JPH11514584A - 抵抗溶接方法および装置 - Google Patents

抵抗溶接方法および装置

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JPH11514584A
JPH11514584A JP9517810A JP51781097A JPH11514584A JP H11514584 A JPH11514584 A JP H11514584A JP 9517810 A JP9517810 A JP 9517810A JP 51781097 A JP51781097 A JP 51781097A JP H11514584 A JPH11514584 A JP H11514584A
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フォルメルス,ゲールハルト
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ダレックス−ベルケ ニーペンベルク ゲーエムベーハー ウント コ.カーゲー
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    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/31Electrode holders and actuating devices therefor
    • B23K11/314Spot welding guns, e.g. mounted on robots

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Abstract

(57)【要約】 抵抗溶接を行う方法であって、本方法においては溶接電極移動が少なくとも1つの作業ピストン−シリンダユニットによって行われ、溶接電極が溶接工程の開始前に準備完了位置に配置され、その準備完了位置において溶接電極が工作物にソフトに接触し、あるいは溶接電極と工作物との間に10分の1ミリメートルの範囲の距離が存在し、後続の溶接工程の間に作業ピストン−シリンダユニットへの空気圧によるエネルギー供給が行われ、その場合に準備完了位置からの作業ピストン−シリンダユニットの最大可能なストロークが、プロジェクション溶接の場合には崩壊する突起の再セット距離の1から40倍に、あるいはスポット溶接の場合には最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工作物への溶接電極の進入距離の1から120倍に、あるいはスポット溶接の場合に最初軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる工作物への溶接電極の進入距離の1から60倍に相当する。さらに、本発明はこの方法を実施する装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 抵抗溶接方法および装置 本発明は、溶接電極移動が少なくとも1つの作業ピストン−シリンダユニット によって行われる、抵抗溶接方法に関するものである。 本発明はさらに、溶接工程の間電極移動を実施する作業ピストン−シリンダユ ニットを有する抵抗溶接装置に関する。 抵抗溶接は一般に知られた方法であって、たとえば2枚の金属薄板が、少なく とも一方は移動することのできる少なくとも2つの電極によって圧接されて、溶 接電流による十分な電気的抵抗加熱によって工作物の継目箇所における溶融とそ れに続く硬化が行われることによって、互いに結合される。 その場合に抵抗溶接の品質は、電極と工作物との間の接触がどのくらい良好で あるかによって決定的に影響を受ける。というのは、接触抵抗とそれに伴って発 生される熱の分布は、この接触によって影響を受けるからである。 従ってまず、どのように電極を工作物の上に取り付けるが重要である。という のは、取り付ける動作が急速であると電極が激しくぶつかるので、押圧力がまず 振動し、溶接電流をオンにする前にこの振動の消えるのを待たなければならず、 それが作業速度を低下させて好ましくないからである。スポット溶接の場合には 、急激に取り付けると衝突エネルギーが管理されずに高くなり、それによって冷 間変形と電極の急速な摩耗がもたらされる。 プロジェクション溶接の場合には、急速に取り付けることによって溶接電流を オンにする前に突起が管理されずに冷間変形し、従って確実でない溶接結果がも たらされる。 これまで、減衰弁および絞り弁を付設することによって電極の取り付け速度を 制御する試みがなされている。ダブルストロークおよ び調節ストロークユニットの使用によって取り付け特性のある程度の改良が達成 されている。 しかし、電極と工作物との間の圧接力に責任を負う力は、溶接の開始時だけで なく、溶接の間も調達されなければならない。 その場合に重要なことは、溶接すべき材料が溶接の間に軟らかく、すなわちペ ーストのようになり、継目箇所で溶融することである。その場合に電極が十分急 速に再セットされない場合には、工作物と電極との間の力は、最悪の場合には電 極と工作物との間にもはや十分な電気的な力が存在しなくなるまで、減少してし まう。それによって極端に高い電流密度に直面して好ましくないスパッター形成 と早期のの電極摩耗がもたらされる。プロジェクション溶接の場合に電極が十分 急速に再セットされないと、特に一方の金属薄板に形成された突起と相手側金属 薄板との間の接触圧力が減少し、それによって軟化された突起の飛び散りあるい は溶接スポット内の孔形成がもたらされる恐れがある。 これまで知られている方法においては、溶接の間の電極の力は主としてシング ルストロークシリンダあるいは、通常空気的に操作されるダブルストロークまた は調節ストロークシリンダの作業ストロークによってもたらされる。 本発明の目的は、工作物の溶接を改良することにあり、その場合に特に溶接の 品質および/または溶接速度が向上されなければならない。その場合に溶接工程 の間の溶接電極の急速で正確な再セット動作が保証されなければならない。 この目的は、冒頭で挙げた種類の方法において、溶接電極が溶接工程の開始前 に準備完了位置にあって、その位置においては溶接電極が工作物にソフトに接触 し、あるいは溶接電極と工作物との間に10分の1ミリメートルの範囲の距離が 存在し、それに続く溶接工程の間作業ピストン−シリンダユニットへの圧縮空気 によるエネルギー供給が行われ、その場合に準備完了位置からの作業ピストン− シリンダユニットの最大可能なストロークが、 −プロジェクション溶接の場合に、崩壊する突起の再セット距離の1から40 倍、または、 −スポット溶接の場合に、最初は硬くて溶接工程の間にペースト状になる工作 物への溶接電極の進入距離の1から120倍、または −スポット溶接の場合に、最初は軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる 工作物への溶接電極の進入距離の1から60倍に、相当することによって達成さ れる。 さらにこの目標は、冒頭で挙げた種類の装置においては、作業ピストン−シリ ンダユニットの最大可能なストロークが、 −プロジェクション溶接の場合に、崩壊する突起の再セット距離の1から40 倍、または、 −スポット溶接の場合に、最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工作物 への溶接電極の進入距離の1から120倍、または −スポット溶接の場合に、最初軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる工 作物への溶接電極の進入距離の1から60倍に、相当することによって達成され る。 本発明に基づく方法においても、本発明に基づく装置においても、 −準備完了位置からの作業ピストン−シリンダユニットの最大可能なストロー クが、プロジェクション溶接の場合に、崩壊する突起の再セット距離の1から2 0倍、特に1から10倍、好ましくは1から5倍に相当する場合、ないしは、 −準備完了位置からの作業ピストン−シリンダユニットの最大可能なストロー クが、スポット溶接の場合に、最初は硬くて溶接工程の間にペースト状になる工 作物への溶接電極の進入距離の1から60倍、特に1から30倍、好ましくは1 から20倍に相当する場合、ないし、 −準備完了位置からの作業ピストン−シリンダユニットの最大可 能なストロークが、スポット溶接の場合に、最初軟らかくて溶接工程の間にペー スト状になる工作物への溶接電極の進入距離の1から30倍、特に1から25倍 、好ましくは1から10倍に相当する場合、 に利点が得られる。 本発明の枠内において、従来知られている装置においてはシングルストローク 、ダブルストロークまたは調節ストロークシリンダの最大可能なストローク長さ が大きく寸法決めされているので、溶接工程の間に作業ピストンの上方の比較的 大きな空気体積がシリンダ室へ流入して圧縮され、そしてさらに比較的大きな圧 縮された空気体積を作業ピストンの下方のシリンダ室から逃がさなければならな いことが認識された。それによって生じる長い空気の流れる時間が溶接工程の間 の電極の再セット特性に極めて悪い影響を与える。 本発明によれば、圧縮空気を供給される作業ピストン−シリンダユニットの、 準備完了位置からの最大可能なストロークは大体において、スポット溶接の場合 にペースト状の工作物にスポット溶接電極が進入するため、および/またはプロ ジェクション溶接の場合には崩壊する突起の再セット距離のために必要な、溶接 電極の作業ストロークのみに相当するので、作業ピストンとそれに伴って溶接電 極を工作物の方向へ移動させるためには、極めて小さい作業ピストン−シリンダ 体積に圧縮空気を供給するだけで済む。同時に作業ピストンの下方の極めてわず かな体積だけを作業シリンダから排除するだけで済む。 これは従来知られている方法よりも少ない時間しか必要としないので、作業ピ ストン−シリンダユニット内で必要な溶接電極押圧力に要する圧力比が極めて迅 速に調節される。さらに、圧力を供給される体積の膨張が小さいので、体積が大 きい場合よりも少ない圧縮効果をもたらせば済み、それが電極のパワー作用を改 良させる。 電極が準備完了位置において工作物にソフトに接触し、あるいは 工作物との間に10分の1ないし100分の1ミリメートルの範囲の距離を有す ることに基づいて、作業ピストン−シリンダユニットに圧縮空気を供給した後は 、電極移動は知覚できない。たとえばそれぞれ2mmの板厚を有する2枚の金属 薄板がプロジェクション溶接される場合には、そのためにピストンの上方の体積 を圧縮された圧縮空気によって充填しなければならず、それによって溶接工程の 開始時に工作物は電極によって圧縮される。上述の同様な溶接課題(マルチプロ ジェクション溶接も)のために適当に寸法決めすることによって、作業ピストン とそれに付属するシリンダー天井部との間の距離は約1mmにしかならない。 このわずかな距離によってもたらされる比較的小さい体積は、極めて短い時間 内で圧縮された圧縮空気によって充填することができるので、作業ピストン−シ リンダユニットの操作から数ミリ秒経過しただけですでに溶接電流をオンにする ことができる。このことはさらに、比較的大きな空気流入断面積とそれによって もたらされる圧縮空気のための良好な流れ速度によって支援される。 溶接電流のオンに続いて、上述の板厚において約1mmの高さを有する突起の 溶融が行われ、かつそのときから初めて見ることのできる電極移動が開始され、 それは突起(約1mm)の復帰変形後に終了する。 溶接スポットを硬化させるために、電極圧力が短い時間の間維持される。従っ て溶接工程全体については、ピストン距離が約1mmである場合に全体で約2m mの高さを有するピストンの上方の体積を充填しなければならず、それは極めて 短い時間内で行われ、従って電極の迅速な再セットが可能である。 ピストンの上方の急速な圧力構築とそれに伴ってもたらされる理論的な電極パ ワーを十分に利用することができるようにするためには、作業ピストン−シリン ダユニットにエネルギーを供給する際にピストンの下方にある圧縮された空気体 積も迅速に逃がすことがで きなければならない。 このことは本発明によれば、最大可能なストロークができるだけ小さい、特に 極めて小さいことによって達成される。可能な機械の反りを考慮して、このスト ロークは上述の例においては約2mmとなる。ここでも大きく設計されている空 気流出横断面を通して圧縮空気が比較的小さい体積から極めて迅速に逃げ、電極 パワーが迅速に完全に有効になる。 作業ピストン−シリンダユニットへのエネルギー供給後ミリ秒以内で溶接電流 がオンにされるという事実によって、溶接前の突起の管理されない冷間変形が排 除される。この利点は、後に続く電極の急速な再セットに関連して、アルミニウ ム及び同様の成型上軟らかい材料をプロジェクション溶接する場合に特に効果的 に作用する。 好ましくは、溶接電極は抵抗溶接の終了後に作業ピストン−シリンダユニット に空気圧を供給することによって準備完了位置へ戻される。 しかし他の方法では、溶接電極の戻し移動は、ばね力によって行うことも可能 である。 作業ピストン−シリンダユニットを交互に移動させるための圧縮空気の制御は 、2つの種類の復帰について、好ましくは適当な切換え弁によって実施される。 好ましくは作業ピストン−シリンダユニットは予備ストローク装置の後段に接 続され、その予備ストローク装置によって溶接電極を工作物から離れた初期位置 から工作物に接する準備完了位置へ移動させることができる。 予備ストローク装置は選択的に空気圧、油圧、電動、手動の筋力によって、あ るいはその他の種類の運動学によって操作することができる。 溶接電極の位置と移動方向に関して、予備ストローク装置と作業ピストン−シ リンダユニットの互いの結合を異なる対応で行うこと ができる。 さらに、予備ストローク装置を作業ピストン−シリンダユニットから分離して 、工作物に関して、作業ピストン−シリンダユニットの反対側に配置することも 可能である。その場合には初期位置から準備完了位置への予備ストローク移動は 、相手側電極によって実施される。次に、本発明による作業ピストン−シリンダ ユニットにエネルギーを供給することによって抵抗溶接が行われる。 予備ストローク装置と作業ピストン−シリンダユニットの間の連携作用は、機 械シーケンス制御のプログラムを予め適切に選択することによって、可変に設計 されている。溶接課題を優先的に実施すべき場合には、溶接の終了後に工作物が 機械から取り出される。それによって各作業サイクルにおいて作業ピストン−シ リンダユニットの復帰と共に予備ストローク装置も初期位置へ戻される。 予備ストローク装置を使用する場合には、作業ピストン−シリンダユニットを 予備ストローク装置と溶接電極との間に配置することができる。同様に、予備ス トローク装置を作業ピストン−シリンダユニットと溶接電極との間に配置するこ とも可能である。 さらに、所定の使用場合において、たとえば溶接トングを手動で案内する場合 に、電極が作業ピストン−シリンダユニットによって、そして相手側電極が予備 ストローク装置によってエネルギーを供給されると効果的である。 しかし再度述べるが、予備ストローク装置を完全に省くことも可能であって、 その場合には、予め溶接電極間の距離を調節した後に、工作物が側方から上方の 溶接電極の下方へ移動される。その場合には抵抗溶接は、本発明による作業ピス トン−シリンダユニットにエネルギーを供給することによって行われる。 従来使用されていた方法に対する他の利点は、駆動種類が「シリーズスポット 溶接」である場合に得られる。この一般に知られた抵抗溶接方法においては、た とえば2枚の金属薄板が密接に相前後 して配置すべき溶接スポットによって互いに結合される。それぞれ溶接が実施さ れた後に電極が工作物から10分の1ミリメートルの範囲で持ち上げられて、工 作物が所望のスポット間隔だけさらに移動されて、次の溶接が実施される。この 工程が、最後の溶接スポットの実施まで連続的に遂行される。 本発明に基づく方法を使用することによって、シリーズスポット溶接の場合に 工作物の挿入後に予備ストローク装置によって溶接電極が初期位置から準備完了 位置へ移動される。それに続く溶接工程において最後の溶接スポットまで作業ピ ストン−シリンダユニットのみがサイクル駆動され、溶接工程の終了後に初めて 予備ストローク装置が溶接電極を初期位置へ復帰移動させる。作業ピストン−シ リンダユニットの小さく設計された体積によって絶え間のない通気と排気がそれ ぞれ極めて短い時間で行われ、それによって高い溶接速度ないし迅速に連続する スポット溶接が得られる。 本発明によれば、準備完了位置における溶接電極と工作物との距離は可変であ って、溶接開始前に適宜調節される。その場合に、電極が工作物にソフトに接触 すること、ないしは電極と工作物との間の間隔が、たとえばシリーズスポット溶 接の場合に必要とされるように、10分の1または100分の1ミリメートルの 範囲にあると、効果的である。このように調節した場合には、電極は初期位置か ら準備完了位置へ移動する際にほぼ衝撃および衝突なしで工作物上へセットされ る。 マルチプロジェクション溶接の場合に利点として得られるのは、電極が初期位 置から準備完了位置へ移動するのに伴って大面積の電極が工作物上に載置される ことにより突起が10分の1ミリメートルの範囲の所望の寸法だけ押圧されるこ とである。それによって、突起を刻印する際に避けることのできない高さの許容 誤差が補償され、それに続く溶接工程のために個々の突起と相手側電極との間の 電気的な抵抗が等しくされる。それによって溶接結果が改良され る。 溶接工程の際に電極を迅速に再セットすることによって、本発明による方法は 存在するほぼすべての種類の抵抗溶接にとって効果的である。 本発明により改良された再セット特性は、金属被覆を有するスチール薄板と非 鉄金属のスポット溶接およびプロジェクション溶接の場合にも効果的である。と いうのは、その場合に力結合が欠けていると工作物表面の過熱がもたらされるか らである。 特に強調すべきことは、本発明によれば、特にアルミニウム、アルミニウム合 金など成型上軟らかい工作物を、それらは固体からペースト状ないし液状の状態 への移行が極めて短い時間内で行われる材料であるが、プロジェクション溶接す ることができることである。この物理的特性は、溶接の間の溶接電極の特に急速 な再セットを前提とする。その場合に、従来のように突起を増大された強度と特 殊な形状でアルミニウム薄板へ刻印することは必要とされず、スチール溶接の場 合に一般的な丸い突起で十分である。 さらに、ピストンの両側の作業ピストン−シリンダユニットの空気体積が小さ いことによって、圧力が変化した場合に所望の電極パワー変化が極めて迅速に、 たとえばミリ秒の範囲で生じる、という利点が得られる。 圧力変化は、一般に行われている圧力プログラム抵抗溶接の技術によって実施 することができる。この方法はさらに、多くの抵抗溶接の場合に、特にアルミニ ウムのプロジェクション溶接およびスポット溶接の場合に利点をもたらす。好ま しくは溶接工程の最後に電極パワーが増大される、圧力プログラムまたは電流圧 力プログラムによって、溶接スポット内の孔の形成が阻止される。 本発明に基づく抵抗溶接装置は、たとえばC形のスタンド機械、門形機械、マ ルチシリンダ溶接装置、ハサミ形またはC形の手動案内される溶接トング、ハサ ミ形またはC形のロボット案内される溶 接トング、そしてまたそれぞれ他の抵抗溶接装置とすることができる。抵抗溶接 装置には、従来技術に基づいて異なる種類の電流を搭載することができる。 その場合に好ましい実施形態においては、作業ピストン−シリンダユニットは 、付属のシリンダ天井部とシリンダ底とを有する、それ自体閉鎖されたクラシッ クなシリンダとして形成されている。それによって特に、予備ストローク装置の 位置によって定められる各準備完了位置において、同じ作業ストロークが提供さ れる。 作業ピストン−シリンダユニットのピストンの、両側に供給されている空気体 積(シリンダ天井部側とシリンダ底側)に対するシールと、シリンダ底の内部に おけるピストンロッドのシールも、選択的にスライドシールによって、あるいは ゴムなどの材料からなるメンブレンによって行うことができる。 本発明により作業ピストン−シリンダユニットの最大可能なストロークが極め て小さいことによって、ピストンとピストンロッドをメンブレンによってシール する場合に、従来部分的に使用されているロールメンブレンシリンダの場合より も、シリンダ機能がずっと確実であって、メンブレンの摩耗が少ない。 予備ストローク装置は、本発明の好ましい実施形態においては、電動機によっ てエネルギーを供給可能な、予備ストローク方向に延びるスピンドルと、このス ピンドルによって移動される、作業ピストン−シリンダユニットと結合されたね じ部材とを有する。この予備ストローク装置によれば、溶接電極が所望の準備完 了位置へ達するまで電動機が操作されることによって、溶接電極の準備完了位置 を簡単な方法で調節することができる。 それによって、たとえば数値制御によって、準備完了位置における工作物と電 極との間隔を特に快適に調節することが可能になる。 本発明による装置はさらに、ダブルまたはマルチピストン装置として形成され た少なくとも1つのピストン−シリンダユニットを有 することができる。このようにして電極パワーが増大される。その場合に作業ピ ストン−シリンダユニットがダブルまたはマルチピストン装置として形成されて いる場合には、各作業ピストン−シリンダユニットの最大可能なストロークは本 発明に従って形成されている。 本発明の他の好ましい実施形態が、従属請求項に記載されている。 次に、図面を用いて本発明の実施例を説明する。図面において、 図1は、本発明に抵抗溶接方法に従って駆動することのできる、ダブルストロ ークシリンダを示すものであり、 図2は、本発明に基づく抵抗溶接装置のための、本発明による電極パワーユニ ットを示すものである。 図1には、本発明に基づく方法を実施するための電極パワーユニット10がそ の初期位置の近傍で概略的に図示されており、その初期位置においては接続プレ ート44に固定すべき溶接電極(図示せず)は、溶接すべき工作物(図示せず) からほぼ完全に引き戻されている。 電極パワーユニット10はハウジング14を有し、その中において共通の軸A −A上に予備ストロークシリンダ孔16と作業シリンダ孔18が設けられている 。 予備ストロークシリンダ孔16内には予備ストロークピストンフランジ22’ を有する予備ストロークピストン22の工作物とは反対の側と、工作物側が閉鎖 された中空の予備ストロークピストンロッド22”が密封されて滑り移動可能に 配置されている。調節スピンドル24の工作物側に拡幅して形成された、工作物 方向への予備ストロークピストン動作を制限するストッパー26が、予備ストロ ークフランジ22’を通してピストンロッド22”内へ進入する。ストッパー2 6は、位置決めのために圧力密の通過部28を介して調節スピンドル24と結合 されている。 ハウジング14内で予備ストロークピストンフランジ22”の上方には、ハウ ジング14の内部を圧力流体弁32を介して圧力流体源(図示せず)、たとえば 圧縮空気源と結合するために、圧縮空気のように圧力下にある流体を通過させる 通過部30が設けられている。圧力流体の圧力は、ピストンの直径が予め設定さ れている場合に、所望の力が得られるように、選択されている。そのために、通 常の直径においては、たとえば1から6バールの圧力が必要である。 予備ストロークピストンロッド22”の工作物に面した側は初期位置において 、作業シリンダ孔18内で密封されて滑り移動可能に配置された作業ピストン3 4上に取り付けられており、作業ピストンの下側には作業ピストンロッド34’ が固定されている。 作業ピストン34の上方、そして予備ストロークピストン22が完全に下降し た場合でもまだ予備ストロークピストンフランジ22’の下端縁の下方には、圧 縮空気用の他の通過開口部38が設けられており、それを介して第2の弁40が 圧縮空気を作業シリンダ18内へ導入することができる。 ハウジング14の側方には、軸A−Aに対して同軸のガイド孔42が設けられ ており、その中にガイドロッド42’が滑り移動可能に収容されており、そのガ イドロッドは結合プレート44を介してハウジング14から張り出しているピス トンロッド34’と結合されており、それによって作業ピストン34の回動が防 止される。 電極パワーユニット10は、本発明によれば次のように駆動される。 まず、予備ストロークピストンストッパー26の調節スピンドル24において 次のように、すなわち、作業ピストン34および溶接電極を備えた作業ピストン ロッド34’を工作物の方向へ移動させるために、予備ストロークピストン22 の予備ストロークピストンフランジ22’の上方に圧縮空気弁32と圧縮空気流 入開口部30 を介して圧縮流体が供給された場合に、溶接電極が溶接すべき工作物へ密着する ように移動されるように、調節される。 その場合に準備完了位置は本発明によれば、調節スピンドル24およびそれに 伴ってストッパー26を調節することによって、作業ピストン34が作業シリン ダ19内でさらに、必要とされる溶接電極の作業ストロークにほぼ相当する、し かし好ましくは同時に溶接電極がセットされた場合に少なくともまだ作業ピスト ン34が作業シリンダ18の内部の境界に当接しない大きさのストロークだけ移 動できるように、正確に選択される。 ストッパーを本発明に基づいて調節した後に、予備ストローク装置が弁32の 該当する開口部を通して初期位置から準備完了位置へ移動される。 溶接電極を準備完了位置からさらに工作物の方向へ移動させるために、その後 第2の弁40と通過開口部38を介して圧縮空気が作業シリンダ18内へ導入さ れる。極めて小さい作業シリンダ体積のみに圧縮空気が充填され、小さい行程を 移動するだけなので、電極移動は極めて迅速に行われる。 電極が溶接すべき工作物に押圧された後に、電流が所定の溶接時間の間、ない しは所定数のパワーシステム周期の間オンにされる。溶接電流によって軟化され た工作物材料は電極パワーの元で撓み、それによって電極がわずかに移動される 。それによって、作業ピストン34がその作業シリンダ18内でさらに工作物方 向へ移動され、それが溶接電極を工作物へ押圧する押圧力の一時的な減少をもた らす。というのは、撓んだ工作物に追従する作業ピストン34がまず空気を押し 出さなければならず、さらに作業ピストン34の上方で体積が増大し、従って作 業ピストン34内を支配している圧力が少なくとも、圧力源から圧縮空気がさら に流れるまでは減少されるからである。これが行われた場合に初めて、電極パワ ーが再びその初期値に等しくなる。 このことは、従来技術においても本発明の場合にも存在する問題である。もち ろん、本発明によれば作業ピストン34の下方には極めて小さいストロークに相 当するわずなか体積しか存在せず、従って本発明によれば再セットに必要なこの 工程は、従来の電極パワーユニットを駆動する場合よりもずっと急速に遂行され 、それによって上述の問題は本発明によれば実質的に除かれる。 溶接電流が所定の時間工作物を流れた後に、オフされる。工作物を溶接箇所の 硬化ないし冷却の間圧接するために、好ましくは電極はさらに所定の持続時間工 作物上に保持される。 その後溶接電極を準備完了位置へ復帰移動させることができる。そのためにま ず第2の弁40がオンにされる。その後作業ピストン34に通過開口部38’を 介して工作物から離れる方向へ圧縮空気を供給し、あるいはたとえば押圧ばねに よって移動させることができる。同時に作業ピストンの上方の圧縮空気が逃げる 。 工作物上で多数の溶接箇所を次々と溶接しようとする場合には、たとえば「シ リーズスポット溶接」の駆動種類において、工作物を準備完了位置にある溶接電 極の下方へ移動させて、その後電極が新しい溶接工程のために始動される。その 場合に作業シリンダ内で作業ピストンがわずかなストロークしか移動する必要が なく、急速な圧力構築が可能であることによって、極めて高い連続ステップが可 能である。 本発明による原理は、図1に示す電極パワーユニットによって実現することが できるが、本発明による駆動を改良するために、変更も可能である。すなわち、 予備ストロークピストンロッド22”をたとえば側方の予備ストロークシリンダ ー壁に密接するまで延ばすことができる。予備ストロークピストンロッド22” と予備ストロークシリンダ壁との間の体積は作業シリンダ18と連通しているの で、満たすべき作業シリンダ体積はさらに減少され、再セット特性が改良される 。 本発明に基づく他の装置が図2に図示されており、そこでは同様な部分には図 1ににおいて示されたものと同一の参照符号が使用されている。 図2によれば、本発明による電極パワーユニット110は、第1のハウジング 113aを有する予備ストローク装置106と、第1のハウジングから分離され た第2のハウジング114bを有する後段に接続された作業ピストンシリンダユ ニット108を有する。ハウジング114aと114bは、それぞれシリンダ天 井部、シリンダジャケットおよびシリンダー底を有する。 予備ストローク装置のハウジング114a内には予備ストロークシリンダ室1 16が設けられており、その中に予備シリンダーピストン122が移動軸B−B に沿って大きな予備ストローク区間にわたって滑るように移動するために密閉さ れて収容されている。予備ストロークピストン122は、移動軸B−Bの方向の 両側にハウジング114aから導出されたピストンロッド122’に固定されて いる。 ハウジング114a内のピストン122の上方と下方に圧力流体通過部130 と130’が設けられており、それらは圧力流体交代弁132を介して、圧縮空 気源のような圧力流体源と選択的に接続されている。予備ストローク装置の直径 と流体の圧力は、必要な電極パワーが得られるように、互いに同調されている。 予備ストロークピストンロッド122’の溶接電極(図示せず)とは反対の側 に、予備ストロークシリンダ116内での予備ストロークピストン移動を大まか に制限するための調節可能なカウンター部材124aが設けられている。 予備ストロークピストンロッド122’には軸B−Bに沿って延びる孔が形成 されており、その孔を通してカウンター部材142bによって反転可能な微調節 スピンドル124がピストンロッド122’の工作物側の端部(図2の下方)の 上方まで案内されてい る。微調節スピンドル124の工作物側の端部には、作業ピストン−シリンダユ ニットのハウジング114bが固定されている。 ハウジング114b内には、作業ピストン134を収容するためのシリンダー 室118が設けられており、作業ピストンはその中で軸B−Bに沿って短いスト ロークにわたって滑り移動できるように密封して移動される。作業ピストン13 4は、たとえば転がり軸受または滑り軸受を通して工作物の方向へ張り出す作業 ピストンロッド134’に固定されている。作業ピストン134の工作物とは反 対側の終端位置において、ないしは準備完了位置において、作業ピストン134 と作業シリンダ118との間には小さい空気分配間隙118’が設けられている 。 ハウジング114bの外側において作業ピストンロッド134’には好ましく は結合プレート144が取り付けられており、この結合プレートは作業ピストン 134をガイド孔142内で案内されるガイドロッド142’と結合する。ガイ ドロッド142’は、結合プレート144と結合された(図示されていない)電 極の回動を阻止する。 ハウジング114b内には圧縮空気供給および排出導管138と138’が設 けられており、それらは圧縮空気交代弁140を介して作業ピストン134に両 方向から選択的に、圧縮空気源からの圧縮空気を供給することができる。作業ピ ストン134の直径と圧縮空気圧は、必要な電極パワーのために互いに合せられ る。作業ピストン134ないしは付属の作業シリンダ室118の直径は、好まし くは予備ストロークピストン装置106の対応する部材の直径よりも小さい。 この装置において重要なことは、シリンダ室118の直径が定められている場 合に、作業ピストン134の上方および下方の体積をできるだけ小さく抑えるこ とである。このことは、作業ピストン134の最大可能なストロークを小さく抑 えることによって達成さ れる。すなわち、たとえば準備完了位置において作業シリンダ118内の作業ピ ストン134に工作物の方向には約2mmのストロークのみ、そして工作物から 離れる方向には約1mmの空気分配間隙118’のみが与えられ、それに比較し て最大可能な予備ストロークは、たとえば数10mmから数百mmの範囲を有す ることが可能なようにすることができる。 図2に示す本発明による電極パワーユニット110は、次のように駆動される 。 まず、カウンター部材124aにおいて所望の予備ストロークが大まかに調節 される。 その後、溶接電極を予備ストローク移動によってその初期位置から大まかに調 節された準備完了位置へ移動させるために、圧力交代弁132を介して圧縮空気 が工作物から隔たった圧縮空気開口部の上方へ供給され、その場合に予備ストロ ークシリンダ116内の予備ストロークピストン122の下方にまだ存在する空 気が通過開口部130’を通して排除される。 溶接電極が大まかに調節された準備完了位置にある場合に、微調節スピンドル 124bにおいて所望の準備完了位置を正確に調節することができ、その準備完 了位置においては溶接電極が工作物の上に密接して配置され、ないしは工作物に ソフトに接触する。 微調節スピンドル124bは、たとえばアルミニウムまたはその合金のマルチ プロジェクション溶接の場合、特にラウンドプロジェクション溶接の場合に、電 極をセットする際に突起が予備ストローク動作によってミリメートル未満の範囲 で所望に冷間変形されるように、調節することもできる。 次に、切り換え可能な弁140を然るべく駆動することによって、溶接電極が 工作物に圧接されるまで、作業ピストン134に溶接すべき工作物の方向にエネ ルギーが供給されてる。その場合にシリンダ体積の充填と排気は、極めて短い時 間で行われる。 次に、予め設定された溶接電流がオンにされる。それによって溶接すべき材料 が軟化された場合に、電極が作業ピストン134と共に再セットされる。 その場合に作業シリンダ圧縮空気供給および排出導管の大きな横断面と小さい 作業シリンダ体積によって、極めて正確な追従が可能になる。体積が小さいこと により作業シリンダ118’内に含まれる気体量の圧縮性がわずかしかないこと も、それを支援する。 溶接が終了して、保持時間がが経過した後に、作業ピストン−シリンダユニッ ト108に付設された圧力弁140が切り換えられて、二重に作用する作業ピス トン134が圧縮空気によって工作物から離れるように移動される。 たとえば「シリーズスポット溶接」の駆動種類の場合のように、同じ工作物に おいて他の溶接を行おうとする場合には、準備完了位置において次の溶接箇所が 溶接電極の下方へ移動され、溶接工程が繰り返される。所望の数の溶接が終了し た後に、溶接電極はまず作業ピストンリターンストロークによって準備完了位置 へ戻され、その後予備ストローク弁132の切り換えによって初期位置へ引き戻 される。 本発明に基づく装置によって、セットする際の溶接電極のバウンドを大幅に防 止することができる。さらに再セット特性は、アルミニウムまたはアルミニウム 合金のラウンドプロジェクション溶接も可能であるように、改良される。さらに 、「シリーズスポット溶接」の駆動種類において、従来技術に基づく装置の場合 よりもほぼ1桁速いストローク連続が得られる。 図示の電極パワーユニット110においては作業ピストン−シリンダユニット 108のハウジング114bは微調節スピンドル124を介して予備ストローク 装置106と結合されているが、他の種類の連続接続も可能である。すなわち、 たとえば作業ピストン134を予備ストローク装置106と結合することができ 、その場 合には溶接電極は移動されるハウジング114bに固定される。 さらに図示の作業ピストン−シリンダユニット108の後段に、他の1つある いは複数の電極パワーを増大させるこの種のユニットを接続することができる。 その場合に重要なことは、作業ピストン−シリンダユニット108内で可能なス トロークとそれに伴って対応する体積をできるだけ小さく抑えることである。 例として説明した電極パワーユニット110は圧縮空気で作動される予備スト ローク装置を有するが、その代わりにたとえば、上述の作業ピストン−シリンダ ユニットを油圧で操作すること、あるいは電動機によって回転されるスピンドル 上で移動可能な、予備ストローク装置のねじ部材に取り付けることも可能である 。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.溶接電極移動が少なくとも1つの作業ピストン−シリンダユニットによって 行われる、抵抗溶接方法において、 溶接電極が溶接工程の開始前に準備完了位置にあって、その準備完了位置に おいては溶接電極が工作物にソフトに接触し、あるいは溶接電極と工作物との間 に10分の1ミリメートルの範囲の距離が存在し、 後続の溶接工程の間、作業ピストン−シリンダユニットへの圧縮空気の供給 が行われ、その場合に作業ピストン−シリンダユニットの準備完了位置からの最 大可能なストロークが、 −プロジェクション溶接の場合には、崩壊する突起の再セット距離の1から 40倍に、あるいは、 −スポット溶接の場合には、最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工 作物への溶接電極の進入距離の1から120倍に、あるいは、 −スポット溶接の場合に、最初軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる 工作物への進入距離の1から60倍に、 相当することを特徴とする抵抗溶接方法。 2.プロジェクション溶接の場合に、準備完了位置からの、作業ピストン−シリ ンダユニットの最大可能なストロークが、崩壊する突起の再セット距離の1から 20倍、特に1から10倍、好ましくは1から5倍に相当することを特徴とする 請求項1に記載の方法。 3.スポット溶接の場合に、準備完了位置からの、作業ピストン−シリンダユニ ットの最大可能なストロークが、最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工 作物への溶接電極の進入距離の1から60倍、特に1から30倍、好ましくは1 から20倍に相当することを特徴とする請求項1に記載の方法。 4.スポット溶接の場合に、準備完了位置からの、作業ピストンシリンダ−ユニ ットの最大可能なストロークが、最初軟らかくて溶接工 程の間にペースト状になる工作物への溶接電極の進入距離の1から30倍、特に 1から15倍、好ましくは1から10倍に相当することを特徴とする請求項1に 記載の方法。 5.溶接電極移動が予備ストローク装置とその後段に接続された作業ピストン− シリンダユニットによって行われ、その場合に溶接電極が予備ストローク装置に よって工作物から離れた初期位置から工作物に接する準備完了位置へ移動される ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。 6.溶接電極が抵抗溶接の終了後に作業ピストン−シリンダユニットへ圧縮空気 を供給することによって準備完了位置へ戻されることを特徴とする請求項1から 5までのいずれか1項に記載の方法。 7.溶接電極が抵抗溶接の終了後にばね力によって準備完了位置へ戻されること を特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。 8.作業ピストン−シリンダユニットのための圧縮空気の制御が、切換え弁を介 して行われることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法 。 9.予備ストローク装置の操作が、筋力による操作を含めて任意の運動学的な原 理に従って行われることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載 の方法。 10.予備ストローク装置が、空気圧によって操作されることを特徴とする請求 項9に記載の方法。 11.予備ストローク装置が、油圧によって操作されることを特徴とする請求項 9に記載の方法。 12.予備ストローク装置が、電動機によってエネルギーを供給されることを特 徴とする請求項9に記載の方法。 13.電極が作業ピストン−シリンダユニットによって、そして相手側電極が予 備ストローク装置によってエネルギーを供給され、初期位置から準備完了位置へ の予備ストローク動作が相手側電極によっ て実施され、次に抵抗溶接が作業ピストン−シリンダユニットへのエネルギー供 給によって行われることを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記 載の方法。 14.適切なプログラムを予め選択することによって、各溶接工程が実施された 後に電極が初期位置へ戻されることを特徴とする請求項1から13までのいずれ か1項に記載の方法。 15.駆動種類が「シリーズスポット溶接」である場合に、それぞれ個々の溶接 工程が実施された後に電極が準備完了位置へ戻されて、工作物が適切に移動され た後に、作業ピストン−シリンダユニットにエネルギーを供給することによって 前記位置からそれぞれ個々のスポット溶接工程が実施されることを特徴とする請 求項1から14までのいずれか1項に記載の方法。 16.準備完了位置における電極と工作物との距離が、溶接装置を調節する際に 調節装置によって調節されることを特徴とする請求項1から15までのいずれか 1項に記載の方法。 17.準備完了位置において予め電極を工作物にソフトに接触させ、ないしは電 極と工作物との間の10分の1ミリメートルの範囲の距離が調節され、それによ って初期位置から準備完了位置へ移動させる際に電極が工作物上にほぼ衝撃およ び衝突なしにセットされることを特徴とする請求項1から16までのいずれか1 項に記載の方法。 18.マルチプロジェクション溶接の場合に初期位置から準備完了位置への電極 の移動に伴って溶接電極が工作物上に載せられることによって、実際の溶接工程 の前に突起が10分の1ミリメートルの範囲で均一に押圧され、ないしは変形さ れて、個々の突起と相手側金属薄板との間の電気的な抵抗が等しくされることを 特徴とする請求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。 19.アルミニウム、アルミニウム合金など成型的に軟らかい工作物がプロジェ クション溶接され、その場合に予めスチール溶接の場合 に使用される通常の仕様の突起、好ましくは丸突起が工作物へ刻印されることを 特徴とする請求項1から18までのいずれか1項に記載の方法。 20.溶接工程の間に電極移動を実施する作業ピストン−シリンダユニットを備 えた抵抗溶接装置において、 作業ピストン−シリンダユニット(108)の最大可能なストロークが、 −プロジェクション溶接の場合には、崩壊する突起の再セット距離の1から 40倍に、または、 −スポット溶接の場合には、最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工 作物への溶接電極の進入距離の1から120倍に、あるいは、 −スポット溶接の場合に、最初軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる 工作物への溶接電極の進入距離の1から60倍に、 相当することを特徴とする抵抗溶接装置。 21.プロジェクション溶接の場合に、作業ピストン−シリンダユニット(10 8)の最大可能なストロークが、崩壊する突起の1から20倍、特に1から10 倍、好ましくは1から5倍に相当することを特徴とする請求項20に記載の装置 。 22.スポット溶接の場合に、作業ピストン−シリンダユニット(109)の最 大可能なストロークが、最初硬くて溶接工程の間にペースト状になる工作物への 溶接電極の進入距離の1から60倍、特に1から30倍、好ましくは1から20 倍に相当することを特徴とする請求項20に記載の装置。 23.スポット溶接の場合に、作業ピストン−シリンダユニット(108)の最 大可能なストロークが、最初軟らかくて溶接工程の間にペースト状になる工作物 への溶接電極の進入距離の1から30倍、特に1から15倍、好ましくは1から 10倍に相当することを特徴とする請求項20に記載の装置。 24.作業ピストン−シリンダユニット(108)が予備ストローク装置(10 6)の後段に接続されており、溶接電極が前記予備ストローク装置によって工作 物から離れた初期位置から工作物に接する準備完了位置へ移動可能であることを 特徴とする請求項20から23までのいずれか1項に記載の装置。 25.作業ピストン−シリンダユニット(108)が、二重に作用するシリンダ として形成されていることを特徴とする請求項20から24までのいずれか1項 に記載の装置。 26.作業ピストン−シリンダユニットのピストンの、両側に供給されている空 気体積(シリンダ天井側とシリンダ底側)に対するシールと、シリンダ底の内部 におけるピストンロッドのシールが選択的にスライドシールによって、あるいは ゴムなどの材料からなるメンブレンによって実現されていることを特徴とする請 求項20から25までのいずれか1項に記載の装置。 27.作業ピストン−シリンダユニット(108)が空気圧によってエネルギー を供給されることを特徴とする請求項20から26までのいずれか1項に記載の 装置。 28.溶接電極に、少なくとも抵抗溶接の終了後に、ばね力によってエネルギー が供給されることを特徴とする請求項20から27までのいずれか1項に記載の 装置。 29.作業ピストン−シリンダユニット(108)に少なくとも1つの切換え弁 (140)を介して圧縮空気が供給されることを特徴とする請求項20から28 までのいずれか1項に記載の装置。 30.特に予備ストロークピストン−シリンダユニットとして形成された予備ス トローク装置(106)が、空気圧によってエネルギーを供給されることを特徴 とする請求項20から29までのいずれか1項に記載の装置。 31.予備ストローク装置(106)に、予備ストローク移動を制限するための 固定の、または調節可能なストッパー(124a、12 4b)が設けられていることを特徴とする請求項20から30までのいずれか1 項に記載の装置。 32.予備ストローク装置に、特に予備ストロークシリンダ内の予備ストローク ピストンの位置に関係なく行われる、工作物と準備完了位置へ移動された溶接電 極との間の距離の微調節を行うための微調節装置(124)が設けられているこ とを特徴とする請求項20から31までのいずれか1項に記載の装置。 33.微調節装置(124)が、予備ストローク装置と結合された、反転可能な 調節スピンドルを有し、その調節スピンドルが作業ピストン−シリンダユニット (108)と結合され、かつこの作業ピストン−シリンダユニットと一緒に移動 できるように形成されていることを特徴とする請求項32に記載の装置。 34.電極パワーを増大させるために、少なくとも1つのピストン−シリンダユ ニットがダブルまたはマルチピストン装置として形成されていることを特徴とす る請求項20から33までのいずれか1項に記載の装置。 35.予備ストローク装置が、油圧操作される予備ストロークピストン−シリン ダユニットを有することを特徴とする請求項20から34までのいずれか1項に 記載の装置。 36.予備ストローク装置が、電動機によってエネルギーを供給可能な、予備ス トローク方向に延びるスピンドルと、このスピンドルによって移動される、作業 ピストン−シリンダユニットと結合されたねじ部材とを有することを特徴とする 請求項20から34までのいずれか1項に記載の装置。 37.作業ピストン−シリンダユニット(108)が予備ストローク装置と溶接 電極との間に配置されており、あるいは 予備ストローク装置が作業ピストン−シリンダユニット(108)と溶接電 極との間に配置されていることを特徴とする請求項20から36までのいずれか 1項に記載の装置。 38.電極が作業ピストン−シリンダユニットによって、そして相手側電極が予 備ストローク装置によってエネルギーを供給されることを特徴とする請求項20 から37までのいずれか1項に記載の装置。 39.少なくとも1つのピストン−シリンダユニット(106、108)のピス トンロッド(122’、134’)が、転がり軸受または滑り軸受内で案内され ていることを特徴とする請求項20から38までのいずれか1項に記載の装置。 40.抵抗スポット溶接、抵抗プロジェクション溶接または抵抗突合わせ溶接に 、請求項1から19までのいずれか1項の方法あるいは請求項20から39まで のいずれか1項に記載の抵抗溶接装置を使用する使用方法。 41.アルミニウム、アルミニウム合金など成型上軟らかい材料からなる工作物 をプロジェクション溶接するために請求項1から19までのいずれか1項に記載 の方法または請求項20から39までのいずれか1項に記載の抵抗溶接装置を使 用する使用方法であって、その場合にスチール溶接の場合に使用される通常の仕 様の突起、好ましくは丸突起が工作物に刻印されている、使用方法。
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