JPH1151278A - ガスコンセント - Google Patents

ガスコンセント

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JPH1151278A
JPH1151278A JP20484597A JP20484597A JPH1151278A JP H1151278 A JPH1151278 A JP H1151278A JP 20484597 A JP20484597 A JP 20484597A JP 20484597 A JP20484597 A JP 20484597A JP H1151278 A JPH1151278 A JP H1151278A
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JP
Japan
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wall
frame
hole
gas
mounting
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Application number
JP20484597A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Miyai
善孝 宮井
Norihide Natahashi
則秀 鉈橋
Tadayuki Minami
忠幸 南
Michio Hayashi
美智男 林
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Osaka Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスコンセントが取り付けられる壁部の孔部
スペース、特に壁内部の奥行きスペースに制約があって
も、取付作業性の良好なガスコンセントを提供するこ
と。 【解決手段】 周壁で囲われた内部にガス栓本体1を備
えたボックス4と、周壁から外方へ張り出した鍔部30
a,bが壁孔21の周縁部に直接又は間接的に当接しす
る枠体3とが連結され、この連結枠体が壁孔21へ埋設
されて、ガス栓本体1のコンセント部10を壁孔21へ
臨ませたガスコンセントである。これらボックス4と取
付枠体3とは、それぞれ内部に設けられた舌片42,3
2にて着脱自在にネジ止めされることにより、連結され
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は壁孔に収納配設さ
れるガスコンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】図14及び図15に従来のガスコンセン
トを示す。図14はガス栓本体mが内部に収容されるボ
ックスaと、その取付金具bを示す斜視図であり、図1
5はボックスaを壁孔cに埋設した状態を示す正面図で
ある。ボックスaは矩形状の箱形に形成され、その内部
にガス栓本体mが設けられる。ガス栓本体mはそのコン
セント部を正面に向けて壁孔cへ臨ませる一方、そのガ
ス供給側が図の下方に延びて設けられ、ボックスaの開
放部jを通して壁iに埋設されたガス供給管nに接続さ
れる。
【0003】このようなボックスaを壁孔cに取り付け
るには、次のような手順で行う。予めボックスa内にガ
ス栓本体mを取り付けておく。取付金具bをボックスa
の側壁に固定する。この固定は、結合ネジe,eによ
り、取付金具bの長孔k,kを通してボックスaのネジ
孔g,gに取り付ける。また壁孔cはボックスaと取付
金具bの結合体が容易に埋設できるようにこれらより一
回り大きな開口が壁iに穿設されているものとする。そ
してボックスaの固定は、先ず壁iの内部に引き回され
たガス供給管nを一度壁孔cから外側へ引き出したうえ
でガス栓本体mに接続し、その後、前記結合体を壁孔c
へ埋設する。そして壁内の木枠dに取付金具bを当接さ
せ、木ネジf,fにより取付孔h,hを通して木枠dへ
ネジ止めすることにより行われる。
【0004】上記で明らかなように、従来のガスコンセ
ントでは、ボックスaと取付金具bとの結合体を壁孔c
に埋設させた後、取付金具bを木枠dにネジ止め固定
し、これによりボックスaが固定されるものであるか
ら、壁孔cの開口形状はボックスaと取付金具bとの輪
郭形状よりも一回り大きいことを前提とし、またボック
スaが埋設される壁iの内部空間も、それに応じた広さ
を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスコンセ
ントが付設される壁iの部位は、その付設場所によって
壁内部の奥行きスペースが種々に相違し、また一定の奥
行きスペースを確保することが困難な場合もある。この
為、こうした奥行きスペースに合致した深さのボックス
aを予め用意しておく必要がある。しかしながら、ボッ
クスaの種類が増えて部品点数が増加し、その管理も煩
雑となる為、製造コストを押し上げる。
【0006】また、かかる従来のガスコンセントでは、
ボックスaを壁孔cへはめ込み、それを内部へ埋設する
際に、壁内部の奥行きスペースとボックスaの深さとの
関係が適切でない場合や、前記奥行きスペースが比較的
浅い壁iにボックスaを埋設し、或は壁板を介してこの
壁板の内部側に形成された内部スペースにボックスaを
埋設する場合においては、ボックスaが壁孔cにはめ込
まれ、壁内部に埋設されてしまわないと取付固定ができ
ず、作業性もよくなかった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、付設場所によって壁内部の奥行き
スペースが変わっても、部品点数の増加を抑制し、製造
コストが低減できるガスコンセントを提供することにあ
る。また別の目的は、ガスコンセントが取り付けられる
壁部の孔部スペース、特に壁内部の奥行きスペースに制
約があっても、取付作業性の良好なガスコンセントを提
供することにある。そして更に別の目的は、必要最小限
の取付スペースで容易に取付作業が行え、一方で必要以
上の取付スペースを要さないガスコンセントを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた請求項1記載のガスコンセントは、『周壁で囲
われた有底の枠体の内部にガス栓本体が設けられ、前記
周壁から外方へ張り出した鍔部が壁孔の周縁部に直接又
は間接的に当接して前記枠体が前記壁孔へ埋設され、前
記ガス栓本体の被接続端部が前記壁孔へ臨むように設け
られたガスコンセントであって、前記枠体は、前記ガス
栓本体が設けられる収容枠体と、前記鍔部を備えた取付
枠体とからなり、前記収容枠体と前記取付枠体とは着脱
可能に連結された』ことを特徴とする。
【0009】この解決手段によれば、壁孔に埋設される
枠体を、ガス栓本体が設けられる収容枠体と、壁側に取
り付けられる鍔部を備えた取付枠体とに分離し、これら
を着脱可能に連結した。このため、収容枠体と取付枠体
とは、予め所定に設定された深さ寸法のものを用意して
おき、枠体が埋設される壁内部の奥行きスペースに応じ
て、これらを自由に組み合わせて連結させることができ
る。このため、個々に適切な深さの枠体を用意する必要
がなく、部品点数が抑制され製造コストの低減が図れ
る。また、収容枠体と取付枠体とが別に設けられたか
ら、予め収容枠体を先に壁内部に取り付けておき、その
後に取付枠体を取り付けて両者を連結すると共に取付枠
体を壁に固定することができる。このため、従来のよう
に枠体を壁孔へ埋設してしまわないと取付固定できない
といったことが解消され、取付作業性の向上が図れる。
また更に、上記により、必要最小限の取付スペースで容
易に取付作業が行え、従って一方で必要以上の取付スペ
ースを要さないから省スペース化が図れる。
【0010】請求項2記載のガスコンセントは、請求項
1記載を限定し、『前記収容枠体と前記取付枠体とは、
それぞれの周壁から枠体内部側に張り出した舌片同士を
ネジ固定することにより連結される』ことを特徴とす
る。この解決手段によれば、収容枠体と取付枠体との連
結が、それぞれ枠体周壁から内部側に張り出した舌片同
士をネジ固定することにより行われる。連結箇所が枠体
の内部側であるため、壁孔から容易にネジ止めによる連
結作業が行えるので、取付作業性がよく、そしてかかる
連結のために壁孔を大きくする必要がなくガスコンセン
トとしての取付スペースが実質的に増加するものではな
いから、取付スペースを最小限に押えることができ省ス
ペース化が図れる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のガ
スコンセントによれば、枠体を収容枠体と取付枠体とか
ら構成し、これらを着脱自在に連結させたから、最小部
品点数にて製造コストを抑えつつ、壁内部の奥行きスペ
ースの応じた適切なガスコンセントが付設でき、しかも
最小スペースで付設することができる。また請求項2記
載のガスコンセントによれば、両枠体の連結をそれぞれ
枠体周壁の内部側に張り出した舌片同士をネジ止めする
ようにしたから、連結作業が壁孔内部で行え取付作業性
が良く、またそのための取付スペースを要さないので省
スペース化が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のガスコンセントについて
添付の図面を参照しつつ説明する。図1はガスコンセン
トが壁板2の孔部に埋設された状態を示す正面図、図2
は図1のX−X断面図、そして図3は図1のY−Y断面
図である。本発明のガスコンセントが埋設される壁は、
図1の姿勢を上下方向とし、一例として表面に約10m
m厚の壁板2を備え、更にこの壁板2から奥行き約25
mmの壁内空間を介して内壁20へ到達する構成となっ
ている。壁板2にはガスコンセントの外形形状にほぼ合
致した長方形の壁孔21が貫設され、この壁孔21及び
その壁内空間にガスコンセントが埋設される。またこの
壁内空間にはガス供給元に接続のガス管7が内壁20に
沿って配設され、その端部が壁孔21のところまで引き
回されている。
【0013】本実施の形態のガスコンセントは、壁孔2
1の正面にコンセント部(或はホースエンド部)10が
臨むガス栓本体1を備え、これを収容する枠体として取
付枠体3とボックス(収容枠体)4とからなる二枠体か
ら構成され、この二枠体は連結され矩形状の箱体として
壁孔21とその壁内空間に埋設される。この連結された
枠体(以下、連結枠体という)のうち壁板2側の取付枠
体3は、周壁が長方形の開口をなす筒状の枠体であり、
その周壁の上端部から外方に張り出した鍔部30を備え
ている。鍔部30の輪郭は壁孔21よりも大きく形成さ
れ、取付枠体3を壁孔21へ嵌め込んだ時に鍔部30が
壁板2に当接して保持される。図例では鍔部30のうち
上下方向に張り出した一対の鍔部30a,30bが他の
鍔部よりも大きく形成されると共に、鍔部30a,30
bと壁板2との間に樹脂枠8が介装される。鍔部30
a,30bは、相対する周壁の一対から張り出して設け
られたから、形状が簡素化されて壁孔21へ埋設する際
に障害とならなず、しかも後述するバックプレート5に
対しては必要十分な固定の部位が確保されるから、壁板
2の孔部スペースを必要最小限にとどめることができる
と共に、取り付けが容易に行える。
【0014】壁板2の内部側に位置するボックス4は有
底の箱体であり、取付枠体3とほぼ同じ外形の周壁を備
え、その底部にガス栓本体1がネジ止め固定される。ガ
ス栓本体1には、壁孔21にコンセント部10を臨ませ
る一方、壁面に沿う方向へガス管7を接続するための継
手6が連結固定されており、この継手6の内周部に雌ネ
ジが設けられている。また継手6に接続されるガス管7
には、その接続端に雄ネジを備えた接続ネジ部71が、
ガス管7から外れないようにこのガス管7に対して回動
自在に取り付けられている。従ってガス管7をガス栓本
体1へ接続するには、ガス管7の接続ネジ部71を継手
6に差し込み、螺進するように接続ネジ部71を回転さ
せれば、ガス管7が捻じれることなくガス栓本体1へ接
続される。
【0015】取付枠体3とボックス4との連結は、図3
に示すように、それぞれの周壁の内部側に折り曲げられ
た舌片32,42をネジ止めすることによって両者が固
定される。壁孔21の大きさは、これに埋設される上記
連結枠体の周壁輪郭よりも大きく設けられているが、図
1,図3に示すように、図の横方向では連結枠体のガタ
ツキがほとんど無い程度に設けられる一方、図の縦(長
手)方向では、壁孔21と周壁の上下端部との間でそれ
ぞれ間隙が生ずるように設けられている。この間隙は具
体的にはネジ9,9がこの間隙に収容されるのに必要な
スペースである。
【0016】壁孔21に対する連結枠体の取付状態は、
図1及び図2に示すように、取付枠体3の鍔部30a,
30bと、これらに宛てがわれるように壁板2の裏側に
設けられたバックプレート5とが、ネジ9,9により壁
板2を挟んで締結され、これにより連結枠体が壁板2に
固定される。連結枠体がこの壁板2に固定された後、図
に示すように、カバープレート88が取り付けられる。
【0017】バックプレート5は図4に示すように、金
属板であり、平面視で略L字状に形成され、壁孔21の
周縁に沿って約半周ぶん延びた形状になっている。バッ
クプレート5の長手方向(縦方向)は壁孔21の周縁に
ほぼ沿って設けられているが、バックプレート5の鍔部
30a,30bと対向する部分は、壁孔21内でネジ
9,9による締結がなされるため、壁孔21よりも内側
へ食い込んだ形状となっている。バックプレート5の両
端部には、それぞれ雌ネジ5a,5aが設けられてお
り、鍔部30a,30b側からネジ9,9が容易に取り
付けられる。
【0018】尚、ネジ9,9が取り付けられる鍔部30
a,30bのネジ孔31,31は、図1に示すように、
それぞれ大きな弧状の孔と小さな長孔とが一体となった
瓢箪状の孔形状を有しており、取付枠体3において同じ
向きとなるように形成されている。ネジ孔31,31
は、それぞれ大きな孔のほうがネジ9の首部を挿通でき
る大きさの形状に設けられ、小さな孔のほうはネジ9の
胴部を挿通できる大きさの形状に設定されている。
【0019】本発明のガスコンセントは、上記のように
構成されており、以下の手順で壁部2に取り付けられ
る。まず図8は、ボックス4を内壁20へ仮止めする工
程を示し、うち図の (a)は平面図、 (b)は断面図、そし
て (c)は取り付けた後の状態を示す断面図である。ボッ
クス4には予めガス栓本体1が収容され、ボックス4の
底部でネジ止め固定されている。ボックス4を壁孔21
に挿入し、そして予め壁内空間に設けられ壁孔21に臨
ませていたガス管7を継手6を介してガス栓本体1に接
続する。そしてネジ44によりボックス4を内壁20へ
取り付け、これにより図8 (c)に示すようにボックス4
が内壁20に仮止めされる。その際、本ガスコンセント
によれば、ガス管7をガス栓本体1に接続するための継
手6が、壁孔21に臨むようにボックス4の内部に位置
付けられているから、ガス管7をいったん壁板2の外部
へ引き出すことなく、壁孔21を通して容易にガス管7
をガス栓本体1へ接続することができる。しかもガス管
7をガス栓本体1へ接続するには、ガス管7の接続ネジ
部71を継手6に差し込み、螺進するように接続ネジ部
71を回転させれば、ガス管7が捻じれることなくガス
栓本体1へ接続され、従って壁孔21に手を挿入し工具
でもって所定方向の回転動作だけで、容易に取り付ける
ことができる。このため壁板2において取付スペースに
制約があっても作業性良くガスコンセントの取り付けや
取り外しが行える。尚、図例の他に、ガス管7の接続ネ
ジ部を継手に差し込み、この接続ネジ部はガス管7と固
定状態で、継手部材側を所定方向へ回転動作させること
により、ガス管7を継手へ接続させるようにすることが
できる。
【0020】次にバックプレート5を壁板2の裏面に取
り付けるため、図9に示すように、先にバックプレート
5の一方の雌ネジ5aにネジ9を仮止めしておき、この
ネジ止めしていない他方を先頭にして壁孔21内へ挿入
する。バックプレート5は平面視でL字状に形成されて
いるため、ボックス4内のガス栓本体1が壁孔21に臨
み設けられていても、障害とならず容易に壁孔21へ挿
入することができる。尚、壁孔21に挿入されるバック
プレート5の形状は、壁孔21の周縁に沿ってほぼ半周
ぶん延びた形状とすることで、壁孔21へ挿入する際、
ガス栓本体1に接触することなく容易に行える。
【0021】そして図10に示すように、壁孔21の周
縁に沿うようにバックプレート5を壁板2の裏側で保持
したままの状態で、バックプレート5の他方の雌ネジ5
aにネジ9を仮止めする。これによりバックプレート5
に取り付けられたネジ9,9は壁孔21内で、壁板2を
挿通した状態になる。その後、図11に示すように、樹
脂枠8を壁板2の表面に取り付ける。
【0022】図12は、取付枠体3を取り付ける状態を
示し、まず取付枠体3の周壁を壁孔21に沿って挿入
し、鍔部30a,30bを壁板2の表面に当接させる。
その際、壁孔21にはネジ9,9が突出しているため、
鍔部30a,30bの孔部31,31のうち、それぞれ
大きいほうの孔で、ネジ9,9の首部を挿通させること
により、鍔部30a,30bを容易に壁板2へ当接させ
ることができる。その後、孔部31,31の小さいほう
の孔に、ネジ9,9の胴部が合致するように、取付枠体
3をスライドして壁孔21に対して相対移動させ、この
状態の位置が壁孔21に対する取付枠体3の正位置とな
る。そして図に示すように、ボックス4と取付枠体3の
それぞれに設けられた舌片42,32をネジ止めするこ
とにより、ボックス4と取付枠体3とが連結される。舌
片42,32は、それぞれ枠体内部側に張り出して設け
られており、しかも図例のようにこの締結作業は壁孔2
1の貫通方向であるから、壁孔21から容易にネジ止め
ができ、ボックス4と取付枠体3との連結に伴う作業性
が良い。また、この連結のために、連結枠体の外形寸法
に影響を及ぼすような必要スペースを要することもない
ので、従って取付スペースを最小必要限に抑えることが
できる。
【0023】そして、図12の (c)に示すように、ネジ
9,9を締め付けると、取付枠体3の鍔部30a,30
bとバックプレート5とが壁板2を挟んで固定され、こ
れによりボックス4と取付枠体3との連結枠体が、壁板
2に固定される。孔部31,31は、鍔部30a,30
bに対して同じ向きに設けられているから、取付枠体3
をスライドさせることにより、ネジ9,9に対して容易
に位置決めすることができる。なお、孔部31,31は
図例の他、図5の点線に示すように切欠状としてもよ
い。
【0024】その後、図13に示すように、ガス栓本体
1の接続端の部位を窓部としたカバープレート88が、
取付枠体3の内周壁に嵌め込まれて固定され、ガスコン
セントの組み立てが完了する。尚、上記した取付枠体3
の固定について、本実施のスライド動作によるものの
他、別の変形例として図6、図7に示すようにすること
もできる。すなわち図6では、取付枠体103の鍔部1
30に、それぞれ孔部131,131を設け、この場合
も大きな孔131aと小さな孔131bとが一体に設け
られるが、上記実施と異なる点は小さな孔131b同士
が互いに向き合うように位置付けられていることであ
る。従って、上記例のように取付枠体をスライドをさせ
ず、次のような取り付け手順で行う。
【0025】図7に示すように、バックプレート5に仮
止めされたネジ9,9同士の間のピッチ寸法は、先の実
施の形態と同様に、小さい孔131b同士間のピッチ寸
法に合致している態様である。従って、この例では小さ
な孔131b同士が互いに向き合うよう設けられている
から、取付枠体103をスライドさせることができな
い。即ちネジ9はその軸心が小さい孔131bの中心に
対応する位置関係となっているから、この状態ではネジ
9の首部を小さい孔131bへ挿通することができない
からである。しかしながらバックプレート5の可撓性を
利用して、このバックプレート5を図7の二点鎖線に示
すように、曲げ歪ませてやると孔部131同士間の見か
けピッチ寸法を小さくすることができる。従ってネジ9
の軸心が大きい孔131aの位置にずれるようになる。
その状態でネジ9の首部を大きい孔131aに挿通させ
ることができる。そして挿通が終えてバックプレート5
をその弾性復帰により元の形状に戻すとネジ9の軸心が
小さい孔131bへ移動し、容易にはずれたりすること
がなくなる。即ち小さい孔131bへネジ9の胴部を入
り込ませることができる。その後、それぞれネジ9,9
を締め付けると、ネジ9の首部は小さい孔131bに当
接し、鍔部130は壁板から外れることがなく、バック
プレート5と鍔部130とが壁板を挟んで固定される。
このようにこの実施の形態においても先の実施の形態と
同様に、取付枠体の位置決め及び取付作業は、ネジ部材
の締め付けが壁板孔部の貫通方向であるから容易に行え
ると共に、L字状の板材を曲げ歪ませる動作も僅かな移
動にとどめられるから、取付スペースに制約があっても
これに影響されることなく容易に取付作業が行える。
尚、この実施においても、孔部131,131は図6の
点線で示すように切欠状とすることができる。
【0026】本ガスコンセントは、壁孔21に埋設され
る枠体を、ガス栓本体1が取付られるボックス4と、壁
板2に取り付けられる取付枠体3とを別部材とし、それ
ぞれに設けた舌片42,32にてネジ止めすることによ
り、これらを一体の連結枠体として用いた。このため連
結枠体が埋設される壁体として、図例では、表面に約1
0mm厚みの壁板2を備え、その内部に奥行き約25m
mの壁内スペースをもった内壁20が設けられたもので
あったが、これより更に壁内スペースが大きく、或は壁
内スペースが小さい場合においても、本ガスコンセント
では自由に対応することができる。すなわちボックス4
と取付枠体3とは、予め所定に設定された深さ寸法のも
のを用意しておくことができ、連結枠体が埋設される壁
内部の奥行きスペースに応じて、これらを自由に組み合
わせて連結させることができるからである。このため、
適切な深さに形成されたボックスを個別に用意する必要
がなく、部品点数が抑制され製造コストの低減が図れ
る。また、ボックス4と取付枠体3とが別に設けられた
から、上記した取付手順のように、先にボックス4を取
り付け、その後に取付枠体3を取り付けて両者を連結す
ると共に取付枠体3を壁板2に固定することができる。
このため、従来のようにボックスを壁孔へ埋設してしま
わないと取付固定できないといった不都合がなく、取付
作業性の向上が図れる。またこれにより必要最小限の取
付スペースで容易に取付作業が行え、従って一方で必要
以上の取付スペースを要さないから省スペース化が図れ
る。
【0027】本ガスコンセントは、壁孔21に挿通され
たネジ9,9により、取付枠体3の鍔部30a,30b
とバックプレート5とが壁板2を挟んで固定され、これ
によりボックス4と取付枠体3とによる連結枠体が壁板
2に取り付けられるようにしている。従ってこの連結枠
体はこれが埋設される壁孔21においてネジ9,9によ
って壁板2へ固定されるため、必要とされる壁板2の孔
部スペースは、連結枠体及びネジ9,9のそれぞれの輪
郭形状ぶんのスペースがあればよく、それ以上のスペー
スを必要とせず、しかもこの壁孔21は、連結枠体が埋
設されると共にネジ9,9が挿通される両者の共有スペ
ースであるから、他にネジ9,9のための取り付け用孔
部を壁板2に設けるといった必要がなく、よって壁孔2
1の省スペース化が図れる一方、取付スペースに制約が
あっても容易に取り付けることができる。そして上記の
組み立て手順で明らかなように、ネジ9,9は壁孔21
に挿通された状態で鍔部30a,30bとバックプレー
ト5とを締結するようにしているため、この締結作業は
壁孔21の貫通方向となり、壁板2の手前の自由空間が
有効に利用できるから、孔部スペースの制約の有無にか
かわらず容易に締結作業が行える。
【0028】また、このバックプレート5は、ほぼL字
状に形成された板材であり、雌ネジ5a,5aが設けら
れたバックプレート両端部で固定するようにしたから、
その両端固定箇所は、矩形状の箱体である連結枠体取付
枠体に対してその対角線上に対峙した位置となり、従っ
てバックプレート5は鍔部30a,30bに対してその
取付姿勢が正L字か倒立したL字かを問わず、またバッ
クプレート5の向きが裏面か表面かを問わず、何れの場
合でも容易に取り付けることができる。また連結枠体に
対して対角線上に固定位置が存在するため、安定した固
定となる。
【0029】以上、本発明のガスコンセントについて説
明したが、本実施の形態では、取付枠体3は壁板2に対
して樹脂枠8を介して取り付けられたが、直接に枠体3
(の鍔部30a,30b)が壁板2に当接させるように
しても良い。その他バックプレート5は図例のL字状の
他、種々の形状を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスコンセントの正面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【図4】本発明のガスコンセントに用いられるバックプ
レートの平面図である。
【図5】本発明のガスコンセントに用いられる取付枠体
の一部を示す
【図6】本発明の別のガスコンセントの部分平面図であ
る。
【図7】図6の部分断面図である。
【図8】本発明のガスコンセントの取付順序を説明する
ための概略構成図である。
【図9】本発明のガスコンセントの取付順序を説明する
ための概略構成図である。
【図10】本発明のガスコンセントの取付順序を説明す
るための概略構成図である。
【図11】本発明のガスコンセントの取付順序を説明す
るための概略構成図である。
【図12】本発明のガスコンセントの取付順序を説明す
るための概略構成図である。
【図13】本発明のガスコンセントの取付順序を説明す
るための概略構成図である。
【図14】従来のガスコンセントの斜視図である。
【図15】従来のガスコンセントの正面図である。
【符号の説明】
1・・・ガス栓本体 2・・・壁板 3・・・取付枠体 4・・・ボックス 5・・・バックプレート 6・・・継手 7・・・ガス管 20・・内壁 30a,30b・・鍔部 31・・孔部 尚、各図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鉈橋 則秀 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 南 忠幸 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 林 美智男 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁で囲われた有底の枠体の内部にガス
    栓本体が設けられ、前記周壁から外方へ張り出した鍔部
    が壁孔の周縁部に直接又は間接的に当接して前記枠体が
    前記壁孔へ埋設され、前記ガス栓本体の被接続端部が前
    記壁孔へ臨むように設けられたガスコンセントであっ
    て、 前記枠体は、前記ガス栓本体が設けられる収容枠体と、
    前記鍔部を備えた取付枠体とからなり、 前記収容枠体と前記取付枠体とは着脱可能に連結され
    た、ガスコンセント。
  2. 【請求項2】 前記収容枠体と前記取付枠体とは、それ
    ぞれの周壁から枠体内部側に張り出した舌片同士をネジ
    固定することにより連結される、請求項1記載のガスコ
    ンセント。
JP20484597A 1997-07-30 1997-07-30 ガスコンセント Pending JPH1151278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340264A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Osaka Gas Co Ltd ガス管用コンセント

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JP2002340264A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Osaka Gas Co Ltd ガス管用コンセント

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