JPH1151655A - 圧電振動ジャイロおよびそれに使用される自己診断回路 - Google Patents

圧電振動ジャイロおよびそれに使用される自己診断回路

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JPH1151655A
JPH1151655A JP9210340A JP21034097A JPH1151655A JP H1151655 A JPH1151655 A JP H1151655A JP 9210340 A JP9210340 A JP 9210340A JP 21034097 A JP21034097 A JP 21034097A JP H1151655 A JPH1151655 A JP H1151655A
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JP9210340A
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Koichi Okamoto
幸一 岡本
Nagayuki Ono
長幸 小野
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TOOKIN SERAMIKUSU KK
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TOOKIN SERAMIKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電振動ジャイロが正常に動作しているか否
かを診断すること。 【解決手段】 圧電振動子10は駆動端子15と一対の
検出端子13、17とを持つ。駆動検出回路20は駆動
端子15に駆動信号を供給すると共に一対の検出端子1
3、17からの出力される一対の検出電圧を処理してジ
ャイロ出力信号を出力する。一対の検出電圧に基づい
て、自己診断回路30は圧電振動ジャイロが正常に動作
しているか否かを診断して、自己診断信号を出力する。
自己診断回路30は、一対の検出電圧を合成して加算電
圧を出力する加算回路31と、予め定められた一定電圧
を出力する定電圧回路32と、加算電圧と一定電圧とを
比較して、比較結果を出力するコンパレータ33とを備
え、比較結果を自己診断信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子の超音
波振動を利用した圧電振動ジャイロに関し、特に、自励
発振回路により圧電振動子を自励駆動する圧電振動ジャ
イロに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電振動ジャイロは、周知のよ
うに、船舶、自動車等の移動体に搭載される機器類の姿
勢を制御するための制御装置や、自動車のナビゲーショ
ンシステム等の幅広い分野で用いられている。最近で
は、自動車のロールオーバー用エアバックシステムにも
圧電振動ジャイロが用いられようとしている。
【0003】一般に圧電振動ジャイロは、振動している
物体に回転角速度が与えられると、その振動方向と直角
方向にコリオリ力を生じるという力学現象を利用したジ
ャイロスコープに属する。この圧電振動ジャイロは圧電
振動子を有する。圧電振動子は、互いに直交する2つの
方向の励振とその検出とか可能であるように構成した振
動系を形成している。この振動系において、一方の入力
側で振動を励振した状態で圧電振動子自体を回転させる
と、上述したコリオリ力の作用によって、この振動と直
角な方向に力が働き、他方の出力側で振動が励振され
る。ここで、出力側に励振される振動の大きさは、入力
側の振動の大きさおよび圧電振動子の回転角速度に比例
する。そこで、入力側における振動励振のための入力電
圧(駆動電圧)を一定にした状態で、出力電圧(検出電
圧)の大きさを検出すると、回転角速度の大きさを求め
ることができる。
【0004】図3に圧電振動ジャイロに用いられる圧電
振動子の概略構造を示す。図3において、(a)は圧電
振動子10の斜視図、(b)は圧電振動子10の中央部
における断面図である。
【0005】この圧電振動子10は円柱状の圧電セラミ
ックス11を有する。圧電セラミックス11の外周面上
には、図3(b)に示すように、7本の帯状電極12,
13,14,15,16,17、および18が形成され
ている。これら7本の帯状電極12と13,13と1
4,14と15,15と16,16と17,17と18
の全ての間隔は、等角度で配置され、かつ、図3(a)
に示すように、互いに長手方向に平行に延在している。
【0006】これら7本の帯状電極12〜18の内、円
周上に沿って1つおきに位置する4本の帯状電極12,
14,16,および18はアース用で、それらの両端
は、図3(a)に示すように、環状のアース用接続電極
19a,19bに接続されている。そして、帯状電極1
5は駆動用帯状電極として用いられ、更に残りの2本の
帯状電極13および17は検出用帯状出電極として用い
られる。駆動用帯状電極15は駆動端子とも呼ばれ、一
対の検出用帯状出電極13および17は一対の検出端子
とも呼ばれる。
【0007】これら帯状電極12〜18は、円柱状圧電
セラミックス11の側曲面にスクリーン印刷によって直
接形成される。これにより、圧電振動子10が製造され
る。
【0008】図6に圧電振動ジャイロに用いられる駆動
検出回路20を圧電振動子10と共に示す。図示の駆動
検出回路20は、差動回路21、加算回路22、同期検
波回路23、および移相回路24から構成される。差動
回路21の2つの入力端子21aおよび21bは、それ
ぞれ、圧電振動子10の一対の検出用帯状電極(検出端
子)13および17に接続されている。同様に、加算回
路22の2つの入力端子22aおよび22bも、それぞ
れ、圧電振動子10の一対の検出用帯状電極(検出端
子)13および17に接続されている。差動回路21の
出力端子21cは同期検波回路23の第1の入力端子2
3aに接続され、加算回路22の出力端子22cは同期
検波回路23の第2の入力端子23bと移相回路24の
入力端子24aに接続されている。同期検波回路23の
出力端子23cはジャイロ出力端子25に接続されてい
る。移相回路24の出力端子24bは圧電振動子10の
駆動用帯状電極(駆動端子)15に接続されている。
【0009】図5に図6に示した回路の各端子における
出力電圧波形を示す。
【0010】次に、図6に加えて図5を参照して、駆動
検出回路20の動作について説明する。圧電振動子10
として構成された円柱状圧電セラミックス11の検出用
帯状電極13、17から得られる2系統の検出電圧は加
算回路22に入力される。加算回路22は2系統の検出
電圧を加算(合成)して、加算電圧を出力する。加算回
路22からの出力される加算電圧は移相回路24に供給
される。移相回路24は円柱状圧電セラミックス11の
共振周波数に等しい周波数を持つ一定の駆動電圧を駆動
振動として駆動用帯状電極15に印加する。これら加算
回路22と移相回路24の組み合わせは、円柱状圧電セ
ラミックス11の屈曲振動の共振周波数で発振する自励
発振回路として働く。
【0011】駆動している圧電振動子10に回転角速度
が与えられていないとする。この場合、一対の検出用帯
状電極13および17からは、図5(a)および(b)
に示すように、同振幅同位相の電圧(検出電圧)が出力
されている。この2系統の検出電圧は差動回路21と加
算回路22とに供給され、図5(c)および(d)に示
すように、差動回路21から出力される差動電圧は0、
加算回路22から出力される加算電圧は検出電圧の2倍
の振幅を持つ電圧となる。これら差動電圧および加算電
圧は同期検波回路23に供給され、同期検波回路23か
ら出力される検波電圧は、図5(e)に示すように0と
なって、ジャイロ出力端子25へ出力される。すなわ
ち、この場合には、ジャイロ出力端子25からは0Vの
検波電圧がジャイロ出力信号として出力される。
【0012】一方、圧電振動子10に回転加速度が与え
られたとする。この場合、一方の検出用帯状電極13か
らは、図5(f)に示すように、静止時の検出電圧に対
して角速度に比例した電圧が加算された電圧が検出電圧
として出力され、片方の検出用帯状電極17からは、図
5(g)に示すように、静止時の検出電圧から角速度に
比例した電圧を減算した電圧が検出電圧として出力され
る。この結果、差動回路21から出力される差動電圧
は、図5(i)に示すように、角速度に比例した電圧を
2倍にした電圧となり、加算回路22から出力される加
算電圧は、図5(h)に示すように、静止時の加算電圧
と同じ電圧である。これら差動電圧と加算電圧は同期検
波回路23に供給され、図5(j)に示すように、回転
方向に応じた極性をもって、かつその回転角速度に比例
した直流電圧を検波電圧としてジャイロ出力端子25へ
出力する。したがって、この場合には、ジャイロ出力端
子25から回転角速度に比例した検波電圧がジャイロ出
力信号として出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】最近、このような構成
の圧電振動ジャイロを、自動車のロールオーバー用エア
バッグシステムのセンサとして用いようとしている。こ
のような人の生命保護に関わるシステムに使用されるセ
ンサには、センサ自体にそれが正常に動作していいるか
否かを検知する自己診断機能が要求される。何故なら
ば、圧電振動子からのリード線が断線あるいは短絡した
場合、圧電振動ジャイロは異常な信号を出力し、エアバ
ッグを誤動作させ、自動車の運転者が危険な状態になる
からである。しかしながら、図6に示すように、従来の
圧電振動ジャイロはこのような自己診断機能を備えてい
ない。
【0014】したがって、本発明の課題は、圧電振動ジ
ャイロが正常に動作しているか否かを診断することがで
きる、自己診断機能付き圧電振動ジャイロを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、駆動端子と一対の検出端子とを持
つ圧電振動子と、前記駆動端子に駆動信号を供給すると
共に前記一対の検出端子からの出力される一対の検出電
圧を処理してジャイロ出力信号を出力する駆動検出回路
と、を備えた圧電振動ジャイロに於いて、前記一対の検
出電圧に基づいて、前記圧電振動ジャイロが正常に動作
しているか否かを診断して、自己診断信号を出力する自
己診断回路を備えたことを特徴とする圧電振動ジャイロ
が得られる。
【0016】
【作用】自己診断回路を備えているので、圧電振動ジャ
イロが正常に動作しているか否かを診断することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0018】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態による圧電振動ジャイロは、自己診断回路30を備え
ている点を除いて、図6に示したものと同様の構造を有
する。したがって、図6に示すものと同様のものには同
一の参照符号を付してそれらの説明を省略する。
【0019】図示の自己診断回路30は、加算回路3
1、定電圧回路32、およびコンパレータ33から構成
される。加算回路31の2つの入力端子31aおよび3
1bは、それぞれ、圧電振動子10の一対の検出用帯状
電極(検出端子)13および17に接続されている。加
算回路31の出力端子31cはコンパレータ33の一方
の入力端子33aに接続されている。定電圧回路32の
出力端子32aはコンパレータ33の他方の入力端子3
3bに接続されている。コンパレータ33の出力端子3
3cは自己診断出力端子34に接続されている。
【0020】加算回路31は、一対の検出用帯状電極1
3、17から得られる2系統の検出電圧を加算(合成)
して加算電圧を出力する。定電圧回路32は予め定めた
一定電圧を出力する。コンパレータ33は加算電圧と一
定電圧とを比較して、比較結果を出力する。この比較結
果は自己診断出力端子34から自己診断信号として出力
される。
【0021】次に、図1に示した圧電振動ジャイロの自
己診断回路30の動作について、具体的な数値を例に挙
げて説明する。ここでは、次のことを仮定する。圧電振
動ジャイロの基準電圧が2.4Vである。圧電振動ジャ
イロが静止状態の場合において、2つの検出用帯状電極
13、17からは上記基準電圧2.4Vを基準にして各
々同位相で1Vp-p の交流電圧が出力される。換言すれ
ば、静止状態におけいて各検出用帯状電極から出力され
る各検出電圧は、直流成分が2.4Vであって、それに
振幅が0.5Vの交流電圧が重畳されてた電圧である。
したがって、検出電圧の最大値は2.9V、最小値は
1.9Vとなる。また、定電圧回路32は3Vの一定電
圧を出力する。
【0022】この2つの検出電圧が加算回路31により
加算されると、加算回路31から出力される加算電圧
は、圧電振動ジャイロの基準電圧2.4Vを基準に2V
p-p となる。すなわち、加算電圧の最大値は3.4V、
最小値は1.4Vとなる。前述したように、定電圧回路
32から出力される一定電圧は3Vであるので、加算回
路31から出力される加算電圧と定電圧回路32から出
力される一定電圧の大小関係は時間の経過とともに変化
する。したがって、コンパレータ33の比較結果は、図
4(a)に示されるように、一定周期のパルス信号とな
る。
【0023】このような状態において、検出用帯状電極
13、17の一方が断線したとしよう。この場合、断線
した方の検出用帯状電極から出力される検出電圧はその
交流電圧が0Vp-p となる。したがって、加算回路31
から出力される加算電圧はその最大値が2.9Vとな
り、定電圧回路32より出力される一定電圧(3V)よ
り常に低くなる。したがって、コンパレータ33の比較
結果は図4(b)に示されるように、論理“L”レベル
の信号となる。このコンパレータ33の比較結果を自己
診断信号として外部で監視することにより、断線等の異
常を検出することができる。
【0024】また、駆動用帯状電極15から取り出して
いるリード線が断線したとしよう。この場合、検出用帯
状電極13、17から出力される検出電圧は両方とも0
Vとなる。したがって、この場合も、コンパレータ33
の比較結果は、常に論理“L”レベルとなる。
【0025】このようにして、自己診断回路30は圧電
振動ジャイロの異常を検知することができる。
【0026】図2を参照すると、本発明の第2の実施の
形態による圧電振動ジャイロは、自己診断回路が図1の
ものから変更されている点を除いて、図1に示したもの
と同様の構造を有する。したがって、自己診断回路に参
照符号30Aを付してある。図1に示すものと同様のも
のには同一の参照符号を付してそれらの説明を省略す
る。
【0027】図1の自己診断回路30Aは、加算回路3
1を削除し、その代わりに駆動検出回路20の加算回路
22を兼用して使用している。すなわち、コンパレータ
33の入力端子33aは加算回路22の出力端子22c
に接続されている。
【0028】この自己診断回路30Aの動作は、図1に
示した自己診断回路30と同様なので、ここでは説明を
省略する。本実施の形態では、加算回路を1つ省くこと
ができるので、構成が簡易となる利点がある。
【0029】以上、本発明についていくつかの実施の形
態を挙げて説明したが、本発明は上述した実施の形態に
限定せず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更が可能なのはいうまでもない。例えば、上記実施の形
態では、定電圧回路32から出力される一定電圧を、正
常に動作しているときに検出端子のどちらか一方から出
力される検出電圧の最大値よりも高く、かつ正常に動作
しているときに加算回路から出力される加算電圧の最大
値よりも低くなるような値を設定しているが、この一定
電圧を、正常に動作しているときに検出端子のどちらか
一方から出力される検出電圧の最小値よりも低く、かつ
正常に動作しているときに加算回路から出力される加算
電圧の最小値よりも高くなるような値に設定しても良
い。また、自己診断回路は前述した実施の形態に限定さ
れず、とにかく、一対の検出電圧に基づいて、圧電振動
ジャイロが正常に動作しているか否かを診断できるよう
な構成であれば良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧電
振動ジャイロは、自己診断回路を備えているので、振動
子からのリード線の断線や短絡等の異常が発生した場合
に、それを検知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による圧電振動ジャ
イロを示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による圧電振動ジャ
イロを示すブロック図である。
【図3】圧電振動ジャイロに用いられる圧電振動しの概
略構造を示す図で、(a)はその斜視図、(b)はその
中央部における断面図である。
【図4】図1又は図2に示した圧電振動ジャイロに使用
される自己診断回路から出力される自己診断信号の電圧
波形を示す図で、(a)は正常時の電圧波形、(b)は
異常時の電圧波形である。
【図5】圧電振動ジャイロに使用される駆動検出回路の
各回路の出力電圧波形を示す図で、(a)は静止時に一
方の検出用帯状電極から出力される一方の検出電圧の波
形、(b)は静止時に他方の検出用帯状電極から出力さ
れる一方の検出電圧の波形、(c)は静止時に加算回路
から出力される加算電圧の波形、(d)は静止時に差動
回路から出力される差動電圧の波形、(e)は静止時に
同期検波回路から出力される検波電圧の波形、(f)は
回転時に一方の検出用帯状電極から出力される一方の検
出電圧の波形、(g)は回転時に他方の検出用帯状電極
から出力される一方の検出電圧の波形、(h)は回転時
に加算回路から出力される加算電圧の波形、(i)は回
転時に差動回路から出力される差動電圧の波形、(j)
は回転時に同期検波回路から出力される検波電圧の波形
である。
【図6】従来の圧電振動ジャイロを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 圧電振動子 11 円柱状圧電セラミックス 12 アース用帯状電極 13 検出用帯状電極(検出端子) 14 アース用帯状電極 15 駆動用帯状電極(駆動端子) 16 アース用帯状電極 17 検出用帯状電極(検出端子) 18 アース用帯状電極 19a,19b アース用接続電極 20 駆動検出回路 21 差動回路 22 加算回路 23 同期検波回路 24 移相回路 25 ジャイロ出力端子 30,30A 自己診断回路 31 加算回路 32 定電圧回路 33 コンパレータ 34 自己診断出力端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動端子と一対の検出端子とを持つ圧電
    振動子と、前記駆動端子に駆動信号を供給すると共に前
    記一対の検出端子からの出力される一対の検出電圧を処
    理してジャイロ出力信号を出力する駆動検出回路と、を
    備えた圧電振動ジャイロに於いて、 前記一対の検出電圧に基づいて、前記圧電振動ジャイロ
    が正常に動作しているか否かを診断して、自己診断信号
    を出力する自己診断回路を備えたことを特徴とする圧電
    振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記自己診断回路は、前記一対の検出電
    圧を合成して加算電圧を出力する加算回路と、予め定め
    られた一定電圧を出力する定電圧回路と、前記加算電圧
    と前記一定電圧とを比較して、比較結果を出力するコン
    パレータとを備え、前記比較結果を前記自己診断信号と
    して出力すること、を特徴とする請求項1に記載の圧電
    振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記駆動検出回路は、前記一対の検出電
    圧を合成して加算電圧を出力する加算回路と、前記加算
    電圧に応答して前記駆動端子に前記駆動信号を与える移
    相回路とからなる発振回路を含み、 前記自己診断回路は、予め定められた一定電圧を出力す
    る定電圧回路と、前記加算電圧と前記一定電圧とを比較
    して、比較結果を出力するコンパレータとを備え、前記
    比較結果を前記自己診断信号として出力すること、を特
    徴とする請求項1に記載の圧電振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記一定電圧は、正常に動作していると
    きのどちらか一方の検出電圧の最大値よりも高く、かつ
    正常に動作しているときの前記加算電圧の最大値よりも
    低いこと、を特徴とする請求項2又は3に記載の圧電振
    動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記一定電圧は、正常に動作していると
    きのどちらか一方の検出電圧の最小値よりも低く、かつ
    正常に動作しているときの前記加算電圧の最小値よりも
    高いこと、を特徴とする請求項2又は3に記載の圧電振
    動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 駆動端子と一対の検出端子とを持つ圧電
    振動子と、前記駆動端子に駆動信号を供給すると共に前
    記一対の検出端子からの出力される一対の検出電圧を処
    理してジャイロ出力信号を出力する駆動検出回路と、を
    備えた圧電振動ジャイロに使用される自己診断回路であ
    って、前記一対の検出電圧に基づいて、前記圧電振動ジ
    ャイロが正常に動作しているか否かを診断して、自己診
    断信号を出力する自己診断回路において、 前記一対の検出電圧を合成して加算電圧を出力する加算
    回路と、予め定められた一定電圧を出力する定電圧回路
    と、前記加算電圧と前記一定電圧とを比較して、比較結
    果を出力するコンパレータとを備え、前記比較結果を前
    記自己診断信号として出力すること、を特徴とする圧電
    振動ジャイロ用自己診断回路。
  7. 【請求項7】 駆動端子と一対の検出端子とを持つ圧電
    振動子と、前記駆動端子に駆動信号を供給すると共に前
    記一対の検出端子からの出力される一対の検出電圧を処
    理してジャイロ出力信号を出力する駆動検出回路と、を
    備えた圧電振動ジャイロに使用される自己診断回路であ
    って、前記駆動検出回路は、前記一対の検出電圧を合成
    して加算電圧を出力する加算回路と、前記加算電圧に応
    答して前記駆動端子に前記駆動信号を与える移相回路と
    からなる発振回路を含み、前記自己診断回路は、前記加
    算電圧に基づいて、前記圧電振動ジャイロが正常に動作
    しているか否かを診断して、自己診断信号を出力する自
    己診断回路において、 予め定められた一定電圧を出力する定電圧回路と、前記
    加算電圧と前記一定電圧とを比較して、比較結果を出力
    するコンパレータとを備え、前記比較結果を前記自己診
    断信号として出力すること、を特徴とする圧電振動ジャ
    イロ用自己診断回路。
  8. 【請求項8】 前記一定電圧は、正常に動作していると
    きのどちらか一方の検出電圧の最大値よりも高く、かつ
    正常に動作しているときの前記加算電圧の最大値よりも
    低いこと、を特徴とする請求項6又は7に記載の圧電振
    動ジャイロ用自己診断回路。
  9. 【請求項9】 前記一定電圧は、正常に動作していると
    きのどちらか一方の検出電圧の最小値よりも低く、かつ
    正常に動作しているときの前記加算電圧の最小値よりも
    高いこと、を特徴とする請求項6又は7に記載の圧電振
    動ジャイロ用自己診断回路。
JP9210340A 1997-08-05 1997-08-05 圧電振動ジャイロおよびそれに使用される自己診断回路 Pending JPH1151655A (ja)

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