるいは
    スパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長から
    なり、かつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが記録されるアドレス領域と記録データが記録される
    複数のフレームからなりこのフレームごとに同期コード
    が付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領
    域を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、記録されているデータを
    再生する光ディスク装置において、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 データが記録される同心円状あるいは
    スパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長から
    なり、かつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが記録されるアドレス領域と記録データが記録される
    複数のフレームからなりこのフレームごとに同期コード
    が付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領
    域を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、記録されているデータを
    再生する光ディスク装置において、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの上
    記再生手段からの再生信号のレベルのサンプリング値が
    所定値以上か否かにより未記録セクタを判断する第1の
    判断手段と、 この第1の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第2の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第3の判断手段と、 上記第2の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第3の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第4の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 データが記録される同心円状あるいは
    スパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長から
    なり、かつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが記録されるアドレス領域と記録データが記録される
    複数のフレームからなりこのフレームごとに同期コード
    が付与される記録領域とを含む複数の連続したセクタ領
    域を、複数個有するフォーマットが定義され、 複数個のセクタ領域のうちの所定数のセクタ領域の集ま
    りから成り、これら所定数のセクタ領域に記録される記
    録データを再生するためのエラー訂正データが、所定数
    のセクタ領域の集まりに対して一括して記録されるエラ
    ー訂正データ記録領域を含むブロック領域単位で記録が
    なされる光ディスクに対して、記録されているデータを
    再生する光ディスク装置において、 上記光ディスクに記録されているデータを再生する再生
    手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの同
    期コードの検知回数が所定数以上か否かにより未記録セ
    クタを判断する第1の判断手段と、 1セクタ領域単位の同期コードの検知タイミングでの再
    生信号レベルのサンプリング値が所定値以上か否かによ
    り未記録セクタを判断する第2の判断手段と、上記第
    1、第2の判断手段による1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数を計数する計数手段と、 この計数手段により計数された1ブロック領域単位の未
    記録セクタ数が所定数以上か否かを判断する第3の判断
    手段と、 上記再生手段による再生信号によりデータの有無を判断
    する第4の判断手段と、 上記第3の判断手段により1ブロック領域単位の未記録
    セクタ数が所定数以上と判断され、上記第4の判断手段
    によりデータの無しが判断された際に、上記ブロック領
    域のデータの未記録を判断する第5の判断手段と、 具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7308637B2 (en) * 2003-08-18 2007-12-11 Sony Corporation Data recording/reproducing device, data recording/reproducing method, program, and recording medium

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7020053B2 (en) 2002-03-08 2006-03-28 Funai Electric Co., Ltd. Optical disc apparatus
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