JPH1151917A - タイヤ型アレイ探触子および測定装置 - Google Patents
タイヤ型アレイ探触子および測定装置Info
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- JPH1151917A JPH1151917A JP9212848A JP21284897A JPH1151917A JP H1151917 A JPH1151917 A JP H1151917A JP 9212848 A JP9212848 A JP 9212848A JP 21284897 A JP21284897 A JP 21284897A JP H1151917 A JPH1151917 A JP H1151917A
- Authority
- JP
- Japan
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- tire
- array
- vibrators
- switching device
- peripheral surface
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- Pending
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/02—Indexing codes associated with the analysed material
- G01N2291/025—Change of phase or condition
- G01N2291/0258—Structural degradation, e.g. fatigue of composites, ageing of oils
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/26—Scanned objects
- G01N2291/269—Various geometry objects
- G01N2291/2695—Bottles, containers
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定対象物に対するタイヤ型超音波探触子の
傾き、および探傷姿勢に影響されずに板厚を測定できる
タイヤ型アレイ探触子を得ること。 【解決手段】 外周面および内周面が球面形状のタイヤ
と、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状を
有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数個
のアレイ振動子を配設したものである。
傾き、および探傷姿勢に影響されずに板厚を測定できる
タイヤ型アレイ探触子を得ること。 【解決手段】 外周面および内周面が球面形状のタイヤ
と、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状を
有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数個
のアレイ振動子を配設したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス管、石油タ
ンクあるいは鋼板などの板厚や腐食状態などを超音波に
よって連続的に検出するタイヤ型アレイ探触子及び測定
装置に関するものである。
ンクあるいは鋼板などの板厚や腐食状態などを超音波に
よって連続的に検出するタイヤ型アレイ探触子及び測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス管、石油タンクあるいは鋼板などの
被検体の板厚や腐食状態、内部欠陥などを検出する手段
として超音波を使用したものが広く実用に供されてお
り、特に、これらを連続的に検出するための手段として
被検体上を走行するタイヤ型超音波探触子が多用されて
いる。従来のタイヤ型超音波探触子の一例として、特開
昭62−288565号公報に開示された発明がある。
図7はこのような従来のタイヤ型超音波探触子を示す縦
断面図、図8は図7のa−a矢視を示す断面図である。
図において、固定軸4は筐体でその外周に固定された超
音波振動子2を内包するように、超音波5の伝播が良好
なブタジェンゴム又はシリコンゴムからなる内部タイヤ
18を設け、その外周に接触媒質として油又は水の充填
液層19を介して超音波の伝播が良好で柔軟なブタジェ
ンゴム製の外部タイヤ1を設けたものである。
被検体の板厚や腐食状態、内部欠陥などを検出する手段
として超音波を使用したものが広く実用に供されてお
り、特に、これらを連続的に検出するための手段として
被検体上を走行するタイヤ型超音波探触子が多用されて
いる。従来のタイヤ型超音波探触子の一例として、特開
昭62−288565号公報に開示された発明がある。
図7はこのような従来のタイヤ型超音波探触子を示す縦
断面図、図8は図7のa−a矢視を示す断面図である。
図において、固定軸4は筐体でその外周に固定された超
音波振動子2を内包するように、超音波5の伝播が良好
なブタジェンゴム又はシリコンゴムからなる内部タイヤ
18を設け、その外周に接触媒質として油又は水の充填
液層19を介して超音波の伝播が良好で柔軟なブタジェ
ンゴム製の外部タイヤ1を設けたものである。
【0003】このように構成したタイヤ型超音波接触子
を被検体6に接触させ、超音波振動子2から送信した超
音波5が被検体6の底面で反射して超音波振動子2に受
信されることによって板厚を測定している。その際、超
音波5はブタジェンゴムの外部タイヤ1と充填液層19
を介して伝達される。そして、外部タイヤ1の表面が自
由に変化するので被検体6との接触面が大きくなり、超
音波5の送受信が容易になる。そして、内部タイヤ18
は外部タイヤ1の形を保存し、また反射波を接触面に対
して角度をもって超音波振動子2に入射させ、被検体6
の板厚測定や内部欠陥などを検出できるようになってい
る。
を被検体6に接触させ、超音波振動子2から送信した超
音波5が被検体6の底面で反射して超音波振動子2に受
信されることによって板厚を測定している。その際、超
音波5はブタジェンゴムの外部タイヤ1と充填液層19
を介して伝達される。そして、外部タイヤ1の表面が自
由に変化するので被検体6との接触面が大きくなり、超
音波5の送受信が容易になる。そして、内部タイヤ18
は外部タイヤ1の形を保存し、また反射波を接触面に対
して角度をもって超音波振動子2に入射させ、被検体6
の板厚測定や内部欠陥などを検出できるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たタイヤ型超音波探触子によって、例えば、ガス管の腐
食等の欠陥状態を検査する場合、タイヤ型超音波探触子
の送受信方向は、常に底面や腐食等の欠陥に対して垂直
方向を保つように保持する必要がある。上記のような従
来のタイヤ型超音波探触子においては、超音波5の送受
信方向が底面や傷に対して垂直方向になるような機械的
な保持機構が採用されている。しかしながら、被検体6
の表面に局部的な窪みの存在、または被検体6の表面が
3次元的に変化している場合、3点支持によって形成さ
れる平面とタイヤ型超音波探触子直下の平面の傾きが一
致しなくなる場合が存在し、正確な検査が困難であると
いう問題点があった。また、内部タイヤ19と外部タイ
ヤ1の境界は、接触媒質としての液層19が充填されて
いるが、上向きの場合には、接触媒質が供給されないこ
と、およびタイヤ型超音波探触子の走行中における境界
層のギャップの変動によって、良好な接触状態を確保で
きないという問題点があった。
たタイヤ型超音波探触子によって、例えば、ガス管の腐
食等の欠陥状態を検査する場合、タイヤ型超音波探触子
の送受信方向は、常に底面や腐食等の欠陥に対して垂直
方向を保つように保持する必要がある。上記のような従
来のタイヤ型超音波探触子においては、超音波5の送受
信方向が底面や傷に対して垂直方向になるような機械的
な保持機構が採用されている。しかしながら、被検体6
の表面に局部的な窪みの存在、または被検体6の表面が
3次元的に変化している場合、3点支持によって形成さ
れる平面とタイヤ型超音波探触子直下の平面の傾きが一
致しなくなる場合が存在し、正確な検査が困難であると
いう問題点があった。また、内部タイヤ19と外部タイ
ヤ1の境界は、接触媒質としての液層19が充填されて
いるが、上向きの場合には、接触媒質が供給されないこ
と、およびタイヤ型超音波探触子の走行中における境界
層のギャップの変動によって、良好な接触状態を確保で
きないという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、測定対象物に対するタイヤ型超
音波探触子の傾き、および測定姿勢に影響されずに板厚
を測定できるタイヤ型アレイ探触子を得ることを目的と
する。
ためになされたもので、測定対象物に対するタイヤ型超
音波探触子の傾き、および測定姿勢に影響されずに板厚
を測定できるタイヤ型アレイ探触子を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタイヤ型
アレイ探触子は、外周面および内周面が球面形状のタイ
ヤと、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状
を有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数
個のアレイ振動子を配設したものである。
アレイ探触子は、外周面および内周面が球面形状のタイ
ヤと、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状
を有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数
個のアレイ振動子を配設したものである。
【0007】また、外部装置に配線する複数のケーブル
とアレイ振動子とを接続する回転コネクターを備えたも
のである。
とアレイ振動子とを接続する回転コネクターを備えたも
のである。
【0008】また、タイヤ型アレイ探触子に配設された
複数個のアレイ振動子の入出力信号を切り替えるチャン
ネル切り替え装置と、前記チャンネル切り替え装置を介
して得られた検出値から垂直方向の状態にある場合の最
良の検出値を選択する板厚測定装置とを備えたものであ
る。
複数個のアレイ振動子の入出力信号を切り替えるチャン
ネル切り替え装置と、前記チャンネル切り替え装置を介
して得られた検出値から垂直方向の状態にある場合の最
良の検出値を選択する板厚測定装置とを備えたものであ
る。
【0009】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るタ
イヤ型アレイ探触子の構成を示す断面図、図2は図1の
a−a矢視を示す断面図である。図において、1はタイ
ヤで、超音波の減衰が少ないゴムからなる球形としてお
り、内周面も球面状になっており、ブタジェンゴムを採
用している。2はアレイ振動子で、可塑性を有する高分
子振動子を用い、前記タイヤ1の内周面に接着されてい
るが、タイヤ1の内周面とアレイ振動子の当接面の形状
は一致したものとしている。なお、前記アレイ振動子2
は幅1.25mm、長さ22mmの寸法のものが、ここでは
64個配設している。3は背面減衰材で、アレイ振動子
2の背面に伝わる超音波を減衰するものである。4は固
定軸で、タイヤ1内を貫通する剛体に支持される軸受け
11を介して回転自在に取り付けられている。7は回転
コネクターで、タイヤ1および背面減衰材3の中心を貫
通する前記剛体の外周と固定軸4に設けられており、前
記アレイ振動子2の配備数に見合う64回線分が設けら
れている。9は外部装置としてのチャンネル切り替え装
置であり、回転コネクター7を介してアレイ振動子2と
接続されている。10は板厚測定装置で、前記チャンネ
ル切り替え装置9を介してアレイ振動子2の入出力ゲイ
ン及びゲート設定等を行い、また、入出力信号のモニタ
ー、解析等ができ、被検体6に対する超音波の入射角が
垂直方向の状態にある場合の最良の検出値を選択して最
も正確な計測データを得ることができるようになってい
る。
イヤ型アレイ探触子の構成を示す断面図、図2は図1の
a−a矢視を示す断面図である。図において、1はタイ
ヤで、超音波の減衰が少ないゴムからなる球形としてお
り、内周面も球面状になっており、ブタジェンゴムを採
用している。2はアレイ振動子で、可塑性を有する高分
子振動子を用い、前記タイヤ1の内周面に接着されてい
るが、タイヤ1の内周面とアレイ振動子の当接面の形状
は一致したものとしている。なお、前記アレイ振動子2
は幅1.25mm、長さ22mmの寸法のものが、ここでは
64個配設している。3は背面減衰材で、アレイ振動子
2の背面に伝わる超音波を減衰するものである。4は固
定軸で、タイヤ1内を貫通する剛体に支持される軸受け
11を介して回転自在に取り付けられている。7は回転
コネクターで、タイヤ1および背面減衰材3の中心を貫
通する前記剛体の外周と固定軸4に設けられており、前
記アレイ振動子2の配備数に見合う64回線分が設けら
れている。9は外部装置としてのチャンネル切り替え装
置であり、回転コネクター7を介してアレイ振動子2と
接続されている。10は板厚測定装置で、前記チャンネ
ル切り替え装置9を介してアレイ振動子2の入出力ゲイ
ン及びゲート設定等を行い、また、入出力信号のモニタ
ー、解析等ができ、被検体6に対する超音波の入射角が
垂直方向の状態にある場合の最良の検出値を選択して最
も正確な計測データを得ることができるようになってい
る。
【0010】上記のように構成されたタイヤ型アレイ探
触子においては、タイヤ1の円周上に配列された64個
のアレイ振動子2a,2b,2c〜64番目のから得ら
れる信号をチャンネル切り替え装置9を介して受信す
る。次にチャンネル切り替え装置9によってゲインの高
い1〜複数個のアレイ振動子の例えば2b,2C,2d
を選択して測定する。このようにアレイ振動子2を順次
円周方向に電子的に切り替えて板厚を計測すると、被検
査体6に対してアレイ振動子2が垂直方向になっていな
い場合の計測結果が除外でき、垂直方向の状態にある場
合の最良の検出値が得られ、最も正確な計測データとす
ることができる。また、前記アレイ振動子2の内、複数
個の振動子、例えば2a,2b,2cを同時に駆動した
場合に送受信される超音波5は球面状に放射されるた
め、平面型振動子に比べて指向性が広くなり、この結
果、被検体の傾きに対する影響が少なくなる。
触子においては、タイヤ1の円周上に配列された64個
のアレイ振動子2a,2b,2c〜64番目のから得ら
れる信号をチャンネル切り替え装置9を介して受信す
る。次にチャンネル切り替え装置9によってゲインの高
い1〜複数個のアレイ振動子の例えば2b,2C,2d
を選択して測定する。このようにアレイ振動子2を順次
円周方向に電子的に切り替えて板厚を計測すると、被検
査体6に対してアレイ振動子2が垂直方向になっていな
い場合の計測結果が除外でき、垂直方向の状態にある場
合の最良の検出値が得られ、最も正確な計測データとす
ることができる。また、前記アレイ振動子2の内、複数
個の振動子、例えば2a,2b,2cを同時に駆動した
場合に送受信される超音波5は球面状に放射されるた
め、平面型振動子に比べて指向性が広くなり、この結
果、被検体の傾きに対する影響が少なくなる。
【0011】さらに、前記アレイ振動子2の複数個をチ
ャンネル切り替え装置9により、順次切り替えて超音波
を送受信することにより、超音波の送受信の方向は36
0°の全方位について可能、すなわち、全方位について
測定することができ、また、タイヤ型アレイ探触子の進
行方向にいかなる傾きがあっても、何れかのアレイ探触
子2で確実に板厚測定を行うことができる。また、タイ
ヤ1の内面上に配設したアレイ振動子2の複数個を同時
に駆動すると、360°の全方位に超音波が送信される
ことになり、タイヤ型超音波探触子の進行方向のいかな
る方位の部位についても確実に板厚や減肉厚さを測定す
ること、例えばパイプのような上側位置になる方向であ
っても、その肉厚を測定することが可能になる。そのう
え、前記アレイ振動子2から送信される超音波は球面波
になるため、タイヤ型超音波探触子の進行方向と直交方
向の傾きに影響されずに板厚や減肉厚さを測定すること
ができる。なお、アレイ振動子2から送受信される超音
波の伝播経路に液体の境界層がないため、安定した接触
状態を保持することができる。
ャンネル切り替え装置9により、順次切り替えて超音波
を送受信することにより、超音波の送受信の方向は36
0°の全方位について可能、すなわち、全方位について
測定することができ、また、タイヤ型アレイ探触子の進
行方向にいかなる傾きがあっても、何れかのアレイ探触
子2で確実に板厚測定を行うことができる。また、タイ
ヤ1の内面上に配設したアレイ振動子2の複数個を同時
に駆動すると、360°の全方位に超音波が送信される
ことになり、タイヤ型超音波探触子の進行方向のいかな
る方位の部位についても確実に板厚や減肉厚さを測定す
ること、例えばパイプのような上側位置になる方向であ
っても、その肉厚を測定することが可能になる。そのう
え、前記アレイ振動子2から送信される超音波は球面波
になるため、タイヤ型超音波探触子の進行方向と直交方
向の傾きに影響されずに板厚や減肉厚さを測定すること
ができる。なお、アレイ振動子2から送受信される超音
波の伝播経路に液体の境界層がないため、安定した接触
状態を保持することができる。
【0012】図3は、64個のアレイ振動子を1個ずつ
順次駆動した場合の各アレイ振動子の受信エコーを示す
もので、12は送信パルス、13はゴムタイヤ表面から
の反射エコー、14はその多重反射エコー、15は被検
体の底面エコー、16はその多重反射エコー、17は被
検体の底面エコーの監視ゲートである。板厚測定装置1
0は、各アレイ振動子2の監視ゲート17内に存在する
エコーの内、最も板厚を薄く評価する計測値を板厚とす
る。すなわち、被検体6の傾きに応じた最も適切な位置
で板厚を計測することができる。なお板厚は、タイヤ1
の表面からの反射エコー13と被検体の底面エコー15
間の時間(t)と被検体中における音速の関係から求め
る。
順次駆動した場合の各アレイ振動子の受信エコーを示す
もので、12は送信パルス、13はゴムタイヤ表面から
の反射エコー、14はその多重反射エコー、15は被検
体の底面エコー、16はその多重反射エコー、17は被
検体の底面エコーの監視ゲートである。板厚測定装置1
0は、各アレイ振動子2の監視ゲート17内に存在する
エコーの内、最も板厚を薄く評価する計測値を板厚とす
る。すなわち、被検体6の傾きに応じた最も適切な位置
で板厚を計測することができる。なお板厚は、タイヤ1
の表面からの反射エコー13と被検体の底面エコー15
間の時間(t)と被検体中における音速の関係から求め
る。
【0013】図4は、図1(a)に示すようなタイヤ型
超音波探触子の進行方向に対する傾きとエコーの高さの
関係を示すものである。この結果から明らかなように、
駆動するアレイ振動子2の数が多いほど被検体6の傾き
による影響をなくすことができる。アレイ振動子2の全
数を駆動すると、円周方向に無指向性の超音波を送信す
ることができる。図5は、図1(b)に示すようなタイ
ヤ型超音波探触子の進行方向に対して直交方向の傾きと
エコー高さの関係を示すものである。この結果から明ら
かなように、球面状の振動子は平面型振動に比べて指向
性が広くなり、被検体の傾きによる影響を低減すること
ができる。
超音波探触子の進行方向に対する傾きとエコーの高さの
関係を示すものである。この結果から明らかなように、
駆動するアレイ振動子2の数が多いほど被検体6の傾き
による影響をなくすことができる。アレイ振動子2の全
数を駆動すると、円周方向に無指向性の超音波を送信す
ることができる。図5は、図1(b)に示すようなタイ
ヤ型超音波探触子の進行方向に対して直交方向の傾きと
エコー高さの関係を示すものである。この結果から明ら
かなように、球面状の振動子は平面型振動に比べて指向
性が広くなり、被検体の傾きによる影響を低減すること
ができる。
【0014】また、図6はこの発明によるタイヤ型超音
波探触子と従来技術によるタイヤ型超音波探触子のAス
コープ波形の比較を示すグラフ図である。図において、
従来技術によるタイヤ型超音波探触子では、内部タイヤ
18とタイヤ1の境界層の接触状態が良好でないと被検
体6中に超音波5が送信されず、内部タイヤ18の外面
で反射されるエコー20およびその多重エコー21が存
在することによって板厚計測が不可能な場合があった
が、この発明によるタイヤ型超音波探触子では、タイヤ
が1層構造で境界層が存在しないので常に良好な接触状
態を確保することができ、従来のような境界層からの反
射エコーが存在しないために、良好な状態のAスコープ
を形成できる。
波探触子と従来技術によるタイヤ型超音波探触子のAス
コープ波形の比較を示すグラフ図である。図において、
従来技術によるタイヤ型超音波探触子では、内部タイヤ
18とタイヤ1の境界層の接触状態が良好でないと被検
体6中に超音波5が送信されず、内部タイヤ18の外面
で反射されるエコー20およびその多重エコー21が存
在することによって板厚計測が不可能な場合があった
が、この発明によるタイヤ型超音波探触子では、タイヤ
が1層構造で境界層が存在しないので常に良好な接触状
態を確保することができ、従来のような境界層からの反
射エコーが存在しないために、良好な状態のAスコープ
を形成できる。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によるタイヤ型ア
レイ探触子は、外周面および内周面が球面形状のタイヤ
と、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状を
有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数個
のアレイ振動子を配設したので、タイヤ型アレイ探触子
が被検体に対して傾いていても検出精度よく板厚を計測
することができる。また、外部装置に配線する複数のケ
ーブルとアレイ振動子とを接続する回転コネクターを備
えたので、上向きや下向きの測定姿勢によらず全姿勢の
方位について板厚を計測することができる。また、タイ
ヤ型アレイ探触子に配設された複数個のアレイ振動子の
入出力信号を切り替えるチャンネル切り替え装置と、前
記チャンネル切り替え装置を介して得られた検出値から
垂直方向の状態にある場合の最良の検出値を選択する板
厚測定装置とを備えたので、被検体が如何なる形状を呈
していても、測定誤差なく計測できる。
レイ探触子は、外周面および内周面が球面形状のタイヤ
と、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状を
有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数個
のアレイ振動子を配設したので、タイヤ型アレイ探触子
が被検体に対して傾いていても検出精度よく板厚を計測
することができる。また、外部装置に配線する複数のケ
ーブルとアレイ振動子とを接続する回転コネクターを備
えたので、上向きや下向きの測定姿勢によらず全姿勢の
方位について板厚を計測することができる。また、タイ
ヤ型アレイ探触子に配設された複数個のアレイ振動子の
入出力信号を切り替えるチャンネル切り替え装置と、前
記チャンネル切り替え装置を介して得られた検出値から
垂直方向の状態にある場合の最良の検出値を選択する板
厚測定装置とを備えたので、被検体が如何なる形状を呈
していても、測定誤差なく計測できる。
【図1】この発明の実施の形態1を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1のa−a矢視を示す断面図である。
【図3】アレイ振動子を順次駆動した場合の各アレイ振
動子の受信エコーを示すグラフ図である。
動子の受信エコーを示すグラフ図である。
【図4】タイヤ型超音波探触子の進行方向に対する傾き
とエコーの高さの関係を示すグラフ図である。
とエコーの高さの関係を示すグラフ図である。
【図5】タイヤ型超音波探触子の進行方向に対して直交
方向の傾きとエコー高さの関係を示すグラフ図である。
方向の傾きとエコー高さの関係を示すグラフ図である。
【図6】この発明によるタイヤ型超音波探触子と従来技
術によるタイヤ型超音波探触子のAスコープ波形の比較
を示すグラフ図である。
術によるタイヤ型超音波探触子のAスコープ波形の比較
を示すグラフ図である。
【図7】従来のタイヤ型超音波探触子を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図8】図7のa−a矢視を示す断面図である。
1 タイヤ 2 アレイ振動子 3 背面減衰材 4 固定軸 5 超音波 6 被検体 7 回転コネクター 8 信号伝送ケーブル 9 チャンネル切り替え装置 10 板厚測定装置 11 軸受け 12 送信パルス 13 反射エコー 14 多重反射エコー 15 底面エコー 16 多重反射エコー 17 監視ゲート
Claims (3)
- 【請求項1】 外周面および内周面が球面形状のタイヤ
と、前記タイヤの内周面の球面形状に一致させた形状を
有するアレイ振動子とを備え、タイヤの内周面に複数個
のアレイ振動子を配設したことを特徴とするタイヤ型ア
レイ探触子。 - 【請求項2】 外部装置に配線する複数のケーブルとア
レイ振動子とを接続する回転コネクターを備えたことを
特徴とするタイヤ型アレイ探触子。 - 【請求項3】 タイヤ型アレイ探触子に配設された複数
個のアレイ振動子の入出力信号を切り替えるチャンネル
切り替え装置と、前記チャンネル切り替え装置を介して
得られた検出値から垂直方向の状態にある場合の最良の
検出値を選択する板厚測定装置とを備えたことを特徴と
する測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212848A JPH1151917A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | タイヤ型アレイ探触子および測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212848A JPH1151917A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | タイヤ型アレイ探触子および測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151917A true JPH1151917A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16629337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9212848A Pending JPH1151917A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | タイヤ型アレイ探触子および測定装置 |
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JP (1) | JPH1151917A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9233863B2 (en) | 2011-04-13 | 2016-01-12 | Molycorp Minerals, Llc | Rare earth removal of hydrated and hydroxyl species |
CN107110828A (zh) * | 2014-09-19 | 2017-08-29 | 艾洛普有限公司 | 用于超声信号传感器的装置、方法与系统 |
US9975787B2 (en) | 2014-03-07 | 2018-05-22 | Secure Natural Resources Llc | Removal of arsenic from aqueous streams with cerium (IV) oxide compositions |
US11378553B2 (en) | 2016-06-13 | 2022-07-05 | Elop As | Device, system and method for emission and reception of ultrasonic signals to and from a test material |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP9212848A patent/JPH1151917A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9233863B2 (en) | 2011-04-13 | 2016-01-12 | Molycorp Minerals, Llc | Rare earth removal of hydrated and hydroxyl species |
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US10577259B2 (en) | 2014-03-07 | 2020-03-03 | Secure Natural Resources Llc | Removal of arsenic from aqueous streams with cerium (IV) oxide compositions |
CN107110828A (zh) * | 2014-09-19 | 2017-08-29 | 艾洛普有限公司 | 用于超声信号传感器的装置、方法与系统 |
CN107110828B (zh) * | 2014-09-19 | 2020-12-08 | 艾洛普有限公司 | 用于超声信号传感器的装置、方法与系统 |
US11378553B2 (en) | 2016-06-13 | 2022-07-05 | Elop As | Device, system and method for emission and reception of ultrasonic signals to and from a test material |
US11815495B2 (en) | 2016-06-13 | 2023-11-14 | Elop As | Device, system and method for emission and reception of ultrasonic signals to and from a test material |
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