JPH11514875A - 増幅された化学ルミネセンスによる物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定量分析のためのシステム、ならびに分析方法およびその適用のためのキット - Google Patents

増幅された化学ルミネセンスによる物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定量分析のためのシステム、ならびに分析方法およびその適用のためのキット

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JPH11514875A JP9516349A JP51634997A JPH11514875A JP H11514875 A JPH11514875 A JP H11514875A JP 9516349 A JP9516349 A JP 9516349A JP 51634997 A JP51634997 A JP 51634997A JP H11514875 A JPH11514875 A JP H11514875A
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Abstract

(57)【要約】 化学的および/または生物学的種、例えば、酵素/基質、酵素/阻害剤または抗原/抗体の同定および分析が開示される。解決されるべき問題は、増幅された化学ルミネセンスを用いた生物学的物質の定性および/または定量的分析のためのシステムを提供することであり、ここに、実際、光の放出の顕著な増強が、化学ルミネセンス試薬の励起の結果として達成できる。該問題を解決するために供されるシステムは、分析されるべき物質と対合可能なリガンド(a)、ルミノールタイプ試薬(b)、酵素(c)、該酵素(c)のための基質(d)、および少なくとも1種の増強剤を使用する。該システムは、増強剤がハロフェノール(ヨードフェノール)エステル類のファミリーから選択されることにおいて特徴付けられる。該システムを用いた分析法および分析での使用のための該システムを含めた分析キットもまた開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 増幅された化学ルミネセンスによる物質、好ましくは生物学的物質の定性および /または定量分析のためのシステム、ならびに分析方法およびその適用のための キット 技術分野 本発明の分野は興味のある分野、さらに詳しくは、化学種、好ましくは生物種 、特に核酸、または天然の蛋白質、例えば:酵素/基質および抗原/抗体の生体 高分子のごとき高分子量種の同定および分析のための分析化学の分野である。 より正確には、本発明は、 −第一に、増幅された化学ルミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質 の定性および/または定量分析のためのシステム、 −第二に、このシステムを用いた分析方法、 および第三には、該システムからなる分析キット に関する。 特に、限定的ではないが本発明によって描かれる生物学的種の物質は、核酸R NAおよびDNAならびにそれらを含むあらゆる遺伝的構造、および免疫学的抗 原(Ag)/抗体(Ab)反応に関与しうる化合物であり、さらに認識機構およ び酵素反応:酵素/基質、酵素/阻害剤、レセプター/リガンドおよびレクチン /糖において互いにカップリングする産物である。 先行技術 このタイプの分子または構造を検出し、同定しまたは分析するためには、それ らのバイオアフィニティーの特性、すなわち、それは、遺伝子ハイブリダイゼー ションまたは免疫学的もしくは酵素的認識の機構によりそれらの相補体と特異的 にカップリングするそれらの特有の能力を使用することが通常である。 化学ルミネセンス、および特にいわゆる増幅された化学ルミネセンスも、この 原理によって進行する分析技術の一つであり、研究室において現在使用されてい る。 増幅された化学ルミネセンスの検出は、タンパク質についての「ウエスタン・ ブロット(western blot)」タイプのまたは「ELISA」タイプの、あるいはDN AまたはRNAについての「サザンおよびノーザンブロット(southern & northen blot)」タイプのよく知られた分析的方法で見いだすことができる。 増幅された化学ルミネセンスのこの技術は有利であって、放射活性同位体が、 考慮されるカップリングのマーカーおよびインディケーターとして用いられる通 常の免疫学的分析と比較して代わりとなるものになる見込みがある。実際、放射 性分析は時代遅れになりはじめている、なぜならそれは、とりわけ、 −危険な操作、 −放射能標識物質の有用な保存寿命が低い、 −放射能標識の困難性、 −および放射性廃棄物の処理 を含めた多くの欠点を有するからである。 あいにくと、増幅化学ルミネセンスによるこれらの分析技術の開発は、現在存 在するシステムの限定された感度のために遅れている。この感度は考慮中のカッ プリングを指示するルミネセンス反応の途中および終わりにおいて放出される光 に一部依存する。 本明細書のこの段階で、増幅化学ルミネセンスによる検出の原理を記録するこ とにより該概念を述べることは有用に思われる。第一に、ルミネセンスは、励起 状態の物質から発せられたエネルギーの一部の回復から生じる光の放出として定 義され得る。化学ルミネセンスにおいて、該励起は化学反応により起こる。後者 は、1またはそれ以上の物質、好ましくは分析するべき生物学的物質との直接的 または間接的なリガンドのカップリングによって続いてトリガーされる。このリ ガンドは、加えて、化学ルミネセンス試薬、酵素または化学ルミネセンスの触媒 的サブユニット、およびこの酵素に特異的な基質または触媒的サブユニット類か らなる分析システムの要素の1つであって、化学ルミネセンス試薬の励起の少な くとも1つの開始剤へ、その影響のもとで変換され得、この励起には光が生じる ことが伴う。 増幅化学ルミネセンスで最も使用されるシステムの1つは、その中核において 、 ルミノールまたはイソルミノールのごとき環状ジアシルヒドリジドタイプの化学 反応試薬がみいだされるものである。そのようなシステムにおいて、使用される 酵素は、例えば、H22のごとき酸化剤と呼ばれる物質を、ルミノールの酸化の 開始剤に変換できるペルオキシダーゼ類である。この酸化はフォトンを生じるの が余りにも少ないので、ルミノールの励起は大きな感度では検出できず、それゆ え、この酸化反応を増幅させることが必要である。 公知の最も有効な増幅剤の中では、ハロゲノフェノール類およびそれらの誘導 体のファミリーに属するものを挙げることができる。しかしながら、すでに上記 で示したように、そのような増幅剤の助けを借りて達成された効率は非常に不十 分であって、とりわけ該反応後に放出された光の量に関しては不十分である。 この問題を扱ったがうまくいかなかったいくつかの先行する技術的提案がある 。 かくして、特許EP0 116 454には、化学ルミネセンス分析のシステ ムが開示されており、ここに、該ルミネセンス反応は、ペルオキシダーゼ、酸化 剤およびルミノール:2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオンの形態の化学 ルミネセンス剤の間で化学ルミネセンス反応が起こる。本特許において保護され る発明は、特に、4−ヨードフェノール、4−ブロモフェノール、4−クロロフ ェノールおよび、4−ヒドロキシケイ皮酸、2−ナフトール、6−ブロモナフタ ー2−オールおよび4−ヒドロキシフェニルジスルフィドのごとき他のフェノー ル誘導体からなる増幅剤の使用を提案する。これらの増幅剤は光放出の改良を可 能にし、とりわけ、信号/バックグラウンドノイズ比の改良を可能とする。しか しながら、これらの増幅剤の助けを借りた良好な信号/ノイズ比は、該方法の感 度に関しては依然として不満足なものである。これは、十分な感度を得るために 使用される増幅剤の量の増加を引き起こす。これは、反応における可能な妨害お よび分析費用の否定しがたい増加という結果となる。 公知のシステムを完全にするために、新しい化学ルミネセンス増幅剤が、国際 特許出願PCT WO91/05872により提案された。後者は試薬としての ルミノール、酵素としてのペルオキシダーゼ、および酸化基質としてのH22か らなるシステムで使用されることが意図される。増幅の該手段はp−ハロゲノフ ェノール類、例えばヨードフェノール類のエステルのファミリーから選択される 不活性な前駆体からなる。増幅剤のこれらの前駆体の活性化は、検出インジケー ターとして役立つであろう光の産生を得るために、化学ルミネセンスシステムの 全ての成分が一緒になった場合に、エステラーゼの助けを借りて実現する。この PCT出願において言及される発明者によると、化学ルミネセンス酵素および、 増幅剤を活性化する酵素の間でこのようにして実現する該カップリングは、この 分析の感度を改良する性質の増幅現象の原因となる。しかしながら、ここにおい てさえも、得られた改良は不十分なままである。 特許出願EP 0 516 948にもまた、式ArOX(ここにXは、加水 分解酵素の作用により活性化可能なマスキング基であって、Arは芳香族基であ る)のエステルからなるルミノール/H22/ペルオキシダーゼ系のための化学 ルミネセンス増幅剤が開示されている。これらはまた、例えば、これらの増幅剤 前駆体がエステルである場合のエステラーゼでありうる酵素の影響下での活性産 物に変換可能な不活性な増幅剤前駆体である。ヨードフェノールのリン酸エステ ル二ナトリウム塩、ジフェノールの酢酸エステルおよび最後にはヨードフェノー ルおよびジフェノールのエキソリディック(exolydic)な誘導体がこの出願中で特 に言及される。このヨーロッパ特許出願に記載される増幅手段は、上記に言及さ れた出願PCT WO91/05 872によるそれよりも良好な結果を与えな い。 先行文献であるエイチ・ホリ(H.HORI)らの「アナリティカル・レターズ(Anal ytical Letters)、27(6)、1109-1122、(1994)」は、それらのルミノール/H22 /ペルオキシダーゼの反応における化学ルミネセンスの新しいフェノール性増 幅剤をまた記載する。これらの新規な増幅剤は、一方で4−ヒドロキシベンジリ デン−シクロペンテンジオン類であり、他方では4−ヒドロキシベンジリデン− マロノニトリル類である。 これらの増幅剤によって得られる光の放出における改良は、前記記載のp−ヨ ードフェノールについて見い出されるそれらよりも依然劣っている。さらに、こ の論文における関連する研究は、新しい増幅剤の開発において、傾向が変化して いる。実際、ハロゲノフェノール類由来の不活性エステル類の研究はもはや効果 がないものではない。 最後に、国際特許出願PCT WO 94/23 060は、ルミノール、ペ ルオキシダーゼ、酸化基質(=H22)および発光の信号/ノイズ比を増加させ ることを意図した増幅剤を含む化学ルミネセンス反応の増幅法を提案する。該増 幅剤は、有機ホウ素化合物および非ホウ素化合物の組合せからなる。有機ホウ素 化合物は式ArB(OR)2(ここにAr=置換または非置換芳香族)に対応す る。該増幅の非ホウ素有機化合物は、先行技術の他の文献における上述のそれら のタイプのハロゲノフェノール誘導体である。再度、この出願WO94/23 060に記載された発明で得られる信号/ノイズ比における改良は非常に興味深 いものではない。 発明の簡単な記載 この知識の状態において、本発明の必須な目的の1つは、励起された状態への 化学ルミネセンス剤の経過から生じる光の放出において、実際のかつ重要な改良 を可能とする増幅化学ルミネセンスによる物質、好ましくは生物学的物質の定性 および/または定量分析のためのシステムを提供することにある。 本発明のもう1つの必須な目的は、使用するのに単純で経済的である前記のタ イプの増幅化学ルミネセンスのためのシステムを提供することにある。 本発明のもう1つの必須な目的は、ルミネセンス試薬としてのルミノールまた はその類似体、ルミネセンス酵素としてのペルオキシダーゼ、酸化基質としての H22のごとき過酸または過酸化物に加えて、フェノール誘導体のファミリーに 属する増幅剤からなるタイプの化学ルミネセンスによる分析のためのシステムを 提供することにあり、該システムは、得られる化学ルミネセンスのレベルに関し ては、好ましくは低い量で完全に効果的であるべきである。 本発明のもう1つの必須の目的は、上述の光放出および感度効率を得る化学ル ミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定量分 析のための方法を提供することにある。 本発明のもう1つの必須の目的は、該システムおよび該方法を用いた化学ルミ ネセンスによる分析のためのキットを提供することにある。 これらの目的を達成するために、出願人らは、いくつかの研究の仕事および実 験の後、非常に驚くべきことで予期せぬことであるが、フェノール由来のエステ ルのサブファミリーからの増幅剤(該エステル類は容易には加水分解されない特 性によって区別される)を選択することが適当であることを示すことに成功した 。 本発明はこれによるものであり、第一に、増幅された化学ルミネセンスによる 、物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定量分析のためのシステ ムであって、必須構成用件として: a)分析されるべき物質または物質類とカップリングできる少なくとも1種のリ ガンド、 b)芳香基に縮合した環状ジアシル化ジヒドラジド類のファミリーに属する少な くとも1種の化学ルミネセンス試薬、 c)少なくとも1種の酵素、 d)酵素(c)に特異的であって、その影響のもとで、光の産生により試薬(b )の酸化の少なくとも1種の開始剤に変換され得る少なくとも1種の酸化基質、 e)およびルミネセンス反応の少なくとも1種の増幅剤 を含み、 該増幅剤(e)は、以下の一般式: [式中、 −R0は官能基を有するか有しない直鎖または分岐鎖のC1−C10基であり、 R0は、好ましくは以下の基から選択され: * ここにR1は: 1i=直鎖または分岐鎖のC1−C10アルキル基、有利にはメチル、 プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシルに対応し; 2i=C1−C10アルキルカルボキシ置換基、有利にはアルキルモノ カルボキシに対応し、置換基マロニル、スクシニル、グルタリ ル、アジピル、ヘプタノイル、マレイルまたはフラニルが特 に好ましいアルキルモノカルボキシであり; 3i=アルキルアミンまたはアミノアルキルに対応し; 4i=アリール、アラルキルまたはアルキルアリール、好ましくは フェニルに対応し; * または(ポリ)オルガノシロキサンおよび/または(ポリ)オルガノ シロキサンの性質の基: −Rはハロゲン類(ヨウ素が特に選択される)、1ないし30炭素原子を含む直 鎖または分岐鎖アルキル類、C1−C30アリールまたはC1−C30アラルキルもし くはアルキルアリール類よりなる群から選択され;ハロゲン類、フェニル類、フ タレート類および以下の基がより具体的には適し、 ここにYは−CH2−、−O−または−N=N−であってVは水素、またはYは −O−、−S−または−S−S−であってVはヒドロキシルを表し; ここにWは水素またはカルボキシルを表し; −CH=CH−Z、Zはカルボキシルまたは2,4−ジニトロフェニルを表し; CH2CH2COOC22;またはC1−C6アルキル; −Aは水素を表し、BはハロゲンまたはC1−C6アルキルを表し、Rはハロゲン を表し; −Aはハロゲン;Bは水素を表し、Rはハロゲンまたはフェニルを表し、 −あるいはAは水素またはハロゲンであって、RおよびBは一緒になって鎖を表 し、これは、式: を有し、RからBの方向で読まれるナフタレン核を完成し、 Xは式(I)の化合物が式: で示されるベーターナフトールであるように、水素またはハロゲンを表し、 −R0、R、AおよびBは置換または非置換である] に対応し、 −OR0中の酸素およびR0の間の結合の分解を可能とする加水分解酵素を含まな いという特徴を有するそれらのシステムに関する。 かくして、その最も一般的な態様において、本発明は化学ルミネセンスまたは 化学ルミネセンス法による分析の完全なシステムを提供する。それは、ハロゲノ フェノール類(例えばヨードフェノール類)のエステルから由来し、かつ考慮中 のルミネセンス反応の感度を有意に改良する特定の増幅剤の驚くべき発見に基づ く。 本明細書において、「改良された」なる用語は、本発明によるルミネセンス反 応の全発光および/または該反応の信号/バックグラウンドノイズ比が、以前に 知られたシステムによって達成されたそれよりも優れていることを示す。 さらに、先行技術のいくつかの原理により唱えられているものと対照的に、本 発明による化学ルミネセンスは、増幅剤を活性とするための式(I)中の酸素原 子および基R0間の結合の開裂を可能とするよう意図された加水分解酵素を含ま ない。さらに、本発明の主要部は、その概念に根本的に反対する、なぜなら加水 分解の最小レベルを得ることが意図され、これはルミネセンスの増幅の高効率と 同意であるからである。 発明の詳細な記載 本発明の好ましい特徴によると、増幅剤(e)の式(I)において: この場合、増幅剤(e)の非加水分解エステル: の含量は40%重量より大きいかまたは等しく、好ましくは60%重量であり、 より好ましくは90%重量である。 かくして、本発明はフェノール由来のある増幅剤の有利なかつ賢明な選択から 進行し、さらに詳しくは、カルボン酸、特にモノ−、ジ−またはポリカルボン酸 とフェノール(例えばハロゲノフェノール)とのエステルよりなり、所望により 、好ましくはアミン官能基によって、または1またはそれ以上のカルボン酸基を 有する芳香族基によっても官能基化されていてもよい。 使用される増幅剤(e)は、同じ性質の式(I)の化合物の形態であり得るか 、または、有利には、式(I)の少なくとも1種の化合物、好ましくは 本発明の興味ある変形によると、増幅剤(e)としての式(I)のエステルの 混合物に関する場合、これらのエステルの少なくとも1種が、好ましくは、上記 定義の基(i)、(2i)および(3i)から選択される置換基R1を含み、こ れらのエステルのうち少なくとも1種の他のものは、上記定義の基(4i)から 選択される置換基R1によって区別される。 本発明によるシステムに含まれるリガンドに関して、これは有利には、カップ リングできる物質の以下の対: =抗原/抗体、 =酵素/基質、酵素/阻害剤、 =レセプター/リガンド、 =レクチン/糖、 =核酸/相補的核酸 の要素のうち少なくとも1種からなる。 これらの用語、酵素、基質、抗原および抗体により、とりわけ蛋白質、ホルモ ン、ハプテン、ステロイドおよび代謝産物のごとき種々の産物を指定することが 可能である。 ルミネセンス化学試薬(b)は、例えば、酵素反応の産物(OH')によって 開始する化学ルミネセンス反応の間に励起状態に至り、次いで、光が放出された 後、または光を放出することにより非励起状態に戻る産物である。本発明におい て、化学ルミネセンス試薬(b)は、好ましくは、2,3−ジヒドロ−1,4− フタラジンジオン(DPD)のファミリーに属する産物である。さらに詳しくは 、このDPDは以下の一般式(2): [式中: −R4は置換または非置換のアミン基を表し、基類R5、R6およびR7の各々はH 、置換または非置換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケニル、 ヒドロキシル、C1−C6アルコキシ、置換または非置換カルボキシルまたは置換 または非置換アミン基を表し、 −あるいはR5は置換または非置換アミン基を表し、基類R4、R6およびR7の各 々はH、置換または非置換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケ ニル、ヒドロキシル、アルコキシ、置換または非置換カルボキシルまたは置換あ るいは非置換アミン基を表し、 −あるいはR4およびR5は一緒になってベンゾ基によって置換されたまたは置換 されていないアミノ誘導体を表し、基類R6およびR7の各々はH、置換または非 置換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、 アルコキシ、置換または非置換カルボキシルあるいは置換または非置換アミン基 を表す] に対応し、ルミノールおよびイソルミノールが特に好ましい。 本発明において、上記の式(2)の説明において使用される「置換アミノ」も またアミド基を指定する。 好ましい試薬(b)、すなわち、R4、R5、R6=HであってR7=NH2であ るルミノールが存在する場合、このアミノ基は、直接的にまたは、公知であって 適当なタイプのスペーサー化合物、例えば、ヘミスクシネート類、ヘミグルタレ ート類、ヘミマレエート類、カルボキシメチルおよびグルクロニル誘導体および メルカプトアセテート類を介して、(b)とリガンドとのカップリングプリッジ として役立つ。分析されるべき種と、(b)にカップルしたリガンドとの直接ま たは間接的カップリング後、分析方法は、したがって、固定された化学ルミネセ ンス試薬(b)とシステムの他の成分とを、該カップリングが化学ルミネセンス 反応を通じて示されるように反応させることよりなる。(b)のリガンドへの固 定は、描くことのできる方法の変形のただ1つを表すにすぎない。 本発明において、酵素なる用語は、完全な蛋白質および触媒的サブユニットを 共に示す。 酵素(c)は好ましくは、国際生化学連合(International Union of Biochemi stry)によって定義されるごとく酸化還元酵素に対応する。これは、とりわけ、 国際生化学連合分類のクラス1の酵素、またはオキシドレダクターゼの酵素に関 する。 本発明によるオキシドレダクターゼの有利な例はキサンチンオキシダーゼであ る。 該酵素(c)はより好ましくはセイヨウワサビペルオキシダーゼ、マイクロペ ルオキシダーゼ、微生物アルスロミセス・ラモスス(Arthromyces ramosus)から 抽出されたペルオキシダーゼ、およびラクトペルオキシダーゼから選択されるが 、セイヨウワサビペルオキシダーゼおよびマイクロペルオキシダーゼが特に好ま しい。 化学ルミネセンス試薬(b)のように、酵素(c)は所望により、直接または 間接的にリガンドにカップリングすることができ、かくしてマーカーを構成する 。変形に依存して、この酵素(c)は、溶液中にあるか、あるいはマトリックス に固定化されてもよい。 本発明を実施する好ましい態様において、基質(d)は、好ましくは過酸また は過酸化物の形態の酸化剤であり、より好ましくは過酸化水素および/または過 ホウ酸アルカリ金属または過ホウ酸アルカリ土類金属である。 実際、化学ルミネセンス試薬が2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン( 特にルミノールまたはイソルミノール)である場合、この酸化剤は、酵素(c) の影響下にて、試薬(b)の酸化の開始剤(OH・)に変換される。上記のごと く、この酸化剤が直接または間接的にリガンドに結合し、かくしてマーカーを構 築することが考えられる。1つの代法によると、それは、リガンドによって担持 されるマーカー(類)との反応で使用される化学ルミネセンスによるカップリン グの示標の手段の一部であり得る。 本発明によるシステムの成分の配置に正確に関し、上記したことは、これらの 成分(b)ないし(e)のうち少なくとも1つ、最大で3つが、リガンド(a) に結合し(あるいは担持され)、他の成分または成分(類)が分析媒体に含まれ るのが有利であることを示す。 リガンドのマーカーまたはマーカー類が何であろうと、本発明によると、化学 ルミネセンス分析の進行中、考慮中のシステムを、少なくとも1種pH調整剤お よび/またはアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の塩から選択される 少なくとも1つのイオン強度調整剤、好ましくはハロゲン化物(有利には塩化物 )であって、KCl、KBr、NaCl、CaCl2およびCsClが特に好ま しい塩からなる溶液と合することが好ましい。 実際、分析媒体のpHがアルカリ性であることが有用であると判明した。アル カリ度はルミネセンス反応に有利であり、式(I)の増幅剤および式(2)の化 学ルミネセンス試薬の溶解度に関係する役割も果たす。 pH調整は、従って、例えば、トリス緩衝液、炭酸緩衝液またはリン酸緩衝液 のごときいずれかの適当な緩衝液からなる調整剤によって有利に確保される。 イオン強度はまた、本発明によるシステムからなる分析媒体の重要なパラメー ターである。実際、それは、基OR0、さらに詳しくはエステル結合の加水分解 に関する式(I)の増幅剤類(e)の安定性を決定する。上記において、エステ ルの形態での増幅剤(e)の加水分解のレベルが低いほど、化学ルミネセンスの 効率が大きいことが観察された。 上述のハロゲン化物は、従って、有利には該イオン強度の調整のこの機能を確 実とする。この目的のために、それらの量は0.1Mないし飽和、好ましくは0. 1ないし3Mである。 もちろん、化学ルミネセンス反応が良好に進行するのに重要である、pHおよ びイオン強度以外の第二の要素がある。とりわけ、システムの温度、成分(b) ないし(e)の濃度、混合速度および光の測定技術を挙げることができる。 本発明はまた、上記定義のシステムからなることを特徴とする、増幅された化 学ルミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定 量的分析法に関するので、これらは、本発明の意味で完全に適合する方法および 分析の特徴である。 一般的に、この方法で使用される条件、および上記記載のシステムは、以前使 用されたそれら、特に特許EP 0 116 454および出願PCTWO 9 4/23060に記載される方法において使用されたものに対応する。参考のた めに、これらの文献の対応する部分を、従って、本明細書に統合する。要約する と、該分析の温度は有利には10℃ないし50℃であり、システムの成分類(b )ないし(e)の濃度は以下の通りである: −試薬(b)(例えばDPD):5μmol−200μmol/l、 −ペルオキシダーゼ(c):0.1ngないし5g/l、 −酸化基質(d):10μmol−30mmol/l、 −増幅剤(e):1μmol−100mmol/l これらの濃度は、全分析媒体に対して与えられ、これは有利には上記定義のご とく確実に制御された、水緩衝溶液からなる。 本発明による増幅剤(e)の例外的効率は、注目する酵素濃度の減少を可能と する。実際、0.1ngおよび1ng/mlの間の濃度で扱うことが可能である 。これは消耗品における無意味な節約ではない。 本発明の好ましい具体例による反応は、以下の通り概説される。: ルミノール+H22+ペルオキシダーゼ→光+酸化産物 式(I)の増幅剤(e) 産業の利用性 もう1つのその有利な態様のもとで、本発明は、また、上記定義のシステムか らなることを特徴とする、増幅された化学ルミネセンスによる、物質、好ましく は生物学的物質の定性および/または定量分析のためのキットを提供する。 本発明によるシステム、方法およびキットは、生化学および生物学的分析の分 野で即座のかつ明らかな適用を有する。実際、それらは、免疫学的、免疫酵素的 、免疫組織学的、酵素的および遺伝的分析の技術の範囲に取り込むことができる 。 示指システムは、例えば:膜レセプター類、ホルモン類、神経伝達物質および 、一般的にはシグナルトランスデューサー類(signal transducer)のごとき、リ ガンド/レセプター、糖/レクチン、酵素/基質および酵素/阻害剤タイプの認 識システムを含むことができる。 これらは、例えば、サンドイッチタイプの、「ウエスタン、ノーザンおよびサ ザンブロット(western,northern & southern」タイプの、または免疫組織学タ イプ(抗体/マークした抗原または核酸プローブ)の競合または非競合タイプの 「ELISA」技術であり得る。 分析されるべき物質は、好ましくは、以下のリストから選択される固体支持体 上または固体支持体中に含まれる; −全体または分割可能なミクロ滴定プレート、 −合成ポリマーまたはガラスの試験管、 −生物学的ポリマー、 −免疫組織学的切片、 −膜、 −ビーズ等。 または分析媒体の一部を形成する、該溶液のエマルジョンまたは分散液タイプの 液体媒体の中に含まれる。 固体支持体は、いわゆる不均一の、不均一競合的または不均一2部位分析法に おいて使用する。該液体媒体は、いわゆる均一相分析法により適している。 本発明による該システムおよび該方法は、また、生物学的媒体中において、ペ ルオキシダーセまたは細胞外過酸化物(H22)のごとき物質を同定し、分析す るのにも使用できる。これらは、該分析システムの構成物の1またはそれ以上に 対応する物質である。 以下の実施例は、本発明のより良い理解を可能とし、全てのその使用の利点お よび変形を明らかとする。 実施例 1.図面の説明 添付の図1は、ヨードフェノールに対して(曲線−□−対照)、および実施例1 の酪酸ヨードフェニル増幅剤Bに対して(曲線−■−増幅剤B)attomolで使用 されるペルオキシダーゼ酵素の量の関数としての、任意の単位(a.u.)における 放出された光の強度の曲線を示す。 添付の図2は、実施例16の条件下での時間単位の時間の関数としての、任意の 単位(a.u.)で表された放出された光度のグラフによる増幅剤(B)の存在下での光 の放出の速度論を示す。 添付の図3は、対照ヨードフェノールで得られた結果と比較した酪酸ヨードフェ ニル[増幅剤(B)]で得られたウエスタンブロットの結果を示す。 添付の図4は、実施例18の条件下での任意の単位(a.u.)=f(t)(分単位 でのt)における光度のグラフによる陽性対照:ヨードフェノール増幅剤[−● の増幅剤B[−■−B−]の存在下での光放出の速度論を表す。 添付の図5は、実施例19の条件下での任意の単位(a.u.)=f(t)(分単位での t)における光度のグラフによる、陽性対照:ヨードフェノール増幅剤[−●− 増幅剤B[−■−B]の存在下での光放出の速度論を表す。 添付の図6は、実施例20の条件下での任意の単位(a.u.)=f(t)(分単位での t)における光度のグラフによる、イオン強度:KCl 1M グラフ[−□− ]およびイオン強度無し[グラフ−○−]での実施例1の増幅剤Aの存在下での 光放 出の速度論を表す。 II−物質および方法 試薬 全ての以下の製品はフランス国のSigma Chimieから入手したものである:ワサ ビペルオキシダーゼ(HRP)タイプVI、ルミノール(5−アミノ−2,3−ジヒドロ −1,4−フタラジンジオン)、トリス(ヒドロキシメルチル)アミノメタン、 過酸化水素30%、塩化カリウムおよびジメチルスルホキシド(DMSO)。 化学合成のために使用される製品は全てフランス国のAldrichから入手したも のである。 ウサギ抗−c−metポリクローナル抗体は、アメリカ合衆国サンタ・クルツ ・バイオテクノロジー(Santa Cruz Biotechnology)から入手したものである;ペ ルオキシダーゼでマークしたヤギ抗−ウサギポリクローナル抗体はフランス国、 LYONのCovalAbから入手したものである。フランス国、Ecquevillyのニトロセル ロース膜(シュライヒャー・アンド・シュエル(Schleicher and Schuell)、Ko dak film X−OMAT AR X−Ray(アメリカ合州国ニューヨ ーク州、ロチェスター(ROCHESTER) 分析のための装置 化学ルミネセンス反応は、4ml ポリスチレン製チューブおよび4ml ガ ラス(ホウケイ酸ガラス)製チューブ(アメリカ合衆国コスター・サイエンス・ コーポレイション(Costar Sc.Co.)中で行った。放出された光を2つのルミノメ ーター;TLXIモノチューブ(L9990120-2121)(フランス国、ダイナテック・ラ ボラトリーズ(Dynatech Laboratories)およびフランス国、BertholdのBiolumat LB9500を用いて測定した。ポリアクリルアミドゲル電気泳動およびトランスファ ーのための物質は、フランス国のバイオラッド・ラボラトリーズ(Biorad Labora tories)から入手する。 赤外(IR)スペクトルはPerkin Elmer spectrometer model 1310上にプロッ トし、cm-1単位で表す。 核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)はBruker AC200 spectrometer上でプロ ットし、化学シフトは、内部対照としてのテトラメチルシランに対してppmで示す 。 液体クロマトグラフィーによる分離は、Merck Kieselge160(70-230メッシュASTM) のシリカカラム上で行う。 III−本発明による増幅剤(e)の合成および加水分解(4−ヨードフェノール のエステル) 実施例1:酢酸4−ヨードフェニル(増幅剤A)および酪酸4−ヨードフェニル (増幅剤B)の合成 対応する酸の塩化物6.5mmol(1.5当量)を0℃に維持した10mlピ リジン中の1g 4−ヨードフェノール(4.5mmol)の溶液に滴下する。 室温にて3時間後、該溶液を100mlの0.5M 塩酸に注ぎこむ。エチルエ ーテル(2×50ml)での抽出後、有機相を水、次いで炭酸水素ナトリウム溶 液、および最後に水で洗浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒を留去 し、残渣を、エチルエーテル/ペンタン 5−95を溶離液とするシリカ上のク ロマトグラフィーによって精製する。収率:75ないし90%。 −酢酸 4−ヨードフェニル:融点=27℃. IR(フィルム):1755cm-1. NMR(CDCl3):2.28,s,3H;6,86,m,2H;78.68,m ,2H. −酪酸 4−ヨードフェニル:融点=34℃. IR(フィルム):1755cm-1. NMR(CDCl3):1.03,t,3H;1.76,sex,2H;2.52,t ,2H;6.85,m,2H;7.67,m,2H. 実施例2:コハク酸モノ(4−ヨードフェニル)エステル(増幅剤C)の合成 0.10gナトリウム(4.5mmol)を、撹拌しながら窒素雰囲気下にて2 5ml 無水エーテル中の1g 4−ヨードフェノール(4.5mmol)の溶 液に添加する。ナトリウムが消失した時に、ベンゼンに溶解した無水コハク酸0 .5g(4.5mmol)を添加する。混合物を室温にて24時間撹拌する。ゼラ チン状のナトリウム塩を濾去し、無水エーテルで洗浄し、次いで水に溶解する。 0.5M 塩酸で酸性化した後、該酸エステルをエーテルで抽出し、溶液を乾燥 させる。0.5M 塩酸で酸性化した後、該酸エステルをエーテルで抽出し、溶 液を乾燥させる。溶媒の蒸留後、残渣をヘキサン/ベンゼンの混合液中で再結晶 させる。 得られた重量:0.4g. 融点=145℃. IR(CCl4):1745,1705-1. NMR(CDCl3)2.6ないし2.9,m,4H;7.0,m,2H;7.68 ,m,2H. 実施例3:アジピン酸モノ(4−ヨードフェニル)エステル(増幅剤D)の合成 アジピン酸(0.66g,4.5mmol)、4−ヨードフェノール(1g,4 .5mmol)および1滴の98%硫酸を20ml トルエンに添加する。該溶 液を還流下にて加熱し、形成された水をディーンスターク(Dean-Stark)装置で 除去する(24時間)。トルエンの大部分を蒸留で除き、残った溶液を次いで50 m1の激しく撹拌する飽和炭酸水素ナトリウム溶液に注ぎ込む。該水溶液をエー テルで2回抽出し、次いで1M 塩酸でpH4にまで酸性化する。該酸溶液をク ロロホルム(2×50ml)で抽出し、クロロホルム相を合し、乾燥する。溶媒 の蒸留後、残渣をベンゼン/ヘキサンの混合液から再結晶する。得られた重量: 0.37g. 融点=89℃. IR(CCl4):1745−1705cm-1. NMR(CDCl3):1.6ないし1.8,m,4H;2.43,t,2H;2.5 8,t,2H;7.06,m,2H;7.67,m,2H. 実施例4:pH=8.6の緩衝溶液中での4−ヨードフェニルエステル(A)お よび(B)の加水分解 4.1 操作法 ・トリス緩衝液 0.1M−pH:8.6; ・ルミノール: 1.2mM からなる試験溶液S1をまず調製する 3M濃度の塩化カリウムからなる溶液S2も調製する。 操作法: これらの溶液S1およびS2を、いくつかの濃度(conc.)にて実施例1からの増 幅剤(e)AおよびBと混合し、分析前に4℃にて数日間保存する。 ヨードフェノールおよびエステルの割合を、次いで気相クロマトグラフィー( GPC)で決定する。このフェノール/エステル分析は以下に示すように行う。 10mlの溶液、1mg/ml濃度のメタノール中チモール溶液1mlおよび 50ml エチルエーテルを撹拌する;50g 硫酸ナトリウムを添加する。エ ーテル相を吸い出し、固体を50ml エーテルですすぐ;エーテル相を合し、 次いで濃縮して約2mlとする。0.5μlをGPCに注入する。 4.2 結果 分析結果を以下の表1に示す。 塩基性媒体中で、S2のハロゲン化物またはハロゲン化物類およびアルカリ性 硝酸塩はエステルの加水分解の速度を遅くすることが分かる。 III−化学ルミネセンス 実施例5ないし9:ヨードフェノールのエステルにより増幅された化学ルミネセ ンス反応。 0.112mmolのルミノールおよび0.068mmolの対照ヨードフェノ ール(実施例5)および種々の増幅剤(e)(実施例1ないし3のA、B、C、 D)=実施例6ないし9を100ml トリス緩衝液 0.1M pH8.6に添 加する。溶液をその使用の数時間前に調製し、4℃にて保存する。20mMの1 0μL H22を0.9mlのこの溶液0.9mlに添加する。光の放出の最初の 測定を行い、バックグラウンドノイズに対応させる。10-9g/mlの50μl ペルオキシダーゼをこの同じチューブに添加し、光の放出を次いで測定した。こ れらの試験の結果を以下の表2に示す。 実施例10ないし14:化学ルミネセンス反応の増幅に対するイオン強度の影響 実施例5ないし9の手法を2M 塩化カリウムの存在下にて繰り返す。これら の試験の結果を以下の表3に示す。 実施例15:種々の濃度におけるペルオキシダーゼを用いた増幅化学ルミネセン ス反応の比較実験 ヨードフェノールおよび酪酸ヨードフェノールBのみを用いる以外は実施例5 ないし8の手法を繰り返す。ペルオキシダーゼの濃度は、50ないし500at tomol(10-12mol)を用いて減少させた。これらの試験の結果を添付 の図1に示した。 本発明の増幅剤(B)が対照ヨードフェニルよりも効率的であることは否定し がたいことが判明する。 実施例16:増幅された化学ルミネセンス反応の速度論的実験 酪酸ヨードフェニル(実施例1の増幅剤B)のみを用いる以外は実施例5ない し9の方法を繰り返す。光の放出は20秒毎に3時間測定した。これらの試験の 結果を添付の図2に示す。 実施例17:ウエスタンブロット法による細胞蛋白質の検出に対する増幅された 化学ルミネセンスの比較実験 がん遺伝子c-metはヒト甲状腺乳頭状癌腫(B-CPAP)中の190kDのヘテロ 二量体蛋白質をコードする(C.Paulinら、イント・ジェイ・オンコロジー(Int. J.Oncology)7:657-660(1995))。これらの細胞を用いて、C.Pauloらによって 記載された方法によりc-met蛋白質を検出する。以下の細胞蛋白質の全量を用い た:50μg;40μg;30μg;20μg;10μg;5μg;2.5μgお よび1μg。 Laemmli,ネイチャー(Nature)227、680(1970)によって記載されたポリアクリ ルアミドゲル電気泳動技術を用い、細胞蛋白質を分離し、それらをニトロセルロ ース膜に移した。該膜を次いで以下の条件下にて種々の試薬で処理する:膜の非 特異的部位の、PBS緩衝液中の5%スキムミルクでの30分の飽和。PBS/ Tween 0.2%での洗浄およびペルオキシダーゼでマークしたヤギ・抗ウ サギポリクローナル抗体との37℃1時間のインキュベーション。PBS/Tw een 0.3%中で5分間洗浄を4回行った後、膜を、実施例5ないし9に記 載される化学ルミネセンス試薬中に3分間浸漬する。該膜を次いで水を切り、引 き続いてプラスチックフィルムで覆い、30秒間ないし1時間の範囲の時間、X −線フィルムに暴露し、次いで現像する。より正確には、添付の図3は増幅剤B での、および対照増幅剤ヨードフェノールでの、細胞溶解物中のc−met蛋白 質(145kDa)のウエスタンブロッティングによる表示を示す。使用された 化学ルミネセンス試薬は、実施例5ないし9で使用されたそれと同一である。 この図3において、頂部長手方向端部の数は、各トラック中で沈積した細胞溶 解物に含まれる蛋白質の全量(TAP)に対応する。TAPはマイクログラム( μg)単位で与えられる。 ラインTは対照ヨードフェノールに対応し、ラインBは実施例1において合成 された本発明による増幅剤(e)に対応し、文字Bで示される。 該増幅剤(B)で行われる試験に関しては、1μgのTAPのための表示およ びTAP=2.5μgの明確な表示の開始が見いだされる。 対照Tに対して、しかしながら、最初の検出は5のTAPにおいてのみのよう に思われる。これは本発明によるシステムの非常な感度を示す。 実施例18ないし20:ネズミ免疫グロブリンの検出のための抗マウス抗体に結 合したペルオキシダーゼを用いた増幅化学ルミネセンスの比較実験。 1mg/mlのネズミ・免疫グロブリンの100μlの溶液(炭酸緩衝液 5 0mM pH8.5)をポリスチレン測定チューブに入れる。この溶液を次いで 37℃にて2時間インキュベートする。 インキュベーション後、該チューブから液を除き、次いで500μl TRI S−HCl緩衝液 50mM pH8.5で洗浄する。 COVALABにより市販されている型のペルオキシダーゼでマークした10 0μL 抗−マウス抗体を、その上にネズミ・イムノグロブリンが固定されてい る洗浄したチューブに導入する。これらの100μl AbをTRIS−HCl 緩衝液中で1/50,000に希釈する。このチューブを次いで37℃にて1時 間インキュベートする。2回の洗浄を前記で示したごとく行う。最後に、実施例 1の増幅剤Aまたは増幅剤Bを含む500μlの化学ルミネセンス試薬を次いで 、ペルオキシダーゼでマークしたAg(ネズミIg)/Abの複合体を含むチュ ーブに導入する。 この化学ルミネセンス試薬の組成は、前記の実施例5ないし9で用いられる試 薬のそれと同一である。 該チューブを振蓋させ、結果をフランス国のBertholdからのBiolumat LB 9500 luminometerの助けを借りて読む。 3つの異なる試験を実施例18ないし20について行う: 実施例18:イオン強度無しの増幅剤B 実施例19:イオン強度有り(KCl 3M)での増幅剤B 実施例20:イオン強度有りまたは無し(KCl 1M)の増幅剤A. 2−結果: 添付の図4、5および6は得られた結果を示す。 図4および5は、増幅剤Bが対照ヨードフェノールによって誘導されたよりも 少なくとも3倍大きい光の放出における増加を引き起こすことを明らかに示す。 これらの結果により実施例5ないし9で得られたそれらが確認される。 図6は、増幅剤Aは、もしそれが1Mのイン強度が、ドープされた媒体中で 使用されるとより効果的であることを示す。 結論として、本発明による分析システムは、先行技術の製品よりも、実験され た物質の良好な検出を可能とするように思われる(増幅剤=ヨードフェノール)。 これらの実施例18ないし20は、本発明による検出システムが、ELISA タイプの技術により検出し得る物質の定量分析のためのシステムであるという事 実を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 アンリ,ロベール フランス、エフ−69006リヨン、リュ・ド ゥ・クレキ29番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.増幅された化学ルミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質の定 性および/または定量分析のためのシステムであって、本質的に: a)分析されるべき物質または物質類とカップリングできる少なくとも1種のリ ガンド、 b)芳香族基に縮合した環状ジアシル化ジヒドラジド類のファミリーに属する少 なくとも1種の化学ルミネセンス試薬、 c)少なくとも1種の酵素、 d)酵素(c)に特異的であって、その影響のもとで、光の産生により試薬(b )の酸化の少なくとも1種の開始剤に変換され得る少なくとも1種の酸化基質、 e)および少なくとも1種のルミネセンス反応増幅剤 を含み、 該増幅剤(e)は、以下の一般式: [式中、 −R0は官能基を有するか有しない直鎖または分岐鎖のC1−C10基であり、 R0は、好ましくは以下の基から選択され: 1i・直鎖または分岐鎖のC1−C10アルキル基、有利にはメチル、 プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシルに対応し; 2i・C1−C10アルキルカルボキシ置換基、有利にはアルキルモノ カルボキシルに対応し、置換基マロニル、スクシニル、グルタ リル、アジピル、ヘプタノイル、マレイルまたはフマリルが特 に好ましくいアルキルモノカルボキシル類であり; 3i・アルキルアミンまたはアミノアルキルに対応するか;または 4i・アリール、アラルキルまたはアルキルアリール、好ましくは フェニルに対応し、 * または(ポリ)オルガノシロキサンおよび/または(ポリ)オルガノ シロキサンの性質の基: −Rはハロゲン類(ヨウ素が特に選択される)、1ないし30個の炭素原子を含 む直鎖または分岐鎖のアルキル、C1−C30アリールまたはC1−C30アラルキル またはアルキルアリール類よりなる群から選択される基であり;ハロゲン類、フ ェニル類、フタレート類および以下の基が特に適合し、 ここにYは−CH2−、−O−または−N=N−を表して、Vは水素を表し、あ るいはYは−O−、−S−または−S−S−を表しVはヒドロキシルを表し; ここにWは水素またはカルボキシルを表し; −CH=CH−Z、Zはカルボキシルまたは2,4−ジニトロフェニルを表し; CH2CH2COOC22;またはC1−C6アルキル; −Aは水素を表し、BはハロゲンまたはC1−C6アルキルを表して、Rはハロゲ ンを表し; −Aはハロゲンを表し;Bは水素を表して、Rはハロゲンまたはフェニルを表し 、 −あるいは式中、Aは水素またはハロゲンを表して、RおよびBは一緒になって 鎖を表し、これは、RからBの方向で読んで、式: を有するナフタレン核を完成し、 ここにXは、式(I)の化合物が式: のベーターナフトールとなるように、水素またはハロゲンを表し、 −R0、R、AおよびBは置換または非置換である] に対応するという特徴を有し、および ・−OR0中の酸素およびR0の間の結合の分解を可能とする加水分解酵素を含ま ないという特徴を有するタイプの該システム。 2.増幅剤(e)の式(I)において 増幅剤(e)の非加水分解エステル: の含量が好ましくは40%重量より大きいかまたは等しく、好ましくは60%重 量であり、より好ましくは90%重量であることを特徴とする請求項1記載のシ ステム。 3.増幅剤(e)が、式I: [式中、 ] で示される少なくとも2種のエステルの混合物を含むことを特徴とする請求項2 記載のシステム。 4. ・これらのエステルの少なくとも1種が好ましくは請求項1に定義される基類 (i)、(2i)、および(3i)から選択される置換基R1を含み、および ・これらのエステルの少なくとも1種が請求項1に定義される基類(4i)か ら選択される置換基R1によって区別されることを特徴とする請求項5記載のシ ステム。 5.リガンド(a)が、カップリングできる物質の以下の: ・抗原/抗体、 ・酵素/基質、酵素/阻害剤、 ・レセプター/リガンド、 ・レクチン/糖、 ・核酸/相補的核酸 の要素のうち少なくとも1つを含む請求項1ないし4のいずれか1項記載のシス テム。 6.化学ルミネセンス試薬(b)が、以下の一般式(2): [式中: −R4は置換または非置換のアミン基を表し、基類R5、R6およびR7の各々がH 、置換または非置換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケニル、 ヒドロキシル、C1−C6アルコキシ、置換または非置換カルボキシルあるいは置 換または非置換アミン基を表し、 −あるいはR5は置換または非置換アミン基を表し、基類R4、R6およびR7の各 々はH、置換または非置換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケ ニル、ヒドロキシ、アルコキシ、置換または非置換カルボキシルまたは置換もし くは非置換アミン基を表し、 −あるいはR4およびR5は一緒になってベンゾ基によって置換されないかまたは 置換されたアミノ誘導体を表し、基類R6およびR7の各々はH、置換または非置 換C1−C6アルキル、置換または非置換C1−C6アルケニル、ヒドロキシル、ア ルコキシ、置換または非置換カルボキシルあるいは置換または非置換アミン基を で表す] で示される化学ルミネセンス性の2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオンで あり、ルミノールおよびイソルミノールは特に好ましいことを特徴とする、請求 項1ないし5のいずれか1項記載のシステム。 7.化学ルミネセンス酵素(c)が、オキシドレダクターゼ類から選択され、 キサンチンオキシダーゼが有利に採用され、好ましくは以下のペルオキシダーゼ 類:セイヨウワサビペルオキシダーゼ、マイクロペルオキシダーゼ、微生物アル スロミセス・ラモスス(Arthromyces ramosus)から抽出されたペルオキシダーゼ およびラクトペルオキシダーゼから選択され、セイヨウワサビペルオキシダーゼ およびマイクロペルオキシダーゼが特に好ましいことを特徴とする請求項1ない し6いずれか1項記載のシステム。 8.物質(d)が、好ましくは過酸または過酸化物の形態の酸化剤であり、よ り好ましくは過酸化水素および/または過ホウ酸アルカリ金属または過ホウ酸ア ルカリ土類金属の形態の酸化剤であることを特徴とする請求項1ないし7いずれ か1項記載のシステム。 9.その構成成分(b)ないし(e)のうち少なくとも1つ、そして最大で3 つが、リガンド(a)に結合され(あるいは担持され)、他の構成成分または構 成成分(類)が分析媒体の中に含まれることを特徴とする請求項1ないし8いず れか1項記載のシステム。 10.少なくとも1種のpH調整剤および/または塩、好ましくはアルカリ金 属および/またはアルカリ土類金属のハロゲン化物(有利には塩化物)(KCl 、KBr、NaClおよびCaCl2が特に好ましい)から選択されるイオン強 度の少なくとも1種の調整剤を含む溶液と組み合わせたことを特徴とする請求項 1ないし9いずれか1一項記載のシステム。 11.イオン強度の調整剤を、0.1Mないし飽和、好ましくは0.1ないし3 Mの量で存在させたことを特徴とする請求項10記載のシステム。 12.請求項1ないし11のいずれか1項記載のシステムを用いることを特徴 とする増幅された化学ルミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質の定 性および/または定量分析法。 13.請求項1ないし11のいずれか1項記載のシステムを含むことを特徴と する、増幅された化学ルミネセンスによる、物質、好ましくは生物学的物質の定 性および/または定量分析のためのキット。 14.分析されるべき物質が、好ましくは、以下のリスト: −全体または分割可能なミクロ滴定プレート、 −合成ポリマーまたはガラスの試験管、 −生物学的ポリマー、 −免疫組織学的切片、 −膜、 −ビーズ から選択される固体支持体上またはその中に含まれ、 または、分析媒体の一部を形成する、溶液、エマルジョンまたは分散液タイプ の液体媒体中に含まれることを特徴とする、請求項1ないし11いずれか1項記 載のシステム、請求項12記載の方法および請求項13記載のキット。
JP9516349A 1995-10-20 1996-10-18 増幅された化学ルミネセンスによる物質、好ましくは生物学的物質の定性および/または定量分析のためのシステム、ならびに分析方法およびその適用のためのキット Pending JPH11514875A (ja)

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