JPH11514343A - 栽培植物保護剤としての置換ベンゾチアゾール - Google Patents

栽培植物保護剤としての置換ベンゾチアゾール

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JPH11514343A
JPH11514343A JP9509848A JP50984897A JPH11514343A JP H11514343 A JPH11514343 A JP H11514343A JP 9509848 A JP9509848 A JP 9509848A JP 50984897 A JP50984897 A JP 50984897A JP H11514343 A JPH11514343 A JP H11514343A
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ツァガル,シリル
ヴェストファレン,カール−オットー
ミスリッツ,ウルフ
ヴァルター,ヘルムート
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Abstract

(57)【要約】 下記一般式I で表わされ、かつ式中のX1、X2が相互に無関係にそれぞれ酸素または硫黄を、R1が水素、アミノ、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルを、R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルまたはC1−C6アルキルスルホニルを、R3が水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルを、R4が水素またはハロゲンを、R5がシアノ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシまたはC1−C6ハロアルコキシを、Yが化学結合、酸素、硫黄、−SO−または−SO2−を、R6が水素、シアノ、ハロゲン、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニルまたはC1−C6アルキル(これらのシクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニルはシアノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル、(C1−C6アルキル)カルボニルオキシ、ハロ−C1−C6アルコキシ、ハロ−C1−C6アルキルチオまたはC3−C6シクロアルキルで置換されていてもよい)を意味するが、Yが化学結合、酸素または硫黄を意味する場合にはR6はシアノのみを意味し、Yが化学結合を意味する場合にはR6はハロゲンのみを意味することを特徴とする新規の置換ベンゾチアゾールおよび農業的に有用な化合物Iの塩は、除草剤または植物を乾燥/落葉させるために使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 栽培植物保護剤としての置換ベンゾチアゾール 本発明は、下記一般式I で表わされ、かつ式中の X1、X2が相互に無関係にそれぞれ酸素または硫黄を、 R1が水素、アミノ、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルを、 R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルまたはC1−C6アルキルスルホニ ルを、 R3が水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルを、 R4が水素またはハロゲンを、 R5がシアノ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルコキシまたはC1−C6ハロアルコキシを、 Yが化学結合、酸素、硫黄、−SO−または−SO2−を、 R6が水素、シアノ、ハロゲン、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアル キル、C3−C6アルケニル、C3−C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニルまた はC1−C6アルキル(これらのシクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキ ニルはシアノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、(C1−C6アルコ キシ)カルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6アルキル )アミノカルボニル、(C1−C6アルキル)カルボニ ルオキシ、ハロ−C1−C6アルコキシ、ハロ−C1−C6アルキルチオまたはC3 −C6シクロアルキルで置換されていてもよい)を意味するが、 Yが化学結合、酸素または硫黄を意味する場合にはR6はシアノのみを意味し 、Yが化学結合を意味する場合にはR6はハロゲンのみを意味することを特徴と する新規の置換ベンゾチアゾールおよび農業的に有用な化合物Iの塩に関する。 本発明は、さらに化合物Iを除草剤として、あるいは植物を乾燥させ、かつ/ もしくは落葉させるために使用する方法、 化合物Iを有効成分として含有する除草剤および植物を乾燥させ、かつ/もし くは落葉させる剤、 化合物Iおよび化合物Iを使用する除草剤、乾燥/落葉剤の製造方法、 化合物Iで、好ましくない植物の生長を抑制し、植物を乾燥させ、かつ/もし くは落葉させる方法、 化合物Iを製造するのに有用な新規の中間生成物IV、V、XIおよびXIV に関する。 7−位に特定のヘテロ環基を有する、除草作用を示すベンゾチアゾールは、W O92/20675号公報、および西独特願公開4241658号公報に記載さ れている。上記WO92/20675号公報は、またこれに記載されている化合 物の、植物乾燥/落葉作用の可能性にも言及している。 しかしながら、この化合物の雑草に対する除草作用は必ずしも満足すべきもの ではない。そこで本発明の目的は、改善された除草特性を有する新規のベンゾチ アゾールを提供することである。本発明のさらに他の目的は、植物の乾燥/落葉 作用(枯草作用)を有する新規化合物を提供することである。 しかるに上記の目的は、本明細書の冒頭に定義された式Iの置換ベンゾチアゾ ールにより達成され得ることが本発明者らにより見出された。当然のことながら 、化合物Iを含有し、秀れた除草作用を示す除草剤の製造方法、化合物Iを使用 して好ましくない植物の生長を抑制する方法も本発明者らにより見出された。 さらに、本発明化合物は、栽培植物、例えば綿花、じゃがいも、あぶらな、ひ まわり、大豆、野菜豆類、ことに綿花を乾燥/落葉させるのに適することが見出 された。これに関連して、植物乾燥/落葉剤、その製造方法、化合物Iを使用し て植物を乾燥/落葉させる方法も本発明者らにより見出された。 式Iの化合物は、置換基のパターンに応じて、単一もしくは複数のキラル中心 を持つことがあり、従ってエナンチオマーまたはジアステレオマー混合物として 形成されることがある。本発明は純粋なエナンチオマー、ジアステレオマーおよ びこれらの混合物をもその対象とする。 置換ベンゾチアゾールIは、また農業上有用な塩の形態でも存在し得る。塩の 種類は原則的に重要ではない。しかしながら、一般的に適当な塩は、除草作用が 遊離化合物Iにくらべて劣らない塩基性塩および酸付加塩である。 ことに適当な塩基性塩は、アルカリ金属塩、ことにナトリウム、カリウム塩、 アルカリ土類金属塩、ことにカルシウム、マグネシウム塩、遷移金属、ことに亜 鉛、鉄塩、アンモニウムイオンが、必要に応じて1から4個のC1−C4アルキル またはヒドロキシルC1−C4アルキルおよび/またはフェニルまたはベンジルを 置換基として持っていてもよいアンモニウム塩、ことにジイソプロピルアンモニ ウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、トリメチルベン ジルアンモニウム、トリメチル−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩、お よびホスホニウム塩、スルホニウム塩、ことにトリ(C1−C4)アルキルスルホ ニウム塩、スルホキソニウム塩、ことにトリ(C1−C4)アルキルスルホキソニ ウム塩である。 酸付加塩の例としては、まず塩酸塩、臭化水素酸塩、さらに硫酸塩、硝酸塩、 燐酸塩、オキサラート、ドデシルベンゼンスルホナートが挙げられる。 R1からR6の定義として上述した有機基部分は、ハロゲンの場合のように、個 々の具体的な基の総称として説明されている。すべての炭素鎖、すなわちアルキ ル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキ ルスルホニル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシカルボニル、ア ルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオ キシ、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル部分のすべては直鎖でも分岐し ていてもよい。またポリハロゲン化ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケ ニルは、複数の同じまたは異なるハロゲン原子を持っていてもよい。 個々の意味は以下の通りである。 ハロゲンは、 炭素、塩素、臭素または沃素を意味する。 C1−C6アルキルおよび(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ、C1−C6ア ルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−C6アルキル)アミノカルボニル、(C1 −C6アルキル)カルボニルオキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミ ノカルボニル−C1−C6アルキル、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル− C1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノカルボニル−C3−C6アルケニル、 ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル−C3−C6アルケニル、C1−C6アル キルアミノカルボニル−C3−C6アルキニル、ジ(C1−C6アルキル)アミノカ ルボニル−C3−C6シクロアルキルおよびジ(C1−C6アルキル)アミノカルボ ニル−C3−C6シクロアルキルのアルキル部分は、 メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、1−メチルプロピル、2 −メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、1−メチルブチル 、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチ ルプロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロ ピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メ チルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジ メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジ メチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチル プロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル 、1−エチル−2−メチルプロピルを意味する。 シアノ−C1−C6アルキルは、 例えばシアノメチル、1−シアノエチル、2−シアノエチル、1−シアノプロ パ−1−イル、2−シアノプロパ−1−イル、3−シアノプロパ−1−イル、1 −シアノブタ−1−イル、2−シアノブタ−1−イル、3−シアノブタ−1−イ ル、4−シアノブタ−1−イル、1−シアノブタ−2−イル、2−シアノブタ− 2−イル、3−シアノブタ−2−イル、4−シアノブタ−2−イル、1−(シア ノメチル)−エタ−1−イル、1−(シアノメチル)−1−(メチル)−エタ− 1−イル、2−シアノヘキサ−6−イルを意味する。 C1−C6ハロアルキルは、 上述したようなC1−C6アルキルであって、部分的もしくは完全に弗素、塩素 、臭素および/または沃素で置換されている基、例えばクロロメチル、ジクロロ メチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロ メチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメ チル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2−ヨード エチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ク ロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2− ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオ ロエチル、2−フルオロプロピル、3−フルオロプロピル、2,2−ジフルオロ プロピル、2,3−ジフルオロプロピル、2−クロロプロピル、3−クロロプロ ピル、2,3−ジクロロプロピル、2−ブロモプロピル、3−ブロモプロピル、 3,3,3−トリフルオロプロピル、3,3,3−トリクロロプロピル、2,2 ,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1−(フル オロメチル)−2−フルオロエチル、1−(クロロメチル)−2−クロロエチル 、1−(ブロモメチル)−2−ブロモエチル、4−フルオロブチル、4−クロロ ブチル、4−ブロモブチル、ノナフルオロブチル、5−フルオロペンチル、5− ブロモペンチル、5−ヨードペンチル、ウンデカフルオロペンチル、6−フルオ ロヘキシル、6−クロロヘキシル、6−ブロモヘキシル、6−ヨードヘキシル、 ドデカフルオロヘキシルを意味する。 C1−C6アルコキシ、およびC1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ−C3−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ−C3−C6アルキニ ル、C1−C6アルコキシ−C3−C6シクロアルキル、(C1−C6アルコキシ)カ ルボニル、(C1−C6アルコキシ)カルボニル−C1−C6アルキル、(C1−C6 アルコキシ)カルボニル−C3−C6アルケニル、(C1−C6アルコキシ)カルボ ニル−C3−C6アルキニル、(C1−C6アルコキシ)カルボニル−C3−C6シク ロアルキルのアルコキシ基部分は、 メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、1−メチルエトキシ、n−ブトキシ、 1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、n −ペンチルオキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブト キシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、2,2−ジ メチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、n−ヘキシルオキシ、1−メチルペ ンチルオキシ、2−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、4−メ チルペンチルオキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、 1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブト キシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、 1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1− エチル−1−メチルプロポキシ、1−エチル−2−メチルプロポキシを意味する 。 C1−C6ハロアルコキシ、およびC1−C6ハロアルコキシ−C1−C6アルキル 、C1−C6ハロアルコキシ−C3−C6アルケニル、C1−C6ハロアルコキシ−C3 −C6アルキニル、C1−C6ハロアルコキシ−C3−C6シクロアルキルのハロア ルコキシ基部分は、 部分的もしくは完全に弗素、塩素、臭素および/または沃素で置換されている 上述のようなC1−C6アルコキシであって、例えばクロロメトキシ、ジクロロメ トキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフ ルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロ ジフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2−ブロモ エトキシ、2−ヨードエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−ト リフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−2,2 −ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2−, 2−トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2−フルオロプロポキシ 、3−フルオロプロポキシ、2,2−ジフルオロプロポキシ、2,3−ジフルオ ロプロポキシ、2−クロロプロポキシ、3−クロロプロポキシ、2,3−ジクロ ロプロポキシ、2−ブロモプロポキシ、3−ブロモプロポキシ、3,3,3−ト リフルオロプロポキシ、3,3,3−トリクロロプロポキシ、2,2,3, 3,3−ペンタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、1−(フルオ ロメチル)−2−フルオロエトキシ、1−(クロロメチル)−2−クロロエトキ シ、1−(ブロモメチル)−2−ブロモエトキシ、4−フルオロブトキシ、4− クロロブトキシ、4−ブロモブトキシ、ノナフルオロブトキシ、5−フルオロペ ンチルオキシ、5−クロロペンチルオキシ、5−ブロモペンチルオキシ、5−ヨ ードペンチルオキシ、ウンデカフルオロペンチルオキシ、6−フルオロヘキシル オキシ、6−クロロヘキシルオキシ、6−ブロモヘキシルオキシ、6−ヨードヘ キシルオキシ、ドデカフルオロヘキシルオキシを意味する。 C1−C6アルキルチオ、およびC1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルチオ −C3−C6アルケニル、C1−C6アルキルチオ−C3−C6アルキニル、C1−C6 アルキルチオ−C3−C6シクロアルキルのアルキルチオ基部分は、 メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、n−ブ チルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチ ルエチルチオ、n−ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチ オ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピ ルチオ、n−ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチル プロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチル ペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2 −ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチル チオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチル ブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1 ,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオ、1 −エチル−2−メチルプロピルチオ、ことにメチルチオおよびエチルチオを意味 する。 C1−C6ハロアルキルチオ、およびC1−C6ハロアルキルチオ−C1−C6アル キル、C1−C6ハロアルキルチオ−C3−C6アルケニル、C1−C6ハロアルキル チオ−C3−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキルチオ−C3−C6シクロアルキ ルのハロアルキル基部分は、 部分的もしくは完全に弗素、塩素、臭素および/または沃素により置換されて いる上述のようなC1−C6アルキルチオ、例えばジフルオロメチルチオ、トリフ ルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、ブロモジフルオロメチルチオ 、2−フルオロエチルチオ、2−クロロエチルチオ、2−ブロモエチルチオ、2 −ヨードエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオ ロエチルチオ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2,2−ジ フルオロエチルチオ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、ペンタフル オロエチルチオ、2−フルオロプロピルチオ、3−フルオロプロピルチオ、2− クロロプロピルチオ、3−クロロプロピルチオ、2−ブロモプロピルチオ、3− ブロモプロピルチオ、2,2−ジフルオロプロピルチオ、2,3−ジフルオロプ ロピルチオ、2,3−ジクロロプロピルチオ、3,3,3−トリフルオロプロピ ルチオ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルチオ、ヘプタフルオロプ ロピルチオ、1−(フルオロメチル)−2−フルオロエチルチオ、1−(クロロ メチル)−2−クロロエチルチオ、1−(ブロモメチル)−2−ブロモエチルチ オ、4−フルオロブチルチオ、4−クロロブチルチオ、4−ブロモブチルチオ、 5−フルオロペンチルチオ、5−クロロペンチルチオ、5−ブロモペンチルチオ 、5−ヨードペンチルチオ、ウンデカフルオロペンチルチオ、6−フルオロヘキ シルチオ、6−クロロヘキシルチオを意味する。 C1−C6アルキルスルフィニルは、 メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、1− メチルエチルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、1−メチルプロピルスル フィニル、2−メチルプロピルスルフィニル、1,1−ジメチルエチルスルフィ ニル、n−ペンチルスルフィニル、1−メチルブチルスルフィニル、2−メチル ブチルスルフィニル、3−メチルブチルスルフィニル、1,1−ジメチルプロピ ルスルフィニル、1,2−ジメチルプロピルスルフィニル、2,2−ジメチルプ ロピルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、n−ヘキシルスルフィ ニル、1−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、3 −メチルペンチルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、1,1−ジ メチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジ メチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジ メチルブチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、1−エチル ブチルスルフィニル、2−エチルブチルスルフィニル、1,1,2−トリメチル プロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル スルフィニル、1−エチル−2−メチルプロピルスルフィニルを意味する。 C1−C6アルキルスルホニルは、 メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、1−メチル エチルスルホニル、n−ブチルスルホニル、1−メチルプロピルスルホニル、2 −メチルプロピルスルホニル、1,1−ジメチルエチルスルホニル、n−ペンチ ルスルホニル、1−メチルブチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3 −メチルブチルスルホニル、1,1−ジメチルプロピルスルホニル、2,2−ジ メチルプロピルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、n−ヘキシルスル ホニル、1−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、3− メチルペンチルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、1,1−ジメチル ブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチ ルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルス ルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、1−エチルブチルスルホニル、 2−エチルブチルスルホニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルホニル、1 ,2,2−トリメチルプロピルスルホニル、1−エチル−1−メチルプロピルス ルホニル、1−エチル−2−メチルプロピルスルホニルを意味する。 C3−C6シクロアルキル、およびC3−C6シクロアルキル−C3−C6アルケニ ル、C3−C6シクロアルキル−C3−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル− C3−C6シクロアルキルのシクロアルキル基部分は、 シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルを意味する 。 C3−C6シクロアルキル−C1−C6アルキルは、 例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル 、シクロヘキシル、2−(シクロプロピル)エチル、2−(シクロブチル)エチ ル、2−(シクロペンチル)エチル、2−(シクロヘキシル)エチル、3− (シクロプロピル)プロピル、3−(シクロブチル)プロピル、3−(シクロペ ンチル)プロピル、3−(シクロヘキシル)プロピル、4−(シクロプロピル) ブチル、4−(シクロブチル)ブチル、4−(シクロペンチル)ブチル、4−( シクロヘキシル)ブチル、5−(シクロプロピル)ペンチル、5−(シクロブチ ル)ペンチル、5−(シクロペンチル)ペンチル、5−(シクロヘキシル)ペン チル、6−(シクロプロピル)ヘキシル、6−(シクロブチル)ヘキシル、6− (シクロペンチル)ヘキシル、6−(シクロヘキシル)ヘキシルを意味する。 C3−C6アルケニル、およびC1−C6アルコキシ−C3−C6アルケニル、C1 −C6アルキルチオ−C3−C6アルケニル、(C1−C6アルコキシ)カルボニル −C3−C6アルケニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル−C3−C6アルケニ ル、ジ(C1−C6アルコキシ)カルボニル−C3−C6アルケニル、C1−C6アル キルアミノカルボニル−C3−C6アルケニル、ジ(C1−C6アルキル)アミノカ ルボニル−C3−C6アルケニル、C1−C6ハロアルコキシ−C3−C6アルケニル 、C1−C6ハロアルキルチオ−C3−C6アルケニル、C3−C6シクロアルキル− C3−C6アルケニルのアルケニル基部分は、 プロパ−1−エン−1−イル、プロパ−2−エン−1−イル、1−メチルエテ ニル、n−ブテン−1−イル、n−ブテン−2−イル、n−ブテン−3−イル、 1−メチルプロパ−1−エン−1−イル、2−メチルプロパ−1−エン−1−イ ル、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、2−メチルプロパ−2−エン−1 −イル、n−ペンテン−1−イル、n−ペンテン−2−イル、n−ペンテン−3 −イル、n−ペンテン−4−イル、1−メチルブタ−1−エン−1−イル、2− メチルブタ−1−エン−1−イル、3−メチルブタ−1−エン−1−イル、1− メチルブタ−2−エン−1−イル、2−メチルブタ−2−エン−1−イル、3− メチルブタ−2−エン−1−イル、1−メチルブタ−3−エン−1−イル、2− メチルブタ−3−エン−1−イル、3−メチルブタ−3−エン−1−イル、1, 1−ジメチルプロパ−2−エン−1−イル、1,2−ジメチルプロパ−1−エン −1−イル、1,2−ジメチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチルプロパ −1−エン−2−イル、1−エチルプロパ−2−エン−1−イル、n−ヘキサ− 1−エン−1−イル、n−ヘキサ−2−エン−1−イル、n−ヘキサ−3−エン −1−イル、n−ヘキサ−4−エン−1−イル、n−ヘキサ−5−エン−1−イ ル、1−メチルペンタ−1−エン−1−イル、2−メチルペンタ−1−エン−1 −イル、3−メチルペンタ−1−エン−1−イル、4−メチルペンタ−1−エン −1−イル、1−メチルペンタ−2−エン−1−イル、2−メチルペンタ−2− エン−1−イル、3−メチルペンタ−2−エン−1−イル、4−メチルペンタ− 2−エン−1−イル、1−メチルペンタ−3−エン−1−イル、2−メチルペン タ−3−エン−1−イル、3−メチルペンタ−3−エン−1−イル、4−メチル ペンタ−3−エン−1−イル、1−メチルペンタ−4−エン−1−イル、2−メ チルペンタ−4−エン−1−イル、3−メチルペンタ−4−エン−1−イル、4 −メチルペンタ−4−エン−1−イル、1,1−ジメチルブタ−2−エン−1− イル、1,1−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、1,2−ジメチルブタ−2 −エン−1−イル、1,2−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、1,3−ジメ チルブタ−1−エン−1−イル、1,3−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、 1,3−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、2,2−ジメチルブタ−3−エン −1−イル、2,3−ジメチルブタ−1−エン−1−イル、2,3−ジメチルブ タ−2−エン−1−イル、2,3−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、3,3 −ジメチルブタ−1−エン−1−イル、3,3−ジメチルブタ−2−エン−1− イル、1−エチルブタ−1−エン−1−イル、1−エチルブタ−2−エン−1− イル、1−エチルブタ−3−エン−1−イル、2−エチルブタ−1−エン−1− イル、2−エチルブタ−2−エン−1−イル、2−エチルブタ−3−エン−1− イル、1,1,2−トリメチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチル−1− メチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチル−2−メチルプロパ−1−エン −1−イル、1−エチル−2−メチルプロパ−2−エン−1−イルを意味する。 シアノ−C3−C6アルケニルは、 例えば2−シアノアリル、3−シアノアリル、4−シアノブタ−2−エニル、 4−シアノブタ−3−エニル、5−シアノブタ−4−エニルを意味する。 C3−C6ハロアルケニルは、 部分的もしくは完全に弗素、塩素、臭素および/または沃素で置換されている 上述したようなC3−C6アルケニル、例えば2−クロロアリル、3−クロロアリ ル、2,3−ジクロロアリル、3,3−ジクロロアリル、2,3,3−トリクロ ロアリル、2,3−ジクロロブタ−2−エニル、2−ブロモアリル、3−ブロモ アリル、2,3−ジブロモアリル、3,3−ジブロモアリル、2,3,3−トリ ブロモアリル、2,3−ジブロモブタ−2−エニルを意味する。 C3−C6アルキニル、およびC1−C6アルコキシ−C3−C6アルキニル、C1 −C6アルキルチオ−C3−C6アルキニル、(C1−C6アルコキシ)カルボニル −C3−C6アルキニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル−C3−C6アルキニ ル、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル−C3−C6アルキニル、(C1− C6アルキル)カルボニルオキシ−C3−C6アルキニル、C1−C6ハロアルコキ シ−C3−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキルチオ−C3−C6アルキニル、C3 −C6シクロアルキル−C3−C6アルキニルのアルキニル基部分は、 プロパ−1−イン−1−イル、プロパ−2−イン−1−イル、n−ブタ−1− イン−1−イル、n−ブタ−1−イン−3−イル、n−ブタ−1−イン−4−イ ル、n−ブタ−1−イン−2−イル、n−ペンタ−1−イン−1−イル、n−ペ ンタ−1−イン−3−イル、n−ペンタ−1−イン−4−イル、n−ペンタ−1 −イン−5−イル、n−ペンタ−2−イン−1−イル、n−ペンタ−2−イン− 4−イル、n−ペンタ−2−イン−5−イル、3−メチルブタ−1−イン−3− イル、3−メチルブタ−1−イン−4−イル、n−ヘキサ−1−イン−1−イル 、n−ヘキサ−1−イン−3−イル、n−ヘキサ−1−イン−4−イル、n−ヘ キサ−1−イン−5−イル、n−ヘキサ−1−イン−6−イル、n−ヘキサ−2 −イン−1−イル、n−ヘキサ−2−イン−4−イル、n−ヘキサ−2−イン− 5−イル、n−ヘキサ−2−イン−6−イル、n−ヘキサ−3−イン−2−イル 、3−メチルペンタ−1−イン−1−イル、3−メチルペンタ−1−イン−3− イル、3−メチルペンタ−1−イン−4−イル、3−メチルペンタ−1−イン− 5−イル、4−メチルペンタ−1−イン−1−イル、4−メチルペンタ−2−イ ン−4−イル、4−メチルペンタ−2−イン−5−イルを意味する。 シアノ−C3−C6アルキニルは、 例えば、3−シアノプロパルギル、4−シアノブタ−2−イン−1−イル、5 −シアノペンタ−2−イン−1−イル、5−シアノペンタ−3−イン−1−イル 、6−シアノヘキサ−4−イン−1−イルを意味する。 本発明による新規化合物Iの除草剤としての、または植物の乾燥および/また は落葉剤としての用途にかんがみて、式中の符号は単独で、または組合わせとし て以下の意味を有するのが好ましい。すなわち、 X1は酸素、 X2は酸素または硫黄、ことに酸素、 R1はアミノ、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキル、ことにアミノ またはC1−C6アルキル、なかんずくメチル、 R2はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルまたはC1−C6ア ルキルスルホニル、ことにC1−C6ハロアルキル、なかんずくトリフルオロメチ ル、クロロジフルオロメチル、ペンタフルオロエチルそのうちでも特にトリフル オロメチル、 R3は水素またはハロゲン、ことに水素、 R4は水素、弗素、塩素、 R5はシアノ、ハロゲン、ことにシアノ、塩素または臭素、なかんずく塩素、 Yは化学結合、硫黄、−SO−、−SO2−、ことに化学結合または硫黄、 R6は水素、ハロゲン、C3−C6シクロアルキル、C1−C4ハロアルキル、C3 −C6アルケニル、C1−C6アルキル(これらのシクロアルキル、アルキル、ア ルケニルは、シアノ、C1−C6アルコキシ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル 、(C1−C6アルキル)カルボニルオキシまたはC1−C6ハロアルコキシで置換 されていてもよい)を意味するのが好ましい。ただしR6は、Yが化学結合を意 味する場合には、ハロゲンのみを意味する。 ことに好ましい化合物Iは、下表1におけるR6が6.5から6.63のいず れかである場合、またYが化学結合を意味するときは6.1から6.04のいず れかである場合の化合物である。 置換ベンゾチアゾールIの除草剤としての用途にかんがみて、下式Iaで示さ れる化合物(式IにおいてR1=CH3、R2=CF3、R3=H、R5=Cl、X1 、X2=O、Y=化学結合の場合)、ことに下表2におけるIa.1からIa. 186までの化合物が特別に好ましい。 さらに、以下の式IbからIuまでの置換ベンゾチアゾールも特別に好ましい 。 上述の化合物Ia.1からIa.186とは、R1がアミノを意味する点にお いてのみ相違する化合物Ib.1からIb.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが酸素を意味する点におい てのみ相違する化合物Ic.13からIc.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが酸素を意味する点におい てのみ相違する化合物Id.13からId.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが酸素を意味する点におい てのみ相違する化合物Ie.13からIe.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが−SO−を意味する点に おいてのみ相違する化合物If.13からIf.186。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、Yが−SO−を意味する点に おいてのみ相違する化合物Ig.13からIg.183。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、R1アミノ、Yが−SO−を 意味する点においてのみ相違する化合物Ih.13からIh.183。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、Yが−SO2−を意味する点 においてのみ相違する化合物Ii.13からIi.183。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、R1がアミノ、Yが−SO2− を意味する点においてのみ相違する化合物Ik.13からIk.183。 上述の化合物Ia.1からIa.186とは、R5がシアノを意味する点にお いてのみ相違する化合物Il.13からIl.186。 上述の化合物Ia.1からIa.186とは、R1がアミノ、R5がシアノを意 味する点においてのみ相違する化合物Im.1からIm.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが酸素、R5がシアノを意 味する点においてのみ相違する化合物In.13からIn.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、R1がアミノ、R5がシアノ、 Yが酸素を意味する点においてのみ相違する化合物Io.13からIo.186 。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、Yが酸素、R5がシアノを意 味する点においてのみ相違する化合物Ip.13からIp.186。 上述の化合物Ia.13からIa.186とは、R1がアミノ、R5がシアノ、 Yが硫黄を意味する点においてのみ相違する化合物Iq.13からIq.186 。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、Yが−SO−、R5がシアノ を意味する点においてのみ相違する化合物Ir.13からIr.183。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、R1がアミノ、R5がシアノ、 Yが−SO−を意味する点においてのみ相違する化合物Is.13からIs.1 83。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、R5がシアノ、Yが−SO2− を意味する点においてのみ相違する化合物It.13からIt.183。 上述の化合物Ia.13からIa.183とは、R1がアミノ、R5がシアノ、 Yが−SO2−を意味する点においてのみ相違する化合物Iu.13からIu. 183。 式Iの新規の置換ベンゾチアゾールは、種々の方法、例えば以下のいずれかの方 法により得られる。 方法A 式中のR1が水素である置換ベンゾチアゾールIと、下式IIの化合物とのそ れ自体公知の態様における反応。 式中のL1は慣用の離脱基、例えばハロゲン、ことに塩素、臭素、沃素、(ハ ロ)アルキルスルホニルオキシ、ことにメチルスルホニルオキシ、トリフルオロ メチルスルホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ことにトルエンスルホニ ルオキシまたはアルコキシスルホニルオキシ、ことにメトキシスルホニルオキシ 、エトキシスルホニルオキシを意味する。 反応は一般的に、不活性有機溶媒中において行なわれる。例えば低級アルキル 、ことにメタノール、エタノールのようなプロトン性溶媒、必要に応じてこれら と水との混合溶媒、プロトン性溶媒、例えばメチル−t−ブチルエーテル、1, 2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような脂肪族、環式 エーテル、アセトン、ジエチルケトン、エチルメチルケトンのような脂肪族ケト ン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンのようなアミド、ジメチルス ルホキシドのようなスルホキシド、テトラメチル尿素、1,3−ジメチルテトラ ヒドロ−2(1H)−ピリミジノンのような尿素、エチルアセタートのようなカ ルボン酸エステル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロ ロベンゼンのようなハロゲン化脂肪族もしくは芳香族炭化水素が使用される。 反応は、必要に応じて塩基の存在下に行なわれる。無機塩基として、ナトリウ ムカルボナート、カリウムカルボナートのような炭酸塩、重炭酸ナトリウム、重 炭酸カリウムのような重炭酸塩、ナトリウムヒドリド、カリウムヒドリドのよう なアルカリ金属ヒドリド、有機塩基として、トリエチルアミン、ピリジン、N, N−ジエチルアニリンのようなアミン類、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ チラート、カリウム−t−ブチラートのようなアルカリ金属アルコラートが適当 である。 塩基およびアルキル化剤IIの使用量は、いずれも出発化合物I(式中のR1 は水素)に対して、0.5から2倍モル量である。 反応温度は、一般的に0℃から反応混合物の沸点まで、ことに0から60℃ま での範囲である。 好ましい実施態様において、以下の方法Gにより化合物IV(式中のR1=H )または化合物V(R1=H)を環化することにより得られる化合物Iの塩 は、過剰の塩基、例えばナトリウムヒドリド、ナトリウムアルコラート、ナトリ ウムカルボナートを含有する反応混合物から単離されることなくアルキル化され る。 以下の方法Gの項に記載されているような塩基条件下に環化により直接的に得 られない場合には、化合物I(R1=H)の塩は、それ自体公知の態様で、方法 Dから方法Iの生成物から製造され得る。この目的を達するために、置換ベンゾ チアゾールI(R1=H)が、無機もしくは有機塩基の水溶液に添加される。こ れにより、20から25℃の低温でも、充分に速い速度で塩形成が行なわれ得る 。 ナトリウム塩は、置換ベンゾチアゾールI(R1=H)は、ほぼ当量のベンゾ チアゾールI(R1=H)と水酸化ナトリウムを使用し、上記化合物Iを、20 から25℃の温度で、水酸化ナトリウムに溶解させることにより製造するのが好 ましい。ベンゾチアゾールIの対応する塩は、次いで、例えば適当な不活性溶媒 で析出沈殿させることにより、あるいは溶媒の蒸散除去により単離され得る。 金属イオンがアルカリ金属イオンでない置換ベンゾチアゾールIの塩は、通常 、対応するアルカリ金属水溶液の複分解により、アンモニウム、ホスホニウム、 スルホニウム、スルホオキソニウム塩が、アンモニアまたはホスホニウム、スル ホニウム、スルホオキソニウム水酸化物により得られるように製造され得る。 方法B 式中のR1が水素である置換ベンゾチアゾールIと、求核的アミノ化剤との、 塩基の存在下における反応。 これまで2,4−ジニトロフェノキシアミンが、アミノ化剤として極めて有用 であることが実証されて来てはいるが、文献からアミノ化剤として公知(例えば 、Synthesis 1983、466におけるE.ホーファーらの報文、H eterocycles 20(1983)1271におけるW.フリートリク センらの報文、Tetrahedron Lett.25(1984)2073 におけるH.ハートらの報文、Monatsh.Chem.114(1983) 789におけるB.フェルチェクらの報文、Z.Naturforsch.38 (1983)884におけるG.ソスノウスキーらの報文、J.Chem.So c.Perkin Trans.1987、2787におけるR.S.アトキン ソンらの報文)の、ヒドロキシルアミノ−O−スルホン酸(HOSA)も使用さ れ得る。 アミノ化は、それ自体公知の方法(例えば、Tetrahedron Let t.1968、1909におけるT.シェラドスキーの報文、J.Med.Ch em.27(1984)1103におけるM.P.ウエントランドらの報文、こ とにウラシルのアミノ化を開示しているヨーロッパ特願240194号、476 697号、517181号各公報参照)により行なわれ得る。 反応は、通常、極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド ン、ジメチルスルホキシド中において、あるいはこれまでに最も適当であること が実証されているエチルアセタート中において行なわれる。 適当な塩基としては、例えば炭酸カリウムのようなアルカリ金属カルボナー ト、ナトリウムメチラート、カリウム−t−ブチラートのようなアルカリ金属ア ルコラート、ナトリウムヒドリドのようなアルカリ金属ヒドリドが挙げられる。 塩基およびアミノ化剤の使用量は、それぞれ出発化合物に対して、0.5から 2倍モル量である。 方法C 式中のX2が酸素である場合の置換ベンゾチアゾールの硫化。 硫化は、原則として、不活性溶媒ないし希釈剤、例えばトルエン、各種キシレ ンのような芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テ トラヒドロフランのようなエーテル類、ピリジンのような有機アミン中において 行なわれる。 ことに適当な硫化試薬は、硫化燐(V)および2,4−ビス(4−メトキシフ ェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジチオン(Law esson試薬)である。 実質上完全な反応を行なうため、出発化合物に対して1から5倍量の硫化試薬 を使用すれば充分である。 反応温度は、通常、20から200℃、ことに40℃から反応混合物の沸点ま での範囲である。 方法D 式中の−YR6が塩素、臭素、アルキルスルホニルまたはハロアルキルスルホ ニルを意味する置換ベンゾチアゾールの、塩基の存在下、それ自体公知の態様に おける、アルコールまたはメルカプタンIIIとの反応。 反応は、不活性溶媒、例えばジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル 、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフ ラン、ジオキサンのようなエーテル類、アセトン、ジエチルケトン、エチルメチ ルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン類、アセトニトリル、ジメチルホル ムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドのような双極性、非プ ロトン性溶媒、メタノール、エタノールのようなプロトン性溶媒、場合によりハ ロゲン化されていてもよい、ベンゼン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベン ゼンのような芳香族炭化水素、ピリジン、キノリンのようなヘテロ芳香族溶媒、 またはこれらの混合溶媒中で行なわれるのが好ましい。テトラヒドロフラン、ア セトン、ジエチルケトン、ジメチルホルムアミドがことに好ましい。 この方法で使用される塩基は、アルカリ金属、アルカリ土類金属カチオンの水 酸化物、ヒドリド、アルコキシド、炭酸塩、重炭酸塩、トリエチルアミン、N− メチルモルホリン、N−エチル−N,N−ジイソプロピルアミンのような3級脂 肪族アミン、ジアザビシクロウンデカン(DBU)、ジアザビシクロオクタン( DABCO)のような2および3環アミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリ ジン、キノリンのような芳香族窒素塩基である。異種塩基の組合わせも適当であ る。好ましい塩基としては、ナトリウムヒドリド、ナトリウムヒドロキシド、ナ トリウムカルボナート、カリウムカルボナート、ナトリウムメチラート、カリウ ムエチラート、カリウム−t−ブチラートが挙げられる。 出発化合物は、ほぼ化学量論的量で使用されるが、処理技術上の観点から、ま たは出発化合物I(X1、X2=O、−YR6=Cl、Br、−SO2−アルキル、 −SO2−ハロアルキル)をなるべく完全に反応させるために一方または他方の 出発化合物を過剰量で使用するのが有利な場合もある。 アルコールまたはメルカプタンIIIと、塩基とのモル割合は、一般に1:1 から1:3の範囲であり、溶媒中における出発材料の量割合ないし濃度は0.1 から5.0モル/lである。反応は0℃からそれぞれの場合の溶媒(混合)の還 流温度までの温度で行なわれる。 方法E 式中のYが硫黄を意味する場合の置換ベンゾチアゾールIの、それ自体公知の 態様(例えばシュツットガルト在、ゲオルクチーメフェルラーク社刊、ホウベン /ワイルのメトーデン、デル、オルガニッシェン、ヘミーE11/1巻(198 5)702頁以降、第4版(1955)、IX巻211頁参照)における酸化に よる、化合物I(Y=−S−)の製造。 適当な酸化剤は、例えば過酸化水素、有機過酸化物、例えば過酢酸、ペルオキ シトリフルオロ酢酸、m−クロロ過安息香酸、t−ブチルヒドロペルオキシド、 t−ブチル次亜塩素酸、無機化合物として、ナトリウムメタヨーダート、クロム 酸、硝酸である。 酸化剤に応じて、反応は酢酸、トリクロロ酢酸のような有機酸中において、あ るいはメチレンクロリド、クロロホルムまたは1,2−ジクロロエタンのような 塩化炭化水素中において、あるいはベンゼン、クロロベンゼン、トルエンのよう な芳香族炭化水素中において、あるいはまたメタノール、エタノールのようなプ ロトン性溶媒中において行なわれる。これらの混合溶媒の使用も適当である。 反応温度は、−30℃からそれぞれの場合の反応混合物の沸点までの範囲であ るが、一般的に、むしろ低温範囲の方が好ましい。 出発化合物と酸化剤は、ほぼ化学量論的量で使用されるのが好ましいが、場合 により一方を他方に対して過剰量で使用するのが好ましい場合もある。 方法F 式中のYが硫黄または−SO−を意味する場合の置換ベンゾチアゾールIの、 それ自体公知の態様(例えばシュツットガルト在、ゲオルクチーメフェルラーク 社刊、ホウベン/ワイルのメトーデン、デル、オルガニッシェン、ヘミーE11 /2巻(1985)1132頁以降、第4版(1955)、IX巻222頁以降 参照)における酸化による、化合物I(Y=−SO2−)の製造。 適当な酸化剤は、例えば過酸化水素、有機過酸化物、過酢酸、ペルオキシトリ フルオロ酢酸、m−クロロ過安息香酸、無機酸化剤として、過マンガン酸ナトリ ウムである。タングステン酸塩のような触媒の存在が、この酸化反応を促進する 場合もある。 反応は、使用される酸化剤に応じて、例えば酢酸、プロピオン酸のような有機 酸、メチレンクロリド、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのような塩化炭 化水素、ベンゼン、クロロベンゼン、トルエンのような芳香族、ハロゲン化炭化 水素および水などの不活性溶媒中において行なわれる。これらの混合溶媒の使用 も適当である。 反応温度は、−30℃、ことに10℃からそれぞれの場合の反応混合物の沸点 までの範囲である。 式中のYがSまたはSOを意味する場合の出発化合物と酸化剤は、ほぼ化学量 論的量で使用されるが、出発化合物の転化を完全ならしめるために酸化剤を過剰 量使用するのが好ましい場合もある。 方法G 塩基の存在下における、式IVのエナミンエステルまたは式Vのエナミンカル ボキシラートの環化。 2は低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェニルを意味する 。 環化は、原則的に不活性溶媒ないし希釈剤、例えば1,2−ジメトキシエタン 、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような脂肪族、環式エーテル、ベンゼン、 トルエンのような芳香族溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドの ような極性溶媒中において行なわれる。 好ましい塩基は、アルカリ金属アルコラート、ことにナトリウムアルコラート 、アルカリ金属水酸化物、ことにナトリウム、カリウムの水酸化物、アルカリ金 属炭酸塩、ことナトリウム、カリウムのカルボナート、アルカリ金属ヒドリド、 ことにナトリウムヒドリドである。ナトリウムヒドリドを塩基として使用する場 合、環化反応は脂肪族または環式エーテル、ジメチルホルムアミドまたはジメチ ルスルホキシド中において行なうのが有利なことが実証されている。 塩基の使用量は、通常、化合物IVまたはVに対して0.5から2倍モル量で 反応を有効に行なうのに充分である。 反応温度は、一般的に−78℃からそれぞれの反応混合物の沸点まで、ことに −60から60℃の範囲である。 式IVまたはVにおけるR1が水素である場合、生成物は使用された塩基のカ チオンに対応する金属の金属塩として得られる。この塩はそれ自体公知の態様で 分離され、精製され得るが、必要に応じて酸により、R1が水素である遊離化合 物Iに転化され得る。 方法H 2−アミノベンゾチアゾールVIの、サンドマイヤー法ないしその変形法によ る、化合物I(−YR6=ハロゲン、シアノ、チオシアナート、シアナート)へ の転化。 この反応においては、まず2−アミノベンゾチアゾールVIをジアゾニウム塩 に転化するが、この転化は上記化合物VIを、それ自体公知の態様で、塩酸、臭 化水素酸、硫酸のような酸水溶液中において、ニトリル、例えばナトリウムニト リルまたはカリウムニトリルと反応させることにより行なうのが好ましい。 このようにして得られたジアゾニウム塩を、さらに精製することなく、対応す る酸HYR6、例えば塩酸または臭化水素酸と、あるいは対応する金属塩HYR6 、例えばリチウム、ナトリウム、カリウムの塩化物、リチウム、ナトリウム、カ リウムの臭化物、またはリチウム、ナトリウム、カリウムのシアニド、リチウム 、ナトリウム、カリウムのチオシアナートと、遷移金属触媒、ことに塩化銅(I )、臭化銅(I)、シアン化銅(I)、チオシアナート銅(I)、シアナート銅 (I)の存在下において反応させる。 ベンゾチアゾールVIのジアゾニウム塩のさらに他の製造方法としては、この 化合物VIを無水物混合物、例えば塩酸含有氷酢酸中において、またはジオキサ ン、無水エタノール、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたはアセトン中に おいて、亜硝酸エステル、例えばt−ブチルニトリルまたはイソプロピルニトリ ルと、反応させることである。この場合、ジアゾ化は、遷移金属触媒または上述 したような対応する金属塩−YR6の存在下に生起する。 反応温度は−30から80℃の範囲である。 ジアゾ化反応関与体は、通常、ほぼ化学量論的量で使用されるが、例えばその いずれか一方をなるべく完全に転化するためにいずれかを過剰量で使用するのが 好ましい場合もある。 遷移金属触媒は、ほぼ化学量論的量、これより少量またはこれより過剰量で使 用され、酸と金属塩は、ほぼ化学量論的量であるいは著しく過剰量で使用される 。 方法I 2−アミノベンゾチアゾールの、メルカプト脱ジアゾ化による化合物I(Y= S)への転化。 式VIの2−アミノベンゾチアゾールは、例えばジオキサン、テトラヒドロフ ランのようなエーテル、アセトニトリルのようなニトリル、メチレンクロリド、 1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素中において、亜硝酸エステ ル、例えばt−ブチルニトリルまたはイソプロピルニトリルにより、ベンゾチア ゾールの対応するジアゾニウム塩に転化される。次いで、このジアゾニウム塩を 、対応するジスルフィドR6−SS−R6と反応させる。しかしながら、ジアゾ化 そのものはジスルフィドの存在下に行なわれる。 反応は一般的に−30から80℃で行なわれ、反応関与体は、ほぼ化学量論的 量で行なわれるが、例えばVIの転化をできるだけ完全に行なわせるために過剰 量で使用する場合もある。 1個もしくは複数個のキラリティ中心を有する置換ベンゾチアゾールIは、通 常、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物として得られるが、これは 慣用の手段、例えば晶出、光学的吸収体のクロマトグラフィー処理により純粋異 性体に分離され得る。純粋異性体は、また例えば対応する光学的活性出発材料か ら製造され得る。 式中のR1が水素であるこれら置換ベンゾチアゾールIは、それ自体公知の方 法でそれぞれの塩に転化され得る(この点に関しては上述した方法Aの説明を参 照され度い)。 式IVの上記エナミンエステルは新規化合物であるが、その製造はそれ自体公 知の各種の方法、例えば以下のいずれかの方法で製造され得る。 方法K β−ケトカルボン酸エステルVIIと尿素VIIIとの反応。 上記L2は低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェニルを意味 する。 反応は実質上無水条件下に、好ましくは酸性もしくは塩基性触媒の存在下、不 活性溶媒ないし希釈剤中で行なわれる。 ことに好ましい溶媒ないし希釈剤は、水と共沸混合物を形成し得る有機溶媒、 例えばベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族溶媒、メ チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンのようなハロゲン 化炭化水素、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シ クロヘキサンのような脂肪族、環式エーテル、メタノール、エタノールのような アルコールである。 好ましい酸性触媒は、硫酸、塩酸のような強鉱酸、オルト蟻酸、ポリ蟻酸のよ うな燐含有酸、p−トルエンスルホン酸のような有機酸、 Amberlyst15(フルカ社)のような酸性カチオン交換剤である。 また適当な塩基性触媒は、ナトリウムヒドリドのようなアルカリ金属ヒドリド 、ことにナトリウムメチラート、エチラートのようなアルカリ金属アルコラー トである。 使用される尿素化合物VIIIと、β−ケトカルボン酸エステルVIIとは、 ほぼ化学量論的量で使用され、あるいはいずれか一方を他方に対して、10モル %までの僅かな過剰量で使用する。 触媒は、出発化合物のいずれかに対して0.5から2モル%の使用で充分であ る。 反応は、一般的に60から120℃の温度で行なわれるが、形成された水を迅 速に除去するためにはそれぞれの反応混合物の沸点で行なうのが好ましい。 方法L エノールエーテルIXと尿素との反応。 上記L2およびL3は、低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェ ニルを意味する。 この反応は不活性、水と混合可能の有機溶媒、例えば1,2−ジメトキシエタ ン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような脂肪族または環式エーテル、こと にエタノールのような低級アルコール中において、50から100℃、ことに反 応混合物の沸点温度で行なうのが好ましい。 しかしながら、また、ベンゼン、トルエン、o−、m−またはp−キシレンの ような芳香族希釈剤中において、塩酸、p−トルエンスルホン酸のような酸性触 媒、または塩基性触媒、例えばナトリウムメチラート、カリウムエチラートのよ うなアルカリ金属アルコラートを添加して行なうこともできる。この場合にも反 応温度は50から100℃、ことに60から80℃である。 量割合に関しては、上述の方法Mに関する記載が該当する。 方法M エナミノエステルXとイソシアナートXIとの反応。 上記L2は低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェニルを意味 する。 この反応は、実質的に無水の非プロトン性有機溶媒ないし希釈剤、例えばジエ チルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンの ような脂肪族または環式エタン、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、o−、m −、p−キシレンのような脂肪族または芳香族炭化水素、メチレンクロリド、ク ロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼンのようなハ ロゲン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、 ジメチルスルホキシドのような非プロトン性、極性溶媒あるいはこれらの混合溶 媒中において行なうのが有利である。 また反応は、必要に応じて、ナトリウムヒドリド、カリウムヒドリドのような 金属ヒドリド塩基、またはトリエチルアミン、ピリジンのような有機3級塩基の 存在下に行なうこともできる。有機塩基はまた同時に溶媒としても作用する。 出発材料は化学量論的量で使用するか、あるいはいずれか一方を他方に対して 約10モル%までのわずかな過剰量で使用するのが有利である。反応温度は−8 0から50℃、ことに−60から30℃とするのが好ましい。 ことに好ましい実施態様において、得られたエナミノエステルIVは、上述の 方法Gにより直ちに、すなわち、そのまま過剰塩基と反応させて、対応する最終 目的化合物Iを形成し得る。 方法N エナミノエステルXと尿素XIIとの反応。 上記のL2、L4は、相互に無関係に、それぞれ低分子量アルキル、ことにC1 −C4アルキルまたはフェニルを意味する。 反応は、ジメチルホルムアミド、2−ブタノン、ジメチルスルホキシド、アセ トニトリルのような非プロトン性、極性溶媒中において、かつアルカリ金属、ア ルカリ土類金属のアルコラート、アルカリ金属、アルカリ土類金属のカルボナー ト、ことに炭酸ナトリウム、アルカリ金属ヒドリド、ことにリチウムヒドリド、 ナトリウムヒドリドの存在下に行なうのが好ましい。 塩基使用量は、化合物XまたはXIIに対して等モル量または2倍モル量で充 分であり、反応温度は80から180℃、ことに反応混合物の沸点温度までの範 囲である。なお、出発化合物の使用量割合は、方法Kに関して上述したところが 該当する。 ことに好ましい実施態様において、塩基としてナトリウムアルコラートが使用 され、反応の過程で形成されるアルコールは連続的に蒸留除去される。このよう にして形成されるエナミノエステルIVは、反応混合物から分離されることなく 、上述の方法(G)によりそのまま環化され、置換ベンゾチアゾールI(R1= H)の塩が形成される。 方法O 上述のL2は低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェニルを意 味する。 この反応は、実質的に無水の、ジエチルエーテル1,2−ジメトキシエタン、 テトラヒドロフラン、ジオキサンのような脂肪族もしくは環式エーテル、n−ヘ キサン、ベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような脂肪族、芳香 族炭化水素、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロ エタン、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、 ヘキサメチルホスホロトリアミド、ジメチルスルホキシドのような非プロトン性 、極性溶媒中またはこれらの混合溶媒中で行なうのが好ましい。 またこの反応は、ナトリウムヒドリド、カリウムヒドリドのような金属ヒドリ ド塩基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウム−t−ブチラ ートのようなアルカリ金属メチラート、トリエチルアミン、ピリジンのような有 機窒素塩基の存在下に行なわれ得る。有機塩基は、同時に溶媒としても作用する 。 出発材料は、ほぼ化学量論的量で、あるいは出発化合物のいずれかを約20モ ル%までの過剰量で使用するのが好ましい。反応を溶媒を使用することなく、有 機塩基の存在下に行なう場合、有機塩基は著しい過剰量で使用するのが好まし い。 反応温度は、−80から150℃、ことに−30から反応混合物の沸点までの 範囲である。 方法P 式VのエナミノカルボキシラートVも新規であって、これもそれ自体公知の方 法、例えばアミドXVを尿素XVIと反応させることにより得られる。 上記L2は低分子量アルキル、ことにC1−C4アルキルまたはフェニルを意味 する。 この反応は、実質上無水の溶媒/希釈剤中において、大気圧下で、ことに酸性 触媒の存在下に行なうのが有利である。 式中のR1がアミノを意味する場合のエナミノカルボキシラートVを製造する 場合には、保護アミノ基(例えばヒドラゾンとして)を有する化合物XVIを使 用するのが好ましい。 ことに適当な溶媒/希釈剤は、水と共沸混合物を形成し得る有機液体、例えば ベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族化合物、四塩化 炭素、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素である。 また、ことに適当な触媒は、硫酸のような強鉱酸、p−トルエンスルホン酸の ような有機酸、オルト燐酸、ポリ燐酸のような燐含有酸、Amberlyst1 5(フルカ社)のような酸性カチオン交換剤である。 反応温度は、一般的に70から150℃で充分であるが、反応で形成される水 を迅速に除去するためには、それぞれの反応混合物の沸点温度で行なうのが好ま しい。 化合物IVおよびXVIは、通常、ほぼ化学量論的量で使用されるが、XVI は約20モル%までの僅かな過剰量で使用するのが好ましい。 方法Q アミドXVの製造。 反応は、無水の不活性、非プロトン性溶媒、例えばメチレンクロリド、クロロ ホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、ベンゼン、 トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族炭化水素、ジエチルエーテ ル、ジブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオ キサンのような脂肪族または環式エーテル中で行なうのが好ましい。 反応は70から140℃、ことに100から120℃で行なわれ、出発化合物 XVIIおよびXIVは、通常、ほぼ化学量論的量で、あるいはいずれか一方が 約10モル%までの過剰量で使用される。 方法R 化合物VIIとXIVのアミノリシス反応は、溶媒の不存在下(例えば、J. Chem.Soc.Dyes Col.42(1926)81、Ber.64( 1931)970、Org.Synth.Coll.IV(1963)80、J .Am.Chem.Soc.70(1948)2402参照)あるいは不活性無 水溶媒/希釈剤、ことに非プロトン性溶媒、例えばトルエン、いずれかのキシレ ンのような芳香族溶媒、またはクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族溶媒中 において行なわれる。 この反応は、比較的高沸点アミン(例えば、Helv.Chim.Acta (1928)、779、米国特許2416738号明細書)あるいはピリジン のような塩基性触媒の存在下に行なうのが好ましい。反応温度は約130から1 60℃である。 出発化合物は、ほぼ化学量論的量で、あるいはいずれか一方が他方に対して約 10モル%までの僅かな過剰量で使用される。反応が塩基性触媒の存在下に行な われる場合、これは出発材料のいずれかに対して0.5から2モル%の量で充分 である。 以上の各方法において述べた出発化合物はそれ自体公知であるか、あるいは公 知の方法、もしくは上述した方法に類似する方法で製造され得る。 上記のイソシアナートXIおよびアニリン誘導体XIVは、式中のYが−SO −または−SO2−を意味する場合には新規である。これら化合物XI、XIV のR4、R5および/またはR6は以下の意味を有する。すなわち、R4は水 素、弗素、塩素、臭素を、R5はシアノまたはハロゲン、ことにシアノ、弗素、 塩素、臭素を、R6はC1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6ア ルキニルまたはC1−C6アルキル(これらは非置換でも、あるいはシアノ、C1 −C6アルコキシ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル、(C1−C6アルキルカ ルボニルオキシまたはC1−C6ハロアルコキシで置換されていてもよい)をそれ ぞれ意味する。 ことに好ましい化合物XI、XIVは、R6が下表の基6.101から6.1 49のうちのいずれかである場合の化合物である。 アニリン誘導体XIVa(R5がCl、Yが−SO−を意味する場合のXIV に対応)、ことに下表に示される化合物XIVa.1からXIVa.188は、 極めて好ましい。 さらに、以下の式XIaからXIhまでのイソシアナートと、式XIVbから XIVhまでのアニリン誘導体も極めて好ましい。そのうちでもことに以下に列 挙する化合物が特別に好ましい。 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVa.1−XIVa .188におけると同じ意味を有する化合物XIa.1−XIa.188 −式中のYが−SO2−である点においてのみ上記化合物XIVa.1−XIV a.188と相違する化合物XIVb.1−XIVb.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVb.1−XIVb .188におけると同じ意味を有する化合物XIb.1−XIb.188 −式中のR5が硼素である点においてのみ上記化合物XIVa.1−XIVa. 188と相違する化合物XIVc.1−XIVc.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVc.1−XIVc .188におけると同じ意味を有する化合物XIc.1−XIc.188 −式中のR5が硼素、Yが−SO2−である点においてのみ上記化合物XIVa. 1−XIVa.188と相違する化合物XIVd.1−XIVd.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVd.1−XIVd .188におけると同じ意味を有する化合物XId.1−XId.188 −式中のR5が臭素である点においてのみ上記化合物XIVa.1−XIVa. 188と相違する化合物XIVe.1−XIVe.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVe.1−XIVe .188におけると同じ意味を有する化合物XIe.1−XIe.188 −式中のR5が臭素、Yが−SO2−である点にいてのみ上記化合物XIVa.1 −XIVa.188と相違する化合物XIVf.1−XIVf.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVf.1−XIVf .188におけると同じ意味を有する化合物XIf.1−XIf.188 −式中のR5がシアノである点においてのみ上記化合物XIVa.1−XIVa .188と相違する化合物XIVg.1−XIVg.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVg.1−XIVg .188におけると同じ意味を有する化合物XIg.1−XIg.188 −式中のR5がシアノ、Yが−SO2−である点においてのみ上記化合物XIVa .1−XIVa.188と相違する化合物XIVh.1−XIVh.188 −式中のYとR4からR6までとが、対応する上記化合物XIVh.1−XIVh .188におけると同じ意味を有する化合物XIh.1−XIh.188 イソシアナートXIは、例えば下記反応式に示される方法Sにより、アニリン 誘導体XIVから得られる。 この方法は、不活性の、実質的に無水の溶媒ないし希釈剤中において、あるい は溶媒の不存在下において、アニリン誘導体XIVを、ホスゲンと、またはホス ゲン均等物、例えばジホスゲン、トリホスゲン、またはカルボニルジイミダゾー ルと、またはトリクロロメチルクロロホルマートと反応させるのが好ましい。 ことに適当な溶媒ないし希釈剤は、非プロトン性有機溶媒、例えばトルエン、 o−、m−、p−キシレンのような芳香族溶媒、メチレンクロリド、クロロホル ム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、1 ,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような脂肪族また は環式エタン、エチルアセタートのようなエステルあるいはこれらの混合溶媒で ある。 出発材料はほぼ化学量論的量で、あるいはいずれか一方が他方に対して約20 0モル%までの過剰量で使用される。 使用されるアニリン誘導体によっては、トリエチルアミンのような塩基を、化 合物XIVに対して、例えば0.5から2倍モル量で添加するのが好ましい場合 もある。 反応温度は、一般的に−20℃から溶媒もしくは反応混合物の還流温度までで ある。 アニリン誘導体XIVは、それ自体公知の態様(例えばゲオルク、チーメ、フ ェルラーク社刊、ホウベン/ワイルのメトーデン、デル、オルガニッシェン、ヘ ミー、1957年、第4版、XI/1巻431頁以降参照)で、対応するニトロ 誘導体XVIIIの還元により得られる。 ことに好ましい還元剤は、 −鉄、錫、亜鉛のような元素金属、 −適当な触媒、例えば炭素担体上のパラジウム、プラチナの存在下における水素 、または −触媒の存在もしくは不存在下におけるLiAlH4、NaBH4のような錯体ヒ ドリドである。 還元剤に応じて、適当な溶媒は、一般的に、酢酸、プロピオン酸のようなカル ボン酸、メタノール、エタノールのようなアルコール、ジエチルエーテル、メチ ル−t−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類 、ベンゼン、トルエンのような芳香族溶媒、これらの混合溶媒である。 反応は−100℃からそれぞれの反応混合物の沸点までの温度で行なわれ、ま た出発化合物は、一般的にほぼ化学量論的量で使用されるが、場合によりいずれ か一方を他方に対して約10モル%までの過剰量で使用するのが有利である場合 もある。 化合物XIおよびXIVも、単一もしくは複数のキラル中心を持つ場合があり 、この場合にはこれらの生成物は、通常、エナンチオマーまたはジアステレオマ ーの混合物として得られる。これら化合物は必要に応じて慣用手段、例えば晶出 または光学的活性吸収体クロマトグラフィー処理により、純粋異性体に分離され 得る。純粋異性体は、また対応する光学的活性出発材料からも製造され得る。 上述のすべての方法は、特に言及しない限り、すべて大気圧下またはそれぞれ の反応混合物の自生圧圧力下に行なわれる。 反応混合物は、原則的に、それ自体公知慣用の方法、例えば水による反応混合 物の希釈、次いで濾過、晶出、溶媒抽出による目的生成物の分離、水と適当な有 機溶媒との混合液中における残渣の分配、目的物を得るための有機相処理に附さ れる。 一般的に、置換ベンゾチアゾールIは、上述した合成方法のいずれかにより得 られるが、経済的もしくは処理技術上の理由から、若干の化合物Iは、類似の置 換ベンゾチアゾールI(ことにR6の意味が相違する)から製造するのが有利で ある場合もある。 化合物Iおよびその農業上有効な塩は、それぞれ異性体混合物としても純粋な 異性体の形状でも、除草剤として好適に用いられる。これらを含有する除草剤は 非耕作地帯において、特に施与率で非常に良好に植物の生長を防除する。これら は広葉の雑草、および小麦、稲、トウモロコシ、大豆、綿花などの農作物におけ るイネ科雑草を、農作物には重大な被害を与えずに非常に良好に防除する。この 効果は特に低使用量において得られる。 施与方法に応じて、化合物Iおよびこれを含有する除草剤を他の多数の農作物 に使用し、望ましくない植物を防除することも可能である。例えば以下の農作物 が適している。 タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラガス(Asparagus officinalis) フダンソウ(Beta vulgaris spp.altissima) サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa) アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napu s) カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus va r.napobrassica) テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.s ilvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctorius) キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis) レモン(Citrus limon) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephor a、Coffea liberica)〕 キユウリ(Cucumis sativus) ギヨウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤシ(Elaeis guineensis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glycine max) 木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arb oreum、Gossypium herbaceum、Gossypium vitifolium)〕 ヒマワリ(Helianthus annuus) ゴムノキ(Hevea brasiliensis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopersicum) リンゴ属(Malus spp.) キヤツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa) バシヨウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) アズキ(Phaseolus lunatus) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris) トウヒ(Picea abies) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) モモ(Prunus persica) ナシ(Pyrus communis) スグリ(Ribes sylvestre) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinarum) ライムギ(Secale cereale) ジャガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕 カカオ(Theobroma cacao) ムラサキツメクサ(Trifolium pratense) 小麦(Triticum aestivum) トリテイカム、ドラム(Triticum durum) ソラマメ(Vicia faba) ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays)。 更に、遺伝子工学的方法を含む栽培の結果として除草剤の作用に抵抗性を有す る農作物においても化合物Iを使用することができる。 更に、置換ベンゾチアゾールIは植物の乾燥および/または落葉に適している 。 乾燥剤として置換フタルイミド桂皮酸誘導体は、ジャガイモ、アブラナ、ヒマ ワリおよび大豆の地上部分を乾燥させるのに適している。これにより、上記のよ うな重要な農作物を完全に機械的に収穫することができる。 柑橘類、オリーブその他の種類の果樹において、核果、石果、堅果の樹木に対 する接着性を時期的に集中して低下減少させ得ることにより収穫を容易化するこ とは経済的に重要である。植物の果実ないし葉部と苗条との間の分離組織形成の 促進と称され得るこのメカニズムは、例えば綿花のような栽培植物の良好に制御 され得る落葉のためにも極めて重要である。 また、個々の綿花植物が成熟する期間を短縮することにより収穫後の繊維の品 質を向上させることができる。 化合物I、またはこれを含有する除草剤は、例えば直接的に噴霧可能な溶液、 粉末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマル ジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミス ト法、ダスト法、散布法または注入法によって適用することができる。適用形式 は、完全に使用目的に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効物 質の可能な限りの微細分が保証されるべきである。 適する不活性添加剤としては、中位乃至高位の沸点の鉱油留分、例えば燈油ま たはディーゼル油、更にコールタール油等、並びに植物性または動物性産出源の 油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、例えばパラフィン、テトラヒドロナフ タレン、アルキル置換ナフタレンまたはその誘導体、アルキル化ベンゼン及びそ の誘導体、アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ ール、シクロヘキサノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン、強極性溶剤、例 えばアミン、N−メチルピロリドン、水が使用される。 水性使用形は乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能の粉末、水分散可能の 粉末より水の添加により製造することができる。乳濁液、ペーストまたは油分散 液を製造するためには、物質をそのまま、または油または溶剤中に溶解して、湿 潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合することができる。 しかも有効物質、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤および場合により溶剤ま たは油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水にて希釈するのに適する 。 適する界面活性剤(助剤)としては次のものが挙げられる。リグニンスルホン 酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホ ン酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、並びに脂肪酸 、アルキルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アルキルスルファー ト、ラウリルエーテルスルファート、脂肪アルコールスルファート、およびこれ らのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、並びに硫化ヘキサ ー、ヘプター及びオクタデカノールの塩、脂肪アルコールグリコールエーテルの 塩、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合 生成物、ナフタレン或はナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデ ヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン−オクチルフェノールエーテル、エト キシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、ア ルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコール エーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコー ル、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオ キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウ リルアルコールポリグリコールエーテルアセタート、ソルビットエステル、リグ ニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロース。 粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固状担体物質とを混合または一緒に 磨砕することにより製造することができる。 粒状体、例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固状担体物質 に結合することにより製造することができる。固状担体物質は、例えば鉱物土、 例えばシリカ、シリカゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠 塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネ シウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料、例えば硫酸アンモニウム、燐 酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、および植物性生成物、例えば穀物粉 、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末および他の固状担体物質である 。 直接使用可能な製剤における有効成分Iの濃度は、広範囲に変更可能である。 一般的に製剤は、0.001−98重量%、好ましくは0.01−95重量%の 少なくとも1種類の有効成分を含有する。この際有効物質は純度90〜100% 、殊に95〜100%(NMRスペクトルによる)で使用される。 製剤例は以下の通りである。 I.20重量部の化合物No.I.2を、アルキル化ベンゼン80重量部、エ チレンオキシド8−10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに 付加した付加生成物10重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシウム塩5 重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物 5重量部よりなる混合物中に添加する。この混合物を100000重量部の水に 注入し、かつ細分布することにより有効物質0.02重量%を含有する水性分散 液が得られる。 II.20重量部の化合物No.I.3を、シクロヘキサノン40重量部、イ ソブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノール1 モルに付加した付加生成物20重量部、エチレンオキシド40モルをヒマシ油1 モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に分散する。この分散液 を水100000重量部に注入することにより有効成分0.02重量%を含有す る水性分散液が得られる。 III.20重量部の有効成分No.I.5を、シクロヘキサノン25重量部 、沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部およびエチレンオキシド40モ ルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に分散す る。この混合物を水100000重量部に注入することにより有効物質0.02 重量%を含有する水性分散液が得られる。 IV.20重量部の有効成分No.I.7を、ジイソブチル−ナフタレン−α −スルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液より得られたリグニンスル ホン酸のナトリウム塩17重量部および粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和 し、混合物をハンマーミル中において磨砕する。得られた混合物を水20000 重量部に細分布することにより有効物質0.1重量%を含有する噴霧液が得られ る。 V.3重量部の有効成分No.I.33を細粒状カオリン97重量部と密に混 和する。この様に有効物質3重量%を含有する噴霧液が得られる。 VI.20重量部の有効成分No.I.11を、ドデシルベンゼンスルホン酸 のカルシウム塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フ ェノール/尿素/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩2重量部およびパラフ ィン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状分散液が得られる。 VII.1重量部の有効成分No.I.9を70重量部のシクロヘキサノン、 20重量部のエトキシル化イソオクチルフェノールおよび10重量部のエトキシ ル化ヒマシ油と密に混合し、安定な乳濁液濃縮物を得る。 VIII.1重量部の有効成分No.I.14を、80重量部のシクロヘキノ ンと20重量部のwettol(登録商標)EM31(=BASF社製、エトキ シル化ヒマシ油を基礎とする非イオン性乳化剤)との混合物に溶解し、安定な乳 濁液濃縮物を得る。 有効成分Iまたは上記除草剤は事前法または事後法により施用される。有効物 質がある種の栽培植物にうまく適合しない場合は、下部に成長している雑草また は露出している土壌には付着しても、敏感な栽培植物の葉にできるだけ接触しな いように、噴霧装置により除草剤を噴霧することができる(後直接撒布、レイー バイ)。 有効物質を除草剤として使用する場合の使用量施与目的、季節、目的の植物お よび成長段階に応じて、ヘクタールあたりの有効物質(a.i.)の施与量を0 .001−3.0kg、好ましくは0.01−1.0kgとする。 有効作用範囲を拡張し、相乗効果を達成するために、置換ベンゾチアゾールI は、多様な他の除草剤ないし生長抑制有効物質と混合され、同時に施与される。 その混合対称物質としては、例えば1,2,4−チアジアゾール、1,3,4− チアジアゾール、アミド、アミノ燐酸およびその誘導体、アミノトリアゾール、 アニリド、アリールオキシ−/ヘテロアリールオキシアルカン酸およびその誘導 体、安息香酸およびその誘導体、ベンゾチアジアジノン、2−(ヘテロアリール /アロイル)−1,3−シクロヘキサンジオン、ヘテロアリールアリールケトン 、ベンジルイソキサゾリジノン、メタ−CF3 −フェニル誘導体、カルバマー ト、キノリンカルボン酸およびその誘導体、クロロアセトアニリド、シクロヘキ サン−1,3−ジオン誘導体、ジアジン、ジクロロプロピオン酸およびその 誘導体、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロフラン−3−オン、ジニトロアニリン 、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、ジピリジル、ハロカルボン酸およ びその誘導体、尿素、3−フェニルウラシル、イミダゾール、イミダゾリノン、 N−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド、オキサジアゾール 、オキシラン、フェノール、アリールオキシ−およびヘテロアリールオキシフェ ノキシプロピオン酸エステル、フェニル酢酸およびその誘導体、2−フェニルプ ロピオン酸およびその誘導体、ピラゾール、フェニルピラゾール、ピリダジン、 ピリジンカルボン酸およびその誘導体、ピリミジルエーテル、スルホンアミド、 スルホニル尿素、トリアジン、トリアジノン、トリアゾリノン、トリアゾールカ ルボキシアミドおよびウラシルなどが挙げられる。 化合物Iは、単独でまたは他の除草剤または生長抑制剤と、また更なる植物保 護剤と組み合わせ、混合し、例えば生長抑制剤、殺菌剤または殺バクテリア剤と 共に施用することができるという利点を有する。苗栄養不足、希元素欠乏などの 症状治癒のために使用されるミネラル塩溶液と混合し得ること、植物に無害の油 類、油濃縮物類を添加し得ることも重要である。 (製造実施例) 実施例1 3−(2,4−ジクロロ−6−フルオロベンゾチアゾル−7−イル)−6−ト リフルオロメチル−2,4−(1H、3H)ピリミジンジオン(化合物番号I. 4) 200mlの無水ジメチルホルムアミド中、1.6gナトリウムヒドリド(9 7%濃度)をまず反応器に装填した。次いで0から5℃の温度で、11.0gの エチル−3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタ−2−エンカルボキシラー トをこれに滴下、添加した。この温度で1時間攪拌してから、混合物を−30℃ に冷却し、次いで50mlの無水テトラヒドロフラン中、16.2gの2,4− ジクロロ−6−フルオロ−7−イソシアナートベンゾチアゾールを滴下、添加し た。この混合物を上記温度のまま1時間攪拌し、次いで室温に達するまで徐々に 加熱した。次いで氷水を添加し、希塩酸でpH値を3−4に調整し、エチルアセ タートで生成物を抽出した。このエステル溶液を乾燥し、揮発分を蒸 散除去して表記化合物を得た。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド、δ(ppm)=6 .43(s、1H)、8.06(d、1H) 実施例2 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−プロポキシベンゾチアゾル−7−イル )−6−トリフルオロメチル−2,4−(1H、3H)ピリミジンジオン(化合 物番号I.8) 108mlの無水n−プロパノールを、室温において、40mlの無水テトラ ヒドロフラン中、ナトリウムヒドリド1.1g(97%濃度)に滴下、添加した 。30分間攪拌してから、7.0gの3−(2,4−ジクロロ−6−フルオロベ ンゾチアゾル−7−イル)−6−トリフルオロメチル−2,4(1H、3H)− ピリミジンジオン(化合物I.4)を徐々に添加した。攪拌を12時間継続し、 次いで溶媒を減圧下に蒸留除去し、残渣を水中に投入した。10%濃度塩酸を水 性相に添加し、pH値を3−4に調整した。析出沈殿物を濾別し、水で洗浄し、 乾燥して表記化合物を得た。収量5.2g。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 0.95(t、3H)、1.72(sex、2H)、4.53(t、2H)、6 .46(s、1H)、7.82(d、1H) 実施例3 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−プロポキシベンゾチアゾル−7−イル )−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H、3H)−ピリミジン ジオン(化合物I.9) 1.7gの沃化メチルを、約20℃において、200mlの無水エチルメチル ケトン、1.7gの炭酸カリウムおよび5.0gの3−(4−クロロ−6−フル オロ−2−プロポキシベンゾチアゾル−7−イル)−6−トリフルオロメチル− 2,4−(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I.8)から成る混合物に 滴下、添加した。室温において、12時間攪拌し、次いで不溶性分を濾別した。 得られた澄明溶液を蒸散処理に附し、残渣を水中に投入し、この溶液を希塩酸で 中性化した。次いで生成物をエチルアセタートで抽出し、このエステル相硫酸ナ トリウムで乾燥し、蒸発処理に附した。これにより得られた粗生成物をシリカゲ ルクロマトグラフィー(展開液、9:1のシクロヘキサン/メチル−t−ブチル エーテル)で精製して、表記化合物を得た。収量1.0g。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=1.04(t、3 H)、1.88(sex、2H)、3.58(s、3H)、4.58(t、2H )、6.39(s、1H)、7.32(d、1H) 実施例4 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルベンゾチアゾル−7−イル)− 6−トリフルオロメチル−2,4(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I .15) 0.5g(20ミリモル)のナトリウムヒドリドを、50mlのジメチルホル ムアミドに懸濁させ、氷冷しながら、2.7g(15ミリモル)のメチル−3− アミノ−4,4,4−トリフルオロブタ−2−エノアートを添加した。1時間後 に、この混合物を−30℃まで冷却し、この反応混合物に、20mlのテトラヒ ドロフランに溶解させた予備工程4.4からのイソシアナートを添加した。次い で、約20℃において16時間攪拌してから氷水をこれに添加し、希塩酸で酸性 化した。目的生成物をエチルアセタートで抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで 乾燥し、溶媒を蒸散させた。粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開液、9:1のシクロヘキサン/メチル−t−ブチルエーテル)で精製し、 表記化合物を得た。収量1g。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.85(s、3 H)、6.26(s、1H)、7.45(d、1H) (予備工程4.1) 4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルベンゾチアゾール テトラヒドロフラン中に溶解させたメチルマグネシウムクロリド溶液67ml (3M、0.2モル)を、100mlのジエチルエーテル中、22g(0.1モ ル)の2,4−ジクロロ−6−フルオロベンゾチアゾールと、3.3g(5ミリ モル)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルの溶液に滴下、添加 した。2時間攪拌した後、混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液に注下し、目 的生成物をジエチルエーテルで抽出し、合併有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシ ウムで乾燥し、蒸散濃縮した。石油エーテルからの晶出により目的生成物10g を得た。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.85(s、3 H)、7.24(dd、1H)、7.41(dd、1H) (予備工程4.2) 4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−7−ニトロベンゾチアゾール 6mlの濃硫酸中、7mlの濃硝酸溶液を、35mlの濃硫酸中、10g(5 0ミリモル)の前記4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルベンゾチアゾールの 溶液に添加した。10分間攪拌し、混合物を氷水中に注下した。浮懸目的生成物 を濾別し、精製のため3:1のシクロヘキサン/エチルアセタート混合溶媒10 0ml中に溶解させた。シリカゲルで濾過して、残存溶液から8gの目的生成物 を得た。融点130−132℃。 (予備工程4.3) 7−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルベンゾチアゾール 100mlの水と、9mlの濃塩酸との混合液中、8g(32ミリモル)の前 記4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−7−ニトロベンゾチアゾールの懸濁 液に、6gの鉄粉を添加し、この懸濁液を80℃に加熱し、3時間還流させた。 次いで200mlのエチルアセタートをこの反応混合物に添加し、固体分を濾別 し、残存有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸散、濃縮して、目 的生成物を得た。収量4.5g。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.85(s、3 H)、3.93(s、2H)、7.22(d、1H) (予備工程4.4) 4−クロロ−6−フルオロ−7−イソシアナート−2−メチルベンゾチアゾー ル 150mlのトルエン中、3.2g(15ミリモル)の前記7−アミノ−4− クロロ−6−フルオロ−2−メチルベンゾチアゾールと、15g(76ミリモル )のジホスゲンの溶液を、6時間還流させた。得られた粗生成物を、蒸散処理 してそのまま有効化合物I.5に転化した。 実施例5 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾル−7− イル)−6−トリフルオロメチル−2,4−(1H、3H)−ピリミジンジオン (化合物I.10) まず、200mlのトルエン中、7g(28ミリモル)の7−アミノ−4−ク ロロ−6−フルオロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾールと55g(0.28 モル)のジホスゲンの溶液を7時間還流させて、4−クロロ−6−フルオロ−7 −イソシアナート−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾールを形成し、20g(0 .1モル)のホスゲンを添加して、さらに8時間還流させ、蒸散、濃縮した。 2.7g(15ミリモル)のエチル−3−アミノ−4,4,4−トリフルオロ ブタ−2−エノアートを、50mlのジメチルホルムアミド中、0.7g(30 ミリモル)のナトリウムヒドリド懸濁液中に、氷冷しながら添加した。1時間攪 拌してから、混合物を−30℃に冷却し、これに、当初形成されたイソシアナー トを50mlのテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加し、20℃でさらに 16時間攪拌した。氷水添加後、この混合物を希塩酸で酸性化し、生成物をエチ ルアセタートで抽出した。濾別された有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸散 、濃縮して、表記化合物を得た。収量4g。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.78(s、3 H)、6.22(s、1H)、7.35(d、1H) (予備工程5.1) 2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベンゾチアゾール 30g(0.2モル)の2−クロロ−4−フルオロアニリンを、後記の予備工 程9.1と同様に反応させて表記化合物19.4gを得た。 1H−NMR(400MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 7.28(d、1H)、7.62(d、1H)、7.90(s、2H) (予備工程5.2) 4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルアミノ)ベンゾチアゾール 27g(0.13モル)の前記2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベンゾ チアゾールを、下記予備工程6.1と同様にして反応させることに依り表記化合 物20gを得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.80(s、3 H)、7.21(dd、1H)、7.36(d、1H) (予備工程5.3) 4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルスルフィニル−7−ニトロベンゾチア ゾール 21.8g(93ミリモル)の前記4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチル チオ)ベンゾチアゾールを、前記予備工程4.2と同様に反応させて、表記化合 物21.2gを得た。 1H−NMR(250MHz、CDCl3)、δ(ppm)=3.16(s、3 H)、7.66(d、1H) (予備工程5.4) 7−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾー ル 19.1gの前記4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルスルフィニル−7− ニトロベンゾチアゾールを、前記予備工程4.3と同様にさせ、ニトロおよびス ルフィニル両基を還元するために24時間還流させて、表記化合物12gを得た 。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.82(s、3 H)、7.20(d、1H) 実施例6 3(4,6−ジクロロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾル−7−イル)−6 −トリフルオロメチル−2,4(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I. 20) 4.0g(15ミリモル)の7−アミノ−4,6−ジクロロ−2−(メチルチ オ)ベンゾチアゾールを、実施例5と同様に反応させて、表記化合物4.4gを 得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.82(s、3 H)、6.27(1H)、7.66(s、1H) (予備工程6.1) 4,6−ジクロロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール 43.7g(0.47モル)のジメチルジスルフィドおよび154.5g(1 .5モル)のt−ブチルニトリルを、1lの1,2−ジクロロエタン中、34g (0.16モル)の2−アミノ−4,6−ジクロロベンゾチアゾール溶液に添加 し、16時間攪拌してから、水および10%濃度の10%濃度水酸化ナトリウム 溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで蒸散除去処理により濃縮して、表記化合物34 gを得た。融点108−110℃。 (予備工程6.2) 4,6−ジクロロ−2−メチルチオ−7−ニトロベンゾチアゾール 23g(92ミリモル)の前記4,6−ジクロロ−2−(メチルチオ)ベンゾ チアゾールを、上述予備工程4.2と同様にして反応させた。ただし、粗生成物 の精製は、シリカゲルクロマトグラフィー(展開液、4:1のシクロヘキサン/ エチルアセタート)で行ない、表記化合物23gを得た。融点130−132℃ 。 (予備工程6.3) 7−アミノ−4,6−ジクロロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール 5.5g(19ミリモル)の前記4,6−ジクロロ−2−メチルチオ−7−ニ トロベンゾチアゾールを、上述予備工程4.3と同様にして反応させ、表記化合 物5.0gを得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.84(s、3 H)、4.15(s、2H)、7.39(s、1H) 実施例7 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルスルフィニル)ベンゾチアゾ ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−(1H、3H )−ピリミジンジオン(化合物I.22)および 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルスルホニル)−ベンゾチアゾ ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H、3H) −ピリミジンジオン(化合物I.23) 0.6g(1.7ミリモル)の50%濃度m−クロロ過安息香酸を、0℃にお いて、50mlのジクロロメタン中、0.7g(1.6ミリモル)の3−(4− クロロ−6−フルオロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾル−7−イル)−1− メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−(1H、3H)−ピリミジンジオン 溶液に添加した。16時間攪拌してから、相次いで水、10%濃度水酸化ナトリ ウム溶液、水、10%濃度水酸化ナトリウム溶液および水で洗浄し、次いで硫酸 ナトリウムで乾燥し、蒸散処理により濃縮した。表記の両生成物をシリカゲルク ロマトグラフィー(展開液、4:1のシクロヘキサン/メチル−t−ブチルエー テル)で分離した。まず50mgの化合物I.23、次いで0.12gの化合物 I.22が得られた。 実施例8 3−(4,6−ジクロロ−2−メチルベンゾチアゾル−7−イル)−6−トリ フルオロメチル−2,4(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I.24) 3.5g(15ミリモル)の7−アミノ−4,6−ジクロロ−2−メチルベン ゾチアゾールを、上記実施例5と同様にして反応させ、表記化合物3gが得られ た。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 2.86(s、3H)、6.58(s、1H)、8.04(s、1H) (予備工程8.1) 4,6−ジクロロ−2−メチル−7−ニトロベンゾチアゾール 6.9g(32ミリモル)の4,6−ジクロロ−2−メチルベンゾチアゾール を、上述予備工程4.2と同様に反応させて、表記化合物8.3gが得られた。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=2.91(s、3 H)、7.73(s、1H) (予備工程8.2) 7−アミノ−4,6−ジクロロ−2−メチルベンゾチアゾール 8.3g(32ミリモル)の前記4,6−ジクロロ−2−メチル−7−ニトロ ベンゾチアゾールを前述の予備工程4.3と同様にして反応させることにより、 表記化合物3.5gが得られた。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 2.81(s、3H)、5.99(s、2H)、7.47(s、1H) 実施例9 3−(4,6−ジクロロベンゾチアゾル−7−イル)−6−トリフルオロメチ ル−2,4(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I.26) 実施例5に記載された態様で、3.0g(14ミリモル)の7−アミノ−4, 6−ジクロロベンゾチアゾールから表記化合物3gを得た。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 6.56(s、1H)、8.12(s、1H)、9.57(s、1H) (予備工程9.1) 2−アミノ−4,6−ジクロロベンゾチアゾール 197g(1.23モル)の臭素を、氷で冷却しながら、1.5lの氷酢酸中 、200g(1.23モル)の2,4−ジクロロアニリンおよび200g(2. 46モル)のナトリウムチオシアナートの溶液に滴下により徐々に添加した。2 0℃において16時間攪拌してから、固体分を濾別し、10%濃度の水酸化ナト リウム溶液および水で洗浄し、表記化合物205gを得た。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 7.39(d、1H)、7.80(d、1H)、8.00(s、2H) (予備工程9.2) 2−ブロモ−4,6−ジクロロベンゾチアゾール 35g(0.24モル)の臭化銅(I)と126g(1.23モル)の臭化ナ トリウムを、0.5lのアセトニトリル中、27g(0.12モル)の表記2− アミノ−4,6−ジクロロベンゾチアゾール溶液に添加し、次いでこれに16. 5g(0.16モル)のt−ブチルニトリルを滴下、添加した。16時間攪拌し てから、反応混合物を10%濃度塩酸で酸性化し、次いで生成物をメチル−t− ブチルエーテルで抽出した。有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、 蒸散処理で濃縮した。粗生成物の精製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー( 展開液、1:1のシクロヘキサン/エチルアセタート)で行なった。これにより 表記化合物9.1gを得た。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 7.78(d、1H)、8.24(d、1H) (予備工程9.3) 4,6−ジクロロベンゾチアゾール テトラヒドロフランに溶解させた98ミリモルのメチルマグネシウムクロリド の溶液を、−78℃に冷却した、200mlのテトラヒドロフラン中、14g( 49ミリモル)の前記2−ブロモ−4,6−ジクロロベンゾチアゾールの溶液に 滴下、添加した。2時間後、10%濃度塩酸で酸性化し、生成物をジエチルエー テルで抽出した。有機相を水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸散処理で濃縮した。粗生成物は、シリカゲルクロマ トグラフィー(展開液、5:1の石油エーテル/メチル−t−ブチルエーテル) で精製して表記化合物5.2gを得た。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 7.79(d、1H)、8.36(d、1H)、9.53(s、1H) (予備工程9.4) 4,6−ジクロロ−7−ニトロベンゾチアゾール 5.2g(26ミリモル)の前記4,6−ジクロロベンゾチアゾールを、前述 の予備工程4.2と同様にして反応させることにより、表記化合物5.8gを得 た。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 8.17(s、1H)、9.65(s、1H) (予備工程9.5) 前記の4,6−ジクロロ−7−ニトロベンゾチアゾールを、前述の予備工程4 .3と同様にして反応させることにより、表記化合物3.0gを得た。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 6.11(s、2H)、7.52(d、1H)、9.38(d、1H) 実施例10 エチル−3−[4−クロロ−6−フルオロ−7−(6−トリフルオロメチル− 2,4(1H、3H)ジオキソピリミジン−3−イル)ベンゾチアゾル−2−イ ル]アクリラート(化合物I.28) 4.0g(13ミリモル)のエチル−3−(7−アミノ−4−クロロ−6−フ ルオロベンゾチアゾル−2−イル)アクリラートを、実施例5と同様にして反応 させることにより表記化合物0.8gを得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=1.34(t、3 H)、4.30(q、2H)、6.31(s、1H)、6.75(d、1H)、 7.52(d、1H)、7.88(d、1H)、9.30(s、1H)、6.3 1(s、1H)、6.75(d、1H)、7.52(d、1H)、7.88(d 、1H)、9.30(s、1H) (予備工程10.1) エチル−3−(4−クロロ−6−フルオロベンゾチアゾル−2−イル)アクリ ラート 0.4lのアセトニトリル中、12g(59ミリモル)の2−アミノ−4−ク ロロ−6−フルオロベンゾチアゾールの溶液に、150g(1.48モル)のエ チルアクリラート、11.4g(85ミリモル)の塩化銅(II)、11.4g (0.11モル)のt−ブチルニトリルを添加した。3日間攪拌した後、混合物 を希塩酸で酸性化し、生成物をメチル−t−ブチルエーテルで抽出した。抽出物 を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸散処理して濃縮した。粗生成物をシリカゲルク ロマトグラフィー(展開液、19:1のシクロヘキサン/メチル−t−ブチルエ ーテル)で精製して、表記化合物9.0gを得た。 1H−NMR(400MHz、CDCl3)、δ(ppm)=1.36(t、3 H)、4.30(q、2H)、6.74(d、1H)、7.31(dd、1H) 、7.48(dd、1H)、7.90(d、1H) (予備工程10.2) エチル−3−(4−クロロ−6−フルオロ−7−ニトロベンゾチアゾル−2− イル)アクリラート 8.0g(28ミリモル)の前記エチル−3−(4−クロロ−6−フルオロベ ンゾチアゾル−2−イル)アクリラートを、前述の予備工程4.2と同様に処理 して、9.2gの表記化合物を得た。 1H−NMR(270MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 1.31(t、3H)、4.26(q、2H)、7.08(d、1H)、7.8 8(d、1H)、8.22(d、1H) (予備工程10.3) エチル−3−(7−アミノ−4−クロロ−6−フルオロエンゾチアゾル−2− イル)アクリラート 10g(30ミリモル)の前記エチル−4−クロロ−6−フルオロ−7−ニト ロベンゾチアゾル−2−イル)アクリラートを、前述予備工程4.3と同様に反 応させて、表記化合物7.8gを得た。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、δ(ppm)= 1.30(t、3H)、4.25(q、2H)、6.01(s、2H)、6.8 2(d、1H)、7.55(d、1H)、7.82(d、1H) 実施例11 3−(4−クロロ−2−エチル−6−フルオロベンゾチアゾル−7−イル)− 6−トリフルオロメチル−2,4(1H、3H)−ピリミジンジオン(化合物I .18) 5.4gの7−アミノ−4−クロロ−2−エチル−6−フルオロベンゾチアゾ ールを、実施例5と同様に反応させて、5.7gの表記化合物を得た。融点17 8−180℃。 (予備工程11.1) 4−クロロ−2−エチル-6−フルオロベンゾチアゾール ジエチルエーテルに溶解させた0.2モルの臭化エチルマグネシウム溶液を、 0.5lのジエチルエーテル中、22.0g(0.1モル)の2,4−ジクロロ −6−フルオロベンゾチアゾールおよび3.3g(5ミリモル)のジクロロビス (トリフェニルホスフィン)ニッケルの溶液に添加した。2時間攪拌した後、こ の混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液中に注下した。生成物をジエチルエーテ ルで抽出し、合併有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸散処理に より濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(展開液、8:2のシ クロヘキサン/メチル−t−ブチルエーテル)で精製し、10.3gの表記化合 物を得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=1.46(t、3 H)、3.16(q、2H)、7.25(dd、1H)、7.43(dd、1H ) (予備工程11.2) 4−クロロ−2−エチル−6−フルオロ−7−ニトロベンゾチアゾール 9gの前記4−クロロ−2−エチル−6−フルオロベンゾチアゾールを、前述 予備工程4.2と同様にして反応させることにより表記化合物8.4gを得た。 融点70−73℃。 (予備工程11.3) 7−アミノ−4−クロロ−2−エチル−6−フルオロベンゾチアゾール 8.5g(33ミリモル)の前記4−クロロ−2−エチル−6−フルオロ−7 −ニトロベンゾチアゾールを、前述の予備工程4.3と同様にして反応させるこ とにより、表記化合物6.4gを得た。 1H−NMR(270MHz、CDCl3)、δ(ppm)=1.44(t、3 H)、3.16(q、2H)、7.21(d、1H)、8.00(s、2H) 下表5は、上記各実施例の有効化合物のほかに、同様の態様で製造され得た、 また同様に製造され得る、さらに他の本発明による置換エンゾチアゾールIを示 す。 実施例12 7−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ−2−(メチルスルフィニル)ベンゾ チアゾール(化合物XIV.1=XIVa.2) 23.0gの4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルスルフィニル−7−ニト ロベンゾチアゾールを、少しずつ、455mlの水、32.6mlの濃塩酸およ び37.2gの鉄粉から成る混合物に還流温度で添加した。添加終了後、還流を さらに2時間継続し、混合物を冷却し、次いで200mlのエチルアセタートを 添加した。次いで無機塩を濾別し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥 し、蒸散処理により濃縮した。粗生成物は、さらに精製することなく、次の処理 工程で使用することができた。 1H−NMR(250MHz、d6−ジメチルスルホキシド)、下表6参照。 下表6は、上述したアニリン誘導体XIVのほかに、同様の態様で製造し得た 、また製造し得る、さらに他の本発明による新規中間生成物、アニリン誘導体X IVを示す。 実施例13 4,6−ジクロロ−7−イソシアナート−2−(メチルスルホニル)ベンゾチ アゾール(化合物XI.1=XIb.3) 200mlのトルエン中、5g(17ミリモル)の7−アミノ−4,6−ジク ロロ−2−(メチルスルホニルベンゾチアゾールおよび17g(85ミリモル) のジホスゲンを8時間、還流させ、反応混合物を蒸散処理により濃縮して表記化 合物を得た。この粗生成物は、さらに精製することなく、次の反応工程において 使用されることができた。 IR(フィルム)、ν=2272cm-1 実施例14 4−クロロ−2−エチルスルフィニル−6−フルオロ−7−イソシアナートベ ンゾチアゾール(化合物XI.2=XIa.6)を、実施例7と同様にして製造 した。 IR(フィルム)、ν=2264cm-1 使用実施例(除草作用) 置換ベンゾチアゾールIの除草効果を以下の温室実験で示す。 プラスチック植木鉢を栽培容器として用い、約3.0%腐蝕したローム質の砂 を培養基とした。被検植物の種子を種類ごとに播種した。 事前法により、水中に懸濁または乳化させた有効物質を、種子を撒いた後に細 分布したノズルを使用して直接撒布した。出芽と成長を促進するために容器を軽 く灌水し、次いで植物が根付くまで透明のプラスチックの覆いを被せた。有効物 質により害が与えられない限り、この被覆が被検植物の均一な出芽を促進する。 事前法による有効成分の施与割合は、1ヘクタールあたり0.0156または0 .0078kgである。 事後法による処理を行う目的で、被検植物を発育型により、草丈3−15cm となった後、水中に懸濁または乳化させた有効物質で処理した。この場合、被検 植物を直接播種し同一の容器で栽培することも、当初は別々に苗として植え、処 理の行われる2−3日前に試験用容器に移植することも可能である。事後法の場 合の有効物質の使用量を、1ヘクタール当たり0.0156、0.0078また は0.0039kgとした。 各被検植物を種類ごとに10−25℃または20−35℃に保持し、実験期間 を2−4週間とした。この間、被検植物を管理し、個々の処理に対する反応を評 価した。 0−100の基準に基づき評価を行った。この基準において100は植物が全 く出芽しないか、或いは少なくとも地上に出ている部分の全てが破壊してしまっ たことを示し、0は全く被害がなく正常な成長を遂げたことを示す。 以下に温室実験で使用した植物の種類を示す。 化合物I.7は、事前法において、1ヘクタールあたり0.0156−0.0 078kgの施与割合により、トウモロコシ中のアキノエノコログサ(Seta ria faberii)に対して非常に良好な除草作用を示した。これに対し て、ドイツ特許出願公開第4241658号公報(No.1.01)に開示され ている比較化合物A は、アキノエノコログサ(Setaria faberii)に対して全く作用 しなかった。 また化合物No.I.7はアオビユ(Ameranthus retrofl exus)、ヤエムグラ(Galium aparine)、イモ(Ipomo ea)属、イヌホオズキ(Solanum nigrum)に対して、1ヘクタ ールあたりの有効物質施与割合0.0156または0.0078kgで非常に有 効に作用した。 事後法における1ヘクタールあたり0.0078または0.0039kg の施与割合による化合物No.I.5は、アオビユ(Ameranthus r etroflexus)、ヤエムグラ(Galium aparine)、イモ (Ipomoea)属、シロガラシ(Sinapis alba)に対して、国 際特許出願公開第92/20675号公報(No.1.01)に開示された比較 化合物B よりも優れた除草効果を示した。使用実施例(乾燥/落葉作用) 被検植物として(子葉を有さない)四葉の綿花植物の幼苗を用い、温室条件下 で育成した(相対湿度50−70%、日中/夜間温度:27/20℃)。 この綿花の幼苗の葉面を有効物質の水性調製物(噴霧液に対して0.15重量 %の脂肪アルコールアルコキシラート、Plurafac(登録商標)LF70 01)を添加)にて液体が滴り落ちる程度に処理した。使用した水量は1ヘクター ルあたり1000リットルであった。13日後、落ちた葉の枚数と落葉の程度を 、%を単位として測定した。 未処理対照植物には落葉が全く認められなかった。1) BASF社製、低発泡性、非イオン性界面活性剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AP(KE,LS,MW ,SD,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG, KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG,BR, CA,CN,CZ,GE,HU,IL,JP,KE,K R,LV,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI ,SK,TR,UA,US,UZ,VN (72)発明者 メンケ,オラフ ドイツ国、D−67317、アルトライニンゲ ン、ビルトシュトックシュトラーセ、18 (72)発明者 シェファー,ペーター ドイツ国、D−67308、オタースハイム、 レーマーシュトラーセ、1 (72)発明者 ツァガル,シリル ドイツ国、D−67061、ルートヴィッヒス ハーフェン、ゲオルク−ヘルヴェグ−シュ トラーセ、31 (72)発明者 ヴェストファレン,カール−オットー ドイツ国、D−67346、シュパイァ、マウ スベルクヴェーク、58 (72)発明者 ミスリッツ,ウルフ ドイツ国、D−67433、ノイシュタット、 アム、ヘルツェル、40 (72)発明者 ヴァルター,ヘルムート ドイツ国、D−67283、オブリッヒハイム、 グリューンシュタッター、シュトラーセ、 82

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式I で表わされ、かつ式中の X1、X2が相互に無関係にそれぞれ酸素または硫黄を、 R1が水素、アミノ、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルを、 R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルまたはC1−C6アルキルスルホニ ルを、 R3が水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルを、 R4が水素またはハロゲンを、 R5がシアノ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルコキシまたはC1−C6ハロアルコキシを、 Yが化学結合、酸素、硫黄、−SO−または−SO2−を、 R6が水素、シアノ、ハロゲン、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアル キル、C3−C6アルケニル、C3−C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニルまた はC1−C6アルキル(これらのシクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキ ニルはシアノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、(C1−C6アルコ キシ)カルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6アルキル )アミノカルボニル、(C1−C6アルキル)カルボニルオキシ、ハロ−C1−C6 アルコキシ、ハロ−C1−C6アルキルチオまたはC3−C6シクロアルキルで置換 されていてもよい)を意味するが、 Yが化学結合、酸素または硫黄を意味する場合にはR6はシアノのみを意味し 、Yが化学結合を意味する場合にはR6はハロゲンのみを意味することを特徴と する置換ベンゾチアゾールおよび農業的に有用な化合物Iの塩に関する。 2.下記一般式IV で表わされ、かつ式中のL2がC1−C6アルキルまたはフェニルを、R1からR6 およびYが請求項1に記載された意味を有することを特徴とするエナミノエステ ル。 3.下記一般式V で表わされ、かつ式中のL2がC1−C6アルキルまたはフェニルを、R1からR6 およびYが請求項1に記載された意味を有することを特徴とするエナミノカルボ キシラート。 4.下記一般式XI で表わされ、かつYが−SO−または−SO2−、R4からR6が請求項1に記載 された意味を有することを特徴とするイソシアナート。 5.以下の一般式XIV で表わされ、かつYが−SO−または−SO2−、R4からR6が請求項1に記載 された意味を有することを特徴とするアニリン誘導体。 6.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農業 上有用な塩を、除草剤として、または植物を乾燥させ、かつ/もしくは落葉させ るために使用する方法。 7.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農業 上有用な塩の少なくとも1種類の除草有効量と、少なくとも1種類の不活性液体 状もしくは固体状担体と、必要に応じて少なくとも1種類の表面活性剤とを含有 することを特徴とする除草剤組成物。 8.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農業 上有用な塩の少なくとも1種類の乾燥または落葉有効量と、少なくとも1種類の 不活性液体状もしくは固体状担体と、必要に応じて少なくとも1種類の表面活性 剤とを含有することを特徴とする植物を乾燥させまたは落葉させる剤組成物。 9.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農業 上有用な塩の少なくとも1種類の除草有効量と、少なくとも1種類の不活性液体 状もしくは固体状担体と、必要に応じて少なくとも1種類の表面活性剤とを混合 することを特徴とする除草剤組成物の製造方法。 10.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農 業上有用な塩の少なくとも1種類の乾燥または落葉有効量と、少なくとも1種類 の不活性、液体状もしくは固体状担体と、必要に応じて少なくとも1種類の表面 活性剤とを混合することを特徴とする植物を乾燥させまたは落葉させる剤組成物 の製造方法。 11.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農 業上有用な塩の少なくとも1種類の除草有効量を、好ましくない植物、その自生 地または種子に作用させることを特徴とする、好ましくない植物の生長を抑制す る方法。 12.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールまたはこの化合物Iの農 業上有用な塩の少なくとも1種類の植物乾燥または落葉作用有効量を、植物に作 用させることを特徴とする、植物を乾燥させまたは落葉させる方法。 13.請求項1における式Iの置換ベンゾチアゾールを製造するために、 (a)式中のR1が水素、X1が酸素を意味する場合の置換ベンゾチアゾールI をアルキル化もしくはアミノ化するか、または (b)式中のX2が酸素を意味する場合の置換ベンゾチアゾールI を硫化剤で処理するか、または (c)式中のYR6が塩素、臭素、−SO2−アルキル、もしくは−SO2−ハ ロアルキルを意味する場合の、式Iの置換ベンゾチアゾールを、アルコールHO R6もしくはメルカプタンHSR6と反応させるか、または (d)式中のX1、X2がそれぞれ酸素、Yが硫黄または−SO−を意味する場 合の、式Iの置換ベンゾチアゾール を酸化させるか、または (e)下式IVのエナミノエステル もしくは下式Vのエナミノカルボキシラート を環化するか、または (f)下式VIの2−アミノベンゾチアゾール をジアゾ化し、その生成物をサンドマイヤー反応またはその変形反応に附するこ とを特徴とする製造方法。 14.請求項4における式XIのイソシアナートを製造するために、下式XI Vのアニリン誘導体 をホスゲン化することを特徴とする製造方法。 15.請求項5における式XIVのアニリン誘導体を製造するために、下式X VIIIのニトロ誘導体 をそれ自体公知の態様で還元することを特徴とする方法。
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