JPH1152395A - 液晶表示装置とその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置とその製造方法

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JPH1152395A
JPH1152395A JP21194097A JP21194097A JPH1152395A JP H1152395 A JPH1152395 A JP H1152395A JP 21194097 A JP21194097 A JP 21194097A JP 21194097 A JP21194097 A JP 21194097A JP H1152395 A JPH1152395 A JP H1152395A
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liquid crystal
crystal layer
polymer
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display device
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JP21194097A
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Inventor
Kenji Kitajima
賢二 北島
Katsutoshi Saito
勝俊 斉藤
Katsumi Matsumoto
克已 松本
Taiichi Kimura
泰一 木村
Tsudoi Iguchi
集 井口
Toshio Miyazawa
敏夫 宮沢
Kayao Takemoto
一八男 竹本
Koki Sakai
弘毅 酒井
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶パネルを構成する高分子分散型液晶層の表
面の粗れを無くして高品質の画像表示を得る。 【解決手段】一方の基板701に塗布した高分子分散型
液晶層703を挟持する如く他方の基板702を貼り合
わせ、高分子分散型液晶層703の表示領域外周部の間
隙をシール材で封止してなる液晶パネルを具備した液晶
表示装置において、上記一方および他方の基板701と
702を高分子分散型液晶層703を挟持させて貼り合
わせた状態で当該他方の基板をマスクとして高分子分散
型液晶層703の表示領域外周部をエッチング処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子分散型液晶
層を用いた液晶パネルを有する液晶表示装置に係り、特
に高分子分散型液晶層のパターニングによる表面粗れに
起因する表示不良を解消した液晶表示装置とその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機やパソコン等の情報機器の
モニター、その他の各種表示装置用の表示デバイスとし
て液晶パネルを用いた液晶表示装置が広く用いられてい
る。
【0003】この種の液晶表示装置に具備する液晶パネ
ルは、一方の基板に共通電極を形成し、他方の基板に画
素選択用の給電電極もしくはスイッチング素子の給電電
極となる駆動電極を形成した二枚の基板の上記両電極側
を対向させて貼り合わせ、この貼り合わせギャップに液
晶層を挟持して構成される。
【0004】このような液晶パネルを用いた表示装置の
一つとして投射型表示装置が知られている。投射型表示
装置に具備する液晶パネルは液晶層に高分子分散型液晶
を用いたものが多く、この液晶パネルを樹脂製等のパッ
ケージにフレキシブルプリント基板と共に収納してモジ
ュール化されるのが普通である。
【0005】図15と図16は高分子分散型液晶を用い
た液晶パネルの製造工程の一例の説明図であって、A−
1〜A−6は工程順を示し、(a)は平面図、(b)は
(a)のB−B線に沿った断面図である。
【0006】先ず、一方の基板701の全面に高分子分
散型液晶層703を塗布する(図15のA−1)。
【0007】この高分子分散型液晶層の上にフォトレジ
スト750を塗布し(図15のA−2)、フォトエッチ
ング法で外周を除去して有効表示領域に対応するフォト
レジストを残す(図15のA−3)。
【0008】残留させたフォトレジストをマスクとして
エッチング処理を施し、高分子分散型液晶層703の外
周を除去した後、フォトレジストを除去する(図16の
A−4)。この外周部分は両基板を接着して封止するシ
ール材の注入部分となる。
【0009】外周部分を除去した高分子分散型液晶層7
03を備えた一方の基板701に、当該高分子分散型液
晶層703に他方の基板702を重ねる(図16のA−
5)。
【0010】重ね合わせた二枚の基板の外周部分にシー
ル材704を注入して接着し(図16のA−6)液晶パ
ネルが製造される。
【0011】なお、この種の液晶表示装置を開示したも
のとしては、特開昭64−68725号公報を挙げるこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶パネル
では、一方の基板701に塗布した高分子分散型液晶層
の周縁を除去するために、当該高分子分散型液晶層の上
にフォトレジストを塗布し、これをエッチング(ウエッ
トエッチング、あるいはドライエッチング)処理するも
のであるため、フォトレジストやエッチング媒体によっ
て高分子分散型液晶層の有効表示領域の表面が粗されて
しまう。
【0013】高分子分散型液晶層の表面が粗されると、
その上に貼り合わされる他方の基板との密着性が低下し
て表示品質を劣化させてしまう。即ち、反射型の液晶パ
ネルでは、アクティブ基板であるスイッチング素子を形
成した他方の基板の内面には反射電極を有しているが、
共通電極やカラーフィルタを形成した一方の基板に塗布
した高分子分散型液晶層の表面が粗されると、上記他方
の基板に形成した反射電極と高分子分散型液晶層の密着
性が低下し、反射性能が低下したり、両基板の貼り合わ
せ精度が低下して表示品質が劣化するという問題があっ
た。
【0014】本発明の第1の目的は、液晶パネルを構成
する一方の基板に塗布した高分子分散型液晶層に粗れが
ない高品質の画像表示を得ることができる液晶表示装置
を提供することにある。
【0015】また、本発明の第2の目的は、液晶パネル
を構成する一方の基板に塗布した高分子分散型液晶層の
不要部分(すなわち、有効表示領域の周縁)の除去を当
該高分子分散型液晶層の有効表示領域の表面を粗すこと
なく行うことのできる液晶表示装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の基板に
塗布した高分子分散型液晶層の不要部分をエッチングに
より除去する際のマスクとして従来のような高分子分散
型液晶層の有効表示領域の表面を粗すフォトレジストを
用いない点に特徴を有する。
【0017】すなわち、上記第1の目的を達成するため
に、本発明は、(1)二枚の基板の間に高分子分散型液
晶層を挟持し、前記高分子分散型液晶層の外周部かつ当
該二枚の基板間にシール材を充填した液晶パネルと、パ
ッケージ本体の裏面側に周縁を埋設して設置した放熱板
および表面側の周囲に接着した前面ガラスとで液晶パネ
ル収納用のキャビティを形成し、当該キャビティ内に前
記液晶パネルを密封してなる液晶表示装置における前記
液晶パネルを構成する液晶層の前記二枚の基板の何れか
をマスクとしたエッチングにより除去された外周部に前
記シール材を充填した。
【0018】また、(2)本発明は、一方の基板に塗布
した高分子分散型液晶層を挟持する如く他方の基板を貼
り合わせ、前記高分子分散型液晶層の表示領域外周部の
間隙をシール材で封止してなる液晶パネルを具備した液
晶表示装置の前記液晶パネルを構成する二枚の基板の他
方の表示領域外周部の内面に両基板間の間隙が表示領域
の間隙より大である段差を有し、前記段差の部分にシー
ル材を充填した。
【0019】さらに、(3)一方の基板に塗布した高分
子分散型液晶層を挟持する如く他方の基板を貼り合わ
せ、前記高分子分散型液晶層の表示領域外周部の間隙を
シール材で封止してなる液晶パネルと、パッケージ本体
の裏面側に周縁を埋設して設置した放熱板および表面側
の周囲に接着した前面ガラスとでキャビティを形成し、
当該キャビティ内に前記液晶パネルを密封してなる液晶
表示装置の前記液晶パネルに、前記二枚の基板の他方の
表示領域外周部内面に両基板間の間隙が表示領域の間隙
より大である段差を有し、前記二枚の基板の一方に塗布
した液晶層を当該他方の基板をマスクとしたエッチング
により前記段差の部分を含む外側で除去した外周部の間
隙に前記シール材を充填した。
【0020】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、(4)二枚の基板の間に高分子分散型液晶層を挟持
し、前記高分子分散型液晶層の表示領域外周部の間隙を
シール材で封止してなる液晶パネルを具備した液晶表示
装置の製造方法として、前記液晶パネルを構成する二枚
の基板の一方の内面の全面に高分子分散型液晶層を塗布
する工程と、前記一方の基板の高分子分散型液晶層に他
方の基板を密着して重ね合わせる工程と、前記重ね合わ
せた二枚の基板間に挟持された高分子分散型液晶層の有
効表示領域の外周部を他方の基板をマスクとしてエッチ
ング処理により除去する工程と、前記高分子分散型液晶
層を除去した外周部の間隙に前記シール材を充填して封
止する工程とを含む。
【0021】また、(5)二枚の基板の間に高分子分散
型液晶層を挟持し、前記高分子分散型液晶層の表示領域
外周部の間隙をシール材で封止してなる液晶パネルを具
備した液晶表示装置の製造方法が、前記液晶パネルを構
成する二枚の基板の一方の内面の全面に高分子分散型液
晶層を塗布する工程と、前記一方の基板の高分子分散型
液晶層に、表示領域の外周部内面に両基板間の間隙が表
示領域の間隙より大である段差を有する他方の基板を密
着して重ね合わせる工程と、前記重ね合わせた二枚の基
板間に挟持された高分子分散型液晶層の有効表示領域の
外周部を他方の基板をマスクとして前記段差の部分を含
む外側でエッチング処理により除去する工程と、前記高
分子分散型液晶層を除去した外周部の前記段差を含む間
隙に前記シール材を充填して封止する工程とを含む。
【0022】なお、本発明は、反射型の液晶パネルを用
いた液晶表示装置に限るものではなく、透過型の液晶パ
ネルを用いた液晶表示装置にも同様に適用でき、また、
投射型液晶表示装置に限らず、直視型の液晶表示装置に
も適用できるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。
【0024】図1と図2は本発明による液晶表示装置の
製造方法の第1実施例を説明する概略工程図であって、
A−1〜A−8は各工程を示し、(a)は平面図を、
(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。
【0025】また、図3は図1の工程A−1と工程A−
2の間で処理される高分子分散型液晶層の周縁をエッチ
ング処理する工程図である。
【0026】先ず、液晶表示装置に組み込まれる液晶パ
ネルを構成する一方の基板701の片側全面に高分子分
散型液晶層703を塗布する(図1のA−1)。
【0027】上記高分子分散型液晶層703を塗布した
面に他方の基板を重ね合わせて密着し、他方の基板をマ
スクとして高分子分散型液晶層703の周縁をエッチン
グ処理する。すなわち、図3の(a)に示したように、
高分子分散型液晶層703を塗布した一方の基板701
の上記高分子分散型液晶層703に他方の基板702を
密着させて重ね合わせる。この状態でエッチング媒体に
曝すことにより、高分子分散型液晶層703の両基板の
周縁部分がエッチング処理される。同図(a)では、図
中左側では両基板701と702に挟持された高分子分
散型液晶層703の端縁部は矢印D1 に示した方向から
エッチングされ、図中右側では矢印D2で示した方向と
矢印D3 に示した方向からエッチングされる。
【0028】このエッチング処理は、(b)→(c)→
(d)に示した点線矢印のように進行し、最終的には
(d)に示した有効表示領域ARを残し、その周縁にシ
ール材注入スペースSLAが形成される。
【0029】図1のA−2に示したように、上記図3で
の高分子分散型液晶層703のエッチング処理を終了し
て有効表示領域の外周にシール材注入スペースを確保し
た後、他方の基板702に形成されている表示電極等に
プローブを当てて動作確認を行う(図1のA−3)。
【0030】動作確認後、上記表示電極等に信号および
動作電圧を印加するためのフレキシブルプリント基板
(FPC)709を接続する(図1のA−4)。
【0031】一方の基板701と他方の基板702の対
向周縁の隙間にシール材704を浸透させ、その後硬化
接着して液晶パネル714を組立てる(図2のA−
5)。
【0032】パッケージ本体707の凹部底面に備えた
放熱板711に放熱シート710を密着させて収納し、
その上に液晶パネルを組み込み、一方の基板701の周
縁とパッケージ本体707とを接着剤で固定する(図2
のA−6)。なお、放熱板711がパッケージ本体70
7の埋設されているキャビティ内底周縁に接着材を塗布
し、気密性をさらに向上させてもよい。
【0033】スペーサ712で前記FPC709をパッ
ケージ本体707に接着固定する(図2のA−7)。
【0034】第1基板701の外周縁上方に遮光枠を有
する前面ガラス713を装着してシール材で固定する
(図2のA−8)。このとき、前面ガラス713の接着
はシール材を塗布する際にその一部に開口を残しておい
てこれを仮硬化後、当該開口を同様のシール材で閉栓す
る工程を経ることで仮硬化時の加熱でキャビティ内の空
気が膨張してシール材に所謂リークパスが形成され、こ
こからキャビティ内に湿気が侵入し、これが液晶パネル
に結露を生じさせたり、あるいは液晶パネルのシール部
から高分子分散型液晶層内に侵入して表示品質の劣化を
招くのを防止するようにしてもよい。その後、ベーク炉
で完全硬化させる。
【0035】このようにして、液晶表示装置が組み立て
られる。
【0036】なお、上記工程(A−8)におけるシール
材の浸透では、ホットプレート上でシール材を加熱等し
て粘度を下げ、全面ガラス713とパッケージ本体70
7との隙間に毛細管現象で浸透させる。
【0037】上記実施例の製造方法で製造した液晶表示
装置によれば、高分子分散型液晶層に粗れがない高品質
の画像表示を得ることができる。
【0038】図4と図5は本発明による液晶表示装置の
製造方法の第2実施例を説明する概略工程図であって、
A−1〜A−8は各工程を示し、(a)は平面図を、
(b)は(a)のC−C線に沿った断面図である。
【0039】また、図6は図4の工程A−2と工程A−
3の間で処理される高分子分散型液晶層の周縁をエッチ
ング処理する工程図である。
【0040】先ず、液晶表示装置に組み込まれる液晶パ
ネルを構成する一方の基板701の片側全面に高分子分
散型液晶層703を塗布する(図4のA−1)。
【0041】上記高分子分散型液晶層703を塗布した
面に有効表示領域の外周に段差760を形成した他方の
基板702を重ね合わせて密着し(図4のA−2)、一
方の基板をマスクとして高分子分散型液晶層703の周
縁をエッチング処理する(図4のA−3)。
【0042】すなわち、図6の(a)に示したように、
高分子分散型液晶層703を塗布した一方の基板701
の上記高分子分散型液晶層703に段差760を形成し
た他方の基板702を密着させて重ね合わせる。この状
態でエッチング媒体に曝すことにより、高分子分散型液
晶層703の両基板の周縁部分がエッチング処理され
る。同図(a)では、図中左側では両基板701と70
2に挟持された高分子分散型液晶層703の端縁部は矢
印D1 に示した方向からエッチングされ、図中右側では
矢印D2 で示した方向と矢印D3 に示した方向からエッ
チングされる。
【0043】このエッチング処理は、(b)と(c)で
は矢印D4 と矢印D5 に示したようにエッチングが同図
点線矢印に示したように進行し、最終的には(d)に示
した有効表示領域ARを残し、その周縁にシール材注入
スペースSLAが形成される。
【0044】図4のA−3に示したように、上記図6で
の高分子分散型液晶層703のエッチング処理を終了し
て有効表示領域の外周にシール材注入スペースを確保し
た後、他方の基板702に形成されている表示電極等に
プローブを当てて動作確認を行う(図示せず。前記図1
のA−3参照)。
【0045】動作確認後、上記表示電極等に信号および
動作電圧を印加するためのフレキシブルプリント基板
(FPC)709を接続する(図4のA−4)。
【0046】一方の基板701と他方の基板702の対
向周縁の隙間にシール材704を浸透させ、その後硬化
接着して液晶パネル714を組立てる(図2のA−5と
A−6)。
【0047】パッケージ本体707の凹部底面に備えた
放熱板711に放熱シート710を密着させて収納し、
その上に液晶パネルを組み込み、一方の基板701の周
縁とパッケージ本体707とを接着剤で固定する(図5
のA−7)。なお、放熱板711がパッケージ本体70
7の埋設されているキャビティ内底周縁に接着材を塗布
し、気密性をさらに向上させてもよい。
【0048】また、スペーサ712で前記FPC709
をパッケージ本体707に接着固定する(図5のA−
7)。
【0049】一方の基板701の外周縁上方に遮光枠を
有する前面ガラス713を装着してシール材で固定する
(図5のA−8)。このとき、前面ガラス713の接着
はシール材を塗布する際にその一部に開口を残しておい
てこれを仮硬化後、当該開口を同様のシール材で閉栓す
る工程を経ることで仮硬化時の加熱でキャビティ内の空
気が膨張してシール材に所謂リークパスが形成され、こ
こからキャビティ内に湿気が侵入し、これが液晶パネル
に結露を生じさせたり、あるいは液晶パネルのシール部
から高分子分散型液晶層内に侵入して表示品質の劣化を
招くのを防止するようにしてもよい。その後、ベーク炉
で完全硬化させる。
【0050】このようにして、液晶表示装置が組み立て
られる。
【0051】なお、上記工程(A−8)におけるシール
材の浸透では、ホットプレート上でシール材を加熱等し
て粘度を下げ、全面ガラス713とパッケージ本体70
7との隙間に毛細管現象で浸透させる。
【0052】上記実施例の製造方法で製造した液晶表示
装置によれば、高分子分散型液晶層に粗れがない高品質
の画像表示を得ることができる。
【0053】次に、本発明を適用する反射型液晶パネル
の動作について説明する。
【0054】図7は高分子分散型液晶を用いた液晶表示
装置の表示動作を説明する模式図であって、(a)は非
表示状態を、(b)は表示状態を示す。
【0055】図中、703は高分子マトリクス中に液晶
分子739を分散した高分子分散型液晶(PDLC)
で、印加電圧に応じて光を散乱する状態から透過する状
態に変化する。
【0056】他方の基板702にはスイッチング素子で
あるTFT740と反射画素電極738が、一方の基板
701には共通電極となる透明電極730が形成されて
いて、(a)に示すように、一方の基板701の透明電
極730と他方の基板3の反射画素電極738の間に電
圧を印加してない状態では、液晶分子739はそれぞれ
不規則な方向に配列している。この状態では高分子マト
リクスと液晶分子739とに屈折率の差が生じ、入射光
741は液晶層703で散乱する。742は散乱光を示
す。
【0057】一方、同図(b)に示すように、一方の基
板701の透明電極730と他方の基板702の反射画
素電極738の間にTFT740の選択で電圧を印加し
た状態では、液晶分子739が一定方向に配向する。こ
の液晶分子739が一定方向に配向したときの屈折率と
高分子マトリクスの屈折率を合わせておくと、入射光7
41は散乱せずに液晶層703を透過して反射画素電極
738に到達し、この反射画素電極738で正反射して
一方の基板701からこの反射光が出射する。743に
この反射光を示す。
【0058】この動作原理を用い、反射画素電極738
をスイッチング素子であるTFT740で選択すること
により、画像を表示する。
【0059】次に、本発明による液晶表示装置に用いる
液晶パネルの第2基板(駆動基板)の製造方法の一例を
説明する。
【0060】図8、図9、図10は本発明による液晶パ
ネルの他方の基板(スイッチング側基板)の製造方法の
一例を説明する工程図である。
【0061】工程(図8のB−1):半導体素子と同様
に、シリコンウエハ基板500に洗浄等の前処理を行
う。
【0062】工程(図8のB−2):このシリコンウエ
ハ基板500に、例えばイオン打ち込み法を用いて不純
物をドープしてNウエル層501とPウエル層502を
設ける。
【0063】工程(図8のB−3):Nウエル層50
1、Pウエル層502の両端に、例えばイオン打ち込み
法を用いて、それぞれNMOSのチャンネルストッパ5
03とPMOSのチャンネルストッパ504を形成し、
その上を酸化してLOCOS505を設ける。
【0064】工程(図8のB−4):基板の表面を酸化
し、その上に例えばディポジション法を用いてポリシリ
コン層506を形成し、そのポリシリコン表面をリン処
理する。その上に例えばフォトレジスト膜を塗布、感
光、除去し、ドライエッチングを行い、Nウエル層、P
ウエル層上の各々にゲート電極507を形成する。
【0065】工程(図5のB−5):高耐圧NMOS、
PMOSに各々、例えばイオン打ち込み法を用いて拡散
層オフセット508を設け、低耐圧NMOSにN+拡散
層509、PMOSにP+拡散層510を設ける。
【0066】工程(図5のB−6):基板の表面に、例
えばディポジション法を用いて酸化シリコン層を形成し
第1の絶縁膜511とし、その上に例えばフォトレジス
ト膜を塗布、感光、除去し、エッチングを行い、第1の
コンタクトホール512を形成する。
【0067】工程(図5のB−7):第1のコンタクト
ホール512を設けた第1の絶縁膜511をマスクとし
て用い、例えばイオン打ち込み法を用いてコンタクト部
513を形成する。
【0068】工程(図5のB−8):第1のコンタクト
ホール512の形成部分を含んで絶縁膜の全域に、例え
ばスパッタ法で金属膜を形成し、その上に例えばフォト
レジスト膜を塗布、感光、除去し、ドライエッチングを
行い、第1層目の配線514及び第1層目の電極515
を形成する。
【0069】工程(図10のB−9):基板の表面に例
えばディポジション法を用いて、酸化シリコン層を形成
し第2の絶縁膜516とし、その上に例えばフォトレジ
スト膜を塗布、感光、除去し、エッチングを行い、第2
のコンタクトホール517を形成する。さらに、第2の
コンタクトホール517の形成部分を含んで絶縁膜の全
域に、例えばスパッタ法で金属膜を形成し、その上に例
えばフォトレジスト膜を塗布、感光、除去し、ドライエ
ッチングを行い、第2層目の配線518及び遮光膜51
9を形成する。
【0070】工程(図10のB−10):基板の表面
に、例えばディポジション法を用いて有機SOG層を形
成して第3の絶縁膜520とし、CMP法を用いて研磨
し平坦化する 工程(図10のB−11):平坦化した有機SOGの第
3の絶縁膜520上に、例えばフォトレジスト膜を塗
布、感光、除去し、エッチングを行い、第3のコンタク
トホール521を形成し、その上に例えばスパッタ法で
アルミ膜を形成し、その上にフォトレジスト膜を塗布、
感光、除去し、ドライエッチングを行い、反射画素電極
522を形成する。
【0071】工程(図10のB−12):反射画素電極
522を形成した上に、例えばディポジション法で保護
膜523を形成する。
【0072】このようにして第2の基板3が製造され、
その後前記図1〜図3、あるいは図4〜図6で説明した
した工程により液晶表示装置が組み立てられる。
【0073】図11は本発明による液晶表示装置の全体
構成例の説明図であって、(a)は一部破断した平面
図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面である。
【0074】図11に示したように、この種の液晶表示
装置は、一方の基板701と他方の基板702の間に高
分子分散型液晶層703を挟持し、両基板をシール材7
04で接着してなる液晶パネルを、樹脂を好適とするパ
ッケージ本体707のキャビティ内に収納し、その一端
縁に信号および電力を給電するためのフレキシブルプリ
ント基板(FPC)709の一端を接続すると共に、前
面ガラス713で封止して上記キャビティを密閉してな
る。
【0075】パッケージ本体707の背面には金属製の
放熱板711が、その周辺を当該パッケージ本体707
の下部4辺に埋設した状態で設置され、液晶パネルは放
熱板711との間に比較的弾性を有する放熱シート71
0を介して収納される。したがって、液晶パネルの背面
は放熱シート710により放熱板711に密着し、放熱
効果が十分に得られる構造となっている。
【0076】パッケージ本体707のキャビティ内部に
収納した液晶パネルは、その一方の基板の裏側で接着材
706により当該パッケージ本体707の底部内周に形
成された段部716に固定され、また、前面ガラス71
3をシール材705’でパッケージ本体707とFPC
709を固定するためのスペーサ712に固定される。
なお、スペーサ712はFPC709に図示しない接着
材で固定されている。図12は図11に示した本発明に
よる液晶表示装置の構造を説明する展開斜視図である。
【0077】図12において、液晶パネル714は、樹
脂製のパッケージ本体707と、このパッケージ本体7
07の裏面に周縁を埋設した金属板からなる放熱板71
1、および全面ガラス713とで構成されるキャビティ
内に収納される。なお、前面ガラス713の内面には遮
光枠(図中点線で示す)が形成されている。
【0078】すなわち、液晶パネル714は、その底面
を弾性を有する放熱シート710を介して放熱板711
に接するようにその一方の基板701の周縁下面をパッ
ケージ本体707のキャビティ内周に形成された段部7
16に接着材で固定され、FPC709を接続した後、
スペーサ712を取り付け、前面ガラス713をシール
材で接着してキャビティ内を気密状態に保つ。
【0079】図13は図11におけるフレキシブルプリ
ント基板の構成例の説明図であって、(a)は平面図、
(b)は(a)のC−C線に沿った断面図、(c)は
(a)を矢印D方向から見た側面図である。
【0080】このFPC709はベースフィルム31と
カバーフィルム32の間に多数の導体パターン30を有
し、その両端の導体パターンに共通電極接続端子22と
駆動電極接続端子24を形成してある。
【0081】そして、一方の端子部に幅方向両端に位置
する導体パターンがカバーフィルム32側に露呈されて
共通電極接続端子22とされており、駆動電極接続端子
24は両端の共通電極接続端子22の間に、べースフィ
ルム31側に露呈させて設けている。
【0082】このように、FPC709は、共通電極接
続端子22を図11の一方の基板701側に、駆動電極
接続端子24を他方の基板702側に露呈させて両面に
形成することで、一方の基板701の共通電極接続端子
部と他方の基板702の駆動電極接続端子部の両方に直
接接続可能となっている。
【0083】このような構成のFPCを用いることによ
り、両基板のシール材塗布部分に共通電極接続配線やコ
ンタクト部を設ける必要がない。
【0084】図14は本発明の液晶表示装置を用いた投
射型カラー表示装置を説明する光学系の模式図であっ
て、607Rは赤色用液晶表示装置、607Gは緑色用
液晶表示装置、607Bは青色用液晶表示装置、600
は光源、601は放物面鏡、602はコンデンサレン
ズ、603は反射鏡、604は第1の絞り、605はレ
ンズ、606はダイクロイックプリズム、608は第2
の絞り、609は投射レンズ、610はスクリーンであ
る。
【0085】この構成例では、赤色用、緑色用、および
青用の各液晶表示装置607R、607G、607Bと
して前記した実施例の液晶表示装置を用いている。
【0086】図12において、ダイクロイックプリズム
606の3面に、それぞれ赤色用液晶表示装置607
R、緑色用液晶表示装置607G、青色用液晶表示装置
607Bを光学糊を介して密着し、それぞれの位置がず
れないように位置調整後、図示しない固定手段で固定す
る。
【0087】このように構成した投射型液晶表示装置で
は、光源600からの光を放物面鏡601で平行光線と
した後、コンデンサレンズ602、反射鏡603、第1
の絞り604、レンズ605を経てダイクロイックプリ
ズム606に入射する。
【0088】ダイクロイックプリズム606では、入射
光が赤、緑、青の3つに分解されて3面のそれぞれに固
定された赤色用液晶表示装置607R、緑色用液晶表示
装置607G、青色用液晶表示装置607Bに入射す
る。
【0089】赤色用液晶表示装置607R、緑色用液晶
表示装置607G、青色用液晶表示装置607Bのそれ
ぞれには、前記したフレキシブルプリント基板709を
介して給電される信号によって画像が形成され、この画
像によって入射光が変調され、その反射光がダイクロイ
ックプリズム606で合成されてレンズ605から出射
する。
【0090】この種の投射型液晶表示装置では、各画素
毎に画像信号に応じた散乱と反射の状態をとり、正反射
光が上記レンズ605から出射する。レンズ605から
出射した3色の合成光は第2の絞り608を通ることに
よって表示領域内で散乱状態にある所および表示領域の
周囲での反射光の散乱光が遮断され、投射レンズ609
によりスクリーン610上に投射される。表示領域の周
囲には均一な暗状態の領域が形成されるため、画質の良
好な画像表示を得ることができる。
【0091】このように、上記赤色用、緑色用、および
青色用の各液晶表示装置070R、607G、607B
に形成された各色の画像を合成した高品質のフルカラー
の画像がスクリーン610上に再生される。
【0092】なお、上記した液晶表示装置の実施例で
は、液晶層として高分子分散型液晶を用いたが、本発明
はこれに限るものではなく、現在一般的に使用されてい
るTN(ツイステッド ネマチック)液晶を用いた反射
型および透過型液晶表示装置にも同様に適用できる。
【0093】透過型の液晶表示装置を用いて投射型液晶
表示装置を構成する場合は、前記した実施例とは異なる
構成となる。
【0094】以上、本発明を発明の実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更し得ることは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高分子分散型液晶層を塗布した一方の基板とこの基板に
密着した他方の基板をマスクとしたエッチング処理で上
記高分子分散型液晶層の不要部分であるシール材注入部
(外周縁)を除去するため、従来のフォトレジストを用
いたエッチング処理に起因する高分子分散型液晶層の表
面の粗れが防止され、高分子分散型液晶層の表面の粗れ
による表示品質の劣化や両基板の重ね合わせ位置精度の
低下が回避される。
【0096】また、上記他方の基板の有効表示領域外周
縁に段差を設けて上記他方の基板をマスクとするエッチ
ング処理を施すことで高速かつ高精度でエッチング処理
が可能となる。
【0097】なお、本発明の製造方法では、従来のよう
にフォトレジストの塗布とその感光および現像、並びに
エッチング処理後のフォトレジスト除去工程が不要とな
るため、全体の製造工程が簡素化され、高品質の液晶表
示装置の量産に特に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の製造方法の第1実
施例を説明する概略工程図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の製造方法の第1実
施例を説明する図1に続く概略工程図である。
【図3】図1の工程A−1と工程A−2の間で処理され
る高分子分散型液晶層の周縁をエッチング処理する工程
図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の製造方法の第2実
施例を説明する概略工程図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の製造方法の第2実
施例を説明する図4に続く概略工程図である。
【図6】図4の工程A−2と工程A−3の間で処理され
る高分子分散型液晶層の周縁をエッチング処理する工程
図である。
【図7】高分子分散型液晶を用いた液晶表示装置の表示
動作を説明する模式図である。
【図8】本発明による液晶パネルのスイッチング側基板
の製造方法の一例を説明する工程図である。
【図9】本発明による液晶パネルのスイッチング側基板
の製造方法の一例を説明する図8に続く工程図である。
【図10】本発明による液晶パネルのスイッチング側基
板の製造方法の一例を説明する図9に続く工程図であ
る。
【図11】本発明による液晶表示装置の全体構成例の説
明図である。
【図12】図11に示した本発明による液晶表示装置の
構造を説明する展開斜視図である。
【図13】図11におけるフレキシブルプリント基板の
構成例の説明図である。
【図14】本発明の液晶表示装置を用いた投射型カラー
表示装置を説明する光学系の模式図である。
【図15】高分子分散型液晶を用いた液晶パネルの製造
工程の一例の説明図である。
【図16】高分子分散型液晶を用いた液晶パネルの製造
工程の一例の図15に続く説明図である。
【符号の説明】
701 一方の基板 702 他方の基板 703 高分子分散型液晶層 704 シール材 706 接着材 707 パッケージ本体 708 一方の基板の側縁 709 フレキシブルプリント基板(FPC) 710 放熱シート 711 放熱板 712 スペーサ 713 前面ガラス 714 液晶パネル 715 一方の基板の側縁 716 段差。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 克已 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 木村 泰一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 井口 集 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 宮沢 敏夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 竹本 一八男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 酒井 弘毅 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の基板の間に高分子分散型液晶層を挟
    持し、前記高分子分散型液晶層の外周部かつ当該二枚の
    基板間にシール材を充填した液晶パネルと、パッケージ
    本体の裏面側に周縁を埋設して設置した放熱板および表
    面側の周囲に接着した前面ガラスとで液晶パネル収納用
    のキャビティを形成し、当該キャビティ内に前記液晶パ
    ネルを密封してなる液晶表示装置において、 前記液晶パネルを構成する液晶層が、前記二枚の基板の
    何れかをマスクとしたエッチングにより除去された外周
    部に前記シール材を充填してなることを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】一方の基板に塗布した高分子分散型液晶層
    を挟持する如く他方の基板を貼り合わせ、前記高分子分
    散型液晶層の表示領域外周部の間隙をシール材で封止し
    てなる液晶パネルを具備した液晶表示装置において、 前記液晶パネルを構成する二枚の基板の他方の表示領域
    外周部の内面に両基板間の間隙が表示領域の間隙より大
    である段差を有し、前記段差の部分にシール材を充填し
    てなることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】一方の基板に塗布した高分子分散型液晶層
    を挟持する如く他方の基板を貼り合わせ、前記高分子分
    散型液晶層の表示領域外周部の間隙をシール材で封止し
    てなる液晶パネルと、パッケージ本体の裏面側に周縁を
    埋設して設置した放熱板および表面側の周囲に接着した
    前面ガラスとでキャビティを形成し、当該キャビティ内
    に前記液晶パネルを密封してなる液晶表示装置におい
    て、 前記液晶パネルは、前記二枚の基板の他方の表示領域外
    周部内面に両基板間の間隙が表示領域の間隙より大であ
    る段差を有し、前記二枚の基板の一方に塗布した液晶層
    を他方の基板をマスクとしたエッチングにより前記段差
    の部分を含む外側で除去した外周部の間隙に前記シール
    材を充填してなることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】二枚の基板の間に高分子分散型液晶層を挟
    持し、前記高分子分散型液晶層の表示領域外周部の間隙
    をシール材で封止してなる液晶パネルを具備した液晶表
    示装置の製造方法において、 前記液晶パネルを構成する二枚の基板の一方の内面の全
    面に高分子分散型液晶層を塗布する工程と、 前記一方の基板の高分子分散型液晶層に他方の基板を密
    着して重ね合わせる工程と、 前記重ね合わせた二枚の基板間に挟持された高分子分散
    型液晶層の有効表示領域の外周部を他方の基板をマスク
    としてエッチング処理により除去する工程と、 前記高分子分散型液晶層を除去した外周部の間隙に前記
    シール材を充填して封止する工程とを含む液晶表示装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】二枚の基板の間に高分子分散型液晶層を挟
    持し、前記高分子分散型液晶層の表示領域外周部の間隙
    をシール材で封止してなる液晶パネルを具備した液晶表
    示装置の製造方法において、 前記液晶パネルを構成する二枚の基板の一方の内面の全
    面に高分子分散型液晶層を塗布する工程と、 前記一方の基板の高分子分散型液晶層に、表示領域の外
    周部内面に両基板間の間隙が表示領域の間隙より大であ
    る段差を有する他方の基板を密着して重ね合わせる工程
    と、 前記重ね合わせた二枚の基板間に挟持された高分子分散
    型液晶層の有効表示領域の外周部を他方の基板をマスク
    として前記段差の部分を含む外側でエッチング処理によ
    り除去する工程と、 前記高分子分散型液晶層を除去した外周部の前記段差を
    含む間隙に前記シール材を充填して封止する工程とを含
    む液晶表示装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234610A (ja) * 2007-05-01 2007-09-13 Sony Corp 表示装置の製造方法
JP2008122962A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Leonhard Kurz Stiftung & Co Kg Lcdの製造プロセス

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