JPH115216A - 互着性ペレット用循環装置 - Google Patents

互着性ペレット用循環装置

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Publication number
JPH115216A
JPH115216A JP16146397A JP16146397A JPH115216A JP H115216 A JPH115216 A JP H115216A JP 16146397 A JP16146397 A JP 16146397A JP 16146397 A JP16146397 A JP 16146397A JP H115216 A JPH115216 A JP H115216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellets
cross
inlet nozzle
die
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP16146397A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kobayashi
二三夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP16146397A priority Critical patent/JPH115216A/ja
Publication of JPH115216A publication Critical patent/JPH115216A/ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のペレット用循環装置は、比較的大形の
循環箱で、水流が遅く、ペレットの滞留時間が長くなる
ため、近時のようなゴムを含有する互着性のペレットの
場合には、互着が発生し、ペレットの生産に損失が発生
していた。 【解決手段】 本発明による互着性ペレット用循環装置
は、入口ノズル(5)の断面形状が楕円形をなし、循環箱
(1)の縦断面積が入口ノズル(5)の断面積の2〜3倍であ
るため、入口ノズル(5)から入った水流は従来よりも強
くなり、各ペレットの互着がなくなり、品質向上が得ら
れる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互着性ペレット用
循環装置に関し、特に、循環箱内の縦断面積を従来より
も小さくして水流を速くし、互着性ペレットの互着を防
止して良質なペレットを得るための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のペレット
用循環装置としては、例えば、特開平6−182760
号公報に開示された構成を図7に示すことができる。す
なわち、図7において符号1で示されるものは循環箱で
あり、この循環箱1に設けられたダイス4にはダイス硬
化層4aが設けられていると共に、このダイス硬化層4
aから押し出された溶融樹脂はこのダイス硬化層4aに
ほぼ接するように近接した状態で回転する図示しないカ
ッタ刃が設けられ、この循環箱1の下部の入口ノズル5
から上部の出口ノズル8に向けて温水等からなる水が循
環するように構成されている。従って、前記入口ノズル
5から出口ノズル8へ向けて水を循環した状態で、ダイ
ス硬化層4aから押し出される溶融樹脂をカッタ刃で切
断すると、得られたペレットはこの循環箱1内の水によ
って冷却されつつ図示しない乾燥部に送られて乾燥され
て乾燥ペレットとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のペレット用循環
装置は、以上のように構成されているため、次のような
課題が存在していた。すなわち、近年のように粘着性を
有する樹脂(ゴムが含有されている)の需要が増え、ア
ンダーウォーターカット直後の各ペレットの互着対策が
急務となっており、従来のような比較的大形の循環箱で
は水流が遅くかつ滞留時間が長く各ペレットの互着(く
っつき)を防止することが困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、循環箱内の縦断面積を従来
よりも小さくして水流を速くし、互着性ペレットの互着
を防止して良質なペレットを得るようにした互着性ペレ
ット用循環装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による互着性ペレ
ット用循環装置は、ダイスから押し出された溶融樹脂
を、水が入口ノズルから出口ノズルへ循環する循環箱内
で回転するカッタ刃により、ペレットに切断するように
した互着性ペレット用循環装置において、前記入口ノズ
ルは断面形状が楕円形をなし、前記循環箱の縦断面積が
前記入口ノズルの断面積の2〜3倍である構成である。
さらに、前記出口ノズルは断面形状が楕円形をなし、前
記入口ノズルの断面の長手方向長さは前記ダイスのダイ
ス硬化層径とほぼ同一であり、さらに、前記入口ノズル
の断面の短手方向長さは約40〜50ミリであり、さら
に、前記入口ノズル及び出口ノズルのノズル軸方向は、
前記カッタ刃のカッタ軸の軸方向と直交する横断方向軸
に対して約20〜30゜傾斜し、この傾斜方向は前記ダ
イスから押し出される前記溶融樹脂の押出方向に沿って
傾斜している構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による互
着性ペレット用循環装置の好適な実施の形態について説
明する。なお、従来と同一又は同等部分には同一符号を
付して説明する。図1において符号1で示されるものは
カッタユニット10の一端にボルト11で固定された循
環箱であり、この循環箱1の内部の容積は周知のスタフ
ィングボックスに仕切板12が一体状に設けられている
ことにより従来よりも大幅に縮小化されている。この循
環箱1の一端には、押出機13のダイス4が接合され、
このダイス4には溶融樹脂を押し出すためのダイス硬化
層4aが形成されている。この循環箱1の下部には温水
等の水を案内するための入口ノズル5が設けられている
と共に、その上部には出口ノズル8が設けられ、各ノズ
ル5、8は図3及び図4で示すように楕円形を構成して
いる。また、この各ノズル5、8のノズル軸方向5a、
8aはカッタ軸20の軸方向と直交する横断方向軸Yに
対して20〜30°傾斜しており、この傾斜方向は溶融
樹脂の押し出し方向に沿う方向に傾斜している。従っ
て、入口ノズル5から入った水はダイス硬化層4aの最
下部を直撃し、その後ダイス4の表面に沿って上昇し、
この表面を摺るようにして勢いよく出口ノズル8から出
て循環を行う。
【0007】前記循環箱1の縦断面積は、入口ノズル5
の楕円状の断面積の2〜3倍に設定されており、この入
口ノズル5の寸法は図5に示すように、長手方向長さL
は120〜770ミリ、短手方向長さWは40〜50ミ
リである。また、この長手方向長さLは、前記ダイス4
のダイス硬化層4aの径とほぼ同一もしくは同一に設定
されている。前記出口ノズル8の寸法は図6で示される
ように長手方向長さBと短手方向長さAの比A/Bは1
/2.5であることが各種実験の結果、最適であること
が確認された。なお、前述の各寸法は、各ノズル5、8
の内壁の寸法である。
【0008】前記カッタユニット10に回転及び軸方向
移動自在に設けられた周知のカッタ軸20の先端にはカ
ッタ刃21を有するカッタホルダ22が設けられてお
り、このカッタ刃21はダイス硬化層4aとほぼ接する
状態で近接配置されていると共に、このカッタ刃21の
回転によってダイス硬化層4aから押し出される溶融樹
脂をペレット状に切断する。
【0009】次に、動作について述べる。まず、図示し
ない水の循環装置によって入口ノズル5から供給された
水流は、入口ノズル5の断面の長手方向長さとほぼ同一
の外径のダイス硬化層4a全体に勢いよくぶつかり、循
環箱1の縦断面積が従来より大幅に縮小化されているた
め、循環箱1内の水流が強くなると共に、ダイス硬化層
4aから出てくる溶融樹脂が切断されて形成された互着
ペレットがこの強い水流によって互着することなく完全
に個別の状態で出口ノズル8から図示しない乾燥部へ送
られる。また、従来よりも水流が強くなっているため、
循環箱1内のペレットの滞留時間が従来の2.4秒から
1.5秒に減少されると共に、水流の流速が従来の0.
107m/secが0.209m/secとなり、ペレ
ットの互着が効果的に防止される。
【0010】
【発明の効果】本発明による互着性ペレット用循環装置
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、循環箱の縦断面積を従
来より小さくして入口ノズルの断面積の2〜3倍として
いるため、水流が従来よりも強くなるため、ペレットの
滞留時間が大幅に短くなり、互着しやすい互着ペレット
の互着を完全に防止することができる。また、入口ノズ
ルの断面の長手方向長さがダイス効果層の径(外径)と
ほぼ同一であるため、入口ノズルから供給された水は、
このダイス硬化層の径全体に勢いよくかかり、カッタ刃
により切断されるペレット全てを瞬時に出口ノズルに送
ることができ、ペレットの互着を防止することができ
る。また、循環箱が小形化されているため、循環ポンプ
も小形化でき、循環パイプ系のサイズも小形化でき、ク
ーラ、フィルタ及びタンクも小形化が可能で、脱水スク
リーンの撤去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による互着性ペレット用循環装置を示す
断面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図2の入口ノズルの断面を示す図である。
【図4】図2の出口ノズルの断面を示す図である。
【図5】入口ノズルの寸法を示す図である。
【図6】出口ノズルの寸法を示す図である。
【図7】従来の循環装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 循環箱 4 ダイス 4a ダイス硬化層 5 入口ノズル 8 出口ノズル L 長手方向長さ W 短手方向長さ 5a、8a ノズル軸方向 20 カッタ軸 21 カッタ刃 Y 横断方向軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス(4)から押し出された溶融樹脂
    を、水が入口ノズル(5)から出口ノズル(8)へ循環する循
    環箱(1)内で回転するカッタ刃(21)により、ペレットに
    切断するようにした互着性ペレット用循環装置におい
    て、前記入口ノズル(5)は断面形状が楕円形をなし、前
    記循環箱(1)の縦断面積が前記入口ノズル(5)の断面積の
    2〜3倍であることを特徴とする互着性ペレット用循環
    装置。
  2. 【請求項2】 前記出口ノズル(8)は断面形状が楕円形
    をなし、前記入口ノズル(5)の断面の長手方向長さ(L)は
    前記ダイス(4)のダイス硬化層(4a)径とほぼ同一である
    ことを特徴とする請求項1記載の互着性ペレット用循環
    装置。
  3. 【請求項3】 前記入口ノズル(5)の断面の短手方向長
    さ(W)は約40〜50ミリであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の互着性ペレット用循環装置。
  4. 【請求項4】 前記入口ノズル(5)及び出口ノズル(8)の
    ノズル軸方向(5a、8a)は、前記カッタ刃(21)のカッタ軸
    (20)の軸方向と直交する横断方向軸(Y)に対して約20
    〜30゜傾斜し、この傾斜方向は前記ダイス(4)から押
    し出される前記溶融樹脂の押出方向に沿って傾斜してい
    ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
    互着性ペレット用循環装置。
JP16146397A 1997-06-18 1997-06-18 互着性ペレット用循環装置 Pending JPH115216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144743A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Kobe Steel Ltd 水中カット造粒装置
JP2016030820A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミドペレット及びその製造方法
JP2017094693A (ja) * 2015-11-29 2017-06-01 株式会社日本製鋼所 ペレットの水中造粒装置及び水中造粒法

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