JPH115347A - インクジェットプリンタにおける用紙の除電装置 - Google Patents
インクジェットプリンタにおける用紙の除電装置Info
- Publication number
- JPH115347A JPH115347A JP17644897A JP17644897A JPH115347A JP H115347 A JPH115347 A JP H115347A JP 17644897 A JP17644897 A JP 17644897A JP 17644897 A JP17644897 A JP 17644897A JP H115347 A JPH115347 A JP H115347A
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- paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙送りローラとの接触により用紙上に生じた
静電気を効果的に除去すること。 【解決手段】 一部を接地させた導電性の除電シート9
の端縁を紙送りローラ1の用紙Sが剥離し始める部分に
近接位置させ、紙送りローラ1との接触により生じた電
荷を用紙が剥離し始める部分に生じた強い電界作用によ
り除電シートに乗り移させながらこれを効果的に除去す
るようにしたもの。
静電気を効果的に除去すること。 【解決手段】 一部を接地させた導電性の除電シート9
の端縁を紙送りローラ1の用紙Sが剥離し始める部分に
近接位置させ、紙送りローラ1との接触により生じた電
荷を用紙が剥離し始める部分に生じた強い電界作用によ
り除電シートに乗り移させながらこれを効果的に除去す
るようにしたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタにおける用紙に帯電した静電気の除去装置に関す
る。
ンタにおける用紙に帯電した静電気の除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】記録書込み部の下方に用紙のスタック部
を設けることはプリンタの配設スペースを軽減する上で
得策であるが、反面においてこのように構成した場合に
は、スタック部から引出した用紙を紙送りローラに巻回
させてU字状に反転搬送する構成を採らなければならな
い関係上、紙送りローラとの接触距離が長くなって、物
性上固有の静電順位により用紙には正電荷が、ゴム等よ
りなる紙送りローラには負電荷が帯電することになり、
さらに、これら正負の電荷が用紙と紙送りローラの境界
を挟んで互いに引き合うように向かい合い、また、隣接
する電荷同士が境界を挟んで引合うために、これらの表
面には高い密度で電荷が分布することになる。
を設けることはプリンタの配設スペースを軽減する上で
得策であるが、反面においてこのように構成した場合に
は、スタック部から引出した用紙を紙送りローラに巻回
させてU字状に反転搬送する構成を採らなければならな
い関係上、紙送りローラとの接触距離が長くなって、物
性上固有の静電順位により用紙には正電荷が、ゴム等よ
りなる紙送りローラには負電荷が帯電することになり、
さらに、これら正負の電荷が用紙と紙送りローラの境界
を挟んで互いに引き合うように向かい合い、また、隣接
する電荷同士が境界を挟んで引合うために、これらの表
面には高い密度で電荷が分布することになる。
【0003】そして、この状態のもとで用紙が記録書込
み部へと紙送りローラから剥離し始めると、用紙に帯電
した正電荷ほその斥力により表面に移動し始めるため、
ノズルの先端から正に帯電しつつ用紙上に吐出されたイ
ンク滴は、用紙上の正電荷との斥力によりノズル面に押
し戻されて、一部のインク滴はノズルの先端に形成され
たメニスカスを破壊してインクの吐出不良を惹起すとい
った問題を生じさせる。
み部へと紙送りローラから剥離し始めると、用紙に帯電
した正電荷ほその斥力により表面に移動し始めるため、
ノズルの先端から正に帯電しつつ用紙上に吐出されたイ
ンク滴は、用紙上の正電荷との斥力によりノズル面に押
し戻されて、一部のインク滴はノズルの先端に形成され
たメニスカスを破壊してインクの吐出不良を惹起すとい
った問題を生じさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
用紙上に帯電した電荷を効果的に除去することのできる
新たなインクジェットプリンタにおける用紙の除電装置
を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
用紙上に帯電した電荷を効果的に除去することのできる
新たなインクジェットプリンタにおける用紙の除電装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するためのインクジェットプリンタにおけ
る用紙の除電装置として、一部を接地させた導電性除電
シートの端縁を紙送りローラの用紙が剥離し始める部分
の周面に近接位置させるようにしたものであり、また、
記録ヘッドの走行方向前後に一部を接地させた導電性の
除電シートを配設して、この除電シートの端縁を紙送り
ローラの周面から剥離し始めた用紙の部分に近接位置さ
せるようにしたものである。
る課題を達成するためのインクジェットプリンタにおけ
る用紙の除電装置として、一部を接地させた導電性除電
シートの端縁を紙送りローラの用紙が剥離し始める部分
の周面に近接位置させるようにしたものであり、また、
記録ヘッドの走行方向前後に一部を接地させた導電性の
除電シートを配設して、この除電シートの端縁を紙送り
ローラの周面から剥離し始めた用紙の部分に近接位置さ
せるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示したもので
ある。
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示したもので
ある。
【0007】図において符号1は、給紙ローラ3によっ
てホッパ4上に積層載置された用紙Sを反転させつつ記
録書込み部のもとへ送り込む紙送りローラで、この紙送
りローラ1の紙送り方向下手側には、用紙Sを排紙ロー
ラ対10に向けて水平に案内する紙案内部材5が設けら
れており、さらにこの紙案内部材5の上方には、キャリ
ッジガイド6に沿って主走査方向に往復動するキャリッ
ジ7が配設されている。
てホッパ4上に積層載置された用紙Sを反転させつつ記
録書込み部のもとへ送り込む紙送りローラで、この紙送
りローラ1の紙送り方向下手側には、用紙Sを排紙ロー
ラ対10に向けて水平に案内する紙案内部材5が設けら
れており、さらにこの紙案内部材5の上方には、キャリ
ッジガイド6に沿って主走査方向に往復動するキャリッ
ジ7が配設されている。
【0008】一方、上記した紙案内部材5には、カーボ
ン等の導電材により形成した薄い板状の除電シート9が
添設されていて、一部を接地したこの除電シート9の先
端を紙送りローラ1の周面から用紙Sが剥離し始める位
置Aの直近部分に位置させることにより、この部分に働
く強い電界作用により用紙と紙送りローラ表面の電荷を
除電シート9に移して除去するように構成されている。
ン等の導電材により形成した薄い板状の除電シート9が
添設されていて、一部を接地したこの除電シート9の先
端を紙送りローラ1の周面から用紙Sが剥離し始める位
置Aの直近部分に位置させることにより、この部分に働
く強い電界作用により用紙と紙送りローラ表面の電荷を
除電シート9に移して除去するように構成されている。
【0009】なお、図中符号2は紙送りローラ1との間
で用紙を搬送するピンチローラ、8はキャリッジ7に搭
載された記録ヘッドをそれぞれ示している。
で用紙を搬送するピンチローラ、8はキャリッジ7に搭
載された記録ヘッドをそれぞれ示している。
【0010】このように構成された実施例において、い
ま、給紙ローラ3によりホッパ4から引出された用紙S
が紙送りローラの周面に接して記録書込み部のもとへ送
り込まれ、さらに、この間に正に帯電した用紙Sが記録
書込み部へと紙送りローラ1の周面から剥離され始める
と、この位置Aに高い密度をもって集積した電荷は、強
い電界作用によりここに近接位置する導電性除電シート
の端縁へ移動して効率よく除電される。
ま、給紙ローラ3によりホッパ4から引出された用紙S
が紙送りローラの周面に接して記録書込み部のもとへ送
り込まれ、さらに、この間に正に帯電した用紙Sが記録
書込み部へと紙送りローラ1の周面から剥離され始める
と、この位置Aに高い密度をもって集積した電荷は、強
い電界作用によりここに近接位置する導電性除電シート
の端縁へ移動して効率よく除電される。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示したもの
で、この実施例は、紙送りローラ11の周面から用紙S
が剥離する部分Aに沿うようにして往復動するキャリッ
ジ17上の記録ヘッド18に対し、その走査方向前後に
一部を接地させた導電性の除電シート19を設けて、こ
の先端縁を用紙Sにきわめて近接させて位置させるよう
にしたものである。
で、この実施例は、紙送りローラ11の周面から用紙S
が剥離する部分Aに沿うようにして往復動するキャリッ
ジ17上の記録ヘッド18に対し、その走査方向前後に
一部を接地させた導電性の除電シート19を設けて、こ
の先端縁を用紙Sにきわめて近接させて位置させるよう
にしたものである。
【0012】この実施例では、紙送りローラ11の周面
に接触しつつ記録書込み部のもとへ送り込まれた用紙
が、ここからさらに記録書込み部へと紙送りローラ11
から離間してゆく際に、用紙Sに帯電した電荷がこの部
分に生じた強い電界作用により記録ヘッド18の前後に
設けた除電シート19へと順次乗り移って、記録書込み
の直前において記録画像を乱すことなくこれを効果的に
除電させてゆくことができる。
に接触しつつ記録書込み部のもとへ送り込まれた用紙
が、ここからさらに記録書込み部へと紙送りローラ11
から離間してゆく際に、用紙Sに帯電した電荷がこの部
分に生じた強い電界作用により記録ヘッド18の前後に
設けた除電シート19へと順次乗り移って、記録書込み
の直前において記録画像を乱すことなくこれを効果的に
除電させてゆくことができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、紙送
りローラの用紙が剥離し始める部分に、導電性除電シー
トの端縁を近接位置させるようにしたので、搬送過程で
用紙と紙送りローラの相方に帯電して用紙が剥離する際
にその剥離部分に集積した高い密度の電荷を、その部分
強い電界作用により除電シートに乗り移らせてこれを効
果的に除去することを可能とし、インク滴による記録像
を乱すことなく良好な記録書込みを行なわすことができ
る。
りローラの用紙が剥離し始める部分に、導電性除電シー
トの端縁を近接位置させるようにしたので、搬送過程で
用紙と紙送りローラの相方に帯電して用紙が剥離する際
にその剥離部分に集積した高い密度の電荷を、その部分
強い電界作用により除電シートに乗り移らせてこれを効
果的に除去することを可能とし、インク滴による記録像
を乱すことなく良好な記録書込みを行なわすことができ
る。
【0014】また、この除電シートを走行する記録ヘッ
ドの前後に設けることにより、用紙上に帯電した電荷
を、紙送りローラから剥離する部分に生じる強い電荷作
用によって、画像を乱すことなく、記録書込みを行ない
つつ徐々に除去させてゆくことができる。
ドの前後に設けることにより、用紙上に帯電した電荷
を、紙送りローラから剥離する部分に生じる強い電荷作
用によって、画像を乱すことなく、記録書込みを行ない
つつ徐々に除去させてゆくことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す除電装置の構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す除電装置の構成図で
ある。
ある。
1、11 紙送りローラ 5 紙案内部材 7、17 キャリッジ 8、18 記録ヘッド 9、19 除電シート
Claims (2)
- 【請求項1】 一部を接地させた導電性除電シートの端
縁を紙送りローラの用紙が剥離し始める部分の周面に近
接位置させたことを特徴とするインクジェットプリンタ
における用紙の除電装置。 - 【請求項2】 記録ヘッドの走行方向前後に一部を接地
させた導電性の除電シートを配設するとともに、該除電
シートの端縁を、紙送りローラの周面から剥離し始めた
用紙の部分に近接位置させたことを特徴とするインクジ
ェットプリンタにおける用紙の除電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17644897A JPH115347A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | インクジェットプリンタにおける用紙の除電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17644897A JPH115347A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | インクジェットプリンタにおける用紙の除電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115347A true JPH115347A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16013892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17644897A Withdrawn JPH115347A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | インクジェットプリンタにおける用紙の除電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115347A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7771038B2 (en) | 2002-10-03 | 2010-08-10 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and printing method |
JP2014198452A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
US9751311B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-09-05 | Seiko Epson Corporation | Fluid ejection device |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP17644897A patent/JPH115347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7771038B2 (en) | 2002-10-03 | 2010-08-10 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and printing method |
JP2014198452A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
US9751311B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-09-05 | Seiko Epson Corporation | Fluid ejection device |
JP2017159670A (ja) * | 2013-03-15 | 2017-09-14 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |